JPS629327A - フイルム自動巻上巻戻カメラ - Google Patents

フイルム自動巻上巻戻カメラ

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JPS629327A
JPS629327A JP14962185A JP14962185A JPS629327A JP S629327 A JPS629327 A JP S629327A JP 14962185 A JP14962185 A JP 14962185A JP 14962185 A JP14962185 A JP 14962185A JP S629327 A JPS629327 A JP S629327A
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film
winding
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Hitoshi Shirai
白井 均
Hidenori Sakurai
桜井 英則
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Olympus Optical Co Ltd
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、フィルム自動巻上巻戻カメラ、更に詳しくは
、遊星ギアー機構を用いてフィルムの巻き上げ・巻き戻
しを切り換えるようにしたフィルム自動巻上巻戻カメラ
に関する。
[従来の技術] 遊星ギアー機構を用い、フィルムの巻き上げ・巻き戻し
動作をモータの回転方向を正逆転させることにより切り
換えるようにしたカメラにおいては、例えば、フィルム
の巻き戻し動作中に電源電池の電圧が低下してモータが
停止してしまったときには、電池を新しいものに交換し
たならひき続きフィルム巻き戻し動作を再開するように
しておく必要がある。
そのために、フィルムが巻き上げ又は巻き戻しのいずれ
の動作中であるのかを、常に記憶しておくための状態ス
イッチを用意しておき、上述のように電池電圧の低下で
フィルム巻き戻し動作が中断しても、電池を新しいもの
に交換した場合には、適宜の制御回路が上記状態スイッ
チの状態を読み取り、以前の動作(即ち、フィルムの巻
き戻し)を続行することが可能なようにしていた。
このような状態スイッチとしては各種のものが提案され
ており、例えば、特開昭56−47026号公報に開示
されている提案では、フィルムの巻き上げ・巻き戻しの
切り換えは手動操作で行なうものであって、上記巻き上
げ・巻き戻し切替に遊星ギアー列を用いたフィルム巻上
機構において、フィルムの巻き上げ終端をトルク検知す
る手段部にトルク検出レバーを用い、このレバーの動き
により状態スイッチの切換を行なっている。ところが、
この手段ではトルク検出をし、遊星ギアーがトルク検出
レバーを回動させて乗り越すには遊星ギアー列のフリク
ション等を大きくする必要があるので負荷が大きくなっ
てしまい、さらにレバーを用いて連結しているためにス
ペースが大きくなってしまっている。そして、フィルム
の巻き上げおよび巻き戻しの切り換えが自動切換により
行なわれるようにはなされていない。
また、特開昭59−95520号公報に開示されている
手段は、遊星ギアーの巻き上げ・巻き戻し時の回動位置
により、状態スイッチを遊星レバーの動きで押してこの
状態スイッチの開閉を行なっている。ところが、この手
段では遊星ギアー列の回動フリクションを、スイッチ接
片を押しつけるに充分な力としなければならず、そのた
め巻き上げ・巻き戻し時の負荷が増えてしまう。又、巻
き上げ・巻き戻しの各状態時にカメラ本体に振動又は衝
撃が加えられると、遊星ギアーレバーが反対方向に動い
ていくおそれがあり、状態スイッチが不安定であり、か
つ不確実である。
また、特開昭59−140430号公報に示されている
手段は、巻き上げ・巻き戻し動作で回転方向が逆になる
回転部材に螺旋カムを有し、このカムによりレバーを作
動させて、巻き上げ・巻き戻しの各位置の相違により状
態スイッチの状態を検知するようにしている。しかし、
この手段では螺旋カムによりレバーを連動させているた
めに、その動く範囲だけのスペースを必要とし、さらに
螺旋カムが振動、衝撃等で回転してしまうと状態スイッ
チが不安定となってしまい、これを防ぐには回転係止部
