JPS63105394A - サクシヨンヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は溶湯の表面に浮遊するスラグを吸引除去するた
めのサクシ茸ンヘッドに関スル。

従来の技術 従来のサクシコンヘッドとして、たとえば特願昭６０−
１４３２１５号に開示されるものがある。これは、第２
図に示すように、上下方向に配置された二重管（１ンに
おける外管（２）と内管（３）との間に水冷ジャケット
（４）を構成するとともに、内ｖ（３）の内部に上向き
のスラグ吸引路（５）を構成し、このスラグ吸引路（５
）の下端にスラグ吸引口（６）を開口させた構造となっ
ている。

このようなものにおいて、溶湯（７）の表面に浮遊する
スラグ（８）を吸引除去する場合には、スラグ吸引口（
６）をスラグ（８）の上方間近に位置させた状態で、ス
ラグ吸引路（５）に接続された図外の真空吸引装置を動
作させる。すると、これにもとづく吸引流により、スラ
グ（８）は吸引口（６）から吸引路（５）の内部に吸引
され、溶湯（７）の表面から除去される。吸引路（５）
においては、スラグ（８）は内管と妾触することにより
水冷ジャケット（４）の中の冷却水にて熱を奪われ、凝
固物（９）となって図外へ排出てれる。

また、このとき、溶湯（７）の上方に存在する空気がス
ラグ（８）とともに吸引口（６）から吸引路（５）の中
へ吸い込まれている。すると、この吸い込みにもとづく
空気流α０によりスラグ（８）が風砕され、凝固物（９
）は図示のように歇粒子状となる。また、この空気流α
Ｑによってもスラグ（８）の冷却が行なわれる。

発明が解決しようとする問題点 しかし、このような従来のものでは、溶湯（７）の上方
に存在していた空気は溶湯（７）から熱を受けて高温に
なっておシ、このような高温の空気を吸引路（５）に吸
い込むものであるため、スラグ（８）が良好に空冷され
ないという問題点がある。このため、吸引路（５）の中
に吸い込まれたスラグ（８）が冷却不良により内管（３
）の内面に溶着し、スラグ吸引路（５）に詰まシが生じ
るなどの問題点が起とるおそれがある。

そこで本発明はこのような問題点を解決し、吸引路にお
いてスラグを良好に冷却できるようにすることを目的と
する。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため本発明は、 上下方向の管体にてスラグ吸引路を構成するとともに、
このスラグ吸引路の下端に、前記スラグの上方間近の位
置で開口するスラグ吸引口を形成し、 このスラグ吸引口の周囲に、このスラグ吸引口に向けて
空気を供給可能な環状の空気供給口を形成したものであ
る。

作用 このようなものであると、スラグ吸引路を吸引動作させ
ると、溶湯上に浮遊するスラグがスラグ吸引口からスラ
グ吸引路に吸い込まれる。とのとき、スラグ吸引口には
、空気供給口から供給される空気がスラグとともに吸い
込まれ、この空気によシスラグの風砕と冷却とが行なわ
れる。この空気供給口からの空気は、溶湯の上方に存在
する空気のように高温ではなく、しかもこの高温の空気
がスラグ吸引口の内部に入シ込むことを阻止するため、
スラグの良好な冷却が行なわれる。

実施例 次に、本発明の一実施例を第１図にもとづいて説明する
。（ロ）は本発明にもとづくサクシコンヘッドで、内管
＜２）と中間管（至）と外管α４とが同心状に配置され
た上下方向の三璽管にて構成されている。

上下方向の管体としての内管（２）の内部にてスラグ吸
引路（至）が構成されておシ、このスラグ吸引路（至）
は、図外の真空吸引装置に連通されている。内管（２）
と中間管＠との間には密閉構造の水冷ジャケットαＧが
形成されており、この水冷ジャケットα０の内部には冷
却水が満たされている。水冷ジャケラ）　Ｑｌの下端は
閉塞されておシ、この閉塞部における内管＠の下端部α
ηはべμマウス状に形成されている。一方、スラグ吸引
路αＧの下端は開口されており、前記ベルマウス状の下
端部αηをガイドとしたスラグ吸引口（至）が形成され
ている。

スラグ吸引口（ト）よりやや上方における内管■の外周
には、環状の空気室（１９が設けられている。この空気
室α１は、内管＠を全局にわたって貫通する環状のスリ
ット（ホ）によシスラグ吸引路（至）に連通されており
、スラグ吸引路（至）に向けて高圧空気（財）を噴射可
能なようになっている。

