JPS629160Y2 - - Google Patents
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- JPS629160Y2 JPS629160Y2 JP17082981U JP17082981U JPS629160Y2 JP S629160 Y2 JPS629160 Y2 JP S629160Y2 JP 17082981 U JP17082981 U JP 17082981U JP 17082981 U JP17082981 U JP 17082981U JP S629160 Y2 JPS629160 Y2 JP S629160Y2
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- JP
- Japan
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- vehicle
- frame
- rear bumper
- bending point
- impact load
- Prior art date
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Links
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- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 2
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Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
考案の技術分野
本考案は車輛用リアバンパ構造に係り、特に追
突等により車輛後尾に加わる大きな衝撃荷重を緩
衝しつつ吸収できると共に、リアバンパ周辺のフ
レーム等の車輛構造を破損から保護し得、可及的
に車輛構造の安全性、信頼性を向上することがで
きる車輛用リアバンパ構造に関するものである。
突等により車輛後尾に加わる大きな衝撃荷重を緩
衝しつつ吸収できると共に、リアバンパ周辺のフ
レーム等の車輛構造を破損から保護し得、可及的
に車輛構造の安全性、信頼性を向上することがで
きる車輛用リアバンパ構造に関するものである。
従来技術
一般に車輛には、これに前後方向から加わる衝
撃荷重を受けて車輛自体の破損を防止すべくその
前後端に各々バンパが設けられているが、近年こ
れらバンパを、衝突事故時等の安全装置として機
能させるべく懸案されている。
撃荷重を受けて車輛自体の破損を防止すべくその
前後端に各々バンパが設けられているが、近年こ
れらバンパを、衝突事故時等の安全装置として機
能させるべく懸案されている。
従来、この種の車輛用リアバンパ構造として
は、第1図に示すものが知られている。車輛aに
は、その骨組として長手方向に沿つてフレームb
が設けられ、このフレームbの後尾、即ち車輛後
尾cには、その幅方向に沿つて適宜間隔でステd
…が並設されている。これらステd…には、車輛
aの幅方向に沿つて板状のリアバンパeが架設さ
れて追突等により車輛後尾cに加わる衝撃荷重を
それ全体で受けるように構成されていた。
は、第1図に示すものが知られている。車輛aに
は、その骨組として長手方向に沿つてフレームb
が設けられ、このフレームbの後尾、即ち車輛後
尾cには、その幅方向に沿つて適宜間隔でステd
…が並設されている。これらステd…には、車輛
aの幅方向に沿つて板状のリアバンパeが架設さ
れて追突等により車輛後尾cに加わる衝撃荷重を
それ全体で受けるように構成されていた。
従来技術の問題点
ところで従来の車輛用リアバンパ構造にあつて
は、以下のような問題点があつた。
は、以下のような問題点があつた。
衝突時に加わる衝撃荷重が大きなものであるに
も拘わらず、単に板材たるリアバンバe、及びス
テd…をフレームbに順次接合しただけであつた
ため、その構造は比較的脆弱で衝撃荷重を支承し
得ず容易に変形、破損される。
も拘わらず、単に板材たるリアバンバe、及びス
テd…をフレームbに順次接合しただけであつた
ため、その構造は比較的脆弱で衝撃荷重を支承し
得ず容易に変形、破損される。
特に、トラツク等の大型車輛にあつては、これ
