JPS6290909A - 電磁シ−ルド材 - Google Patents

電磁シ−ルド材

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JPS6290909A
JPS6290909A JP61128830A JP12883086A JPS6290909A JP S6290909 A JPS6290909 A JP S6290909A JP 61128830 A JP61128830 A JP 61128830A JP 12883086 A JP12883086 A JP 12883086A JP S6290909 A JPS6290909 A JP S6290909A
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shielding material
electromagnetic shielding
ferrite
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formula
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JP61128830A
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Shinji Iwatsuka
信治 岩塚
Yoshikazu Narumiya
成宮 義和
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 工 発明の背景 技術分野 本発明は、ギャップを伴う部分に適用される電磁シール
ド材に関する。
先行技術とその問題点 近年、電子機器の発達が目ざましいが、それらのテジタ
ル化、IC化に伴い、その電子回路が発生する放射ノイ
ズによる回路内の相互干渉′  あるいは他の電子機器
への影響が大きな問題となっている。
最近、衛星放送か開始されたが、この場合、電子レンジ
の高調波成分、特に第5高調波(12,25GIIz 
)か放射ノイズとなることが判明し、問題化している。
実際、Cl5PR規格でも1〜18GHzは規制対象周
波数となっており、各国ともこの帯域の規制を開始する
動きか出ている。
しかし、従来、電子レンジではドアのまわりのシールド
材は基本波(2,45GHz)に対して配慮された設計
となっているにすぎない。
そして、電子レンジのドア部分には、数分の1 mmな
いし数1loInの空隙ないしギャップを設けざるをえ
ない。
このような電磁シールド材としては立方晶であるスピネ
ルフェライトの粉末を樹脂またはゴムと複合化したもの
が用いられる。
電磁波の減衰は、ギャップを伴わない場合は電気伝導度
と透磁率に依存し、これらが高い程大きくなる。 従っ
て、この場合、鉄板等の金属が最適なシールド材となる
ところ力へギャップを伴う場合は電磁波の吸収性か必要
となり、電磁シールド材の表面における反射を抑え、な
おかつ吸収特性の大きい材料が必要となる。
このためには、誘電率を低く、しかも適当な範囲に制御
し、主に磁気損失により電磁波を吸収する方法が最適で
ある。 磁気損失は高周波における複素比透磁率μ、=
μ、′−jμ、″のうちμ、″の存在によって生じ、磁
気モーメントの自然共鳴周波数付近でμ、″が極大値を
持つ。 従って、自然共鳴周波数が電磁シールド材の使
用周波数範囲であることが望まれる。
しかし、断連のスピネルフェライトでは、基本波の周波
数付近では優れた減衰特性が得られるが、高調波では高
い減衰量を得ることができない。
従って、高調波領域で優れた減衰特性を示す電磁シール
ド材の開発が望まれている。
■ 発明の目的 本発明の目的は、ギャップを有する部分に配置され、高
周波、特に電子レンジのギャップのシールドに使用して
、その第5高調波において:  高い減衰量を示す電磁
シールド材を提供することにある。
■ 発明の開示 、:::、’lft““°“””°゛′“°″°°パ゛
る組成を存するフェライトから選ばれた少なくすなわち
