JPS6298965A - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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JPS6298965A
JPS6298965A JP60238905A JP23890585A JPS6298965A JP S6298965 A JPS6298965 A JP S6298965A JP 60238905 A JP60238905 A JP 60238905A JP 23890585 A JP23890585 A JP 23890585A JP S6298965 A JPS6298965 A JP S6298965A
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light
color
filter
spectral
infrared light
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Kenichi Suda
須田 憲一
Nobuo Matsuoka
松岡 伸夫
Shizuo Hasegawa
長谷川 静男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明はカラー原稿を読み取ることのできる原稿読取装
置に関する。
(従来技術) 受光部に多数の微小光電変換素子を配列したCOD等の
固体イメージセンサの受光部に、複数色の微小色分解フ
ィルタを配列した固体カラーイメージセンサを用いてカ
ラー原稿を読取る装置は公知である。斯かる原稿読取装
置で得られる各色に対応する画像信号はできるだけ原稿
の色分解像に忠実であることが望まれるが。
実際には斯かる画像信号を用いて画像を再生(電子写α
方式、インクジェット方式、熱転写方式等により)1.
た場合、得られるカラー画像は原稿とは色合いがかなり
異なったものとなった。つまり形成された画像信号の原
稿の色合いに対する忠実度が低いものであった。
(発明の目的) 本発明の目的は、カラー原稿の色合いにできるだけ忠実
な画像信号を形成できる原稿読取装置を提供することで
ある。
(発明の概要) 本発明では固体カラーイメージセンサが使用される。そ
して光路中に不可視光除去フィルタ・「・段と分光分布
補正フィルタ手段が配置されている。
カラー画像信号の原稿に対する忠実度が低い11日ごつ
き種々検討した結果次の事が判明した。
即ち、固体カラーイメージセンサの各光電変換素子は可
視光のみならず、不可視光にもかなり高い分光感度を有
している。又固体カラーイメージセンサの色分解フィル
タも可視光のみならす不可視光にかなり高い分光透過率
を有している。従って、原稿照明光源が可視光のみなら
ず不[1r視光も放射すると上記センサは可視色光とと
もに不可視光にも感応して1両者混合した光に対応する
出力を形成する。この出力上では可視色光に対応する成
分と不可視光に対応する成分とを区別できないから、本
来得たい可視色光のみに対応する出力信号のレベルとは
相違するレベルの出力信号となってしまう。このように
人間の眼には見えない光に対応する成分も可視色光対応
信号として出力する為、可成されたカラー画像の色合い
が原稿の色合いとは異なって来るのである。そこで本発
明では不可視光除去フィルタ手段により、如」二の不可
視光を除去して、1−記不都合を解決するに到ったので
ある。
また分光分布補正フィルタ手段を利用するのは次の理由
による。即ち、固体カラーイメージセンサの各光電変換
素子の分光感度は所要の色分解色の夫々に対して異なっ
ている。又、上記センサの色分解フィルタの分光透過率
も色ごとに異なっている。従って前記センサの分光感度
も各可視色光ごとに異なっている。それ故、センサ出力
も各可視光ごとにレベルが相違する。
そこでこのレベルが相違したままの状態の信号?画像信
号として出力すると再生画像の色合いか原稿のそれとは
異なることになるから、通常は各出力信号のレベルをゲ
