JP2862463B2 - カラー画像出力用転写紙およびそれを用いたカラー画像形成方法 - Google Patents

カラー画像出力用転写紙およびそれを用いたカラー画像形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー複写機、特に両面
出力が可能なカラー電子写真装置に用いる転写紙および
その転写紙を用いたカラー画像形成方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、フルカラー出力を行うことが可能
な装置は図1に示す如く原稿を読み取るリーダー部R
と、原稿の読み取り信号に従って画像出力を行うプリン
ター部Pからなっているレーザープリンタータイプのも
のが一般的になっている。簡単に装置の画像形成シーケ
ンスについて、フルカラーモードの場合について説明す
る。感光ドラム2が矢印B方向に回転すると、この感光
ドラム2上の感光体は帯電器3によって均等に帯電さ
れ、次に前述のリーダー部Rによって読み取られた原稿
の色分解信号のうちイエロー画像信号に従って変調され
たレーザー光Eによって画像露光が行なわれ、静電潜像
が形成される。次に、回転体4aの回転に伴って、あら
かじめ現像位置に移動固定されたイエロー現像器4Yに
よって前記潜像の現像が行なわれる。
【0003】次にカセット101又は102内に収納さ
れている転写材はそれぞれの給紙ローラー103、10
4にてカセットから繰り出され、さらに給紙ガイド4
A、給紙ローラ106、次いで給紙ガイド4Bを経由し
て搬送されてきた転写材は所定のタイミングでグリッパ
6により保持され、当接用ローラ7と該当接用ローラ7
に対向している電極とによって静電的に転写ドラム8に
巻き付けられる。転写ドラム8は感光体ドラム2と同期
して矢印A方向に回転しており、イエロー現像器4Yで
現像された顕画像は前記感光体ドラム2の外周面と前記
転写ドラム8の外周面とが当接している部位において転
写帯電器9によって転写される。転写ドラム8はそのま
ま回転を継続し、次の色(図1においてはマジェンタ)
の転写に備える。
【0004】一方、感光体ドラム2は前記除電用帯電器
10により除電され、クリーニング手段11によってク
リーニングされた後に、再び一次帯電器3によって帯電
され、次のマジェンタ画像信号により前記のような像露
光を受ける。前記回転式現像装置は感光体ドラム2上に
前記像露光の結果としてマジェンタ画像信号による静電
潜像が形成される間に回転して、マジェンタ現像器4M
を前述した所定の現像位置に位置せしめ、所定のマジェ
ンタ現像を行なう。引継いで、上述したプロセスをそれ
ぞれシアン色及び黒色に対しても実施し、4色分の転写
が終了すると、転写材上に形成された4色顕画像は各帯
電器10及び13によって除電され、前記グリッパ6に
よる転写材の把持が解除されると共に、該転写材は分離
爪14によって転写ドラム8から分離され、搬送ベルト
15で定着器16に送られ加熱ローラー163にて表面
を加熱された定着ローラー161と加圧ローラー162
とで形成されるニップ間において、熱と圧力によって定
着されてトレイ17上に排出され一連のフルカラープリ
ントシーケンスが終了する。
【0005】また、定着を終了した定着ローラー161
はクリーニングウェブ164にて清掃され次回の定着動
作に備える。
【0006】このような電子写真方式による有彩色トナ
ーを用いたカラー画像形成において、数多くの色を再現
する為には、前述の如く、イエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの着色粉体であるトナーを転写材上に多段
に重ね、かつ定着によってトナー樹脂を溶融し混ぜ合せ
ることすなわち混色によって目的を達成している。この
為、印刷インクを用いた印刷の場合とは異なり、相当量
の着色顔料が転写材たる紙上に乗せられ外光の隠蔽力は
高くなっている。このような条件のもと、従来のフルカ
ラー電子写真装置に適用できる転写材は、化学パルプか
らなる紙として、色再現のベースとなる適度の白色度を
有し、かつ上記の加熱による混色が可能な低い熱容量さ
らには、フルカラーの場合3回以上に及ぶ静電的な転写
