JPS6294366A - 紙葉検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、例えば、プリンタ等の事務機に使用する紙
葉検出装置に関する。

従来の技術 従来、第７図に示すように、マイクロスイッチ５０のア
クチュエータ５１を弾発的に紙葉通路５２に突出させ、
紙葉通路５２を通過する紙葉５３によりアクチュエータ
５１を下方へ回動させ、マイクロスイッチ５０　ｔｉｔ
ＯＮさせろ紙葉検出装置が存する。

また、他の従来例として、第８図に示すように、リード
スイッチ５４に対向する永久磁石５５を有するアクチュ
エータ５６を発条５７により付勢して紙葉通路５２に突
出させ、紙葉通路５２を通過する紙葉５３によりアクチ
ュエータ５６を下方へ回動させ、リードスイッチ５４を
ＯＮさせろ紙葉検出装置が存する。

発明が解決しようとする問題点 何れのアクチュエータ５１．５６も第９図に示すように
、全作動角度をａ、ＯＦＦの領域を０ｔｔＯＮの領域を
θ、とすると、厚さや枚数や紙質や周囲の湿度等の関係
で紙葉５３の腰が変化するため、腰の弱い紙葉５３でも
マイクロスイッチ５０又はリードスイッチ５４を確実に
ＯＮさせるために０３なるマージンを見込まなければな
らない。

しかし、スイッチ５０，５４がＯＮした後のアクチュエ
ータ５１，５５の回動角度θ２は小さい。

このため、マージン０３も小さく、腰の弱い紙葉′　５
３の通過ではスイッチ５０．５４が作動しないことがあ
る。

この発明はこのような点に鑑みなされたもので、如何な
る紙葉をも確実に検出しうる紙葉検出装置を提供するこ
とを目的とする。

問題点を解決するための手段 この発明は、第１図ないし第６図に示すように、紙葉通
路１８に突出する突部２が外周に形成された回動体１を
支持体６に回動自在に設け、無負荷状態では突部２が紙
葉通路１８に対して略直交する安定位置に静止するよう
に回動体１を付勢し、支持体６にリードスイッチ１５を
保持する保持部１６を設け、安定位置では磁束方向がリ
ードスイッチ１５の接触片１３．１４に対して直交する
永久磁石５を回動体１の側面に固定する。

作用 したがって、無負荷状態では、接触片１３，１４に対し
て直交して永久磁石５の磁束が作用するため、接触片１
３．１４のギャップを流れる磁束が最小となり、リード
スイッチ１５をＯＦＦに維持する。突部２が通過する紙
葉２０に当接すると回動体１が回動し、永久磁石５の磁
束が接触片１３．１４と平行になる時に接触片１．３．
１４のギャップを流れる磁束が最大となり、この過程で
リードスイッチ１５がＯＮに切り替わる。したがって、
ギャップを流れる磁束が最大となる時点からさらに回動
体１が回動してもリードスイッチ１５をＯＮ状態に維持
し、回動体１の回動範囲及びリードスイッチ１５のＯＮ
の領域を広くし、腰の弱い紙葉２０でもリードスイッチ
１５が切り替わるマージンを広く見込んで確実に紙葉２
０の有無を検出することになる。

実施例 この発明の一実施例を第１図ないし第６図に基づいて説
明する。１は円柱状の回動体で、この回動体１の外周に
は突部２が形成され、反対側の外周には中央に位置する
突片３と軸心に沿う突条４とが形成され、側面には突部
２と突片３とを結ぶ直線と平行に磁束を流す永久磁石５
が埋設されている。支持体６には底部が湾曲して回動体
１を回動自在に保持する凹部７と、凹部７の内面に位置
する切欠８及び溝９と、上面に位置する溝１０とが形成
されている。切欠８は突片３との干渉を避け、溝１０は
突部２との干渉を避けるためのものである。そして、突
片３と支持体６に形成した発条掛は部１１とには発条１
２が張設され、これにより、突条４と溝９とが弾発的に
係合する。さらに、支持体６の側面にはギャップを空け
て対向する接触片１３．１４を有するリードスイッチ１
５を装着する四部状の保持部１６が形成されている。

