JPS6292923A - カメラのアオリ機構 - Google Patents

カメラのアオリ機構

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JPS6292923A
JPS6292923A JP23272285A JP23272285A JPS6292923A JP S6292923 A JPS6292923 A JP S6292923A JP 23272285 A JP23272285 A JP 23272285A JP 23272285 A JP23272285 A JP 23272285A JP S6292923 A JPS6292923 A JP S6292923A
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shift
photographic lens
tilt
pair
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Katsuhiko Yamamoto
勝彦 山本
Takeshi Yoshino
吉野 武志
Michihiro Shiina
椎名 道弘
Shigekane Gotou
後藤 繁謙
Masayoshi Hirai
正義 平井
Shiro Hashimoto
史朗 橋本
Hisashi Hamada
浜田 寿
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、撮影レンズの光軸をシフトすることができる
ようにしたカメラのアオリ機構に関するものである。
〔従来の技術〕
スタジオなどで営業用に使用されるカメラにおいては、
種々の態様での描影を可能とするために、いわゆるアオ
リ操作ができるようになっているものが多い。このアオ
リ操作には、撮影レンズの光軸を左右方向あるいは上下
方向に平行に移動させる各シフト操作の他、撮影レンズ
の光軸を左右方向あるいは上下方向に振るスイング、チ
ルトの各操作がある。これらのアオリ操作を適宜組み合
わせることによって、例えば商品写真を撮影する場合な
どにおいて、パースペクティブのない写真や、あるいは
これを故意に強調した写真も自在に撮ることができるよ
うになる。
上述のようなアオリ操作を行うための従来のアオリ機構
は、主としてスタジオなどで使用される大型のビューカ
メラを適用の対象としていることから、例えばランクや
ビニオンなどを多用した大型かつ複雑な構造となってい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、アオリ機構を介して取り付けられる撮影レン
ズには、重量の大きいものも少なくない。
したがって、撮影レンズを上下方向に7オリ操作する例
えば上下シフトを行う場合には、撮影レンズの自重によ
ってシフト操作が非常に重(なってしまう。特に、撮影
レンズを保持した保持枠を、両側のシフトガイドに沿っ
て上下させるものでは、両側のシフトガイドと保持枠の
両側とが、バランスよく整合していないと、操作性が非
常に悪(なってしまう。
さらに、前記保持枠を所定のシフト位置にロックするロ
ック機構を緩めた途端に、保持枠が自重によって急激に
下方に移動して下方への移動を規制するストッパに衝突
し、撮影レンズに対して衝撃を与えるというような弊害
もでてくる。
本発明はこのような従来技術に鑑みてなされたもので、
上下方向のシフト操作が円滑に行えるようにするととも
に、シフト機構のロックを緩めたときに、撮影レンズが
自重によって急激に下方に移動することがないようにし
たカメラのアオリ機構を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、撮影レンズを保持
した保持枠の両側を、それぞれシフトガイドで案内する
ことによって、保持枠の上下方向へのシフト移動を可能
にするとともに、保持枠の両側を、それぞれ均等な弾性
力をもった付勢部材によって常に上方に向けて付勢する
ようにしたものである。
前記付勢部材としては、例えばコイルばねが適しており
、この場合、それぞれの一端を保持枠の両側に、他端を
支持アームあるいはシフトガイドに係着することができ
る。なお、後述する実施例で明らかなように、本発明の
望ましい実施例においては、前記シフトガイドを回動自
在にしておくことによって、↑最影レンズをチルト方向
にアオリ操作することも可能となっている。
以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら
詳しく説明する。
〔実施例〕
