JPS6289908A - 低損失プラスチツク光フアイバの製法 - Google Patents
低損失プラスチツク光フアイバの製法Info
- Publication number
- JPS6289908A JPS6289908A JP60231500A JP23150085A JPS6289908A JP S6289908 A JPS6289908 A JP S6289908A JP 60231500 A JP60231500 A JP 60231500A JP 23150085 A JP23150085 A JP 23150085A JP S6289908 A JPS6289908 A JP S6289908A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- monomer
- dissolved oxygen
- inert gas
- ultrasonic vibration
- optical fiber
- Prior art date
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- Pending
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- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、光伝送損失が低いプラスチック光ファイバの
製法に関する。
製法に関する。
[従来技術]
プラスデック光ファイバは、その可撓性などの利点から
頻繁に用いられている。しかし、従来のプラスチック光
ファイバには、光伝送損失が大きいという欠点がある。
頻繁に用いられている。しかし、従来のプラスチック光
ファイバには、光伝送損失が大きいという欠点がある。
光伝送損失の低いプラスチック光ファイバを製造する方
法が特開昭58−193502号に開示されている。こ
の製法においては、不活性ガスによるストリッピングま
たは減圧脱気などを行った後、熱処理し、単量体中の溶
存酸素を除去している。しかし、不活性ガスストリッピ
ングまたは減圧脱気によって、物理的に溶存する酸素は
あるレベルまで除去できるが、溶存酸素の完全な除去は
困難である。更に、残留溶存酸素を反応消失するための
熱処理によって重合が進行しまたは副反応が生じ、光伝
送損失の要因になる。従って、光伝送損失の徹底した低
減は不可能である。
法が特開昭58−193502号に開示されている。こ
の製法においては、不活性ガスによるストリッピングま
たは減圧脱気などを行った後、熱処理し、単量体中の溶
存酸素を除去している。しかし、不活性ガスストリッピ
ングまたは減圧脱気によって、物理的に溶存する酸素は
あるレベルまで除去できるが、溶存酸素の完全な除去は
困難である。更に、残留溶存酸素を反応消失するための
熱処理によって重合が進行しまたは副反応が生じ、光伝
送損失の要因になる。従って、光伝送損失の徹底した低
減は不可能である。
[発明の目的]
本発明の目的は、重合または副反応を生じさせることな
く単量体中の溶存酸素をほぼ完全に除去し、低損失プラ
スチック光ファイバを製造する方法を提供することにあ
る。
く単量体中の溶存酸素をほぼ完全に除去し、低損失プラ
スチック光ファイバを製造する方法を提供することにあ
る。
[発明の構成]
本発明の要旨は、
(1)酸素濃度が5 ppm以下の密閉系内でコア単量
体の精製を行い、 (2)超音波振動を与えながら不活性ガスを吹き込むこ
とにより単量体の溶存酸素を除去し、(3)密閉状態を
保ったままで重合開始剤を添加して重合し、および (4)得られたコア重合体を溶融紡糸によってファイバ
にする ことを特徴とする低損失プラスチック光ファイバの製法
に存する。本発明の製法は、工程(2)において、超音
波振動を与えながら不活性ガスを吹き込むことによって
単量体の溶存酸素濃度を低減することを特徴とする。
体の精製を行い、 (2)超音波振動を与えながら不活性ガスを吹き込むこ
とにより単量体の溶存酸素を除去し、(3)密閉状態を
保ったままで重合開始剤を添加して重合し、および (4)得られたコア重合体を溶融紡糸によってファイバ
にする ことを特徴とする低損失プラスチック光ファイバの製法
に存する。本発明の製法は、工程(2)において、超音
波振動を与えながら不活性ガスを吹き込むことによって
単量体の溶存酸素濃度を低減することを特徴とする。
以下にそれぞれの工程について説明する。
(1)酸素濃度5 ppm以下、好ましくはI ppm
以下の密閉系内でコア単量体を精製する。コア単量体の
精製は、通常、蒸留によって行う。コア単量体は、プラ
スデック光ファイバのコアとして用いられる非晶質透明
重合体を与えるいずれの単量体であってよく、例えば、
メチルメタクリレート、スヂレンなどが挙げられる。
以下の密閉系内でコア単量体を精製する。コア単量体の
精製は、通常、蒸留によって行う。コア単量体は、プラ
スデック光ファイバのコアとして用いられる非晶質透明
重合体を与えるいずれの単量体であってよく、例えば、
メチルメタクリレート、スヂレンなどが挙げられる。
(2)精製後、コア単量体に超音波振動を与えながら不
活性ガスを吹き込む。超音波振動の周波数は、10〜1
03KHzであることが好ましい。温度は、高温でない
ことが好ましく、通常、室温である。不活性ガスは、い
ずれの不活性ガス、例えば、窒素ガスまたはヘリウムガ
スなどであってよいが、経済性などの点から窒素ガスで
あることが好ましい。超音波振動および不活性ガス吹込
時間ならびに不活性ガス吹込量などは、単量体の1およ
び種類などに応じて適宜選択する。単量体の溶存酸素濃
度はできるだけ低くすることが好ましい。
活性ガスを吹き込む。超音波振動の周波数は、10〜1
03KHzであることが好ましい。温度は、高温でない
ことが好ましく、通常、室温である。不活性ガスは、い
