JPS6297785A - アルミニウム薄板の超音波シ−ム溶接法 - Google Patents

アルミニウム薄板の超音波シ−ム溶接法

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JPS6297785A
JPS6297785A JP23480885A JP23480885A JPS6297785A JP S6297785 A JPS6297785 A JP S6297785A JP 23480885 A JP23480885 A JP 23480885A JP 23480885 A JP23480885 A JP 23480885A JP S6297785 A JPS6297785 A JP S6297785A
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welding
seam welding
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ultrasonic
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Shinji Takeno
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Sky Aluminium Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はアルミニウム薄板を超音波シーム溶接する方
法に関するものである。
従来の技術 アルミニウム薄板、例えば板厚1.0簡以下のアルミニ
ウム薄板をシーム溶接する方法として従来から超音波溶
接法が知られている。従来の一般的な超音波シーム溶接
法における溶接前の状況をシーム方向に対し直角な断面
で第2図(A>に示し、またそれにより得られた継手部
の状況を同じ断面で第2図(B)に示す。これらの図に
おいて1は)フンビル(基台)、2は溶接チップであっ
て、シーム溶接すべきアルミニウム薄板3.4の端部を
重ね合せ、その重ね合せ部分をチップ2とアンビル1と
の間に挟み、適宜加圧しながらデツプ2により水平方向
の超音波撮動エネルギを与えることによりアルミニウム
薄板3.4を同相接合し、かつチップ2およびアンビル
1に対しアルミニウム薄板3.4を相対的に移動させる
ことによりシーム溶接がなされる。
このような超音波シーム溶接においては、溶接熱影響が
ほとんどなく、鋳造組織を生成したり金属間化合物を生
成したりすることがないため、熱処理型アルミニウム合
金にも適しており、また異種金属との接合にも利用でき
る。
ところで従来の一般的な超音波シーム溶接では、重ね継
手部の変形度、すなわち第2図(A>、(B)に示すよ
うに溶接前の重ね合せ厚み(2枚の薄板の合計厚み)を
t O’=溶接後の溶接部の最小厚みを11とし、(1
:o−tl)/joで表わされる変形度は、5%以下で
良いとされ、このことはある意味で超音波シーム溶接法
の利点とされていた。またこの場合、第2図(B)に示
すように重ね継手の上側のアルミニウム薄板3のみが変
形してその部分に凹み5が形成されるのが通常でおる。
発明が解決すべき問題点 しかしながら前述のような従来のアルミニウム薄板の超
音波シーム溶接では溶接速度が例えば板厚0.2mにお
いては1 m / min程度に過ぎず、他のシーム溶
接法例えば薄鋼板の抵抗溶接によるシーム溶接などに比
べて格段に遅く、したがって溶接作業能率が著しく低い
問題があった。
この発明は以上の事情を背景としてなされたもので、従
来の一般的なアルミニウム薄板の超音波シーム溶接法と
比較して格段に高速でシーム溶接し得るようにした方法
を提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 本発明者等は上述の目的を達成するべく鋭怠寅験、検討
を重ねた結果、超音波シーム溶接すべき重ね合せ部分の
重ね代を特定の範囲内とし、かつその重ね合せ部分を従
来の通常の超音波シーム溶接法では考えられないような
高い変形度で変形させつつ超音波シーム溶接することに
よって、従来よりも格段に高速でシーム溶接できること
を見出し、この発明をなすに至ったのである。
具体的には、この発明の方法は、アルミニウム薄板の端
部同士を重ね合せて、その重ね合せ部分を超音波シーム
溶接するにあたり、重ね合せ部の重ね代を0.5〜4.