材が必要となるので機構が複雑となり、スペースも大き
くなってしまう。
さらに、本出願人の提案にかかる特公昭43−7573
号公報に開示されている手段は、フィルム巻取スプール
からスプロケットに回転を伝える歯車のいずれかの軸上
に、一方向のみ回転を伝える爪クラッチを設け、巻き上
げ最終端にきたときに、爪クラッチの一方が軸方向に適
宜に設けたばねに抗して揺動し、この揺動に連動して駆
動モータへの給電回路のスイッチの切り換えがなされる
ようにした巻き上げ・巻き戻し状態切換スイッチを備え
ている。しかし、この手段では上記状態スイッチが入っ
た後に、巻き上げ方向への切り代えを自動的に行なうに
は何らかの別の手段をとらねばならず、そのため機構が
複雑となり、さらにスペースも大きくなってしまう。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、上述のように従来のフィルム巻き上げ・巻き
戻し状態を記憶する状態スイッチでは、カメラ本体への
振動、衝撃が加えられたときに記憶状態が不安定、不確
実であり、あるいは巻き上げ又は巻き戻しの状態検知の
切り換えに負荷が大きくなってしまったり、さらにはス
ペースが大きく機構が複雑になってしまうなどの問題点
があった。
[問題点を解決するための手段および作用]本発明は上
記問題点を解決するために、巻戻系ギアー列又は巻上系
ギアー列のいずれか一方のギアー列と遊星ギアーとが噛
合するのと略同時に、上記遊星ギアーと噛合し、同遊星
ギアーにより回動されるように配設された扇形ギアーと
、この扇形ギアーを、常に同一方向に回動復帰するよう
にしだ付勢手段と、上記扇形ギアーの回動により開閉す
る、フィルムの巻き上げ・巻き戻し状態を検知するスイ
ッチ部材とを具備し、 フィルム巻き戻し状態又は巻き上げ状態に応じてスイッ
チ部材が、オン又はオフの状態を維持し続けるようにし
たことを特徴とするものである。
[実 施 例コ 以下、本発明を図示の一実施例に基づいて説明する。第
1図は、本発明の一実施例を示すフィルム自動巻上巻戻
カメラの分解斜視図である。図示のように、8個のスプ
ロケットを有する板状のスプロケットホイール1の下面
には、このホイール1と一体にやや厚さのある周面カム
IAが形成され、この周面カムIAの下面側には円板I
Bが取り付けられている。上記周面カムIAの作動カム
而の断面形状は、第2図(A)に示すように、略円形を
していて、作動カム面の一部にスリバチ型をした凹部1
aが形成されている。この凹部1aの底部1dは、同底
部1dの中心を通る半径に対し略直角になっており、一
方の斜面1eと他方の斜面1gとを比べると、上記斜面
1eの方がやや長く、この斜面1eの先端は第2の斜面
1fの一端へと連なっている。そして、この第2の斜面
1rの他端は上記周面カムIAの作動カム面へと連なっ
ていて、第2図(A)において反時計方向に徐々に半径
が小さくなり、やがて上記他方の斜面1gの一端へと連
なっている。そして、上記凹部1aには次に述べるロッ
ク板2のロック部2aが係合するようになっている。
第1図に示すように、上記円板IBの下面側には、この
円板IBとほぼ同じ大きさをした円形のプリント基板3
1がこの円板IBと同軸に取り付けられていて、このプ
リント基板31の下面には扇形をした導体パターン31
aが形成されている。
上記プリント基板31の下方であって、導体パターン3
1aに対向する位置には板ばねからなる2枚の接片32
.33が配設されている。そして、これら接片32.3
3の一端は上記導体パターン31aに同時に摺接するよ
うになっており、他端は図示しない制御回路部へと接続
されると共に、カメラ本体に固定されている。即ち、上
記スプロケットホイールエの回転によって、ある時には
導体パターン31aを介して接片32と33とがオンに
なり、またある時にはこれら接片32と33とは非導通
部に接触するので、この接片32と33とはオフになる
ように構成されている。
第1図に示すように、上記スプロケットホイール1の下
方には、上述のロック板2が配設されている。このロッ
ク板2は、第2図(A)に示すように細長い板よりなっ
ていて、その中心部はカメラ本体に固定された支軸2d
に回動するように取り付けられている。このロック板2
の一腕の先端部は左方に台形状に延び出していてロック
部2aを形成しており、このロック部2aは上記周面カ
ムIAの凹部1aと係合するようになっている。
上記ロック板2の中央やや上方(第2図(A)において
