JPS6310672A - 化合物の結晶変態 - Google Patents

化合物の結晶変態

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JPS6310672A
JPS6310672A JP15263786A JP15263786A JPS6310672A JP S6310672 A JPS6310672 A JP S6310672A JP 15263786 A JP15263786 A JP 15263786A JP 15263786 A JP15263786 A JP 15263786A JP S6310672 A JPS6310672 A JP S6310672A
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Katsunori Shimura
克則 志村
Katsumi Tada
勝美 多田
Hidenori Imai
英範 今井
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Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はベンズアンスロン系特定化合物の染色性良好な
結晶変態に関する。
従来の技術 式(1) で示されるベンズアンスロン系の化合物は。
特公昭44−24910  により公知である。式(1
)の化合物は、合成繊維例えばポリエチレンテレフタレ
ート繊維を螢光のある鮮明な黄味赤色に染色することが
知られている。更に特公昭55−8545には、式(1
)の化合物を単一反応工程(−浴)でかつ非常に高い純
度で製造する方法が記載されている。この特公昭の例1
に従って製造されγζ式(1)の化合物の結晶変態(以
後これをα型結晶と称する)はCu −Ka線による粉
末X線回折法において回折角2θ[:’) 7.4 ;
 10.9 ; 13゜7に強いピーク、回折角(2θ
) 〔0) 15.0 ; 19.1 ;22.5 ;
 23.7 ; 25.7にやや強いピークを持つX線
回折図を与える。又このα型結晶を走査型電子顕微鏡で
観察してみると太さ約11tm、5〜10μmの棒状の
結晶であることがわかる。
式(1)の化合物を合成繊維の染色に適用するには、本
化合物を微粒子化染料とする必要がある。しかし、前記
した式(1)の化合物のα型結晶をそのまま分散剤とと
もにサンドミル等により機械的に微粒子化した場合、実
用的な粒度水準造機粒子化するのに多大な時間を要する
のみならず、実用的な粒度水準を有する微粒子化染料を
用いて染色を行っても染浴の染料濃度を除々に上げ之場
合、ある濃度以上では繊維への染着量がほとんど増加し
ない、いわゆるビルドアツプ性の悪い微粒子化染料しか
与えない。
発明が解決しようとする問題点 微粒子化に長時間髪することは生産効率を悪くするので
微粒子化に要する時間を短縮する方法の開発が望まれて
いる。また、ビルドアツプ性の悪い染料は濃色染色がで
きないばかりか、染料の利用効率が悪く染色後未染着染
料が流出し廃液負荷を向上させる原因となる。従ってビ
ルドアップを向上させるような方法の開発が望まれてい
る。
問題点を解決する次めの手段 本発明者らは、前記したような問題点を解決すべく鋭意
研究を重ねた結果本発明を完成させた。即ち本発明は、
Cu −Kα線による粉末X線回折法において回折角(
2θ)〔°〕7.4; 10.7 ; 24.0 ; 
25.5に強いピークを持つX線回折図により特徴づけ
られる式(1)で示される式(1)で示される化合物の
結晶変態(以後これをβ型結晶と称す)に関する。
なお、本発明の回折角の表示において±0.2゜の測定
誤差は許容されるものとする。
式(1)で示される化合物のβ型結晶は、式(1)の化
合物を、例えば濃硫酸又は水溶性有機溶媒に溶解した溶
液を水中に排出することにより得られる。次にβ型結晶
の製造法の例を説明する。
まず式(1)の化合物を溶解する必要があるがその溶媒
としては、D M F等の水溶性有機溶媒も使用できる
が、溶解度、廃液等を考慮すると濃硫酸の使用が好まし
い。
濃硫酸を使用する場合、濃硫酸の濃度としては95〜9
7%の濃硫酸を用いるのが工業的見地から好都合であり
、その使用量は、式(1)の化合物の重量の5〜20倍
が適当であり、溶解温度は20〜50℃が適当であるが
要は、式(1)の化合物が化学的に変化を受けることな
く溶解すればよいのであって、これらの範囲に限定され
るものではない。式(1)の化合物の濃硫酸溶液を排出
するにあたり用いられる水の量は濃硫酸の重量の2〜1
0倍が適当であるが、要は1式(1)の化合物の溶解度
がなくなる迄硫酸濃度が下がれば良いのであってこの範
囲に限定されるものではない。排出時の水温は、現実的
な各温度で可能であるが特に70〜100℃が好ましい
。低温の水に排出して得られたβ型結晶のウェットケー
キの固型分率に比べ、70℃以上の水に排出して得られ
たβ型結晶のウェットケーキの固型分率は、明らかに高
い値を示した。ケーキの水分量が少ないことは、微粒子
化を行う上で好ましいことである。両者の結晶を走査型
電子顕微鏡で観察したところ、低温の水に排出して得ら
れたβ型結晶は、1μm以下の微粒子状となっているの
に対し、70℃以上の水に排出して得られたβ型結晶は
、最大15〜20μm程度の顆粒状となっていた。
溶媒として有機溶媒を用いた場合も上記に準じて微粒子
化が行われる。
このようにして得られた式(1)の化合物のβ型結晶は
、α型結晶に比べ微粒子化が容易であった。また、β型
結晶から得られた微粒子化染料はα型結晶から得られ全
微粒子化染料に比べて、浸染、捺染いずれにおいても染
色性いわゆるビルドアツプ性が著しく優れていることは
