JPS63102729A - 自動洗米機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般家庭において白米などの穀物を自動的に
洗浄する自動洗米機に関するものである。

従来の技術 従来、洗米作業は、容器に適量の米と水を入れ、手で研
ぎながら水が白濁色から透明になるまで水を交換すると
いう手作業で行なわれるのが一般的であった。また、自
動的に洗米を行なわせるものもいくつか提案されている
。。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、手作業による洗米作業は水を多量に使う
ため、不経済であるばかシか、特に冬場においては冷水
のために苦痛を伴なう作業であった。また、自動洗米を
行なうものにあっても多量の水が必量で不経済なもので
あり、実用化されていないのが現状である。

本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、簡単な構
成で上記従来の問題点を解消した自動洗米機を提供する
ことを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するために、モータ駆動の回
転体を有し、この回転体は下方向に筒状の吸込部を、上
部に遠心翼と外周方向の少なくとも一部に吐出部をそれ
ぞれ設け、さらに前記吸込部には米と水を分離する第１
のフィルタを設け、かつ前記吐出部には水を濾過する第
２のフィルタを設けて自動洗米機を構成したものである
。

作　　用 この技術的手段による作用は次のようになる。

すなわち、米と水を適量入れた容器内に、回転体の吸込
部の先端部が水面下に配置されるようにして、モータを
運転すると、回転体の遠心翼の作用で吸込部内の気圧が
低下し、容器内の水が吸込部より吸引される。そして吸
引された水は遠心翼で回転体の外周方向へ飛散し、吐出
部を通して容器内に再び返される。この作用の繰９返し
により、容器内に上下方向の循環流が発生する。一方、
回転により吸込部外層でも水流が発生する。この水流と
上下方向の循環流により洗米が効率よく行なわれる。吸
込部に設けた第１のフィルタは米と水を分離するための
もので、筒状の吸込部への米の侵入を阻止するものであ
る。また吐出部に設けた第２のフィルタは洗米した白濁
水を濾過するだめのものであシ、このフィルタで米また
は力を除去するものである。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。

第１図は本発明の一実施例を示す全体構成の断面図を示
したもので、１は外容器、２は外容器１と対をなす蓋体
、３は外容器１内に収容する内容器、４はモータ、５は
モータ４を支持して蓋体２に固定されたモータ支持体で
、内容器３の開口部に密に嵌合している。６はモータ４
に直結された回転体、７は回転体６を構成する吸込部で
、先細シ状の形状をして下方向に突出させて形成してい
る。８は回転体ｅ内の上部に設けた遠心翼、９は回転体
ｅを構成する吐出部で、吸込部７．遠心翼８に連らなる
上部の外周全体に設けている。１０は吸込部７の入口近
傍に設けられ、かつ水と米を分離する第１のフィルタ、
１１は吐出部９の全体に設けられ、かつ水を濾過する第
２のフィルタ、１２は吸込部７の外周縦方向に複数枚設
けた攪拌翼、１３は白米である。

第２図は第１図における回転体６のＡ−Ａ線断面図を示
し、また第３図は第１図における回転体６のＢ矢視図を
示す。

上記構成において、次にその動作を説明する。

まず内容器３に白米１３を入れ、そして回転体ｅの吸込
部７の先端が水面下になる程度に水を入れる。次にモー
タ４に通電すると、モータ４に直結された回転体６が回
転し、遠心翼８の作用で第２図の矢印のような流れが発
生する。すると吸込部７内の気圧が低下し、第１図の矢
印に示すように、内容器３内の水が吸込部７内へ吸い込
まれる。そしてこの吸い込まれた水は遠心翼８により回
転体ｅの内壁へ向って吐き出され、吐出部９に向って集
約されて、吐出部９より内容器３内に戻される。

このような水の上下方向の循環作用によシ洗米が行なわ
れる。さらに、吸込部７の外周に設けた攪拌翼１２は回
転体６０回転に伴なって、内容器ｓ内の水を水平方向に
攪拌し、洗米効果を促進する作用を有するものである。

この洗米により白濁した水は、吸込部７の入口近傍に設
けた第１のフィルタ１０および吐出部９に設けた第２の
フィルタ１１を通過することにより濾過されて、きれい
な水となって内容器３内に戻される。この作用の繰り返
しによシ白濁した水は徐々に透明になってゆく。洗米が
終了すると、内容器３内の水を炊飯に必要な量に加減し
て、そのまま炊飯器にセットするだけで炊飯が可能とな
る。ここで第１のフィルタ１ｏは米が通過しない程度の
目の荒いもの（例えば金網）がよく、また第２のフィル
タ１１は水と混合した米ぬかを分離できる目の細かいフ
ィルタ（例えばろ紙）が好ましい。

第４図は本発明の他の実施例を示す全体構成の断面図を
示したもので、第１図が吐出部９を回転体６の上部の外
周の全体に設けているのに対し、第４図は同外周方向の
一部にのみ設けた例を示したものである。第５図は第４
図における回転体６のＡ−Ａ線断面図を示し、また第６
図は第４図における回転体６のＢ矢視図を示す。先の実
施例と第４図〜第ｅ図における実施例との作用上の差異
は、遠心翼８から吐き出た水を一部の吐出部９に集めた
後、第２のフィルタ１１を経て外部へ排出するようにし
た点である。この例では第２のフィルタ１１がコンパク
トな設計となり、フィルタを着脱自在とすることにより
、交換が容易で、かつ米ぬかが第２のフィルタ１１に集
中することによってその除去が容易となる。なお、この
実施例では、回転体６の形状から回転時にアンバランス
が生ずるおそれがあるが、吐出部９と反対側にバランス
ウェイトを施すなどすれば、その問題を容易に解消する
ことができる。

また、第１図４第４図で代表される各実施例のものは、
いずれも攪拌性能を向上させるために攪拌翼１２を設け
た例を示したが、これを除去したものであっても容器内
に上下方向の循環流を生じさせて洗米できることはあき
らかであシ、攪拌翼１２を必ず設けなければならないと
いうものではない。

発明の効果 以上のように本発明によれば、使用者が手をぬ“らすこ
となく洗米ができるばかりでなく、洗米後の水をフィル
タで濾過して炊飯用として再利用できるため、節水効果
もあり、また内容器を炊飯器の内鍋で構成しておけば、
洗米された米を移しかえることなく内鍋ごと炊飯器にセ
ットするだけで炊飯できる等、その実用的価値は犬なる
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す自動洗米機の全体構成
の断面図、第２図は第１図における回転体のＡ−Ａ線断
面図、第３図は第１図における回転体のＢ矢視図、第４
図は本発明の他の実施例を示す全体構成の断面図、第６
図は第４図における回転体のＡ−Ａ線断面図、第６図は
第４図における回転体のＢ矢視図である。 ４・・・・・・モータ、６・・・・・・回転体、７・・
・・・・吸込部、８・・・・・・遠心翼、９・・・・・
・吐出部、１ｏ・・・・・・第１のフィルタ、１１・・
・・・・第２のフィルタ。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名６−
−−可転体 第３図　　　６ 第６図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）モータ駆動の回転体を有し、この回転体は下方向
   に筒状の吸込部を、上部に遠心翼と外周方向の少なくと
   も一部に吐出部をそれぞれ設け、さらに前記吸込部には
   米と水を分離する第１のフィルタを設け、かつ前記吐出
   部には水を濾過する第２のフィルタを設けた自動洗米機
   。
2. （２）回転体はその吸込部の外周に攪拌翼を有している
   特許請求の範囲第１項記載の自動洗米機。