JPS6290527A - 鋼材上の酸化鉄被膜の厚み及び組成測定方法 - Google Patents

鋼材上の酸化鉄被膜の厚み及び組成測定方法

Info

Publication number
JPS6290527A
JPS6290527A JP23084185A JP23084185A JPS6290527A JP S6290527 A JPS6290527 A JP S6290527A JP 23084185 A JP23084185 A JP 23084185A JP 23084185 A JP23084185 A JP 23084185A JP S6290527 A JPS6290527 A JP S6290527A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scale
composition
thickness
iron oxide
diffraction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23084185A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Kawabe
川辺 順次
Hajime Kimura
肇 木村
Shinobu Okano
岡野 忍
Masahiko Morita
正彦 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP23084185A priority Critical patent/JPS6290527A/ja
Publication of JPS6290527A publication Critical patent/JPS6290527A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Length-Measuring Devices Using Wave Or Particle Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、鋼材上の酸化鉄液II(りの厚み及び組成測
定方法に係り、特に、熱延鋼板製jも工程で生成する熱
延鋼板上の酸化鉄被膜の厚み及び組成を測定する際に用
いるのに好適な、鋼材上の酸化鉄被膜の厚み及び組成測
定方法に関する。
【従来の技術] 一般に、熱延鋼板上の酸化鉄被膜(以下、スケールとい
う)F4は、熱延鋼板製造工程で生成するものであるが
、熱延鋼帯を冷延して冷延羽帯にJ゛る場合、該熱延鋼
帯上のスケール層を完全に除去する必要がある。 このようなスケール層の除去は、通常加熱した塩酸水溶
液又は硫酸水溶液中に前記熱延鋼帯を連続的に浸漬して
行う。この場合の酸洗条1!ト、例えば酸洗時間は、前
記スケール層の厚みに応じて決めるのが合理的であり、
このようにして決めることによって生産性が向上し、ス
ケール残り等のトラブルも解消できる。従って、前記ス
ケール層の厚みを正確に知る必要がある。 又、前記熱延鋼板上のスケール層は、通常、F’e O
,Fe zos (ヘマタイt−)、FC!304(マ
グネタイト)等の酸化鉄で「11成される。これら酸化
鉄が前記スケール層中に占める割合、即ちスケール組成
は、加熱温度、加熱時間、雰囲気ガス組成等の熱延条件
、熱延後の水冷条件、及び熱延鋼板の鋼種等で異なる。 又、スケール層を酸水溶液等で除去する場合の除去の難
易(以下、酸洗性という)は、前記スケール組成によっ
て異なる。 従って、熱延鋼板の生産性向上の面から、前記スケール
組成も正確に知る必要がある。 ところで、熱延後にスケール層の除去が不司避な熱延鋼
板を製造する場合には、前記熱延鋼板にスケール層が形
成されないか、あるいは、スケール層の厚みが極力薄い
方が好ましい。文通に、熱延鋼板の種類によっては、ス
ケール層を故意に付着して該熱延鋼板に耐蝕性を付与づ
゛る場合もある。 以上のような場合は、熱延鋼板上のスケール層の付着量
を任意に制御する必要がある。そのためには、該熱延鋼
板上のスケール(=J着吊及びスケール組成を連続的に
非破壊で測定し、それをフィードフォワードあるいはフ
ィードバックして、酸洗条件あるいはスケール付着量あ
るいはスケール組成に関係する熱延鋼板の各種製造条件
等を正確に管理することが肝要である。従って、この場
合にも熱延鋼板上に生成されたスケールの厚み及び組成
を正確に知る必要がある。 【発明が解決しようとする問題点] しかしながら、従来は、前記熱延鋼板上に生成するスケ
ール層の厚み及び組成を正確に且つ非破壊で連続的に測
定する方法が存在しないという問題点を有していた。 【発明の目的】 本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであ
