JPS63104942A - 芳香族カルボン酸又はそのエステルの製法 - Google Patents

芳香族カルボン酸又はそのエステルの製法

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JPS63104942A
JPS63104942A JP24836286A JP24836286A JPS63104942A JP S63104942 A JPS63104942 A JP S63104942A JP 24836286 A JP24836286 A JP 24836286A JP 24836286 A JP24836286 A JP 24836286A JP S63104942 A JPS63104942 A JP S63104942A
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iodide
reaction
iodine
compound
ester
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JP24836286A
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Yuji Matsuoka
松岡 有二
Kazunori Yamataka
山高 一則
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、芳香族カルボン酸を製造する方法に関するも
のでおる。例えは芳香族ジカルボン酸又はそのエステル
は対熱性、耐薬品性に優れ素繊維及び樹脂の原料として
注目されている。
(従来の技術〉 芳香族カルボン酸又はそのエステルの製法としては、1
]Cフエニルなどtアルキル化してアルキル化合物を得
た後酸化する方法、2)ハロダン化によジハロダン化合
物を得た後シアン化合物と反応させジニトリルとし、加
水分解又な加アルコール分解する方法などがあシ、最近
では、3)特開昭61−12649にジエステルの製法
か示されており、該ジエステルを定法で加水分解又は加
アルコール分解する方法がある。
(発明が解決しようとする問題点ン しかし、これらの方法では、収率が低かったり、工程が
長かったシ、用いる原料が高価であったシ、副生物など
の廃棄物が多いなど工業的製法としては十分でLなかっ
た。
(問題点を解決するための手段、及び作用]本発明者ら
は入手容易で安価な原料を用い、反応工程が簡単で、副
生物の生成しない反応方法を鋭意研究を1ねた結果、ビ
フェニルt+はジフェニルエーテルを酸化剤の存在下ヨ
ウ素化し、極めて容易に、しかもパラ選択率の高いヨウ
素化物を得ることができ、次いで塩基性化合物の存在下
、−酸化炭素と反応させることによシ、収率良く目的と
する芳香族カルボン酸又はそのエステルを製造でき、副
生ずるヨウ化物を効率良く回収することができ、しかも
ヨウ化物を酸化することによって容易に収率良くヨウ素
べ転換し、ヨウ素化反応に戻すことができ、副生成物も
ない新規な方法を見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は一般式: 〔式中nはOlたは1〕 の化合物を酸化剤の存在下ヨウ素と反応させてヨウ素化
物を得、次いで塩基性化合物存在下、−酸化炭素と反応
させて、カルボン酸又はそのエステルとヨウ化物を得、
該ヨウ化物を酸化してヨウ素化反応のヨウ素として戻す
ことを特徴とする芳香族カルボン酸又はそのエステルの
製造方法である。
芳香族のヨウ素化合物を合成する場合には酸化剤を用い
ることが必要であることが知られている。
酸化剤としては、硝酸、過酸化水素、過硫酸塩が挙げら
れる。酸性下で反応させることが好ましく、必要に応じ
て無機酸を添加する。無機酸としては硝酸、硫酸があげ
られる。触媒は用いなくても反応出来るが、必要に応じ
て銅触媒などを用いることもできる。反応溶媒は特に必
要としないが、出発原料の溶解性を高めるためハロゲン