、本発明は、下記式(A)で示ざわ、  とも1種を含
むことを特徴とする電磁シールド、  材である。
式(A) (Bad)X (Meo)y(Fe203)2(上記式
(A)において、x+y+z=1.0、05≦x≦0 
、3、0 、1 ≦y≦0 4.0.55≦z≦0.8
であり、MeはCoを含む金属原子の1種もしくは2種
以上の組み合わせを表わす。) ■ 発明の具体的構成 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明する。
本発明の電磁シールド材は、下記式(A)で示される組
成を有するフェライトから選ばれた少なくとも1種の粉
末を含む。
式(A) (B a O)x’ (Me O)y (F e203
)Z上記式(A)において、x+y+z=1.0.05
≦x≦0,3.0.1≦y≦0.4.0.55≦z≦0
.8である。
MeはCoを含む金属原子の1種もしくは2種以上の組
み合わせを表わす。 より具体的には、MeOは(Co
o)、(Me’ 0)2−で表わされるものであること
が好ましい。 ただし、WS2、特に0.1≦w≦2で
あり、Me’は2価の金属イオン、F e”、 N i
 ”。
M n ”、 Z n ”、 M g ”、 Cu ”
、およびFe”十 +Li+ となりうる金属原子のな
か0.5   0.5 から選ばれた1種もしくは2種以上の組み合わせを表わ
す。
このような組成範囲とするのは、この範囲外では高周波
において低い透過減衰量しか示さないからである。
第1図に本発明のフェライトの組成範囲についての3元
図を示す。
なかでも、下記式(I)〜(rV)で示される組成を有
するものが好ましい。
式(I) CoxIMe’ x2 BaFe、602゜式1) Coy、Me’ y2Ba2Fe、2022式(III
) Coz、Me’ z2Ba3Fez404+式(rV) Co23a3Fe24o41 上記式(I)において、x、+X2=2.0.6≦x1
≦1.9であり、Me’ は、上記と同義である。
これらの態様としては、 Coxl  Fex3 Me” x4 BaFeH;O
n(ここで、X1+X3 +X4 =2.06≦x1≦
1.9.X3≦1.2、X4≦1.4である。); CoxI Fex3 BaFe1cO27(ここで、X
l +x3 =2.0.6≦x1≦19、X3≦1.2
である。); CoxIMe“X4 B a F elに 027 (
ここで、xl+x4 =2.0.6≦xI≦1.9、X
4≦1.4である。): が挙げられる。
ただし、M e ”は2価の金属イオン、Ni2+、M
n2+、Zn2+、Mg2+、Cu2+およびFe”+
Li+ となりうる金属原子のな0.5   0.5 かから選ばれた1種もしくは2種以上の組み合わせを表
わす。
上記式(n)において、yl +y2 =2.0.1≦
y1≦1.8であり、Me’ は上記と同義である。
これらの態様としては、 CoyI Fey3 Me” y4 Ba2 Fe12
o22(ここで、yl +y3+yll =2.0.1
≦yl≦1.8、X3≦1.7、X4≦1.9である。
); CQ3/+  Fey3 Ba2 FeH2O72(こ
こて、yl +:Y3 ”2.0,1≦y1≦1.8、
X3≦1.7である。): Coyl Me” y4 Ba2 Fe12O22(こ
こで、Yl +y4 =2.0.1≦yt≦1.8、X
4≦1.9である。); が挙げられる。
また、M e ”は上記と同義である。
上記式(I)において、21 +22 =2.0.7≦
z1く2であり、Me’ は上記と同義であり、Z2 
=Z3 +z4である。
これらの態様としては、 CozI  Fez3 Me” z4  Ba3  F
e24041(ここで、z1+z3 +z4 =2.0
・7≦zl<2、X3≦1,1、X4≦1.3である。
); CozI Fez3 Ba3 Fe24041 (ここ
で、zl +z3 =2.0.7≦z1く2、X3≦1
.1である。): CozlMe” z4 Ba3 Fe24041 (こ
こで、Z1+Z4 ==2.0.7≦z1く2、X4≦