って、鋼材上の酸化鉄被膜の厚み及び組成を正確に且つ
非破壊で精度よく測定できる鋼材上の酸化鉄被膜の厚み
及び組成測定方法を提供することを目的とする。 [問題点を解決するだめの手段] 本発明は、第1図にその要旨を示すように、酸化鉄被膜
層をその表面に有する鋼材に特性X線を照射し、該酸化
鉄被膜層下の鋼44素地のα−Fe相における1つ以上
の結晶格子面からの回折X線強度と、前記酸化鉄被膜層
を(R成する1種類以上の酸化鉄の結晶格子面からの回
折X線強度を測定し、測定された各々の回折X線強度を
、予め求められた前記各々の結晶格子面からの回折X線
強度と酸化鉄被膜層の厚み及び組成の関係に対比させて
、前記酸化鉄被膜層の厚み及び組成を測定することによ
り、前記目的を達成したものである。
【作用] 以下、本発明の原理について詳細に説明する。 まず、発明者らは、鋼材上のスケール層の厚みをX線回
折法により測定することを試みた。その結果、前記スケ
ール層の厚みtlとS!4材木地のα−Fe層の例えば
(200>面の回折XyA強度(1−+−e)との間に
は、第2図に示すように明確な負の相関があり、次式(
1)のような関係式で示されることを見出した。なc1
3、第2図中のスケール厚は、鋼板表面の111位而偵
面りのスケール付着ffl(g/m’)で示しである。 し  +=−aAnI、(−E e+b       
=(1)この(1)式を用いれば前記スケール厚L1を
、鋼材素地のα−Fe[の例えば(200)面の回折X
線強度log  −peで測定することが可能となる。 ところで、(1)式の関係が成立する理由は、鋼材上で
回折した回折X線がスケール厚によって吸収され、この
吸収世が該スケール層が厚いほど多くなることによると
考えられる。第2図はこのような現象を明確に示してい
る。 又、(1)式の関係は、スケール組成により微妙に変化
し、従って、前記スケール層の厚み[1には、スケール
組成に対づる依存性があることがわかった。そこで、該
スケール層の厚みtlを体積割合別に求め解析したとこ
ろ、スケール層の組成に基づく指数81と前記回折X線
強度■ひ −Feとを変数とづ“る関数により、正確な
スケール層の厚みtlが求められることがわかった。な
お、前記スケール層の組成を表わす指数81は、例えば
次式(2)を用いて求めることができる。 Sl“c IFE304/ (a Ip+:o+b IFE203 +CIFE304)         −(2>但し、
a、b、cは定数である。又、IFEO。 IFE203、IFE304は、スケール層を構成する
Fe O,l”e 203、Fe304(7)結晶格子
面からの回折X線強度である。 ここで、前記スケール厚とw4月素地からの回折X線強
度1l−Feとの関係がスケール組成のTなることによ
って微妙に変化するのは、X線の吸収係数がそのXSの
透過する物質の種類によ?て異なるためと考えられる。 次に、発明者らは、w4材上のスケール層のスケール組
成をX線回折法により測定することを試み、該スケール
層を構成するl”c o、 Fc 203 (ヘマタイ
ト)、F(3304(マグネタイト)等の酸化鉄の個々
の結晶格子面からの回折X線強度IFeo、lFe2o
z、TFe304をスケール層の組成を知るため測定し
IC0測定されたこれら回折X線強度を重みづけしてデ
ータ加工し、前出(2)式の関係により指数81を求め
た。 以上のように測定値を処理した結果、前記lif数S1
と酸洗性(例えば、液温60°Cの10%塩酸水溶液中
に鋼材を浸漬し、スケール層が除去されるまでの時間)
との間には、明確な相関関係があることがわかった。従
って、鋼材」二のスケール層を除去する場合等において
、前記組成を表わす指数81に基づき酸洗条件を決定づ
ることができる。 ところで、前記スケール層を構成するFed。 Fezes及びFe50*′8にライr 1114々の
回折X線強度を測定することにより、前記スケール層の
組成を測定できるのは以下の理由による。 即ち、周知のようにある結晶性物質のある結晶格子面の
回折X線強度IMは、その物質が微粉末の状態即ちX線
結品学的に均質であるならば、その結晶性物質のmVが
多くなると強くなり、例えば次式(3)のような関係式
で承りことができるからである。又、この場合、逆に次
の(4)式のような関係式も成立する。 V=f  (IM)       ・・・(3)It−
q−r  (V)       ・・・(4)このよう
にして、スケール層を構成づるFe01F e 203
、及びFe304等の酸化鉄のうちから1つ以上の回折
X49強度、例えばスケールの酸洗性との間に相関が認
められるFe203の回折X線強度等を測定することに