外管α４の下端はスラグ吸引口（至）とほぼ同じ高烙位
置にて開口されておシ、中間管側の下端との間で、スラ
グ吸引口（至）の周囲に配置される環状の空気供給口＠
を形成している。外管α４と中間管（至）との間の環状
空間は、空気供給口＠への空気通路■を構成している。

また外管α場の下端には先すぼまシ状の絞シ部（ハ）が
形成されておシ、空気供給口＠が環状のノズル状となる
ように構成されている。

このような構成において、溶湯に）の表面に浮遊するス
ラグ（ホ）の吸引除去を行なう場合には、スラグ吸引口
（ト）をスラグ翰の上方間近に位置させ、スラグ吸引路
０日に連通された図外の真空吸引装置を運転するととも
に、空気室Ｑ９に供給した高圧空気＆］）をスリット（
ホ）からスラグ吸引路（至）の中へ噴射させる。また、
水冷ジャケラ）　＜ＩＩに冷却水を供給するとともに、
空気通路＠に圧送空気勾を送ってこの圧送空ｇＣ＠を空
気供給口＠から噴射させる。この圧送空気勾は高圧空気
（ハ）はどの圧力は必要とせず、たとえばゲージ圧で１
０００１００Ｏ程度で十分である。

このようにすると、溶湯（至）の表面に浮遊するスラグ
（１）はスラグ吸引口（至）からスラグ吸引路（至）の
内部に向けて吸引され、内管（ロ）の内面に妾触したと
きに水冷ジャケットαＧの冷却水に熱を奪われて凝固さ
れる。また、空気通路翰からの圧送空気勾は、空気供給
口＠から吐出され、スラグ（１）とともに吸引口（至）
に吸い込まれる空気流＠となって、この吸引口（至）か
らスラグ吸引路（至）へ送られる。

すると、吸引路（至）の内部において、スラグ（１）は
前述の水冷ジャケットＱｆ９のみならずこの空気流（至
）によっても冷却される。このとき、空気流（至）は空
気供給口四より吐出される圧送空ｇＣ＠にて形成される
ため、溶湯□□□から大きく熱を受けることなくスラグ
吸引路α９の内部に吸い込まれる。このたベスラグ翰は
空気流（至）によシ良好に冷却され、冷却不良によりス
ラグ（ホ）が吸引路（至）の内面に溶着するような事態
の発生が防止される。また、上記空気流−の存在により
、溶湯（７）の上方に存在する高温の空気がスラグ吸引
路（至）の中に入シ込むことがなく、この点からもスラ
グ（１）の冷却性がｍ促される。

さらに、空気流（ハ）によりスラグ（ホ）の風砕が行な
われ、微粒子状の凝固物翰が生成される。このとき、ス
リット（７）の全周から高圧空気（２）が噴射され、こ
の高圧空気−によりスリブ）Ｊの位置にて空気流物が絞
られる。すると、この絞シにより空気流（支）の流速が
上昇し、風砕によるスラグ（４）の微粒化と冷却性とが
さらに向上する。

発明の効果 以上述べたように本発明によると、空気供給口からの空
気がスラグ吸引路内に送られることになって、溶湯の上
方に存在する高温の空気がスラグ吸引路の中に入り込む
ことが防止されるため、スラグ吸引路においてスラグを
良好に冷却することができる。また、溶湯上の空気を吸
引しないので溶湯が過冷却されることも防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるサクシ目ンヘッドの
断面図、第２図は従来のサクションヘッドの断面図であ
る。 ＠・・・内管（上下方向の管体）、μｓ・・・スラグ吸
引路、（ト）・・・スラグ吸引口、＠・・・空気供給口
、■・・・溶湯、翰・・・スラグ、■・・・空気流。 代理人　　　森　　本　　義　　弘 第１図 １２−−・内管（よ１５１句の管イ岑）１５−−−スラ
グ唄イｌ路 ｌθ−スラグ嘔りｔ。 ｚ２・−−ベビン（イ共、？８０ ２５−；８扁 ２６・−スラグ゛。 ｄ・−’ｌ　Ａ　；を 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、溶湯の表面に浮遊するスラグを吸引除去するための
   サクションヘッドであって、 上下方向の管体にてスラグ吸引路を構成するとともに、
   このスラグ吸引路の下端に、前記スラグの上方間近の位
   置で開口するスラグ吸引口を形成し、 このスラグ吸引口の周囲に、このスラグ吸引口に向けて
   空気を供給可能な環状の空気供給口を形成したことを特
   徴とするサクションヘッド。