化炭化水素、例Lu、lロロホルム、1.2−ジクロル
エタン、1.1−ジクロルエタン、1.1.2−トリク
ロロエタンや、ニトロベンゼン、酢酸などを用いること
も出来る。
反応に用いるヨウ素の使用量は、モノヨウ素化物會合成
する場合にはビフェニルまたはジフェニルエーテルに対
して172モル以下、ショウ素化物を合成する場合には
ビフェニルまたはジフェニルエーテルに対して172モ
ル〜等モル用いることが好ましく、反応初期から全量反
応系に加えても良いし、反応の進行と共に逐次添加して
も良い。
生成したヨウ素化物は反応液よシ分離し、必要があれば
再結晶などで精製しカルボニル化反応に使用する。分離
液は、酸化剤を添加して再使用する。ま九、反応を繰返
すと水濃度が増加してくるため、適宜加熱脱水して、調
整することが好ましい。
ヨウ素化物のカルボニル化反応は、塩基性化合物と水又
はアルコールの存在下に、−酸化炭素と反応することに
よって行うことができる。
水の存在下で行なえは対応するカルボン酸が生成し、ア
ルコールの存在下で行なえは対応するカルボン酸エステ
ルが生成する。
塩基性化合物としては、無機性、有機性いずれのもので
あっても良い。このような塩基としては例えば、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属の水酸
化物、炭酸ナトリウムなどのアルカリ金属の炭酸塩、水
酸化カルシウムなどのアルカリ土類金属の水酸化物、炭
酸カルシウムなどのアルカリ土類金属の炭酸塩、脂肪族
または芳香族カルボン酸のアルカリ金属塩またはアルカ
リ土類金属塩や、トリエチルアミン、トリブチルアミン
などの有機アミンが挙げられる。使用量はヨウ素化物の
ヨウ素に対して当量以上であれは良い。
水の存在下に反応全行なう場合水はヨウ素化物に対して
当量以上用いることが好ましい。酋量以上とはヨウ素化
物のヨウ素に対してである。過剰量の水を用いて反応媒
体とすることもできる。
反応溶媒を用いなくても実施できるが、反応に悪影響會
及ばさない溶媒を用いることもできる。
溶媒としては、例えばヘキサン、オクタンなどの脂肪族
炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香
族炭化水素類、アセトニトリル、プロピルニトリルなど
のニトリル類、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどの
エーテル類、アセトン、メチルエチルケトンなどのケト
ン類、スルホランなどのスルホン類、N、N−ジメチル
ホルムアミドなどのアミド類などが挙げられる。また塩
基性化合物として用いる脂肪族アミン、芳香族アミンを
用いることもできる。
アルコールの存在下で反応を行なう場合、用いられるア
ルコールは目的とするエステルに応じて使用することが
できる。例えば、脂肪族アルコールとしてはメタノール
、エタノール、ゾロINノール、インブタノール、オク
タツール等を、芳香族アルコールトシてはフェノール、
ベンジルアルコール、フェニルフェノール、フェノキシ
フェノール、アルキル置換フェノール、ナフトール等を
挙げることができる。また、アルコールは必ずしも一価
アルコールでなくてもよい。
本発明の方法においては、カルボニル化反応に用い・ら
れる、パラジウム、白金、コバルト、鉄、ニッケル、マ
ンガンなどの■、Vl族の遷移金属触媒を用いることが
できる。これらの遷移金属はこれら自身か、これらのハ
ロダン化物、硫酸塩、硝酸塩、有機酸塩などを用いるこ
とができる。またこれらの遷移金属化合物の、−酸化炭
素の錯体、トリフェニルホスフィンなどのホスフィン類
の錯体を用いることもできる。遷移金属化合物の使用量
は、反応させるショウ素化物の0.01〜10モルチで
あることが好ましい。
また、本発明では反応条件を選択すれは触媒を用いなく
ても反応できる。触媒を用いない場合は、反応後の分離
精製が非常に容易で、特に、塩基性化合物に生成物のカ
ルボン酸又は芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩
