JPS629149Y2 - - Google Patents

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JPS629149Y2
JPS629149Y2 JP16674681U JP16674681U JPS629149Y2 JP S629149 Y2 JPS629149 Y2 JP S629149Y2 JP 16674681 U JP16674681 U JP 16674681U JP 16674681 U JP16674681 U JP 16674681U JP S629149 Y2 JPS629149 Y2 JP S629149Y2
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JP
Japan
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engine
clutch
hydraulic drive
drive mechanism
main clutch
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JP16674681U
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JPS5870925U (ja
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  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、農用トラクタ等の走行機体における
エンジン始動装置に関するものである。
一般に、この種走行機体には、エンジン始動時
に機体が誤つて走行しないようにするため、主ク
ラツチを切らなければスタータが作動しないよう
に構成した安全スイツチを設けたものがあるが、
作業時において主クラツチを切つた状態でも作業
機等の油圧操作ができるようにするため、油圧ポ
ンプ等の油圧駆動機構を、歯車伝動機構等の動力
伝動機構を介してエンジンの駆動軸に直結せしめ
ている。従つて、エンジンの始動時にはスタータ
で油圧駆動機構をも同時に駆動させなければなら
ず、しかも今日、複数の油圧駆動機構を多用化し
ていることが多く、また寒冷地等においてはオイ
ルの粘度も高くなるため、エンジン始動時の負荷
が大となつて、低容量のスタータではエンジン始
動ができず、高容量のスタータを用いたりする等
の特別仕様にしなければならなかつた。
本考案は、上記の如き実状に鑑みこれらの欠点
を一掃すべく創案されたものであつて、エンジン
の通常作動時には、主クラツチの断続操作にかか
わらず油圧駆動機構を駆動できるものでありなが
ら、エンジンの始動作動を、油圧駆動機構を駆動
せしめることなくできるようにして、エンジン始
動時の負荷を軽減し、汎用仕様である低容量のス
タータであつても確実なエンジンの始動作業を行
なうことができる走行機体におけるエンジン始動
装置を提供することを目的としたものである。
本考案の構成を、図面に示された一実施例に基
いて説明すれば、1は農用トラクタの走行機体で
あつて、該走行機体1は、主クラツチペタル2の
踏込操作によつてボンネツト3内に内蔵したエン
ジン4からトランスミツシヨン5への動力伝動を
断続操作できるようになつている。エンジン4の
クランク駆動軸4aは歯車伝動機構6を介して油
圧駆動機構7を構成する油圧ポンプ8の駆動軸8
aに連動連結されているが、歯車伝動機構6には
ソレノイド9aを内蔵した本実施例のクラツチ機
構である電磁クラツチ9が介在してある。10は
油タンク、11は油圧シリンダである。
前記主クラツチペダル2のボス部には作動片1
2aが突設してあつて、作動片12aは、主クラ
ツチペダル2の操込操作に連繋してスタータモー
タ4bと電磁クラツチ9を作動せしめる安全スイ
ツチ12をON−OFFするようになつている。第
3図に上記スイツチ12、電磁クラツチ9を含め
たエンジン始動係統の電気回路図を示したが、走
行機体1の運転操作盤13に設けた始動スイツチ
14には、バツテリ15に直結したバツテリ端子
B、前照灯16等の電装品への回路に接続された
電装品端子IG、スタータ17に接続されたスタ
ータ端子ST及びグローランプ18、グロープラ
グ19に接続されたグロー端子G1,G2が設け
られている。そして、バツテリ端子Bは、キー2
0を始動スイツチ14に着脱可能なOFF位置で
はどの端子とも非接続状態にあるが、キー20を
予熱(HEAT)位置に操作するとグロー端子G
1,G2と接続し、ON位置に操作すると電装品
端子IGと接続し、始動(START)位置に操作す
るとグロー端子G1,G2及びスタータ端子ST
に接続するようになつている。電磁クラツチ9と
スタータモータ4bとは、スタータ端子STから
の回路に並列の関係で接続してあつて、常時開成
状態の安全スイツチ12を主クラツチペダルの踏
込み操作で閉成せしめてスタータモータ4bを作
動せしめると同時に電磁クラツチ9を作動せしめ
て歯車伝動機構6の動力伝動を断つようになつて
いる。
次に、叙述の如く構成した本考案の作用につい
て説明する。主クラツチペダル2を踏込むと、主
クラツチ2aは切れてトランスミツシヨン5への
動力伝動は断たれることになるが、それと同時に
安全スイツチ12も閉成状態となる。そこで、エ
ンジン4を始動するには、安全スイツチ12を閉
成せしめる主クラツチペダル2の踏込状態でキー
20を始動スイツチ14に差込んでOFF位置か
ら始動位置に操作すればよい。即ち、キー20を
始動位置に操作すると、バツテリ端子Bは、グロ
