JPS63104110A - 機械加工システム - Google Patents

機械加工システム

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JPS63104110A
JPS63104110A JP61249519A JP24951986A JPS63104110A JP S63104110 A JPS63104110 A JP S63104110A JP 61249519 A JP61249519 A JP 61249519A JP 24951986 A JP24951986 A JP 24951986A JP S63104110 A JPS63104110 A JP S63104110A
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Hironori Narumi
鳴海 洋紀
Keizo Uchiumi
内海 敬三
Takushi Sato
拓史 佐藤
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は統轄コンピュータにより1台又は複数台の工作
機械にNC加工データを送出してDNC運転を行う機械
加工システムに関し、特に、金型等の複雑な自由曲面で
構成されたワークのNC加工を高速で実行するのに好適
な機械加工システムに関する。
〔従来の技術〕
従来のDNC運転においては、統轄コンピュータから各
NC工作機械にNC加工データを送出する際にこれを所
定の個数ずつパケット化して、各パケット毎にまとめて
バッファメモリ手段へ伝送し、そこから各NC工作機械
のNC装置のNG加ニブログラム読み取り部へ更に小さ
い単位の1ブロツクずつ送出していた。そしてNC装置
の情報処理部でパルス分配され、NC工作機械の各送り
動作軸に対する位置指令パルスを適宜に発生させ、これ
を各軸の位置を制御するサーボ機構へ送り、この指令パ
ルスに従って各送り軸の駆動モータを作動させてNC加
工を実行する構成となっていた。
[発明が解決するべき問題点〕 この方式を高速形マシニングセンタで金型等の複雑な三
次元形状を有するワークの加工に適用した場合には、工
作機械の加工速度に比してNC加工データの供給が追い
つかず、加工がしばしば中断し加工能率が低下するのみ
ならず、ワークの加工面にカッタマークが残り、加工品
質が低下する欠点があった。特に、複数台のNC工作機
械で同時に金型加工を行う場合、統轄コンピュータのN
C加工データ送出速度の限界のため、多数の工作機械の
加工中断を招くことが多い。
一般的に、複雑な自由曲面に対するNC加ニブログラム
の作成は非常に困難であり、実用上は先ず近似の形状に
基づいて公知の自動プログラミング装置によってNC加
工データを作成し、次にこの加工データを利用してプラ
スチック等の加工性の良い材料によるモデルを高速型マ
シニングセン夕を用い最小の時間で作成し、更にこのモ
デルを手直しして所望の形状を得、これを公知のディジ
タイザで走査して修正されたNC加工データを得ている
。この作業を一貫して合理的に実行できるシステムも要
望されている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上述の従来技術の問題点に鑑み、統轄コンピュ
ータによって複数台のNC工作機械を制御する機械加工
システムにおける該統轄コンピュータからのNC加工デ
ータの転送速度の向上、高速NCデータ作成装置の設置
によるNCデータ処理速度の向上、及び自動プログラミ
ング装置並びにディジタイザの導入による完全自動のN
C加工システムの達成を目的とするものである。
即ち、本発明は統轄コンピュータにより1台又は複数台
のNC工作機械にNC加工データを送出してDNC運転
を行う機械加工システムであって、前記統轄コンピュー
タとの間でNC加工データの書き込み及び読み出しを行
う外部記憶装置、多数のブロックからなるNC加工デー
タを所定の記tα単位分ずつパケット化して前記外部記
憶装置に予め書き込むための古き込み手段、パケット化
された前記NC加工データを前記各NC工作機械に向け
て前記記憶単位分ずつ送出すると同時に、次に送出する
