JPS6310798A - フラボン配糖体 - Google Patents

フラボン配糖体

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JPS6310798A
JPS6310798A JP61116714A JP11671486A JPS6310798A JP S6310798 A JPS6310798 A JP S6310798A JP 61116714 A JP61116714 A JP 61116714A JP 11671486 A JP11671486 A JP 11671486A JP S6310798 A JPS6310798 A JP S6310798A
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JP
Japan
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formula
compound
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methanol
lower alcohol
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JP61116714A
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JPH0684393B2 (ja
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Takeshi Matsumoto
武 松本
Takeshi Sei
清 剛
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Daicel Corp
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Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、血流障害の改善を目的とする医薬品として有
用な新規フラボン配糖体に関する。
〔従来の技術〕
イチョウの乾燥葉からの抽出物はヨーロッパにおいて脳
及び末梢動脈血流の障害の治療のため医薬品として用い
られており、その主成分はクエルセチングリコシド、イ
ソクエルセチングリコシド、ケンペロルー3−ラムノシ
ト−グリコシド、ルテオリングリコシド、シトステロー
ルグリコシドであることが特公昭49−27323に記
載されている。さらに詳しくは、例えばケンペロルグリ
コシドについては分子式C1’lH3゜01.で表され
るケンペロル′−3−ラムノグルコシド(kaea+p
ferol−3−rhan+noglucosid)や
ヘプタアセチル体の分子式がC3slh40+sで表さ
れるケンペロルグルコシド(kaempferol−g
lucosid)であることがアルツナイミッテル・フ
ォルシユング(Arznein+1tiel fors
chung+ 18.537−53(196B))に記
載されている。また近年上記抽出物より新たに5.7,
3°、4゛  −テトラヒドロキシフラボノー3−0−
4−ラムノピラノシル−4一旦−β−D−(6”−トラ
ンス−p−フマロイル)−グルコピラノシドが単離され
ている〔アルツタイシュリフト・フユル・ナチュアハイ
ルフェルファーレン(八rzteitschrift 
fur Naturheilver−fahren) 
22.593−604(1981)  )。
しかしながら、上記抽出物中の主成分とされるフラボン
配糖体価々についての薬理活性は勿論のこと、それらの
組成、含有量に関する詳細さえ明らかにされないまま使
用されている現状にある。本発明者等は、イチョウの葉
に含まれるフラボン配糖体の内の有効成分を明らかにし
、その利用を図る目的で検討を行ってきた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等のイチョウに含まれるフラボン配糖体をくま
なく単離し、それらの物性を既にイチョウより単離され
ている既知のフラボン配糖体すべてのそれと比較したと
ころ、有効成分の一つが新規のフラボン配糖体であるこ
とを見出し、本発明に到達した。
即ち本発明は、下記式〔I〕で表される新規フラボン配
糖体である。
本発明物質の分子式はC11lzaO+7で分子量は7
40であり、融点は195℃である。本発明物質につい
ての物性は以下の通りである。
(11FD−MS  :m/z 763 (M+Na)
(2)  UV(MeOH) :λ、、、 312 (
t : 24400)、 300(sh)、 265 
(t : 19900) nm(3)  IR(KBr
)  : l’、、、 3400.1655.1605
.1515゜1360、11?5.835 cta−’
  (図1)(4)  ’II−NMR(DMSQ) 
:δ12.56(IH,s、011−5)、 10.8
3(IH,s、0H−7)、  10.23(111,
s、0II−4’)、  9.95(LH,s、0H−
7”)、 7.73(211,d、J=8.ll−2’
、6’)。
7.40(IH,d、J・15,1.3”)、  7.
38(211,d、J=8゜H−5”、9”)、  6
.92(2H,d、J・8.H−3°、5’)。
6.69(28,d、J・8.Fl−6”、8−)、 
 6.32(18,d。
J=2.8−8)、  6.19(18,d、J=15
.H−2”)。
6.17(IH,d、J=2.)l−6)、  5.6
2(Ill、brs、If−1”)。
5.3−4.5(511,OR)、  4.33(11
1,d、J・8.ll−1−)。
4.2−3.0(101(、−CI−0,−CII20
)、 2.5(311,d。
J・2.I!−6”)ppm(図2) +51  ”C−NMR(DMSO)  : δ17?
、2. 165.9. 163.7゜160.9. 1
59.6. 159.3. 156.2. 156.0
゜144.3. 134.1. 130.2(2C)、
  129.7(2C)。
124.7. 120.1. 115.3(2C)、 