)の左側縁は舌片状に下方(第1図でみて)に折り曲げ
られて曲げ部2bを形成しており、この曲げ部2bは次
に述べる内歯ギアー7の上面に設けた突起部7aが回転
してきたときに、この突起部7aと係合するように配設
されている。
上記ロック板2の他腕の先端部下面には小型のローラー
3が同ロック板2に植設された軸に回転自在に取り付け
られていて、このローラー3は、第2図(D)に示すよ
うに上記内歯ギアー7に設けた突起部7aが回転してき
たときに、この突起部7aと係合するようになっている
上述のようにロック板2は支軸2dを中心に回動するよ
うに取り付けられていて、この支軸2dにトーションス
プリング4の捩り部が巻回されている。このトーション
スプリング4の一端は、カメラ本体に固定されているピ
ン4aに係止されており、他端は上記ロック板2の中央
部やや下方の左側面で係止されている。即ち、上記ロッ
ク板2はトーションスプリング4によって反時計方向に
回動付勢されている。
第1図に示すように、上記ロック板2の下方には大径の
内歯ギアー7が歯面を下方に向けて配設されている。こ
の内歯ギアー7の中心には軸受が圧入されていて、次に
述べるギアー9の軸部9aが上記軸受に嵌合するように
なっている。上記内歯ギアー7の上面の外周部近くには
円弧状をした突起部7aが形成されている。
上記内歯ギアー7の左上方には細長い円筒状の駆動モー
タ5が出力軸を下方に向けて配設されていて、この出力
軸にはピニオン6が固定されている。このビニオン6の
右方には、ギアー8が配設されていて、このギアー8と
一体且つ同軸に小径の上記ギアー9が配設され、これら
ギアー8と9との中間には上記軸部9aが形成されてい
る。
上記ギアー9の下方には、このギアー9と同軸に上記内
歯ギアー7の内径よりやや小さい円板11が配設されて
いる。この円板11の上面であって、その外周近くには
3本の支軸11Aa。
11Ab、11Acが正三角形の頂点に配置するように
植設されていて、これら支軸11Aa。
11Ab、11Acには、同一の直径を有する小径の遊
星ギアー10a、10b、10cがそれぞれ回転自在に
取り付けられている。そして、これらギアー10a、1
0b、10cは上記ギアー9と夫々噛み合うと同時に、
上記内歯ギアー7とも噛み合うようになっている。上記
円板11の中心下面には、同円板11と同軸にギアー1
1aが一定されており、このギアー11aの下面には軸
部flbが形成されている。そして、上記ギアー8と9
とllaとは互いに同軸上に配設されている。
即ち、上記内歯ギアー7とギアー9と遊星ギアー10a
、10b、IOCとは遊星ギアー機構を構成しており、
上記ギアー9が太陽ギアーに相当し、上記ギアー10a
〜10cはa[ギアーに相当する。
上記ギアー11aは、遊星アーム12に設けられた孔1
2aに嵌入しく第3図(A)参照)、次に述べる2段ギ
アー13の大径のギアー13aと噛み合うようになって
いる。上記遊星アーム12は断面形状が卵形をした短楕
円柱状をしていて、基端部が太くなっていて先端部が細
くなっている(第3図(A)参照)。そして、上記基端
部に上記孔12aが形成され、上記先端部側は横方向に
溝が形成されている。この先端部の上腕と下腕とには夫
々小孔12b、12cが形成され、さらに上記横方向の
溝と孔12aとは上記遊星アーム12の内部で貫通され
ている。そして、上記2段ギアー13は大径のギアー1
3aと小径のギアー13bとから構成されていて、その
中心部を貫通して設けられている軸が上記小孔12b、
12cに嵌入されている。即ち、上記遊星アーム12の
貫通された内部で上記ギアー11aと2段ギアー13の
大径のギアー13aとが噛み合うようになっている。こ
のように構成することによりて、前記駆動モータ5の正
逆転により上記遊星アーム12には矢印F(反時計方向
)又は矢印G(時計方向)で示す方向に回動され、小径
の遊星ギアー13bが切り換えられて巻上系ギアー列7
0又は巻戻系ギアー列80とそれぞれ噛み合うようにな
っている。
上記巻上系ギアー列70の構成は、先ずアイドルギアー
14と大径のギアー15とが噛み合つている。このギア
ー15と小径のギアー16とは同軸上に固定されていて
、2段ギアーとなっており、カメラ本体に固定された軸
35に嵌入されており、この軸35は楕円形をしたアー
ム20の基端部にも嵌入されている。即ち、このアーム
20は、上記軸35を中心として矢印り又はEの方向に