べきNC加工データを前記外部記憶装置から取り込んで
待機させておくための送出手段、前記統轄コンピュータ
から少なくとも1台のNC工作機械に付属するNC装置
に通じる回線経路の途中に設けられた高速加工命令に応
じてNC加工データを予め移動指令データに演算変換す
るための演算処理手段と、前記移動指令データにおける
前後二つのベクトルのなす角度を次々に演算するための
角度演算手段と、前記二つのベクトルのなす角度の大き
さに応じて前記移動指令データを減速した移動指令デー
タに演算変換するための減速演算手段とを具えた高速N
Cデータ作成装置、及び前記各NC工作機械に付属する
前記NC装置の直前に介在し、前記記憶単位ずつパケッ
ト化されたデータの複数単位を記憶可能であると共に前
記NC装置の要求する量ずつNC加工データを送出し、
更に記憶されている量が減少すると新たなNC加工デー
タを前記送出手段に要求するバッファメモリ手段のそれ
ぞれを具備し、高速NG加工が可能なことを特徴とする
機械加工システムである。
本発明の別の態様においては、前記構成の機械加工シス
テムに、更に、モデルやワークを走査してNC加工デー
タを自動作成し、これを前記統轄コンピュータに入力す
る少なくとも1台のディジタイザ、与えられた形状寸法
からNC加工データを自動作成し、これを前記統轄コン
ピュータに入力する少なくとも1台の自動プログラミン
グ装置、及び前記ディジタイザや自動プログラミング装
置からのそれぞれのNC加工データを読み込み、前記書
き込み手段に伝達するための読み込み手段を具備してい
る。
この構成によって、統轄コンピュータからのNC加工デ
ータは外部記憶装置内にパケット化されて記憶され、こ
こから1パケット分ずつ各工作機械に付属するバッファ
メモリ手段に伝達されるので、全体としてデータ伝送時
間を短縮することが可能となる。又複雑な三次元形状を
有する金型等のワークを加工する工作機械には高速NC
データ作成装置を付設しておき、加ニブログラム中に高
速加工指令が含まれて居る場合には、NC加工データを
高速加工用に予備処理してこれをNC装置の情報処理部
を介さずに直接サーボ機構に伝達するので、複雑な形状
の加工に対しても加工データの供給に時間遅れを生じる
ことがなくなる。
又、自動プログラミング装置及びディジタイザを具えた
本発明の第2態様によれば、所与のデザインのワークを
得る手順として、先ず該デザインを数式で近似して自動
プログラミング装置に与え、これを統轄コンピュータに
入力して前述のパケット化されたNC加工データとなし
、これに基づいて前記高速NCデータ作成装置を介して
、いわゆる三次元プロッタ等と称せられる高速型マシニ
ングセンタによる高速加工によってモックアツプモデル
を作成する。次に該モデルの細部を実際のイメージに合
致するように手直しした後、ディジタイヂによってその
表面を走査してNC加工データを得、これを統轄コンピ
ュータに入力して記憶させる。そしてこの加工データに
基づいて前述のように実際のワークの加工を行う。これ
によってNC加工データの生成からワークの加工までの
一貫した作業システムが完成する。
〔実施例〕
以下、図面に示す好適実施例に基づいて本発明を更に詳
細に説明する。
第1図は本発明にかかる機械加工システムの全体の構成
を示し、1台の統轄コンピュータ1が複数のマシニング
センタ即ち自動工作機械2をDNC制御するように構成
されている。図示の例においては、制御対象として2台
の高速型マシニングセンタ2aと、1台の通常型マシニ
ングセンタ2bが示されているが、この台数は必要に応
じて任意に選択可能である。
統轄コンピュータ1は通常の汎用タイプのコンピュータ
であり、特徴的な点は独特の機能を有する読み込み手段
3、書き込み手段4及び送出手段5を具えていることで
ある。読み込み手段3は、後述する自動プログラミング
装置14及びディジタイザ11等の外部手段から入力さ
れるNC加工データを統轄コンピュータ1内に読み込む
機能を存する。占き込み手段は、読み込み手段3によっ
て読み込まれたたNC加工データをしょていの記憶単位
分例えば1024バイトずつパケット化し、その各パケ
ット単位で順次に統轄コンピュータ1の外部に設けた磁
気ディスク装置10等の記憶手段に予め順次に書き込ん