に追突した小型車輛がリアバンパeを変形乃至破
損させることにより、大型車輛の下方空間に侵入
して激しく破損され可及的に人身が危険に晒され
る可能性があつた。
に追突した小型車輛がリアバンパeを変形乃至破
損させることにより、大型車輛の下方空間に侵入
して激しく破損され可及的に人身が危険に晒され
る可能性があつた。
これに対処すべく近年、小型乗用車に対して
は、ウレタンバンパ(衝撃荷重の加わる方向に沿
つてバンパとステとの間にウレタンフオーム等の
緩衝部材を介設したもの)等の衝撃吸収バンパが
採用されてきているが、これは構造が複雑であ
り、可及的にコストアツプを誘引していた。
は、ウレタンバンパ(衝撃荷重の加わる方向に沿
つてバンパとステとの間にウレタンフオーム等の
緩衝部材を介設したもの)等の衝撃吸収バンパが
採用されてきているが、これは構造が複雑であ
り、可及的にコストアツプを誘引していた。
尚、関連する技術として、「トラツクのリヤバ
ンパ」(実開昭56−132144号公報)が提案されて
いる。
ンパ」(実開昭56−132144号公報)が提案されて
いる。
考案の目的
本考案は従来の車輛用リアバンパ構造の問題点
に鑑み、これを一挙に且つ有効に解決すべく創案
されたものである。
に鑑み、これを一挙に且つ有効に解決すべく創案
されたものである。
本考案の目的は、追突時により車輛後尾に加わ
る衝撃荷重を多方向に分散させることにより、そ
の衝撃荷重を緩衝吸収することができると共に、
車輛構造に直に衝撃荷重が加わるのを抑止してこ
れを破損から保護し得、可及的に車輛構造の安全
性、信頼性を向上することができる車輛用リアバ
ンパ構造を提供することにある。
る衝撃荷重を多方向に分散させることにより、そ
の衝撃荷重を緩衝吸収することができると共に、
車輛構造に直に衝撃荷重が加わるのを抑止してこ
れを破損から保護し得、可及的に車輛構造の安全
性、信頼性を向上することができる車輛用リアバ
ンパ構造を提供することにある。
考案の実施例
以下に本考案に係る車輛用リアバンパ構造の好
適一実施例を添付図面に従つて詳述する。
適一実施例を添付図面に従つて詳述する。
第2図及び第3図に示すごとく、車輛後部1に
は、車輛全体の骨組を形成し且つリアボデイが備
えられて比較的高い剛性を有するフレーム2が並
行に延長されると共に、その後端部3と反対側の
車輛内側には、車輛駆動手段たる後輪4等がその
幅方向に沿つて設けられている。そして、これら
後輪4側と車輛後端部3との間でそれぞれのフレ
ーム2には、その長手方向に沿つて下方に本考案
の特長とする緩衝部材5が並設される。これら緩
衝部材5は、比較的剛性の高い一連のパイプ材で
形成され、その先端部6は、車輛後端部3外方で
その幅方向に沿つて折曲されて形成される。これ
ら先端部6には、衝撃荷重を受けて緩衝部材5に
伝えるリアバンパ7が各々に亘つて架設されてい
る。他方、これら緩衝部材5の基端部8は、後輪
4側でフレーム2に枢支される。更に詳述する
と、第4図及び第5図に示すごとく、基端部8
は、フレーム2の下面2aに設けられた断面逆U
字状のブラケツト9にフレーム2の幅方向に沿つ
て回転自在に架設された円筒部材10に接合さ
れ、これを枢支点13としてフレーム2に接続さ
れている。
は、車輛全体の骨組を形成し且つリアボデイが備
えられて比較的高い剛性を有するフレーム2が並
行に延長されると共に、その後端部3と反対側の
車輛内側には、車輛駆動手段たる後輪4等がその
幅方向に沿つて設けられている。そして、これら
後輪4側と車輛後端部3との間でそれぞれのフレ
ーム2には、その長手方向に沿つて下方に本考案
の特長とする緩衝部材5が並設される。これら緩
衝部材5は、比較的剛性の高い一連のパイプ材で
形成され、その先端部6は、車輛後端部3外方で
その幅方向に沿つて折曲されて形成される。これ
ら先端部6には、衝撃荷重を受けて緩衝部材5に
伝えるリアバンパ7が各々に亘つて架設されてい
る。他方、これら緩衝部材5の基端部8は、後輪
4側でフレーム2に枢支される。更に詳述する
と、第4図及び第5図に示すごとく、基端部8
は、フレーム2の下面2aに設けられた断面逆U
字状のブラケツト9にフレーム2の幅方向に沿つ
て回転自在に架設された円筒部材10に接合さ
れ、これを枢支点13としてフレーム2に接続さ
れている。
