JPS6289668A - ビス−ジオキソピペラジン誘導体及びそれからなる抗腫瘍剤 - Google Patents
ビス−ジオキソピペラジン誘導体及びそれからなる抗腫瘍剤Info
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- JPS6289668A JPS6289668A JP61146591A JP14659186A JPS6289668A JP S6289668 A JPS6289668 A JP S6289668A JP 61146591 A JP61146591 A JP 61146591A JP 14659186 A JP14659186 A JP 14659186A JP S6289668 A JPS6289668 A JP S6289668A
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- Japan
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- bis
- lower alkyl
- formula
- dioxopiperazin
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D241/00—Heterocyclic compounds containing 1,4-diazine or hydrogenated 1,4-diazine rings
- C07D241/02—Heterocyclic compounds containing 1,4-diazine or hydrogenated 1,4-diazine rings not condensed with other rings
- C07D241/06—Heterocyclic compounds containing 1,4-diazine or hydrogenated 1,4-diazine rings not condensed with other rings having one or two double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
- C07D241/08—Heterocyclic compounds containing 1,4-diazine or hydrogenated 1,4-diazine rings not condensed with other rings having one or two double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with oxygen atoms directly attached to ring carbon atoms
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P35/00—Antineoplastic agents
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は一般式(D
で示される新規なビス−ジオキソピペラジン誘導体及び
それからなる抗腫瘍剤に関する。
それからなる抗腫瘍剤に関する。
[従来の技術]
ビス−ジオキソピペラジン誘導体は現在まで種々報告さ
れており、抗腫瘍作用を有する化合物として1,2−ビ
ス(4−モルホリノメチル−3,5−ジオキソピペラジ
ン−1−イル)エタン[第8回国際薬理学会議予稿集、
441頁、1981年]、d!−1,2−ビス(4−モ
ルホリノメチル−3,5−ジオキソピペラジン−1−イ
ル)プロパン[特開昭59−190978号公報]及び
1.2−ビス(4−iso−ブトキシ ゛カルボニルオ
キシメチルー3.5−ジオキソピペラジン−1−イル)
エタン[第14回国際化学療法会議予稿集、324頁、
1985年及び特開昭60−97963号公報]が知ら
れている。
れており、抗腫瘍作用を有する化合物として1,2−ビ
ス(4−モルホリノメチル−3,5−ジオキソピペラジ
ン−1−イル)エタン[第8回国際薬理学会議予稿集、
441頁、1981年]、d!−1,2−ビス(4−モ
ルホリノメチル−3,5−ジオキソピペラジン−1−イ
ル)プロパン[特開昭59−190978号公報]及び
1.2−ビス(4−iso−ブトキシ ゛カルボニルオ
キシメチルー3.5−ジオキソピペラジン−1−イル)
エタン[第14回国際化学療法会議予稿集、324頁、
1985年及び特開昭60−97963号公報]が知ら
れている。
[発明が解決しようとする問題点]
しかし、これらの化合物よりも更に強い抗腫瘍作用を有
するとスージオキソピベラジン誘導体が望まれていた。
するとスージオキソピベラジン誘導体が望まれていた。
[問題点を解決するための手段]
本発明者らはかかる状況において新規なビス−ジオキソ
ピペラジン誘導体の研究を行なった結果、前記一般式(
Dで示される化合物が著しく優れた抗腫瘍作用を有する
ことを知見して本発明を完成した。
ピペラジン誘導体の研究を行なった結果、前記一般式(
Dで示される化合物が著しく優れた抗腫瘍作用を有する
ことを知見して本発明を完成した。
本発明の化合物は前記一般式(Dで示されるが、この式
中の各記号の定義に使用する語句の意味と例を以下に説
明する。
中の各記号の定義に使用する語句の意味と例を以下に説
明する。
「低級」とは特に限定がなければ炭素数1〜6個を有す
る基を意味する。
る基を意味する。
「低級アルキル基」としては、例えばメチル、エチル、
n−プロピル、1so−プロピル、n−ブチル、1so
−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキ
シル等の直鎖又は分枝鎖状のアルキル基が挙げられ、R
]の低級アルキル基としては特にメチルが好ましい。
n−プロピル、1so−プロピル、n−ブチル、1so
−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキ
シル等の直鎖又は分枝鎖状のアルキル基が挙げられ、R
]の低級アルキル基としては特にメチルが好ましい。
本発明の化合物としては、例えば以下に記載する化合物
を挙げることができる。
を挙げることができる。
02.3−ビス(4−モルホリノメチル−3,5−ジオ
キソピペラジン−1−イル)ブタン 02.3−ビス(4−ピペリジノメチル−3,5−ジオ
キソピペラジン−1−イル)ブタン 02.3−ビス[4−(4−1so−プロピルピペリジ
ノメチル)−3,5−ジオキソピペラジン−1−イルコ
ブタン 02.3−ビス(4−(3,5−ジメチルピペリジノメ
チル)−3,5−ジオキソピペラジン−1−イルコブタ
ン 02.3−ビス(4−(2,4−ジメチルピペリジノメ
チル)−3,5−ジオキソピペラジン−1−イルコブタ
ン 02.3−ビス[4−(4−フェニルピペリジノメチル
)−3,5−ジオキソピペラジン−1−イルコブタン0
2.3−ビス(4−(N−メチルピペラジノメチル)−
3,5−ジオキソピペラジン−1−イルコブタン02.