回動できるようになっている。
上記アーム20の中央上面には軸20aが植設されてお
り、この軸20aに大径のギアー17と小径のギアー1
8とが一体になった2段ギアーが回転自在に嵌入されて
いる。上記アーム20の先端部には軸20bが植設され
ており、この軸20bには、上面にスプールとの係合部
19aが固定されているギアー19が回転自在に嵌入さ
れている。
そして、上記小径のギアー16と大径のギアー17とが
噛み合い、小径のギアー18とギアー19とが噛み合っ
ている。
上記係合部19aは上方に配設されたスプール21の下
端に形成されている係合部(図示されず)に係合するよ
うになっている。
上記スプール21は細長い円筒状をしており、先端中央
から係合ビン21bが上方に延び出している。このスプ
ール21の上端部外周面の適宜の位置にはスプール爪2
1aが形成されていて、このスプール爪21aはフィル
ム29のパーフォレーション29aに係合するようにな
っている。そして、上記係合ビン21bは、カメラ本体
23に形成された円弧状のガイド溝23aに嵌入されて
いる。即ち、上記スプール21にフィルム29が巻き上
げられ、同スプール21が巻き太りしていったときにも
、前記巻上系ギアー列70のアーム20における軸35
を中心とする回動(半径Rの回動)と、上記ガイド溝2
3aに沿っての係合ピン21bの摺動とが相俟って、こ
のスプール21の軸を中心としてフィルム巻き上げがス
ムーズに行なうことができるようになっている。
上記スプール21の左方には、前記スプロケットホイー
ル1が配設されていて、フィルム29の下側のパーフォ
レーション29aとスプロケットとが係合するように配
置されている。そして、このスプロケットホイール1の
右斜上のフィルム29上のところが画面30に相当する
ようになっている。
」二記スプロケットホイール1の左斜上にはパトローネ
28がフィルム出入口28aを右方に向けて配設されて
いて、ここからフィルム29が引き出され、上記スプー
ル21に巻き上げられるようになっている。
前記遊星アーム12が矢印G方向に回動したときには、
巻戻系ギアー列80のギアーと前記2段ギアー13の小
径のギアー13bとが噛合するようになる。即ち、この
小径のギアー13bと大径のギアー24とが噛合するよ
うに配設されている。
このギアー24には小径のギアー25が一体に形成され
て2段ギアーとなっており、このギアー25は大径のギ
アー26に噛み合っている。そして、このギアー26の
上面にはフォークの取付円筒26aが固定されていて、
この円筒26aには断面形状が小判型をした係合溝が形
成されている。
この係合溝に、断面形状が小判型をしたフォーク27が
圧縮ばね34を介して嵌入されるようになっていて、こ
のばね34の付勢力によりパトローネ28の係合孔(図
示されず)に上記フォーク27が挿入されるようになっ
ている。
第1図および第3図(A)に示すように、上記巻戻系ギ
アー列80の大径のギアー24の手前には扇形ギアー3
6が配設されている。この扇形ギアー36は、円板の約
1/3周に渡って扇形ギア一部36aが形成され、この
円板の上面であって上記扇形ギア一部36aの右端歯の
手前側には突起部36cが形成されている。上記円板に
形成された扇形ギア一部36aの左端歯の手前側であっ
て、上記円板の側面には突起部36bが形成されていて
、この突起部36bは2枚の接片39a。
39bからなる巻き上げ又は巻き戻し状態を記憶するた
めの状態スイッチ39の上記接片39a(長い方の接片
)の先端部と係合するようになっている。上記円板には
やや太い軸36dが嵌入固定されていて、この軸36d
の上部側にはコイルばね37が挿通されている。このコ
イルばね37の一端37bは上記円板上の突起部36c
に係止され、他端37aはカメラ本体に固定されている
このように構成することによって上記扇形ギアー36は
反時計方向(矢印に方向で示す)に回動付勢され、上記
円板上の突起部36cはカメラ本体に固定されている棒
状のストッパ40に衝止されている。
次に、以上のように構成されているフィルム自動巻上巻
戻装置の動作を述べる。
第1図は、フィルム29かカメラ本体に装填され、フィ
ルムの巻き上げを待っている状態である。
この状態から撮影準備(通常はフィルムの空送り3コマ
)が行なわれフィルム29はスプール21に巻き取られ
、シャツタレリーズを待つことになる。
さて、上述の状態では、第2図(A)に示すようにスプ