これら緩衝部材5の先端部6と基端部8との間
は、リアバンパ7に加わる主に水平方向の衝撃荷
重を分散させて緩衝吸収すべく順次屈曲されて形
成される。即ち、緩衝部材5の先端部6側(以
下、第1の腕部11という。)は、これに備えら
れたリアバンパ7をフレーム2下方に位置させる
べく傾斜させて屈曲されると共に、その屈曲点1
2をフレーム下面2aに摺動自在に当接させ、他
方この屈曲点12と基端部8側の枢支点13との
間(以下、第2の腕部14という。)は、フレー
ム2の下方で屈曲されて形成されている。そし
て、第6図に示すごとく、リアバンパ7に衝撃荷
重が加わると、この荷重は傾斜された第1の腕部
11に沿う分力Aと、これに垂直な方向に向かう
分力Bとに分解されることになる。そして、分力
Aはフレーム下面2aに当接された屈曲点12を
後輪4側へ付勢しつつ、屈曲点12をフレーム下
面2aに押圧してこれらの間に摩擦力Cを発生さ
せると共に、狭められる屈曲点12と枢支点13
との間で、屈曲された第2の腕部14をさらに屈
曲させるべく、枢支点13を中心としてフレーム
2下方に回動させて、第2の腕部14にこれに反
する反発力Dを発生させ、これらによつて相殺さ
れることになる。他方、分力Bは、フレーム下面
2aに沿つて水平移動される屈曲点12を支点と
して、後述するガイド部材15により、第1の腕
部11をフレーム2下方へ回動乃至屈曲させる回
転モーメントEを発生させ、リアバンパ7に追突
した図示されない車輛等を介して路面に伝えられ
て吸収されることになる。ガイド部材15は、第
7図に示すごとく、フレーム側部2cに固設され
た円筒部材16に軸支される円環部材17と、第
1の腕部11の途中に固設されフレーム2に沿つ
て並設された緩衝部材5を連結する第1の連結棒
18に軸支された円環部材19との間に介設さ
れ、水平移動される屈曲点12に追従させつつ回
転モーメントEに応じて第1の腕部11を強制的
に回動乃至屈曲させるべくフレーム側部2c側を
支点として回動されるように構成される。
は、リアバンパ7に加わる主に水平方向の衝撃荷
重を分散させて緩衝吸収すべく順次屈曲されて形
成される。即ち、緩衝部材5の先端部6側(以
下、第1の腕部11という。)は、これに備えら
れたリアバンパ7をフレーム2下方に位置させる
べく傾斜させて屈曲されると共に、その屈曲点1
2をフレーム下面2aに摺動自在に当接させ、他
方この屈曲点12と基端部8側の枢支点13との
間(以下、第2の腕部14という。)は、フレー
ム2の下方で屈曲されて形成されている。そし
て、第6図に示すごとく、リアバンパ7に衝撃荷
重が加わると、この荷重は傾斜された第1の腕部
11に沿う分力Aと、これに垂直な方向に向かう
分力Bとに分解されることになる。そして、分力
Aはフレーム下面2aに当接された屈曲点12を
後輪4側へ付勢しつつ、屈曲点12をフレーム下
面2aに押圧してこれらの間に摩擦力Cを発生さ
せると共に、狭められる屈曲点12と枢支点13
との間で、屈曲された第2の腕部14をさらに屈
曲させるべく、枢支点13を中心としてフレーム
2下方に回動させて、第2の腕部14にこれに反
する反発力Dを発生させ、これらによつて相殺さ
れることになる。他方、分力Bは、フレーム下面
2aに沿つて水平移動される屈曲点12を支点と
して、後述するガイド部材15により、第1の腕
部11をフレーム2下方へ回動乃至屈曲させる回
転モーメントEを発生させ、リアバンパ7に追突
した図示されない車輛等を介して路面に伝えられ
て吸収されることになる。ガイド部材15は、第
7図に示すごとく、フレーム側部2cに固設され
た円筒部材16に軸支される円環部材17と、第
1の腕部11の途中に固設されフレーム2に沿つ
て並設された緩衝部材5を連結する第1の連結棒
18に軸支された円環部材19との間に介設さ
れ、水平移動される屈曲点12に追従させつつ回
転モーメントEに応じて第1の腕部11を強制的
に回動乃至屈曲させるべくフレーム側部2c側を
支点として回動されるように構成される。
なお、第2図及び第3図に示すごとく第2の腕
部14の屈曲点12側には、上記第1の連結棒1
8と並行に第2の連結棒20が固設され、並設さ
れた緩衝部材5同士の互いの動作を緩衝しつつ全
体として衝撃荷重を緩衝吸収して、一方にのみ過
大な座屈応力が発生して破損されるのを防止する
