JPS63109454A - カラ−電子写真複写方法 - Google Patents

カラ−電子写真複写方法

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JPS63109454A
JPS63109454A JP61256245A JP25624586A JPS63109454A JP S63109454 A JPS63109454 A JP S63109454A JP 61256245 A JP61256245 A JP 61256245A JP 25624586 A JP25624586 A JP 25624586A JP S63109454 A JPS63109454 A JP S63109454A
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color
toner
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pigment
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仲谷 文雄
Shinji Kita
喜多 伸児
Kazue Takeuchi
竹内 和重
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剛 田中
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カラー電子写真複写方法に関する。
〔従来の技術〕
電子写真複写方法等により粉体でカラー画像を得る場合
、通常シアン、マゼンタ、イエローの3色のトナー、場
合によってはこれに黒を加えたトナーを重ね合わせるこ
とにより減色混合によって望みの色を出す、いわゆる3
色重ね合わせ方式が広く採用されている(特開昭58−
118653号公報。
特開昭59−26757号公報1日本印刷学会論文集V
ol。
21、1lhl、 7(1983)等参照)。
この3色重ね合わせ方式のカラー電子写真複写システム
の概要を第2図により説明する。このシステムでは、感
光体ドラム1が3回転して1枚のコピーが得られる。コ
ンタクトガラス2上にR置された原稿3で反射した光線
は、感光体ドラム1上に結像露光する露光光学系4の光
路に切換可能に装入された青、緑、赤の3色のフィルタ
5により色分解され、3種の潜像を感光体ドラム1上に
形成する。感光体ドラム1の周囲には、露光位置に引き
続いてイエロー、マゼンタ、シアンの3色トナーを含む
現像剤をそれぞれ有する現像装置6゜7.8がこの順に
配設されている。そして、青色フィルタを通した光線で
形成された潜像はイエロー色の現像装置6で現像される
。そのトナー像は、3つの現像装置6,7.8の後の位
置で感光体ドラム1に接して設けられた転写ドラム9に
巻装された転写紙Sに、転写ドラム9内の転写チャージ
ャー10によって転写される。次いで緑色フィルタを通
した光線で形成された潜像は、マゼンタ色の現像装置7
で現像され、そのトナー像は1回転した転写ドラム9上
の同じ転写紙Sに前記のイエロートナー像と重ね合わせ
て転写される。次いで、赤色フィルタによる潜像はシア
ン色の現像装置8で現像され、そのトナー像は同じく同
−転写紙S上に重ね合わせて転写される。3色のトナー
像が重ね合わせて転写された転写紙Sは分離チャージャ
ー11及び分離爪12により転写ドラム9から分離され
、定着装置13により加熱定着され、トレイ14上に排
出され、複写が完了する。
この方法で得られたカラーコピーは、原稿画像の色に応
じて青色、赤色フィルタで色分解され、イエロー、マゼ
ンタ、シアンのトナーで現像される。そして、第3図に
示すように一枚の転写紙S上に重ね合わせて転写され、
加熱融着され、原稿に対応したカラー画像が得られる。
コピーの画像の緑色の部分には、イエロー(Y)とシア
ン(C)のトナーが重なっており、黄色の部分にはイエ
ロー(Y)のトナーのみが、赤色部分にはイエロー(Y
