JPS62922A

JPS62922A - 液晶表示素子の製造方法

Info

Publication number: JPS62922A
Application number: JP13916285A
Authority: JP
Inventors: Yasuyuki Takiguchi; 康之滝口
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1985-06-27
Filing date: 1985-06-27
Publication date: 1987-01-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】挟止立夏本発明は液晶表示素子の製造方法に関し、特に液晶表示
素子のシール構造の形成方法の改良に関する。

従】６鉱皮迷− 液晶表示素子は、所定の電極パターンを有する基板に配
向処理を施し、これをスペーサを介して接着剤により外
周を接着してシール部を形成し１．基板間に液晶を封入
した構造を有する。

そして、接着剤としてはエポキシ系やアクリル系のもの
が使用されることが多く、スクリーン印刷等の方法によ
り基板にパターン状に塗布されて接着剤層が形成され、
これともう一枚の基板とを貼り合せて接着することによ
り、液晶セルが形成される。

最近、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート
、ポリスルホン、ポリエーテルスルホンなどの可撓性フ
ィルムを基板として用いた液晶表示素子の検討がなされ
ている。これらプラスチック基板液晶表示素子は、高衝
撃性を有し、曲面表示や薄型化が容易であるなどの多く
の利点を有しているものの、信頼性の点ではいっそうの
改善がまたれていた。前記のような接着剤は、ガラス基
板に対しては相応の接着特性を示すが、プラスチックフ
ィル春基板に対しては接着強度が小さく、製造工程や使
用環境での応力により接着面が剥離したり、接着剤自体
に弾性がないために応力により接着剤に亀裂が入ったり
してしまう、そのため、これら破断部からの液晶の浸出
、気泡の混入、外部からの不純物の浸入などが起こり、
外観や表示性能に支障をきたしてしまう。特に、基板と
してポリエステルフィルムを用いた場合は、良好な接着
力を示す接着剤が少なく、プラスチック基板用の接着剤
の開発がまたれていた。

本発明者は、種々の材料を検討した結果、ポリスエステ
ル系の熱溶融型接着剤（ホットメルト接着剤）が強固な
接着力を示し、液晶の配向性にも悪影響を与えず、保存
試験等の信頼性も高い接着剤であることを見い出し、先
に出願した（特開昭６０−２８６２７号公報）。

ホットメルト接着剤を所定のパターンで基板上に形成す
るには、膜厚１０〜３０μ■のフィルム状の接着剤をシ
ール形状に応じて基板上に配置する方法、エポキシ系接
着剤と同様にスクリーン印刷する方法がある。しかしな
がら、前者は極めて薄いフィルムを取扱うために操作性
が悪く、また、位置精度がよくないという欠点があった
。一方、後者は樹脂と溶媒に溶解させて印刷するためパ
ターン形状にダレを生じたり、残留溶媒による液晶の配
向性の悪化を防止するために、高温で長時間（たとえば
１２０〜１５０℃で１時間以上）加熱して溶媒を除去す
る必要があり、品質面、工程面ともに問題があった。

見班夏■煎本発明は、生産性が改善され、高信頼性の液晶表示素子
を得ることができる製造方法を提供するものである。

光」［へ４虞。

本発明の液晶表示素子の製造方法は、第１の基板上にパ
ターン状に接着剤層を形成する工程、この基板と第２の
基板とを該接着剤層により接着するとともにシール部を
形成する工程を有する液晶表示素子の製造方法において
、前記接着剤層の形成を基体上に形成された熱溶融型接
着剤の溶融熱転写により行うことを特徴とする。

以下、添付図面に沿って本発明をさらに詳細に説明する
。

第１Ａ図〜第１Ｅ図は、本発明の詳細な説明する図であ
る。熱溶融型接着剤層１３が形成された基体１１と液晶
セル２１の第１の基板２３とを重ね合せ（第１Ａ図）、
基体１１の背面からパターン状の凸部１５を有するヒー
トブロック１７により所定のシールパターンのみを流動
開始点１２上に加熱しく第１Ｂ図）、液晶セルの第１の
基板３３にパターン状の接着剤１３ａを転写する（第１
Ｃ図）、第２図は、このようにして形成されたパターン
状の接着剤１３ａにより形成されたシール部パターンを
示す斜視図である。