1.3である。); か挙げられる。
なお、M e ”は上記と同義である。
以下、式(I)で示される組成を有するフェライトをW
型と呼び、B a F e +sO27をWと略す。 
また、式(II)て示されるものはY型と呼び、B a
2F e 12022をYと略す。 そして式(III
)および(rV)で示されるものはZ型と呼び、B a
 3 F e 24042をZと略す。
本発明において好ましいとされる、このような式(1)
〜(IV)で示されるW型、Y型、Z型のフェライトの
組成では、高周波における減衰特性が特に良好である。
このような特に好ましい組成範囲は次のようにして決定
した。
まず、例えばコバルト−亜鉛 (CoxZr+2−X ;0≦x≦2)系のW型、Y型
、Z型のフェライトについて透過減衰量と、Coおよび
Znの組成を示すXの指標となるXとの関係を調べる。
 この場合、試料は長さ20 mm、厚み3mmのもの
を用い、ギヤ・ツブを1 mmとし、周波数は2.45
GHzの第5高調波(12,25GI(z )を用いる
この結果を第2図、第3図および第4図に示す。
また、Zn2+を上記の他の2価イオンにかえても上記
の特性は変化がないことが確認されている。 ただし、
MeとしてFeR+を導入すると特性が悪化する。
以上の結果に基づき、 ■Co2+は強い異方性を有するため、自然共鳴周波数
に寄与して特性を決定する因子となること、 ■Fe2+は誘電率に寄与して特性を悪化させる因子と
なること、 ■Zn2+やその他の2価イオン、N i 2+、M 
n2+、M g 2+、Cu2+、F e ”  + 
L i ”0.5       0.5 は特性にあまり寄与しないことが確認されたので、 Zn2+等はMe2+とじてまとめ、第2図〜第4図に
おいて透過減衰量が20 dB以上となるCo2+、F
e2+およびMe2+に関する組成範囲を求めた。
これを第5図、第6図および第7図に三元図として示す
なお、Fe2+を含有するものは誘電率を上げる必要が
ある場合に用いる。
このような本発明において好ましい組成をもつフェライ
トのなかでも、特に、好ましい例を以下に示す。
W型 Co1,e、 Z no5W Y型 Coo62 n 1,4 Y、 Coo、B Z n 1.2 Y。
Co+ OZn、o y。
Coo5ZnIOMgo5Y、 Co05Z no 5 F e +、o Y、Co05
Z n lOF eo、!i YZ型 o2Z このようなフェライト粉末は、六方晶のものである。 
そして、通常、平均粒径1〜50μm程度である。 そ
して、これらの晶粒体ないし破砕片として含有される。
なお、本発明においては、上記のW型、Y型、Z型のフ
ェライトのうちの1種以上を用いることか好ましいが、
α−F e 20 * 。
BaFe+20+q(Mと略す)、BaFez 04(
Fと略す)、CoFe2,04  (Sと略す)等が含
まれていてもよく、これらのものが含まれることによっ
て全体として本発明の組成範囲を満足するものであって
もよい。 α−Fe2O3、BaFe2O4等は、非磁
性体であり、またBaFe+20+9、Co F e 
204等も特性を劣化させるので、これらの含存量は少
ない方が望ましいが、具体的にはW型、Y型、Z型のフ
ェライト1モルあたり0.2モル程度含まれていても特
性を決定的に悪化させることはない。
また、補記した理由により、本発明においてはMeとし
てCoを主体とすることが望ましい。 具体的には式(
A)において、前述のように0.1≦w≦2,0、特に
0.5≦w≦1.7の範囲であることが好ましい。
本発明の電磁シールド材は高分子マトリックスを含むこ
とが好ましい。
高分子マトリックスとしては、ゴムまたは樹脂か用いら
れる。 これらのものとしては、特に制限はなく、エポ
キシ樹脂、シリコン樹脂等の各種樹脂、または各種ゴム
の1種もしくは2種以上を組み合せて用いればよい。
本発明において、フェライト粉末は高分子マトリックス
に対して30〜70体積%、好ましくは40〜60体積
%の割合で混合する。