)とマゼンタ(M)のトナーといった具合に画像の色に
応じて図のようにイエロー(Y)、マゼンタ(M)。
シアン(C)のトナーが単色又は2.3色重なっている
さて、トナーが重なることによって、ある色として認め
られる理由を、緑色を例にして説明する。
原稿において緑色画像の部分は緑色フィルタを通して露
光した場合、感光体を露光し、その部分が除電されるの
で、マゼンタの現像剤で現像した場合、マゼンタトナー
はこの部分には付着せず、転 。
写紙S上にはイエローとシアンのトナーのみが第3図に
示すように重ね合わせて転写される。この部分の画像を
白色光線で照らして見た場合、光はイエローとシアンの
2層のトナー層を通って白色の転写紙で反射し、再び2
層のトナー層を通過して目に達する。白色光が2層のト
ナー層を通過する際に、イエロートナー層で400〜5
00nmの光が吸収され、シアントナー層で600〜7
00nI11の光が吸収され、残りの500〜600n
mの光のみが目に届き、緑色に見える。同様に、黒色は
イエロー、マゼンタ、シアンの各色のトナー層に殆どの
波長の光が吸収されてしまい、転写紙の反射光はなくな
り、黒に見える。その他の色も同様にしてその色に見え
る。こうしてコピー上の画像は原稿と同じ色に見える。
〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで、この方法に用いられるトナーとしては、印刷
業界においては公知のように、高い透明性が要求される
。透明性の低いトナーを用いた場合には、例えば原稿の
赤いリンゴが橙色に再現されてしまい、好ましくない、
この透明性はトナーに用いられる着色剤の種類に大きく
左右される。
−最にトナーに用いられる着色剤は、染料系、顔料系及
び染料と顔料の混合系に大別できる。染料系の着色剤を
用いたトナーは、安価で高い透明性を持つものであるが
、複写後長期保存した場合に、光又は熱によって変褪色
してしまうという欠点がある。染料と顔料の混合系につ
いても同様の欠点を有する。これに対し、顔料系の着色
剤を用いたトナーは、変褪色特性に優れてはいるものの
、顔料の粒径、樹脂中での顔料の分散状態等によって透
明性が低下する。すなわち、顔料が1次粒子の状態もし
くは1次粒子同志が複数凝集して2次粒子を構成してい
る状態において、この粒子又は粒子群の平均粒径をdと
したとき、入射光のうち2dの波長の光は、該粒子又は
粒子群によって反射されてしまうからである。
本発明は、以上の従来技術の問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、重ね合わせ色である赤
、緑、青及び黒の発色性の向上であり、オフセント印刷
並のカラー画像を得ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本発明は、原稿を3色のフィ
ルタで色分解して露光し、感光体上に順次3種の潜像を
作り、それぞれの潜像を順次3色のトナーで現像し、同
一の転写紙上に重ね合わせて転写し、定着して複写物を
得るカラー電子写真複写方法において、3色のトナーの
着色剤とじてそれぞれCI−Pigment Yell
ow 12. CI−PigmentRed 57−1
. CI−Pigment Blue 15−3を使用
することを特徴とする。
C作用) まず、トナー層の透明性を表す指標として、本発明にお
いて採用する分光散乱係数について説明する。
厚い塗膜などの色の計算に対しては、クベルカムンク理
論が使われている。薄いトナー層に対しては、下地すな
わち転写紙の色に大きく影響されるため、前記厚い塗膜
に対すると同一の方法でクベルカムンク理論を適用する
ことは不適当である。
そこで、本発明では、野中等の文献を参考に、薄いトナ
ー層に適用し得る色として −・−−m−−−−・−・・・・・−・・・−・−・ 
(1)を用いた。ここで、釦は単位トナー層厚光たりの
光の散乱の程度を示す分光散乱係数である。また、 a λ−(RBKARWH,1(WB2−BKλ)+(
RBKλ−RWII、0 (WTI、IBKλ+1)+