ずれの不活性ガス、例えば、窒素ガスまたはヘリウムガ
スなどであってよいが、経済性などの点から窒素ガスで
あることが好ましい。超音波振動および不活性ガス吹込
時間ならびに不活性ガス吹込量などは、単量体の1およ
び種類などに応じて適宜選択する。単量体の溶存酸素濃
度はできるだけ低くすることが好ましい。
例えば、溶存酸素濃度を好ましくは+ 601)l)b
以下、更に好ましくは20ppb以下にする。第1図は
、本発明の製法によりメチルメタクリレート(MMA)
重合体をコアとするプラスデック光ファイバを形成する
場合において単量体の溶存酸素が重合体の光伝送損失に
与える影響を示すグラフであり、図面のA点は単量体の
溶存酸素の検出限界(160ppb)を示す。単量体の
溶存酸素濃度が低い程、光伝送損失が小さくなることが
わかる。
以下、更に好ましくは20ppb以下にする。第1図は
、本発明の製法によりメチルメタクリレート(MMA)
重合体をコアとするプラスデック光ファイバを形成する
場合において単量体の溶存酸素が重合体の光伝送損失に
与える影響を示すグラフであり、図面のA点は単量体の
溶存酸素の検出限界(160ppb)を示す。単量体の
溶存酸素濃度が低い程、光伝送損失が小さくなることが
わかる。
(3)溶存酸素を充分に除去した後、密閉状態を保った
まま、重合開始剤および要すれば連鎖移動剤を添加し、
コア単量体を重合する。重合開始剤は、従来のいずれの
開始剤、例えば、アゾ系重合開始剤またはパーオキサイ
ド系重合開始剤などであってよい。要すれば加えられる
連鎖移動剤は、従来のいずれの連鎖移動剤、例えば、メ
ルカプタンなどであってよい。
まま、重合開始剤および要すれば連鎖移動剤を添加し、
コア単量体を重合する。重合開始剤は、従来のいずれの
開始剤、例えば、アゾ系重合開始剤またはパーオキサイ
ド系重合開始剤などであってよい。要すれば加えられる
連鎖移動剤は、従来のいずれの連鎖移動剤、例えば、メ
ルカプタンなどであってよい。
(4)重合後、コアを、例えば溶融紡糸によって、ファ
イバにする。このときに、クラッドも同時に形成するこ
とが好ましい。クラッドは、コアの重合体材料よりも低
い屈折率を有するいずれの透明重合体、例えばフッ素含
有メチルメタクリレート重合体であってよい。
イバにする。このときに、クラッドも同時に形成するこ
とが好ましい。クラッドは、コアの重合体材料よりも低
い屈折率を有するいずれの透明重合体、例えばフッ素含
有メチルメタクリレート重合体であってよい。
[発明の効果]
本発明の利点は以下の通りである。単量体に超音波振動
を与えながら不活性ガス吹込を行うので、単量体中の酸
素をほぼ完全に除去でき、単量体を長時間、高温にさら
すことがない。従って、従来にない低損失のプラスチッ
ク光ファイバが得られる。
を与えながら不活性ガス吹込を行うので、単量体中の酸
素をほぼ完全に除去でき、単量体を長時間、高温にさら
すことがない。従って、従来にない低損失のプラスチッ
ク光ファイバが得られる。
本発明の製法は、プラスチック光フアイバデータリンク
を形成する場合に特に適している。
を形成する場合に特に適している。
[実施例]
以下に実施例および比較例を示す。
実施例1
メチルメタクリレート(MMA)を、酸素濃度lppm
である10″−3mmHgの減圧下で蒸留した。次いで
50KHzの超音波振動を加えながら、窒素ガス吹込を
行い、溶存酸素を除去した。溶存酸素除去後の単量体の
溶存酸素濃度は、検出限界(160ppb)以下であっ
た。密閉状態を保ったまま、重合開始剤アゾイソブヂロ
ニトリル(単量体に対して0.1モル%)および連鎖移
動剤n−ブチルメルカプタン(単量体に対して0.3モ
ル%)を加え、l35°Cで重合し、重合完了後、20
0℃で窒素ガス雰囲気下において溶融紡糸し、同時に含
フツ素メタクリレート重合体をクラツディングし、コア
径0.985mm、クラッド肉厚0.015mmおよび
ファイバ外径1.015mmのプラスチック光ファイバ
を製造した。ファイバの光伝送損失は、波長570nm
の光において70dB/kmであった。
である10″−3mmHgの減圧下で蒸留した。次いで
50KHzの超音波振動を加えながら、窒素ガス吹込を
行い、溶存酸素を除去した。溶存酸素除去後の単量体の
溶存酸素濃度は、検出限界(160ppb)以下であっ
た。密閉状態を保ったまま、重合開始剤アゾイソブヂロ
ニトリル(単量体に対して0.1モル%)および連鎖移
動剤n−ブチルメルカプタン(単量体に対して0.3モ
ル%)を加え、l35°Cで重合し、重合完了後、20
0℃で窒素ガス雰囲気下において溶融紡糸し、同時に含
フツ素メタクリレート重合体をクラツディングし、コア
径0.985mm、クラッド肉厚0.015mmおよび
ファイバ外径1.015mmのプラスチック光ファイバ
を製造した。ファイバの光伝送損失は、波長570nm
の光において70dB/kmであった。
比較例1
超音波振動を加えながら窒素ガス吹込を行なわない以外
は実施例】を繰り返しプラスチック光ファイバを製造し
た。減圧脱気後の単量体の酸素濃度は200 ppbで
あり、ファイバの光伝送損失は波長570nmの光にお
いて110dB/kmであった。
は実施例】を繰り返しプラスチック光ファイバを製造し
た。減圧脱気後の単量体の酸素濃度は200 ppbで
あり、ファイバの光伝送損失は波長570nmの光にお
いて110dB/kmであった。
第1図は、メチルメタクリレート(MMA)において単
量体の溶存酸素が重合体の光伝送損失に与える影響を示
すグラフである。 A・・・溶存酸素検出限界。 特許出願人 住友電気工業株式会社 代 理 人 弁理士 青白 葆 ほか2名第1 図
量体の溶存酸素が重合体の光伝送損失に与える影響を示
すグラフである。 A・・・溶存酸素検出限界。 特許出願人 住友電気工業株式会社 代 理 人 弁理士 青白 葆 ほか2名第1 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、(1)酸素濃度が5ppm以下の密閉系内でコア単
