JPS6291394A - 船のバラスト注排液装置 - Google Patents

船のバラスト注排液装置

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JPS6291394A
JPS6291394A JP10572885A JP10572885A JPS6291394A JP S6291394 A JPS6291394 A JP S6291394A JP 10572885 A JP10572885 A JP 10572885A JP 10572885 A JP10572885 A JP 10572885A JP S6291394 A JPS6291394 A JP S6291394A
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ballast
valve
central duct
ship
tank
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ジヨージ トーマス リチヤードソン キヤンベル
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は船(vessels)のバラスト装置に関する
。より具体的には本発明は、別個に吸い上げポンプを必
要としないでバラストタンクからバラスト液を汲み」二
げ、ポンプを用いないでバラストを排水する装置に関す
る。
〔従来の技術〕
バラストタンクは船の二重底構造の内部に設けているも
のもあれば、ディープタンク、上ウィングタンク、サイ
ドタンク、サイドホッパータンクのような別のタンクを
バラストタンクとして配置し、これらのうち幾つかのタ
ンクを船の水面以下に、場合によっては水面を超えて配
備するものもある。バラストタンクは水で満たすことも
できるし或は又、液体の荷役を収容することもできる。
現在用いられている多(のバラスト装置は、各々のバラ
ストタンクや仕切室に配管、バルブ等を別個に設け、少
なくとも1個の独立したバラストポンプに繋いでいる。
今日のバラスト装置には通常、独立したサクションポン
プを備える分離した吸上げ装置が含まれており、該ポン
プを配管及びバルブに接続して各々のタンク及び仕切室
から吸い上げ、排水を行なっている。
各々の仕切室の船首尾端部には、単一の導入パイプより
も直径が大きいパイプをエア抜き及びオーバフロー用と
して少なくとも2個形成している。
しかし、この種のベント機構はパイプ中の摩擦損失が大
きいため、バラスト水の取扱いに於て摩擦に伴なう追加
のエネルギーを要する。
更には、バラストをタンク内へ吸い上げる際、バラスト
の仕切り室の構造が過度の圧力によって重大な損傷を受
けるといった事故が数多く発生する。
ドライな荷役船へのバラストの搭載を改良したものとし
て船の二重底の鋼構造に大きな矩形のダクトを一体に形
成したものがある。中央部のダクトが、船の底に沿って
船首側のバラスト水タンクにまで延びている。かかる装
置については1965年10月5日発行の米国特許第3
209715号に記載されている。該特許に示される如
く、中央のダクトは大きなパイプとして作用し、パイプ
の中をポンプによって水を通過させることにより、ダク
ト両側に設けた一連のバラストタンクへの水の出し入れ
が行なわれる。
サクションパイプと導入パイプは、メインダクトの後端
部に形成した短い横ダクトの中に設けられている。バル
ブは個々に遠隔操作が可能であって、ダクトの側部に形
成しており、タンクへの水の出し入れは大部分が該タク
トを通じて行なわれる。タンク内の残水を吸い」二げる
装置が別個に配備されており、水の大部分がタンクから
汲み上げられても通常の配管装置の配管の場合のように
摩擦損失は殆んど起こらないから、標準のバラスト水の
配管装置と比較すると、バラスト水の取扱いに必要なポ
ンプエネルギーを減らすことができる。
中央のダクトはスチール構造で船体構造の補強部材を構
成するから船体重量は増加しない。ダクトは、通常は燃
