JPS6294382A - 熱転写記録媒体 - Google Patents
熱転写記録媒体Info
- Publication number
- JPS6294382A JPS6294382A JP23340185A JP23340185A JPS6294382A JP S6294382 A JPS6294382 A JP S6294382A JP 23340185 A JP23340185 A JP 23340185A JP 23340185 A JP23340185 A JP 23340185A JP S6294382 A JPS6294382 A JP S6294382A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermal transfer
- recording medium
- transfer recording
- polycaprolactone
- polyester resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/382—Contact thermal transfer or sublimation processes
- B41M5/392—Additives, other than colour forming substances, dyes or pigments, e.g. sensitisers, transfer promoting agents
- B41M5/395—Macromolecular additives, e.g. binders
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は、例えば普通紙の如き表面が比較的粗い記録紙
（記録媒体）に対しても良好な印字が行なえる熱転写記
録媒体に関する。
（記録媒体）に対しても良好な印字が行なえる熱転写記
録媒体に関する。
」Ｌ創１
従来より公知の熱転写記録媒体の殆どはベック平滑度が
約４０秒以上の表面の平滑な記録紙に対しては良好な印
字が可能であるが、それ以下の表面の粗い記録紙に対し
ては良好な印字を形成することが出来なかった。このよ
うな問題点を解決して比較的表面の粗い記録紙にも適用
できる熱転写記録媒体が種々研究されたが、いまだに満
足の行くものが得られてない。
約４０秒以上の表面の平滑な記録紙に対しては良好な印
字が可能であるが、それ以下の表面の粗い記録紙に対し
ては良好な印字を形成することが出来なかった。このよ
うな問題点を解決して比較的表面の粗い記録紙にも適用
できる熱転写記録媒体が種々研究されたが、いまだに満
足の行くものが得られてない。
例えば、サーマルヘッドにより平滑度の粗い記録紙にも
印字可能な熱転写記録媒体として、ゼネラル社の５ＩＲ
−１００リボンが知られているが、これは熱転写層を剥
離層とインク層との２層にしなければならないことから
製造工程が複雑になるという欠点がある。又、熱転写層
がインク層のみより成る熱転写記録媒体についても試み
られたが、インク層のみでは熱感度、樹脂凝集力に乏し
く、且つ接着性も適正な範囲でない等により表面が平滑
でない記録紙に良好に印字することができなかった。
印字可能な熱転写記録媒体として、ゼネラル社の５ＩＲ
−１００リボンが知られているが、これは熱転写層を剥
離層とインク層との２層にしなければならないことから
製造工程が複雑になるという欠点がある。又、熱転写層
がインク層のみより成る熱転写記録媒体についても試み
られたが、インク層のみでは熱感度、樹脂凝集力に乏し
く、且つ接着性も適正な範囲でない等により表面が平滑
でない記録紙に良好に印字することができなかった。
目 的
従って本発明は、ベック平滑麿が数秒程度の表面の粗い
普通紙等にも良好な印字が可能な熱転写記録媒体を提供
する事を目的とするものであり、更には、剥離層等を設
りることなく樹脂と着色剤とを主体とするインク層のみ
で熱転写層を形成した製造の容易な熱転写記録媒体を提
供することである。
普通紙等にも良好な印字が可能な熱転写記録媒体を提供
する事を目的とするものであり、更には、剥離層等を設
りることなく樹脂と着色剤とを主体とするインク層のみ
で熱転写層を形成した製造の容易な熱転写記録媒体を提
供することである。
構 成
即ち、本発明は、耐熱性支持体上に着色剤と樹脂バイン
ダーを主成分とする熱転写層を設けた熱転写記録媒体に
おいて、該樹脂バインダーが平均分子！４０，０００〜
ｉｏｏ、ｏｏｏのポリカプロラクトンと飽和ポリエステ
ル樹脂の混合物であることを特徴とする熱転写記録媒体
を要旨とするものである。
ダーを主成分とする熱転写層を設けた熱転写記録媒体に