本発明を用いたアオリ機構を、大判サイズのカメラと組
み合わせた状態を示す第2図において、カメラ本体1の
背面には、フィルムを収容したフィルムマガジン2が装
着されている。フィルムマガジン2は、モータを利用し
たオートワインダが内蔵されており、カメラ本体1から
の電気信号を受けて、フィルムは自動的に巻き上げられ
、フィルムの移送状態や撮影回数などは液晶表示パネル
3に表示される。
カメラ本体1の上面には開閉自在なファインダフード4
が設けられ、これを開くことによって焦点板が表れるの
で、これにより焦点調節やフレーミングができるように
なる。カメラ本体1の一方の側面には、バッテリーバッ
ク5が着脱自在に取り付けられ、カメラ本体1の電源と
して用いられる。カメラ本体゛1の内部には、周知の反
射ミラーおよびミラー駆動機構が内蔵されている。さら
に、カメラ本体1の下部には、前方に水平に突出するよ
うに一対のガイドバー6a、6b(第1図参照)が固定
されている。
前記一対のガイドバー6には、その前方から繰出ベース
7が取り付けられる。繰出ベース7にはそれぞれのガイ
ルバー6ごとに繰出ノブ8が設けられ、そのいずれかを
回動することによって、繰出ベース7をガイドバー6に
沿って進退移動できるようになっている。後述するよう
に、繰出ベース7にはレンズユニット10が取り付けら
れているから、前述のようにして繰出ベース7を進退さ
せることによって、焦点調節を行うことができる。
なお、焦点調節後にロックつまみ9を緊締することによ
り、繰出ノブ8を調節位置にロックすることができる。
また、ガイドバー6に繰出ベース7を取り付けた後、前
飾り板11をガイドバー6の前端に取り付けることによ
って、繰出ヘース7が前方から離脱することがなくなる
前記繰出ベース7には、撮影レンズ12の光軸13と直
交する鉛直軸を中心にして回動自在なスタンダード15
が軸着されている。スタンダード15には、光軸13を
両側から挟むように一対のアーム15a、15b (第
1図参照)が設けられ、これらのアーム15a、15b
の先端側には保持枠16が回動自在に支持されている。
保持枠16を回動させると、これと一体に指標板17も
回動するから、スタンダード15に対する保持枠16の
傾きが簡単に識別できるようになる。
保持枠16の上部には、レンズ押さえ18が設けられて
おり、これにより保持枠16の前面にレンズユニット1
0が固定される。すなわち、レンズユニット10の窪み
19にレンズ押さえ18が入り込み、これを保持枠16
側に引きつけて固定する。なお、レンズユニット100
着脱時には、つまみ20を操作してレンズ押さえ18を
起伏させればよい。また、レンズ押さえ18の上面には
、ストロボ装置を取り付けるためのホントシュー21が
設けられている。レンズユニット10は、撮影レンズ1
2を有するとともに、その内部にシャッタおよび絞りを
含んでいる。シャンク速度や絞り値はそれぞれのノブ2
3.24によって調節でき、その調節値は表示窓25を
介して視認できるようになっている。なお、保持枠16
の背面とカメラ本体1の前面との間には、着脱自在にベ
ローズ26が取り付けられ、繰出ベース7の進退移動に
応じて伸縮するようになっている。    −第1図は
アオリ機構のみを示し、全ての方向にアオリ操作して前
面側からみたときの状態を示している。繰出ベース7に
形成された貫通孔28a。
28bには、一対のガイドバー6a、6bが挿通される
。ガイドバー6a、6bには、第3図に示したように、
ラックギヤ29が形成されており、これに軸30に固着
されたピニオンギヤ31が噛合している。軸30は繰出
ノブ8と一体的に回動されるようになっているから、繰
出ノブ8の回動操作によって、繰出ベース7が進退移動
することになる。そして、ロックつまみ9を締めつける
ことによって、繰出ノブ8および軸30の回動が禁止さ
れるので、これにより繰出ベース7を一定の調節位置に
固定することができる。
繰出ベース7の上面には、第4図に示したように、窪み
33が形成されている。なお、この第4図は、アオリ機
構を背面側すなわちカメラ本体側からみた状態を図示し
ている。前記窪み33内のねし孔34には、ガイド軸3
5が螺合される。ガイド軸35はシフトベース36に固
定されるから、シフトベース36は前記ガイド軸35ご
と、繰出ベース7に対してスイング方向に回動できるよ
うになる。前記窪み33内に位置するように、繰出ベー
ス7とシフトベース36との間には、板ばね37が介装
され、シフトベース36の回動に対して適宜の摩擦を与
えるようになっている。シフトベース36の底部の両側
36a、36bは、ガイド軸35を中心とした円弧状に