料油バンカータンクに通じる配管や蒸気加熱パイプにも
適応できるように十分な幅と深さを有している。
中央ダクトは又、必要に応じてバラスト仕切り室として
供され、船首と船尾との釣合いをさほど変えることなく
該ダクトを満たしたり或は空にすることができる。
ダクトをバラストタンクとして用いる場合には、ダクト
は貨物倉(cargo holds)にバラストを容れ
るために用いられる。このために、バラストを容れた各
々の貨物倉には中央ダクトに至る出口を設け、打抜きの
プレートを形成している。更に、中央ダクト頂部の打抜
きプレートの上には、遠隔操作バルブを取り付けて一体
にしている。貨物倉を貨物用に供する場合は、打抜きプ
レートを閉じて密閉状態にすることによって、中央ダク
トから貨物倉の中に水は侵入することができなくなる。
貨物倉のビルジ装置は、貨物倉を貨物用に供する通常の
使用状態では貨物倉の中に分離して設けられる。この分
離したビルジ装置は遮断弁を内蔵しており、貨物倉をバ
ラスト水の仕切室として用いるときは貨物倉のビルジ装
置として用いることができない。貨物倉から中央ダクト
へはダクト頂部のマンホールを経て通じている。中央ダ
クトへの出入りは又、貨物倉が満杯になったとき横ダク
トのマンホールを通じて行なうことができる。中央ダク
トのポンプ装置をタンカーに用いて積荷の油を移動させ
ることもできる。
従来、ダクトの各端部にエヤー通気管を設ける必要があ
った。しかし、本発明の望ましい実施例においては、中
央ダクトの船首側に通気トランクを1個設けるだけであ
る。タンク内が圧力又は真空によって損傷を受けないよ
うにするために、通常は2個以上のエヤー通気管を用い
るのであるが、本発明では通気トランクによってバラス
ト装置全体の通気が行なわれ、バラストタンク当りエヤ
ー通気管を1個用いるだけで可い。この通気トランクは
、バラストタンク内が圧力状態又は真空状態にならない
ようにする通気機構となるだけでなく、貨物倉又は横ダ
クトを通らなくても乾玄甲板から中央ダクトへの通路に
供することができる。
共通のダクト装置を用いた既存のバラスト装置では、タ
ンクからバラスト液を取り出す間ディープバラストタン
ク、或は上ウィングタンクとサイドタンクによってもた
らされる静落差を有効に利用することができない。この
理由は主として、多くのバラスト排水装置ではバラスト
の排水にポンプを用いること、タンク内の液面が船の水
位を超えたときの正の重力落差を有効に利用することが
できないためである。
〔発明の目的〕
本発明は、重力作用の一部とポンプ作用の一部とを利用
することによってバラストを排水するか、或は又、ポン
プ作用によらず重力落差によって部分的に排水するバラ
スト装置を明らかにすることを目的とする。
この二重の排水機構によって、排水は船lr必要とされ
る通常の場合よりも短い時間で行ない、更に必要なエネ
ルギーを減少させることができる。
本発明は、船底近傍の船の長手部分に沿ってバラストタ
ンクの底と水平に及び/又はバラストタンクの底の実質
的な下側を延びる中央ダクトを用いた装置であって、中
央ダクトのダクトとバラストタンクとの間にはバルブを
配備し、バラスト汲上げ装置を全く用いないでタンクの
バラストを排水することのできるバラスト装置を明らか
にすることを更に目的とする。
本発明は、中央ダクトを用い該ダクトの一端には1個の
垂直な通気トランク接続し、各々のバラストタンクには
1個のエヤー通気管を用いるだけで乾玄甲板から中央ダ
クトへの通路を形成することのできるバラスト装置を明
らかにすることを更に目的とする。単一の垂直な通気ト
ランクは、バラストポンプによってバラストタンクが満
杯となってもタンク内に圧力がかかりすぎないようにす
る。
本発明の望ましい実施例においては、共通の横パイプを
船の両側部を横切らせて吸入口を設けているから、船に
バラストを注水するための低位海水吸入口を用いなくて
すむ。低位海水吸入口の場合、泥が装置の中に入ること
もあり得るが、入口を両側部に設けた場合、船が傾いて