おいて、該樹脂バインダーが平均分子！４０，０００〜
ｉｏｏ、ｏｏｏのポリカプロラクトンと飽和ポリエステ
ル樹脂の混合物であることを特徴とする熱転写記録媒体
を要旨とするものである。
本発明の熱転写記録媒体を図面を用いて説明すると、第
１図は転写前の熱転写記録媒体を示したものであり、第
２図は同記録媒体の転写後を示したものである。第１図
において、耐熱性支持体１と熱転写層２から構成される
熱転写記録媒体の支持体１側よりサーマルヘッド３で熱
印加して印加部のインクを記録紙４へ転移する。
１図は転写前の熱転写記録媒体を示したものであり、第
２図は同記録媒体の転写後を示したものである。第１図
において、耐熱性支持体１と熱転写層２から構成される
熱転写記録媒体の支持体１側よりサーマルヘッド３で熱
印加して印加部のインクを記録紙４へ転移する。
転移された状態は第２図に示されている。
上記耐熱性支持体としては、溶解度パラメーター（ＳＰ
値）が約１０〜１０．７、特には１０．３〜１０．７、
厚さが３〜１０μ程度のポリエステルフィルムが最適量
として用いられる。ブリッジ転写を達成するためには、
支持体と熱転写層の接着力が良好な範囲に保持されるこ
とが必要である。
値）が約１０〜１０．７、特には１０．３〜１０．７、
厚さが３〜１０μ程度のポリエステルフィルムが最適量
として用いられる。ブリッジ転写を達成するためには、
支持体と熱転写層の接着力が良好な範囲に保持されるこ
とが必要である。
即ち、接着力が不足する場合には、サーマルヘッド等で
熱印加した際にインク層が剥離して非印加部のインクま
で転写して印字を不鮮明にする。接着力が強過ぎる場合
にはインクが転写しなくなったり、記録紙表面が剥がれ
たりして良好な印字ができない。そこで本発明者が種々
検討した結果、上記の如きポリエステルフィルムを用い
た場合に適当な接着が得られることが判明し、本発明は
、特にポリエステルフィルムを支持体として用いる様に
設計されたものである。
熱印加した際にインク層が剥離して非印加部のインクま
で転写して印字を不鮮明にする。接着力が強過ぎる場合
にはインクが転写しなくなったり、記録紙表面が剥がれ
たりして良好な印字ができない。そこで本発明者が種々
検討した結果、上記の如きポリエステルフィルムを用い
た場合に適当な接着が得られることが判明し、本発明は
、特にポリエステルフィルムを支持体として用いる様に
設計されたものである。
しかしながら、それ以外の支持体を用いることも可能で
ある。この場合にはポリエステルフィルムと同等の表面
特性を有するものが支持体として用いられ、その指標と
してＳＰ（ｍで約１０〜１１のものが使用される。この
値から大きくはずれる材料を支持体として用いる場合に
は表面処理、表面加工が必要になる。
ある。この場合にはポリエステルフィルムと同等の表面
特性を有するものが支持体として用いられ、その指標と
してＳＰ（ｍで約１０〜１１のものが使用される。この
値から大きくはずれる材料を支持体として用いる場合に
は表面処理、表面加工が必要になる。
又、支持体上の熱転写層とは反対側の面には耐熱層、潤
滑層を設けても良い。
滑層を設けても良い。
熱転写層は主に着色剤とポリカプロラクトン及び飽和ポ
リエステル樹脂よりなり、必要により顔料分散剤、オイ
ル、可塑剤、体質顔料等が添加される。
リエステル樹脂よりなり、必要により顔料分散剤、オイ
ル、可塑剤、体質顔料等が添加される。
着色剤としては、従来より熱転写記録媒体に使用されて
いる染料や顔料が何れも使用される。
いる染料や顔料が何れも使用される。
本発明に使用されるポリカプロラクトンは、ε−カプロ
ラクトンの開環重合によって得られる物であって、以下
の基本構造からなる。
ラクトンの開環重合によって得られる物であって、以下
の基本構造からなる。
＋ＣＨ２ＣＨ２ＣＨ２ＣＨ２ＣＨ２６−Ｏ＋ｎ本発明で
は特に、平均分子量が４０，０００〜１００．０００の
物が使用される。
は特に、平均分子量が４０，０００〜１００．０００の
物が使用される。
本発明に使用される飽和ポリエステル樹脂は高化式フロ
ーテスター（３０ｋｏ／ ａｍ ２）での流動開始温度
が９０℃以下、６５℃以上、数平均分子量が１５ 、０
００以上、引張り破断伸度８００％以上の物が使用され
る。流動開始温度が９０℃を越えると熱感度不足となり
、６５℃未満では熱転写記録媒体リボンの走行性が悪く
なる。分子量が１５，０００未満では樹脂の凝集力が不
十分となりブリッジ転写ができない。又、引張り破断伸
度が８００％未満の物では記録紙への充分な粘接着性が
得られない。
ーテスター（３０ｋｏ／ ａｍ ２）での流動開始温度
が９０℃以下、６５℃以上、数平均分子量が１５ 、０