形成され、繰出ベース7の上面に一体に形成されたガイ
ド縁7a。
7bと係合し、スイング操作時の案内が行われるように
なっている。
繰出ベース7には、先端部にロック解除つまみ38が固
着された板ばね39が取り付けられる。
板ばね39は、図示のように上に屈曲しており、通常で
はシフトベース36の一端に形成された切り欠き40に
侵入してシフトベース36が不用意に回動されないよう
になっている。そして、ロック、解除つまみ38を下に
押し下げてからシフトベース36を回すことによって、
シフトベース36をスイング操作モきることになる。ま
た、シフトベース36にはアリ溝41が形成され、スタ
ンダード15の底面に一体化された調整板42 (第1
図、第5図参照)を受は入れて、スタンダード15が左
右方向にシフトされるときの案内作用を行う。さらに、
シフトベース36には開口43が形成されている。そし
て、この開口43と繰出ベース7の上面に植設されるロ
ックビン44との当接によって、シフトベース36のス
イング範囲が規制されるようになる。
前記シフトベース36のアリ溝41には、スタンダード
15の底面に固着された調整t&42が嵌合し、これに
よりシフトベース36に対しスタンダード15が左右方
向にシフト自在に取り付けられる。スタンダード15の
左右方向でのシフト位置を固定するためには、ロックね
じ45を緊締する。すなわち、ロックねじ45の先端が
調整板42に強く押しつけられることによって、スタン
ダード15がシフトベース36に対して固定されるよう
になる。また、シフトベース36にはストッパーねじ4
6が螺合される。このストッパーねじ46は、スタンダ
ード15の底面に一定幅で形成された切り欠き部1.5
C内に位置し、スタンダード15のシフト範囲を規制す
る。
第5図(第4図と同様に、背面側から見た状態を図示し
ている)に示したように、スタンダード15に一体に形
成された一対のアーム15a、15bのそれぞれには、
軸47.スペーサ48.抜は止め用のビス49を介し、
シフト支柱50a。
50bが回動自在に軸着されている。軸47はそれぞれ
のシフト支柱50a、50bと一体となって回動するの
で、軸47に指標板17を貼付することによって、シフ
ト支柱50a、50bの回動量は簡単に識別できるよう
になる。
アーム15a、15bの根元付近には、前記軸47を中
心とする円弧状のスロワ)52a、52bを貫通するよ
うに、スペーサ53.54を介してチルトロックねじ5
5a、55bが通されている。チルトロックねじ55a
、55bの先端部は、シフト支柱50a、50bに形成
されたねじ孔56に螺合され、Eリング57によって抜
は止め珀れている。そして、チルトロックつまみ58a
58bを回動させることによって、シフト支柱50a、
50bをアーム15a、15bに対してロックしたり、
ロック解除したりすることができる。
アーム15a、15bのそれぞれの内側には、第6図に
示したようなりリック板60がビス61によって固着さ
れている。クリック板60の上部の内側縁62は、シフ
ト支柱50bの軸47を中心とした円弧に形成され、こ
れに対向した受は面63も同様に円弧状に形成されてい
る。そして、前記内側縁62と受は面63との間隙に、
チルトロックねじ55が挿通されたスペーサ53が通さ
れている。この受は面63は紙面に沿った面内で弾性を
備え、内側縁62と受は面63との間隔は、その中央付
近ではスペーサ53の外径とほぼ等しく、両端に向かう
にしたがって少しづつ狭くなっている。
チルトロックつまみ58bを緩め、シフト支柱50bを
軸47の回りに回動させるときには、シフト支柱50b
を大きく傾けてゆくにしたがって、スペーサ53には内
側縁62と受は面63とによって抵抗が与えられる。シ
フト支柱50a、50bのそれぞれの下端には、クリッ
クボール64が取り付けられ、またクリック板60には
このクリックボール64が係合するクリック孔65が形
成されている。これにより、シフト支柱50a、50b
が垂直の状態にあるときには、その位置に確実に位置決
めされるようになっている。なお、スペーサ53とクリ
ック板60には耐摩耗性の高い金属部品が使用され、相
互の摺接によってこれらが摩耗してガタなどが生じにく
いようにしである。
前記シフト支柱50a、50bの上端部には、それぞれ
シフトロックねじ66がスペーサ67を介して螺合され
ている。このシフトロックねじ66はEリング68によ
り抜は止めされるとともに、シフトロックつまみ70a
、70bにより締めつけることができる。このシフトロ
ックつまみ70a、7Qbは、後述するように、保持枠