ロケットホイール1のスプロケットは、フィルム29の
パーフォレーション29aに嵌入し、ロック板2のロッ
ク部2aは周面カムIAに形成された凹部1aに係合し
°Cシャツタレリーズを待っている。やがてシャツタレ
リーズが行なわれフィルムに露光がなされた後に、フィ
ルムが巻き上げられるには、第1図において駆動モータ
5が時計方向(矢印Aで示す)に回転して、ギアー8と
9とを反時計方向に回転させる。すると、」二足ギアー
9と噛合している3個の遊星ギアー10a。
10b、10cは自転および公転させられるので、円板
11は時計方向に回動する。従って、上記ギアー10a
〜10cと噛合している内歯ギアー7も時計方向(矢印
Bで示す方向)に回動するので、同ギアー7の上面に形
成されている突起部7aも矢印B方向に回動する(第2
図(A)参照)。やがて、上記内歯ギアー7の矢印B方
向への回動が進むと、上記突起部7aはロック板2の曲
げ部2bと衝突し、トーションスプリング4の抗力によ
り上記内歯ギアー7の時計方向回動が阻止される。この
阻止により上記遊星ギアー10a〜lOcの回転が停止
するので、上記モータ5の回転力は全て円板11、即ち
この円板11に固定されているギアー11aに伝達され
、このギアー11aを反時計方向に回転させる。従って
、2段ギアー13が時計方向回転しながら、遊星アーム
12は反時計方向(第1図では矢印Fで示す)に回動さ
せられ、同2段ギアー13の小径のギアー13bは巻上
系ギアー列70のアイドルギアー14と噛合する。
この噛合により上記小径の遊星ギアー13bの回転は順
次、アイドルギアー14、大径ギアー15、このギアー
15と一体になっている小径のギアー16、大径のギア
ー17、このギアー17と一体になっている小径のギア
ー18、ギアー19と伝達され、このギアー19を時計
方向に回転させようとする。即ち、スプール21も時計
方向(矢印Cで示す)に回動させられて、フィルム29
を巻き上げようとするが、同フィルム29のパーフォレ
ーション29aはスプロケットホイール1のスプロケッ
トと噛み合っているので同ホイール1を従動させようと
する。
この従動させようとする当初は、第2図(A)に示すよ
うに、ロック板2のロック部2aの下側面(第2図(A
)において)が周面カムIAの凹部1aの斜面1gと当
接しているが、さらに上記スプール21がフィルム29
を巻き上げようとすると、スプロケットホイール1は時
計方向に微回動し、第2図(B)に示すように上記凹部
1aの斜面1eとロック部2aの上側面とが当接する。
この状態では上記スプロケットホイール1は完全に回動
を止められるので、円板11は回転をすることができな
くなる。従って、内歯ギアー7の突起部7aに力が集中
するので同突起部7aはロック板2の曲げ部2bを時計
方向に押動する。すると、上記ロック部2aの上角部が
斜面1eを越えると上記スプロケットホイール1は若干
回転し、第2図(C)に示すように斜面1fとロック部
2aの上角部が当接すると共に、上記突起部7aが曲げ
部2bを押しのけて時計方向に回動する。すると、第2
図(D)に示すように上記突起部7aはローラー3と当
接するので内歯ギアー7の回動が止まり、上記モータ5
の駆動力は巻上系ギアー列70に伝達され、フィルム2
9がスプール21に巻かれ始め、第2図(D)に示すよ
うにフィルム29は矢印H方向へと進んでいく。
このフィルム29のH方向への進行によってスプロケッ
トホイール1は同フィルム29に従動し、この従動によ
り上記ホイール1と一体になっている基板31も時計方
向に回動するので、当初導通パターン31aに接触して
オンになっていた接片32と33とは、結果的にこのオ
ン状態を断たれオフになる。
このようにしてフィルム29が巻き上げられ、やがてス
プロケットの8個分だけスプロケットホイール1が回転
すると、再びロック板2のロック部2aが周面カムの凹
部1aに落ち込む(即ち、第2図(A)の状態になる)
。同時に、上記導通パターン31aは接片32と33と
をオンにさせるので、このオン状態を図示しない制御回
路部が検知し、上記モータ5にブレーキをかける信号を
出し、1コマ分のフィルム巻き上げが完了する。
即ち、再び第2図(A)に示すようにスプロケットホイ
ール1はロック板2によって係止され、結果的にフィル
ムのズレは、周面カムの凹部1aとロック板のロック部
2aとの遊嵌分のみになる。
以上の繰り返しによりフィルムは順次巻き上げられてい
