JPS6289690A - 有機チタン化合物、および、該化合物を有効成分とする表面処理剤 - Google Patents

有機チタン化合物、および、該化合物を有効成分とする表面処理剤

Info

Publication number
JPS6289690A
JPS6289690A JP22156885A JP22156885A JPS6289690A JP S6289690 A JPS6289690 A JP S6289690A JP 22156885 A JP22156885 A JP 22156885A JP 22156885 A JP22156885 A JP 22156885A JP S6289690 A JPS6289690 A JP S6289690A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
carboxylic acid
organic titanium
treatment agent
titanium compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22156885A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Sato
正之 佐藤
Noriyuki Kobayashi
範行 小林
Mamoru Aizawa
会沢 守
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Soda Co Ltd filed Critical Nippon Soda Co Ltd
Priority to JP22156885A priority Critical patent/JPS6289690A/ja
Publication of JPS6289690A publication Critical patent/JPS6289690A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規有機チタン化合物に係り、さらに詳しく
は、チタンアルコキシドの有するアルコキノ基の2〜3
を、ハロゲン化カルボン酸由来の基およびカルボン酸由
来の基で置換した有機チタン化合物に関する。
本発明の有機チタン化合物は、表面処理剤、特に、固体
物質たとえば無機充填剤を、高分子媒質に分散して複合
させる場合に使用されるカップリング剤として有用であ
る。
〔従来の技術〕
高分子系の成形品は、寸法安定性および耐熱性を改善す
る目的で、充填剤により一般に複合化されているが、一
方、複合化することにより、加工性の低下または機械的
性質の低下を招来している。
高分子系の充填剤による複合化の課題を解決する手段と
して、界面活性剤、金属石鹸等を、該複合系に添加する
方法が採用されているが、十分に満足できる効果は得ら
れていない。
エンサイクロペディア オブ ケミカル テクノロジー
(Encyclopedia of Che+m1ca
l Technolgy)第6巻、第627頁(196
7)に、シラン系化合物、いわゆる、シランカップリン
グ剤を前記複合系に添加する方法が記載されている。
しかしながら、シランカフプリング剤は、使用する充填
剤あるいは高分子系の組成により、必ずしも有効ではな
い。 (ポリマーダイジェスト、第34巻。
3月号、第23頁(1982) 、プラスチックエージ
、8月号、第61頁(1981)等参照) シランカップリング剤に代わるものとして、チタン化合
物を使用する提案が、前記ポリマーダイジェスト、第3
4巻、3月号、第23頁(1982)および同第34S
、5月号、第40頁(1982)に記載されている。
前記複合系に使用されるチタン化合物として、下記のを
機チタン化合物が提案されている。
fal  特公昭49−39169号 T;(OR)m R’a−m + m=2または3(R
