JPS63109077A - 印字範囲の自動設定可能なワ−ドプロセツサ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 □産業上の利用分野□ この発明は、複数サイズの印字用紙に対する印字が可能
なワードプロセッサに関し、特にその印字範囲の設定方
式の改良に関するものである。

−従来の技術− 上記のように異なるサイズの印字用紙を選択的に使用で
きるワードプロセッサは既に知られている。

例えば、規格品たるＡ４．Ｂ４，８５等のサイズのいず
れか任意のものを印字用紙として選択するのである。こ
のようなワードプロセッサは、通常、文書データを入力
するための文書データ入力装置と、その入力された文書
データを記憶する文書データ記憶手段と、文書データ記
憶手段に記憶されている文書データを複数のサイズの印
字用紙に対して印字可能な印字装置とを備えるのが普通
である。

従来、この種のワードプロセッサにおいて、レフトマー
ジンおよびライトマージンは、各マージンの位置を表す
数値をそれぞれ入力することにより設定するか、あるい
は印字ヘッドや表示画面上のカーソルを希望する実際の
各マージン位置へ移動させた後、例えばマージンセント
キーの操作等でそれを確定することにより設定するよう
になっていた。

□発明が解決しようとする問題点□ しかし、印字に際し、印字用紙のサイズに応じてオペレ
ータがレフトマージンおよびライトマージンをいちいち
設定しなくてはならず、その操作が煩雑で作業能率を低
下させる原因となる。

□問題点を解決するための手段□ このような問題を解決するために、本発明に係るワード
プロセッサは、前述のような文書データ入力装置９又書
データ記憶手段および印字装置の他、さらに、■印字用
紙のサイズ毎に予め定められた印字範囲情報を記憶する
サイズ別印字範囲記憶手段と、■印字用紙のサイズを指
定する用紙サイズ指定手段と、■印字範囲記憶手段の記
憶内容のうち、指定されたサイズに対応する印字範囲情
報を表示する印字範囲表示手段と、■その表示された印
字範囲に関する表示内容を変更するための印字範囲変更
手段と、■上記印字範囲表示手段に表示されている内容
で印字範囲を設定する印字範囲設定手段とを含んで構成
される。

なお、印字範囲情報は左右のマージンに関するものが普
通であるが、上部余白および下部余白等に関するもので
あってもよい。

□作用および効果□ このように構成されたワードプロセッサにおいては、用
紙サイズの指定に応じてそのサイズに対応するマージン
等の印字範囲情報が表示され、変更がなければその表示
内容により印字範囲が自動的に設定される。従って、用
紙サイズを指定するだけで、左右のマージン等をオペレ
ータがいちいち設定することを要せず、操作性および作
業性が向上する。

また、印字数や行数等の印字量ではなく、左右のマージ
ン等どこからどこまでの範囲で印字されるかを示す印字
範囲の情報が表示されるため、オペレータは実際の印字
に先立ち印字範囲を直接的に把握することが可能となる
。例えば左右のマージンが数値で表示されれば、通常、
印字装置にはマージン値を目盛ったスケールが備わって
いるのが普通であるから、表示されているマージンの情
報をそこに当てはめ、印字用紙の位置とスケールとの関
係をみれば、実際の印字が用紙上のどの範囲で行われる
かを相当正確に予測できるのである。しかも、その印字
範囲が適切でなければ、表示内容を変更して望ましい印
字範囲に前もって修正できるため、誤った印字、無駄な
印字を回避することができる。

□実　施　例□ 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第２図に示すワードプロセッサは、キーボード２とプリ
ンタ４とを備えた一体的な構造をなし、キーボード２の
一部に所定桁数の液晶ディスプレイ（以下、単にディス
プレイという）６を備えている。

プリンタ４は、ガイドバー８に案内されてＸ軸（左右）
方向に駆動されるキャリフジ１０と、回転駆動されてＹ
軸（上下）方向に印字用紙１２を送るプラテン１４とを
主体とするものである。キャリッジ１０は、サーマルヘ
ッドからなる印字ヘッド１６を保持しており、この印字
ヘッド１６が印字用紙１２に対して印字動作を行う。そ
して、キャリッジ１０は第３図に示すキャリフジ駆動モ
ータ１８により、プラテン１４はプラテン駆動モータ２
０により、また印字ヘッド１６は印字ヘッド駆動装置２
２によりそれぞれ駆動される。

