JPS6297291A - 電子レンジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は電子レンジに係り、特に赤外線センサにより食
品温度を検知して自動調理を行なう機能を有する電子レ
ンジに関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

従来の電子レンジにおいては、食品の温度を検知する赤
外線センサが設けられ、この赤外線センサの検知信号に
基づいて電子コントローラによりマグネトロン出力を制
御して、食品の自動調理を行なうようにしたものがある
。

しかし、電子レンジには、一般に庫内食品の調理状態を
確認するために厚内を照明する庫内灯が設けられており
、この庫内灯の光により赤外線センサの検知温度に誤差
が生じてしまうという問題がある。

そこで、上記のような検知誤差を除去するため、従来か
ら、庫内灯の光による赤外線センサの検出誤差をあらか
じめ定数化しておき、この定数に基づいて赤外線センサ
の検知温度を補正演算して自動調理制御を行なうように
したものがある。

しかし、上記庫内灯による検知誤差は、食品の載置位置
、大きさ、形状および表面状態等により、赤外線センサ
の検知部に進入する庫内灯の光量が変化するため、個々
の食品の状態により異なってしまう。特に、調理中に食
品を回転させるターンテーブル機能を有する電子レンジ
においては、ターンテーブルが１回転する間に食品の状
態が変化してしまい、検知誤差が大となってしまう。そ
のため、検知誤差の定数化では、完全に検知誤差を補正
することができないという問題を有している。

〔発明の目的〕

本発明は上記した点に鑑みてなされたもので、ターンテ
ーブルで回転している状態の食品の、庫内灯による検知
誤差を確実に解消することのできる電子レンジを提供す
ることを目的とするものである。

〔発明の概要〕

上記目的を達成するため本発明に係る電子レンジは、食
品温度を検知する赤外線センサを有し、この赤外線セン
サの検知温度に基づいて電子コントローラによりマグネ
トロンの出力を制御してターンテーブル上の食品の自動
調理を行なう電子レンジにおいて、調理開始前にオーブ
ン庫内照明用の庫内灯の点灯前後における上記ターンテ
ーブル１回転間の平均食品温度を上記赤外線センサによ
り検知し、上記電子コントローラにより上記点灯後の平
均食品温度の差を演算して庫内灯による検知誤差として
認識するとともに、この検知誤差に基づいて上記検知温
度を補正して自動調理を行なうようにして構成されてお
り、調理を行なう毎にターンテーブルが１回転する間の
個々の食品についての検知誤差を認識して、補正するよ
うになされている。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の実施例を第１図および第２図を参照して
説明する。

第１図は本発明に係る電子レンジの一実施例を示したも
ので、オーブン１の側部には、マグネトロン２およびオ
ーブン１庫内を照明する庫内灯３がそれぞれ設けられて
おり、オーブン１の上方には、赤外線センサユニット４
に接続された赤外線センサ５が配設されている。上記赤
外線センサユニット４は、電子コントローラ６および変
圧器７を介して１１８に接続され、さらに、この電源８
には、マグネトロン２が変圧器９および上記電子コント
ローラ６で開閉駆動されるリレー１０゜１１をそれぞれ
介して接続されている。また、オーン１庫内下方には、
食品１２を載置するためのターンテーブル１３が配設さ
れ、このターンテーブル１３はオーブン１外部に設置さ
れたターンテーブルモータ１４により回転自在とされて
いる。

上記庫内灯３および上記ターン、テーブルモータ１４は
、それぞれ上記変圧器９とリレー１０との間および各リ
レー１０．１１の間に接続されている。

本実施例においては、電［８をＯＮにし電子コントロー
ラ６により各リレーｉｏ、１ｉが閉じられると、マグネ
トロン２、庫内灯３およびターンテーブルモータ１４が
ＯＮとなり、オーブン１庫内の食品１２をターンテーブ
ル１３を回転させながら調理するものであり、このとき
、赤外線センサ５により食品１２の温度を検知して電子
コントローラ６によりマグネトロン２の出力制御をする
ようになされている。

次に、この電子コントローラ６による制御手段の一実施
例を第２図に示すフローチャートに従って説明する。

まず、使用者がスタートキーを押した直後にターンテー
ブル１３を回転させ、調理開始前に赤外線センサ５によ
り庫内灯３の点灯前におけるターンテーブル１３が１回
転する間の平均食品温度〒１を検知する。その後、庫内
灯３を点灯し、この庫内灯３の点灯後における調理前の
ターンテーブル１３が１回転する間の平均食品温度〒２
を検知し、電子コントローラ６により上記各温度〒１、
〒２の差ΔＴを演算し、この差ΔＴが、庫内灯点灯によ
る赤外線センサ５の検知誤差となる。

上記電子コントローラ６は、上記演算を行なう一方、マ
グネトロン２を発振させ、食品１２の調理を開始する。

調理中、赤外線センサ５により常時食品温度（Ｔ　５ｅ
ｎｓ）を検知し、この食品温度（Ｔ　５ｅｎｓ）が自動
調・理終了のためあらかじめ設定された温度（Ｔｓｅｔ
）と、上記誤差ΔＴとの和に達したら、マグネトロン２
の発成を停止させ、調理が終了する。

したがって、食品調理開始前にターンテーブル１３が１
回転する間の庫内灯３点灯前後の平均食品温度を検知し
、あらかじめ庫内灯３の光による検知誤差６丁を検知す
るので、ターンテーブル機能を有する場合でも個々の食
品についての検知誤差を確実に補正することができ、確
実な自動調理を行なうことが可能となる。

なお、庫内灯３点灯後の平均食品温度〒２を検知すると
き、庫内灯３点灯と同時にマグネトロン２を発掘させる
ようにしても、食品１２の温度は急激に上界しないため
、検知精度への影響が少なく、何ら問題はない。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明に係る電子レンジは、赤外線セ
ンサにより調理開始前における庫内灯点灯前後のターン
テーブル１回転間の平均食品温度を検知し、電子コント
ローラにより上記点灯前後の温度差を検知誤差とし、こ
の検知誤差に基づいて調理中の平均食品温度を補正して
自動調理を行なうように構成されており、調理毎にター
ンテーブル１回転間の個々の食品についての検知誤差を
認識するようにしたので、食品状態特にターンテーブル
の１回転により変化する検知誤差を確実に認識すること
ができ、したがって、検知誤差を補正することにより確
実に自動調理を行なうことができる等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す概略構成図、第２図は
第１図の電子コントローラの制御の一例を示すフローチ
ャートである。 １・・・オーブン、２・・・マグネトロン、３・・・庫
内灯、４・・・赤外線センサユニット、５・・・赤外線
センナ、６・・・電子コントローラ、７．９・・・変圧
器、８・・・電源、ｉｏ、ｉ１’　・・・リレー、１２
・・・食品、１３・・・ターンテーブル、１４・・・タ
ーンテーブルモータ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 食品温度を検知する赤外線センサを有し、この赤外線セ
   ンサの検知温度に基づいて電子コントローラによりマグ
   ネトロンの出力を制御してターンテーブル上の食品の自
   動調理を行なう電子レンジにおいて、調理開始前にオー
   ブン庫内を照明するための庫内灯の点灯前後における上
   記ターンテーブル１回転間の平均食品温度を上記赤外線
   センサにより検知し、上記電子コントローラにより上記
   点灯前後の平均食品温度の差を演算して庫内灯による検
   知誤差として認識するとともに、この検知誤差に基づい
   て上記検知温度を補正して自動調理を行なうようにした
   ことを特徴とする電子レンジ。