でおく機能を有する。又、送出手段5は、前記磁気ディ
スク装置1oに書き込まれたデータを1パケット分ずつ
取り込んでは各マシニングセンタ2a、2bに向けて送
出する機能を有すると共に、1パケット分のデータの送
出中に、次に送出すべき1パケット分のNC加工データ
を磁気ディスク装置10から取り込んで次の送出に具え
て待機させておく機能をも有する。
これにより、すぐ次のデータ送出が行え、時間の節約が
図れる。なお、6は多重通信制御装置、即ち通信用イン
ターフェースであり、統轄コンピュータ1と制御対象の
マシニングセンタ2等との間のデータ通信はすべてここ
を介して実行される。
本発明の第1の特徴は統轄コンピュータ1の書き込み手
段4によって所定単位分ずつパケット化されたNC加工
データが磁気ディスク装置10等の外部記憶装置に記憶
され、送出に際しても該パケット単位で送出手段5に取
り出されてマシニングセンタ側に供給される点にある。
即ち、従来のシステムにおいては、NC加工データを当
該NC装置8に送出する際には、統轄コンピュータ1内
において磁気ディスク装置10との間でいちいち1ブロ
ツクずつディスクI10を行って所定単位分のデータ、
例えば1024バイト分のデータにパケット化して後述
する当該NC装置の前に設けられたバッファメモリ手段
7に伝送していた。この方式においては、送出作業中の
統轄コンピュータ1の負荷が大きくなると同時に、送出
時間が長くかかる欠点があり、多数台のNC工作機械の
制御の場合にはデータの供給遅れによる機械の手待ちを
生じることがあった。本発明においては、送出されるN
C加工データは前述の通り予め磁気ディスク装置10内
に1パケット分ずつに区分されて記憶されているので、
必要時には送出手段5を通じて一回のディスクI10で
その1パケット分のデータを読み出し直ちにバッファメ
モリ手段7に向けて送出可能である。又この送出作業の
最中に後続するNC加工データを送出手段5内に読み込
んでおくことが可能なので、実質的にこの読み込みに要
する時間が省略され、大幅な時間の節約となる。
通常型(非高速型)マシニングセンタ2bを制御するた
めの系は、従来公知のものと実質的に同一の構成であり
、統轄コンピュータ1から供給されたNC加工データを
一時的に記憶しておくバッファメモリ手段7、及びマシ
ニングセンタ2bに固有のNC装置8からなる。なお、
マシニングセンタ2bには、工具の交換やパレットの交
換等のシーケンス動作の制御を行うためのMTC(a械
制御装置)が付属している。この系においては、統轄コ
ンピュータ1から与えられたパケット化されたNC加工
データは、バッファメモリ7に一時的に記憶され、加工
順序に従ってそこからNC装置8に1ブロツクずつ伝送
され、ここで演算処理され、パルス分配回路でマシニン
グセンタ2bの各送り動作軸に対する位置指令データに
変換され、この指令データに従って各送り軸の駆動モー
タを作動させてNC加工を実行するように構成されてい
る。
一方、高速型マシニングセンタ2aの制御系の場合には
、前記バッファメモリ手段7と統轄コンピュータ1との
間に高速NCデータ作成装置9が設置されている点に特
徴がある。これは三次元曲面の複雑な形状を有する金型
等の加工を高速で実行できるようにするためのものであ
る。即ち、三次元曲面形状の加工に当たっては、直線補
間、円弧補間等の捕間成分を微小なベクトルにして曲面
加工を実現している。しかもこのような微小なベクトル
の連続で円滑な曲面の形成を達成するには、各微小な補
間成分を指令するNC加ニブログラムの処理を高速化す
る必要があり、さもなければ加工指令の供給が機械に与
えられた加工速度に追随できずに、しばしば作業の中断
が生じて加工能率が低下してしまう。マシニングセンタ
2aに付属している固をのNC装置8では、前記微小な
補間成分を指令するNC指令データを含んだ各データブ
ロックの演算処理速度に制限があり、故に全体のNC加
工速度が遅くなり、中断のない高速NC加工を実現する
ことが困”難であった。又、高速NC加工に当たっては
、サーボ機構のドループによる経路誤差が大きくなる傾
向があるので、これの対策も必要である。ここでドルー
プとはNC指令に対するNC工作機械の追従遅れのこと