より、スケール組成を有効に表わず指数81を求めるこ
とができる。 又、前記スケール層のスケール組成を承り指数$1は、
逆にスケール層の厚みtlが変化すると変動することが
わかった。この変動には一定の傾向があり、前記スケー
ル層の厚みtlを変数と覆る関数により、正確なスケー
ル組成を示す指数82が求められる。 ここで、前記スケール層の厚みによって、スケール組成
を示す指数81が変化づるのは、厚みが厚くなると測定
対象の酸化鉄量が相対的に増加づること、及び、該酸化
鉄量の増加によって強度が強くなる傾向く例えば傾き)
が、酸化鉱の間で異なること等によるものと考えられる
。 以上述べたように、鋼材」二のスケール層のスケール組
成及びスケール層の厚みをX線回折法により測定した場
合、求められた該スケール層の組成を表わす指数81と
スケール層の厚みt管との間には、それぞれを正確に測
定するための相互補完の関係があることがわかった。従
って、鋼材上に生成されるスケールHのスケール厚を測
定する場合にはスケール組成による補正、又、1)0記
スケール廚のスケール組成を測定する場合にはスケール
厚による補正がそれぞれ必要となる。 本発明は、以上のような知見に基づきなされたものであ
って、以下に述べるような特徴を有する。 まず、本発明の第1の特徴は、鋼材上のスケール層の厚
みを非破壊、連続的に且つ正確に測定できることにある
。 発明者らの研究から、前記のように、例えば熱延鋼板上
のスケール層の厚みと鋼板素地のα−Fe相の回折Xt
Q強度との間には、第2図に示したような明確な相関関
係があることがわかった。従って、スケール厚t1とW
4材素地のα−Fe相の例えば(200)面の回折X線
強度1+/、−Feとの関係は、例えば前出(1)式に
示したように次式(5)で正確に表現し冑る。 し  +  −f   (I、4  −  F e) 
            −(5)よって、スケール層
のスケール厚t1が未知の熱延鋼板についてX線回折を
行い、α−Fe相の例えば(200)mの回折XFA強
度II−peを測定し、該回折X線強度を予め求めてお
いた(5)式の関係に照すことによって、前記スケール
層のスケール厚t1を正確に測定することができる。 又、前記スケール層を構成するFe O,Fe 203
、及びFC!304等の各酸化鉄の体積割合が異なると
、(5)式の関係は微妙に変化する。この現象に基づき
、前記各酸化鉄の回折XtfA強度を測定し、例えば前
出(2)式を用いてスケール組成を示す指数81を求め
、その指数81を前記スケール厚【1の補正に用いる。 この場合には、スケール組成を加味して予め求めておい
た、正確なスケール層の厚み【2と回折X線強度1t−
Feとの関係を示す次式(6)に、前記組成指数81と
回折X線強度1ct、−r−eを照して、正確なスケー
ル厚t2を測定する。 t  z=f  (Id、−Ee、Sl )   ・=
(6)次に、本発明の第2の特徴は、鋼材上のスケール
層の組成を非破壊、連続的に且つ正確に測定できること
にある。 即ち、前記スケール層を構成するFe O,Fe2O3
及びFe50*の各酸化鉄のうちから1種類以上選んで
その回折X11強度を測定し、測定された回折X線強度
、例えばFe2O3の回折X線強度IFE203をスケ
ール組成を示す指数81とする点にある。この場合、前
述のように各酸化鉄の回折X線強度を測定して、例えば
前記Fe 203の回折X線強度を前記指数81として
用いてもよく、又、前出(2)式で示した指数81を用
いることもできる。 又、前記スケール組成を示す指数81がスケール厚t1
によって変化することに基づき、該指数81をスケール
厚t1を用いて補正することができる。この場合、前記
組成指数81とスケール厚【1とを次式(7)により対
比して補正後のスケール組成を示す指数82を求める。 52=f  (S  +、L  +  )      
 ・・・・・・ (7)以上述べた通り、本発明によれ
ば、鋼材上の酸化鉄被膜(スケール)の厚みと組成とを
該鋼材にX線を照射することにより、非破壊で測定でき
る。 又、測定されたスケールの厚み及び組成の測定値を用い
て、スケール厚が変化することにより生ずるスケール組
成の測定誤差と、文通に、スケール組成が変化すること
により生ずるスケール厚の測定誤差とを相互的に補完し
、それら測定誤差を最小にして前記スケール層の厚みと
組成を精度良く測定することができる。この場合、相互
的に補完するための計qを繰返し行うことにより、前記
スケール厚及びスケール組成の両者とも測定誤差が小さ
くなり、発明者らの経験から、5回の繰返し計算で該測
定誤差が実用上問題のない程度となることがわかってい
る。 (実施例] 以下、本発明に係る鋼材上の酸化鉄皮膜の厚み及び組成