またはアルカリ土類金属塩又はアyコラートを用いた場
合は、生成物がカルボン酸又はそのエステルとヨウ化水
素とアルカリ金属の塩またはアルカリ土類金属の塩のみ
であシ、水洗によって容易に分離できる。
カルボニル化反応は、オートクレーブ中で一酸、化炭素
加圧下で行うことができ、圧力は1〜300ゆ7口2、
好ましくは、5〜200kl?/傭2である。
反応温度は、触媒を用いた場合と、触媒を用いない場合
とでは若干相違がある。触媒を用いた場合は、温度は、
50〜300℃の範囲が好ましく、特には70〜25 
D ℃でおる。温度が低いと反応速度が遅く、高いと副
反応が多くなる。
触媒を用いない場合は、反応温度は、150℃以上が好
ましく、より好ましくは180℃以上400°O以下の
範囲が好ましい。温度が低いと反応速度が遅く、高いと
副反応が多くなる。
カルボニル化反応によって得られたカルボン酸は、塩基
を過剰に用いた場合は、塩酸などの無機酸を加えて、ジ
カルボン酸として遊離した後、再結晶などで容易に精製
できる。またエステルも同様である。
水洗などで分離回収できた、ヨウ化水素と塩基の塩の水
浴液は、公知の方法で酸化してヨウ素を回収することが
できる。しかし、回収が容易な様に、塩基がアミンの場
合はアルカリ金属水酸化物などで処理し、アミンを分離
しておいた方が好ましい。
ヨウ化水素と塩基の塩水溶液を酸化する方法としては、
例えは、電気分解による方法、塩素によシ酸化する方法
、過酸化水素による酸化などが挙げられる。副生物がな
く、生成ヨウ素の分離が容易な点では、電気分解による
方法が好lしいと言える。
(発明の効果) 本発明の方法によシ、入手容易な原料を用い、簡単な工
程によシ、収率良く、しかも、ヨウ素を回収し最初の工
程に戻すことができるので副生物もほとんどない、新規
な芳香族カルボン酸又はそのエステルの製造方法を提供
するものであり、工業的価値は高い。
(実施例) 以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものでは々い。
実施例1 ビフェニル20.9 (0,13モル]、ヨウ素669
 (0,26そル)、1.2−ジクロルエタン1000
9に2tガラス製4つロフラスコに入れ、温度t−80
℃に保った。3sits過酸化水素126.9(1,3
モル)と97重量%硫酸266g(2,6モル)を室温
下で混合して、混合液を調製した。この混合液を4つロ
フラスコに、攪拌しながら1時間で滴下し、滴下後文に
4時間攪拌した。
反応終了後二層分離し、油層をガスクロマトグラフィー
で分析したところ、ビフェニルの転化率は100%で1
)、4.4’−ショートビフェニルの選択率は83%で
あシ、4−ヨードビフェニルの選択率は8%であった。
油層を蒸溜によって1゜2−ジクロルエタンを除去し、
4 、4’−ショートビフェニルを得九@ 4.4′−ショートビフェニル40.69 (0,1モ
ル)、4.4’−1?フエニルジカルボン酸ジナトリウ
ム28.6 F (0,1モルノ、水80gをオートク
レーブに入れ、−酸化炭素?: 100 kg/an2
仕込んだ。攪拌下、250℃で2時間反応させた後、冷
却したところ、白色の固形物が多量生成していた。この
固形物を粉砕し、水で洗浄した後、減圧乾燥し、液体ク
ロマトグラフィーで分析した。その結14−4’−ビフ
ェニルジカルボン酸が収率92%で得られた。水洗水を
イオンクロマトグラフィーで分析した結果、ヨウ化ナト
リウムが29.7.9 (回収率99%)が回収された
この水洗水を、陽極に白金、陰極にチタンを用いて、直
流電流2人で2時間電解したところ電流効率95%でヨ
ウ素が生成しな。電解液を濾過し、ヨウ素を16g得た
このヨウ素を用いて、ビフェニル4.9yと上記の条件
で反応したところ収率82%で4.4′−ショートビフ
ェニルを得た口 実施例2 実施例1と同様にして反応して得た4、4′−ショート
ビフェニルを40.6 、!il (0,1モル]、n