である。
前記高速NCデータ作成装置9はこの目的のために設置
されたもので、以下それについて詳述する。
統轄コンピュータ1から高速NCデータ作成装置9に供
給される加ニブログラムには、通常又は標準の速度モー
ドでNC加工を実行するべき標準NC加工指令と高速モ
ードでNC加工を実施すべき高速NC加工指令の両者が
含まれており、周知のブロック単位で順次に高速NGデ
ータ作成装置9に伝送されるようになっている。このと
き、該高速NGデータ作成装置9においては、第3図の
NCプログラムに示すように、高速NC加工の開始を例
えば準備機能GO5で予めNCプログラミングの段階で
指令する。勿論、進捗状況に応じて外部から高速NC加
工を指令可能な外部操作手段を設けてもよい。
このように高速NC加工指令GO5を含んだNCプログ
ラムが供給されると、高速NCデータ作成装置9は第2
図に示すデータ受信部24において、そのNC加ニブロ
グラムを受信する。データ受信部24は該NC加ニブロ
グラムの各ブロックのNC指令データ毎に高速加工指令
GO5の有無に応じて、高速NCデータ処理部26を経
由して或いは該高速NCデータ処理部26をバイパスし
てNC指令データをデータ送信部28に送信する。さて
、高速モードのときはそのNC指令データは高速NCデ
ータ処理部26において補間演算を行いNG装置のサー
ボ機構に直接供給可能なバイナリ−データの移動指令デ
ータ(分配パルス数)に演算変換される。一方、標準速
度モードのときはNC指令データは、データ受信部24
からそのままデータ送信部28に送出される。ここで、
高速NC加工を行うNC指令データは、三次元曲面形状
等のように微小補間距離毎にNC加工を実行して滑らか
な加工曲面を得ようとする場合に利用されるものである
ことに注目すべきである。なぜならば、このような微小
な補間距離毎の多数回のNC加工を行うのに、通常の如
(マシニングセンタに固有のNC装置8において演算処
理を行っていたのではその膨大な処理量のために多大の
時間を要し、NC加工による自動加工のメリットの一つ
である高能率化を達成できないからである。即ち、高速
NCデータ作成装置9は、NC装置8内のサーボitl
へ直送できるデータをNC装置8とは別の演算処理手段
で予め高速度で作成して、NC装置8によるオフセット
処理、補間演算処理を全て省略し得るようにする機能を
保有している。
高速NCデータ作成装置9のデータ送信部28から送信
されるNC指令データはそのままバッファメモリ手段7
に格納され、そこから更にNC装置8に順次に送られる
。前記バッファメモリ手段7は高速度で作成されたNC
加工指令データを含めた全てのNC指令データを一時的
に格納し、順次に後段のNC装置8へ送出する機能を有
している。なお、高速NCデータ作成装置9には操作盤
30が接続され、前述のように高速NC加工指令GO5
とは別に高速加工指令を人手によって入力することも可
能であり、又、送り速度をNCプログラム中の指令によ
、る送り速度の変更設定を行うことも可能になされてい
る。
高速モードのときはNC装置8は、既に各軸の移動指令
データに変換された高速NC加工用データをバッファメ
モリ手段7から一定時間間隔で読み取り、既に述べたよ
うに直ちにサーボ機構に送り出し、高速NC加工が実行
される。又、標準速度モードの場合には、NC加工デー
タは、NC装置8内の演算処理部において、オフセット
処理、直線補間処理、円弧補間処理等の必要な処理を受
けてから、サーボ機構に送出され、通常のNC装置の機
能と変わる所はない。
さて、−i的にNC加工に際して、サーボ機構、マシニ
ングセンタの送り機構等の機械的動作部は、NC指令に
よる指令速度が大きくなるとその動作が指令に追従し切
れずに遅れ、即ちドループを生じる傾向がある。これは
特にコーナ部において著しく、指令された加工経路に対
して誤差が発生する。従って、前述の高速NCデータ作
成装置9によって演算、変換された移動指令データに基
づく高速NC加工の場合にも、コーナ部の経路に沿う加
工、変曲点における加工、円弧等の大きな曲率を有する
経路の加工においては、前記ドループによる加工誤差の
発生傾向は同じであるので、これを防止することが必要
である。