’は、カルボン酸由来の基またはハロゲン化カルボン酸
由来の恭〕 (bl  特開昭50−145448号Ti (OR)
 a−n  (OCOR’)Il: 3 < n≦3,
5(R’0CO−は、カルボン酸由来の基またはハロゲ
ン化カルボン酸由来の基〕 しかしながら、有機チタン化合物のTi:1原子に対し
、カルボン酸由来の基およびハロゲン化カルボン酸由来
の基が同時に結合した化合物は知られていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記公知の有機チタン化合物を、高分子系と充填剤との
複合系に適用することにより、ある程度の加工性あるい
は機械的特性の向上を該複合系に与えるが、それらは十
分に満足できるものとは言えない。
従来の有機チタン化合物を有効成分とする表面処理剤に
おいては、複合系中における充填剤の高分子系への分散
性が十分ではなく、そのために高分子媒贅の本来の特性
を低下させる傾向がある。
本発明は、前記高分子系と充填剤との複合系に適用され
ている表面処理剤の有する課題を解決゛した、有機チタ
ン化合物を有効成分とする表面処理剤およびその有効成
分である新規有機チタン化合物を提供することを、その
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、前記目的を達成すべく鋭意研究した結果
、Ti1l原子に対し、カルボン酸由来の基およびハロ
ゲン化カルボン酸由来の基が同時に結合し、かつ、アル
コール由来の基を少なくとも1以上有する有機チタン化
合物が、高分子系と充填剤とのカップリング効果に優れ
ることを見出し、本発明を完成した。
本発明は、一般式(1) 〔式中、Rは、ハロゲン原子または炭素数1〜24の飽
和もしくは不飽和のハロゲン化炭化水素基、Roは、炭
素数1〜6の炭化水素店、および、R“は、炭素数1〜
24の飽和もしくは不飽和の炭化水素基を表し、 1、mおよびnは、正数であり、かつ、1 +@+n=
4.2≧l≧1.2≧n≧1および3≧β+n≧2の関
係を有する。〕で表される有機チタン化合物、および、
該化合物を有効成分として含有してなる表面処理剤であ
る。
本発明の前記一般式(1)で表される有機チタン化合物
において、式中に、 (ROCO)−で表す基(ここに、Rは、前記と同し意
味を表す。)は、ハロゲン化カルボン酸の残基であり、
ハロゲン化カルボン酸として、炭素数1〜24の飽和ま
たは不飽和の直鎖もしくは側鎖を有するカルボン酸の水
素原子の一部または全部がハロゲン原子たとえばp、C
j!、BrまたはIで置換されたものが挙げられる。
これらのハロゲン化カルボン酸において、ハロゲン原子
は、カルボニル炭素に対し、少なくともγ位以内の炭素
に結合しており、カルボニル炭素に最も近いハロゲン置
換炭素との間に不飽和結合がある場合は、その不飽和結
合の数だけハロゲン置換炭素はγ位から遠ざかっていて
もよい。
不飽和結合の数が、1の場合、ハロゲン置換炭素はカル
ボニル炭素に対しδ位以内、2の場合にはε位以内、ま
た、3の場合にはζ位以内であればよい。
一般式〔1〕中に、−(OR’)で表す基(ここに、R
′は、前記と同じ意味を表す。)は、炭素数1〜6の飽
和または不飽和の直鎖もしくは側鎖を有する、また、環
化していてもよいアルコールの残基である。
また、一般式〔1〕中に、 =(OCOR″)で表す基(ここに、I?”は、前記と
 同し意味を表す。)は、炭素数1〜24の飽和または
不飽和の直鎖もしくは側鎖を有するカルボン酸の残基で
ある。
一般式〔1〕で表される有機チタン化合物において、前
記ハロゲン化カルボン酸由来の基、カルボン酸由来の基
およびアルコール由来の基は、Ti1l原子に対し、そ
れぞれ1以上が結合している。
すなわち、一般式〔1]の12.reおよびnは、I!