ー端子G1,G2及びスタータ端子STに接続
し、グローランプ18及びグロープラグ19に通
電されるとともに、閉成された安全スイツチ12
を介してスタータモータ4b及び電磁クラツチ9
に通電される。このためスタータモータ4bが作
動してエンジン4を始動せしめることになるが、
このとき、電磁クラツチ9も作動して歯車伝動機
構6の動力伝動を断つため、エンジン4は、トラ
ンスミツシヨン5側はもちろん、油圧駆動機構7
からも自由となつた状態で始動作動されることに
なる。従つて、スタータモータ4bは低容量のも
のであつても確実なエンジン始動を行なうことが
できる。
そして、エンジン4が始動したならば、キー2
0を手離してON位置に位置せしめる。主クラツ
チペダル2の踏込み解除による安全スイツチ12
の開成あるいはキー20のON位置移動に伴うバ
ツテリ端子Bとスタータ端子STとの非接続によ
つてスタータモータ4bと電磁クラツチ9への通
電は停止されて、スタータモータ4bの始動作動
は停止し、電磁クラツチ12は歯車伝動機構の動
力伝動を接続せしめ、油圧ポンプ8の駆動軸8a
は駆動状態となり、通常の機体走行と油圧駆動機
構7による作業等の油圧操作とを行なうことがで
きる。この様な通常作業時において、主クラツチ
2aの断続操作をしても、キー20はON位置に
あつてバツテリ端子Bとスタータ端子STとは非
接続状態になつているため電磁クラツチ9は作動
せず、歯車伝動機構6の動力伝動を断つことはな
い。従つて、油圧駆動機構7は、主クラツチ2a
の断続にかかわらず作動せしめることができる。
以上要するに、本考案は、エンジンに油圧駆動
機構を直結すると共に、エンジンの始動回路中
に、主クラツチの断操作に連繋して閉成しエンジ
ンを始動可能状態に切換える安全スイツチを設け
た走行機体において、上記油圧駆動機構への動力
伝動経路中に、動力伝動を断続するクラツチ機構
を介在せしめ、該クラツチ機構を、前記安全スイ
ツチに連動連結せしめて主クラツチの断操作を伴
なうエンジンの始動作動に連繋して油圧駆動機構
への動力を断つように構成してあることから、エ
ンジンを始動せしめる際に必要となる主クラツチ
の断操作に伴う安全スイツチの閉成によつてクラ
ツチ機構は動力断状態となる結果、エンジンは、
直結した油圧駆動機構からは自由な状態で始動さ
れることになつて、油圧駆動機構を多用したり寒
冷地のためオイル粘度が高くなつてもこれらに影
響されることなく低容量のスタータで確実に始動
することができる。しかも、電磁クラツチは、始
動回路中の安全スイツチに連動連結しているた
め、始動回路中に電流が通じない通常のエンジン
駆動時にあつては主クラツチを切つてもクラツチ
機構が作動することがなく、従つて、主クラツチ
の断続操作にかかわりなく油圧駆動機構を作動で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る走行機体におけるエンジ
ン始動装置の一実施例を示したものであつて、第
1図は農用トラクタの全体側面図、第2図は要部
系統図、第3図は始動回路図、第4図は始動スイ
ツチの正面図である。 図中、2aは主クラツチ、4はエンジン、6は
歯車伝動機構、7は油圧駆動機構、9は電磁クラ
ツチ、12は安全スイツチである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンに油圧駆動機構を直結すると共に、エ
    ンジンの始動回路中に、主クラツチの断操作に連
    繋して閉成しエンジンを始動可能状態に切換える
    安全スイツチを設けた走行機体において、上記油
    圧駆動機構への動力伝動経路中に、動力伝動を断
    続するクラツチ機構を介在せしめ、該クラツチ機
    構を、前記安全スイツチに連動連結せしめて主ク
    ラツチの断操作を伴なうエンジンの始動作動に連
    繋して油圧駆動機構への動力を断つように構成し
    てあることを特徴とする走行機体におけるエンジ
    ン始動装置。
JP16674681U 1981-11-07 1981-11-07 走行機体におけるエンジン始動装置 Granted JPS5870925U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16674681U JPS5870925U (ja) 1981-11-07 1981-11-07 走行機体におけるエンジン始動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16674681U JPS5870925U (ja) 1981-11-07 1981-11-07 走行機体におけるエンジン始動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5870925U JPS5870925U (ja) 1983-05-13
JPS629149Y2 true JPS629149Y2 (ja) 1987-03-03

Family

ID=29958885

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JP16674681U Granted JPS5870925U (ja) 1981-11-07 1981-11-07 走行機体におけるエンジン始動装置

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JPS5870925U (ja) 1983-05-13

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