量体の精製を行い、(2)超音波振動を与えながら不活
性ガスを吹き込むことにより単量体の溶存酸素を除去し
、(3)密閉状態を保ったままで重合開始剤を添加して
重合し、および(4)得られたコア重合体を溶融紡糸に
よってファイバにすることを特徴とする低損失プラスチ
ック光ファイバの製法。 2、超音波振動の周波数は10〜10^3KHzである
特許請求の範囲第1項記載の製法。 3、溶存酸素除去後の溶存酸素濃度を、160ppb以
下にする特許請求の範囲第1項記載の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60231500A JPS6289908A (ja) | 1985-10-16 | 1985-10-16 | 低損失プラスチツク光フアイバの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60231500A JPS6289908A (ja) | 1985-10-16 | 1985-10-16 | 低損失プラスチツク光フアイバの製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6289908A true JPS6289908A (ja) | 1987-04-24 |
Family
ID=16924464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60231500A Pending JPS6289908A (ja) | 1985-10-16 | 1985-10-16 | 低損失プラスチツク光フアイバの製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6289908A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0243507A (ja) * | 1988-08-04 | 1990-02-14 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 光フアイバ鞘材用重合体 |
WO2001012291A1 (de) * | 1999-08-17 | 2001-02-22 | Stockhausen Gmbh & Co. Kg | Verfahren und vorrichtung zur entfernung von sauerstoff aus wässrigen monomerenlösungen |
GB2431017A (en) * | 2005-10-04 | 2007-04-11 | Fisher Rosemount Systems Inc | Process model identificationin a process control system |
-
1985
- 1985-10-16 JP JP60231500A patent/JPS6289908A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0243507A (ja) * | 1988-08-04 | 1990-02-14 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 光フアイバ鞘材用重合体 |
WO2001012291A1 (de) * | 1999-08-17 | 2001-02-22 | Stockhausen Gmbh & Co. Kg | Verfahren und vorrichtung zur entfernung von sauerstoff aus wässrigen monomerenlösungen |
US6716273B1 (en) | 1999-08-17 | 2004-04-06 | Stockhausen Gmbh & Co. Kg | Method and device for eliminating oxygen contained in aqueous monomer solutions |
GB2431017A (en) * | 2005-10-04 | 2007-04-11 | Fisher Rosemount Systems Inc | Process model identificationin a process control system |
US7444191B2 (en) | 2005-10-04 | 2008-10-28 | Fisher-Rosemount Systems, Inc. | Process model identification in a process control system |
GB2431017B (en) * | 2005-10-04 | 2010-10-27 | Fisher Rosemount Systems Inc | Process model identification in a process control system |
US10310456B2 (en) | 2005-10-04 | 2019-06-04 | Fisher-Rosemount Systems, Inc. | Process model identification in a process control system |
US11487252B2 (en) | 2005-10-04 | 2022-11-01 | Fisher-Rosemount Systems, Inc. | Process model identification in a process control system |
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