↓m+n=4.2≧ρ≧1.2≧n≧1および3≧p十
〇≧2の関係を有する。
本発明において、表面処理剤は、前記有機チタン化合物
を有効成分として含有してなる組成物である。
前記有機チタン化合物を表面処理剤の有効成分として使
用する場合、一般式(11中のハロゲン化カルボン酸に
由来する基のカルボニル炭素とカルボニル炭素とハロゲ
ン置換炭素との位置関係が、前記した位置以上に離れた
位置にあるとル炭素とハロゲン置換炭素との位置関係が
、前記した位置以上に離れた位置にあると、充填剤に対
する該表面処理剤としての性能が、ハロゲン未置換のカ
ルボン酸由来の基のみを有する有機チタン化合物を有効
成分とする表面処理剤とほぼ同等となり、カップリング
効果の改善は達成されない。
表面処理剤の有効成分として、一般式〔1〕中のハロゲ
ン化カルボン酸に由来する基のハロゲン置換炭素が、カ
ルボニル炭素に対し、β位以内にある有機チタン化合物
が、より好ましく使用される。
一般式〔1〕で表される有機チタン化合物において、ア
ルコール由来の基の数mが、1未満の場合、Unn水分
解性外0の化合物が含まれることになり、充填剤との反
応性が著しく低下し、目的のカップリング効果が低減す
る。
一方、ハロゲン化カルボン酸由来の基の数と、カルボン
酸由来の基の数の和(j!+n)が、2未満の場合、T
i原子にハロゲン化カルボン酸由来の基およびカルボン
酸由来の基を同時に結合していない化合物が含まれ、そ
の結果、充填剤との反応性の低下、高分子媒質との相溶
性の低下などの弊害を生ずる。
本発明において、−C式(1)で表される有機チタン化
合物は、たとえば、一般式Ti(OR’)aで表される
テトラアルコキシチタンと、−C式RCOO11で表さ
れるハロゲン化カルボン酸および一般式R”C00I+
で表されるカルボン酸くここに、R,R’およびR“は
、前記と同し意味を表す。)とを反応させた後、副生ず
るアルコールを留去することにより、合成することがで
きる。
原料として使用するテトラアルコキシチタンは、前記一
般式に示す置換基: −(OR’)の全てが、1種の単
独でもよく、また、異なる2種以上であってもよい。
また、置換ノにの異なる2種以上のテトラアルコキソチ
タンの混合物を原料としてもよい。
ハロゲン化カルボン酸およびカルボン酸についても、置
換基の異なる2種以上の混合物を原料とすることができ
る。
反応は、通常、(ハロゲン化カルボン酸+カルボン酸)
/テトラアルコキシチタンのモル比が、2.0〜3.0
、かつ、カルボン酸/ハロゲン化カルボン酸のモル比が
、0.5〜2.0の条件で、有a78剤の存在下または
非存在下に、10〜40℃の温度において、0.5〜3
時間行われる。
反応の終了は、赤外分光法(IR)によるカルボン酸由
来カルボニル基(1,730cm−’)の消失、ケル・
パーミエイション・クロマトグラフィー(GPC)によ
る分析結果が、単一ピークを有すること、および、回収
アルコールのモル数が、反応カルボン酸のモル数と一致
することにより確認される。
本発明において、表面処理剤は、前記有機チタン化合物
の1種または2種以上を有効成分として含有してなる組
成物である。
本発明の表面処理剤は、広範囲の有機媒質と固形物質と
からなる混合系に配合し、該混合系の減粘化、該混合系
中における固形物質の分散性を向上させることを目的と
して、使用することができる。
有機媒質として、主に高分子媒質、たとえば、アマニ油
、キリ油、大豆油、脱水ヒマシ油、マレイン化油、ロジ
ン、ロジンエステル、アクリル樹脂、フェノール樹脂、
キシレン樹脂、アルキド樹脂、アミノ樹脂、エポキシ樹
脂、尿素樹脂、ポリウレタン樹脂3塩化ゴム、環化ゴム
、ニトロセルロース、ポリエーテルポリオール、ポリエ
ステルポリオール、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン
樹脂が挙げられる。
また、高分子媒質に予め配合されるジオクチルフタレー
ト、ジオクチルアジペートなどの可塑剤も挙げることが
できる。
一方、固形物質としては、前記有機媒質に混合して複合
系とするために使用される充填剤が挙げられる。
これらの充填剤は、「高分子材料の単価を低減し、加工
性および物理的性質を改善し、色彩効果を付与する等の
目的のために高分子材料に添加される比較的不活性な固
体物質」 (充てん高分子の物性、第8〜9頁、佐藤弘
三著、理工出版社(1978)より)および「塗料工業
で称されている顔料及び体質顔料」(同書、第9頁参照
)を含むものである。
たとえば、炭酸カルシウム、カオリン、クレー。
マイカ、タルク、ウオラストナイト、ケイ酸カルシウム
、酸化チタン、酸化鉄、シリカ3カーボンブラツク、硫
酸カルシウム1硫酸バリウム、アルミニウム粉末、亜鉛