この対策のため、前記高速NCデータ作成装置9におい
ては、マシニングセンタ2aの加工動作経路の進行方向
の変化の程度に応じて、マシニングセンタ2a側におけ
る各軸(通常、工作m械の技術分野では互いに直交する
X軸、Y軸、Z軸の三軸が用いられる)の送り速度を減
速させるように移動指令データを修正する機能をも存し
ている。
即ち、高速NCデータ作成装置9において、前述のよう
な複雑な経路に沿う加工のための移動指令データの各ブ
ロックによって指令される微小な補間直線を示すベクト
ルについて、相隣る前後の2ブロツクのベクトル間にお
ける角度変位を順次に演算し、これらの角度変化率の大
きさに応じて前記送り速度を低下させるような移動指令
データを作成するものである。
一般に、一定時間間隔で移動指令データをサーボ機構に
与えるようにしたNC方式においては、−回に与えられ
る移動量(パルス分配数)を変更することによって送り
速度の制御を行っている。
例えば、10ミリ秒間隔で移動指令データを与えるもの
とすると、−回で与える移動量を0.5 wmにすると
送り速度は3000mm/分となり、移動量を0.1 
**にすると600+n/分となる。
又、高速NC加工を直線補間によって実行する際の各ブ
ロック毎の微小補間直線をベクトル表示した第4図を参
照すると、相隣る前後ブロックのベクトルA、B間の角
度変位は内積の定理によって、cos θ=A−B/I
AI−IB+の関係からθが求められる。このθの0か
ら90”までの角度の変化に応じて、例えばo″付近と
きには一回で与える移動量は指令速度に対応する量とし
、θが大きくなるにつれて前記移動量を分割して数回に
わたって与えるようにすれば送り速度は減速され、結果
的に高速NC加工の実行時にドループによる誤差を僅少
にすることが可能である。なおこの高速NCデータ作成
装置はマシニングセンタ固有のNC装置8の筐体内に同
居して設けてもよい。
次に上述の基本的な機械加工システムを用いて、本発明
の第2態様である与えられたデザインに基づいてNC加
ニブログラムを作成し、更にそれを使用して実際にワー
クの加工までを行うことのできる一貫加工システムにつ
いて第5図に基づいて説明する。
本機械加工システムの統轄コンピュータ1には自動プロ
グラミング装置14が接続され、該自動プログラミング
装置14によって作成されたNG加ニブログラムが読み
込み手段3(第1図)によって入力可能となっている。
更に、読み込み手段3は図示を省略された多重通信制御
装置6を介してディジタイザ11と接続されている。デ
ザイナによって創作された所望のデザインは公知の手法
によって近似の数式モデルに変換され、自動プログラミ
ング装置14に仕掛けられる。これによって作成された
一連のNC加ニブログラムは統轄コンピュータ1の読み
込み手段3に読み取られ、前述の場合と同様に書き込み
手段4を経て磁気ディスク装置10のメモリにパケット
化されて順次に記憶される。そして送出手段5を経て前
述の手法に従って高速型マシニングセンタ2aの一台に
伝送され、これに基づいてモデルの原形が試作される。
この場合のワークの材料は加工性の良好な、例えば適宜
なプラスチック等が選択されて、高速で短時間に原形モ
デルが作成される。次にこの原形モデルを観察測定して
所望のデザインからの誤差を手作業によって修正し、修
正モデルを作成する。この手作業による修正を自動プロ
グラミング装置を用いて反映することは一般的に不可能
なので、この修正モデルをディジタイザ11に仕掛けて
、その表面を自動走査し、その変位量をNG装置によっ
て逆にNC加工データに変換して統轄コンピュータ1に
入力する。統轄コンピュータ1においては再度この修正
されたNC加ニブログラムをシステム内のマシニングセ
ンタ2a又は2bに供給して実際のワークの加工を行わ
せ、所望の加工製品を得ることができる。
更に、本発明の応用例としては、NC加ニブログラム内
に含まれるサブプログラムをメインプログラムと別個に
磁気ディスク装置10内に記憶しておき、適宜に取り出
して使用することが挙げられる。更に詳細に説明すると
、−]’IQに、マシニングセンタにおけるNC加工の
際の標準的な単位作業、例えばパレット交換指令等は、