ついで、パターン状の接着剤層１３ａが転写された第１
の基板２３に第２の基板２５を重ね（第１Ｄ図）、必要
により再度熱溶融型接着剤の流動開始点以上に加熱し、
両基板２３．２５を接着して液晶セル２１を形成する（
第１Ｅ図）。

第３Ａ図および第３Ｂ図は、本発明の他の実施例を示す
説明図であり、基体１１上の熱溶融型接着剤層１３にヒ
ートブロック１７を当てその凸部にパターン状の接着剤
層１３ａを形成し、ついで、これを液晶セルの第１の基
板２３に熱転写し、第２図に示したようなシール部パタ
ーンを得、以下、第１Ｄ図、第１Ｅ図に示したよう゛に
して液晶セルを得る。また、第２Ａ図において、パター
ン状の接着剤層１３ａを形成する際に、基体１１内に発
熱体を設けるなどして基体側からも熱溶融型接着剤層を
加熱してもよい。

以上、加熱溶融型接着剤を、転写パターンと同じ形状の
凸部を有するヒートブロックを用いる場合について説明
したが、熱転写装置としては、所定パターン部を選択的
に加熱できるものであればいずれもが使用できる。

液晶セルの基板としては適宜のもの、たとえばガラス、
ポリエチレンテレフタレートのようなポリエステル、ポ
リエーテルスルホン、ポリスルホンなどのプラスチック
フィルムが用いられるが、本発明によれば、ポリエステ
ルフィルムのようなプラスチックフィルムを用いた場合
にも良好なシール構造が得られる。

熱溶融型接着剤としては、加熱、溶融して接着性を示す
ものであれば用いることができるが、液晶表示素子にお
けるる気密性、耐液晶性および基板間の接着性の観点か
らはポリエステル系熱溶融型接着剤が好ましい、ポリエ
ステル系熱溶融型接着剤は、プラスチックフィルムに対
してこれら諸要求を満足し、特にポリエステルフィルム
と、基板として用いた場合にも優れた特性が得られる。

ポリエステル系熱溶融型接着剤としては、ジカルボン酸
成分としてのテレフタル酸、イソフタル酸等の芳香族ジ
カルボン酸、アジピン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカル
ボン酸またはこれらの該導体と；エチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、テトラメチレングリコール等の脂肪
族グリコールまたはこれらの誘導体との共重合体が好ま
しい、このようなポリエステル系ホットメルト接着剤は
、バイロン（東洋紡■）　、５Ｃ−４６２（日本マタイ
■）などとして入手することができる。

熱溶融型接着剤の流動開始温度は、基板の熱変形温度以
下であることが必要であり、ポリエステルフィルムを用
いる場合１５０℃以下である。

ガラス基板の場合にはより高温の材料を使用することが
できるが、２００℃を越えると、作業性が著しく低下し
たり、樹脂の分解を生起したり。

接着後の低温での接着強度が低下することから、好まし
くない、また、流動開始温度が１００℃以下であると、
冷却同化に時間を要すため作業性が悪くなり、また、こ
のような材料は液晶に配向不良を生起しやすいため好ま
しくない。したがって、接着剤としては１００〜１５０
℃の範囲で溶融するものが好ましい。

見匪曵亙米本発明によれば、熱溶融型接着剤をシール剤とした高信
頼性液晶表示素子を容易に製造することができる。

【図面の簡単な説明】

第１Ａ図〜第１Ｅ図および第３Ａ図、第３Ｂ図は本発明
の実施例を示す説明図である。第２図は、シール部パターンの一例を示す斜視図である
。１１・・・基　　　体　　１３・・・熱溶融型接着剤層
１３ａ・・・パターン状の接着剤層１５・・・凸　　　部　　１７・・・ヒートブロック２
１・・・液晶セル　　２３・・・第１の基板２５・・・
第２の基板

Claims

【特許請求の範囲】

１、第１の基板上にパターン状に接着剤層を形成する工
程、この基板と第２の基板とを該接着剤層により接着す
るとともにシール部を形成する工程を有する液晶表示素
子の製造方法において、前記接着剤層の形成を基体上に
形成された熱溶融型接着剤の溶融熱転写により行うこと
を特徴とする液晶表示素子の製造方法。