ように構成される。
部14の屈曲点12側には、上記第1の連結棒1
8と並行に第2の連結棒20が固設され、並設さ
れた緩衝部材5同士の互いの動作を緩衝しつつ全
体として衝撃荷重を緩衝吸収して、一方にのみ過
大な座屈応力が発生して破損されるのを防止する
ように構成される。
以上の構成の作用について述べる。
追突等によりリアバンパ7に衝撃荷重が加わる
と、第6図に示すごとく、緩衝部材5は、この荷
重をフレーム2側より下方に傾斜された第1の腕
部11をフレーム下面2aに押し上げつつこれに
沿つて屈曲点12を水平方向に移動させる分力A
と、移動される屈曲点12を支点としてガイド部
材15により第1の腕部11を回動乃至屈曲させ
る回転モーメントEとして作用する分力Bとに分
散させることになる。
と、第6図に示すごとく、緩衝部材5は、この荷
重をフレーム2側より下方に傾斜された第1の腕
部11をフレーム下面2aに押し上げつつこれに
沿つて屈曲点12を水平方向に移動させる分力A
と、移動される屈曲点12を支点としてガイド部
材15により第1の腕部11を回動乃至屈曲させ
る回転モーメントEとして作用する分力Bとに分
散させることになる。
例えば、衝撃荷重が比較的小さい場合には、緩
衝部材5は分散された第1の腕部11に沿う分力
Aをこれがフレーム2を押し上げることにより屈
曲点12とフレーム下面2aとの間に生じる摩擦
力Cと第2の腕部14に生じる反発力Dによつて
緩衝吸収することができ、また第1の腕部11
は、屈曲点12が殆ど移動されず、回転モーメン
トEも小さいため回動乃至屈曲されない。
衝部材5は分散された第1の腕部11に沿う分力
Aをこれがフレーム2を押し上げることにより屈
曲点12とフレーム下面2aとの間に生じる摩擦
力Cと第2の腕部14に生じる反発力Dによつて
緩衝吸収することができ、また第1の腕部11
は、屈曲点12が殆ど移動されず、回転モーメン
トEも小さいため回動乃至屈曲されない。
他方、比較的大きな衝撃荷重が加わつた場合に
は、第8図に示すごとく、屈曲点12はフレーム
2を押し上げつつ摩擦力Cを生じさせてフレーム
下面2aを移動し、第2の腕部14の反発力Dを
誘引してこれを漸次座屈させつつ第1の腕部11
に沿う分力Aを緩衝吸収すると共に、ガイド部材
15を強制的に回動して第1の腕部11をフレー
ム2下方に回動乃至屈曲させ追突した車輛等を介
して回転モーメントEとして作用する分力Bを路
面に吸収させることになる。これに際して、第1
の腕部11が回動乃至屈曲することにより水平方
向に加わる衝撃荷重と、これを受けるリアバンパ
7を備えた第1の腕部11とのなす角が漸次大き
くなるため、フレーム2を押し上げるべく第1の
腕部11に沿つて作用する分力Aは減少すると共
に、これに垂直な分力Bが増加し、第1の腕部1
1の回転乃至屈曲作用を助長して衝撃荷重を路面
に十分に吸収させることになる。
は、第8図に示すごとく、屈曲点12はフレーム
2を押し上げつつ摩擦力Cを生じさせてフレーム
下面2aを移動し、第2の腕部14の反発力Dを
誘引してこれを漸次座屈させつつ第1の腕部11
に沿う分力Aを緩衝吸収すると共に、ガイド部材
15を強制的に回動して第1の腕部11をフレー
ム2下方に回動乃至屈曲させ追突した車輛等を介
して回転モーメントEとして作用する分力Bを路
面に吸収させることになる。これに際して、第1
の腕部11が回動乃至屈曲することにより水平方
向に加わる衝撃荷重と、これを受けるリアバンパ
7を備えた第1の腕部11とのなす角が漸次大き
くなるため、フレーム2を押し上げるべく第1の
腕部11に沿つて作用する分力Aは減少すると共
に、これに垂直な分力Bが増加し、第1の腕部1
1の回転乃至屈曲作用を助長して衝撃荷重を路面
に十分に吸収させることになる。
このように本考案に係る車輛用リアバンパ構造
は、衝撃荷重を分散させ、第1の腕部11に沿う
分力Aを比較的剛性の高いフレーム2を押し上げ
るように作用させて摩擦力Cと反発力Dとによつ
て緩衝でき、従来のごとくフレーム2等の車輛構
造が破損されることはない。また、大きな衝撃荷
重が加わつた際には、緩衝部材5だけでなく第1
の腕部11の回転乃至屈曲作用により路面へも分
散させて十分に緩衝吸収することができ、可及的
に車輛に加わるエネルギを減衰させて破損から保
護することができ、車輛構造の安全性、信頼性を