そして、支持体６の上面には二枚の案内板１７を対向さ
せた紙葉通路１８が固定されている。案内板１７には突
部２を逃す開口１９が形成されている。

このような構成において、無負荷状態では、回動体１は
発条１２に付勢され、しかも、突条４が溝９に係合して
第３図（、）に示すように安定位置に静止する。この安
定位置では、突部２が紙葉通路１８に対して直交して開
口１９に突出する。また、この安定位置では、第４図（
ｎ）に示すように永久磁石５の磁束が接触片１３．１４
に対して直交するため、接触片１３．１４のギャップを
流れる磁束が過少となり、接触片１３．１４は離反状態
に維持される。すなわち、リードスイッチ１５はＯＦＦ
である。なお、第３図、第４図に示す矢印は磁束の流れ
方向である。

第３図（ｂ）に示すように、紙葉２０が送られて突部２
に当接すると回動体１が回動し、突部２と永久磁石５の
磁束の流れる方向とは紙葉通路１８及び接触片１３．１
４に対して傾斜する。したがって、接触片１３．１４の
ギャップを流れる磁束が増加し、第４図（ｂ）に示すよ
うに接触片１３゜１４が接触し、リードスイッチ１５が
ＯＮに維持される。

前述したように、接触片１３．１４のギャップを流れる
磁束が最小の時は、突部２が紙葉通路１８に直交し磁束
の流れる方向が接触片１３．１４と直交する時で、突部
２が紙葉通路１８と平行になり磁束の流れが接触片１３
．１４と平行になる時に、接触片１３．１４のギャップ
を流れる磁束が最大となる。第５図で示せば、ギャップ
を流れる磁束は、突部２の向きがＹの時が最小でＸの時
が最大である。すなわち、回動体１”が９０’回動した
時が最大である。したがって、Ｙの向きから０１回動し
た時点を０ＦＦ−ＯＮの境とし、回動体１が９０°を越
えてもギャップを流れる磁束が次第に減少するがリード
スイッチ１５をＯＮ状態に維持することができ、そのＯ
Ｎの範囲を０□とすると、０□は（９ｏ０−０．）の二
倍である。リードスイッチ１５のＯＮ−ＯＦＦの領域と
回動体１の回動角度との関係を第６図に示すが、従来に
比較して０２の領域及び回動体１の回動範囲が広いこと
が分かる。したがって、マージンθ３を大きく見込んで
腰の弱い紙葉２０でも確実に検出することができる。

なお、無負荷状態で、突部２が紙葉通路１８と直交させ
るために、回動体１を発条１２により付勢したが、回動
体１の下部に錘を付ける等の手段により同様の作用を得
るようにしても良い。

発明の効果 この発明は上述のように構成したので、無負荷状態では
、リードスイッチの接触片に対して直交して永久磁石の
磁束が作用するため、接触片のギャップを流れる磁束を
最小にし、リードスイッチをＯＦＦに維持することがで
き、通過する紙葉を突部に当接させて回動体１を回動し
、永久磁石の磁束が接触片と平行になる時に接触片のギ
ャップを流れる磁束が最大となるため、この過程でリー
ドスイッチをＯＮに切り替えることができ、したがって
、ギャップを流れる磁束が最大となる時点からさらに回
動体が回動してもリードスイッチをＯＮ状態に維持し、
回動体の回動範囲及びリードスイッチのＯＮの領域を広
くし、腰の弱い紙葉でもリードスイッチを切り替えるマ
ージンを広く見込んで確実に紙葉の有無を検出すること
ができる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第６図はこの発明の一実施例を示すもので
、第１図は分解斜視図、第２図は正面図、第３図は回動
体の動作を示す縦断正面図、第４図はリードスイッチの
動作を示す正面図、第５図はリードスイッチに対する回
動体の回動角の変化を示す説明図、第６図は回動体の回
動角の変化に対するリードスイッチの切替動作を示すタ
イミングチャート、第７図は従来例を示す縦断正面図、
第８図は従来の他の例を示す縦断側面図、第９図は従来
のアクチュエータの回動角の変化に対するスイッチの切
替動作を示すタイミングチャートである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 紙葉通路に突出する突部が外周に形成された回動体を支
   持体に回動自在に設け、無負荷状態では前記突部が前記
   紙葉通路に対して略直交する安定位置に静止するように
   前記回動体を付勢し、前記支持体にリードスイッチを前
   記回動体の側面に対向させて保持する保持部を設け、前
   記安定位置では磁束方向が前記リードスイッチの接触片
   に対して直交する永久磁石をこのリードスイッチに接近
   させて前記回動体の側面に固定したことを特徴とする紙
   葉検出装置。