も或は横揺れしても流入する水の流れは一定に維持され
る。
本発明は、船のバラスト装置において、中央ダクトを船
底の長さ部分に沿って配備し、船内には複数のバラスト
タンクを該タンクの底部が中央ダクトの底部より下にな
らないようにして該中央ダクトに隣接して設け、液体を
中央ダクトに供給する手段と液体を中央ダクトから排出
する手段とを備えており、排出装置を改良するものであ
って、該装置は各タンクと中央ダクトとの間に少なくと
も1個のバルブを備え、バルブはタンクを満たすととも
に他にドレン装置がなくとも各タンクのドレン抜きを略
完全に行なうことができ、各バルブの開閉を遠隔制御に
よって行なうことができる手段を備えている。
本発明の別の実施例において、各タンクのバルブはバラ
ストタンクと中央タクトとの間の垂直な壁部材の基部に
配置している。バラストタンクには中央ダクトの各側部
に複数個の二重底のノくラストタンクと、中央ダクト−
1一方に少なくとも1個の深水バラストタンクが含まれ
ているのが望ましい。
別の実施例において、二重底のバラストタンク上方に複
数の上ウィングタンクを設け、該上ウィングタンクの各
々はパイプによって二重底のバラストタンクの1つと連
結するとbもに、該タンクの各々に通気口(ベント)を
設け上ウィングタンクと二重底バラストタンクが圧力状
態或は真空状態になるのを防ぐ。通気口の一実施例とし
て、一本の通気管を各々の上ウィングタンクの略中央部
から船の乾玄甲板1一方の出口にまで延長させたものが
提案される。
バルブは開口を備え、該開口は底縁部(ボトムリップ)
をバラストタンクの底部と略同じ線上に揃えた滑り弁が
望ましい。滑り弁の一実施例として、ゲートをバルブの
開口の上を滑動可能に配備し、くさび状の横フレームに
よってバルブが閉じたときにバルブ開1]の上のゲート
をシールすることのできるものを示している。
望ましい実施例においては、ゲートは油圧シリンダー駆
動手段によって移動し、ピストンが伸びてバルブを開け
、ピストンが後退してバルブを閉じるようにしている。
更に又、本発明は、船のバラスト装置であって、該装置
は船底の長手部分に沿って延びる中央ダクトと、該中央
ダクト近傍に設けて底部が中央ダクトの底よりも下方に
ならないようにした複数のバラストタンクと、各々のタ
ンクと中央ダクトの間に設けた少なくとも1個のバルブ
と、遠隔制御によって各々のバルブを開閉する手段とを
含んでおり、注排水装置は横ダクトを中央ダクトに繋ぎ
、横ダクトは第1の吸込口をバラストポンプに連結し、
バルブ操作装置によって第1の吸込口から第1の船外排
出部へと液体を吸い−1−げてバラスト水を除去し、液
体サクション用の主ラインから前記第1の吸込口へと液
体を吸い−1−げてバラスト水を入れ一横ダクトの第2
の吸込口は逆止め弁によって第2の船外排出部に接続し
、重力によってバラスト水を取り除くことに特徴を有し
ている。
第2の船外排出部は、船の側部であって、軽いバラスト
水を搭載した状態と略同水位の位置に設けるのが望まし
い。別の実施例として、バラストポンプを第1の吸込口
に接続し、バルブ操作装置によってバイパスを形成し、
重力を利用してバラスト水の出し入れを行なうことがで
きる。
更に別の実施例として、液体サクション用の主ラインに
は船をまたいでクロス管を設け、船の各側部に水の取入
れ口を設けたものが示される。通気管はクロス管の略中
夫に設けるのが望ましい。
更に本発明は、船のバラスト装置において、船底の長手
部分に沿って延びる中央ダクトと、該中央ダクト近傍に
設けた複数のバラストタンクと、各々のバラストタンク
と中央ダクトとの間に設けた少なくとも1個のバルブと
、遠隔制御によって各々のバルブの開閉を行なう手段と
、液体を中央ダクトに供給する手段と、液体を中央ダク
トから取り出す手段とを備え、バラストタンクの各々に
は船の乾玄甲板から上方に通気口を突設しており、中央
ダクトに接続して乾玄甲板から−L方に突設した通気ト
ランクを改良するものであって、該通気トランクには出