く。
一方、フィルムの巻き戻しの場合には、上記制御回路部
から駆動モータ5の逆回転電流が供給されるので、同モ
ータ5は逆回転(第1図において反時計方向回転)する
。すると、出力軸に固定されたピニオン6、ギアー8と
9、ギアー11aを介して2段ギアー13は反時計方向
に回転して遊星アーム12を第1図に示す矢印G方向(
時計方向)に回動させる。すると、小径のギアー13b
はアイドルギアー14から離れ、ギアー24と噛合する
。よって、ギアー24.25.26の巻戻系ギアー列8
0を介してフォーク27を反時計方向に回転させるので
、フィルム29はパトローネ28に巻き戻されることと
なる。そして、この巻き戻しに伴なってスプロケットホ
イール1は巻き」二げ時とは逆方向(即ち、第1図にお
いて反時計方向)に回転する。但し、上記小径の遊星ギ
アー13bがギアー24と噛み合う前に、内歯ギアー7
の突起部7aは第2図(A)に示す矢印■方向に回転し
、ロック板2が第2図(D)に示す状態にある場合には
ローラー3の符号3aに示す位置に突き当たるので、内
歯ギアー7の回転は止まり、駆動モータ5の回転力は上
述のようにビニオン6゜ギアー8と9とlla、2段ギ
アー13を介してギアー24に伝達されフィルムの巻き
戻しに入る。
以」このように、スプロケットホイール1が巻戻方向に
従動されると、第2図(D)に示されているように、ロ
ック板2のロック部2aは周面カムIAの作動カム面に
当接したままで上記ホイール1は回転する。やがて、上
記ロック板2のロック部2aは、再度周面カムIAの凹
部1aに落ち込むが、周面カムIAの傾斜面1gが上記
ロック部2aを押し出すので、上記ロック板2は時計方
向に回動され、上記四部1aより退避する。従って、ス
プロケットホイール1の回転が阻害されることはない。
以上の動作がフィルム巻き戻し時には繰り返し行なわれ
る。
次に、巻き上げ・巻き戻し状態スイッチと扇形ギアーと
の動作を第3図(A) 、 (B)および第4図(A)
〜(D)に基づいて説明する。
先ず、フィルムの巻き上げ時には、第3図(A)および
第4図(A)に示すように、大径と小径の遊星ギアー1
3a、13bは矢印り方向に回動し、上記小径の遊星ギ
アー13bはギアー14と噛み合い、モータの回転力は
巻上系ギアー列70 (第1図参照)に伝達される。
一方、上述の時には扇形ギアー36はコイルばね37に
より矢印に方向(反時計方向)に付勢されていて、この
扇形ギアー36に形成されている突起部36cが、カメ
ラ本体に固定されているストッパ40に衝止されている
。また、上記扇形ギアー36の側面に形成されている突
起部36bは、第3図(A)および第4図(A)に示す
ように巻き上げ・巻き戻し状態を識別するための状態ス
イッチ39の長い方の接片39aの先端部を時計方向に
押しているので、短い接片39bとの接触が断たれ、上
記状態スイッチ39はオフ状態になっている。即ち、上
述のようにコイルばね37により矢印に方向に突起部3
6bが押され続けているので、上記状態スイッチ39は
、たとえ振動あるいは衝撃があったとしても、オフの状
態を維持し続けることができ、安定している。
次に、フィルムの巻き戻し時には、第3図(B)に示す
ように、駆動モータ5が逆回転(即ち、第1図に示した
矢印A方向の逆方向)すると、この逆回転はピニオン6
、ギアー9.ギアー11aに順次伝達されて、遊星アー
ム12が矢印G方向に回動する(第4図(B)参照)。
すると、大径と小径の遊星ギアー13a、13bは矢印
M方向(反時計方向)に回転しながら、上記小径の遊星
ギアー13bが大径のギアー24と噛合するのと共に、
第4図(C)に示すように上記大径の遊星ギアー13a
は扇形ギアー36の扇形ギア一部36aに噛み合い、同
扇形ギアー36を矢印J方向(時計方向)に、コイルば
ね37の付勢力に抗して回動させる。この回動が更に進
み、第4図(D)に示すように上記扇形ギア一部36a
のギアー終端が大径の遊星ギアー13aと噛み合い、小
径の遊星ギアー13bの回転が巻戻系ギアー列8oへと
伝達される。また、巻き戻し状態においては、扇形ギア
一部36aは大径の遊星ギアー13aとコイルばね37
とにより第4図(D)に示す位置に保持されている。そ
して、この状態のとき扇形ギアー36の突起部35bは
、第4図(D)に示すように接片39aから離れるので
、接片39aと39bとは接触してオン状態になる。
このようにしているので、たとえフィルムの巻き戻し途
