JPS63111103A - 磁性合金粉末 - Google Patents

磁性合金粉末

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Publication number
JPS63111103A
JPS63111103A JP61257280A JP25728086A JPS63111103A JP S63111103 A JPS63111103 A JP S63111103A JP 61257280 A JP61257280 A JP 61257280A JP 25728086 A JP25728086 A JP 25728086A JP S63111103 A JPS63111103 A JP S63111103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
magnetic
nitride
resistance
alloy powder
Prior art date
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Pending
Application number
JP61257280A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Ito
正和 伊藤
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐食性・耐摩耗性・耐酸化性に優れた磁性粉
末に関するものであり、磁性粉末を伝動部材間の空隙内
に装填し、この磁性粉末を磁化させることによって磁性
粉末粒子同志および磁性粉末と伝動部材間に生ずる磁気
的吸引力を利用して伝動部材間(駆動部材と被駆動部材
)に回転力の伝達または制動力を付与するようにしたパ
ウダークラッチやブレーキ用磁性粉末として最適なもの
である。 〔従来の技術〕 磁性粉末を機械的構造体の要素として使用する場合、装
置としての信頼性の点から長期間にわたって性能変化や
劣化が少ないことが必須である。 特に粉末が駆動体に使用される場合は、粉末の特性劣化
が装置の性能に与える影響は大きい。粉末の磁気特性は
合金成分によって決定されるが、使用中に酸化、腐食、
摩耗により劣化する。粉末の磁気特性や粉末の特性の劣
化を極力少なくすることが装置を製造する上で最も重要
な問題である。 例えば電磁クラッチにおいては、磁気特性上、センダス
トの使用が考えられるが、耐酸化性が磁性ステンレスよ
り劣るため使用されていない。使用条件の過酷化にとも
ない、さらに耐酸化性、耐摩耗性の優れた粉末が要求さ
れている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 従来より粉末の耐食性・耐摩耗性・耐酸化性を向上させ
るために、粉末の表面を保護被膜で覆うことが行なわれ
ている。すなわち、粉末表面をMoS、でコーティング
する方法、あるいはCo、Ni等の無電解メッキを施す
等の方法である。しかしながら、M o S 2では全
粉末粒子表面を均一に被覆することは困難であり、かつ
被膜が使用中に剥離し、被覆効果がなくなる。 また、無電解メッキ法ではメッキできる金属が限定され
、必ずしも耐食性・耐摩耗性・耐酸化性の向上にはなら
ない。さらにメッキ液は高価であること、および工程が
複雑化しコストが高くなる。 耐摩耗性、耐食性のある被膜として、TiCやTiNの
ような炭化物や窒化物の被膜を種々の金属材料にコーテ
ィングする手法がある。しかし、これらの手法はPVD
(物理蒸着)やCVD(化学蒸着)と呼ばれるものであ
るが、コスト的に粉末を処理するには高価であり、工業
的手法としては成立し難い。 本発明は以上のような問題点を解決し、安価で耐酸化性
、耐摩耗性、耐食性に優れたパウダークラッチやブレー
キ用に最適な磁性合金粉末の提供を目的とするものであ
る。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は重量%でC0.1%を越え1.0%以下、Cr
12.5〜20.0%および窒化物形成元素として、T
i0.5〜15.0%、Zr 0.5〜15.0%、 
Hf 0.5〜15,0%、 Nb0.5〜10,0%
、 V 0.5〜15,0%、Ta 0.5〜15,0
%、A10.5〜15.0%の1種または2種以上を含
有する鉄基磁性材料の磁性粉末であり、該磁性粉末粒子
表面に前記窒化物形成元素からなる窒化物被膜を有する
ことを特徴とする磁性合金粉末である。なお。 脱酸剤としてSi、Mnをそれぞれ0.60%以下、0
.50%以下含有しても良い。 〔作用〕 本発明において用いる鉄基磁性合金としてCを0.1%
を越え1.0%以下に限定するのは、Cが0.1%以下
では粒子の硬さが低く、使用中に窒化物層が剥離する。 また、1.0%を越えると磁気特性が著しく劣化するた
めに0.1〜1.0%とした。 またCrは、γループを狭くし、フェライトを安定化す
る元素である。しかし、 12.5%未満ではその効果
がなく、20.0%を越えて添加してもその効果が添加
量に見合わない。したがって、その範囲を12.5〜2
0.0%とした。 次に窒化物形成元素であるTi、 A1. Nb、 T
a。 V、Zr、Hfについて説明する。 窒化物を生成する元素は多く存在するが、Cr窒化物は
、約850℃以上でマトリックスと反応して分解される
。パウダークラッチやブレーキの使用時における温度は
約500℃程度以上であるため。 本条件下で耐酸化性、耐食性、および耐摩耗性を保つた
めには、Cr窒化物よりも安定なものでなければならな
