JPS63109860A - 患者移床装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、ベッドに寝ている人体を移し、搬送するた
めの患各移床装置に関するものである。

し従来の技術］ 身体障害者のように、食事や入洛などの日常生活におい
て何らかの、介助とを必要とする人が、近年多数になっ
ている。

このような人をベッドから抱ぎ−ヒばて移送する場合に
は、介助者が直接抱き上げることが多い。

ところで、このように介助者が直接抱き上げる方法は、
不自然な姿勢で行なう力仕事であるため、腰痛が起こり
やすく各種の施設において深刻な問題になっている。

このような問題を解消すべく、介助者を煩わせずに機械
的に患者を抱き上げて移送することのできる患各移床装
置が近年開発されつつある。特開昭６１−１３５６５６
には、このような患者移床装置の一例が開示されている
。第５図は、このような従来の患者移床装置の主要部を
示す斜視図である。

第５図において、上部の平板３と下部の平板４は、間隙
８を介して上下に重ねられており、両サイドに配置され
たスペーサ５．６により一体に固定され挿入板２を構成
しでいる。

挿入板２の下方には基板１が配置されており、該基板１
の後部には上下１対のローラ１１．１２が設けられてい
る。該１対のローラ１１．１２は、その両端を支持枠１
３によって支持されている。

ローラ１１．１２には、それぞれ駆動手段１７゜１８が
取付けられており、該駆動手段は正逆転モータと制動機
等から構成されている。

基板の上部の平板３の先端部の前縁からその上下にまわ
し模方に導くようにして、上ベルト１４が設けられてい
る。該上ベルト１４の両端は、それぞれローラ１１およ
びローラ１２に巻取られている。下部の平板４の上面か
らその両端をまわり下方に導くようにして、下ベルト１
５が設けられており、該下ベルト１５の両端は基板１の
前部寄りに位置する固定部１６に固定されている。

第６図は、第５図に示す挿入板２の進退用駆動手段の一
例を示す斜視図である。第６図において、下部の平板４
の両サイドには、プーリ２１．２２が設けられており、
該プーリ２１．２２は、第６図には図示されない基板上
に取付けられている。

プーリ２１．２２には、無端ベルト２４がそれぞれ巻付
けられている。後部のプーリ２２の軸２５の上端には、
ウオームホイール２６が取付けられている。つＡ−ムホ
イール２６は、伝導軸２７に固定されたウオームギヤ２
８と噛み合わされている。伝導軸２７が回転すると、そ
れぞれのウオームホイール２６が互いに同じ速度で反対
方向に回転するように、それぞれのウオームホイール２
６とウオームギヤ２８が逆ねじにされている。

伝導軸２７の一端にはブーりが取付けられており、伝導
ベルト３０を介して駆動モータ２９の回転が伝導される
ように取付けられている。

第７図は、以上説明した従来の忠者移床装置を用いて患
者を移床する際の装置の作用を説明するための図である
。

第７図（ａ　）に示すように、まず患者３１が寝ている
ベッド３２の側方に患者移床装置３３を設置する。基板
１は、図示省略する移動台上に乗ぜられている。この状
態において、上ベルト１４はローラ１２に巻取られてお
り、上部ローラ１１は図示省略する制動手段により回転
しないようにされでいる。

次に、第７図（ｂ）に示すように、挿入板２をベッド３
２と患者３１の間に進退用駆動手段を動かせることによ
り挿入させる。この際、ローラ１２を、若干の抵抗を示
しながら回転する状態にしておく。挿入板２の挿入に伴
なって、上部の平板つの先端の上ベルト１４は第７図（
ｂ）の矢印イのように繰出される。また、下部の平板４
の先端においでは下ベルト１５が矢印口のように繰出さ
れる。挿入板２の挿入に伴なって、上ベルト１４がロー
ラ１２から引出されていくが、ローラ１２の回転には低
抗力が動いているため、北ベルト１４には適当なテンシ
ョンが動き、上部の平板３上の上ベルト１４は弛むこと
なく引出される。

また、上部の平板３上の上ベルト１４は静止しているの
で、患者３１と上ベルト１４の間に摩擦抵抗はない。さ
らに、下部の平板４の下側の下ベルト１５とベッド３２
との間にも摩擦抵抗がないので、挿入板２は円滑に患者
３１とベッド３２の間の挿入されていく。