インの太きく異なる冷牧の増幅・L段で調整することに
よって同等レー、ルに補干しなければならないが、その
為信号処理の回路構成を複雑にしている。そこで本発明
では、それを配置しない場合よりも配置した力か上記セ
ンサの各色分解色に対応する出力間の差を減少させる分
光分布補正フィルタ手段を使用し、これによって回路構
成のf)n単化を可能(こ1“るとともに、各色分解色
により忠実に対応した画像信V;−の形成をT1丁能に
したものである。
(実施例) 第1 [fflは本発明の詳細な説明図である。図に於
いて、1は被読取りカラー原稿Oを載置する原稿台であ
る。2は原稿照明ランプで、3はランプ2の放射光を反
射して原稿Oに指向させる反q4鏡でちる。ここで、ラ
ンプ2としては昼光色等の蛍光灯を使用してもよいが、
蛍光灯は−・船に発光硅が相対的に低くて原稿を高速で
読取るには不向きであるし、また蛍光灯の分光特性は輝
線スペクトルである為、色分解した時の分光幅が狭く、
これも高速読取りの阻害原因となり、原稿の色合いによ
り忠実な画像信号を得る!1(を困難にする原因となっ
ていた。そこでランプ2としてはハロゲンランプを使用
することが好ましい。ハロゲンランプは、第3図に放射
光の分光分布を示すように連続的な分光分布を有してお
り、また放射光量も多いがらである。
ただし、第3図にも示されたようにハロゲンランプは不
可視光としての近赤外光、赤外光も多借に放射する。
4はランプ2の放射光により照明された原稿Oの光像を
固体カラーイメージセンサ5に結像する結像光学系で、
屈折率分布型導光素子(商品名セルフォック等)やパー
レンズ等の短点I7゜小径結像素子を多数本アレイにし
たものである。
5は固体カラーイメージセンサで、第2図に示すように
、基板51の受光部に多数の微小光電変換素子521,
522.523が一方向(主走査方向)に沿って配列さ
れている。
531.532.533は上記受光部に、上記光電変換
素子を覆って付着された多数の色分解フィルタで、フィ
ルタ531はシアン色(C)、フィルタ532はグリー
ン色(g)、フィルタ533はイエロー色(y)の光を
夫々透過させる。図示実施例ではフィルタ531は第4
図の曲線17に示された分光透過率を、フィルタ532
は曲線18に示された分光透過率を、フィルタ533は
曲線16に示された分光透過率を有している。いずれに
せよ光電変換素子521は如上のC色光を、522は如
上のg色光を、523は如上のy色光を一1夫々受光す
る。
尚、上記各色分解フィルタ521.522 。
523はセンサ5の受光部を染料によって染色すること
により、センサに付着されている。
従って光電変換素子の各々も染色されている。
而して本実施例ではフィルタ532は染色フィルタ53
1と染色フィルタ533を重ね合せることによって形成
されており、従って第4図に示すようにフィルタ532
の分光透過率18はフィルタ531の分光透過率17と
フィルタ533の分光透過率16の積となっている。し
かし、フィルタ532はこのフィルタ専用の染料で染色
することによって形成してもよい。またセンサ5の受光
部に染色ではなく塗装等によって色分解フィルタを付着
させてもよい。また、図示例ではWいに隣り合った光電
変換素子にはWいに異なる色の色分解フィルタを使用し
ているか、これはこの実施例では1個の画素に1個の充
電変換素子を対応させているからであり、1個の画素に
2個等複毅の光電変換素子を対応させるものに於いては
、1個の画素に対応する複数個の光電変換素子に同色の
色分解フィルタを設けることは勿論であり、この場合こ
の複数の九′准変換素子ごとに色分解フィルタの色が変
更される。
また、センサ5としてCODを使用する場合は、複数個
のCODを第1図紙面と暇直な方向(主走査方向)に沿
って配列し、同一の支持台に固定した長尺CCDイメー
ジセンサ(所謂密着型CCDイメージセンサ)が適して
l、%る。他に、単一の長尺基板に極めて多数の光電変
換素子を配列したモノリシックな長尺イメージセンサ(
所謂密着型イメージセンサ)が使用できる。第1図実施