口手段を乾玄甲板の」一方に設け、該出口手段によって
液体の侵入を防ぎ、中央ダクトから空気の出入りが行な
われるようにしたことを特徴としている。望ましい実施
例において、通気トランクの出口手段の位置は、乾玄甲
板より上の高さに調整している。
望ましい実施例において、通気トランクには垂直なはし
ごが含まれ、該はしごは乾玄甲板から通気トランクを通
って中央ダクトに通じる連絡口に供される。さらに他の
望ましい実施例において、各バラストタンクの通気手段
は単一の通気管であって、読管は各バラストタンクの略
中央部から乾玄甲板上方の調節された高さ位置に設けた
出口まで延びているものが示される。
更に他の実施例において、通気トランクは乾玄甲板上方
から第1の仕切室の中まで延長している。
第1の仕切室の中間には上部に空間を残して障壁を設け
、上部の空間はルーバを備えた第2の仕切室まで伸びて
空気の出入りを可能ならしめており、第2の仕切室には
フロート弁を設け、水がルーバを通って第2の仕切室に
入ったときルーバの上方で上部空間より下方の位置にフ
ロート弁が保持されてシールできるようにしている。
〔実施例の説明〕
以下、本発明の実施例を例示する。
第1図乃至第3図に示す船(20)は、船(20)の底
部に沿って設けられたエンジン室の中に横ダクl−(2
2+からトランク(50)まで延びる中央ダクl−(2
1)を備えている。中央ダク) (21+は、略矩形の
断面を有し、略垂直な側壁によって第3図に示す如き二
重底のバラストタンク(財)に繋がる垂直な壁部材を構
成する。
二重底のバラストタンク(財)と中央ダクト(21)は
船@)の二重底(25)の中に配備される。深水バラス
トタンク(26)は所定の間隔を存して二重底(25)
の上方に形成し、船の側部から側部に跨り乾玄甲板(f
reeboaddeck)(資)まで延長している。
これら深水バラストタンク(26)は船の水位より上ま
で延びているから、空になったとき静水落差が形成され
重力で排水することができる。
第3図に上ウィングタンク(28)を示しており、該タ
ンクには垂直な管(29)を設け、1個のウィングタン
ク(28)と1個の二重底バラストタンク(24)とを
接続している。乾玄甲板には、ウィングタンク(28)
の長手方向の略中央部に単一の通気管(30)を配備し
、ウィングタンク(28)と二重底タンクC4)の通気
に供される。通気管(30)には出口を設け、空気が自
由に出入りできるようにするとともに水が甲板(潤の上
から侵入することを防いでいる。
通気管(30)の出口の高さはデツキ(淫から上方の調
節された位置に設けている。」一部タンクと下部タンク
とを接続することにより、下部仕切り室を更に補強する
必要性はなくなるが、これは上部タンクがあってもなく
とも下部仕切り室の液体の総落差(total  he
ad)は同じだからである。
ここでは上ウィングタンクも図示したが、側部タンクと
側部ホッパータンクの両者を用いてバラストの供給を行
なうこともできる。
第3図に示す如く、二重底のバラストタンク(財)には
垂直な壁部材(31)を設け、該壁部材によってバラス
トタンク(24)と中央ダクト(21)とを分離してい
る。
各々の垂直な壁部材(31)の基部には滑り弁(sli
devalve)(32)を配備し、バラストタンク(
24)の底部は中央ダクト(21)の底よりも下になら
ないようにしている。弁国は小さなボトムリップを備え
、該リップによってバラストタンク(財)内の略合での
液体を抜き出して中央ダクト(21)の中へ送ることが
できる。
適当な弁(塑の実施例を第5図乃至第7図に示しており
、これらはゲート(33)を有する滑り弁であって、ポ
ート(34)をすべり降りてシールする。第5図に円形
のゲート(331を示し、第6図に矩形のゲート(33
)を示している。矩形のゲートは真直なしきい構造であ
るから低位では、より一層速やかに排出することができ
る。図示の如く、ボー) (341には弁のフランジ(
35)の底部とポート(34)の最も低い位置との間に