このような割合とするのは、30体積%未満ては本発明
の実効がなく、70体積%奢こえると成形性、強度など
が低下するからである。
なお、高分子マトリックス中には、さらに別の導電性材
料や磁性材料のパウダー、フレーク、ファイバー等が含
まれていてもよい。
そして、前記フェライトは、通常、このような高分子マ
トリックスと複合化されたシートとされ、1/10〜1
0mm程度の空隙を有する部分に配置される。
あるいは、塗料として塗設されてもよい。
さらには、ケースの一部を構成してもよい。
この場合、空隙中にて本発明のシールド材が占積する割
合は、空隙の60%以上あればよく、また、電磁波進行
方向の厚さは、12Gtlz付近では10〜30mm程
度であればよい。
本発明の電電シールド材の製造方法について述へる。
まず、フェライト粉末は通常、所定の原料を混合し、焼
成し、粉砕して得られる。
この場合の焼成温度としては、100〜b 1400℃で所定時間保ち、100〜500”C/I+
r、の割合で冷却する。 また、焼成雰囲気としては、
空気中または窒素等の不活性ガス雰囲気を用いる。
この場合、前述のように、W型、Y型、Z型のフェライ
トを単相あるいはW相、Y相、Z相の2または3種が混
在した組成で生成させることが好ましいが、粒子全体と
して本発明の組成の範囲内にあれば、α−Fe203、 BaFe2O4,BaFe+20+9、CoFe2O4
等の相が若干量、通常W相、Y相およびZ相の総計1モ
ルに対し0.2モル以下が含まれていてもよい。
また、これらのうち、組成の異なる2種以上の粒子を用
いることもできる。 この場合にも全体としてW相、Y
相およびZ相の総計1モルに対し、他の相が0.2モル
以下であることが好ましい。
その後、フェライト粉末を高分子マトリックスに30〜
70体積%、好ましくは40〜60体積%の割合で混練
し、熱プレスした後、加工する。
■ 発明の具体的作用効果 このような本発明の電磁シールド材は電子レンジのドア
まわりなど、特に1/10〜10mm程度の空隙を有す
る部分に配置される。
本発明によれば、前記式(A)で示される組成を有する
フェライトから選ばれた少なくとも1種の粉末と高分子
マトリックスとを含むため、空隙をもつ部分に配置され
、高周波、特に電子レンジのドアまわりに配置され、そ
の第5高調波において高い減衰量を示す電磁シールド材
が得られる。
■ 発明の具体的実施例 以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明をさらに詳
細に説明する。
実施例 電磁シールド材(試料a y kおよび試料1〜6)の
製造方法について述べる。
(+)スピネルフェライト(M n −Z n @ )
を含む試料(比較) 試料     フ  エ  ラ  イ  ト  組 成
a    (MnO)  (ZnO)  (Fe203
)53b    (M n O)  (Z n 0)1
5(F e2 03)75上記のような組成を有するフ
ェライトとなるように所定の原料を秤量し、ボールミル
で湿式混合し乾燥後、焼成した。 焼成温度としては3
00℃/hrの割合て昇温し、1350℃で2時間保ち
、その後300℃/hrの割合で冷却した。 焼成雰囲
気はN2中とした。
これをボールミルにて湿式で平均粒径5μmに粉砕し、
乾燥した。
この粉末をゴムロールで、クロロプレンゴムと混練し、
熱プレスして加硫した後、切断、研磨して加工した。 
なお、フェライト粉末はゴムに対して50体積%の割合
で混合した。
(2)スピネルフェライト(Ni−Zn系平均粒径3μ
m)を含む試料(比較) 試料     フ  エ  ラ  イ  ト  組 成
C(Nip)  (ZnO)2o(Fe203)4g(
1)の場合と同様にして作製した。 ただし、焼成の際
温度を1000℃とし、焼成雰囲気は空気中とした。
(3)本発明の試料I (W型、Y型、Z型)試料  
   フ  エ  ラ  イ  ト  組 成d   
 (Bad)(Coo)   (ZnO)0.5(Fe
203)81.5 (Gol、5Zno、5W) e    (Bad)  (CoO)   (ZnO)