第２図に戻って、プラテン１４の後ろ側にはペーパガイ
ド２４が配置され、これの一方の側にはＡ４゜Ｂ４．Ｂ
５およびハガキの各サイズの印字用紙１２を予め定めら
れた位置にセットするための用紙位置決め手段２６が設
けられている。この例では、印字用紙１２の一辺の位置
をサイズに応じてそれぞれ規定する位置決め線であるが
、ガイドプレート等の機械的な位置決め手段の場合もあ
る。また、ペーパガイド２４の下部には、マージンの値
を目盛ったマージンスケール２８がキャリッジＩＯの移
動方向と平行に設けられている。このスケール２８は、
Ｘ軸方向における印字可能な桁範囲を左端を原点とする
数直線で表すものである。

キーボード２は、文字キー３０および数字キー３２等の
キャラクタキーをはじめ、印字範囲を設定可能なモード
とする印字範囲キー３４、レフトマージンを数値入力可
能なモードとするレフトマージンセットキー３６　（以
下、ＬＭ上セツトーという）、ライトマージンを数値入
力可能なモードとするライトマージンセットキー３８　
（以下、ＲＭ上セツトーという）の他、４種類の用紙サ
イズをそれぞれ指定する用紙サイズ指定キーとしてＡ４
サイズキー４０゜Ｂ４サイズキー４２．８５サイズキー
４４およびハガキサイズキー４６、印字範囲を確定させ
る終了キー４８、さらに印字開始を指令する印字キー５
０等、多くのファンクションキーを備えている。

第３図に基づいて制御回路を説明する。この制御回路は
、中央処理ユニ７）　（ＣＰＵ）６０．プログラムメモ
リ６２．ワークメモリ６４およびテキストメモリ６６と
、それらをつなぐ共通パスライン６８とからなるコンピ
ュータを主体とするものである。

共通パスライン６８には、さらにキャラクタジェネレー
タ７０．　キーボードドライバ７２．プリンタドライバ
７４．ディスプレイコントローラ７６の他、サイズ別マ
ージンメモリ７８が接続されている。

このサイズ別マージンメモリ７８は、第４図に概念的に
示すように、印字用紙１２のＡ４．Ｂ４．Ｂ５、ハガキ
の各用紙サイズに対応して、それぞれの標準的な左右の
マージンを数値で、つまり前記マージンスケール２８の
数直線に対応する数値の情報として記憶している。以下
、これを標準マージン値と称する。例えば、Ａ４サイズ
の場合には、レフトマージンが“０１”、ライトマージ
ンが“４６”として予め設定され、これらのマージン値
で規定される“０１”から“４６”までの範囲がＸ軸方
向における印字範囲情報とされているのである。

第３図に戻って、プリンタドライバ７４はキャリッジド
ライバ８０．印字ヘッドドライバ８２およびプラテンド
ライバ８４を含み、これらに前記キャリッジ駆動モータ
１Ｂ、印字ヘッド駆動装置２２およびプラテン駆動モー
タ２０がそれぞれ接続されている。また、前記キーボー
ド２はキーボードドライバ７２に接続されており、キー
ボード２の各種キーの操作によって入力されるデータが
、キーボードドライバ７２を経てワークメモリ６４およ
びテキストメモリ６６に供給されるようになっている。

そして、テキストメモリ６６に記憶されている文書デー
タに基づいて、キャラクタジェネレータ７０から各キャ
ラクタを表すパターンデータがプリンタドライバ７４お
よびディスプレイコントローラ７６に供給され、プリン
タドライバ７４およびディスプレイコントローラ７６が
その供給されたデータに基づきプリンタ４およびディス
プレイ６をそれぞれ作動させる。

なお、印字に際して、ＣＰＵ６０はキャリッジドライバ
８０に左右のマージン値のデータを供給し、キャリッジ
ドライバ８０がそのデータによってキャリッジ駆動モー
タ１８を制御することにより、キャリッジ１０のＸ軸方
向の移動限度を規定して左右のマージンで挾まれた範囲
にのみ印字を行わせる。

上記文書データの入力、印字および表示は、ＣＰＵ６０
がワークメモリ６４の助けを借りて、プログラムメモリ
６２に記憶されているプログラムを実行することによっ
て行われる。そのプログラムについて、本発明に関連の
深い印字範囲設定のステップを主体とするフローチャー
トを第５図に示す。