を可能とする体積抵抗率の調整、転写ドラムに静電的に
巻き付くだけの腰の弱さが要求されてきている。この条
件を普通紙として満足させようとした場合、紙として
は、通常の白黒電子写真用紙より若干坪量は多いが、一
般に白色度が85%以上あり、かつ不透明度が85%以
下、かつ体積抵抗率1×1010〜10×1011Ω・cm
(20℃65%)、こわさが17〜22cm(JIS
P−8143 A法)の紙になる。こわさの値は次のよ
うにして測定される。細長い一定の形状の試験片の一端
をつかんで上方に支持したとき、試験片の先端のたれま
がる方向が、つかみ線を軸として90°回転すると逆方
向となるときのつかみ部から試験片の先端までの長さが
こわさの値である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来用いられているような紙を用いて、図1の如き装置に
て、1面のみのフルカラー画像を形成する場合は、とも
かく両面にフルカラー画像を形成した場合、トナーの隠
蔽力によって紙を持ち上げた際には紙の1面目のトナー
の有無で、2面目の画像の色味が極端に影響を受けてし
まう可能性がある。さらに、1面目が均一な濃度の単色
画像であっても2面目の白色部に1面目の色が透しの形
として視認される為に、中間調からハイライト部にかけ
ての彩度を著しく損ってしまうという欠点があった。さ
らに、2回の定着によって1面目のトナーがより溶ける
為に紙へのトナーの浸透がより強くなり裏写りを増長さ
せてしまう。
【0008】そこで、本発明が解決しようとする技術課
題は、転写紙にカラー画像を形成した場合の裏移りであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるカラー画像
出力用転写紙は、化学パルプを65wt%以上含み、白
色度が85%以上、不透明度90%であることを特徴と
する。
【0010】白色度は、JISP8123に規定される
方法により測定される値であり、ハンター白色度試験器
を用いて、スペクトルの青〜スミレ色の光を試料照射し
たときの反射率を標準酸化マグネシウム板に同じ光を照
射したときに得られる反射率に対する比(%)で表した
ものである。
【0011】また、不透明度はJISP8138に規定
される方法により測定される値である。即ち、試料に白
色及び黒色標準板の裏当てをし、緑色フィルターを介し
てそれぞれの反射率を測定し、前者に対する後者の反射
率の比(%)を不透明度として表す。不透明度が100
%の試料は完全不透明紙である。このような白色度およ
び不透明度を持つ転写紙を用いることによって、色再現
性に優れ、また、裏移りの少ないカラー画像を形成する
ことができる。
【0012】本発明による転写紙は、白色徴粉末の含有
量および紙の坪量を調整することによって製造するのが
好適である。白色徴粉末は、パルプと共に混入する。表
面サイズ材と共に表面処理成分として混入する。又は表
面コート材として使用することによって紙の製造に適用
される。白色微粉末の含有量は紙1m2当り4g以上に
するのが好適である。白色微粉末は可視光域における全
波長の光を反射することができるものがよい。紙の坪量
は90g/m2以上、特に、100g/m2以上が好適で
ある。
【0013】なお、螢光増白染料を紙に適用することに
よって白色度を90%にすることもできるが、このよう
な紙では、紙の内部散乱因子が少ない為に不透明度が低
く87%程度であり、1面目の画像に濃度1.6のマゼ
ンタ、シアン、イエロー、及びこれらの2種の組み合せ
であるレッド、グリーン、ブルーのトナーによるパッチ
像を形成して2面目側より観察した場合6色全ての色識
別がされた。
【0014】また、紙の坪量が小さい方が、熱の熱容量
が小さくなり、トナーの加熱溶融混色を効率的に行い易
い。その点で、坪量は120g/m2未満が好適であ
る。白色微粉末を用いて不透明度が90%以上にするこ
とにより、この坪量の値を小さく設定できる点で有効で
ある。
【0015】本発明による転写紙のベース材である化学
パルプの含有量は65wt%以上が好適である。
【0016】使用するカラー画像形成用トナーの熱溶融
特性にも左右されるが65we%以上の紙では、トナー