3−ビス[4−(N−n−へキシルピペラジノメチル)
−3,5−ジオキンピペラジン−1−イルコブタン 02.3−ビス(4−(N−フェニルピペラジノメチル
)−3,5−ジオキソピペラジン−1−イルコブタン0
2.3−ビス[4−(N−ベンジルピペラジノメチル)
−3,5−ジオキソピペラジン−1−イルコブタン02
.3−ビス(4−チオモルホリノメチル−3,5−ジオ
キソピペラジン−1−イル)ブタン 本発明の化合物(Dは、その分子内に不斉炭素原子を有
するため、不斉炭素原子由来の異性体及びそれらの混合
物を含むものとする。
キソピペラジン−1−イル)ブタン 02.3−ビス(4−ピペリジノメチル−3,5−ジオ
キソピペラジン−1−イル)ブタン 02.3−ビス[4−(4−1so−プロピルピペリジ
ノメチル)−3,5−ジオキソピペラジン−1−イルコ
ブタン 02.3−ビス(4−(3,5−ジメチルピペリジノメ
チル)−3,5−ジオキソピペラジン−1−イルコブタ
ン 02.3−ビス(4−(2,4−ジメチルピペリジノメ
チル)−3,5−ジオキソピペラジン−1−イルコブタ
ン 02.3−ビス[4−(4−フェニルピペリジノメチル
)−3,5−ジオキソピペラジン−1−イルコブタン0
2.3−ビス(4−(N−メチルピペラジノメチル)−
3,5−ジオキソピペラジン−1−イルコブタン02.
3−ビス[4−(N−n−へキシルピペラジノメチル)
−3,5−ジオキンピペラジン−1−イルコブタン 02.3−ビス(4−(N−フェニルピペラジノメチル
)−3,5−ジオキソピペラジン−1−イルコブタン0
2.3−ビス[4−(N−ベンジルピペラジノメチル)
−3,5−ジオキソピペラジン−1−イルコブタン02
.3−ビス(4−チオモルホリノメチル−3,5−ジオ
キソピペラジン−1−イル)ブタン 本発明の化合物(Dは、その分子内に不斉炭素原子を有
するため、不斉炭素原子由来の異性体及びそれらの混合
物を含むものとする。
本発明の化合物(Dは以下に示す方法により製造するこ
とができる。
とができる。
すなわち、一般式([[)
(式中、R1は前記の定義に同じ)
で示される化合物に、一般式[相]
で示される化合物及びホルムアルデヒドを反応させるこ
とにより本発明の化合物(Dが得られる。
とにより本発明の化合物(Dが得られる。
前記反応においては、一般式(n)の化合物1モルに対
して一般式[相]の化合物及びホルムアルデヒドをそれ
ぞれ少なくとも2モル使用する。
して一般式[相]の化合物及びホルムアルデヒドをそれ
ぞれ少なくとも2モル使用する。
反応温度は25〜200℃、好ましくは75〜160°
Cの範囲で行なうことができ、反応時間は反応温度によ
り変化するが0.5〜12時間の範囲である。
Cの範囲で行なうことができ、反応時間は反応温度によ
り変化するが0.5〜12時間の範囲である。
反応溶媒としてはN、N−ジメチルホルムアミド(DM
F) 、ジメチルスルホキシド(DMSO)、アセトニ
トリル、酢酸エチル、メタノール、エタノール、ブタノ
ール等の極性溶媒を単独或いは組合わせて使用すること
ができる。
F) 、ジメチルスルホキシド(DMSO)、アセトニ
トリル、酢酸エチル、メタノール、エタノール、ブタノ
ール等の極性溶媒を単独或いは組合わせて使用すること
ができる。
前記製造方法の出発原料である一般式(II)の化合物
は公知化合物であり、英国特許第1234935号公報
に記載の方法に従って製造することかできる。
は公知化合物であり、英国特許第1234935号公報
に記載の方法に従って製造することかできる。
〔作 用コ
前記製造方法で得られる本発明の化合物(Dの抗腫瘍作
用は下記の各試験により確認した。
用は下記の各試験により確認した。
なお、試験に用いる試料は以下のとおりである。
(1)メソ−2,3−ビス(4−モルホリノメチル−3
゜5−ジオキソピペラジン−1−イル)ブタン(2)
メソ−2,3−ビス(4−チオモルホリノメチル−3