まず、ステップＳｔ（以下、単に５１という。他のステ
ップについても同様）でイニシャライズされ、Ｂ２およ
びＢ３においてキー人力待ちの状態となる。

そして、キー人力された文書データのディスプレイ表示
やテキストメモリ６６への記憶等は、Ｓｌｏの他のキー
処理として行われる。

印字範囲キー３４が押されると、Ｂ４の判断がＹＥＳと
なって８５が実行され、現在のマージン設定データ、つ
まり最新に設定された左右のマージン値が第６図に示す
形態でディスプレイ６にそれぞれ表示される。その後、
Ｂ６およびＳ７で再びキー人力待ちの状態となる。ここ
で、ＬＭ上セツトー３６が押されるとｓｓ、ｓｉｓを経
てＳ１６に移行し、第６図に示すように、ディスプレイ
６の表示画面中でレフトマージン（ＬＭ）の値が表示さ
れている位置にカーソル８６が設定され、このレフトマ
ージン値が変更可能な状態となって、ステップはＢ６に
戻る。

その変更のために数字キー３２が押されると、Ｓ１９の
判断がＹＥＳとなって３２０が実行され、キー人力され
た数値が元の表示内容に取って代わり、新しいレフトマ
ージン値として表示される。同様に、ＲＭ上セツトー３
８が押されると、Ｓ１７の判断がＹＥＳとなり、３１８
においてライトマージン（ＲＭ）値の表示位置にカーソ
ル８６が設定され、数字キー３２による数値入力でオペ
レータが望むマージン値が３２０において表示される。

左右のマージン値の入力が完了して終了キー４８が押さ
れると３９に移行し、現にディスプレイ６に表示されて
いるデータ内容により左右のマージンが設定され、確定
した値としてワークメモリ６４にストアされる。

以上は、予定している印字用紙１２のサイズを前提とし
て、オペレータが自らマージン値を入力する場合である
が、次の説明は用紙サイズの指定に基づき、左右のマー
ジンが自動的に設定される場合である。

Ｂ６およびＳ７によるキー人力待ちの状態で、オペレー
タが例えばＡ４サイズの印字用紙１２に印字したいと考
えて、Ａ４サイズキー４０を押すと、Ｓ２１の判断がＹ
ＥＳとなって３２２が実行される。

すなわち、サイズ別マージンメモリ７８に記憶されてい
るマージンデータのうち、Ａ４用として設定されている
左右のマージン値（第４図の例であれば、ＬＭ値−０１
，ＲＭ値−４６）がＣＰＵ６０によって読み出され、キ
ャラクタジェネレータ７０を経てディスプレイコントロ
ーラ７６に供給さることにより、第６図に示すような形
態でディスプレイ６に表示されるのである。オペレータ
がこの表示内容でよいと判断し、続いて終了キー４８が
押されると、Ｂ８の判断がＹＥＳとなって８９が実行さ
れ、その規格値とでも称すべき標準マージン値により印
字範囲が自動的に設定される。言い換えれば、Ａ４サイ
ズキー４０と終了キー４８の操作の他は、何らキー人力
操作を要しないのである。

なお、Ａ４サイズキー４０の操作により、サイズ別マー
ジンメモリ７８に記憶されているＡ４用の標準マージン
値が表示されたが、オペレータがその左右のマージン値
をプリンタ４のマージンスケール２８の目盛りに当ては
めて、印字用紙１２上の実際の印字範囲を予測した結果
、この印字範囲では適当でないと判断した場合、あるい
は特殊な形態での印字を予定している場合などには、左
右の標準マージン値を変更することができる。すなわち
、Ｓ２２の実行後、Ｂ６に戻った状態でＬＭ上セツトー
３６またはＲＭ上セツトー３８が操作されると、Ａ４サ
イズ用として表示されている左右のマージン値のうち、
前述と同様にカーソル８６で指定された位置の数値が変
更可能な状態となり（’Ｓ　ｌ　６または８１８）、数
字キー３２により新たな数値が入力されて表示内容が変
更された後（Ｓ２０）、終了キー４８が押されると、そ
の変更されたマ・−ジン値により修正された形で印字範
囲が設定されるのである（Ｂ９）。

以上は、Ａ４サイズキー４０の操作に伴う一連のステッ
プであるが、Ｂ４サイズキー４２．Ｂ５サイズキー４４
またはハガキサイズキー４６が操作された場合でも、実
質上は全く同様に、Ｓ２３．Ｓ２５または３２７の判断
がＹＥＳとなることにより、サイズ別の標準マージン値
をそれぞれ表示するＳ２４゜Ｓ２６またはＳ２８が実行
され、終了キー４８の操作でそれを確定するＢ９が実行
される一方、各標準マージン値の変更も５１６，５１８
．Ｓ２０およびＢ９の実行により可能である。