(目λ−Bにλ)l/2(RBにλ訃λ−RHOλBK
λ)−・−・(2)bλ=4(aλ)2    ・・・
−・−・・・・・−・−・・・・−・−・・・・(3)
Bにλ :黒下地の分光反射率 讐11λ :白下地の分光反射率 である。
更に、RBKλ、 RWHλは、トナー層を透明プラス
チックフィルム、たとえば東し■製ルミラーTタイプ等
の上に形成し、それぞれ黒下地、白下地の上に重ねたも
のの分光反射率である。
以上のパラメータの関係を第4図に示す。トナー層の透
明性は、この単位トナー層厚光たりの光の散乱の程度を
示す分光散乱係数にトナー層の厚みを掛けたものによっ
て決まる。これを以降の説明では、仮に不透明度と呼ぶ
ことにする。
以上、分光散乱係数と、不透明度について詳しく説明し
たが、次にこの不透明度の大小による重ね合わせ色の色
の変化を、マゼンタを上層、イエローを下層に重ね合わ
せた赤を例にとり、説明す第1図は、華位面禎当たりの
顔料重量を一定にし、顔料の分散状態を種々変えたマゼ
ンタトナーで形成された定着後のトナー層の分光散乱係
数を示す、顔料の分散状態は、樹脂と顔料の混練時間を
変えることにより容易に変化させることができる。第5
図は、この分光散乱係数の380〜780nmの波長区
間における最大値と該マゼンタトナー層の層厚との積、
すなわち380〜780nmの波長の区間における不透
明度の最大値を横軸にとり、縦軸にCIE1976 L
”a”b”のΔE、すなわち色差をとったものである。
この色差は印刷における赤色の平均値から、該マゼンタ
、イエローのトナーの重ね合わせによるトナー層の色が
、どれだけズしているかを示すものである0図中、実線
Aは肉眼による色のズレの許容限界を示す。
第5図から明らかなように、マゼンタトナーにおいては
、該不透明度の380〜780nmの波長区間における
最大値を7.5以下とすることにより、肉眼で観察した
場合、印刷と同等レベルの良好な発色性を示すことがわ
かった。他のシアン、イエロ−においても同様の検討の
結果、それぞれ4.5以下、7.0以下とすることが好
ましいという結果を得た。すなわち、トナーの着色剤と
してCI−Pigment Yellow 12+ C
I −Pigment Red 57−1+  CI 
−Pigment Blue 15−3を使用した。
〔実施例1〕 この実施例においては、トナーの着色剤及び定着後のト
ナー層の発色性の向上を図るため、重ね合わせ色である
赤、緑、青及び黒の透明性を高め、オフセット印刷差の
カラー画像を得ることを目的とした。
シアン、マゼンタ及びイエローのトナー像のそれぞれに
ついて、最高光学濃度を有する部分のトナー層厚と、波
長範囲が380〜780nmの区間の該トナー層の分光
散乱係数の最大値との積を、それぞれ4.5,7.5及
び7.0以下とすることにより、重ね合わせ色である赤
、緑、青及び黒は、オフセント印刷差の発色性を示す。
平均粒径が共に12μmであるイエロー、マゼンタ、シ
アンをこの順に、それぞれ0.7■/aa、0.8tr
y/aA、 0.6■/dの条件で現像し、転写、定着
して得られた色再現性を第6図に示す、前記イエロー、
マゼンタ、シアントナー単色像は、そのトナー層厚と、
波長範囲が380〜780nmの区間の該トナー層の分
光散乱係数の最大値との積が、それぞれ?、0.7.5
及び4.5である。第6図には、比較のために印刷の色
再現性も破線で示している。
第6図からも明らかなように、本実施例によれば、3色
重ね合わせ方式のカラー電子写真複写法で、印刷差の発
色性が得られ、原稿に忠実な色の画像が得られる。
(実施例2〕 この実施例では、第1に色再現空間を増大し、高発色な
オフセットカラー印刷差のカラー画像を得ること、第2
に高光沢で高品位なカラー画像を得ること、第3に長期
間保存しても変褪色のないカラー画像を得ることを目的
とした。
着色剤として、CI −Pigment Yellow
 12+ CI−Pigment Red 57−1+
  CI −Pigment Blue 15−3を用
いたシアン、マゼンタ、イエロートナーにおいて、画像