−トリブチルアミン40.7.9 (0,22モルノ、
塩化パラジウム0.18 、!i’ (0,001モル
ノ、トリフェニルホスフィン肌79g(0−003−r
−ル)、水50g、テトラヒトラン7ラン250#tオ
ートクレーブに仕込み、次いで一酸化炭素30 wcm
”仕込んだ。次に、150℃に昇温させて2時間反応さ
せた。反応中−酸化炭素の圧力? 30 kC9/cm
”に保った。反応後、反応液を取出し、分析し九結果、
4 、4’−ショートビフェニルの転化率は100%で
、4.4’−ビフェニルジカルボン酸が収率94%で得
られた。反応液を蒸溜して、テトラヒトランフランと水
を除去し、5%水酸化ナトリウム184g?加え、加熱
して溶解させ、n−)リプチルアミンを二相分離して回
収した。
溶解液を塩酸で中和した後、濾過して4.4’−ぎフェ
ニルジカルボン酸を得た。濾液をイオンクロマトグラフ
ィーで分析した結果、ヨウ化ナトリウムの回収率が98
%であった。
回収したヨウ化ナトリウム水溶液中に塩素ガスを吹込み
ヨウ素を析出させて、濾過し、ヨウ素を95チの回収率
で回収した。
実施例3 ジフェニルエーテル20.4 g(0,12モル)、ヨ
ウ素30.59 (0,12モル]、クロロホルム10
0Wll、70重量%硝酸43.2 g(0,48モル
)’e500−のガラス製4つロフラスコに入れ、50
℃で4時間攪拌加熱し九。反応後、ガスクロマトグラフ
ィーで分析すると、ジフェニルエーテルの転化率100
%、4.d’−ショートジフェニルエーテルの収率が9
8チでらシ、4−ヨードジフェニルエーテルの収率が2
%でおった。クロロホルム層を分離し、再結晶で4.4
′−ショートジフェニルエーテルを得た。水層はヨウ素
を加えて再使用する。
4.4’−ショートジフェニルエーテル’e21.11
、酢酸ナトリウム8.5g、水50Jil−オートクレ
ーブに入れ、−酸化炭素t100kl?/cm2圧入し
た。攪拌下260℃で2時間反応させた後、冷却したと
ころ、白色の固形物が多量生成していた。
この固形物を粉砕し、水で洗浄した後、液体クロマトグ
ラフィーで分析した結果、  4 、4’−ショートジ
フェニルエーテルの転化率は100%で、4.4′−ジ
フェニルエーテルジカルボン酸が収率96%で得られた
。水洗水をイオンクロマトグラフィーで分析した結果、
ヨウ化ナトリウムの回収率が98俤であった。
水洗水にリン酸を加えて酸性にし、それをクロロホルム
で抽出した後、スルホン酸型陽イオン交換樹脂膜で分離
し、陽極に白金、陰極に鉄を用いた電解槽の陽極室側に
入れ、陰極室に水酸化ナトリウム水溶液を入れ、直流電
流1人で2時間電解したところ電流効率93チでヨウ素
が生成した。
電解液全濾過し、ヨウ素t89得た。
実施例4 実施例3と同様に反応して得た4、4′−ショートジフ
ェニルエーテルを21.19 ([1,05モル)、n
−トリエチルアミン20.2.9 、酢酸ニッケル0.
35.l)リフェニルホスフィン1.6g、水50g、
ベンゼン1009にオートクレーブに仕込んだ後、−酸
化炭素を50ゆ/ cm”圧入し、温度180℃、2時
間反応した。反応後、液体クロマトグラフィーで分析し
九結果% 4,4′−ショートジフェニルエーテルの転
化率は100%で、4.4′−ジフェニルエーテルジカ
ルボン酸が収率85%で得られた。実施例2と同様に処
理したところヨウ化ナトリウムの回収率が98%であっ
た。
実施例5 ジフェニルエーテル16.8.9 (0,1モル〕、ヨ
ウ素6.19 (0,041モル)、25%硝酸639
(0,20モ/I/)を2001のガラス展4つロフラ
スコに入れ、60℃で2時間攪拌加熱した。反応液を分
析した結果、ヨウ素ベースの収率で、4−ヨードジフェ
ニルエーテルが97%、4.4’−1フェニルエーテル
カ1.5%、2−ヨードシフmニルエーテルが0.5%
で得られた。クロロホルム層を取り、再結晶により、4
−ヨードジフェニルエーテルを得た。
上記反応で得た4−ヨードジフェニルエーテル11.7
g、4−ジフェニルエーテルカルボン酸ナトリウム8.