例では複数のCODを前記のように配列した長尺COD
イメージセンサが使用されており、このセンサの各光電
変換素子の相対分光感度は第5図に示されている通りで
ある。
さて、第4図に示したように、固体カラーイメージセン
サ5の各色分解フィルタ531゜532.533は波長
700nmを越えた領域にもかなり高い分光透過率を有
している。つまり不可視光であり、人間の眼にとって画
像の色合いの識別には無関係である近赤外光、赤外光に
もかなり高い分光透過率を有している。また、第5図に
示したように、固体カラーイメージセンサ5の各光電変
換素子521.522 。
523も波長11000n程度まで有限の感度を有して
いることから判るように、上記不可視光である近赤外光
、赤外光にもかなり高い感度を有している。一方、ラン
プ2として使用したハロゲンランプは第3図に示されて
いるように如上の近赤外光、赤外光をかなり多量に放射
する。従って、光電変換素子521は、ランプ2に照明
された原稿0からの反射光の内、シアン色光のみならず
前記近赤外光、赤外光にも感応し、シアン色光のみの光
量に対応する出力ではなく、上記近赤外光、赤外光の光
量に対応するノイズが混入した出力を形成する。同様に
、素子522.523も、夫々前記反射光の内グリーン
色光、イエロー色光のみの光量に対応する出力ではなく
、近赤外光、赤外光の光量に対応するノイズが混入した
出力を形成する。しかしながら、これら出力中の如上の
ノイズ部分は、シアン色光のみの光量に対応する出力部
分、グリーン色光のみの光量に対応する出力部分、イエ
ロー色光のみの光量に対応する出力部分と区別できない
。斯かる理由により、従来のW、稿読取装置で形成され
るカラー画像信号は、原稿の色合い(人間の眼に感する
色合い)に忠実に対応しなかったのである。
そこで第1図実施例では光路中に不可視光としての近赤
外光、赤外光除去フィルタ6を配置した。このフィルタ
6は本図実施例では、第6図に示されているように、赤
外光除去フィルタとして使用する8線吸収ガラス61に
、近赤外光を反射する光学薄膜62を蒸着して、赤外光
除去フィルタ61と近赤外光除去フィルタ62を一体に
構成したものである。
尚、光学薄膜62としては酸化チタン膜620、酸化シ
リコン膜621を多層に重ね合わせ、第7図に示される
ように、人間の限にとって実質的に不可視となり、原稿
の色の判別に実質的に寄与しない波長700nm以上の
近赤外光を除去するようにしたものが使用されている。
第7図に示されているように、この近赤外光除去フィル
タは波長850nm付近で透過率が若干」−昇している
が、一方この波長域ではハロゲンランプ2の放射光の分
光分布がピークに近い。その為、フィルタ62のみでは
850nm付近の波長域の光がセンサ5に相当光量到達
することを阻止できないので、第8図に示す分光透過率
を有する赤外光除去フィルタ61を用い、如上の波長域
の光をもセンサ5に対して十分に遮蔽できるようにした
ものである。逆に言えば第8図に示した赤外光除去フィ
ルタ61は原稿の色合いの判別に殆んど影響を与えない
波長700〜900nm程度の光に対しても透過率を有
しており、一方ハロゲンランプ2はこの波長領域の光を
大量に放射する為、フィルタ61のみではこの波長領域
の光がセンサ5に相当量到達することを阻止できない。
従ってフィルタ61に、第7図のように原稿色合い判別
に実質的に無関係な波長が700nmより長い近赤外光
を除去する特性を有するフィルタ62を組合せ、波長が
700nm以上の光がセンサ5に対して実質的に遮蔽で
きるようにした。
勿論、熱線吸収ガラスを使用しないでも、一枚の透明板
に形成した光学薄膜のみで近赤外光、赤外光とも十分除
去できるならば、この光学薄膜のみを不可視光除去フィ
ルタとして使用すればよい。
また、第1図実施例ではと記のように近赤外光除去フィ
ルタ部と赤外光除去フィルタ部を一枚のガラス板を使用
して一体的に構成したが、これにより近赤外、赤外光除
去フィルタ手段の厚みを薄くでき、短焦点小径結像素子
アレイ4とセンサ5との間の短い光路中への配;dが容