第７図（Ｃ）は、挿入板の挿入が完了した状態を示して
おり、上ベルト１４は全部引出され、患者３１は挿入板
２の上に完全に乗Ｖられている。

この状態で、第７図（Ｃ）の矢印ハ、二の方向にローラ
１１，１２を回転させて上ベルト１４の両端を巻取りな
がら、同時に挿入板２を進退用駆動手段によっで侵退さ
せる。

これにより、第７図（ｄ　）のように、患者３１は装置
３３の基板１上に移される。この状態で、上ベルト１４
はローラ１１，１２に半分ずつ巻取られている。

装置３３上の患者３１をベッド３２上に戻す場合には、
上記と逆の動作を行なう。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、上）本の患賃移床装置を用いて患＆を梯
体させる場合、第７図（ｂ　）に示すような状態におい
て、上部の平板とベッドとの間に段差があるため、患者
をスムーズに上部の平板上に乗せられないという問題が
あった。上部の平板および下部の平板の厚みを薄くすれ
ば、ベッドとの段差は小さくなるが、強度面から厚みを
薄くするのにも限界がある。このような問題を解消する
手段としては、１８図に示すように、上部の平板４０の
先端部を下方に折曲げ、下部の平板４の先端部を覆うよ
うな構造が有効である。このような構造にすることによ
り、上部の平板４０の先端部の縁が下方に位置するよう
になるため、患者を乗せる際ベッドとの段差が小さくな
り、スムーズに患者を乗せることがでさるようになる。

しかしながら、上部の平板の先端部を下方に折曲げると
、第８図に示すように、上ベルト１４と下ベルト１５が
、下部の平板４の先端部付近で接触し、虐勤低抗を生じ
るという問題が新たに起こる。このように摺動抵抗が生
じると、挿入板を進退させる進退用駆動手段を人形にす
る必要が生じ、またパワーの損失も大きくなり、バッテ
リを含め装置全体が人形化する。さらに、上ベルトと下
ベルトが接触すると、ベルトが摩滅し損傷しやすいとい
う問題も生じる。

それゆえに、この発明の目的は、患者をスムーズに、Ｆ
部の平板上に乗せることができ、かつ、上ベルトと不ベ
ルトの間の摺動が防止された患者移床装置を提供するこ
とにある。

［問題点を解決するための手段］ この発明の患斉移床装置では、上ベルトと下ベルトの間
に生じるｌ！！擦を防止するため、上部の平板と下部の
平板との間にセパレータが設けられている。

［作用１ 従来の患者移床装置において、上ベルトに張力が加わっ
た場合には、第８図に示されるように、下部の平板の先
端部で、上ベルトと下ベルトが接触し、摩■を生じる。

また、上ベルトの張力が弱まった場合には、上ベルト全
体が弛むため、下部の平板の全体において上ベルトと下
ベルトが接触しｒ！ｉ擦を生じる。

この発明の患者移床装置では、上部の平板と下部の平板
との間にセパレータが設けられているため、上ベルトに
張力が加わり下部の平板の先端部で摩擦を生じている場
合のみならず、上ベルトの張力が弱まり下部の平板の全
体で上ベルトと下ベルトが接触して摩擦を生じている場
合にも、上ベルトと下ベルト間の摩擦を防止することが
できる。

［実施例］ 第１図は、この発明の一実施例における上部の平板、下
部の平板およびセパレータを示す分解斜視図である。第
１図において、上部の平板４０のまわりには上ベルト１
４力＋５１けられており、下部の平板４のまわりには下
ベルト１５が設けられている。上部の平板４０と下部の
平板４との間には、それらの間の間隙に沿って復数のセ
パレータ５０が設けられている。セパレータ５０は、上
部の平板、下部の平板または基板などの装置の一部にそ
の両端を固定することにより取付けられている。

第２図は、第１図に示す実施例を組立てた状態の側方断
面図である。第２図に示されるように、下部の平板４の
先端部において、セパレータ５０が上ベルト１４を上方
に押し上げているため、上ベルト１４に張力が加わった
場合にも、下ベルト１５と上ベルト１４が接触すること
はない。また、セパレータ５０は上部の平板４ｏと下部
の平板４との間の間隙に沿って所定の間隔で設けられて
いるため、上ベルト１４の張力は弱まった場合にも、上
ベルト１４が弛んで下ベルト１５と接触することはない
。

第３図は、この発明の他の実施例における上部の甲板、
下部の平板およびセパレータを示す分解斜視図である。

第３図において、６０はセバレータを示しており、他の
符号は第１図に示す符号と同一であるので説明を省略す
る。第３図の実施例のように、この発明に用いられるセ
パレータは、平板状のものであってもよい。また、この
ような平板状のものを、第１図に示す実施例のように複
数個に分割して設けてもよい。