粉末、ガラス繊維、木粉、祇・繊維粉末1合成および天
然せんいなどが挙げられる。
本発明の表面処理剤の使用方法として、fat  有機
媒質に予め添加しておく方法(b)  有機媒質と充填
剤とを混合する際に、同時に添加する方法 FC+  充填剤表面に予めコーティングしておく方法
があり、何れの方法を採用してもよい。
また、本発明の表面処理剤は、目的を損なわない範囲で
他種の表面処理剤、希釈剤等と併用することもできる。
本発明の表面処理剤の使用量は、前記一般式(1)で表
される有機チタン化合物として、充填剤100重量部に
対し、0.1ないし5重量部、好ましくは、0.2ない
し2重量部である。
充填剤100重量部に対する使用量が0.1重量部未満
では、カップリング効果が小さく、また、5重量部を越
えて使用しても、期待される程のカップリング効果の増
加は望めない。
〔作   用〕
−iに、充填剤の表面には、大気中の水分を吸着した水
分子が結合しており、この水分子は除去が困難であると
されている。 (接着ハンドブック・第2版、第162
頁1日本接着協会(昭和55年)参照)したがって、こ
れらの充填剤は、有機媒質とのなじみが悪り、有機媒質
中への均一な分散は極めて困難である。
表面処理剤として知られているシラン系カップリング剤
の作用として、[シラン系カップリング剤の有する加水
分解性基が、前記充填剤の表面結合水と反応し、充填剤
表面を改質する。」 (シラン カップリング エージ
ェント(S、1lane Coupling Agen
ts。
Edwin PPlueddemann、 Plenu
m Preys、 New York P17〜20 
(19B2))とする化合結合説が、−Sに広く受は入
れられている。
本発明の有機チタン化合物においても、シラン系カップ
リング剤と同様に加水分解性基: −(OR’) aを
有することにより、充填剤の表面結合水と反応するもの
と推定され、その結果、優れたカップリング効果が発現
する。
有機チタン化合物の加水分解性基ニー(OR’)基と、
充填剤の表面結合水との反応性は、加水分解性基のTi
原子からの脱離性に影響される。
本発明の有機チタン化合物においては、Ti原子に電子
吸引性の強いハロゲン化カルボン酸由来の基ニー (R
OCO)基が結合していることにより、Ti −(OR
’)間の電子密度が低くなり、その結果、充填剤表面の
結合水との増加するものと推定される。
したがって、ハロゲン化カルボン酸由来の基のハロゲン
置換炭素が、カルボニル炭素に対して離れた位置に成る
場合には、目的とする効果が得られない。
また、該化合物において、Ti原子に結合したカルボン
酸由来の基ニー(R″0CO)基は、親油性の基であり
、有機媒質との親和性を向上させる。
〔実 施 例〕
本発明を、実施例によりさらに詳細に説明する。
ただし、本発明の範囲は、下記実施例により、何等限定
されるものではない。
なお、以下の例中の「部」および「%」は、特に断りの
ない限り、「重量部」および「重量%」を表す。
(1)有機チタン化合物の合成 有機チタン化合物(T−1)〜(T −8)攪拌機、温
度計および滴下装置を備えた反応フラスコに、テトライ
ソプロポキシチタン:100部およびクロロホルム:1
50部を仕込みよく混合した。
この溶液に、攪拌下、2,2,3.3,4,4.5.5
−オクタフロロペンチル酸二86部をクロロホルムF 
100部に溶解した溶液およびイソステアリン酸: 1
00部をクロロホルム:100部に溶解した溶液を、順
に徐々に添加し、20〜40°Cの温度に3時間保持し
て反応を行った。
ついで、上記温度に保持しながら、減圧下で揮発成分:
42部を留出させ、反応生成物:244部を得た。
留出した揮発成分は、分析の結果イソプロパツールであ
り、その留出量は、酸の合計仕込モル数=0.70モル
に一致した。
得られた反応生成物は、粘度: 85cps/25℃の
淡黄色透明の液体であった。
反応生成物の元素分析の結果は、C:50χ、旧7,2
χ、O: 13.8χ、F:22χおよびTi: 7χ
であった。
この元素分析の結果、下記構造を有する有機チタン化合
物(T−1)と一致する。
以下、原料化合物の種類および反応モル比を代えて、同
様の方法で各種の有機チタン化合物(T −2)〜(t
−8)を合成した。
合成した有機チタン化合物の構造、粘度3元素分析値お
よび色調、原料化合物の種類および反応量、ならびに留
出アルコール量などを、(T−1)と共に第1表に示す
また、(T −1)〜(T −3)の赤外線吸収スペク
トルを第1図〜第3図に、GPCクロマトグラムを第4
図〜第6図に示す。
第1図は、4000〜100100O’のスペクトル、
第2図および第3図は、1800〜1700cm−’の