易になる。しかし、近赤外光除去フィルタは赤外光除去
フィルタ61とは別体に構成してもよい。
いずれにせよこのような不可視光除5フィルタ6を使用
することによって、光電変換素子521.522.52
3の出力から人間の眼に感する原稿の色合いとは無関係
な近赤外光、赤外光に対応するノイズ成分を除去でき、
上記原稿の色合いにより忠実に対応するカラー画像信号
を形成of能とする。
ところで、11n記センサ5の各光電変換素子の出力は
第9図のような回路で処理され1画像信号化される。セ
ンサ5の各光電変換素子の形成した出力は、端部のもの
から主走査方向に順にとり出され、可変増幅器8に印加
され所定のレベルに調整される。而して、センサ5のシ
リアルな出力信号、従って増幅器8のシリアルな出力信
号は、素子521の出力に対応する信号(C信け)、素
子522の出力に対応する信号(g信−;−)、素子5
23の出力に対応する信号(y(8−f)のコンポジッ
ト信号である。従ってこのコンポジット信号から、サン
プルホールド回路9CによりC信号を分離し、サンプル
ホールド回路9gによりg信号を分離し、サンプルホー
ルド回路9yによりy信号を分離する。
尚1第9図中、数字符号に添字c、g、yを付したもの
は、夫々C信号1g信号、y信号を処理する回路である
如りのサンプルホールド回路で分離された各信号は、利
得を微調整可能な増幅器10c。
g、yによって、夫々実質的に同一レベルの信号に増幅
された後、ローパスフィルタllC9g、yにより画像
信号より高い周波数のノイズ分が除去される。
ところでC信号は、赤色の補色に対応する信号であり、
y信号は青色の補色に対応する信号である。また、第3
図に示したランプ放射光の分光分布、第4図に示した各
色分解フィルタの分光透過率曲線、第5図に示した光電
変換素子の分光感度曲線から判るように、C信号、g信
号、y信号とも、平坦な分光分布を有する色光を平坦な
分光感度を有する光電変換素子で得た理想的な信号では
ない。従って、三原色である赤色(R)、緑色(G)、
青色(B)により忠実に対応する画像信号を得るには、
c、g、yの各信号を前記分光透過率1分光感度に対応
して演算処理することが望ましい、この処理の演算式は
例えば次式で与えられる。
R= c −A 1g      −一−−(1)に=
g−A2cmA 3 y   −−−−(2)B=V−
A4 g      ’   −−−−(3)ここで、
A1−A4はランプ2の放射光の9分光分布、固体カラ
ーイメージセン°す5に使用された色分解フィルタの分
光透過率、光電変換素子の分光感度に対応して決定され
る演算係数で、上記放射光分光分布1分光透過率や分光
感度が相違する装置では相違する係数値に設定される。
また使用する色分解フィルタの色が相違すれば前記演算
式も相違したものが使用される。
いずれにせよ、各色に対応する光電変換素子の出力信号
を用いてできるだけ三原色に忠実に対応する信号が得ら
れる演算式を採用する事が望まれる。
如上の演算の為、第9図ではC,g、Vの信号は反転増
幅器12c、g、y、12’c。
g、yに順に通される。尚、13c、g、y、13’c
、g、yはクランプ回路で信号を所定のレベルにクラン
プするものである。14Rは(1)式の演算を行う演算
回路で、増幅器12′c、12gからの信号が印加され
る。
14Cは(2)式の演算を行う演算回路で、増幅器12
’g;12c、12yからの信号が印加される。14日
は(3)式の演算を行う演算回路で、増幅器12’y、
12gからの信号が印加される。これにより、演算回路
14尺。
14c、14Bからは夫々赤色に対応する信号(R信号
)、緑色に対応する信号(C信号)、8色に対応する信
号(B信号)が出力される。
R,G、B信号は、夫々増幅器15..15c 。
1’53により増幅された後、A/D変換器16、.1
6C,16日によりデジタル信号に変換され1画像信号
として、画像再生装置に送られる。即ち、再生装着では
変換器16.の出力画像信号を用いて赤色画像が、変換