のマゼンタ単色のベタ部分について述べる。他の画像に
ついても同様である。
前に述べたように、第2図において、転写紙S上に転写
されたマゼンタトナーは、定着装置13により加熱溶融
される。この定着像表面を、市販のtlLVAc !l
、DEKTAK II等の触針式表面粗さ計を用いるこ
とにより、第7図に示すような画像表面の凹凸の状態を
示すデータが得られる。この凹凸状態は、例えば定着装
置13により加熱溶着する際の条件を種々変えることに
より、変化する。
第8図には、単位面積当たりの転写重量が同じで、表面
の粗さがそれぞれ異なるマゼンタ単色のベタ部分の分光
反射率曲線を示している0図中の数字は表面粗さを表し
、画像表面の単位区間(本例では1鶴)内の凹凸の最大
振幅と凹凸の数である。
JIS Z−8701及びJIS Z−8?2H,m示
される方法により、分光反射率曲線から色知覚の3属性
、すなわち色相、明度及び彩度を計算により求め得るこ
とは公知である。第9図は、色知覚の3属性のうち色相
と明度(視惑反射率)、彩度と明度をそれぞれ縦軸と横
軸にとり、マゼンタ単色のベタ部分の単位面積当たりの
重量及び表面の粗さをそれぞれ3水準振った試料の値を
プロットしたものである。
図中実線は印刷のマゼンタ単色のベタ部分の値を示す曲
線である。第9図から容易に類推されるように、印刷と
同等の発色性を得るためには、単にトナー重量の調節で
は不可能であり、トナー像表面を平滑にする必要がある
ことがわかる。
第10図は、第9図から印刷におけるマゼンタの平均的
な明度における印刷とトナー像間の色のズレを読み取っ
たものである。縦軸は、CIE 1976L m aI
J b*のΔE、横軸はそれぞれ振幅1周波数である。
また、図中の実線Aは離間比較の許容範囲を示す。
第10図から明らかなように、この定着後のトナー像表
面の粗さは、その振幅を8μm以下、1龍内の振幅1μ
mを超える凹凸の数を7サイクル以下とすることにより
、肉眼で観察した場合、印刷と同等レベルの良好な発色
性を示すことがねかった、トナー中の着色割合を量が高
い場合には、同一明度を得るために必要な単位面積当た
りのトナー重量は少なくなる。すなわち、トナー層の厚
みが薄くなるため、トナー像表面の粗さは、転写紙の表
面性に大きく影響を受けるようにする。したがって、転
写紙は、その表面の粗さが、その振幅を3μm以下、1
鶴内の振幅1μmを超える凹凸の数を3サイクル以下の
ものを用いるのが好ましい。
平均粒径が共に12μmであるイエロー、マゼンタ、シ
アンをこの順にそれぞれ0.7■/d、0.8■・/c
d、0.6■/cdの条件で現像し、転写して得られた
色再現性を第11図に示す、第11図において、実線で
示しているのは表面粗さがその振幅8μm。
1 mm内の1.umを超える凹凸の数7サイクルであ
り、破線で示しているのは、表面粗さがその振幅12μ
m、lfl内の1μmを超える凹凸の数13サイクルで
ある。前者を印刷と比較したものが前に掲げた第6図で
ある。第6図からも明らかなように、本発明によれば、
3色重ね合わせ方式のカラー電子写真複写法で、印刷並
の発色性が得られ、原稿に忠実な色の画像が得られる。
〔実施例3〕 この実施例では、ハーフトーン像の色再現範囲の増大、
光沢の均一化、特にハイライト部においてオフセントカ
ラー印刷並のカラー画像を得ることを目的とした。
前記した従来例では、使用するトナーの平均粒径が10
μm〜15μmであり、しかも現像、転写後のトナー層
が各色で2〜4Nとなっているため、原稿にハーフトー
ンで構成される原稿(たとえばカラー印刷)を使用した
場合、定着画像は第12図に示すように、表面に垂直な
方向に10−15μmの凹凸をもつ画像構造となる。
定着画像に入射する光は、本来、前記したように、速や
かにトナー層に入り、色材層にて特定波長が吸収された
後、裏面で反射され、特定色光となって戻るが、このよ
うな画像構造では、フレネルの反射側かられかるように
、光線の入射角が大きくなるため、トナー層表面での反
