JPS63109997A

JPS63109997A - ゴム状弾性材の切断方法およびその装置

Info

Publication number: JPS63109997A
Application number: JP25648886A
Authority: JP
Inventors: 正彦牛島
Original assignee: Nok Corp
Current assignee: Nok Corp
Priority date: 1986-10-28
Filing date: 1986-10-28
Publication date: 1988-05-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明はゴム状弾性材の切断方法およびその装置に関
するものである。

〔従来技術およびその問題点〕

−ｉに、加硫成形後のゴム製Ｕパツキンのリップ形成の
ための切削加工にあっては、断面が正方形もしくは長方
形の棒状素材の一端を鋭利な形状、たとえば、小力や日
本刀とした切削具を用い、被切削物を切削時に一定の方
向に連続して回転し、このような状態で回転している被
切削物に対して前記切削具を接触して切断するようにな
っている。

しかしながら、上記のような従来のものにあつては、切
削具の切削刃が被切削物の周方向に対し片側のみに設け
ているために切削具の切削刃と被切削物の回転方向とを
一敗させて加工を行なわなければ切削加工をすることが
できず、したがって、切削加工時にはつねに切削具の切
削刃の方向を確認して行わなければならず、操作が煩雑
になるとともに、切削具の一側のみにしか切削刃が形成
されていないために切削具の寿命が短いという問題点を
有していた。

また、この切削具は硬質であるので高価となり、摩損し
た際には加工が困難であるという問題点も有していた。

この発明は前記のような従来のもののもつ問題点を解決
したものであって、切削具の両側に切削刃を形成するこ
とにより、寿命を延ばすことができるとともに、被切削
物の回転方向を一方向でなくて、正転、逆転させて被切
削物の切削加工を行なうことのできるゴム状弾性材の切
断方法およびその装置を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明は上記の問題点を解決するために、真空源でゴ
ム状弾性材をチャック治具に真空吸着し、ロボットアー
ムに取付けられ、先端部の両側に切削刃を有する切削具
を突出して前記ゴム状弾性材を突っ切り、この状態で、
駆動源によって前記チャック治具を一方向に少なくとも
１回転してゴム状弾性材を切断し、つぎに、前記と同様
に他のゴム状弾性材を前記チャック治具に吸着するとと
もに、前記ロボットアームに取付けた切削具を突出して
前記ゴム状弾性材を突っ切り、この状態で、前記駆動源
が、前記とは逆方向に前記チャック治具を少なくとも１
回転して他のゴム状弾性材を切断し、順次切断するゴム
状弾性材を逆方向に回転し、また、順次反対側の切削刃
を用いて切断することとし、このために、基台に水平方
向に回転可能に配設されるとともに５．真空源で上面に
ゴム状弾性材を真空吸着するチャック治具と、該チャッ
ク治具を正転および逆転する駆動源と、先端部の両側に
切削刃を有する切削具が取付けられ、前記ゴム状弾性材
に対して前記切削具を突出して突っ切るロボットアーム
とを具え、前記ロボットアームが前記切削具を突出して
ゴム状弾性材を突っ切るとともに、前記駆動源でゴム状
弾性材を回転してゴム状弾性材を切断する手段を採用し
たものである。

〔作用〕

この発明は上記の手段を採用したことにより、切削具の
寿命が延長されることとなって、切削加工に要する切削
具の数が減少し、また、切削具の交換回数が減少するの
で製作作業が容易となり、したがって、ゴム状弾性材の
切断作業に対するコストが大幅に減少することとなる。

〔実施例〕

以下、図面に示すこの発明の実施例について説明する。

第１図にはこの発明によるゴム状弾性材の切断装置が示
されていて、基台１にスピンドル２および軸受３を介し
て水平方向に回転可能であるとともに、上面にチャック
部４が設けられたチャック治具５が設けられ、このチャ
ック治具５の下部にはプーリー６が設けられ、このプー
リー６と正逆転可能な駆動源７であるサーボモータの駆
動軸との間には、駆動ａ７の駆動力を前記チャック治具
５に伝達するためのベルト８が張設されている。

また、前記チャック治具５の中央部には上下方向に貫通
する中心孔９が穿設され、この中心孔９の上端は前記チ
ャック治具５のチャック部４で開口し、また、下端は真
空源１０と配管１１を介して連通し、この配管１１の途
中には圧力計１２および方向切換え弁１３が設けられて
いる。

また、前記のように構成されている基台１の上部には、
後述する切削具１５を取付けるためのロボットアーム２
０が位置し、このロボットアーム２０は、前記切削具１
５を取付ける切削具ホルダー２１とリニアアクチェエー
タ２２とを有している。

そして、前記チャック治具５の上部のチャック部４に取
付けたゴム状弾性材Ａと、前記ロボットアーム２０に取
付けた切削具１５との関係が第２図に示さ秩ていて、第
２図において矢印で示すように斜め右上方から斜め左下
方に出没する切削具１５に対して、ゴム状弾性材Ａは前
記駆動源７によって正転・逆転されるようになっている
。

また、第３図から第６図には、前記切削具１５の詳細が
示されていて、第３図に示すように切削具１５はその先
端部が先細り状に形成され、その両側に切削刃１６．１
７が形成されている。

つぎに前記のものの作用について説明する。

まず、前記基台１に設けたチャック治具５の上部に設け
られているチャック部４に第２図に示すようなゴム状弾
性材Ａを取付け、また、ロボットアーム２０の切削具ホ
ルダー２１に第３図から第６図に示すような切削具１５
を取付ける。