器16Cの出力画像信号を用いて緑色画像が、変換器1
63の出力画像を用いて青色画像が形成され、これら3
色の画像が重ね合わされてカラー原稿像が形成されるの
である。この画像再生装置には上記画像信号により駆動
されるレーザービームや、発光タイオードアレイ、或い
は液晶シャッタアレイを用いて感光体を露光して静電潜
像を形成し 3色のトナーで現像する電子写真方式のも
の、或いは上記画像信号により駆動されるインクジェッ
トヘッド、サーマルヘッド等を使用するもの等が使用で
きる。いずれにせよ1画像再生装置には周知のものが利
用できるので ここでは詳細な説明は省略する。
ところで、第4図の各色分解フィルタの分光透過率曲線
、第5図の光電変換素子の分光感度曲線から判るように
、これら分光透過率と分光感度との積で表わされるカラ
ーイメージセンサ5の総合分光感度は各色光に対して相
当界なる。また原稿照明ランプの放射光の分光分布も第
3図に示すように一様ではない。従って図示例では、か
りに原稿として何の画像もない白色紙を便f[1シた場
合、シアン色に対応する素子521の出力レベルよりも
グリーン色に対応する素子522の出力レベルの方がか
なり小であり、またシアン色に対応する素子521の出
力レベルよりもイエロー色に対応する素子523の出力
レベルの方がかなり高いものとなる。
従って、このような場合、第9図の回路で、センサ5か
らのコンポジット信号が各色対応信号C,g、Vに分離
された後にこれら信号C1g、yを増幅する増幅回路1
0c 、log。
10yとしては、互いに利得の大きく相違するものを使
用しなければならない。しかし利得の犬きく相違する増
幅回路を利用することは回路構成を複雑にする。そこで
第1図に示されるように、光路中に分光分布補正フィル
タ7が配置された。このフィルタ7としては、第3図に
示された放射光の分光分布を有する原稿照明ランプ 第
4図に示された分光透過率を有する色分解フィルタ、第
5図に示された分光感度を有する光電変換素子が採用さ
れている本実施例に於いては、これら分光特性を考慮し
て第10図に示した分光透過率を有するフィルタを使用
した。このフィルタ7は青みがかった色のフィルタであ
り、このフィルタ7を光路中に配置することにより、光
電変換素子521と522の出力差、同じく光電変換素
子521と523の出力差、従ってまた光電変換素子5
22と523の出力差を、フィルタ7を光路中に配置し
ない場合よりも減少させ、これらの出力差を実質的に零
に近くする。従って、第9UAを例にとれば、増幅器1
0c 、Log、toyを微小利得調整手段付きの同一
構成のものとすることかでき、回路構成を単純化できる
。そして、このように簡単な構成によっても、原稿の色
合いにより忠実に対応するカラー画像信号を得る事かで
きる。尚、分光分布補正フィルタ7の分光透過特性は、
固体カラーイメージセンサの各色分解フィルタの分光透
過特性、光電変換素子の分光感度特性に対応して、上記
のようにセンサの各分解色に対応する出力差を極力減少
させるように設定される。いずれにせよ、斯かる分光分
布補正フィルタ7としては着色されたガラスフィルタ、
ゼラチンフィルタ等が利用でき、フィルタ6と別体に構
成してもよい。しかし、前記のように短点へ小径結像素
子アレイ4と固体カラーイメージセンサ5間の狭い光路
中に配置するのを容易にする為に、前記赤外光を除去す
る熱線吸収カラス61の、近赤外除去光学薄膜62がM
着されているのとは反対側の面に、色、に材料である例
えばフタロシアニン等の着色層を塗布して第12図に示
されるような分光透過率を有するフィルタ7を形成し、
フィルタ6゜7を一体構成として薄型とするのがよい。
いずれにせよフィルタ6により近赤外、赤外光を除去さ
れた光が分光分布補正フィルタ7に到達するようにする
ことがフィルタの劣化防止上で好ましい。
尚、フィルタ6.7は第1図に示したように短焦点小径
結像アレイ4とセンサ5との間の光路に配置するのが、
光源ランプ2からより遠い位置であるのでこれらフィル
タの熱劣化を極力防11−でき、またフィルタ自体を小