自体が2回の両面に伴う定着工程によってトナーが溶け
過ぎ紙繊維中に入り込むのを防止する上で好適である。
【0017】不透明度及び白色度を向上させる為の含有
填料の量は総量として紙坪量の12wt%以上、好まし
くは14wt%以上あれば良く、この内白色微粉末とし
て4g/m2以上含んでいれば良く、好ましくは6g/
2以上あれば良い。白色微粉末としては、酸化チタ
ン、酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシ
ウム等の白色顔料を用い、含有する粉末の粒径としては
体積平均粒径として200nm以上50μm以下が良
く、好ましくは10μm以下の粒径が良い。粒径として
の下限は凝集2次粒子の形態を含むものであれば良く、
1次粒子としては20mm以上で凝集性のあるものなら
ば使用可能である。
【0018】さらに含有形態としては、仕上りの形状で
分類でき、普通紙状のものであれば、パルプ原料として
内添により、厚み方向に均一分散されてるようにすれば
良い。又、塗工紙としての形状で目的のものを得る場
合、パルプ原料と塗工層の両者に分けて付与するか、最
紙塗工のみにこの粉末を付与したものも用いてもかまわ
ない。
【0019】本発明による転写紙を用いてカラー画像を
形成する場合、トナーとしては、熱を印加した際の溶融
性、混色性が良いことが要求されるため、軟化点が低
く、かつ溶融粘度の低いシャープメルト性のトナーが使
用される。こうしたシャープメルトトナーを使用するこ
とにより、複写物の色再現範囲を広め、原稿の多色また
はフルカラー像に忠実なカラーコピーを得ることができ
るからである。
【0020】このようなシャープロルトトナーは、例え
ばポリエステル樹脂またはスチレン−アクリルエステル
樹脂のごとき結着樹脂、着色剤(染料、昇華性染料)、
荷電制御剤等のトナー形成用材料を溶融混練、粉砕、分
級することにより製造される。必要とあらば、トナーに
各種外添剤(例えば、疎水性コロイダルシリカ)を添加
する外添工程を付加してもよい。このようなカラートナ
ーとしては定着性、シャープメルト性を考慮すると結着
樹脂としてポリエステル樹脂を使用したものが特に好ま
しい。シャープメルト性ポリエステル樹脂としてはジオ
ール化合物とジカルボン酸とから合成される分子の主鎖
にエステル結合を有する高分子化合物が例示される。
【0021】特に、次式
【0022】
【外1】 (式中Rはエチレンまたはプロピレン基であり、x,y
はそれぞれ1以上の正の整数であり、かつx+yの平均
値は2〜10である。)で代表されるビスフェノール誘
導体もしくはその置換体をジオール成分とし、2値以上
のカルボン酸又はその酸無水物又はその低級アルキルエ
ステルとからなるカルボン酸成分(例えばフマル酸、マ
レイン酸、無水マレイン酸、フタル酸、テレフタル酸、
トリメリット酸、ピロメリット酸等)とを少なくとも共
縮重合したポリエステル樹脂がシャープな溶融特性を有
するのでより好ましい。
【0023】ポリエステル樹脂の軟化点は、75〜15
0℃、好ましくは80〜120℃が良い。
【0024】このポリエステル樹脂を結着樹脂として含
有するシャープメルトトナーの軟化特性の例を図2に示
す。測定条件は以下の通りである。
【0025】フローテスターCFT−500A型(島津
製作所製)を使用し、ダイ(ノズル)の直径0.2m
m、厚み1.0mmとして20kgの押出荷重を加え初
期設定温度70℃で、予熱時間300秒の後、6℃/分
の速度で等速昇温したとき描かれるトナーのプランジャ
ー降下量−温度曲線(以下軟化S字曲線という)を求め
た。試料となるトナーは1〜3g精秤した微粉末を用
い、プランジャー断面積は1.0cm2とする。軟化S
字曲線は図2のようなカープとなる。等速昇温するに従
い、トナーは徐々に加熱され流出が開始される(プラン
ジャー降下A→B)。さらに昇温すると溶融状態となっ
たトナーは大きく流出し(B→C→D)プランジャー降
下が停止し終了する(D→E)。
【0026】S字曲線の高さHは全流出量を示し、H/
2のC点に対応する温度T0はトナーの軟化点を示す。
【0027】トナー及び結着樹脂がシャープメルト性を
有するか否かは、トナーまたは結着樹脂の見掛けの溶融