,5−ジオキソピペラジン−1−イル)ブタン(3)メ
ソ−2,3−ビス(4−(N−フェニルピペラジノメチ
ル)−3,5−ジオキソピペラジン−1−イルコブタン (4) メソ−2,3−ビス(4−ピペリジノメチル
−3゜5−ジオキソピペラジン−1−イル)ブタン(5
) メソ−2,3−ビス(4−(3,5−ジメチルピ
ペリジノメチル)−3,5−ジオキソピペラジン−1−
イルコブタン 比較化合物 (8)1,2−ビス(4−モルホリノメチル−3,5−
ジオキソピペラジン−1−イル)エタン (B) df−1,2−ビス(4−モルホリノメチル
−3,5−ジオキソピペラジン−1−イル)プロパンI
) 試験管内における腫瘍細胞の増殖阻害効果 CDF+雌マウスにP388白血病腫瘍細胞lX106
個を移植し、移植後5日目のマウス腹水細胞をキャピラ
リーで無菌的に採取して実験腫瘍細胞とした。上記実験
腫瘍細胞はRPMI1640培地に牛胎児血清(10%
)、カナマイシン(0,log/ν1)及び2−ヒドロ
キシエチルジスルフィド(0,01mM/if)を添加
した培養液に懸濁して、細胞数を0 、511当り5X
IO’個に調整した。又試料は上記培養液に溶解又は懸
濁して試料濃度を1×10’ 〜I X 10′SmM
/ 11に調整した。
゜5−ジオキソピペラジン−1−イル)ブタン(2)
メソ−2,3−ビス(4−チオモルホリノメチル−3
,5−ジオキソピペラジン−1−イル)ブタン(3)メ
ソ−2,3−ビス(4−(N−フェニルピペラジノメチ
ル)−3,5−ジオキソピペラジン−1−イルコブタン (4) メソ−2,3−ビス(4−ピペリジノメチル
−3゜5−ジオキソピペラジン−1−イル)ブタン(5
) メソ−2,3−ビス(4−(3,5−ジメチルピ
ペリジノメチル)−3,5−ジオキソピペラジン−1−
イルコブタン 比較化合物 (8)1,2−ビス(4−モルホリノメチル−3,5−
ジオキソピペラジン−1−イル)エタン (B) df−1,2−ビス(4−モルホリノメチル
−3,5−ジオキソピペラジン−1−イル)プロパンI
) 試験管内における腫瘍細胞の増殖阻害効果 CDF+雌マウスにP388白血病腫瘍細胞lX106
個を移植し、移植後5日目のマウス腹水細胞をキャピラ
リーで無菌的に採取して実験腫瘍細胞とした。上記実験
腫瘍細胞はRPMI1640培地に牛胎児血清(10%
)、カナマイシン(0,log/ν1)及び2−ヒドロ
キシエチルジスルフィド(0,01mM/if)を添加
した培養液に懸濁して、細胞数を0 、511当り5X
IO’個に調整した。又試料は上記培養液に溶解又は懸
濁して試料濃度を1×10’ 〜I X 10′SmM
/ 11に調整した。
試験管にこの細胞懸濁液0.5vfと試料溶液0 、5
xiを入れ、モルトン栓をゆるめにしめて炭酸ガスイ
ンキュベーター中、37℃で48時間培養した。培養後
、試験管に411の0.25%トリプシン溶液を加え、
37℃で5分間振盪したのちコールタ−カウンターを用
いて細胞数を測定し、増殖阻害度を下記式により求めた
。
xiを入れ、モルトン栓をゆるめにしめて炭酸ガスイ
ンキュベーター中、37℃で48時間培養した。培養後
、試験管に411の0.25%トリプシン溶液を加え、
37℃で5分間振盪したのちコールタ−カウンターを用
いて細胞数を測定し、増殖阻害度を下記式により求めた
。
T:試料含有培養の増殖細胞数
C:対照培養の増殖細胞数
そして、種々の試料濃度での増殖阻害度から50%増殖
阻害濃度(IC50)を算出した。
阻害濃度(IC50)を算出した。
その結果を下記第1表に示す。
第 1 表
本発明の化合物はP388白血病腫瘍細胞に対して著し
く強い増殖阻害作用を示し、更に構造的に類似する比較
化合物A及びBより1桁〜2桁低い濃度で活性を示すこ
とが判明した。
く強い増殖阻害作用を示し、更に構造的に類似する比較
化合物A及びBより1桁〜2桁低い濃度で活性を示すこ