+、、+(Fe203)62    0.6 (Coo4Zn1.4Y) f    (Bad)  (Cod)   (ZnO)
1.2(Fe203)620.8 (Coo 、 aZn l 、 2Y)g    (B
ad)  (Cod)   (ZnO) + 、 o 
(F e203) 621.0 (Co l 、 oZn 1. oY)h    (B
aO)  (coo)z (Fe2o3) 12(に0
2Z) i  (Bad) (Cod)   (ZnO)   
(MgO) 0.5 (Fe203)60.5    
 1.0 ((:OO,5Z11.oMgo、5Y)(1)の場合
と同様にして作製した。 ただし、試料dの場合は、焼
成の際温度を1350℃で6時間保ち、またその他の場
合は、温度を1200℃で12時間保ち、焼成雰囲気は
空気中とした。
試料     フ  エ  ラ  イ  ト  組 成
(GoO,5ZJ、oFeo、5Y) (+)の場合と同様に作製した。 ただし、焼成の際温
度を1200℃で12時間保ち、焼成雰囲気は窒素中と
した。
これらd−には平均粒径5μmとした。
(4)本発明の試料■ 試料     フ  エ  ラ  イ  ト  組  
成1    (Bad) +4(Cod) 7 (Zn
O) 7 (Fe、、03) 722    (BaO
)、9(coo)7(zno)7(Fe203)673
    (BaO)+4((:oO)9.5(ZnO)
9.5(Fe203)674(BaO)16(CoO)
8(znO)8(Fe2o3)68(1)の場合と同様
に作製した。 たたし、焼成の際、温度を1200℃で
12時間保ち、焼成雰囲気は空気中とした。
これらの試料1〜4は平均粒径5μmとした。
これらの試料d〜におよび1〜4についてX線回折をし
たところ、下記の結晶相が生じていることがわかった。
試  料      結  晶  相 d    はぼW単相(若干S相が含まれる)。
e、f、g、  Y単相。
i、j、k h     z相が主体であるが、Y、W相も含まれる
I    Y相、W相、Z相が混在。
2    はぼY単相(若干M相が含まれる)。
3    Y相とW相とが混在(若干S相が含まれる)
4    Y相とW相とか混在。
(5)スピネルフェライト(Co−Zn系)を含む試料
(比較) 試料 フェライト組成 5    (Coo) 50 (Fe203) 5゜6
(CoO)(znO)2o(Fe203)5゜(1)の
場合と同様に作製した。 ただし、焼成の際、温度を1
250℃で2時間保ち、焼成雰囲気は空気中とした。 
これらの試料5゜6は平均粒径5μmとした。
以上のように作製した試料a ”−kおよび試料1〜6
について、電子レンジの基本波(2,45Gl−1z)
と第5高調波(12,25G)lz)とにおける材料定
数、すなわちμ ′、μr−1tanδ、、  、’、
6  ”、tanδ およびr           
     εf (μ ″が極大値を持つ周波数)を求
めr た。
この結果を表1に示す。
また、試料a y kおよび試料1〜6を所定の寸法(
電磁波の伝播方向の長さl = 20 mm、厚みt 
= 3 mm、巾W=導波管の電磁波の伝播方向と垂直
関係にある辺の長さ)とし、変換器を挿入して高さを調
節した導波管に挿入した。 この場合、試料は変換器上
に載せ、試料と導波管上面とのギャップが1 mmとな
るようにした。
入射電力POと透過電力ptから次式に従フて基本波と
第5高調波における減衰57) Aを求めた。
この結果を表2に示す。
表    2 a    Mn−Znフェライト       16 
   22b    Mn−Znフェライト     
  14    23c    Ni−Znフェライト
        8     17d    Go、5
Zno5if          4     40e
    Coo、6Zn+4Y          6
     39f    Coo8Zn、2Y    
      5     43z   (:o、o7.