寸法Aなるクリランスを設けている。この寸法Aは、弁
(32)を垂直な壁部材(31)に取り付けたとき隣り
のバラストタンク(至)から中央ダクト(21)の中に
完全にドレン抜きすることができるように、約50++
mのオーダであることが望ましい。
弁は、ゲー) (33)のテーパ面にマツチさせるため
、表面((5)がくさび状の側部フレーム部材(36)
を有している。
それ故、ゲート(33)が閉位置まで移動すると、くさ
び状の表面(面によってゲートはポートが閉じる方向に
押され、シール(38)によって液体がポートから洩れ
ないようにしている。
弁(32)の作用はヨークフレーム(40)に取り付け
られた複動シリンダー(39)によって行ない、ゲート
(33)が上方に移動するとピストンがシリンダー(3
9)の本体部から突出し、弁が開位置にあるとピストン
軸が弁から突出するのが望ましい。弁が閉じると、複動
シリン、ダー(ト)のピストン軸が後退し、弁が閉じて
いる間は軸が露出しない。これによって、弁が閉位置に
あるとき、シリンダー(39)のピストン軸は海水等の
腐蝕性液体と接触しないようになり、弁はバラストの注
排水時を除き通常は閉じた状態が維持されるから、弁の
寿命は通常この場所で使用されるものに比べるとはるか
に長い。
第4図に示す如く、通気トランク(協が中央ダクト(2
1)の船首側端部に形成される。トランク(力は中央ダ
クト(21)から乾玄甲板(昂」一方にて高さが調節さ
れた空気ベントまで延びている。通気トランク(50)
と空気ベントの詳細については後記する。
第4図に示す如く、深水タンク因)のバルブ(32)は
中央グクl−+21+の上で二重底(25)の水平デバ
イダの中に配置されており、弁(32)がいったん開く
と液体がタンク(261に残ることはない。
中央ダクl−(21)の船尾側端部には横ダクl−+2
2)を配備している。該ダクト(22)は第8図に示す
如く、第1の吸込口(135)をバルブ操作装置に繋い
ており、該装置は一連の弁(66)、接続パイプ(@及
びポンプ(70)から形成されている。このバルブ操作
装置によって、横ダクI−(22+内部の水或は液体を
吸い上げて第1の吸込口(65)から第1の船外排出部
(71)へ送ることができるし、或は又、海水吸込み用
の主ライン(72)から海水を取り入れて第1の吸込口
(躯)へ供給することによって横ダク) (22)を満
たすことができる。このバルブ操作装置から明らかな如
く、構ダクト(22)への水の出し入れに於て、重力落
差が形成されるようシこ、タンクの位置が水位より上に
あるか下にあるかによってポンプ(′70)を用いたり
、或はバイパスを設けることができる。
第8図に示す海水吸込用の主ライン(72)はクロス管
であって、肢管は船の一方の側部から他方の側部へと延
びており、船体の両側には海水の取入れ口(75)が形
成される。この2つの取入れロー)は船が傾いても横揺
れしても吸込ラインの中に水が確実に流れ込むようにす
るものである。海水入口の各々に空気管を個々に設けて
肢管に遮断弁を夫々取り付ける代わりに、クロス管■の
略中夫に空気管(76)或は通気ラインを1個だけ配置
している。この中央の空気管(76)によって、過剰の
空気が装置に流入することに伴なう問題をなくすことが
できる。
横ダクl−(22)には第2の吸込口(資)を設けてお
り、自動閉鎖式の逆止め弁はとオン−オフ弁(79)と
を通じて船外排出部(80)へと送られる。排出部(8
0)は、船の軽バラスト状態の水位に略対応する位置に
あることが望ましい。この位置において重力落差の効果
を最大ならしめることができる。第1の吸込口(65)
と第2の吸込口(資)とを用いることによって、バラス
トは横ダクト(?2から吸い上げられ、同時に重力によ
って排出することができる。2つのバラスト排出装置を
利用することによって、船のバラスト排出時間を短縮す
ることができる。更に、船の水位よりも上にある全ての
バラストに対してポンプを用いないで重力のみによって
バラストの取出しを行なうことができ、これによってエ
