JPS6296287A - エレベ−タの安全装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はエレベータの安全装置に係わり、特に速度巽常
時における安全対策技術に関する。

（発明の技術的前条とその問題点） ］ニレベータの速度パターン装置は、たとえばエレベー
タカゴの停Ｗ位首より、カゴ呼び又はホール呼びに応答
する応答階迄十分に定格速度になりうる距離がある場合
には、第４図■に示す如く、縦軸に電圧、横軸に時間と
する座標において、出発指令後時間の経過と共に一定に
増加する加速パターン、定格速度に達すると以降一定値
となる定格速度パターン、カゴが前記応答階に近づき、
速度により予め算出された減速距離手前の位置に達する
と、以降応答階迄のカゴの移動距離に応じて減速する減
速パターンにより構成される速度制御パターン電圧Ｖｐ
と、回転によりエレベータカゴを上背又は下降させる電
動巻上機の回転速度に同期して回転する速度発電１Ｍ（
以降タコジエネと呼称する）よりの回転速度に応じた速
度フィードバック電圧ＶＴＧとの差を前記電動巻上機を
制御する制御装置への速度指令値として与えられるもの
である。

この様な速度パターン装置において、たとえば前記巻上
機の制御装置に発生した故障の状態を検出する方法とし
て、前記速度パターン電圧ＶＰと速度フィードバック電
圧Ｖｒａの差を検出して、その差異値が速度制御応答の
遅れを考慮して決定された異常検出設定値ＶＭＦを越え
ると異常とみなし、エレベータを所定の安全動作たとえ
ば非常停止させるエレベータの安全装置がある。第５図
に安全装置の内の異常検出装置の興体例を示す。

図中１は加算器を示し、（→に速度制御パターン、０に
速度フィードバックを入力することにより差値を取り出
し、前記加絆器１の出力は加減速及びエレベータの上昇
、下降方向により（セ性が異なる為絶対値変換器２に入
力する。３は可変抵抗器を示し、前記異常検出設定値Ｖ
ＭＦを設定する。４は比較器を示し、前記絶対値変換器
の出力値が異常検出設定値ＶＭＦを越えた時に出力Ｖε
を出し、所定の動作、たとえば図示しない制御装置の保
護回路に指令を与えることにより、エレベータを非常停
止させる。

第４図０は第５図に述べた絶対値変換器２の出力値（＝
ｌＶｐ−ＶＴＧ　ｌ）を′１４１ＩＩＩＩｌに、横軸に
時間経過としてえかいたものであり、図示の如く速度制
御パターン電圧Ｖｐと機械的な潰性モーメン１〜にＪ、
る遅れに起因づる遅れをイｊ１−る速度フィードバック
電圧ＶＴＱとの差の値は常に一率ではないにもかかわら
ず、速度制御系にＪ３　Ｃｊる異常検出設定値ＶＭＦは
速度制御中は一定値の為、下記不具合が生ずる。

ω　速度異常は異常検出が遅れる程乗客に対しての危険
性が増す為早期検出が必要であるが、定格走行時は加速
又は減速時に比べ検出動作が遅くなる。

＠０）項の為、異常検出値ＶＭＦの余裕値を少なくする
と異常ないにもかかわらず、制御系の遅れのバラツキに
より誤動作の原因となる。

〔発明の目的〕

本発明は上記の点に鑑みなされたもので、応答遅れの大
きい制御系においても、速度異常を検出遅れや誤動作の
少ない状態で検出するエレベータの安全装置を提供する
。

（発明の概要〕 本発明は、速度指令値に対し応答遅れの大きい制御領域
と小さい制御領域とで速度異常検出の設定値をそれぞれ
独立して設け、各々に対して速度異常を検出することに
より、上記目的を達成する。

〔発明の実施例〕

以下本発明の実施例について図面を参照しながら説明す
る。

一般に前記速度指令値に対し応答遅れの大きい領域は加
減速及び各々の指令の開始より終了後の一定遅れ時間領
域であり、残りの領域は少ない。

第２図は本発明の一実施例を示した回路図で図中５．７
はオフディレータイマー、６．８．９は論理和回路を示
し、加速指令はオフディレータイマー５及び論理和回路
６に入力され、減速指令はオフディレータイマー７及び
論理和回路８に入力され、各々の論理和回路の出力は論
理和回路９に入力されている論理和回路９の出力ＣＨは
異常検出値の切換指令として継電器１０を動作ざぜる。

第１図は本発明の異常検出装置であり、図中常開接点１
０ａ及び常閉接点１０ｂは第２図にて述べた切換指令Ｃ
Ｈにより切換動作する継電器１０のそれぞれ接点で必る
。１１及び１２は可変抵抗器であり、各々減速時及び定
格走行時の最大値をもとにしで決定した速度異常検出設
定値ＶＭＦ１及びＶＭＦ２を設定している。

エレベータが出発階より加速を開始すると図示しない、
加速指令回路よりの加速指令により第２図の回路が動作
し、第３図のタイムチャートの如く論理和回路９より切
換指令が出力され、第１図において可変抵抗器１０によ
り設定されたＶＭＦｌが選定される。加速終了にり一定
の時間はオフディレータイマー６よりの出力により第３
図タイムチャートに示ず如く論理和回路９よりのＣＨは
出力される。又減速開始から減速終了時においても同様
であり、その間ＣＨは出力される。加減速時においては
ＶＭＦｌ、定格走行時においては、ＶＭＦ２より第１図
絶対値変換器２の出力値１Ｖｐ−ＶＴＧＩが越えると比
較器４より異常出力Ｖｅが出力よりエレベータの図示し
ない制０１１を保護する回路に指令を与え非常停止を行
なう。

上記実施例では速度領域を２つの領域について）小べた
が、もっと切換条イ１を想定して検出値を複数備えれば
より効果かある。又−例では検出の設定値を切換える方
式としたが各々独立の検出回路を備え検出動作出力と速
度領域判別出力の論理積により異常検出装置の出力とす
ることも同様の鋤ぎどなる。

（発明の効果） エレベータの加減速時の憤↑４モーメントに起因覆る遅
れにより速度制御パターン電圧に対し、速度フィードバ
ック電圧の遅れの発生する領域と定格走行時のほぼ発生
しない領域の各々において、異常検出値を設定すること
により異常検出値及び誤動作に対して余裕値が各々の領
域で適性に設定され、早期の異常検出及び誤動作の防止
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示した図、第２図は第１図
に示した実施例に使用する異常検出値切換回路の実施例
、第３図は本発明の詳細な説明するための図、第４図は
本発明の詳細な説明するための図、第５図は従来の実施
例を示した図である。 １・・・加算器 ２・・・絶対値変換器 ４・・・比較器 ５．７・・・オフディレータイマー ６．８．９・・・論理和回路 １０・・・継電器 １１、１２・・・速度異常検出設定器 代理人　弁理士　則　近　憲　佑 同　　三俣弘文 第１図 第２図 （Ｏり 第３図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 速度抑制パターン電圧と速度フィードバック電圧を比較
   し、その差電圧によりエレベータの加速・走行・減速の
   速度抑制を行ない、前記差電圧が予じめ設定した値以上
   に達したとき、エレベータを所定の安全動作をさせるエ
   レベータの安全装置において、速度指令値に対し応答遅
   れの大きい制御領域と小さい制御領域とそれぞれ独立し
   て速度異常検出の設定をし、各々に対して速度異常を検
   出する手段を備えたことを特徴とするエレベータの安全
   装置。