粘度を測定することにより判定できる。
【0028】このようなシャープメルト性を有するトナ
ーまたは結着樹脂とは、見掛けの溶融粘度が103ポイ
ズを示すときの温度をT1、5×102ポイズを示すと
きの温度をT2としたとき、 T1=90〜150℃ |ΔT|=|T1−T2|=5〜20℃ の条件を満たすものをいう。
【0029】これらの温度−溶融粘度特性を有するシャ
ープメルト性樹脂は加熱されることにより極めてシャー
プに粘度低下を起こすことが特徴である。このような粘
度低下が最上部トナーと最下部トナー層との適度な混合
を生じせしめ、さらにトナー層自体の透明性を急激に増
加させ、良好な減色混合を起こすものである。
【0030】
【実施例】
(実施例1)化学パルプ75wt%に填料として16w
t%を含み内、白色顔料として粒径5μmの酸化チタン
を8wt%含み他にカオリン、ロジンサイズ等を内添し
た原料パルプを用いて厚さ135μm、坪量103g/
2の紙を抄紙した。仕上りとして酸化チタン粉が7g
/m2入っている事を確認した。また、紙の不透明度で
94%、白色度87%、透気度で16秒であった。次
に、図1に示すフルカラー複写機において、それぞれシ
ャープメルト性を有するイエロー、シアンおよびマゼン
タの3色を反射濃度が加熱定着後1.6になるように調
整して前記3色及び2次色として、ブルー、グリーン、
レッドの3色を一辺が30mmの正方形パッチの形で出
力した。この画像を画像反対面から目視によって色識別
を行った。但し、画像面下部に下敷きとして上述で作成
した、未使用紙を3枚置いた。目視観察では6色の色味
はイエローとその他5色が若干の判別可能であったが、
正方形パッチの外郭形状もぼやけており続いてこの2面
目に画像形成を行ったところ1面目画像の影響もなく良
好な両面画像が得られた。なお、透気度とは、JISp
8117に規定できる方法で測定される値があり、面積
645mm2を空気100mlが通過する為に必要とす
る時間である。
【0031】(比較例1)実施例1に対し、酸化チタン
を含まずに実坪量95g/m2の紙を抄紙して不透明度
83%、白色度81%、透気度14秒の紙を得て、同様
の6色パッチを形成した所、6色中、6色の判別が可能
であり、かつ2面目の画像としてイエローの一様画像か
つ反射濃度が0.8のものを形成した所、1面目のパッ
チの色味によって部分的に色がにごり、ブルーパッチの
部分については若干の黒ずみも確認された。
【0032】(実施例2)実施例1に対し粒径10μm
の酸化チタンを4wt%含有した原料パルプを作り抄紙
し100g/m2の紙を得た。不透明度は92%白色度
は85%、透気度は15秒であった。この紙についても
同様の画出しを行った所、識別可能なパッチ数は2種あ
った。又、2面目にイエロー濃度0.8のベタ画像を形
成したが1面目のパッチの識別はほぼできなくなるとと
もに、イエローの色味にも変化がなく、実用に耐えるレ
ベルであった。
【0033】(実施例3)ベース紙として炭酸カルシウ
ム粉末を3g/m2含む坪量75g/m2の紙を基紙と
し、この表裏に殿粉50wt%に酸化マグネシウム50
wt%からなる塗液を仕上りで1面当り10g/m2
なるように塗工してコート紙を得た。また、総量として
13wt%の白色微粉末を含んでいた。仕上りで不透明
度97%、白色度86%、透気度3300秒であった。
これに実施例1に同じ画像を形成し裏うつりをみた所各
パッチはほぼ隠蔽され判別不可能でかつ、2面目の画像
にも何ら影響はなかった。
【0034】(比較例2)化学パルプ60we%中に2
0we%の機械パルプを含んだものに填料として、タル
ク4wt%を内添し、その他に、サイズ剤、沈殿等を含
む原料を用い、厚さ125μm、坪量100g/m2
紙を抄紙した。紙の不透明度は92%、白色度は78%
であった。この紙に実施例1と同様の画像出し実験を行
った所、紙自体が若干黒ずんでいる為、1面画像の色味
は裏面からは、ほぼ観察されなかったが、紙自体の白色
度が低い為に黄色がくすみ、フルカラー画像としての品
質が低下した。
【0035】(比較例3)化学パルプ60wt%、機械
パルプ25wt%、さらに填料として炭酸カルシウム及