部分スペクトルである。
通常、カルボン酸およびハロゲン化カルボン酸のカルボ
ニル基の吸収は、1730cm−’付近に観測されるが
、第1図〜第3図においては、1730cI11−1付
近には吸収が認められないことから、(T−1)〜(T
−3)は、未反応のカルボン酸およびハロゲン化カルボ
ン酸の存在しない単一の有機チタン化合物である。
また、第4図〜第6回に示すGPCクロマトグラムにお
いても、単一のピークのみが認められるので、(T−1
)〜(T−3)は、単一成分から成ることがLm t=
できる。
比較用有機チタン化合物(E−1)〜(E−8)前記(
T−1)〜(T −8)の合成と同様にして、比較のた
めの有機チタン化合物(E−1)〜(E −7)を合成
した。
合成に使用した原料化合物の種類および反応量を、第1
表に示す。
また、比較のための有機チタン化合物(E −8)とし
て、市販の有機チタン系カップリング剤 TTS (イ
ソプロポキシチタントリイソステアレート)を準備した
・2) 表面処理剤としての使用 (1) アクリル樹脂−酸化チタン系 酸化チタン(R−830・石原産業1i製):100部
を、前記合成した有機チタン化合物(T−1)〜(T−
8)および比較用有機チタン化合物(E−1)〜(E 
−8)のそれぞれの0.5部で被覆処理した。
被覆処理を施した酸化チタン:50部およびアクリル樹
脂(アクリディックA −166・大日本インキ化学f
+tl’l) : 100部を、ボールミルに仕込み、
よ(混合し、得られた混合物の25℃における粘度を測
定した。
また、4j)られた混合物を鋼板(JIS G−314
1)上に、ドクターブレード(6m1l)を使用して塗
布し、120°CX15分間の条件で乾燥焼付し、塗膜
試験片を得た。
この塗膜試験片を恒温恒湿室(20℃、50χR11)
に1週間放置した後、塗膜の鉛筆引っかき試験(JIS
 K−5400)および耐屈曲性試験(JIS K−5
400)の塗膜試験をおこなった。
結果を、第2表に示す。
第2表 fb)  フタル酸ジオクチル−炭酸力ルソウム系フタ
ル酸ジオクチル(純正化学al製): 100部。
炭酸カルシウム(白石工業側型): 150部および前
記合成した有機チタン化合物(T−1)〜(T−8)お
よび比較用有機チタン化合物(E−1)〜(E −8)
のそれぞれの0.75部を、ボールミルに仕込み、よく
混合して混合物を得た。
得られた混合物の、25℃における粘度を測定した。
測定結果を、第3表に示す。
(以下余白) 第  3  表 fc)  アクリル樹脂−酸化チタン系(その2)アク
リル樹脂(前出): 200部および酸化チタン(前出
’) : 100部をボールミルに仕込み、さらに、前
記合成した有機チタン化合物(T−1)〜(T−2)お
よび比較用有機チタン化合物(E−3)〜(E−4)な
らびに(E −8)のそれぞれを、第4表に示す量添加
してよく混合し、25℃における粘度を測定した。
粘度の測定結果を、第4表に示す。
第  4  表 fd+  ポリエーテルポリオール−タルク系タルク 
(55B  ・白石工業■製): 100部を、前記合
成した有機チタン化合物(T−7)、比較用有機チタン
化合物(E−1)および(E −8)のそれぞれの1部
により、ヘンシェルミキサーを使用して乾式処理し、処
理粉末を得た。
得られた処理粉末:80部およびポリエーテルポリオー
ル(Dial−3000・三井日曹つレタン■製):1
00部をボールミルに仕込み、よ(混合し、得られた混
合物の25℃における粘度を測定した。
また、タルク (前出)=80部、ポリエーテルポリオ
ール(前出>: 100部および(T−7)、 (E−
1)および(E −8)のそれぞれの0.8部を、ボー
ルミルに同時に仕込み、よく混合し、得られた混合物の
25℃における粘度を測定し、タルクの前処理を行った
結果と比較した。
粘度の測定結果を、第5表に示す。
(以下余白) 第5表 〔発明の効果〕 本発明の有機チタン化合物(T−1)〜(T −8)は
、前記実施例に示すように、従来公知のチタンアルコキ
シドのアルコキシ基の一部を、ハロゲン化カルボン酸由
来の基またはカルボン酸由来の基のみで置換した有機チ
タン化合物(E −1)〜(E −8)に比較して、表
面処理剤の有効成分として使用した場合、有機媒質およ
び固形物質の種類による不適合が少なく、多くの複合系
において、極めて優れたカップリング効果を示す。
特に複合高分子系において、本発明の有機チタン化合物
を有効成分とする表面処理剤の使用により、充填剤の分
散性が著しく改善され、粘度の低下、すなわち、減粘効
果が極めて大きく、複合高分子系の加工性が大幅に向上
する。
したがって、本発明の有機チタン化合物および該化合物