ネルギ消費の節約を達成することができる。
横ダクl−(22+には第3の吸込口(81)を設けて
おり、この吸込口を通じて弁(82)から船のメインビ
ルジへと送られビルジポンプ(図示せず)によって液体
は船外へ排出される。この第3の吸込口(81)は一般
的には横ダクト(22)の最も低い位置にあり、第1の
吸込口(65)や第2の吸込口(資)よりも小さい。こ
の第3の吸込口(81)を船のビルジに接続しない場合
だと、横ダクト(22)を空にするには海水ポンプエタ
クタを別個に配備することになる。横ダクトには一般的
には第1図及び第2図に示す如く、一般的には船の二重
底のエンジン室の中に配置する。一般的には貨物倉がな
い横ダクト(22)への通路は」二部水平デバイダに配
備されたマンホール(図示せず)を経て、貨物倉のマン
ホール(図示せず)或は通気トランク(協と中央ダク)
 (21+を介して形成される。船が荷を積んだ状態或
はバラスト積載の何れの状態にあっても、中央ダクト(
21)を通路として利用することができる。
2つの吸込口(65)nを用い、一方をポンプに接続し
他方を直接に船外排出部(騰に繋ぐことによって、上バ
ラストタンクからバラストの取出しをポンプ単独の場合
よりも短い時間で行なうことができる。
吸込口(関)と(資)の両者によって横ダクl−(22
+、ひいては中央ダクl−(21,)を空にするのであ
る。これによって、中央ダクト(21)とバラストタン
クの中からの液体の流れを一層速めることができる。
通気トランク(50)は、第9図に示す如く乾玄甲板か
ら上方に突出している。通気トランク(50)の断面は
十分に大きなものとしているから、中央ダクト(21)
に加わる圧力が、中央ダクト(21)から空気出口に至
る圧力差に相当する圧力ヘッドを越えることはない。
この通気トランク(廁によって、バラスト装置全体の通
気を行ない、空気孔(謹の下部入口をタンクの略中央部
に配置すれば各バラストタンクに空気孔(30)を1個
設けるだけで、バラスト注水時にタンクに残存するエヤ
ーポケットの通気を行ない、或は又バラスト排水時に空
気をタンクに入れることができる。個々の空気孔(30
)のデザインは、エヤーポケットのレリースを基にして
決められる。
垂直なはしご(舶)が通気トランク(50)の片側を下
向きに延びて中央ダクト(21)への通路に供される。
通気トランク(50)の上部には、乾玄甲板(27)と
船首楼甲板(93)との間に第1の仕切室(92)を配
備している。第10図及び第11図から明らかな如く、
第1の仕切室には中間壁(94)を設け、該壁の上部に
は第2の仕切室(96)に通じる空間(95)を残して
おり、第2の仕切室には空気の出入口として作用するル
ーバ(節を備えている。フロート弁(98)を第2の仕
切室F%)のフレーム(99)に置き、ルーバ((5)
の直ぐ上で空間(951の下には密封シー) Q[ll
を配置しているから、仮に水がルーバ(兜を通って侵入
してきても、フロート(98)が上昇してシートfil
lを押圧し水は通気トランク(協の下へこぼれないよう
にしている。
シートfileは乾玄甲板(潤より上の高さ調整された
位置に置かれる。第1の仕切室(92)の壁にはマンホ
ールカバー(101)を配備し、該カバーを外すことに
より垂直のはしご(90)に出入りすることができる。
特許請求の範囲に記載された本発明の範囲から逸脱する
ことなく、ここに開示された実施例に種々の変形をなす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はバラストタンクと中央ダクトの配置を示した船
の側面図、第2図は中央ダクトと横ダクトの配置を示し
た第1図の船の平面図、第3図は第1図の3−3線に沿
う断面図、第4図は第2図の4−4線に沿う部分断面図
、第5図及び第6図は本発明のバラスト装置に好適な滑
り弁の正面図、第7図は第5図及び第6図の弁の代表的
な側面図、第8図は第1図の8−8線に沿うバラストタ
ンクのバラスト注排水装置を図示的に示した平面図、第