 115.1(2C)。
113.6. 105.8. 103.8. 100.
4. 98.4゜93.5. 81.4. 75.9.
 73.6(2C)、  71.6゜?0.3.70.
0.69.6.62.9.17.4  (図3)糖部分
のプロトンシグナルを主に二次元NMR法を用いて解析
し、選択デカップリング法により炭素シグナルを帰属し
た結果、ラムノースの2位の炭素シグナルが大きく低磁
場シフトしていることから糖部分の結合様式が(1−2
)であることが明らかとなった。よって化合物■はケン
フェロール3−0−α−(6” −p−フマロイルグル
コシル−β−1,2−ラムノシト)である。
本発明物質は以下のような方法で得ることが出来る。
まず、イチョウの葉を低級アルコール又は含水低級アル
コールで抽出する。得られた抽出物から例えば四塩化炭
素のような低極性溶媒を用いて脂溶性化合物を除いた後
、続いて酢酸エチル、ブタノール、メチルエチルケトン
、プロパツール等で抽出することによって、式(1)の
フラボン配糖体を含む粗両分が得られる。次にこれを逆
相系シリカゲルカラムクロマトグラフィーにかけ、メタ
ノール−水系或いはアセトニトリル−水系の混合溶媒で
溶出し、式(I)の化合物を主成分とする溶出画分を濃
縮すれば、はぼ純粋な化合物〔!〕が得られる。
(i)の純粋な結晶を得るには、これをメタノール−水
系或いはエタノール−水系で再結晶すれば良い。
〔発明の効果〕
本発明の新規フラボン配糖体は、その有効且つ非毒性量
を含有する組成物の形で血流障害の改善を目的とする医
薬品として用いることが出来、経口又は非経口投与に適
した剤形で使用される。この場合の経口剤としては、錠
剤、カプセル剤、トローチ剤、顆粒剤、散剤等の固体製
剤、或いは水剤、シロップ剤等の液剤が挙げられ、非経
口剤としては、注射剤、坐剤等が挙げられる。これら各
種の製剤は、慣用の無機又は有機の、或いは固体又は液
体の医薬製剤用担体を用いて公知の方法で製造すること
が出来る。
〔実 施 例〕
次に本発明物質の製造法を実施例により説明する。
実施例1 乾燥イチョウ葉3kgをメタノール20J中で3時間加
熱還流し、葉を濾別して得られるメタノール溶液を濃縮
する。得られた抽出物を水22に1誌濁し、クロロホル
ム3℃、次いで酢酸エチル41の順で抽出する。酢酸エ
チル抽出物42gを逆相系シリカゲルカラム(Cps)
にかけ、メタノール−水(2: 3)で溶出する両分を
濃縮し、1.2gの結晶を得る。得られた化合物が前記
の物性を有することからその構造式をIのように決定し
た。
実施例2 乾燥イチョウ葉10kgをメタノール54I2、水32
1の混合溶媒中で3時間加熱還流し、葉を濾別して得ら
れる溶液にクロロホルム28Nを加え、クロロホルム可
溶画分を抽出除去する。次いで51.21のクロロホル
ムを用いて同じ操作を繰り返す、残った水−メタノール
溶液を濃縮し、メタノールを除去して得られる水溶液を
酢酸エチル121−プロパツール61の混合溶媒、次い
で51の酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル−プロパツ
ール溶液の濃縮物230gを逆相系シリカゲルカラム(
Cps)にかけ、メタノール−水(l:l)で溶出する
両分を濃縮して得られる12gのエキスを再度逆相系シ
リカゲルカラム(C、a)にかけ、メタノール−水(2
: 3)で溶出する両分より6.78の夏の結晶を得た
【図面の簡単な説明】
図1、図2、図3は、それぞれ新規フラボン配糖体(式
I)のIRスペクトル、’H−NMRスペクトル、1m
(−間Rスペクトルを表す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 次式〔 I 〕で表されるフラボン配糖体。 ▲数式、化学式、表等があります▼
JP61116714A 1986-03-12 1986-05-21 フラボン配糖体 Expired - Lifetime JPH0684393B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/024,223 US4753929A (en) 1986-03-12 1987-03-10 Flavone glycoside
ES87103572T ES2044849T3 (es) 1986-03-12 1987-03-12 Un procedimiento para preparar un glicosido de flavona.
DE8787103572T DE3770956D1 (de) 1986-03-12 1987-03-12 Flavonglycosid, verfahren zur herstellung und pharmazeutische zusammensetzung, welche dieses produkt enthaelt.
EP87103572A EP0237066B1 (en) 1986-03-12 1987-03-12 Flavone glycoside, a process for its preparation and pharmaceutical composition containing it

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61-54174 1986-03-12
JP5417486 1986-03-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6310798A true JPS6310798A (ja) 1988-01-18
JPH0684393B2 JPH0684393B2 (ja) 1994-10-26

Family

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JP61116714A Expired - Lifetime JPH0684393B2 (ja) 1986-03-12 1986-05-21 フラボン配糖体

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