とが判明した。
■) 腫瘍移植マウスに対する延命効果対照群一群10
匹、投与群一群7匹のCDF +雄マウス(6週齢、体
重25±2g)の腹腔内に1.0×106個の2388
白血病腫瘍細胞をそれぞれ移植し、翌日と5日目の2回
試料を所定量腹腔的投与することにより行なった。試料
の効果は延命率(Rate of Increase
in Life 5pan)として下記式より算出した
。
匹、投与群一群7匹のCDF +雄マウス(6週齢、体
重25±2g)の腹腔内に1.0×106個の2388
白血病腫瘍細胞をそれぞれ移植し、翌日と5日目の2回
試料を所定量腹腔的投与することにより行なった。試料
の効果は延命率(Rate of Increase
in Life 5pan)として下記式より算出した
。
T′ :投与群の生存日数中央値
C′ :対照群の生存日数中央値
その結果を下記第2表に示す。
第 2 表
*:至適投与量
本発明の化合物はP388白血病腫瘍細胞に対して比較
化合物A及びBより著しく強い抗腫瘍作用を示した。す
なわち、本発明の化合物は各比較化合物の至適投与量の
約30分の1〜約110分の1の投与量で各比較化合物
より著しく優れた延命率を示した。
化合物A及びBより著しく強い抗腫瘍作用を示した。す
なわち、本発明の化合物は各比較化合物の至適投与量の
約30分の1〜約110分の1の投与量で各比較化合物
より著しく優れた延命率を示した。
又、本発明の化合物はL1210白血病腫瘍、B−16
悪性黒色腫、ルイス肺癌、Mトイ6乳癌、Mll−13
4肝癌、エーリッヒ力ルシノ−7(Ehrlichca
rctnoma)等を用いた抗腫瘍試験において1日投
与葺0.5又は1 mg/kgて何効であり、幅広い抗
腫瘍スペクトルを有することを示した。
悪性黒色腫、ルイス肺癌、Mトイ6乳癌、Mll−13
4肝癌、エーリッヒ力ルシノ−7(Ehrlichca
rctnoma)等を用いた抗腫瘍試験において1日投
与葺0.5又は1 mg/kgて何効であり、幅広い抗
腫瘍スペクトルを有することを示した。
次に、本発明の化合物の急性毒性は下記試験により確認
した。
した。
急性毒性試験は一群10匹のICR系雄系中マウス週齢
、体重25±2g)に0.5%カルボキシメチルセルロ
ース(CMC)を添加した生理食塩水にて調製した被験
化合物を腹腔内投与し、14日間観察することにより行
ない、リッチフィールド・ウイルコクメン(Litch
f’ 1eld−Wiicoxon)法てLDroを求
めた。その結果、メン−2,3−ビス(4−モルホリノ
メチル−3,5−ジオキソピペラジン−1−イル)ブタ
ンのLD50はlO,7B/kgであった。
、体重25±2g)に0.5%カルボキシメチルセルロ
ース(CMC)を添加した生理食塩水にて調製した被験
化合物を腹腔内投与し、14日間観察することにより行
ない、リッチフィールド・ウイルコクメン(Litch
f’ 1eld−Wiicoxon)法てLDroを求
めた。その結果、メン−2,3−ビス(4−モルホリノ
メチル−3,5−ジオキソピペラジン−1−イル)ブタ
ンのLD50はlO,7B/kgであった。
次に、本発明のビス−ジオキソピペラジン誘導体を人体
へ適用する場合の投与方法、剤型、投与量について説明
する。
へ適用する場合の投与方法、剤型、投与量について説明
する。
本発明の化合物は経口的又は非経口的に投与可能であり
、経口投与の剤型としては錠剤、コーティング錠剤、散
剤、顆粒剤、カプセル剤、マイクロカプセル剤、シロッ
プ剤などが、°又非経口投与の剤型としては注射剤(用
時溶解して用いる注射用凍結乾燥剤を含む)、主剤など
か使用できる。これらの剤型の調製は薬学的に許容され
る賦形剤、結合剤、滑沢剤、崩壊剤、懸濁化剤、乳化剤
、防腐剤、安定化剤及び分散剤、例えば乳糖、白糖、で
んぷん、デキストリン、結晶セルロース、カオリン、炭
酸カルシウム、タルク、ステアリン酸マグネシウム、蒸