射が大となり、色材層内部に入射する光量が低下する。
トナー層表面での反射光は白色光のままとなるので、結
果としてこのような画像の分光反射率曲線は、第13図
に示すように色材本来の吸収カーブに白色が重畳した形
となる0分光反射率をもとにJIS Z−8701に示
される方式で色知覚の3属性すなわち色相。
明度、彩度を計算により求めた。その結果、画像表面で
の白色反射光の色特性に与える影響を見ると、特に彩度
に影響を与え、マンセルクロマで2〜3の低下をもたら
すことがわかった。
また、表面反射光は散乱性であるため、画像の光沢は著
しく低下し、JIS Z−8741による光沢度でオフ
セットカラー印刷が80程度あるのに対し、このような
画像では20〜30となり、艶の無い平面的な見え方と
なる。
以上のように、従来のカラー電子写真方法では、ハーフ
トーン上の画像を形成する際、表面に垂直な方向に10
−15μmの凹凸をもつため、カラー画像の彩度が落ち
る。また、カラー画像を美しく見せるための光沢に欠け
るという欠点を有していた。
本実施例の場合、着色剤として、CI−Pigment
Yellow 12. CI−Pigment Red
 57−L C1−PigmentBlue 15−3
を用いたシアン、マゼンタ、イエロートナーにおいて、
画像のマゼンタ単色ハーフトーン画像について述べる。
なお、シアン、イエロー及びその重ね色についても同様
である。ベタ部の定着画像の鮮やかさは、表面が平滑な
場合、トナーの顔料コンテントと定着後のトナー層厚に
よって決まるが、それぞれを独立に振ったときのハーフ
トーン部の変化を第14図に示す。
第14図かられかるように、顔料コンテントを一定にし
て、定着後の層厚のみを変化させた場合では、層厚の変
化に対応して彩やがさが増しているのは、ハーフトーン
面積率の50%以上の部分であり、いわゆるハイライト
部(50%以下)では、はとんど彩やかさが変化してい
ない、これに対し、N厘を一定にして、顔料コンテント
を変えた場合には、ハーフトーン面積率全域で彩やがさ
が増している。この現象は、前記したような表面垂直方
向の画像高さに依存し、その高さによって起こる表面反
射光の増大によると考えられる。また、光沢度について
は、第15図に示す、なお、ベースベーパーとしては、
コート系の用紙を用いている。
第15図かられかるように、顔料コンテント一定でN厚
を振った場合、層厚が厚くなるに従い、50%付近のハ
ーフトーン面積率部で光沢度が低下していく、一方、f
fIyl、一定で顔料を振った場合には、光沢度の傾向
はほとんど変化しておらず、このことからも、画像の高
さ方向の構造が引き起こす表面反射光の影響が知られる
以上の結果より、ベタ部にて一定の発色性を有した上で
、しかもハーフトーンでのハイライト部の彩やかさを高
め、また画像全域で均一な高光沢性を得るためには、ト
ナーの顔料コンテントを高め、トナー層を従来より薄く
しなければならないことがわかった。
粒径5μm、fl料含有率が5.5wt%のマゼンタト
ナーを一層で現像し、転写して第16図に示すような定
着像構造を得た。この際、第16図に示すプロファイル
は、触針式表面粗さ計のIILVAc製、DεKTAC
IIを用いることにより、測定した。なお、この像は、
溶融加圧型定着ロールを用いて定着したもので、トナー
層平均厚みは3.4μmとなっている。このようにして
得られた定着画像とカラーオフセント印刷との比較を第
17図に示す、これによると、いわゆるハイライト部で
の彩やかさの差は本方式ではカラーオフセット印刷に比
べ、最大でt+ 0.4マンセルクロマしかなく、はぼ
印刷並の発色性が得られている。また、光沢度において
も、ハーフトーン面積全域での最低値で60 (75’
 −75’鏡面光沢度)と従来に比べ、30以上のアッ
プを図ることができた。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明においては、カラー電子
写真複写法に用いる3色のトナーの着色剤として、それ
ぞれCI −Pigment Yellow 12. 