9図は第4図9−9線に沿う断面図であって船首側端部
の通気トランクを示す図、第10図は第9図の10−1
0線に沿う断面図であって通気トランクの空気出口を詳
細に示す図、第11図は第10図の11−11線に沿う
断面図であるみ(20)・・・船       (21
)・・・中央ダクト(支)・・・横ダクト      
例・・・二重底バラストタンク(32)−・・滑り弁 
    ((資))・・・通気トランク((ト)・・・
第1の吸込口  (66) (781[(財)・・・弁
(70)・・・ポンプ     (資)・・・第2の吸
込口(81)・・・第3の吸込口 図面の浄化(内容に変更なし) 手続補正書〔放〕 昭和61年11月4日 1、事件の表示  特願昭60−1057282、発明
の名称  船のバラスト注排液装置3、補正をする者 
 出願人 ジョージ トーツス リチャードソン キャンベル 4、代理人  〒535大阪市旭区中宮4丁目10番1
2号5、手続補正命令の日付  昭和61年10月28
日(発送日)6、補正の対象 図面

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)船底の長手方向に沿って中央ダクトを設け、該中
    央ダクトに隣接して複数のバラストタンクを設け、該バ
    ラストタンクの底部が中央ダクトの底部よりも下になら
    ないようにした船のバラスト装置に於て、 液体を中央ダクトに供給する手段と液体を中央ダクトか
    ら排出する手段とを備え、 排出装置を改良するものであって、該装置は、各々のタ
    ンクと中央ダクトとの間に少なくとも1個の弁を備え、
    該弁は別のドレン装置がなくとも各タンクに注液して略
    完全にドレン抜きすることのできる位置に設けられ、 遠隔操作によって各バルブの開閉を行なうための手段 を備えていることを特徴とする船のバラスト注排液装置
  2. (2)バラストタンクは船の二重底構造内部の中央ダク
    トの両側に配置し、タンクと中央ダクトの間には略直立
    した壁部材を設け、各タンクのバルブは直立した壁部材
    の各々の基部に位置している特許請求の範囲第1項に記
    載の装置。
  3. (3)バラストタンクは中央ダクトの各側に複数個の二
    重底バラストタンクと、中央ダクトの上方には少なくと
    も1個の深水バラストタンクとを含んでいる特許請求の
    範囲第1項に記載の装置。
  4. (4)バラストタンクは、中央ダクトの各側に複数個の
    二重底バラストタンクと、船の各側に複数個の上ウィン
    グタンクを含んでおり、上ウィングタンクの各々は二重
    底バラストタンクのひとつとパイプで接合され、上ウィ
    ングタンクの各々は上ウィングタンクと二重底バラスト
    タンクが圧力又は真空状態になることを防止するための
    通気手段を備えている特許請求の範囲第1項に記載の装
    置。
  5. (5)各々の上ウィングタンクの通気手段は単一の通気
    管を上ウィングタンクの各々の略中央部から船の乾玄甲
    板より上の出口まで突設している特許請求の範囲第4項
    に記載の装置。
  6. (6)弁は、バラストタンクと中央ダクトの間にて直立
    する壁部材の基部に設けた滑り弁であって、該弁には開
    口を設け該開口にはバラストタンクの底部と略同一直線
    上にボトムリップを有する特許請求の範囲第6項に記載
    の装置。
  7. (7)滑り弁は、弁の開口上を滑動するゲートを備え、
    弁が閉じるとき弁の開口の上で前記ゲートを密封するよ
    うに側部フレームはくさび状に形成している特許請求の
    範囲第6項に記載の装置。
  8. (8)滑り弁は弁開口の上を滑動するゲートを備え、油
    圧シリンダー作動手段は、弁が開くときピストンが突出
    し、弁が閉じるときはピストンが後退する特許請求の範
    囲第6項に記載の装置。
  9. (9)船底の長手方向に沿って中央ダクトを設け、該中