向上し得ると共に、運転者等に加わるシヨツクも
緩和でき、十分な緩衝機能を発揮する。また、緩
衝部材5は一連のパイプによつて形成され構造が
簡単であり、且つ廉価であると共に、第2の腕部
14や屈曲点12に座屈応力が加わつて多少変形
されても容易に手直しすることができる。
は、衝撃荷重を分散させ、第1の腕部11に沿う
分力Aを比較的剛性の高いフレーム2を押し上げ
るように作用させて摩擦力Cと反発力Dとによつ
て緩衝でき、従来のごとくフレーム2等の車輛構
造が破損されることはない。また、大きな衝撃荷
重が加わつた際には、緩衝部材5だけでなく第1
の腕部11の回転乃至屈曲作用により路面へも分
散させて十分に緩衝吸収することができ、可及的
に車輛に加わるエネルギを減衰させて破損から保
護することができ、車輛構造の安全性、信頼性を
向上し得ると共に、運転者等に加わるシヨツクも
緩和でき、十分な緩衝機能を発揮する。また、緩
衝部材5は一連のパイプによつて形成され構造が
簡単であり、且つ廉価であると共に、第2の腕部
14や屈曲点12に座屈応力が加わつて多少変形
されても容易に手直しすることができる。
更に、本考案に係るリアバンパ構造は、これを
大型車輛に採用した場合、これに比較的小さな車
輛が追突した際に緩衝荷重に従つて第1の腕部1
1がフレーム2下方に回転乃至屈曲することによ
り、小型車輛が大型車輛下方の空間に侵入して激
しく破損されるのを阻止でき、人身を保護する安
全装置としても機能し得る。
大型車輛に採用した場合、これに比較的小さな車
輛が追突した際に緩衝荷重に従つて第1の腕部1
1がフレーム2下方に回転乃至屈曲することによ
り、小型車輛が大型車輛下方の空間に侵入して激
しく破損されるのを阻止でき、人身を保護する安
全装置としても機能し得る。
なお、本考案は上記実施例に限定されるもので
はなく、要旨を変更しない範囲で種々に変形して
実施し得ることは勿論である。
はなく、要旨を変更しない範囲で種々に変形して
実施し得ることは勿論である。
考案の効果
以上要するに本考案によれば以下のごとき優れ
た効果を発揮する。
た効果を発揮する。
(1) 衝撃荷重を受けるリアバンパを備える第1の
腕部をフレーム下方に傾斜させて屈曲させ、そ
の屈曲点をフレーム下面に当接させ、更に屈曲
点と枢支点との間を屈曲させて第2の腕部で構
成した緩衝部材に、その第1の腕部を屈曲点の
水平移動に従つて回動させるガイド部材を設け
たことにより、衝撃荷重を分散させることがで
きるので、第1の腕部に沿つてフレームを押し
上げる分力を屈曲点の摩擦力と第2の腕部の反
発力で緩衝吸収し得、且つ第1の腕部に垂直な
分力を第1の腕部の回転乃至屈曲作用により路
面に吸収させることができ、可及的に車輛構造
に加わるエネルギを減衰させてその安全性、信
頼性の向上を達成し得ると共に、運転者等に加
わるシヨツクも緩和でき、十分な緩衝機能を発
揮する。
腕部をフレーム下方に傾斜させて屈曲させ、そ
の屈曲点をフレーム下面に当接させ、更に屈曲
点と枢支点との間を屈曲させて第2の腕部で構
成した緩衝部材に、その第1の腕部を屈曲点の
水平移動に従つて回動させるガイド部材を設け
たことにより、衝撃荷重を分散させることがで
きるので、第1の腕部に沿つてフレームを押し
上げる分力を屈曲点の摩擦力と第2の腕部の反
発力で緩衝吸収し得、且つ第1の腕部に垂直な
分力を第1の腕部の回転乃至屈曲作用により路
面に吸収させることができ、可及的に車輛構造
に加わるエネルギを減衰させてその安全性、信
頼性の向上を達成し得ると共に、運転者等に加
わるシヨツクも緩和でき、十分な緩衝機能を発
揮する。
(2) 大型車輛に比較的小さな車輛が追突した際に
は、その衝撃荷重によつて第1の腕部がフレー
ム下方に回動乃至屈曲するので、小型車輛が車
輛下方の空間に侵入して激しく破損されるのを
阻止でき、可及的に人身を保護する安全装置と
しても機能し得る。
は、その衝撃荷重によつて第1の腕部がフレー
ム下方に回動乃至屈曲するので、小型車輛が車
輛下方の空間に侵入して激しく破損されるのを
阻止でき、可及的に人身を保護する安全装置と
しても機能し得る。
(3) 構造が簡単であり、且つ廉価に形成できるの
で容易に採用し得ると共に、破損されても容易
に手直しできる。
で容易に採用し得ると共に、破損されても容易
に手直しできる。