n、oY          5     44h  
 Co2y、              6    
 30i    Coo5Zn1. o Mgo、 5
Y       7     36j    GoO,
5Zno、 s Fe、、 Gy      10  
   26k   (:0o5Zn1o Feo5Y 
      9     271    (Bad)+
 4 (CoOン、(Znのy <Fe203)72 
    7           2 92  (,1
laO)+9(C00)7(ZnO)7(Fe203)
67  5     383 (IlaO)+4(1;
oO)9.5(2110)g5(Fe20z)ay  
7     364  (IlaO)+6(CoO)a
(ZnO)a(Fe203)ea   7     3
35  (Coo)zo(Fe20:+)5o    
     2     116  (CoO):+o 
(ZnO)20 (Fe203)50   4    
 23表2より、本発明の試料d−におよび試料1〜4
では、高周波において高い減衰量を示すことがわかる。
 そして、従来のフェライトを用いた試料a ”−cお
よび本発明の組成の範囲外にある試料5.6では、低周
波においては高い減衰量を示すが、高周波においては低
い減衰量しか示さないことがわかる。
この結果を、表1の結果との関係から考察すると、低周
波でも、高周波でも、μ′、μ″、tanδ4が高い方
が高い減衰量を示すといえる。 また、低周波では、ε
′、ε″、tanδ6が比較的高い方が高い減衰量を示
し、高周波では、その逆の傾向にあるといえる。
さらに f、についても試料d−におよび試料1〜4の方が試料
a −’ cおよび試料5.6に比べて高周波にあると
いえる。
以上より、本発明の効果は明らがである。
【図面の簡単な説明】
第1図は・本発明のフェライトの組成範囲を示す3元図
である。 第2図、第3図および第4図、は、それぞれCo  Z
 n 2−xW 、 Co  Z n 2−、 Yおよ
びX                   XCo 
xZ n 2−XZ (0≦x≦2ン、で示される組成
のフェライトにおいて12.25GIIzの透過5!A
衰量とXとの関係を示すグラフである。 第5図、第6図および第7図は、それぞれCo   F
 e   Me   W(xl+×3 +×4 =2)
。 xI      x3      X4c  OF  
e       M  e      Y  (yI 
  十V3  +y4 =2)。 yI      y3      、Y4および Co    Fe    Me    Z(z1+73
  +24  =2)。 Zl   z3   Z4 で示される組成のフェライトの3元図であり、斜線の部
分は2.45Gllzの第5高調波において透過減衰量
か20dB以七となる組成範囲を示す。 FIG、I ezOj 8aO FIG、2 FIG、3 F I G、 4 □X F I G、 5 Me (X4 ) FIo、6 FIG、7 fJHe(Z4 )

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記式(A)で示される組成を有するフェライト
    から選ばれた少なくとも1種を含むことを特徴とする電
    磁シールド材。 式(A) (BaO)_x(MeO)_y(Fe_2O_3)_z
    (上記式(A)において、x+y+z=1、0.05≦
    x≦0.3、0.1≦y≦0.4、0.55≦z≦0.
    8であり、MeはCoを含む金属原子の1種もしくは2
    種以上の組み合わせを表わす。)
  2. (2)MeOが(Co0)_w(Me′O)_2_−_
    w(ここで、0.1≦w≦2であり、Me′は2価の金
    属イオン、Fe^2^+、Ni^2^+、Mn^2^+
    、Zn^2^+、Mg^2^+、Cu^2^+、および
    Fe^3^+_0_._5+Li^+_0_._5とな
    りうる金属原子のなかから選ばれた1種もしくは2種以
    上の組み合わせを表わす)である特許請求の範囲第1項
    に記載の電磁シールド材。
  3. (3)前記フェライトの粉末と高分子マトリックスとが
    含まれる特許請求の範囲第1項または第2項に記載の電
    磁シールド材。
  4. (4)高分子マトリックスが樹脂またはゴムである特許
    請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の電磁
    シールド材。
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