い。さらに、フェライト形成元素であることが磁気特性
上好ましい。これらの点を考慮し、種々の元素について
検討した結果、添加すべき元素として、Ti、Zr、H
f、Nb、V、Ta、A1が望ましいことを究明した。 本発明磁性合金粉末は、以上の組成を有する母合金、ま
たはこの合金組成となるように配合した材料を溶解、N
2ガスアトマイズにより製造されるものであるが、Ti
、 AI、Nb、Ta、V、Zr、Hfの添加の下限値
は、アトマイズによって形成される窒化物被膜厚さによ
って決めた。すなわち、0.5%未満では、窒化物被膜
厚みが500〜600人とうすく、被膜効果が少ない。 また、添加の上限値は磁気特性の劣化によってそれぞれ
決定された。すなわち、Ti0.5〜15.0%、 Z
r 0.5〜15,0%、 Hf 0.5〜15,0%
、Nb0.5〜10,0%、V 0.5〜15,0%、
 Ta 0.5〜15,0%、A10.5〜15.0%
とした。 本発明の磁性粉末には、TiN、ZrN、HfN、Nb
N、VN等の被膜が粒子側々の表面に均一に形成されて
おり、これら窒化物被膜により、パウダークラッチやブ
レーキ用磁性粉末の磁気特性を損なうことなく、耐摩耗
性、耐熱性、耐酸化性を付与することが可能となった。 さらに、本発明の磁性粉末はガスアトマイズという大量
生産できる設備で安価に製造できるため、粉末のコスト
が大幅に引き下げられ、かつ、流動性の良い磁性粉末が
得られる。 〔実施例〕 以下本発明を実施例に基づき説明する。 実施例1 以下の第1表に示す4種の合金(■〜■)を用い、窒化
物形成元素としてTiを第2表に示す重量%を添加した
。 第  1  表 これらを、高周波溶解炉で溶解、次いでN2ガス圧力8
0kgf/fflでアトマイズを行ない、粉末を製造し
た。TiN被膜厚みは、オージェ分析により測定した。 粉末特性と磁気特性を第2表にまとめる。 次に、これら粉末を980℃X15分保持後空冷する熱
処理を施した。この際の粉末特性と磁気特性を第3表に
まとめる。 これらの粉末を用いて応用の一例である電磁パウダーク
ラッチ用粉末として使用した結果を第4表にまとめる。 本用途の粉末特性としては、耐摩耗性、耐酸化性に優れ
ることが要求される。評価は、第1図に示す装置を用い
、モーターの回転数150Orpm、トルク10 kg
 mで30分間行なった。 第4表 耐酸化性は
〔0〕量の増加で評価し、耐摩耗性は粉末の
平均粒径の変化として評価した。 実施例2 実施例1で用いた。■〜■のベースの合金系にA1、Z
r、Hf、Vそれぞれを0.5%、7.0%、 15.
0%添加した組成をもつマスター合金を溶解し、N2ガ
ス圧力80kgf/cJでアトマイズした。またNb、
Taについては、■〜■のベースの合金への添加量をそ
れぞれ0.5%、5.0%、10.0%とした。アトマ
イズ条件は、N2ガス圧力80kgf/aJとした。粒
子表面に生成したそれぞれの窒化物被膜厚みを第5表に
まとめる。Heは1.6〜5.0種度であった。 第  5  表 窒化処理は、 1100℃X IHr、 PN2=0.
6at+nで行なった。被膜の厚みは、4000〜80
00人程度になっていた。これらの窒化物被膜は、Ti
Nと同じ効果をもっことは窒化物の安定性から明らかで
ある。 〔発明の効果〕 以上説明のように、本発明によれば耐食性、耐摩耗性、
耐酸化性に優れた磁性合金粉末を大量にかつ安価に得る
ことが可能で工業上非常に有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明磁性合金粉末の耐摩耗性、耐酸化性を評
価するための装置の概略を示す図である。 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 重量%でC0.1%を越え1.0%以下、Cr12.5
    〜20.0%および窒化物形成元素として、Ti0.5
    〜15.0%、Zr0.5〜15.0%、Hf0.5〜
    15.0%、Nb0.5〜10.0%、V0.5〜15
    .0%、Ta0.5〜15.0%、Al0.5〜15.
    0%の1種または2種以上を含有する鉄基磁性材料の磁
    性粉末であり、該磁性粉末粒子表面に前記窒化物形成元
    素からなる窒化物被膜を有することを特徴とする磁性合
    金粉末。
JP61257280A 1986-10-29 1986-10-29 磁性合金粉末 Pending JPS63111103A (ja)

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JP (1) JPS63111103A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63227703A (ja) * 1987-03-16 1988-09-22 Takeshi Masumoto 窒素含有合金粉末の製造法
JPH03244107A (ja) * 1990-02-22 1991-10-30 Hitachi Maxell Ltd 強磁性金属粉末およびその製造方法ならびにこの強磁性金属粉末を用いた磁気記録媒体

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JPH03244107A (ja) * 1990-02-22 1991-10-30 Hitachi Maxell Ltd 強磁性金属粉末およびその製造方法ならびにこの強磁性金属粉末を用いた磁気記録媒体

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