JPS6291241A - 変異原性物質用吸着材 - Google Patents
変異原性物質用吸着材Info
- Publication number
- JPS6291241A JPS6291241A JP22883285A JP22883285A JPS6291241A JP S6291241 A JPS6291241 A JP S6291241A JP 22883285 A JP22883285 A JP 22883285A JP 22883285 A JP22883285 A JP 22883285A JP S6291241 A JPS6291241 A JP S6291241A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mutagenetic
- substances
- proteins
- water
- silk fibroin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cigarettes, Filters, And Manufacturing Of Filters (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は水不溶性たん白質を主材とする変異原性物質吸
着材に関するものである。
着材に関するものである。
生活環境中には数多くの変異原性物質が分布し、これが
人類の健康上大きな問題となりている。こｎｔでヘミン
や銅フタロシアニンなどによる変異原性物質の吸着につ
いて報告がされている。（有元ら（カンサー書レター（
Ｃａｎｃｅｒ Ｌｅｔｔｅｒ ） １１（１９８０）
２９）、早津ら（ミューチージョン・リサーチ（Ｍｕｔ
ａｔｉｏｎ Ｒｅ５ｅａｒｃｈ ） １１９（１９８３
）２２３）しかし、これら吸着材は性能的に得失がある
。例えば吸着材によって変異原性物質とともに、本来求
められている香りや味なども失なわれることもある。ま
た吸着材によってはそれが化学合成薬品的なものの場合
、安全性の点で問題になることも考えられる。
人類の健康上大きな問題となりている。こｎｔでヘミン
や銅フタロシアニンなどによる変異原性物質の吸着につ
いて報告がされている。（有元ら（カンサー書レター（
Ｃａｎｃｅｒ Ｌｅｔｔｅｒ ） １１（１９８０）
２９）、早津ら（ミューチージョン・リサーチ（Ｍｕｔ
ａｔｉｏｎ Ｒｅ５ｅａｒｃｈ ） １１９（１９８３
）２２３）しかし、これら吸着材は性能的に得失がある
。例えば吸着材によって変異原性物質とともに、本来求
められている香りや味なども失なわれることもある。ま
た吸着材によってはそれが化学合成薬品的なものの場合
、安全性の点で問題になることも考えられる。
この発明の目的は変異原性物質を吸着する性能を有し、
しかも安全性が確実な天然物の中から、変異原性物質の
吸着材を提供することである。
しかも安全性が確実な天然物の中から、変異原性物質の
吸着材を提供することである。
この発明の変異原性物質の吸着用材の有効成分は水不溶
性たん白質である。
性たん白質である。
たん白質は大別すると水不溶性のものと可溶性のものと
になる。水不溶性たん白質としては、グルテン、ツエイ
ン、コラーゲン、フィブロイン。
になる。水不溶性たん白質としては、グルテン、ツエイ
ン、コラーゲン、フィブロイン。
ケラチンなど身近かなものから、生化学研究で使われる
各種の核たん白質などが知られている。これらは電荷を
もっており、等電点がある。この点に着目し、変異原性
物質のうち電荷をもつものはたん白質に結合する性質が
あるものと考え、各種たん白質と変異原性物質とを接触
させたところ、変異原性物質が効率よく吸着されること
を見い出し、本発明を完成した。
各種の核たん白質などが知られている。これらは電荷を
もっており、等電点がある。この点に着目し、変異原性
物質のうち電荷をもつものはたん白質に結合する性質が
あるものと考え、各種たん白質と変異原性物質とを接触
させたところ、変異原性物質が効率よく吸着されること
を見い出し、本発明を完成した。