5g、水aogrオートクレーブに入れた後、−酸化炭
素t 100 kg/ cm”圧入し、攪拌下に250
℃で2時間反応させた。反応後、冷却したところ、白色
の固形物が多量生成していた。
この固形物を粉砕し、水で洗浄した後、液体クロ゛マド
グラフィーで分析したところ、4−ジフェニルエーテル
カルボン酸が、収率92%で得られた。
水洗水をイオンクロマトグラフィーで分析した結果、ヨ
ウ化ナトリウムが5.8 g(回収率98%〕回収され
た。
実施例6 ピフェニル20 g(0,13モルフ、ヨウ素66& 
(0,26モル]、1.2−ジクロルエタン50011
塩化第一銅1.89 (0,018モル)を1000耐
ガラス製4つロフラスコに入れ、温度t−80°Cに保
った。35%過酸化水素126Iと97%硫酸131.
9 (1,3モル)を室温下に混合して混合液を得た。
この混合液を1時間で滴下し、滴下後さらに80℃で5
時間攪拌加熱した。反応後、二層分離し、油層をガスク
ロマトグラフィーで分析したところ、ピフェニルの転化
率34%、4−ヨードビフェニルの選択率97% 4 
、 、l/−ショートピフェニルの選択率2チであった
。油層から再結晶して4−ヨードピフェニルを分離した
上記反応で得た4−ヨードビフェニル’に12.lil
n−)リプチルアミン14.8.F、水4ONをオート
クレーブに仕込み、次いで一酸化炭素120k19/c
!IL2圧入し、攪拌下に250°Cで2時間反応させ
た。反応後、冷却したところ、・白色の固形物が多量生
成していた。この固形物を粉砕し、水で洗浄した後、液
体クロマトグラフィーで分析したところ4−ビフェニル
カルボン酸が、収率85%で得られた。水フェニルカル
ざン酸が、収率85%で得られた。水洗水をイオンクロ
マトグラフィーで分析した結果、ヨウ化す) IJウム
が6.2.9 (回収率96%)得られた。
実施例7 実施例6と同様にして得た4、4′−ショートジフェニ
ルエーテル10.6g(0,025−E−ル〕、ナトリ
ウムフェノキシド7.0.9 (0,06モル)、トル
エン509全オートクレーブに入れ、オートクレーブ内
部を一酸化炭素で置換した後、−酸化炭素’t S Q
 kg/ cm”に圧入した。攪拌下、200’Cで2
時間反応させた後、冷却し、反応混合物を濾・遇し%濾
液を分析した結果、4.4’−ジフェニルエーテルジカ
ルボン酸ジフェニルエステルカ収率92チ、選択率97
%で得られた。反応物を取り出し、トルエンを蒸留によ
シ除去した後、固形物を細かく砕き、熱水で十分に洗浄
した後、再結晶処理して4.4′−ジフェニルエーテル
ジカルボン酸ジフェニルエステルを単離した。
一方、固形物の水洗水は、リン酸で酸性にした後にクロ
ロホルムで十分に抽出処理し、この処理水を実施例6と
同様にして電解してヨウ素を得た。
実施例8 実施例1と同様にして得た4、4′−ショートピフェニ
ル40.6 g(0,1モル〕、n−)リゾチルアミン
40.7.9 (0,22モルノ、塩化コバルト0.5
g、トリフェニルホスフィン0.8.i?、2.6−キ
シレノール200g(1,6モル)t−1tのオートク
レーブに入れ、−酸化炭素圧力50 kg /crtt
’、温度210℃で6時間攪拌下に反応させた。反応物
を分析し次結果、 4 、4’−ショートビフェニルの
転化率は100%でおシ、4.4’−ビフェニルジカル
ボン酸ジー2.6−キシレノールエステルの選択率が7
5%であった。
反応物を加熱下に濾過し、濾液から2.6−キシレノー
