JPS63101286A - 建物における交通システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はエレベータの乗場を建物の出入口階と異なる階
床とし、上記出入口階よりエレベータの乗場まではエス
カレータによりエレベータ利用客を運ぶようにした建物
における交通システムの改良に関するものである。

（従来の技術） 近年、高層化されたホテルや事務所ビルなどにおいて、
人の流れを円滑にするためにエレベータの乗場を建物の
外部に対する出入口と異なる階床とし、上記出入口より
エレベータの乗場まではエスカレータによりエレベータ
利用客を運ぶようにした例が増えている。例えば、建物
の外部に対する正面出入口が１階であるとして、この１
階を大ホールとして一旦人を集め、２階以上に行く人の
ために１階と例えば２階の間に設置したエスカレークに
て２階に運んだ後、２階のエレベータホールより目的の
階床までエレベータを利用させる如き方式である。

（発明が解決しようとする問題点） このようにエレベータの乗場を混雑の激しい入口階から
隔離し、エレベータの利用客は入口階とエレベータ設置
階との間を連絡するエスカレータにより乗り継がせるよ
うにした方式の建物では、入口階より入った客が上層階
に行こうとする場合は、エスカレータでエレベータ設置
階に行き、エレベータホールに到着した時点でエレベー
タの呼び釦を押してエレベータの到着を待も、利用する
ことになる。

そして、このような方式の交通システムを採用している
建物は、フロア面積が一般に広く、乗り継ぎ用エスカレ
ータの降り口とエレベータホールとの間がかなり離れて
いることが多い。

従って、エレベータ設置階に到着してからエレベータホ
ールに行くまでに時間がかかりその分、呼びが遅れるこ
とになり、特に閑散期ではエレベータホールに持ち客が
いないことも多いことから、目的階に到着するまでに無
駄時間が生じる。

そこでこの発明の目的とするところは、エレベータの乗
場を混雑の激しい入口階から隔離し、エレベータの利用
客は入口階とエレベータ設置階との間を連絡するエスカ
レータにより乗り継がせるようにした方式の建物におい
て、エレベータ設置階に連絡するエスカレータを客が利
用するとエレベータの呼びが発生されてエレベータ設置
階のエレベータホールに到着した時点でエレベータが連
絡されるようにし、待ち時間をほとんど要することなく
エレベータを利用できて、目的階に短時間で到着できる
ようにした建物における交通システムを提供することに
ある。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するため、本発明は次のように構成する
。すなわち、エレベータの乗場を建物の出入口階と異な
る階に設け、エレベータの利用客は出入口階とエレベー
タ設置階との間を連絡するエスカレータを介して運ぶよ
うにした建物交通システムに用いるエスカレータにおい
て、このエスカレータの乗り口または降り口近傍に設け
た乗客検知手段と、この乗客検知手段が乗客を検知する
ことにより上記エスカレータより連絡するエレベータの
乗場におけるエレベータの呼びを発生させる呼び発生手
段とを設ける構成とする。

（作　用） このような構成において、乗客がエレベータ乗り継ぎ用
のエスカレータを利用すると、このエスカレータの降り
口近傍に設けた乗客検知手段が乗客を検知する。すると
、この乗客検知手段出力により呼び発生手段が動作し、
上記エスカレータにて連絡するエレベータの乗場におけ
るエレベータの呼びを発生させる。

従って、エスカレータを利用した客はエレベータホール
に行かずともエレベータ呼びが行えてエレベータ設置階
のエレベータホールに行き着く時点ではエレベータがこ
の呼びに応答して到着しているか、または到着しつつあ
る状態にある。そのため、従来のように、エレベータホ
ールに到着後に呼びの操作を行うと言った無駄が無くな
り、呼びが先行するかたちとなるので、特に閑散期等の
ようにエレベータホールに待ち客がいないことも多いよ
うな場合では、目的階に到着するまでの無駄時間を無く
すことが出来、短時間で目的階床に到着することが出来
るようになる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。

第１図は本装置のシステム構成図である。図中１はエレ
ベータ設置階との間を連絡するエスカレータであり、２
はその降り口である。３はこの降り口２の近傍に設けら
れた乗客検知器であり、この乗客検知器３は光電検知方
式のもの、または重量スイッチ式のもの等が用いられる
。そして、光電検知方式のものは、例えば、エスカレー
タの欄干または欄干近傍に、また、重量スイッチ式のも
のでは降り口２の近傍の床面に敷設して配しである。