    央ダクトに隣接して複数のバラストタンクを底部が中央
    ダクトの底部よりも下にならない位置に設け、各タンク
    と中央ダクトとの間に少なくとも1個の弁を配備し、遠
    隔操作によって各弁の開閉を行なう手段を備えた船のバ
    ラスト装置に於て、 注排出装置を改良するものであって、該装置は、横ダク
    トと中央ダクトとを接続し、横ダクトは第1の吸込口を
    弁操作装置を備えるバラストポンプに接続し、液体を吸
    い上げて第1の吸込口から第1の船外排出部へとバラス
    ト液を取り出し、液体を吸い上げて液体吸込主ラインか
    ら第1の吸込口へとバラスト液を供給し、横ダクトの第
    2の吸込口を逆止め弁を用いて第2の船外排出部と接続
    し重力によってバラスト液を排出することを特徴とする
    船のバラスト注排液装置。
  10. (10)第2の船外排出部は船の側部の軽バラスト状態
    の水位に略相当する位置に設けている特許請求の範囲第
    9項に記載の装置。
  11. (11)第1の吸込口に接続したバラストポンプは、弁
    操作装置によってバイパスを形成し、重力によってバラ
    ストの注排液を行なうことができる特許請求の範囲第9
    項に記載の装置。
  12. (12)液体吸込用の主ラインは船の横方向に延びるク
    ロス管を備え、船の各側には水の取入口を備えている特
    許請求の範囲第9項に記載の装置。
  13. (13)吸込ラインはクロス管の略中央部に配置してい
    る特許請求の範囲第12項に記載の装置。
  14. (14)船底の長手方向に沿って延びる中央ダクトと、
    該中央ダクトに隣接させた複数個のバラストタンクと、
    各バラストタンクと中央ダクトとの間に設けた少なくと
    も1個のバルブと、遠隔操作によって各バルブの開閉を
    行なう手段と、中央ダクトに液体を供給する手段と中央
    ダクトから液体を排出する手段とを含み、各々のバラス
    トタンクは船の乾玄甲板より上方に通気手段を突設した
    船のバラスト装置に於て、 通気トランクを改良するものであって、該トランクは中
    央ダクトに接続し乾玄甲板より上方に突設し、通気トラ
    ンクは乾玄甲板より上方に出口手段を備え、出口手段は
    中央ダクトに液体が入るのを防ぎ、中央ダクトから空気
    の出入りを可能ならしめることを特徴とする船のバラス
    ト注排液装置。
  15. (15)通気トランクの出口手段は乾玄甲板からの高さ
    が調整された位置に設けている特許請求の範囲第14項
    に記載の装置。
  16. (16)通気トランクは垂直なはしごを含み、乾玄甲板
    から中央ダクトに至る通路に供される特許請求の範囲第
    14項に記載の装置。
  17. (17)各バラストタンクの通気手段は、バラストタン
    クの各々の略中心から乾玄甲板よりも上方の高さ調整さ
    れた位置に設けた出口まで延びる単一の通気管である特
    許請求の範囲第13項に記載の装置。
  18. (18)通気トランクは乾玄甲板から上方に延びて第1
    の仕切室の中に入り、第1の仕切室は中間壁を設け、上
    部には第2の仕切室に通じる空間を残しており、第2の
    仕切室にはルーバを備えて空気の出入りを可能ならしめ
    るとともに、フロート弁を配備し水がルーバを通って第
    2の仕切室に入ってくると、ルーバより上で上部空間よ
    りも下に配置したシートによってシールすることができ
    る特許請求の範囲第13項に記載の装置。
  19. (19)通気トランクには、上方に延びて第1の仕切室
    に至る垂直なはしごと、第1の仕切室の壁への通路を覆
    うマンホールカバーとを含んでいる特許請求の範囲第1
    8項に記載の装置。
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