中で駆動モータ5が何らかの原因で停止したとしても、
上述の扇形ギアー36の位置はそのまま保たれる。
即ち、第4図(D)に示すように、コイルばね37によ
って扇形ギア一部36aは矢印に方向(反時計方向)に
回動付勢されているので大径の遊星ギアー138は矢印
X方向(時計方向)に付勢されている。従って、小径の
遊星ギアー13bは、大径のギアー24とガラチリ噛み
合っているので、たとえ上述のように駆動モータが停止
したとしても上記ギアー24が回動してしまうことはな
い。即ち、カメラ本体に振動あるいは衝撃が与えられた
場合、あるいはパトローネ内のフィルムのたるみ等によ
る力によってパトローネ軸が巻き戻し方向に回転し、そ
の回転力がギアーを介してギアー25に伝達され、さら
に遊星アーム12を矢印F方向(第3図(B)参照)に
回動させようとする場合にも、上記第4図CD)の状態
は保たれることになる。
従って、状態スイッチ39のオン又はオフ状態は、振動
、衝撃等が加えられたとしても、夫々の状態をそのまま
維持することができる。
[発明の効果コ 本発明によれば、遊星ギアーと扇形ギアーとが噛合する
ことによるこの扇形ギアーの動きで、フィルムの巻き上
げ・巻き戻し状態を識別するための状態スイッチを作動
させるようにしているので、フィルム巻き戻し又は巻き
上げへの負荷は少なく、巻き上げ・巻き戻しの切換もス
ムーズであり、駆動モータの消費電力も小さくて済み、
且つ機構も簡単である。
又、扇形ギアーが付勢手段を用いることによって、常に
遊星ギアーと噛み合う方向に作用するようにされている
ので、駆動モータの停止中に例えばカメラ本体に振動又
は衝撃が加えられたり、巻き戻しく又は巻き上げ)軸か
ら力を加えられたりしても、状態切換スイッチ及び遊星
ギアーの状態はそのまま維持され、状態維持の信頼性を
高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例のフィルム自動巻上巻戻カ
メラを示す分解斜視図、 第2図(A)〜(D)は、上記第1図に示すフィルム自
動巻上巻戻カメラの要部の動作を示す拡大平面図、 第3図(A) 、 (B)は、上記第1図に示すフィル
ム自動巻上巻戻カメラの要部の動作を示す拡大斜視図、 第4図(A)〜(D)は、上記第3図(A) 、 (B
)に示す要部の動作の推移を示す平面図である。 5・・・・・・・・・・・・駆動モータ13・・・・・
・・・・遊星ギアー 36・・・・・・・・・扇形ギアー 37・・・・・・・・・コイルばね(付勢手段)39・
・・・・・・・・巻き上げ・巻き戻し状態スイッチ(ス
イッチ部材) 70・・・・・・・・・巻上系ギアー列80・・・・・
・・・・巻戻系ギアー列21  区 篤2区 (A)              (B)石3区 (A) 9つ 37N−あ り4区

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 駆動モータの回転方向を正逆転させることにより遊星ギ
    アー機構を切り換え、フィルムの巻き上げ・巻き戻しの
    切り換えを自動的に行なうようにしたフィルム自動巻上
    巻戻カメラにおいて、巻戻系ギアー列又は巻上系ギアー
    列のいずれか一方のギアー列と遊星ギアーとが噛合する
    のと略同時に、上記遊星ギアーと噛合し、同遊星ギアー
    により回動されるように配設された扇形ギアーと、この
    扇形ギアーを、常に同一方向に回動復帰するようにした
    付勢手段と、 上記扇形ギアーの回動により開閉する、フィルムの巻き
    上げ・巻き戻し状態を検知するスイッチ部材と、 を具備したことを特徴とするフィルム自動巻上巻戻カメ
    ラ。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53118119A (en) * 1977-03-25 1978-10-16 Olympus Optical Co Ltd Motor drive device of cameras
JPS5995520A (ja) * 1982-11-25 1984-06-01 Canon Inc フイルム自動巻戻し装置
JPS602930A (ja) * 1983-06-20 1985-01-09 Canon Inc カメラの動作モ−ド記憶装置

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