幅とすることができるので好ましいが、これらフィルタ
6゜7の両方、又はいずれか一方を、ランプ2と原稿0
の間の光路中、又は原稿Oと短焦点小径結像、に子アレ
イ4との間の光路中に配置してもよい。
また、前記実施例では固体カラーイメージセンサ5に付
着させた色分解フィルタ531゜532.533は、夫
々シアン、グリーン、イエロー色フィルターとしたが、
例えば夫々第11図に示される分光透過率を有するレッ
ド。
グリーン、ブルー色フィルタを使用してもよい。この場
合も、各色分解色に対応するセンサの光電変換素子の出
力を、第9図の12゜12’ 、 l 3 、13’ 
、 14 (添字省略)で示されたと同様な手段により
演算処理し、できるだけ原稿の三原色に忠実に対応する
画像信号を形成することが望まれる。即ち、例えばレッ
ドフィルタと1すえども通常は純粋な赤色光のみを透過
させるのではなく、緑色の波長領域に屈する光も透過さ
せる。またグリーンフィルタも純粋な緑色光のみならず
、赤色、青色の波長領域に属する光も透過させ、ブルー
フィルタも純粋な青色光のみならず緑色の波長領域に属
する光も透過させる。かつ充電変換素子は赤、緑、青の
波長領域に感度を有している。従って、例えばレッドフ
ィルタに対応する光電変換素子からの信号レベルからグ
リーンフィルタに対応する光電変換素子からの信号レベ
ルの所定割合分を差し引けば、原稿の赤色光により忠実
に対応する画像信号が形成できる。これと同様な考え方
で、以下の演算式が成立する。
R= r−B 1 g      −−−−(4)G=
g−B2r−B3b  −−−−(5)B=b−B4g
      −−−−(f3)(ここでr、g、bは夫
々レッドフィルタ、グリーンフィルタ、ブルーフィルタ
に対応する光電変換素子の出力信号、B1〜B4は原稿
照明ランプ放射光の分光分布と、各色分解フィルタの分
光透過率と、光電変換素子の分光感度に対応して決定さ
れる演算係数である。) しかしこれらの演算は絶対必要であるものではない。
いずれにせよ、如上のレッド、グリーン、ブルーの色分
解フィルタのいずれも近赤外、赤外光に相当の分光透過
率を有しているが、本発明によれば斯かる不可視光を除
去するフィルタがある為、信号r、g、bからは不可視
の近赤外、赤外光に対応するノイズ成分は殆んど除去さ
れているから、原稿の色合いにより忠実なカラー画像信
号が得られる。また、分光分布補正フィルタの分光透過
率は、前述の実施例と同様に原稿照明ランプ放射光の分
光分布、各色分解フィルタの分光透過率、光電変換素子
の分光感度に対応して決定され、各色分解色に対応する
センサの出力間の差を減少させる分光透過率に決定され
る。
尚、第3図に示す特性のランプ、第11図に示す特性の
色分解フィルタ、第5図に示す特性の光電変換素子を使
用する場合、この分光分布補正フィルタは第10図に示
す分光透過率を有するものでよい。
尚、固体カラーイメージセンサの色分解フィルタの色は
、前記実施例では3色であるが、4色以上であってもよ
い・ 尚また、前記実施例ではカラーイメージセンサの各色分
解フィルタの近紫外、紫外光に対する分光透過率は実質
的に零であるか、可視域光に対する割合が極〈小さく、
またランプとして、放射光の分光分布の近紫外、紫外光
に関する割合が可視光、近赤外光、赤外光の割合に比へ
て極く小さいハロゲンランプを使用したため、センサの
各色分解色に対応する信号に対する不可視光としての近
紫外、紫外光の影響は無視できた。従って近紫外、紫外
光除去フィルタは前記実施例では必要ない。しかし、光
電変換素子が近紫外光、紫外光に対しても十分な感度を
有し、各色分解フィルタも近紫外、紫外光にかなりの分
光透過率を有し、そしてランプの放射光の分光分布に於
ける近紫外、紫外光に対する割合も高い場合は、各色分
解色に対応する信号にこれら近紫外、紫外光に対応する
ノイズ成分が混入する事を防止する為、光路中に近紫外
光、紫外光を除去するフィルタを設けることが好ましい
。尚、第7図、第8図に示す特性を有するフィルタによ
りこれら近紫外光も紫外光も実質的に除去できる。