なお、印字範囲キー３４の操作によりＢ６およびＳ７で
キー人力待ちの状態とされた後、押されたキーがその印
字範囲設定のモードで無効なキー（例えは、文字キー３
０等）である場合には、Ｓ２９においてブザー等による
アラーム処理が実行される。

以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
キーボード２およびキーボードドライバ７２が文書デー
タ入力装置を構成し、テキストメモリ６６が文書データ
記憶手段を、またプリンタ４およびプリンタドライバ７
４が印字装置を構成している。

さらにキーボード２のＡ４サイズキー４０．８４サイズ
キー４２．Ｂ５サイズキー４４およびハガキサイズキー
４６が用紙サイズ指定手段を構成し、ディスプレイ６お
よびディスプレイコントローラ７６が文書データ表示手
段と印字範囲表示手段とを兼ねている。また、ＬＭ上セ
ツトー３６．ＲＭ上セツトー３８および数字キー３２と
、プログラムメモリ６２のうち第５図におけるＳ１６，
３１８およびＳ２０のステップを記憶している領域と、
それを実行するＣＰＵ６０とが印字範囲変更手段を構成
し、さらに終了キー４８と、プログラムメモリ６２のう
ちＳ８およびＳ９のステップを記憶している領域と、そ
れを実行するＣＰＵ６０とが印字範囲設定手段を構成し
ている。

なお、以上説明した実施例では左右のマージンが数値で
ディスプレイ６に表示されるようになっていたが、別の
態様として、プリンタ４のマージンスケール２８に沿っ
て表示手段、例えば発光ダイオード（ＬＥＤ）をマージ
ンの目盛りに対応して配列し、それらのうち左右のマー
ジンに対応する位置にある２つを発光させることにより
マージンの位置そのものを直接表示させることも可能で
ある。

また、この発明は、左右方向における印字範囲の設定に
限らず、上部余白、下部余白等のデータを予め記憶させ
ておくとことにより、上下方向における印字範囲を用紙
サイズの指定に連動して設定するのに適用することもで
きる。

さらに、用紙サイズ指定手段に印字範囲設定手段の機能
を併せ持たせ、終了キーの操作を省略するようにプログ
ラムを組むこともできる。

その他、逐一説明はしないが、本発明は当業者の知識に
基づいて種々の変形、改良を施した態様で実施すること
が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の概念図である。第２図は本発明の一実
施例であるワードプロセッサの外観図であり、第３図は
それの制御回路を示すブロック図である。 第４図は第３図のサイズ別マージンメモリの記憶内容の
一例を概念的に示す図であり、第５図は第３図のプログ
ラムメモリに記憶されているプログラムを、本発明に関
連の深い印字範囲設定のステップを主体に示すフローチ
ャートである。第６図はそのステップ中におけるマージ
ン値のディスプレイ表示形態を、関連するキーとともに
示す図である。 ２：キーボード　　　　　４ニブリンタロ；液晶ディス
プレイ　１２：印字用紙３４：印字範囲キー ３６：レフトマージンセットキー ３８ニライトマージンセツトキー ４０：Ａ４サイズキー　　４２：Ｂ４サイズキー４４：
Ｂ５サイズキー　　４６：ハガキサイズキー４８：終了
キー　　　　　６６：テキストメモリ７８：サイズ別マ
ージンメモリ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 文書データを入力するための文書データ入力装置と、 その入力された文書データを記憶する文書データ記憶手
   段と、 その文書データ記憶手段に記憶されている文書データを
   複数のサイズの印字用紙に対して印字可能な印字装置と
   、 印字用紙のサイズ毎に予め定められた印字範囲の情報を
   記憶するサイズ別印字範囲記憶手段と、印字用紙のサイ
   ズを指定する用紙サイズ指定手段と、 前記印字範囲記憶手段の記憶内容のうち、指定されたサ
   イズに対応する印字範囲の情報を表示する印字範囲表示
   手段と、 その表示された印字範囲に関する表示内容を変更するた
   めの印字範囲変更手段と、 前記印字範囲表示手段に表示されている内容で印字範囲
   を設定する印字範囲設定手段と を備えることを特徴とする印字範囲の自動設定可能なワ
   ードプロセッサ。