ル及びトリブチルアミンの一部を減圧下に蒸留除去し、
残った固形物にキシレンと1%水酸化ナトリウム水溶液
を加え、トリブチルアミンヨウ化水素塩を分解して2層
分離した。キシレン層は、減圧下にキシレンとトリブチ
ルアミン全留去し、得られた固形物を再結晶して生成物
である4、4′−ビフェニルジカルボン酸ジー2.6−
キシレノールエステルを得た。水層をクロロホルムで抽
出した。水#1をリン酸を加えて酸性にした後、実施例
6と同様の方法で電解に工9ヨウ素全回収した。
実施例9 4.4′−ショートジフェニルA O,6,9(0,1
モル〕、n−)リゾチルアミン27.8 N (0,1
5モル)、塩化パラジウム0.18.9 (0,001
モルフ、トリフェニルホスフィン0.79 、? (0
,003モル)、エタノール1009 (2,2モル)
を電磁攪拌機付・きオートクレーブに仕込み、次いで一
酸化炭素を30kl?/♂仕込んだ。次に、150℃に
昇温させて2時間反応させた。反応中−酸化炭素の圧力
k 30 kg/cm”に一定に保つ次。
反応後、未反応の一酸化炭素をパージした後、反応g、
ヲ取υ出しガスクロマトグラフィーにより分析を行った
。その結果、4.4’−ジフェニルジカルボン酸ジエチ
ルエステルが90俤の収率で生成してい九。未反応の4
.4′−ショートジフェニルを検出されなかった。反応
液を濾過した後、濾液からエタノール金減圧下に留去し
た。残った固形物にキシレンと1%水酸化ナトリウム水
溶液を加え、十分振シまぜて2層分離した。キシレン層
からはキシレン及び遊離したトリブチルアミンを減圧下
に留去し、更に残留物を分子蒸留器で減圧下に蒸留精製
して生成物である4、4′−ビフェニルジカルボン酸ジ
エチルエステルを得た。水層に実施例9と同様に処理し
てヨウ素を回収した。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中nは0または1〕 の化合物を酸化剤の存在下ヨウ素と反応させてヨウ素化
    物を得た後、塩基性化合物の存在下、一酸化炭素と反応
    させて、カルボン酸又はそのエステルとヨウ化物を得、
    該ヨウ化物を酸化してヨウ素化反応のヨウ素として戻す
    ことを特徴とする芳香族カルボン酸又はそのエステルの
    製法。
  2. (2)酸化剤が無機酸化剤である特許請求の範囲第1項
    記載の方法。
  3. (3)無機酸化剤が硝酸、過酸化水素または過硫酸塩で
    ある特許請求の範囲第1項記載の方法。
  4. (4)ヨウ化物の酸化を電解酸化で行う特許請求の範囲
    第1項記載の方法。
  5. (5)ヨウ化物の酸化を塩素で行う特許請求の範囲第1
    項記載の方法。
  6. (6)ヨウ素化物と一酸化炭素の反応をヨウ素化物に対
    して等量以上の水を用いて行う特許請求の範囲第1項記
    載の方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103073419A (zh) * 2013-01-06 2013-05-01 扬州市天平化工厂有限公司 4、4-二羧基二苯醚制备方法
CN105884610A (zh) * 2016-04-26 2016-08-24 湖州恒远生物化学技术有限公司 一种4-苯氧基苯甲酸的合成工艺

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