溜水又は生理食塩水を用いて行なわれる。
、経口投与の剤型としては錠剤、コーティング錠剤、散
剤、顆粒剤、カプセル剤、マイクロカプセル剤、シロッ
プ剤などが、°又非経口投与の剤型としては注射剤(用
時溶解して用いる注射用凍結乾燥剤を含む)、主剤など
か使用できる。これらの剤型の調製は薬学的に許容され
る賦形剤、結合剤、滑沢剤、崩壊剤、懸濁化剤、乳化剤
、防腐剤、安定化剤及び分散剤、例えば乳糖、白糖、で
んぷん、デキストリン、結晶セルロース、カオリン、炭
酸カルシウム、タルク、ステアリン酸マグネシウム、蒸
溜水又は生理食塩水を用いて行なわれる。
投与量は患者の症状、年齢、体重などに応じて異なるか
、成人に対する1日量として1〜600mg、好ましく
は5〜100mgを1〜3回に分けて投与することがで
きる。
、成人に対する1日量として1〜600mg、好ましく
は5〜100mgを1〜3回に分けて投与することがで
きる。
[実 施 例]
次に本発明をより詳細に説明するために実施例を示すが
、本発明はこれらによって限定されるものではない。
、本発明はこれらによって限定されるものではない。
実施例1 メソ−2,3−ビス(4−モルホリノメチル
−3,5−ジオキソピペラジン−1−イル)ブタン メソ−2,3−ビス(3,5−ジオキソピペラジン−1
−イル)ブタン0.50g (1、81+ono+)、
モルホリン3ml(34mmol)及び無水エタノール
5mlの混合物を加熱還流し、これにホルムアルデヒド
の37%水溶液4mlを徐々に加えた後、30分間加#
II還流した。ついで反応混合物を熱時)濾過し、p液
を冷蔵庫内で1晩静置して生じた結晶を)戸数し、これ
をエタノールで洗浄して標記化合物0.45g(収率5
3%)を得た。
−3,5−ジオキソピペラジン−1−イル)ブタン メソ−2,3−ビス(3,5−ジオキソピペラジン−1
−イル)ブタン0.50g (1、81+ono+)、
モルホリン3ml(34mmol)及び無水エタノール
5mlの混合物を加熱還流し、これにホルムアルデヒド
の37%水溶液4mlを徐々に加えた後、30分間加#
II還流した。ついで反応混合物を熱時)濾過し、p液
を冷蔵庫内で1晩静置して生じた結晶を)戸数し、これ
をエタノールで洗浄して標記化合物0.45g(収率5
3%)を得た。
融点:205〜206℃(酢酸エチルから再結晶)元素
分析値: C22N3606 N6 (!: Lテ理検
値(%) : C54,9g 、 N7.55 、
N17.49実測値(%) : C54,80;
N7.51 ; N17.52核磁気共鳴スペクトル(
CDCl2 )δppm :1.05(6H,d、J”
8Hz) 2.5〜2.6 (1(lILm)3.3
9(411,d、J−16Hz) 3.47(411
,d、J−IEillz)3.6〜3.7(8)1.m
) 4.74(4H,s)実施例1と同様にして相当
する出発物質がら下記化合物を製造した。
分析値: C22N3606 N6 (!: Lテ理検
値(%) : C54,9g 、 N7.55 、
N17.49実測値(%) : C54,80;
N7.51 ; N17.52核磁気共鳴スペクトル(
CDCl2 )δppm :1.05(6H,d、J”
8Hz) 2.5〜2.6 (1(lILm)3.3
9(411,d、J−16Hz) 3.47(411
,d、J−IEillz)3.6〜3.7(8)1.m
) 4.74(4H,s)実施例1と同様にして相当
する出発物質がら下記化合物を製造した。
0メソ−2,3−ビス(4−ピペリジノメチル−3,5
−シオキソビペラジンー1−イル)ブタン(収率52%
) 融点:156〜160’c 赤外吸収スペクトル(KBr) cm”1680、17
25 (C−0) 核磁気共鳴スペクトル(CDC13) δpl)m :
1.06(611,d、J−5)1z) 1.35(
411,m)1.53(811,+n) 2.