００以上、引張り破断伸度８００％以上の物が使用され
る。流動開始温度が９０℃を越えると熱感度不足となり
、６５℃未満では熱転写記録媒体リボンの走行性が悪く
なる。分子量が１５，０００未満では樹脂の凝集力が不
十分となりブリッジ転写ができない。又、引張り破断伸
度が８００％未満の物では記録紙への充分な粘接着性が
得られない。
上記ポリカプロラクトンと飽和ポリエステル樹脂は、重
量混合比で１０：１〜１：２の範囲で用いられ、ポリカ
プロラクトンが多過ぎると凝集力が不足してブリッジ転
写ができなくなる。
量混合比で１０：１〜１：２の範囲で用いられ、ポリカ
プロラクトンが多過ぎると凝集力が不足してブリッジ転
写ができなくなる。
逆に少な過ぎると支持体との接着力が強くなり一〇−
過ぎて転写不良が発生する。
本発明の熱転写層は、該層の総量に対して上記の樹脂混
合物９９〜５０％、着色剤１〜４０％、必要により分散
剤、オイル、体質顔料、可塑剤等の添加物θ〜１０％よ
り成り、これらの成分は上記配合割合いで適宜な溶媒に
均一分散もしくは溶解された後、耐熱性支持体上に塗布
、乾燥されて熱転写層が形成される。
合物９９〜５０％、着色剤１〜４０％、必要により分散
剤、オイル、体質顔料、可塑剤等の添加物θ〜１０％よ
り成り、これらの成分は上記配合割合いで適宜な溶媒に
均一分散もしくは溶解された後、耐熱性支持体上に塗布
、乾燥されて熱転写層が形成される。
本発明の熱転写層を形成するに用いられる溶媒としては
、ベンゼン、トルエン、キシレン、メチルンエチルケト
ン、四塩化炭素、塩化メチレン、シクロヘキサノン、酢
酸エチル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチル
ホルムアミド、ピリジン等の単独又は混合有機溶媒が例
示される。
、ベンゼン、トルエン、キシレン、メチルンエチルケト
ン、四塩化炭素、塩化メチレン、シクロヘキサノン、酢
酸エチル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチル
ホルムアミド、ピリジン等の単独又は混合有機溶媒が例
示される。
熱転写層の厚みは３〜１０μの範囲が適当であり、３μ
未満の場合には熱転写の見掛けのフィルム強度が弱くな
り、表面の粗い記録紙への適用性が悪くなる。１０μを
越えると熱感度が不十分となって記録紙との接着性が悪
くなり転写不良を起こす。
未満の場合には熱転写の見掛けのフィルム強度が弱くな
り、表面の粗い記録紙への適用性が悪くなる。１０μを
越えると熱感度が不十分となって記録紙との接着性が悪
くなり転写不良を起こす。
以下、本発明を実施例を挙げてより詳細に説明する。
実施例１
ポリカプロラクトン
平均分子量４０，０００〜６０，０００（ダイセル化学
製プラクセルＨ−４） ５１．６９ 飽和ポリエステル樹脂 流動開始温度７６℃、平均分子量約２０，０００引張り
破断伸度１１００％ （日本合成製ポリエスタ−ＬＰ−０３５）３４．４ （
］ カーボンブラック （デグサ製プリンテックス４５） １０（］ニグロ
シン染料 ３ｇ顔料分散剤（東邦ケ
ミカル製シルボンＳ−４０）１ｇ ２−ブタノン ２００１Ｊ上記
組成物をボールミルにより均一に溶解、分散した後、Ｓ
Ｐ値１０．３、厚さ３５μのポリエステルフィルムに乾
燥後の膜厚が約６μとなる様に塗布乾燥して熱転写層を
形成し、本発明の熱転写記録媒体リボンを得た。
製プラクセルＨ−４） ５１．６９ 飽和ポリエステル樹脂 流動開始温度７６℃、平均分子量約２０，０００引張り
破断伸度１１００％ （日本合成製ポリエスタ−ＬＰ−０３５）３４．４ （
］ カーボンブラック （デグサ製プリンテックス４５） １０（］ニグロ
シン染料 ３ｇ顔料分散剤（東邦ケ
ミカル製シルボンＳ−４０）１ｇ ２−ブタノン ２００１Ｊ上記
組成物をボールミルにより均一に溶解、分散した後、Ｓ
Ｐ値１０．３、厚さ３５μのポリエステルフィルムに乾
燥後の膜厚が約６μとなる様に塗布乾燥して熱転写層を
形成し、本発明の熱転写記録媒体リボンを得た。
このようにして得たリボンを用いてリコー製シリアルプ
リンターＴＰ −２０５０で印加エネルギー ０．８＋
１１ Ｊ／ドツトでベック平滑度４秒のギルバートボン
ド紙上に印字したところ、ドツトにおけるインク転写率
８０％の白抜番ノの少い良好な転写画像が得られた。
リンターＴＰ −２０５０で印加エネルギー ０．８＋
１１ Ｊ／ドツトでベック平滑度４秒のギルバートボン
ド紙上に印字したところ、ドツトにおけるインク転写率
８０％の白抜番ノの少い良好な転写画像が得られた。
一−ｉ
以上説明した様に本発明の熱転写記録媒体は、熱転写層
の樹脂バインダーとして、ポリカプロラクトンと飽和ポ
リエステル樹脂を混合して用いることにより、これらの