サブプログラムとして各マシニングセンタに共通に設定
されている。従来のシステムにおいては、このサブプロ
グラムは各マシニングセンタに付属したNC装置8内に
それぞれ記憶されており、NC装置8内の情報処理部が
統轄コンピュータ1からのNC加工のメインプログラム
を読んでいるときに、サブプログラムの呼び出しコマン
ドに出会った場合はメインプログラムの読み取りを中断
し、記憶している該当サブプログラムを読み取るように
構成されている。しかし、このマシニングセンタに固有
のNC装置8は比較的小型で記憶容量が少ないため、余
り多くのサブプログラムを記憶することは不可能であり
、特に使用頻度の高いもののみしか記憶されていない不
便さがあった。本発明においては、前述したように、磁
気ディスク装置10のメモリにメインプログラムと別個
にサブプログラムを記憶しておくようにされている。こ
の磁気ディスク装置lOは大量の記憶容量を有している
ので、従来よりも多くのサブプログラムを貯留しておく
ことが可能である。本発明においては、第6図に示すよ
うに、読み出し手段12がメインプログラムを読み出し
ている際にINCLUDEコマンドに出会うと、一旦読
み出しがIセ断され、挿入手段13による磁気ディスク
装置10内の当該サブプログラムの読み出しに切り替わ
り、これが送出手段5を経て前述の方式に従って各マシ
ニングセンタに供給される。サブプログラムの読み出し
が終了すると再びメインプログラミングの読み出しに戻
り、これが繰り返される。このことによって、NC装置
8のメモリの節約が可能になる。又ワークに固有のサブ
プログラム等の比較的使用頻度の少ない加工手順でもメ
インプログラムと別にサブプログラムとして磁気ディス
ク装置10内に記憶させておくことが可能となるので、
メインプログラムを短縮することが可能となる。
〔発明の効果〕
以上、詳述したように、本発明によれば、統轄コンピュ
ータに外部記憶手段(磁気ディスク装置)を接続させ、
これに予めパケット化したNC加工データを記憶させて
おくことにより、一単位分のNC加工データを送出しな
がら次のデータを送出手段内に読み込んでお(ことが可
能となり、各マシニングセンタに対するNC加工データ
の転送速度が向上した。この結果、多数のマシニングセ
ンタに対して、その加工作業を中断させることなく、加
工データの供給が可能となる。又、システム内に必要に
応じて高速NG加工データ作成装置を設け、金型等の複
雑な三次元形状の加工の場合にはマシニングセンタに固
有のNC装置に顛ることなく、細かい移動指令データを
演算することができるように構成したので、かかる作業
の際に従来生じていたマシニングセンタの作業の中断を
防止することが可能となり、高速度且つ高精度のワーク
の加工を実現することができる。
更に自動プログラミング装置のみでは充分なNC加工デ
ータの作成不能な複雑な金型加工を、本発明システムに
付属したディジタイザを利用することにより、デザイン
から製品まで一貫処理でき、NC加工データの一括管理
、加工スケジュール管理等も効率よ〈実施可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかるa械加工システムの全体構成を
示すブロック図、 第2図は高速NC加工データ作成装置の構成を示すブロ
ック図、 第3図はNCプログラムに高速NC加工指令を含んだN
Cプログラムの例示、 第4図は高速NC加工データにおける順次のブロックに
よって指令される微小な補間直線の表すベクトルの角度
変位の説明図、 第5図は所与のデザインに基づ<NCプログラムの作成
から実際のワークの加工までの一貫システムの説明図、
及び 第6図はサブプログラムを磁気ディスク装置に記憶させ
た本発明システムの応用例を説明するためのブロック図
である。 1・−・統轄コンピュータ 2−・−マシニングセンタ 2a−・高速型マシニングセンタ 2b−通常型マシニングセンタ 3−・・読み込み手段 4−・−書き込み手段 5−送出手段 6−多重通信制御装置 7・−・バッファメモリ手段 8・−・NC装置 9・・・高速NCデータ作成装置 10−・−磁気ディスク装置 11−・−ディジタイザ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、統轄コンピュータにより1台又は複数台のNC工作