53(8H,m)2.62(211,m) 3
.38(411,d、 J−1ellz)3.50(4
H,d、J−1611z) 4.76(4H,s)・
メソ−2,3−ビス[4−(3,5−ジメチルピペリジ
ノメチル)−3,5−ジオキソピペラジン−■−イル〕
ブタン(収率43%) 融点=182〜184℃ 赤外吸収スペクトル(KBr) cm−1:1880、
1730 (C−0) 核磁気共鳴スペクトル(CDCl2 )δppm :0
.8〜1.0(12H,+n) 1.05(6H,
d、J=6Hz)1.5〜1.7(81Lffl)
1.8〜3.(1(101(、m>3.37(4H,
d、J−1tlil(z) 3.47(4H,d、
J−1fliHz)4.77(4H,s) 0メソ−2,3−ビス[4−(N−フェニルピペラジノ
メチル)−3,5−ジオキソピペラジン−■−イル]ブ
タン(収率28%) 融点=167〜172℃ 赤外吸収スペクトル(XBr) cl’ :1680、
1730 (C−0) 核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6’ )δppm
:0.91(61Ld、J=511z) 2.6
0(8H,m)2.79(211,m) 3
.07(8t(、m)3.41(411,d、J=IE
itlz) 3.52(4t1.d、J−1611
z)4.65(4H,s) 6.7−
7.2(101(、m)0メソ−2,3−ビス(4−チ
オモルホリノメチル−3,5−ジオキソピペラジン−1
〜イル)ブタン(収率76%) 融点:218〜220℃ 赤外吸収スペクトル(KBr) cm−1:1680、
1730 (C−0) 核磁気共鳴スペクトル(CDCl2 )δppm :1
、O[1(6H,d、J−5Hz) 2.5−2.7
(loft、m)2.8〜3.0(811,01)
3.37(4H,d、J−IG)Iz)3.48(41
1,d、J−16tlz) 4.75(411,s)
[発明の効果] 以上述べた如く、本発明の化合物(Dは従来知られてい
るビス−ジオキソピペラジン誘導体とは異なる構造を有
する新規化合物であり、幅広い抗腫瘍スペクトルを有す
ると共に公知の抗腫瘍性ビス−ジオキソピペラジン(比
較化合物A及びB)より著しく強い抗腫瘍作用を有する
ことから、抗腫瘍剤として極めて有用である。
−シオキソビペラジンー1−イル)ブタン(収率52%
) 融点:156〜160’c 赤外吸収スペクトル(KBr) cm”1680、17
25 (C−0) 核磁気共鳴スペクトル(CDC13) δpl)m :
1.06(611,d、J−5)1z) 1.35(
411,m)1.53(811,+n) 2.