４はエレベータのかごであり、エスカレータ１の降り口
側と同じフロアにエレベータホールがある。５はエレベ
ータの制御を司るエレベータコントローラ、６はエスカ
レータ１の降り口側と同じフロアにあるエレベータホー
ルに設けられたエレベータ呼び登録操作用のホール呼び
釦、７は呼び登録点灯ランプである。ホール呼び釦６を
押すと、エレベータコントローラ５はこの階床での発生
ホール呼びを受付けて呼び登録し、該階床での呼び登録
点灯ランプ７を点灯して登録されたことを報知する。

また、エレベータコントローラ５には上記乗客検知装置
３の検知出力を入力するように構成してあり、エレベー
タコントローラ５はこの検知出力を受けるとエスカレー
タ１の降り口と同一階床でのホール呼び信号としてこれ
を受付けて該階床での呼びを登録し、該階床での呼び登
録点灯ランプ７を点灯する。そして、エレベータコント
ローラ５はこの受付けた登録階床にサービスすべくエレ
ベータを制御する。

本システムにおける制御部のブロックを第２図に示す。

エレベータコントローラ５にはコントロール部５ａとホ
ール呼び登録部５ｂとがあり、上記乗客検知装置３の検
知出力またはホール呼び釦６の入力を受けるとホール呼
び登録部５ｂはこれを登録し、コントロール部５ａはこ
の登録された階床のデータをもとに該当階床の呼び登録
点灯ランプ７を点灯制御する。そして、エレベータコン
トロール部５ａはこの受付けた登録階床にサービスすべ
くエレベータを制御した後に登録を抹消するよう機能す
る。

このような構成の本装置の作用を第３図を参照して説明
する。乗客がエスカレータ１を利用して上の階まで上っ
てゆき、降り口２から降りると、この降り口２近傍に設
けである乗客検知装ａＦ３が作曲して検知し、第３図の
（ａ）の如き信号を出力する。この検知信号はエレベー
タコントローラ５に与えられる。このエレベータコント
ローラ５にはコントロール部５ａとホール呼び登録部５
ｂとがあり、上記乗客検知装置３の検知出力の入力を受
けるとホール呼び登録部５ｂはこれを登録し、コントロ
ール部５ａはこの登録された階床のデータをもとに該当
階床の呼び登録点灯ランプ７を点灯制御する（第３図の
（ｂ）参照）。そして、エレベータコントロール部５ａ
はこの受付けた登録階床にサービスすべくエレベータを
制御する。従って、エスカレータを降りた客がエレベー
タホールに到着した時点でエレベータが応答しているか
、応答しつつある状態になり、乗客は待ち時間をほとん
ど要することなくエレベータを利用できて、目的階に短
時間で到着できるようになる。サービスが終るとエレベ
ータコントローラ５はその呼びの登録を抹消するよう機
能する。もちろん、通常のホール呼び釦６による呼びに
対してもこれを登録し、応答する。

サービスが終ってその呼びの登録が抹消されると当該階
床の呼び登録点灯ランプ７は消灯制御される（第３図の
（ｂ）参照）。この消灯制御はエレベータがその登録階
床に到着されるとエレベータコントローラ５の出力する
エレベータ到着信号（第３図（Ｃ）参照）によって行わ
れる。

このように、エレベータの乗場を混雑の激しい入口階か
ら隔離し、エレベータの利用客は入口階とエレベータ設
置階との間を連絡するエスカレータにより乗り継がせる
ようにした方式の建物において、エレベータ設！Ｆｌ！
＆ｉに連絡するエスカレータを客が利用するとエレベー
タの呼びが発生されてエレベータ設置階のエレベータホ
ールに到着した時点でエレベータが連絡されるようにし
たので、持ち時間をほとんど要することなくエレベータ
を利用できて、目的階に短時間で到着できるようにした
建物の交通システムを提供することが出来る。

ここで乗客検知装置３の構成例を第４図に示しておく。

図は重量スイッチを用いた場合の構成であり、エスカレ
ータ１の降り口２におけるエスカレータ乗降板９をスイ
ッチの構成要素すなわち、スイッとする。そして自由端
側の床下にバネ１１を設は上方に偏倚させる。エスカレ
ータ乗降板９の下にはマイクロスイッチ１４を設けて、
エスカレータ乗降板９に人が乗るとその重みでビン１０
を軸にエスカレータ乗降板９が上記偏倚力に抗して下方
に回動し、エスカレータ乗降板９がマイクロスイッチ１
４を押す。これにより、エスカレータから客が降りたこ
とを検知する。