なお、セパレータと一ヒベルトまたは下ベルトの間で生
じる抵抗を少なくするため、セパレータの表面をできる
だけ滑らかにすることが好ましいことは言うまでもない
。

第４図は、第１図に示す実施例の使用状態を説明するた
めの図である。第４図に示されるように、この発明の患
者移床装置では、上部の平板４０の先端部が下方に折れ
曲がっているため、上部の平板４０の先端部とベッド３
２との間の間隔が狭くなり、段差が小ざくなるため、挿
入板２が図面左方向に移動した際、患者３１がスムーズ
に挿入板２の上に乗せられる。

下部の平板の両サイドには、一般に挿入板を進退させる
進退用駆動手段が設けられる。したがつて、以上の実施
例では、上部の平板と下部の平板の幅がほぼ同一のもの
を例示しているが、上部の平板の幅を下部の平板の幅よ
りも広クシ（もよい。

この際、本発明壱の出願人が既に出願している特願昭６
０−０９４６４３号に開示されているように、上部の平
板のうちで上ベルトに覆われず露出している両サイド部
の先端を、中央部から両サイドに向かい斜めに切欠いて
もよい。このような構造にすることにより、挿入板を患
賃とベッドとの間に挿入する際、−上部の平板の両サイ
ドが患者の衣類等に当たることなくスムーズに挿入する
ことができるようになる。

また、特開昭６１−１３５６５６に開示されているよう
に、この発明の患者梯体装置を複数個のユニツ］−に分
割し、各ユニットを蝶番金具により回動自在に連結し、
収納に便利な構造にすることもできる。

［発明の効果］ この発明の患者移床装置では、上部の平板の先端部が下
方に折れ曲がり、下部の平板の先端部を覆うように位置
しているため、患者とベッドとの間に挿入板を挿入する
際、スムーズに挿入させることができる。また、この発
明の患者移床装置では、上部の平板と下部の平板との間
にセパレータが設けられているため、上ベルトと下ベル
トとの間に生じるｒＪ擦を有効に防止することができる
。

したがって、挿入板を挿入する際の駆動力を小さなもの
にすることができ、進退用駆動手段を小形化することが
できる。このため、装置全体も小形化させることができ
、さらに計準化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例における上部の平板、下
部の平板およびセパレータを示す分解斜視図ひある。第
２図は、第１図に示す実施例の断面図である。第３図は
、この発明の他の実施例における上部の平板、下部の平
板およびセパレータを示す分解斜視図である。第４図は
、第１図に示す実施例の使用状態を説明匁るための図で
ある。 第５図は、従来の患尚移床装置の主要部を示す斜視図で
ある。第６図は、第５図に示す従来の患者梯体装置の挿
入板の進退用駆動手段を示す斜視図である。第７図の（
ａ　）　　（ｂ　）　（Ｃ）　（ｄ　）は、従来の患者
移床装置の使用状態を説明するための説明図である。第
８図は、従来の患晋移床装置において上部の平板の先端
部を下方に折り曲げた状態を示す断面図である。 図において、４は下部の平板、１４は上ベルト、１５は
下ベルト、４０は上部の平板、５０．６０はセパレータ
を示す。 萬１図 第３図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）下方に折れ曲がつた上部の平板の先端部が下部の
   平板の先端部を覆うような位置関係で上部の平板と下部
   の平板とが間隙を介して上下に重ねられて一体となった
   挿入板を、基板上に水平方向に進退自在に取付け、 基板の後方には上下１対のローラを配置し、挿入板の上
   部の平板の先端部の前縁から上下にまわして後方に導か
   れて上部の平板を覆う上ベルトの両端を、上下のローラ
   に固定して巻取らせ、下部の平板の上面からその両端を
   まわり下方に導いた下ベルトの両端を基板の前寄りの位
   置に固定し、 上下の各ローラをそれぞれ個別に正逆転させるローラ用
   駆動手段を設け、 上部の平板と基板との間でかつ下部の平板の両サイドに
   位置する空間のそれぞれに、前記挿入板を進退させる進
   退用駆動手段を配置して構成した患者移床装置において
   、 上ベルトと下ベルトの間に生じる摩擦を防止するため、
   前記上部の平板と下部の平板との間にセパレータを設け
   たことを特徴とする、患者移床装置。