測定方法が採用された測定装置の実施例について詳細に
説明Jる。 この実施例は、第3図に承りように、熱延鋼帯10の上
のスケール層を連続的に酸洗除去する設(1i(いわゆ
るピックリングライン)12に設けられて、広範に変化
する前記熱延銅帯10のスケール厚とスケール組成を表
わす指数とを連続的に測定する測定装置である。この測
定装Uは、前記ビックリングライン12の入側位置に設
けられたX線回折装置14と、小型電算様くいわゆるパ
ソコン)16とを備えている。なお、前記熱延鋼帯10
は矢印A方向に搬送される。 前記X線回折装置14は、平行ビーム光学系を採用した
ものであり、該X線回折装置14に備えられて、X線を
放出する×8管球18にはOr −ターゲット(3kW
)を採用し、又同様に、回折X線の強度を検出する検出
器20にはガス封入型比率計数管を採用することができ
る。 前記小型電旧16は、前記X線回折装置14より送られ
た回折X線強度の測定値に基づきバックグランド補正を
行う別面と、正確なスケール厚と正確なスケール組成を
表わす指数を求める橢能と、前記小型計引16に付属す
る記録計にスケール厚とスケール組成とを出力する機能
を有している。 以下、実施例の作用について説明する。 まず、第3図に示すようにX線回折装置14のX41管
球18から被測定体である熱延鋼帯10に特性X線22
を照射する。前記熱延銅帯10で回折した回折X線24
は、検出器20で検出される。 この際、前記X11回折装置14で測定する測定対象は
、前記熱延鋼帯10の鋼帯素地のα−Fe相の(211
)面、スケール層中のFe304(マグネタイト)の(
440)面、及びFezO3(ヘマタイト)の(116
)面とした。又同時に、バックグランド強度を2つの回
折角(20)を選ぶことにより測定した。 次に、前記xIi1回折′11置14で測定された前記
α−Fe相(211)面の回折XI!i!強度の測定値
I値−Feと、前記スケール層中のFe3O4の(44
0)面及びFe2O3の(116)面の回折X線強度の
測定1iff r F E 304、IFE203と、
前記バックグランド強度の測定1直1日Gに基づき小型
電算機16で以下のような処理を行う。 即ち、測定された各々の回折X線強度の測定値1.7−
t−el 1FE304.IFE203について、例え
ば次式(8)のように前記バックグランド強度1日との
差をFiqRして補正し、真の回折X線強度の値1’c
t−pe、I’FE304、I′Fε203を求める。 IFE304−IBG=I’  FE304・・・(8
) このようにしてそれぞれ求めた只の回折X線強度1−d
  −r:e11′r:r;、so*s I′FE20
3を、予め求めておいた各々の回折X線強度I′d−F
ez  I−FE304%  1−FE203と正確な
スケール厚及び正確なスケール組成を表わす指数との関
係にそれぞれ対比させて、前記スケールHの実際の正確
なスケール〃(スケール付着但として測定する)と正確
なスケール組成を表わす指数とを求める。そして、前記
小型電算116に付属する記録計に、求められたスケー
ルg及びスケール組成を表わす1日敗に基づくスケール
組成の値を出力する。 ここで、以上のようにして本実施例に係る測定装置で測
定したスケール厚(スケール付着用)と同じ測定対象か
らサンプリングして重量法で求めたスケール付着但とを
対比した結果を第4図に示1゜図から本発明法で測定し
たスケール付着Φは、II法で求めたスケール付着型と
ほぼ完全に一致することがわかる。即ち、本発明による
方法を用いれば、スケールの組成がいずれであってもス
ケール厚を正確に測定できるのである。 又、前記実施例に係る装置を用いて本発明法により測定
したスケール組成を表わづ一指数Soと、従来法である
、バッチ的に行われる光学顕微SQ B寮によりFez
Oa(ヘマタイト)層の厚みDFE20.Sとl”e3
ot(マグネタイト)Fjの厚みDFE304を測定し
、次式(9)を用いて求めた指数Scとの関係を第5図
に示J’。 5c=DpE2o3/(DFe 203+DFE304
)      ・・・(9)第5図から、本発明法で測
定したスケール組成は、スケール厚がいずれであっても
、従来法である光学顕微鏡を用いた方法で測定したスケ
ール組成とよく一致することがわかる。従って、この図
からも本発明法によりスケール組成を正確に求め得るこ
とがわかる。 更に、前記実施例により測定した前記熱延銅帯10のス
ケールの厚み及び組成を、それに連なる前記ビックリン
グライン12のライン速度の制御に用いることによって
、前記熱延鋼帯1oにスケール残りがなく且つ効率的に
ライン操業が可能となる適正なライン速度を得ることが