尚、本発明はエレベータを一基として説明したが複数基
であっても同様である。また、エレベータを複数基設置
し、エレベータのサービス階床範囲を異ならせた場合に
も適用できる。この場合、無用な呼びが発生しないよう
に乗客の目的階床により、その乗客が利用するエレベー
タに対して呼びが行われるようにする必要があるが、こ
れは第５図に示すようにすると良い。すなわち、エレベ
ータ１６．１７．１８があり、エレベータ１６は３階か
ら２０階を、また、エレベータ１７は２０階から３０階
を、また、エレベータ１８は３０階から４０階をサービ
スするものとする場合を示すと、エスカレータ１の降り
口２より少し離れた位置の床面にそれぞれのエレベータ
に対する乗客検知装置３ａ〜３Ｃ用（例えば、第４図と
同様の構成）のスイッチ操作板９８〜９Ｃを設ける。こ
のスイッチ操作板９ａ〜９Ｃは対応するエレベータ１６
．１７．１８と降り口２とを結ぶ最短ルート位置上とす
る。そしてスイッチ操作板９ａ〜９Ｃには対応するエレ
ベータ１６゜１７、１８のサービス階床範囲を示す表示
Ｍを付す。

このようにすると、エスカレータを降りた客はスイッチ
操作板９８〜９Ｃに示されているエレベータ１６．１７
．１８のサービス階床範囲を示す表示Ｍを見ながら目的
の階床をサービスするエレベータを知って、その方向に
進むことにより、目的のエレベータのスイッチ操作板を
踏んでこれを操作することになり、この時点で目的のエ
レベータに対する呼びを発生させる。従って、無用な呼
びを発生させることなく、目的のエレベータを待機さ　
　　“せることが出来るようになる。

尚、本発明は上記し、且つ図面に示す実施例に限定する
ことなくその要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実
施し得るものであり、例えば上記実施例では乗客検知ａ
置はエスカレータの降り口近傍に設けているが、乗り口
側に設けるようにしても良い。

〔発明の効果〕

以上、詳述したように本発明によれば、エレベータの乗
場を混雑の激しい入口階から隔離し、エレベータの利用
客は入口階とエレベータ設置階との間を連絡するエスカ
レータにより乗り継がせるようにした方式の建物におい
て、エレベータ設置階に連絡するエスカレータを客が利
用するとエレベータの呼びが発生されてエレベータ設置
階のエレベータホールに到着した時点でエレベータが連
絡されるようになり、持ち時間をほとんど要することな
くエレベータを利用できて、目的階に短時間で到着でき
るようになる等の特徴を有する建物の交通システムを提
供することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す構成図、第２図はその
制御！１１機能部分の構成を示すブロック図、第３図は
本装置の作用を説明するためのタイムチャート、第４図
は乗客検知装置の構成例を示す図、第５図は本発明の他
の実施例を示す図である。 １・・・エスカレータ、２・・・降り口、３・・・乗客
検知装置、４・・・エレベータのかご、５・・・エレベ
ータコントローラ、５ａ・・・コントロール部、５ｂ・
・・ホール呼び登録部、６・・・ホール呼び釦、７・・
・呼び登録点灯ランプ。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第１図 第２図 Ｎ （ａ）東＄＆、ｔ！、１３　　（東客枚土０Ｎ）−一」
１−一一一一一（ｂ）オ、−ル吐ム・賢口漁灯ルプ７　
　　！シ耶「−一−１−一一（Ｃ）　　エしＸ−タコン
トロ〜フ５　　　　　　−一一一一一一一■−−−（ニ
レＮ−夕！１４） 第３図 第５図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）エレベータの乗場を建物の出入口階と異なる階に
   設け、エレベータの利用客は出入口階とエレベータ設置
   階との間を連絡するエスカレータを介して運ぶようにし
   た建物交通システムに用いるエスカレータにおいて、こ
   のエスカレータの乗り口または降り口近傍に設けた乗客
   検知手段と、この乗客検知手段が乗客を検知することに
   より上記エスカレータより連絡するエレベータの乗場に
   おけるエレベータの呼びを発生させる呼び発生手段とを
   設けたことを特徴とする建物における交通システム。
2. （２）エスカレータより乗り継ぐサービス階床範囲の異
   なるエレベータが複数基ある場合には乗客検知手段はエ
   スカレータの降り口側における各サービス階床範囲の異
   なるエレベータの乗場に対しての最短ルート上に設ける
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の建物にお
   ける交通システム。