    機械にNC加工データを送出してDNC運転を行う機械
    加工システムであって、 前記統轄コンピュータとの間でNC加工データの書き込
    み及び読み出しを行う外部記憶装置、多数のブロックか
    らなるNC加工データを所定の記憶単位分ずつパケット
    化して前記外部記憶装置に予め書き込むための書き込み
    手段、 パケット化された前記NC加工データを前記各NC工作
    機械に向けて前記記憶単位分ずつ送出すると同時に、次
    に送出するべきNC加工データを前記外部記憶装置から
    取り込んで待機させておくための送出手段、 前記統轄コンピュータから少なくとも1台のNC工作機
    械に付属するNC装置に通じる回線経路の途中に設けら
    れた高速加工命令に応じてNC加工データを予め移動指
    令データに演算変換するための演算処理手段と、前記移
    動指令データにおける前後二つのベクトルのなす角度を
    次々に演算するための角度演算手段と、前記二つのベク
    トルのなす角度の大きさに応じて前記移動指令データを
    減速した移動指令データに演算変換するための減速演算
    手段とを具えた高速NCデータ作成装置、及び 前記各NC工作機械に付属する前記NC装置の直前に介
    在し、前記記憶単位ずつパケット化されたデータの複数
    単位を記憶可能であると共に前記NC装置の要求する量
    ずつNC加工データを送出し、更に記憶されている量が
    減少すると新たなNC加工データを前記送出手段に要求
    するバッファメモリ手段、 のそれぞれを具備し、高速NC加工が可能なことを特徴
    とする機械加工システム。 2、統轄コンピュータにより1台又は複数台のNC工作
    機械にNC加工データを送出してDNC運転を行う機械
    加工システムであって、 前記統轄コンピュータとの間でNC加工データの書き込
    み及び読み出しを行う外部記憶装置、多数のブロックか
    らなるNC加工データを所定の記憶単位分ずつパケット
    化して前記外部記憶装置に予め書き込むための書き込み
    手段、 パケット化された前記NC加工データを前記各NC工作
    機械に向けて前記記憶単位分ずつ送出すると同時に、次
    に送出するべきNC加工データを前記外部記憶装置から
    取り込んで待機させておくための送出手段、 前記統轄コンピュータから少なくとも1台のNC工作機
    械に付属するNC装置に通じる回線経路の途中に設けら
    れた高速加工命令に応じてNC加工データを予め移動指
    令データに演算変換するための演算処理手段と、前記移
    動指令データにおける前後二つのベクトルのなす角度を
    次々に演算するための角度演算手段と、前記二つのベク
    トルのなす角度の大きさに応じて前記移動指令データを
    減速した移動指令データに演算変換するための減速演算
    手段とを具えた高速NCデータ作成装置、前記各NC工
    作機械に付属する前記NC装置の直前に介在し、前記記
    憶単位ずつパッキングされたデータの複数単位を記憶可
    能であると共に前記NC装置の要求する量ずつNC加工
    データを送出し、更に記憶されている量が減少すると新
    たなNC加工データを前記送出手段に要求するバッファ
    メモリ手段、 モデルやワークを走査してNC加工データを自動作成し
    、これを前記統轄コンピュータに入力する少なくとも1
    台のディジタイザ、 与えられた形状寸法からNC加工データを自動作成し、
    これを前記統轄コンピュータに入力する少なくとも1台
    の自動プログラミング装置、及び前記ディジタイザや自
    動プログラミング装置からのそれぞれのNC加工データ
    を読み込み、前記書き込み手段に伝達するための読み込
    み手段、のそれぞれを具備し、高速NC加工が可能なこ
    とを特徴とする機械加工システム。
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