を有効成分としてなる表面処理剤は、合成樹脂を複合化
した成形加工分野において、橿めて有用であるばかりで
な(、塗料、インク等の有機媒質に充填剤を均一に分散
する工程を含む分野において、利用することができる。
本発明は、カンプリング効果の優れた、特に有機媒質と
固形物質との複合系における減粘効果の大きい表面処理
剤およびその有効成分である新規な有機チタン化合物を
提供するものであり、その産業的意義は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・・・
    〔 I 〕 〔式中、Rは、ハロゲン原子または炭素数1〜24の飽
    和もしくは不飽和のハロゲン化炭化水素基、R^1は、
    炭素数1〜6の炭化水素基、および、R^nは、炭素数
    1〜24の飽和もしくは不飽和の炭化水素基を表し、 l、mおよびnは、正数であり、かつ、 l+m+n=4、2≧l≧1、2≧n≧1 および3≧l+n≧2の関係を有する。〕 で表される有機チタン化合物。
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・・・
    〔 I 〕 〔式中、R、R′、R″、l、mおよびnならびにl、
    mおよびnの関係は、前記と同じ意味を表す。〕で表さ
    れる有機チタン化合物を含有してなる表面処理剤。
JP22156885A 1985-10-04 1985-10-04 有機チタン化合物、および、該化合物を有効成分とする表面処理剤 Pending JPS6289690A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22156885A JPS6289690A (ja) 1985-10-04 1985-10-04 有機チタン化合物、および、該化合物を有効成分とする表面処理剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22156885A JPS6289690A (ja) 1985-10-04 1985-10-04 有機チタン化合物、および、該化合物を有効成分とする表面処理剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6289690A true JPS6289690A (ja) 1987-04-24

Family

ID=16768768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22156885A Pending JPS6289690A (ja) 1985-10-04 1985-10-04 有機チタン化合物、および、該化合物を有効成分とする表面処理剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6289690A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01283291A (ja) * 1988-05-07 1989-11-14 Daikin Ind Ltd フッ素系有機金属化合物
US5260466A (en) * 1991-08-08 1993-11-09 Tioxide Specialties Limited Preparation of titanium derivatives
US6485812B1 (en) 1998-10-26 2002-11-26 Mitsubishi Paper Mills Limited Ink jet recording sheet and process for producing it
JP2011140446A (ja) * 2010-01-05 2011-07-21 Nippon Soda Co Ltd 架橋剤

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50115101A (ja) * 1974-02-11 1975-09-09
JPS53108802A (en) * 1977-03-03 1978-09-22 Me Co Gruppi Perforazioni Selffsinking system drill for earth excavation

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50115101A (ja) * 1974-02-11 1975-09-09
JPS53108802A (en) * 1977-03-03 1978-09-22 Me Co Gruppi Perforazioni Selffsinking system drill for earth excavation