たん白質の電荷は外液の水素イオン濃度によって異なる
ので、変異原性物質の水素イオン濃度をｐＨ５，ｐＨ７
，及びｐｉ−ｔ ８に設定し、各種たん白質による変
異原性物質の吸着について測定したところ、ｐＨが高く
なるほど変異原性物質の吸着効率が上昇することが明ら
かとなった。
ので、変異原性物質の水素イオン濃度をｐＨ５，ｐＨ７
，及びｐｉ−ｔ ８に設定し、各種たん白質による変
異原性物質の吸着について測定したところ、ｐＨが高く
なるほど変異原性物質の吸着効率が上昇することが明ら
かとなった。
本発明の吸着材の使用方法は、既知の方法で良く、例え
ばカラム方式、ティーバック方式、ろ紙に抄き込む方式
等を用いればよく、このようにして変異原性物質を効率
良く吸着除去することが出来る。
ばカラム方式、ティーバック方式、ろ紙に抄き込む方式
等を用いればよく、このようにして変異原性物質を効率
良く吸着除去することが出来る。
実施例 １゜
各種水不溶性たん白質及び対照としてセルロースを２９
採取し、１−のｐ）ｌ ５ 、 ｐＨ７及びｐＨ３の
１イ５Ｍリン酸緩衡液にＴｒｐ ＝ Ｐ２ （２−ア
ミノ−１−メチル−５Ｈ−ピリド（４，３−ｂ３インド
ール）を５μｙ／ ｗｄの濃度に溶解したものを加え、
３０分間３７℃で振とう後、遠心分離し、上清１０μｌ
を採取し、ジメチルスルホキシド２ｄを加え、螢光分光
光度計により、螢光波長４００ｎｍ、励起波長２６８ｎ
ｍにおける螢光強度を測定した。
採取し、１−のｐ）ｌ ５ 、 ｐＨ７及びｐＨ３の
１イ５Ｍリン酸緩衡液にＴｒｐ ＝ Ｐ２ （２−ア
ミノ−１−メチル−５Ｈ−ピリド（４，３−ｂ３インド
ール）を５μｙ／ ｗｄの濃度に溶解したものを加え、
３０分間３７℃で振とう後、遠心分離し、上清１０μｌ
を採取し、ジメチルスルホキシド２ｄを加え、螢光分光
光度計により、螢光波長４００ｎｍ、励起波長２６８ｎ
ｍにおける螢光強度を測定した。
結果を第１表に示した。ｐＨが高くなるほどすべてのた
ん白質の場合についてＴ ｒｐ”；Ｐ２ の吸着率は上
昇しているが、とくに絹フィブロイン、羊毛ケラチンで
はｐＨ５から広い範囲にわたシ高い吸着率を示している
。一方間時に試験したセルロースでは、ｐｉ−ｉ ５
及び７ではＴｒ、−ｐ２の吸着は認められず、ｐ）ｌ
８ でのみ吸着が認められた。
ん白質の場合についてＴ ｒｐ”；Ｐ２ の吸着率は上
昇しているが、とくに絹フィブロイン、羊毛ケラチンで
はｐＨ５から広い範囲にわたシ高い吸着率を示している
。一方間時に試験したセルロースでは、ｐｉ−ｉ ５
及び７ではＴｒ、−ｐ２の吸着は認められず、ｐ）ｌ
８ でのみ吸着が認められた。
第１表 各種水不溶性たん白質による
実施例 ２゜
たばこ用フィルターに不溶性たん白質を充填して用いた
場合について検討した。すなわち市販のマイルドセブン
のフィルター中のアセテート及びチャコールアセテート
部をとり除き、そこへ５０〜の絹フィブロインをつめた
試作品を作った。対照として通常のアセテート・チャコ
ールデュアルフィルターをつけたたばこを用い、これら
をＦｉ ｌｔｒｏｎａｍｏｄｅｌ ３０１型自動喫煙
装置によシ、１分間１回、１回２秒間３５−が吸引され
る条件で、吸いがら長さ３０ｍｍになるまで吸煙し、タ
ールをガラス繊維フィルターに捕集した。捕集したター
ルをジメチルスルホキシドに溶解し、その一定量を用い
、エームスの方法によυ、変異原性を測定した。
場合について検討した。すなわち市販のマイルドセブン
のフィルター中のアセテート及びチャコールアセテート
部をとり除き、そこへ５０〜の絹フィブロインをつめた
試作品を作った。対照として通常のアセテート・チャコ
ールデュアルフィルターをつけたたばこを用い、これら
をＦｉ ｌｔｒｏｎａｍｏｄｅｌ ３０１型自動喫煙
装置によシ、１分間１回、１回２秒間３５−が吸引され
る条件で、吸いがら長さ３０ｍｍになるまで吸煙し、タ
ールをガラス繊維フィルターに捕集した。捕集したター
ルをジメチルスルホキシドに溶解し、その一定量を用い
、エームスの方法によυ、変異原性を測定した。
すなわち予め４５℃に加温しておいた軟寒天（０，０５
ｍＭのヒスチジンとビオチンを含む）２−にサルモネラ