16を上下方向にシフトさせたときに、任意のシフト位
置に固定するときに緊締される。
上記のように組み立てられたシフト支柱50a。
50bのそれぞれには、保持枠16が取り付けられる。
保持枠16は、その背面側を図示した第7図に示されて
いるように、背面側が開放された枠体形状に形成され、
その両側の側壁71a、71bには縦方向に長い切り欠
き72a、72bが形成されている。この切り欠き72
a、72bに沿うように、保持枠16の内側には仕切枠
73が一体化されており、前記シフト支柱50bは側壁
71bと仕切枠73との間に挿入される。そして、カバ
ー75bを保持枠16にビス止めすることによって、シ
フト支柱50bが覆われる。もちろん、シフト支柱50
aについても全く同様にして保持枠16に取り付けられ
、カバー75aによって覆われている。
シフト支柱50a、50bに螺合されたシフトロックつ
まみ70a、70bを緩めると、保持枠16はシフト支
柱50a、50bをガイドにして上下方向にシフトでき
る。保持枠16を任意の位置にシフトさせた後、シフト
ロックつまみ70a。
70bを緊締すると、シフトロックつまみ70a。
70bの内側の面が、保持枠16の側壁71a。
71、 bおよびカバー752,75bの側面とに当接
するから、保持枠16をシフト支柱50a、50bに対
して固定することができる。なお、仕切枠73の上端部
74はシフト支柱50b側に向かって折り曲げられ、保
持枠16を下方にシフトさせたときのストッパーとして
作用する。また、左右のアーム15a、15bとカバー
75a、75bとの間には、コイルばね76a、76b
が掛けられている。これにより保持枠I6全体が、左右
均等に上方に付勢されるようになるから、保持枠16に
かなり重量のあるレンズユニット10が装着された場合
でも、これを上方にシフトさせる際に大きな力を必要と
せず、円滑なシフト操作ができるようになる。
第1図に示したように、シフト支柱50a、50bのそ
れぞれの前面側には指標ピン77a、77bが植設され
、保持枠16の前面に形成された指標窓78a、78b
を介してこれを見れば、−保持枠16の上下方向のシフ
トffiを簡単に把握することができる。保持枠16の
中央に形成された開口80は、撮影レンズ12からの光
束をベローズ27へと通過させる。
ベローズ27を保持枠16の背面側に固定するために、
カバー75a、75bのそれぞれには、コーナー81.
フック82が固着され、さらにスライドフック板83が
設けられている。スライドフック板83は、ビス84.
スライドガイド85を介して、カバー753に対してス
ライド自在に取り付けられる。スライドフック板83に
は、フ・7り部86と傾斜したスロット87とが形成さ
れ、上端のつまみ8Bをもって下方にスライドさせるこ
とによって、フック部84を保持枠16の内側に移動さ
せることができる。したがって、ベローズ27の先端側
に固着された枠体の一辺を、図中左側のコーナー81と
フック82によろて位置決めした後、前記枠体の他方の
辺を図中右側のコーナー81に合致させ、前記スライド
フック板83を下方にスライドさせることによって、ベ
ローズ27の枠体を保持枠16の背面に緊密に取り付け
ることができるようになる。なお、スライドフック板8
3の上側にはばね板89も取り付けられるので、スライ
ドフック板83には適宜の摩擦力が与えられる。
保持枠16の上部には、レンズ押さえ18の回動軸90
を受は入れる溝91a、91bが形成されている。溝9
1a、91bに回動軸90の両端を挿入してから、ねじ
92を止めることによって、回動軸90が保持枠16か
ら脱落しなくなる。なお、コイルばね93はレンズ押さ
え18を時計方向に付勢している。また、レンズ押さえ
18の上面に形成された開口94は、ホントシュー21
の取り付は部として用いられる。
第1図に示したように、保持枠16の前面側には、レン
ズユニット10の後端を受は入れるマウント面95が形
成されている。マウント面95には、接点96が縦列さ
れた接点板97が埋め込まれている。そして、レンズユ
ニット10の後端下部をフック98で位置決めし、レン
ズ押さえ18によってレンズユニット10を固定すると
、レンズユニット10の後端から突出した信号伝達用の
導電ビンが前記接点96に接続される。前記接点板97
から延長される信号コードは、ホントシュー21からの
信号コードとともに、保持枠16の背面側を通り、ベロ
ーズ27の下側を通ってカメラ本体1と接続される。こ
れにより、カメラ本体1側からの電気信号によって、レ
ンズユニット10に内蔵されたシャッタを作動させるこ
とができるようになる。もちろん、レンズユニット10