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01283291A (ja) * 1988-05-07 1989-11-14 Daikin Ind Ltd フッ素系有機金属化合物
US5260466A (en) * 1991-08-08 1993-11-09 Tioxide Specialties Limited Preparation of titanium derivatives
US6485812B1 (en) 1998-10-26 2002-11-26 Mitsubishi Paper Mills Limited Ink jet recording sheet and process for producing it
JP2011140446A (ja) * 2010-01-05 2011-07-21 Nippon Soda Co Ltd 架橋剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4094853A (en) Alkoxy titanate salts useful as coupling agents
US4328041A (en) Comminuted inorganic materials
DE19834990B4 (de) Acryloxypropyl- oder Methacryloxypropyl-Gruppen enthaltende Siloxan-Oligomere, Verfahren zu ihrer Herstellung sowie deren Verwendung
EP0997469B1 (de) Aminopropyl-funktionelle Siloxan-Oligomere
JPH073185A (ja) 合成樹脂で被覆した金属顔料、該顔料の製造方法及び用途
JP2903699B2 (ja) インキ組成物
GB1576271A (en) Filler or pigment-containing liquid thermosetting resin compositions
JP2980728B2 (ja) 水性媒体中での改善された分散性を有する表面変性雲母質粒状物
DE2132361A1 (de) Silicon-Polybutadien-Harze
JPS6259736B2 (ja)
EP0283009B1 (de) Der Bewitterung ausgesetzte Anstriche
JPH01266137A (ja) 第4級アンモニウム基含有シリコーン樹脂微粉末
EP3538620B1 (de) Vernetzbare silikonmischungen enthaltend einen guanidinkatalysator und einen haftvermittler
JP3071447B2 (ja) 水性媒体中での分散性が改良された表面改質雲母質粒子
JPS60156755A (ja) カルボキシ官能シリコーン硬化性素材
EP0333021B1 (de) Bei Raumtemperatur zu anstrichverträglichen bis überstreichbaren Elastomeren vernetzende Organopolysiloxanmassen
JPS6289690A (ja) 有機チタン化合物、および、該化合物を有効成分とする表面処理剤
JPH01129031A (ja) ラダー状ポリチタノキサン誘導体、その製造法および表面処理剤
US4482655A (en) Comminuted inorganic materials
JPH0668084B2 (ja) 表面疎水性金属材料の製造法
DE1260140B (de) Unter Ausschluss von Wasser lagerfaehige, bei Raumtemperatur zu Elastomeren haertende Organopolysiloxanformmassen
EP0243497B1 (en) Organotitanium compounds and surface-treating agents
KR100613269B1 (ko) 알루미노실록산 화합물이 포함된 고분자 성형체
DE19629053A1 (de) Aliphatisch ungesättigte Kohlenwasserstoffgruppen aufweisende Organosiliciumverbindungen
US4999442A (en) Organo-titanium compounds and surface treating agents