菌液０．１ｍｇ（２ｘｌＯ”菌数〕、Ｓ９ミックス０．
５ ｍ （ラット肝ホモジネートの９０００１遠心上清
にニコチンアデニンジ尖クレオチドを加えたもの）、タ
ール溶液を順次加え、攪拌後寒天プレート上に注入して
拡げた。これを３７℃で２日間培養後寒天プレート上に
生じたコロニー数を計測し復帰突然変異コロニー数とし
た。
ｍＭのヒスチジンとビオチンを含む）２−にサルモネラ
菌液０．１ｍｇ（２ｘｌＯ”菌数〕、Ｓ９ミックス０．
５ ｍ （ラット肝ホモジネートの９０００１遠心上清
にニコチンアデニンジ尖クレオチドを加えたもの）、タ
ール溶液を順次加え、攪拌後寒天プレート上に注入して
拡げた。これを３７℃で２日間培養後寒天プレート上に
生じたコロニー数を計測し復帰突然変異コロニー数とし
た。
結果を第２表に示す。絹フィブロイ／フィルター使用に
より、単位タール量当りの変異原性（粗タール０．２１
ｇ当り変異コロニー数）は、現行アセテート・チャコー
ルデュアルフィルタ一対照の場合の７５％の値全示し、
紙巻たばこ１本当りでも対照の約６０％まで低下した。
より、単位タール量当りの変異原性（粗タール０．２１
ｇ当り変異コロニー数）は、現行アセテート・チャコー
ルデュアルフィルタ一対照の場合の７５％の値全示し、
紙巻たばこ１本当りでも対照の約６０％まで低下した。
第２表 絹フィブロインによるたばこ
タールの変異原物質のろ過効果
〔発明の効果〕
この発明の変異原性物質用吸着材は変異原性物質に対し
高い吸着能力を有し、水不溶性であるため、吸着後の試
料に吸着材に由来する物質が混入することなく安全性が
高い。従って変異原性物質の存在が考えられる場合の変
異原性物質の除去を目的として安全に使用することがで
きる。
高い吸着能力を有し、水不溶性であるため、吸着後の試
料に吸着材に由来する物質が混入することなく安全性が
高い。従って変異原性物質の存在が考えられる場合の変
異原性物質の除去を目的として安全に使用することがで
きる。
Claims (1)
- 水不溶性たん白質からなる変異原性物質用吸着材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22883285A JPS6291241A (ja) | 1985-10-16 | 1985-10-16 | 変異原性物質用吸着材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22883285A JPS6291241A (ja) | 1985-10-16 | 1985-10-16 | 変異原性物質用吸着材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6291241A true JPS6291241A (ja) | 1987-04-25 |
Family
ID=16882554
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22883285A Pending JPS6291241A (ja) | 1985-10-16 | 1985-10-16 | 変異原性物質用吸着材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6291241A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102885403A (zh) * | 2012-11-01 | 2013-01-23 | 苏州大学 | 一种蚕丝蛋白香烟滤嘴及其制备方法 |
-
1985
- 1985-10-16 JP JP22883285A patent/JPS6291241A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102885403A (zh) * | 2012-11-01 | 2013-01-23 | 苏州大学 | 一种蚕丝蛋白香烟滤嘴及其制备方法 |
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