第1図は従来の車輛用リアバンパ構造を示す側
面図、第2図は本考案に係る車輛用リアバンパ構
造の好適一実施例を示す平面図、第3図はその側
面図、第4図は第3図における−線矢視図、
第5図は第4図における−線矢視図、第6図
は本考案に係る車輛用リアバンパ構造の構成を示
す概略図、第7図は第3図における−線矢視
図、第8図は本考案に係る車輛用リアバンパ構造
の作動状態を示す概略図である。 図中、2はフレーム、3は車輛後端部、5は緩
衝部材、6はその先端部、7はリアバンパ、8は
緩衝部材の基端部、12は屈曲点、13は枢支
点、15はガイド部材である。
面図、第2図は本考案に係る車輛用リアバンパ構
造の好適一実施例を示す平面図、第3図はその側
面図、第4図は第3図における−線矢視図、
第5図は第4図における−線矢視図、第6図
は本考案に係る車輛用リアバンパ構造の構成を示
す概略図、第7図は第3図における−線矢視
図、第8図は本考案に係る車輛用リアバンパ構造
の作動状態を示す概略図である。 図中、2はフレーム、3は車輛後端部、5は緩
衝部材、6はその先端部、7はリアバンパ、8は
緩衝部材の基端部、12は屈曲点、13は枢支
点、15はガイド部材である。
Claims (1)
- 車輛後端部に加わる衝撃荷重を緩衝すべく設け
られた車輛用リアバンパ構造において、上記車輛
の長手方向に沿つて設けられたフレームの下方
に、これに沿つて設けられその基端部がその全体
を上記フレーム下方に回動させるべく枢支され先
端部が上記車輛後端部に延出され且つ上記衝撃荷
重を受けるリアバンパを有し、該リアバンパをそ
の下方に位置させるべく傾斜させて屈曲させ、該
屈曲点を上記フレームの下部に当接させると共に
上記屈曲点と上記枢支点とを結ぶ間を上記フレー
ムより下方に位置させるべく屈曲させた緩衝部材
と、上記屈曲点と上記リアバンパとを結ぶ傾斜し
た緩衝部材を上記屈曲点を支点として上記フレー
ムの下方に回動させるためのガイド部材とを備え
て、上記リアバンパが受ける衝撃荷重を上記フレ
ームを押し上げる分力と上記傾斜した緩衝部材を
フレーム下方に回動させる分力とに分散しつつ、
これらを上記屈曲点の摩擦力、上記屈曲させた緩
衝部材の反発力及び回動される上記傾斜した緩衝
部材の押下力で緩衝するように構成したことを特
徴とする車輛用リアバンパ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17082981U JPS5875146U (ja) | 1981-11-18 | 1981-11-18 | 車輛用リアバンパ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17082981U JPS5875146U (ja) | 1981-11-18 | 1981-11-18 | 車輛用リアバンパ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5875146U JPS5875146U (ja) | 1983-05-20 |
JPS629160Y2 true JPS629160Y2 (ja) | 1987-03-03 |
Family
ID=29962775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17082981U Granted JPS5875146U (ja) | 1981-11-18 | 1981-11-18 | 車輛用リアバンパ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5875146U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7298058B2 (ja) * | 2019-03-26 | 2023-06-27 | ダイハツ工業株式会社 | 車両用操舵装置 |
-
1981
- 1981-11-18 JP JP17082981U patent/JPS5875146U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5875146U (ja) | 1983-05-20 |
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