樹脂を単独に用いたのでは得られない優れた印字特性が
得られ、表面の粗い記録紙へも白抜け、地汚れなどのな
い鮮明印字画像を形成する。
の樹脂バインダーとして、ポリカプロラクトンと飽和ポ
リエステル樹脂を混合して用いることにより、これらの
樹脂を単独に用いたのでは得られない優れた印字特性が
得られ、表面の粗い記録紙へも白抜け、地汚れなどのな
い鮮明印字画像を形成する。
第１図は、転写前の本発明の熱転写記録媒体および転写
方法の説明図であり、第２図は転写後の説明図である。 １００．耐熱性支持体 ２００．熱転写層３０１．
サーマルヘッド ４６８．記録紙特許出願人 株式
会社 リコー 代 理 人 弁理士 小松秀岳 （ほか１名）
方法の説明図であり、第２図は転写後の説明図である。 １００．耐熱性支持体 ２００．熱転写層３０１．
サーマルヘッド ４６８．記録紙特許出願人 株式
会社 リコー 代 理 人 弁理士 小松秀岳 （ほか１名）
Claims (3)
- （１）耐熱性支持体上に、着色剤と樹脂バインダーを主
成分とする熱転写層を設けた熱転写記録媒体において、
該樹脂バインダーが平均分子量４０，０００〜１００，
０００のポリカプロラクトンと飽和ポリエステル樹脂の
混合物であることを特徴とする熱転写記録媒体。 - （２）ポリカプロラクトンと飽和ポリエステル樹脂の重
量混合比が１０：１〜１：２である特許請求の範囲第１
項記載の熱転写記録媒体。 - （３）耐熱性支持体の溶解度パラメーター （ＳＰ値）が約１０〜１１である特許請求の範囲第１項
記載の熱転写記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23340185A JPS6294382A (ja) | 1985-10-21 | 1985-10-21 | 熱転写記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23340185A JPS6294382A (ja) | 1985-10-21 | 1985-10-21 | 熱転写記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6294382A true JPS6294382A (ja) | 1987-04-30 |
Family
ID=16954496
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23340185A Pending JPS6294382A (ja) | 1985-10-21 | 1985-10-21 | 熱転写記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6294382A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5240781A (en) * | 1990-12-21 | 1993-08-31 | Fuji Kagakushi Kogyo Co., Ltd. | Ink ribbon for thermal transfer printer |
| US6117562A (en) * | 1993-08-17 | 2000-09-12 | Ricoh Company, Ltd. | Thermal image transfer recording medium |
| US7235513B2 (en) | 2005-06-23 | 2007-06-26 | Eastman Kodak Company | Thermal donor |
-
1985
- 1985-10-21 JP JP23340185A patent/JPS6294382A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5240781A (en) * | 1990-12-21 | 1993-08-31 | Fuji Kagakushi Kogyo Co., Ltd. | Ink ribbon for thermal transfer printer |
| US6117562A (en) * | 1993-08-17 | 2000-09-12 | Ricoh Company, Ltd. | Thermal image transfer recording medium |
| US7235513B2 (en) | 2005-06-23 | 2007-06-26 | Eastman Kodak Company | Thermal donor |
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