JPS63107444A

JPS63107444A - 電動送風機用モ−タ

Info

Publication number: JPS63107444A
Application number: JP25144786A
Authority: JP
Inventors: Shigeru Murasato; 村里　茂
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1986-10-22
Filing date: 1986-10-22
Publication date: 1988-05-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は例えばクリーナなどの電動送風機用モータに
関するものである。

〔従来の技術〕

第３図は特開昭６１−１２１７４５号公報に記載されて
いる従来の電動送風機の軸方向断面図で。

図において、（１）はインペラー（２）を有する遠心フ
ァン、（３）は交流整流子電動機、（４）はブラケット
で通風孔が形成されている。（５）はブラケット（４）
に固定された固定子鉄心、（６）は界磁巻線、（７）は
回転子鉄心、（８）は電機子巻線、（９）は整流子で、
ブラシホルダαυ内に収められたカーボンブラシ（ＩＩ
と接触して電流が通電される。σりはホルダ支えで絶縁
物でできている。［１３は軸受、　０４１は電動機軸、
α９は電動機フレームである。第４図は回転子鉄心（７
）部分を示す説明図で、　　（７ｂ）は回転子鉄心（７
）に形成されたスロツ）、　　（Ｓａ）は電機子巻線（
８）の素線である。

次に動作について説明する商用電源より供給される電流
は、界磁巻線を流れてカーボンブラシαＧから整流子（
９１を介して電機子巻線（８）を流れ、再び整流子（９
）を介してカーボンブラシＱ（Ｉを流れ電源にもどる。

界磁巻線（６）では、その巻かれている固定子鉄心（５
）を磁極化する。電機子巻線（８］は回転子鉄心（７）
のスロワ）　（７ｂ）に巻装されており１回転力を作り
出し、またスロット洩れインダクタンスによるリアクタ
ンス電圧が発生する。このリアクタンス電圧は高速回転
になるに比例して増大する。

回転子で発生したトルクは電動機軸α４に伝達され。

遠心ファン１）＋の駆動力となり、空気をモータ内に吸
込み、これが吸込力となる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の電動送風機用モータでは９回転部分が高速で回転
するため２回転子鉄心（７）のスロワ）　（７ｔ））内
に挿入された電機子巻線（８）内に発生するスロット洩
れによるリアクタンス電圧が増加し、整流悪化をきたす
という問題点があった。また、整流子（９）は高速回転
になり、真円を保つため遠心力に耐えるモールド樹脂を
使用しなければならず、かつ強固にするために体格が大
きくなってしまい、整流子径が大きくなる分だけ周速が
速（なり、カーボンブラシσＱの摩耗量も増大するなど
の問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、リアクタンス電圧を下げて整流性能を向上で
き、整流子体格の小さい電動送風機用モータを得ること
を目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明の電動送風用モータは１回転子鉄心にスロット
を形成せず、同心円筒状の鉄心を積層一体化し、その界
磁側表面に電機子巻線を配設したものである。

〔作　用Ｊこの発明の回転子鉄心にはスロットがないので。

電機子巻線内に発生するスロット洩れによるリアクタン
ス電圧を下げることができ、これにより高速回転に３い
て整流能力が向上するとともに、整流子部分の遠心力に
対する補強を低（抑えることができる。従って整流子体
格を小さくできる。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図はこの実施例を適用した電動送風機を示す軸方向断面
図で１図に８いて、（１）は遠心ファン、（２１はイン
ペラー、（３）は遠心ファン（１）の駆動源である交流
整流子電動機、（４）は遠心ファン（１）と電動機（３
）を仕切る風仕切板で、遠心ファン（１）で得た風を電
動機（３）に有効に流れるように通風孔が形成され、電
動機フレームαりに固定されている。（５１は風仕切板
に取り付けられた固定子鉄心、（６）は界磁巻線で、こ
れによって固定子鉄心（５）を磁極にする。