、表1の比較試験結果からも明らかである。
比較例1゜ 特公昭55−8545例1に従って式1の化合物を得た
。このものの結晶変態はα型であった。このα型結晶を
下記表2の処決にてテスト用6筒式サンドグラインダー
〔五十嵐機械製造■製〕を用い1500 r、p、mで
微粒子化したところ実用的水準に迄微粒子化するのに8
時間を要した。
間、実用的水準に迄微粒子化されたがどうかについての
判定は次の方法によった。即ち、微粒子化染料(ペース
) ) 1.5 gを水100ccに分散させ次分散液
をψ7 cmのヌッチェと東洋濾紙N[13(ψ= 7
. Ocrr、 )を用いて吸引濾過し、次いで吸収し
ながら水100 ccを濾過(洗滌)した時、濾紙上に
染料分がほとんど認められないこと。(「実用的水準」
の定義は以下においても同様) 表2、分散化処決 式(1)の化合物        10.0部デモール
Nく商品名、アニオン系界面活性剤。
花王アトラス■製>      20.0部デモールC
<         >     10.0部水   
                60.0部計   
               100.0部実施例 本発明を実施例により更に詳細に説明する。
実施例1゜ 特公昭55−8545の例1の方法により合成した式(
1)の化合物20.0部を40℃の95係硫酸200部
に攪拌下少しずつ加えた後、同温度で1時間攪拌して濃
緑色の溶解液を得た。この溶解液を70℃の湯750部
中に攪拌下5分間で滴下した。この同温度は90℃迄上
昇した。その後30分間攪拌した後、濾過水洗してβ型
結晶の湿潤ケーキ68.3部 (固型分率29.3%)
を得た。
この湿潤ケーキを下記表3の処法にて微粒子化したとこ
ろ3時間で実用的水準造機粒子化された。
表3、 式(1)の化合物        10.0部(βテJ
結晶、固型分) デモールN〈商品名、アニオン系界面活性剤。
花王アトラス■製>      20.0部デモールC
<         >      10.0部水  
                 60.0部計  
                100.0部実施例
2゜ 実施例1と同様にして式(1)の化合物20.0部と9
5%硫酸200部からなる溶解液を調製した。この溶解
液を氷水1700部中に攪拌下5分間で滴下した。その
後0〜5℃で30分間攪拌した後濾過水洗してβ型結晶
の湿潤ケーキ101.0部(固型分率19.8%)を得
た。
この湿潤ケーキを実施例1と同様表3の処法にて微粒子
化したところ3時間で実用的水屋造機粒子化された。
染色例1゜ 実施例1で得た微粒子化染料5.0部(5ヂowf )
を水3000部に加え分散液とし、次いで酢酸でpH5
に調整しポリエステル白布100部を浸漬し、130℃
で1時間染色し、次いで染布を還元的洗浄を行い乾燥す
ると螢光のある鮮明な黄味赤色の染布が得られた。この
染布は比較例1で得られた微粒子化染料を用いて同様に
染色して得た染布よりも濃色であった。
染色例2゜ 実施例1で得た微粒子化染料を用いて下記のような組成
の色糊(5%owp’ )を調製し念。
この色糊をポリエステル布に印捺し、80°C3分の中
間乾燥の後175℃で7分間の高温スチーミングを行な
った。(HTS法) 次いで湯洗、水洗、還元洗浄し、乾燥すると螢光のある
鮮明な黄味赤色の染布が得られた。
この染布は比較例1で得られた微粒子化染料を用いて同
組成の色糊を調製し、同様に染色して得た染布よシも濃
色であった。
〈色糊〉 0微粒子化染料         5.0部0フアイン
ガムMC−8 (第−工業製薬製)7.0% ンルビトーゼC−5 (スチーミング)4.5% クエン酸       0.33チ インプルーバ−880 (横浜ポリマー製)3.3% 及び水からなる元糊     60部 0  水                    3
5部計                  100部
染色例3゜ 染色例2と同様に調製した中間乾燥布に130℃、20
分の高圧スチーミングを処した。
(HPS法) 次いで湯洗、水洗、還元洗浄し、乾燥すると螢光のある
鮮明な黄味赤色の染布が得られた。
この染布は比較例1で得られた微粒子化染料を用いて同
組成の色糊を調製し、同様に染色して得た染布よシも濃
色であった。
発明の効果 Cu−にα線による粉末X線回折法において回折角(2
θ) [:’) 7.4 ; 10.7 ; 24.0
 ;25.5 に強いピークを持つX線回折図により特
徴づけられる式(1)で示される化合物の結晶変態は、
通常の方法による分散化が容易でかつ染色性良好な微粒
子化染料を与える。
【図面の簡単な説明】
第1図は比較例1でえられた式(1)の化合物のα型結
晶のX線回折図である。 第2図及び第3図はそれぞれ実施例1及び実施例2で得
られた式(1)の化合物のβ型結晶のX線回折図である
。 第4図は比較例1でえられた式(1)の化合物のα型結
晶の走査型電子顕微鏡写真である。 第5図及び第6図はそれぞれ実施例1及び実施例2で得
られた式(1)の化合物のβ型結晶の走査型電子顕微鏡
写真である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、Cu−Ka線による粉末X線回折法において回折角
    (2θ)〔°〕7.4、10.7、24.0、25.5
    に強いピークを有するX線回折図により特徴づけられる
    式(1)で示される化合物の結晶変態 ▲数式、化学式、表等があります▼(1)
JP15263786A 1986-07-01 1986-07-01 化合物の結晶変態 Expired - Lifetime JPH0662883B2 (ja)

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