びタルクを6wt%含み、他に澱粉及びサイズ剤、水分
からなる厚さ90μm、坪量75g/m2の紙を抄紙し
た。この紙の不透明度は78%、白色度は80%であっ
た。この紙に実施例1と同様の画像出し実験を行ったと
ころ、1面目において紙自体の黒ずみ、黄ばみがある
為、フルカラー画像としての品質が低くなってしまっ
た。さらに2面目の画像において、1面目にイエローの
濃度0.6のベタ画像を印字し、2面目にブルー画像の
濃度0.3のベタ画像を形成した所、2面目はブルーで
なくグレーになってしまい、フルカラー両面に不適正な
紙であることが判明した。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
両面に複数の単色トナーを用いてカラー画像作成を行う
フルカラー複写機において、使用する紙に不透明度90
%以上、白色度85%以上の転写紙を適応することによ
り、裏うつりが低減され、かつ表裏画像ともにカラー画
像として良好な色再現を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー画像出力用転写材を適応するこ
とが可能なフルカラー電子写真複写機の概略的縦断面
図。
【図2】本発明のカラー画像の形成に用いるシャープメ
ルトトナーの軟化特性を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−138799(JP,A) 特開 平4−268567(JP,A) 特開 平5−341553(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 7/00 101 M G03G 7/00 101 Q G03G 15/01 114 Z

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2色以上の単色トナーを用い
    て多色トナー像を形成することが可能なカラー電子写真
    装置に用いられる転写部材であって、化学パルプを65
    wt%以上含み、白色度85%以上、不透明度90%以
    上であることを特徴とするカラー画像出力用転写紙。
  2. 【請求項2】 不透明度が92%以上である請求項1記
    載のカラー画像出力用転写紙。
  3. 【請求項3】 前記転写材が、白色微粉末を4g/m2
    以上含んでいることを特徴とする請求項1に記載のカラ
    ー画像出力用転写紙。
  4. 【請求項4】 前記白色微粉末が、酸化チタン、酸化マ
    グネシウムおよび硫酸マグネシウムの内少なくとも1つ
    以上のものからなっていることを特徴とする請求項3に
    記載のカラー画像出力用転写紙。
  5. 【請求項5】 前記転写材の坪量が90g/m2以上1
    20g/m2未満であることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1項に記載のカラー画像出力用転写紙。
  6. 【請求項6】 カラートナー像を、化学パルプを65w
    t%以上含み、白色度85%以上、不透明度90%以上
    である転写紙に転写し、加熱定着するカラー画像形成方
    法。
  7. 【請求項7】 不透明度が92%以上である請求項6記
    載のカラー画像形成方法。
  8. 【請求項8】 転写紙が、白色徴粉末を4g/m2以上
    含んでいる請求項6記載のカラー画像形成方法。
  9. 【請求項9】 白色徴粉末が酸化チタン、酸化マグネシ
    ウム、硫酸マグネシウムおよび炭酸マグネシウムから選
    ばれる少なくとも一つである請求項8記載のカラー画像
    形成方法。
  10. 【請求項10】 転写紙の坪量が90g/m2以上12
    0g/m2未満である請求項6記載の画像形成方法。
  11. 【請求項11】 転写紙の両面にカラートナー像を形成
    する請求項6記載のカラー画像形成方法。
  12. 【請求項12】 カラートナーがシャープメルト性を有
    するものである請求項8記載のカラー画像形成方法。
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