0#の範囲内として、その重ね合せ部の全体を押し潰し
ながらその厚み変形度か20〜50%の範囲内となるよ
うに超音波シーム溶接することを特徴とするものである
作   用 この発明の超音波シーム溶接においては、第1図(A>
に示すように)容接ターベきアルミニウム薄板3.4の
端部同士を重ね合せるにあたってその重ね合せ部6の重
ね代りを0.5〜4.0簡の範囲内とする。そしでその
重ね合せ部6の変形度、すなわち溶接前における全厚み
をtQ、溶接後の厚みをtlとし、 ((jo −tl )/lo )X 100(%)で表
わされる変形度が20〜50%の範囲内となるように重
ね合せ部6の全体を押し潰しなからシーム溶接して、第
1図(B)に示すような重ね継手部7を形成する。
ここで、上述のように20〜50%という高い変形度で
重ね合せ部6の全体を押し潰しなからシーム溶接するこ
とは、第1図(B)から明らかなように上側のアルミニ
ウム薄板3が押し潰されるのみならず、下側のアルミニ
ウム薄板4もほぼ対称的に押し潰されて、平坦に近い重
ね継手部すなわちいわゆるマツシュシーム形の継手を形
成することを意味する。このような高変形度でマツシュ
シーム形継手を形成Jるシーム溶接法は、抵抗溶接法等
では行なわれていたが、超音波シーム溶接では従来全く
行なわれていなかった。すなわら、従来の超音波シーム
溶接では既に述べたように5%以下の変形度で上面側の
アルミニウム薄板のみを変形させるのが常識とされ、か
つそれがある意味で利点とされており、したがって20
%以上の高い変形度で上面側のアルミニウム薄板と下面
側のアルミニウム薄板との両者を全体的に押し潰してマ
ツシュシーム溶接することは全く考えられなかったので
ある。
上述のように0.5〜4Hn幅の重ね合せ部に20〜5
0%という高変形度を与えてマツシュシーム形の溶接を
行なうことによって、従来の通常の超音波シーム溶接の
場合よりも格段に高速でシーム溶接することができる。
その事実は、本発明者等の詳細な実験により見出された
ことであるが、その理由は次のように考えられる。すな
わち、前述の第1図において、重ね合せ部6に超音波(
辰動を印加しながら加圧した場合、この発明の方法では
重ね合せ部6が大きい変形度で押し潰され、かつ重ね合
されたアルミニウム薄板3.4の端部3A、4Aで最も
大きい変形か生じてマツシュシーム形継 。
手を形するが、この際アルミニウム薄板3.4の端部3
A、4Aは未変形部分による拘束を受けないため、その
重ね合せ部6では上下両薄板ともに横方向に容易に拡が
り、その結果接合界面8も容易に拡大するため、その接
合界面8では容易に新生面(活性な面)同士が出現し、
同相接合か行なわれ易くなるものと思われる。そして特
に超音波シーム溶接では超音波振動による界面の表面酸
化物等の除去も同時に行なわれるため、一層接合し易く
なる。
これに対し第2図に示したような従来の超音波シーム溶
接によるいわゆるラップシーム溶接では変形は主として
子側の薄板の溶接部付近に限られ、その周辺から未変形
部分による拘束を受ける。そのため変形時の横方向の拡
がりはきわめて少なく、そのため接合界面8の拡大も少
ないから、接合界面8での新生面の出現も少なく、した
がって接合は主として前述の超音波振動作用のみによっ
て行なわれることになり、接合の容易さがこの発明の場
合より劣り、高速での接合が困難であったものと考えら
れる。
ここで、アルミニウム薄板の重ね合せ部における重ね代
が0.5M未満ては、溶接中に溶接の進行に伴なって重
ね合せたアルミニウム薄板同士のズレが生じ易くなり、
シーム溶接か不可能となるおそれが強い。一方重ね代が
4.0簡を焔えれば、雫ね合せ部の薄板端部まで充分に
変形させることかできなくなり、第2図に示した従来法
の場合と同様に端部に未変形部分が生じてその拘束によ
り20%以上の高変形が困難となり、マツシュシーム形
の継手部が得られず、そのためこの発明で目的とする高
速溶接を達成できない。したがってこの発明では重ね代
を0.5〜4.0面の範囲内とした。
また変形度が20%未満では横方向への拡がりが少なく
なって接合界面での新生面の出現が少なくなり、高速溶
接が困難となる。一方変形度が50%を越える場合、接
合部が母材板厚より薄くなって強度上問題が生じる。し
たがってこの発明では変形度を20〜50%の範囲内と
した。
なお上述のように変形度が20〜50%となるように重
ね代を4.0.以下とすることが重要でおるが、このほ
か溶接時の加圧力を大きくしたりあるいは超音波撮動エ
ネルギを大きくする等の手段を併用することが望ましい
ところで前述のように重ね代を0.5〜4.0mの範囲
内として20%以上の高変形度で超音波シーム溶接した