（７）は回転子鉄心、（８１は電機子巻線、（９）は回
転子鉄心（７）の内周側に配置された整流子、　（ｌ［
ｌはその先端が整流子＋９１の径方向側面に接するブラ
シ、この場合はカーボンブラシ、　ＱＤはブラシホルダ
、　（１７Ｊはホルダ支え、（１３は軸受、α４は電動
機軸である。第２図は電機子巻線（８）部分を拡大して
示すものでｌａｌは正面図、（ｂ）は側面図で、　　（
７ａ）は回転子鉄心１７）に形成された通風孔、　　（
７ｃ）は電ば子巻線（８）を回転子鉄心（７）に取着す
るストッパ、　　（９ａ）は整流子セグメントである。

次に、この作用について説明する。動作原理は従来と同
じであるが、電機子巻線（８）部分では回転子鉄心＋７
）にスロットがないため、スロット洩れによるリアクタ
ンス電圧が発生しない。従って整流性能が向上する。ま
た整流子部分の遠心力に対する補強を低（抑えることが
できるので整流子体格を小さくでき、結果的に全容積を
コンパクトにできる。さらに従来は整流子外＃！ｉｉ面
とブラシが摺動していたが、この発明では整流子径方向
側面とブラシが摺動して３つ、また第２図１８１に示す
ように回転子鉄心（７）に軸方向に通風孔を設けること
により、電機子巻線（８）の冷却効果をあげたり、整流
子（９１側に風を送れる。

なお、上記実施例では整流子（９）を回転子鉄心（７）
の内周に配置したものを示したが、これらを分離して整
流子（９１を遠心ファン（１）寄りに電動機軸ａ４に取
り付け２回転子鉄心（７）とはガイドで結合させ。

ブラシα〔及びブラシホルダαυを軸方向に遠心ファン
１）１寄りに配置し、遠心ファン（１）とは反対側に軸
受α３を配置しても同様の効果が得られる。

また、電機子巻線（８）をストッパ（７Ｃ）で回転子鉄
心（７）に固定保持したものを示したが９回転子鉄心（
７）と−緒にモールドしても同様の効果が得られる。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば２回転子鉄心にスロッ
トを形成せず、同心円筒状の鉄心を積層一体化したその
界磁側表面に電機子巻線を配設したので、リアクタンス
電圧を低（でき整流性能が向上し、高速回転能力が高め
られ、整流子体格の小さい電動送風機用モータが得られ
る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を適用した電動送風機を示
す軸方向断面図、第２図１３）は第１図の要部を示す正
面図、第２図１ｂ＋はその側面・図、第３図は従来の電
動送風機を示す軸方向断面図、第４図はその要部説明図
である。図において、（ｌ）は遠心ファン、（４）は風仕切板。（５）は固定子鉄心、（６）は界磁巻線、（７）は回転
子鉄心。（８）は電機子巻線、（９：は整流子、　＋１（Ｉはブ
ラシ、　＋１４１は電動機軸、α９は電動機フレームで
ある。なお１図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）電動機フレームに軸支された電動機軸、この電動
機軸に固着された遠心ファン、上記電動機フレームに固
定された風仕切板、鋼片を同心円状に積層してなり、上
記風仕切板に固着された固定子鉄心、この固定子鉄心に
巻かれた界磁巻線、この界磁巻線と軸方向に微小間隔を
隔てて配設された電機子巻線、銅片を同心円状に積層し
てなり、その表面に上記電機子巻線を保持し、上記電動
機軸にトルクを伝達する回転子鉄心、上記電動機軸に固
定された整流子、及びその先端が上記整流子径方向の側
面に接触するように軸方向に配設されたブラシを備えた
電動送風機用モータ。
（２）回転子鉄心には、複数の通風孔が軸方向に設けら
れている特許請求の範囲第１項記載の電動送風機用モー
タ。
（３）整流子は回転子鉄心の内周側に配設されている特
許請求の範囲第１項又は第２項記載の電動送風機用モー
タ。