側で設定されるシャッタ速度や絞り値の情報を、前記電
気コードを介してカメラ本体1に導(こともできるので
、これにより露出の適、不適をカメラ本体1側で表示す
ることも可能である。
以上のように構成されたアオリ機構によれば、保持枠1
6にレンズユニット10を取り付けた後、繰出ベース7
を基準にして、ロック解除つまみ38を押し下げながら
シフトベース36を回動させることによって、ガイド軸
35を中心にしたスイング方向のアオリ操作、すなわち
撮影レンズ12の光軸13を、スタンダード15.保持
枠16とともに左右方向に振ることができる。このとき
、繰出ベース7とシフトベース36との間には、仮ばね
37が介装されているから、スイング操作時に適宜の摩
擦が得られ、また、シフトベース36を任意のスイング
位置に維持することができる。
なお、スイングの量を識別できるようにするために、シ
フトベース36の両端と、ガ・fド縁7 a +7bと
の摺接部の上面にそれぞれ指標を刻印しておいてもよい
こうしてスイング位置を決定した後、口、りねじ45を
緩めると、シフトベース36を基準にしてスタンダード
15を左右方向にシフトできるようになる。スタンダー
ド15はシフトベース36とアリ溝嵌合しているから、
スタンダード15のシフトは高精度にガイドされる。任
意のシフト位置にスタンダード15を移動させた後は、
ロックねじ45を緊締することによって、スタンダード
15はシフト位置でロックされる。なお、スタンダード
15のシフト位置は、スタンダード15−に刻印された
印あるいは目盛を、指標45aと照合することによって
知ることができる。
チルトロックつまみ58a、58bを緩めてから、保持
枠16あるいはレンズユニット10を振ることによって
、軸47を中心とするチルト方向のアオリ操作、すなわ
ち撮影レンズ12の光軸13を上下方向に振ることがで
きるようになる。この時の回動中心は、シフト支柱50
a、50bの回動中心となっている軸47となる。チル
ト方向のアオリ操作を行う場合には、チルトロックねじ
55a、55bが挿通されたスペーサ53が、クリック
板60から摩擦を受けるので、レンズユニット10を上
下方向に振る際に、必要以上にがたつくようなことがな
い。また、チルトロックつまみ58a、58bを緩めた
瞬間に、レンズユニット10が自重によって下方に振れ
るようなこともなくなる。チルト位置を決定した後には
、チルトロックつまみ58a、58bを緊締すれば、レ
ンズユニット10はその位置にロックされる。このチル
ト方向のアオリ量は、アーム15a、15bに刻印され
た基準線と、軸47に貼付された指標板17の目盛等と
の相対位置から、簡単に識別することができる。
レンズユニット10を上下方向にシフトさせるときには
、シフトロックつまみ70a、70bを緩めてから、レ
ンズユニット10を上下方向にスライドさせる。この上
下方向のシフ+−i作時には、保持枠16がシフト支柱
50a、50bに沿って上下されることになる。このと
き、スタンダード15のアーム15a、15bと、保持
枠16に一体化されているカバー75a、75bとの間
には、はぼ均等な弾性をもったコイルばね76a、76
bが掛けられているので、保持枠16を上下にシフトさ
せるときには、これらのコイルばね76a。
76bの弾性力がバランスするように保持枠16が移動
する。したがって、保持枠16を正しい姿勢に保ったま
まで上下にシフトさせることができるようになる。さら
に、シフトロックつまみ70a、7Qbを緩めた瞬間に
、レンズユニット10がその自重によって急激に下方に
落下するようなこともない。上下方向のシフト位置を決
定した後には、シフトロックつまみ70a、70bを緊
締し、保持枠16をシフト支柱50a、50bに対して
固定すればよい。なお、上下方向のシフ)1については
、シフト支柱50a、50bに植設された指標ビン77
a、77bと、保持枠16の前面に設けられた指標窓7
8a、78bとの相対位置から判別することができる。
以上の操作によって、第1図に示したように、レンズユ
ニット10が固定される保持枠16を全ての方向にアオ
リ操作できることになる。もちろん、上記の4種類のア
オリ操作は、個々独立して行うことができるので、所望
の方向についてのみのアオリ操作も可能である。なお、
−切のアオリ操作を行わない基準状態の撮影時には、特
に光軸13の傾きが画像形成に大きな影響を与えるので
、スイング、チルトのない状態に簡単にセットできるよ
うにしておく必要がある。このため、それぞれの回動中
心であるガイド軸35.軸47の軸線は、基準状態にお
いて撮影レンズ12の光軸13と直交するように設定さ