できることを確認した。 又、熱延工程での仕上げスタンドに前記X線回折装置1
4を設置して本発明法によりスケールの厚み及び組成を
測定し、その測定値に基づいて熱延条件、例えば水冷条
件、各部熱延温度及び雰囲気等をi、+1 IIIする
ことにより、スケール厚み及びスケール組成を目的の値
とづることかできる。このようにして、経済性に浸れた
品質の熱延鋼帯を効率良く得ることができる。 なお、前記実施例においては、鋼材として熱延鋼帯10
を例示したが、鋼材は該熱延鋼帯10に限定されるもの
ではなく他の鋼材であってもよい。 【発明の効果】 以上説明した通り、本発明によれば、鋼材上のスケール
の厚み及びスケールの組成を正確且つ非破壊で連続的に
測定することができる。又、オンライン上において、前
記スケールのりみ及びスケールの組成を迅速に測定する
ことが可能であるため、例えばその測定値をフィードフ
ォワード又はフィードバックして各種のプロ吐スのパラ
メータを制御することができる。従って、その結果とし
て、例えばスケール残りあるいはオーバビック等の酸洗
条件に起因する鋼材の品質上の問題がなくなる。又、例
えば過度なスケールが鋼板上に生成しないように、ある
いは、過度なスケールを故意に鋼板上に生成させるよう
に、例えば熱延温度、雰囲気ガス組成、及び熱延速度等
を制御することにより、経済的にも品質的にも優れた熱
延#II仮を得られる熱延作業を可0しとする等の優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明の要旨を示す流れ図、第2図は、本発
明の詳細な説明するための、回折X線強度とスケール厚
の関係の一例を示す線図、第3図は、本発明に係る鋼材
上の酸化鉄皮膜の厚み及び組成測定方法が採用された測
定装置の実施例の構成を示す、一部所面図を含むブロッ
ク線図、第4図は、前記実施例の作用を説明するための
、従来のmm法と本発明法とにより求めたスケール付着
量の関係の一例を示す線図、第5図は、同じく、従来の
光学顕微鏡により求めたスケール組成を表わす指数と本
発明法により求めたスケール組成を表わす指数との関係
の一例を示す線図である。 10・・・熱延鋼帯(w4材)、 12・・・ビックリングライン、 14・・・X線回折装置、 16・・・小型電算機、 18・・・X線管球、 20・・・検出器、 22・・・特性X線、 24・・・回折X線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酸化鉄被膜層をその表面に有する鋼材にX線を照
    射し、 該酸化鉄被膜層下の鋼材素地のα−Fe相における1つ
    以上の結晶格子面からの回折X線強度と、前記酸化鉄被
    膜層を構成する1種類以上の酸化鉄の結晶格子面からの
    回折X線強度を測定し、測定された各々の回折X線強度
    を、予め求められた前記各々の結晶格子面からの回折X
    線強度と酸化鉄被膜層の厚み及び組成の関係に対比させ
    て、前記酸化鉄被膜層の厚み及び組成を測定することを
    特徴とする鋼材上の酸化鉄被膜の厚み及び組成測定方法
JP23084185A 1985-10-16 1985-10-16 鋼材上の酸化鉄被膜の厚み及び組成測定方法 Pending JPS6290527A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23084185A JPS6290527A (ja) 1985-10-16 1985-10-16 鋼材上の酸化鉄被膜の厚み及び組成測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23084185A JPS6290527A (ja) 1985-10-16 1985-10-16 鋼材上の酸化鉄被膜の厚み及び組成測定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6290527A true JPS6290527A (ja) 1987-04-25

Family

ID=16914120

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23084185A Pending JPS6290527A (ja) 1985-10-16 1985-10-16 鋼材上の酸化鉄被膜の厚み及び組成測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6290527A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014095655A (ja) * 2012-11-12 2014-05-22 Jfe Steel Corp 鉄系酸化物分析方法