そして、前記真空ａｔＯを駆動して配管１１を介して吸
引して前記チャック治具５の上部のチャック部４を真空
として、そこに設けたゴム状弾性材Ａを真空吸着し、つ
ぎに前記駆動源７であるサーボモータを起動してチャッ
ク治具５を回転して、その上部のゴム状弾性材Ａを一体
に回転する。

このゴム状弾性材Ａの回転とともに、前記ロボットアー
ム２０を起動して、その先端に取付けられた切削具１５
を第２図に示す状態から矢印方向に突出すると切削具１
５の切削刃１６．１７の部分がゴム状弾性材Ａを突っ切
った状態となる。

そして、前記切削具１５の先端部の両側には切削刃１６
．１７が形成されているので、まず、前記ゴム状弾性材
Ａは前記駆動源７によっていずれの回転方向であっても
切削具１５のいずれかの切削刃１６または１７と当接す
ることにより、切削されるものである。

そして、この実施例のものにあっては、まず、ゴム状弾
性材Ａが駆動源７によって正回転し、この時ロボットア
ーム２０が第２図の矢印方向に突出するので、ロボット
アーム２０に取付けられた切削具１５はその先端でゴム
状弾性材Ａを突っ切るとともに、先端部の一側の切削刃
１６によってゴム状弾性材Ａが回転する部分を切断する
ので、ゴム状弾性材Ａを少なくとも１回転すれば、第２
図に示すゴム状弾性材Ａの部分Ａ′は他の部分から切断
されるものであり、この時は切削具１５の一方の切削刃
１６しか使用していない。

つぎに、前記駆動源７を停止するとともに、前記切換え
弁１３によって真空源１０の作用を停止してチャック部
４からゴム状弾性材Ａを取り除き、つぎに、新しいゴム
状弾性材Ａをチャック部４に取付けて今度は前記とは逆
方向に駆動源７で回転し、前記と同様にロボットアーム
２０を介して切削具１５を突出すると、今度は切削具１
５の他方の先端の切削刃１７によってゴム状弾性材Ａの
部分Ａ′が切断され、このようにして順次ゴム状弾性材
Ａを取付けて反対方向に回転して切断するものである。

したがって、切削具１５の切削刃１６．１７は一回毎に
反対側の切削刃を用いられることとなる。

〔発明の効果〕

この発明は前記のように、吸着したゴム状弾性材を駆動
源で正回転および逆回転させ、このゴム状弾性材に対し
て切削具を突っ切るように突出するとともに、突出した
際に前記ゴム状弾性材が少なくとも１回転するので、１
回の切断作業で切削具の先端部の両側に設けた切削刃の
うちの一方の切削刃を使用してゴム状弾性材を切断する
ようにしたので、切削刃の使用頻度が減少し、したがっ
て、寿命が延びるので切断加工コストが改善できるなど
のすぐれた効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は全体を示す概略図、第２図はゴム状弾性材と切
削具との関係を示す概略図、第３図は切削具の平面図、
第４図は切削具の正面図、第５図は側面図、第６図は第
４図の１−１線に沿って見た図である。ｌ・・・・・・基台２・・・・・・スピンドル３・・・・・・軸受４・・・・・・チャック部５・・・・・・チャック治具６・・・・・・プーリー７・・・・・・駆動源（サーボモータ）８・・・・・・
ベルト９・・・・・・中心孔１０・・・・・・真空源１１・・・・・・配管１２・・・・・・圧力計１３・・・・・・切換え弁１５・・・・・・切削具１６．１７・・・・・・切削刃２０・・・・・・ロボットアーム２１・・・・・・切削具ホルダー２２・・・・・・リニアアクチュエータＡ・・・・・・
ゴム状弾性材第１図ロボットアーム第２図

Claims

【特許請求の範囲】（１）真空源（１０）でゴム状弾性材（Ａ）をチャック
治具（５）に真空吸着し、ロボットアーム（２０）に取
付けられ、先端部の両側に切削刃（１６）、（１７）を
有する切削具（１５）を突出して前記ゴム状弾性材（Ａ）を突っ切り
、この状態で、駆動源（７）によって前記チャック治具
（５）を一方向に少なくとも１回転して前記切削具（１
５）の一方の切削刃（１６）でゴム状弾性材（Ａ）を切
断し、つぎに、前記と同様に他のゴム状弾性材（Ａ）を
前記チャック治具（５）に吸着するとともに、前記ロボ
ットアーム（２０）に取付けた切削具（１５）を突出し
て前記ゴム状弾性材（Ａ）を突っ切り、この状態で、前
記駆動源（７）が、前記とは逆方向に前記チャック治具
（５）を少なくとも１回転して他のゴム状弾性材（Ａ）
を切削具（１５）の他の切削刃（１７）を用いて切断し
、順次切断するゴム状弾性材（Ａ）を逆方向に回転し、
また、順次反対側の切削刃（１６）、（１７）を用いて
切断することを特徴とするゴム状弾性材の切断方法。（２）基台（１）に水平方向に回転可能に配設されると
ともに、真空源（１０）で上面にゴム状弾性材（Ａ）を
真空吸着するチャック治具（５）と、該チャック治具（
５）を正転および逆転する駆動源（７）と、先端部の両
側に切削刃（１６）、（１７）を有する切削具（１５）が取付けられ、前記ゴム状弾性材（Ａ）に対して前記切削具（１５）を突出して突っ切る
ロボットアーム（２０）とを具え、前記ロボットアーム
（２０）が前記切削具（１５）を突出してゴム状弾性材（Ａ）を突っ切るとと
もに、前記駆動源（７）でゴム状弾性材（Ａ）を回転し
てゴム状弾性材（Ａ）を切断することを特徴とするゴム
状弾性材の切断装置。