れている。そして、板ばね39によるシフトベース36
のロック、さらにクリックボール64とクリック孔65
との係合によって、光軸13が傾きのない状態になった
ことが簡単に確認できるようにしている。
なお、保持枠1Gを上方に向けて付勢しているコイルば
ね76a、76bを、保持枠16とシフト支柱50a、
50bとの間に掛けるようにしたり、引っ張り用のコイ
ルばねの代わりに圧縮コイルばねを利用し、これを保持
枠16の両側と、アーム15a、15bあるいはシフト
支柱50a。
50bとの間に介装して保持枠16を上方に押しあげる
ようにしてもよい。また、一対のガイドバー5a、5b
を横に並べる代わりにこれらを縦に並べたり、シフト支
柱50a、50bが一体的にチルト方向に回動できるよ
うに、これらの下端を連結してU字状にすることも可能
である。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明のアオリ機構によれば、
撮影レンズを保持するとともに、上−下方向へのシフト
ができるようになっている保持枠の両側を、はぼ均等な
弾性力をもった一対の付勢部材により常に上方に向かつ
て付勢するようにしている。したがって、保持枠は正し
い姿勢を保ったままバランスよくシフトされるようにな
り、シフト操作が円滑になる。さらに、保持枠をシフト
位置にロックするための口・7り部材を緩めても、その
瞬間に保持枠が撮影レンズなどの自重で急激に落下する
ようなこともなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のアオリ機構を全方向にアオリ操作し
たときの状態を示す斜視図である。 第2図は、本発明のアオリ機構をカメラに結合した状態
を示す外観斜視図である。 第3図は、繰出機構の一例を示す説明図である。 第4図は、シフトベースの要部を示す分解斜視図である
。 第5図は、スタンダードおよびシフト支柱の構造を示す
分解斜視図である。 第6図は、クリック板の作用説明図である。 第7図は、保持枠の構造を示す分解斜視図である。 6a、6b ・ ・ガイドバー 7・・・繰出ベース 15・・スタンダード 16・・保持枠 18・・レンズ押さえ 35・ ・ガイド軸 36・・シフトベース 45・・ロックねし 47・・軸 50a、50b・・シフト支柱 58a、58b・・チルトロックつまみ60・・クリッ
ク板 70a、70b・・シフトロックつまみ75a、75b
=カバー 80・・開口。 第1図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)撮影レンズを保持した保持枠を上下方向に移動さ
    せることにより、撮影レンズを上下にシフトさせるよう
    にしたカメラのアオリ機構において、前記撮影レンズの
    左右に立設された支持アームと、この支持アームに回動
    自在に軸着され、前記保持枠の両側にそれぞれ係合して
    保持枠の上下方向への移動を案内する一対のシフトガイ
    ドと、前記保持枠の両側をそれぞれ上方に向かって均等
    に付勢する一対の付勢部材とを備えたことを特徴とする
    カメラのアオリ機構。
  2. (2)前記一対付勢部材は、それぞれの一端が前記支持
    アームに、それぞれの他端が保持枠の両側に係着された
    コイルばねであることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のカメラのアオリ機構。
  3. (3)前記シフトガイドのそれぞれは各々の支持アーム
    に回動自在に軸着されており、これらのシフトガイドを
    回動させることにより撮影レンズを傾けることができる
    ようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載
    のカメラのアオリ機構。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5912424A (ja) * 1982-04-24 1984-01-23 プラウベル・フアインメハニツク・ウント・オプテイツク・ゲエゼルシヤフト・ミツト・ベエシユレンクタ・ハフトウング 写真撮影用ピントグラスカメラ
JPS59125719A (ja) * 1983-01-06 1984-07-20 Fuji Photo Optical Co Ltd フロ−テイング機構

Patent Citations (2)

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