CI −Pigment Red 57−1.  CI
 −Pigment Blue 15−3を使用する。
これらのトナー着色剤は、定着後のトナー相の発色性が
良好であり、また重ね合わせ色である赤、緑、青及び黒
の透明性が高い、したがって、オフセント印刷並の忠実
性の高いカラー画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるマゼンタトナーの分光散乱係数を
示す図、第2図は一般的な3色重ね合わせ方式のカラー
電子写真複写システムの概略を示す断面図、第3図はこ
の方式で表れるカラーコピーの断面を模式的に示す断面
図、第4図はRBKλ。 B×λ、 RW)Iλ及び−Hλを説明する図、第5図
は不透明度の最大値と色差を示す図、第6図は実施例1
及び2における色再現空間の大きさを印刷と比較した図
、第7@は触針式表面粗さ計によるトナー像表面凹凸状
態の測定例、第8図は表面粗さのそれぞれ異なるマゼン
タ単色のベタ部分の分光反射率曲線、第9図は表面粗さ
及び単位面積当たりトナー重量による色知覚の3属性の
違いを示す図、第10図は表面の粗さと色差の関係を示
す図、第11図は従来の複写方式による色再現性の説明
図、第12図は従来の複写方式によるハーフトーン像の
触針式表面粗さ計で測定した高さ方向プロファイル、第
13図は従来のハーフトーン定着画像の分光反射率曲線
、第14図はトナーの顔料含有率及びトナー層厚による
彩度の効果を表すグラフ、第15図はトナーの顔料含有
率及びトナー層厚による光沢度の効果を表すグラフ、第
16図は実施例3のトナー層構造を表す測定結果、第1
7図は同実施例によるハイライト部の彩やかさをカラー
オフセット印刷と比較した図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、原稿を3色のフィルタで色分解して露光し、感光体
    上に順次3種の潜像を作り、それぞれの潜像を順次3色
    のトナーで現像し、同一の転写紙上に重ね合わせて転写
    し、定着して複写物を得るカラー電子写真複写方法にお
    いて、 3色のトナーの着色剤としてそれぞれCI−Pigme
    ntYellow12、CI−PigmentRed5
    7−1、CI−PigmentBlue15−3を使用
    することを特徴とするカラー電子写真複写方法。 2、カラー画像を構成するシアン、マゼンタ及びイエロ
    ーのトナー像のそれぞれについて、最高光学濃度を有す
    る部分のトナー層厚と、波長範囲が380〜780nm
    の区間の該トナー層の分光散乱係数の最大値との積がそ
    れぞれ4.5、7.5及び7.0以下であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載のカラー電子写真複写
    方法。 3、定着後のトナー像表面の粗さを、その凹凸の振幅が
    8μm以下となるように、かつ1μmを超える凹凸の数
    が7サイクル/mm以下になるように調製することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のカラー電子写真複
    写方法。 4、凹凸の振幅が3μm以下で1μmを超える凹凸の数
    が3サイクル/mm以下の表面の粗さの転写紙を使用す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のカラー
    電子写真複写方法。 5、定着後のトナー層厚を4μm以下とすることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載のカラー電子写真複写
    方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09120185A (ja) * 1995-10-26 1997-05-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd カラープリントの再現色予測方法

Citations (1)

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JPS62299869A (ja) * 1986-06-19 1987-12-26 Ricoh Co Ltd 電子写真フルカラ−画像形成法

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