場合、重ね代が下限の0.5簡に近ければ、溶接の進行
とともに重ね合せたアルミニウム薄板か次第に離れる方
向へずれて行き、溶接後半で溶接が不可能となることも
める。これを防止するためには、次のA、B、Cで示す
ような方法を適用することか好ましい。
A:予想されるズレ量を見込み、そのズレ量に応じて、
予め溶接終端部の重ね代が溶接始端部よりも大きくなる
ように重ね合せておく。この場合)d接始端部側に対す
る溶接終端部の重ね代増加分は、通常は溶接長さ250
mm当り0.5〜2.O#程度にすることが好ましい。
B:溶接終端部を予め別途超音波スポット溶接等により
仮付けしておく。
C:被溶接物でおるアルミニウム薄板を、溶接部の幅方
向両側においてそれぞれ50Kg以上の荷重でクランプ
しておく。
ここで、これらの方法A〜Cは、いずれかを中独で適用
しても良いが、2以上を併用すれば一層確実にズレを防
止することができる。
なおこの発明で対象とするアルミニウムとしては、純ア
ルミニウムのみならず、アルミニウム合金をも含むこと
は勿論である。ざらに、この発明で対象とするアルミニ
ウム薄板の厚みは、要は超音波シーム溶接可能な程度で
あれば特に限定しないが、通常は1.0mm以下であれ
ば適用可能であり、そのうちでも特に0.5#以下のも
のにこの発明の方法を好適に適用できる。
実施例 供試材としてJIS A3052P−H38材の厚さ0
.3mm、幅120!Mi、長さ250馴のアルミニウ
ム合金薄板を用い、溶接機として出力1200Wの超音
波溶接機を用いて、第1表中に示すような条件で超音波
シーム溶接を行ない、溶接性を調べた。その結果を第1
表中に示す。なお溶接性は溶接継手部に180゜曲げを
与えて、溶接部か剥離しないものを良好と判定した。
第   1   表 第1表から明らかなように、重ね代を0.5〜4.0m
の範囲内としかつ溶接加圧力を15Hffとして20%
以上の変形度を与えた本発明例の場合、溶接速度が67
n/分までは)容接部の剥離が生じなかった。これに対
し重ね代を4.0簡を越える幅とするかまたは溶接加圧
力を小ざくしで、変形度を5%とした比較例では、1m
/分の溶接速度で剥離が生じてしまった。これらの結果
から、この発明の方法によれば溶接速度を従来よりも格
段に高速化し得ることが解る。なお重ね代を始端におい
て0.5#1未満とした比較例では溶接中のズレにより
溶接が不可能となった。
発明の効果 前述の実施例から明らかなようにこの発明のアルミニウ
ム薄板の超音波シーム溶接法によれば、従来の超音波シ
ーム溶接と比較して格段に溶接速度を高速化することが
でき、そのため溶接作業能率を従来より顕著に向上させ
ることができる多大な効果が1qられる。
【図面の簡単な説明】 第1図(A>、(B)はこの発明の超音波シーム溶接法
を説明するための図で、その(A)は)容接前の状況を
示す略解的な断面図、(B)は溶接後の状況を示す略解
的な断面図でおる。第2図(A)、(B)は後者の一般
的な超音波シーム溶接法を説明するための図で、その(
A>は溶接前の状況を示す略解的な断面図、(B)は溶
接後の状況を示す略解的な断面図である。 1・・・アンビル、 2・・・溶接デツプ、 3.4・
・・アルミニウム薄板、 6・・・重ね合せ部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アルミニウム薄板の端部同士を重ね合せて、その重ね合
    せ部分を超音波シーム溶接するにあたり、重ね代を0.
    5〜4.0mmの範囲内とし、その重ね合せ部の全体を
    押し潰しながらその厚みの変形度が20〜50%となる
    ようにシーム溶接することを特徴とするアルミニウム薄
    板の超音波シーム溶接法。
JP23480885A 1985-10-21 1985-10-21 アルミニウム薄板の超音波シ−ム溶接法 Granted JPS6297785A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63317249A (ja) * 1987-06-22 1988-12-26 Sky Alum Co Ltd アルミニウム合金合せ板の超音波高速シ−ム溶接法
JP2010184260A (ja) * 2009-02-12 2010-08-26 Nag System Co Ltd アルミニウム箔の接合方法
JP2017150548A (ja) * 2016-02-23 2017-08-31 日新製鋼株式会社 真空断熱パネル及びその製造方法

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