尚、第1図で2〜7の諸手段は可動キャリッジ17に一
体的に取り付けられており、このキャリッジ17は原稿
読取り動作時、センサ5の長平方向(主走査方向)と実
質的に昨直な副走査方向(矢印A)に移動し、原稿を走
査する。
又は、原稿台1を、或いは原稿0自身を副走査方向に移
動させて原稿を読取るようにしてもよい。
(効 果) 本発明によれば、簡単な構成により、カラー原稿の色合
いにより忠実に対応するカラー−画像信号を形成するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の説明図、第2図は固体カラ
ーイメージセンサの一例の説明図。 第3図はハロゲンランプ放射光量の分光分布の説明図、
第4図は第2図のセンサの色分解フィルタの分光特性の
説明図、第5図は第2図のセンサの光電変換素子の分光
特性の説明図、第6図は不可視光除去フィルタの一例の
説明図、第7図は近赤外光除去フィルタの一例の分光特
性の説明図、第8図は赤外光除去フィルタの一例の分光
特性の説明図、第9図はセンサの出力信号の処理回路例
の説明図、第10図は分光分布補正フィルタの一例の分
光特性の説明図、第11図は色分解フィルタの別の例の
分光特性の説明図、第12図は不可視光除去、分光分布
補正フィルタの一例の説明図である。 0はカラー原稿、 2は光源、 4は結像素子、 5は固体カラーイメージセンサ、 6は不可視光除去フィルタ、 7は分光分布補正フィルタである。 男2図 一ボ4(nm) −jα長(nm) −;rt責(nm) :IF委(nm) 一5!!長(n m)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)固体カラーイメージセンサと、原稿照明光源から
    原稿を経て上記固体カラーイメージセンサに到る光路の
    中に配置された不可視光除去フィルタ手段と、上記光路
    中に配置され、それを配置しない場合よりも配置した方
    が上記センサの各色分解色に対応する出力間の差を減少
    させる分光分布補正フィルタ手段と、を備えた原稿読取
    装置。
  2. (2)前記不可視光除去フィルタ手段は赤外光除去フィ
    ルタ部と近赤外除去フィルタ部とを有している特許請求
    の範囲第1項記載の原稿読取装置。
  3. (3)前記赤外光除去フィルタ部と近赤外除去フィルタ
    部は一体になっている特許請求の範囲第1項記載の原稿
    読取装置。
  4. (4)前記不可視光除去フィルタ手段と分光分布補正フ
    ィルタ手段は一体になっている特許請求の範囲第3項記
    載の原稿読取装置。
JP60238905A 1985-10-25 1985-10-25 原稿読取装置 Granted JPS6298965A (ja)

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JP60238905A JPS6298965A (ja) 1985-10-25 1985-10-25 原稿読取装置
US07/628,942 US5166784A (en) 1985-10-25 1990-12-14 Original reading apparatus, having a filter, for reading a color original

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JP2005294825A (ja) * 2004-03-18 2005-10-20 Agilent Technol Inc 改良型カラーフォトディテクタアレイ及びその製造方法

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JPS5979676A (ja) * 1982-10-27 1984-05-08 Canon Inc 多色画像情報読み取り装置
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