JP2014095133A (ja) * 2012-11-12 2014-05-22 Jfe Steel Corp 冷延鋼板の製造方法
JP2014095653A (ja) * 2012-11-12 2014-05-22 Jfe Steel Corp 鉄系酸化物分析方法
CN105675637A (zh) * 2016-01-22 2016-06-15 河北钢铁股份有限公司 一种增强钢铁表面氧化层x射线衍射强度的方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014095655A (ja) * 2012-11-12 2014-05-22 Jfe Steel Corp 鉄系酸化物分析方法
JP2014095133A (ja) * 2012-11-12 2014-05-22 Jfe Steel Corp 冷延鋼板の製造方法
JP2014095653A (ja) * 2012-11-12 2014-05-22 Jfe Steel Corp 鉄系酸化物分析方法
CN105675637A (zh) * 2016-01-22 2016-06-15 河北钢铁股份有限公司 一种增强钢铁表面氧化层x射线衍射强度的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW500922B (en) Quantitative measuring method and apparatus of metal phase using X-ray diffraction method, and method for making plated steel sheet using them
JP2007127600A (ja) 電磁誘導型検査装置および電磁誘導型検査方法
WO1986002164A1 (en) Method of determining thickness and composition of alloy film
US4686471A (en) System for online-detection of the transformation value and/or flatness of steel or a magnetic material by detecting changes in induced voltages due to interlinked magnetic fluxes in detecting coils
JPS6290527A (ja) 鋼材上の酸化鉄被膜の厚み及び組成測定方法
EP0348574B1 (en) Method of simultaneously measuring thickness and composition of film and apparatus therefor
CN103765158A (zh) 测定方法和测定装置
Thornhill et al. 109. The electrochemistry of the rusting process along a scratch-line on iron
Ebert et al. Intercomparison of thermophysical property measurements on iron and steels
JPS59188508A (ja) 鋼材の変態量及び平坦性のオンライン検出装置
JPS6110749A (ja) 走行板材の表面及び内部特性測定装置
JP4302852B2 (ja) 金属材表面酸化物の測定方法およびx線回折装置
JPS58150845A (ja) X線測定による多元系合金めつき層の定量分析法
US3433670A (en) Pickling bath control apparatus and method
CN112597627A (zh) 一种预测弹簧钢加热过程氧化层厚度的计算方法
JPS6259256B2 (ja)
JP3020620B2 (ja) 準安定オーステナイト系ステンレス鋼帯の冷間圧延におけるマルテンサイト量のオンライン測定方法
JPS6316257A (ja) ステンレス鋼l規格材の非破壊的簡易鑑別法
JPH071268B2 (ja) ステンレス鋼中の炭素含有量の定量的非破壊鑑別法
JPH05203593A (ja) めっき付着量の測定方法および装置
JPH06341806A (ja) めっき厚の測定方法および装置
KR100685024B1 (ko) 합금화 용융 아연 도금 강판의 합금상 분율 및 합금화도측정장치
JPH01119756A (ja) 金属材料の劣化検査装置
JPS6367121B2 (ja)
JPS62194410A (ja) 鋼板の板厚測定方法