53(8H,m)2.62(211,m) 3
.38(411,d、 J−1ellz)3.50(4
H,d、J−1611z) 4.76(4H,s)・
メソ−2,3−ビス[4−(3,5−ジメチルピペリジ
ノメチル)−3,5−ジオキソピペラジン−■−イル〕
ブタン(収率43%) 融点=182〜184℃ 赤外吸収スペクトル(KBr) cm−1:1880、
1730 (C−0) 核磁気共鳴スペクトル(CDCl2 )δppm :0
.8〜1.0(12H,+n) 1.05(6H,
d、J=6Hz)1.5〜1.7(81Lffl)
1.8〜3.(1(101(、m>3.37(4H,
d、J−1tlil(z) 3.47(4H,d、
J−1fliHz)4.77(4H,s) 0メソ−2,3−ビス[4−(N−フェニルピペラジノ
メチル)−3,5−ジオキソピペラジン−■−イル]ブ
タン(収率28%) 融点=167〜172℃ 赤外吸収スペクトル(XBr) cl’ :1680、
1730 (C−0) 核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6’ )δppm
:0.91(61Ld、J=511z) 2.6
0(8H,m)2.79(211,m) 3
.07(8t(、m)3.41(411,d、J=IE
itlz) 3.52(4t1.d、J−1611
z)4.65(4H,s) 6.7−
7.2(101(、m)0メソ−2,3−ビス(4−チ
オモルホリノメチル−3,5−ジオキソピペラジン−1
〜イル)ブタン(収率76%) 融点:218〜220℃ 赤外吸収スペクトル(KBr) cm−1:1680、
1730 (C−0) 核磁気共鳴スペクトル(CDCl2 )δppm :1
、O[1(6H,d、J−5Hz) 2.5−2.7
(loft、m)2.8〜3.0(811,01)
3.37(4H,d、J−IG)Iz)3.48(41
1,d、J−16tlz) 4.75(411,s)
[発明の効果] 以上述べた如く、本発明の化合物(Dは従来知られてい
るビス−ジオキソピペラジン誘導体とは異なる構造を有
する新規化合物であり、幅広い抗腫瘍スペクトルを有す
ると共に公知の抗腫瘍性ビス−ジオキソピペラジン(比
較化合物A及びB)より著しく強い抗腫瘍作用を有する
ことから、抗腫瘍剤として極めて有用である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I ) [式中、R^1は低級アルキル基を、 Aは酸素原子、硫黄原子或いは 式>CH−R^2、>N−R^3(式 中、R^2は水素原子、低級アルキ ル基又はフェニル基を、R^3は低 級アルキル基、フェニル基又はベ ンジル基を表わす)を、 XとYは各々独立して同じか又は 異なってもよく、水素原子又は低 級アルキル基を、 表わす] で示されるビス−ジオキソピペラジン誘導体。 2)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I ) [式中、R^1は低級アルキル基を、 Aは酸素原子、硫黄原子或いは 式>CH−R^2、>N−R^3(式 中、R^2は水素原子、低級アルキ ル基又はフェニル基を、R^3は低 級アルキル基、フェニル基又はベ ンジル基を表わす)を、 XとYは各々独立して同じか又は 異なってもよく、水素原子又は低 級アルキル基を、 表わす] で示されるビス−ジオキソピペラジン誘導体を有効成分
として含有することを特徴とする抗腫瘍剤。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
ES8601248A ES2001251A6 (es) | 1986-06-23 | 1986-08-21 | Procedimiento para preparar nuevos derivados de bis-dioxipiperazina |
CA000516580A CA1279642C (en) | 1986-06-23 | 1986-08-22 | Bis-dioxopiperazine derivatives and process for preparation thereof |
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JP60-139731 | 1985-06-26 |
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---|---|
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JPH0676392B2 JPH0676392B2 (ja) | 1994-09-28 |
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---|---|---|---|
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---|---|
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FR2601364B1 (fr) * | 1986-07-09 | 1988-10-21 | Adir | Nouveaux derives de la piperazine dione-2,6, leurs procedes de preparation et les compositions pharmaceutiques qui les contiennent. |
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US4737497A (en) * | 1983-04-12 | 1988-04-12 | Zenyaki Kogyo Kabushiki Kaisha | Bis-dioxopiperazine derivatives, antitumor agents comprising them and compositions containing them |
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- 1986-06-25 WO PCT/JP1986/000324 patent/WO1987000170A1/ja active IP Right Grant
- 1986-06-25 US US07/031,011 patent/US4877803A/en not_active Expired - Fee Related
- 1986-06-25 AU AU61219/86A patent/AU584448B2/en not_active Ceased
- 1986-06-25 DE DE8686904348T patent/DE3673801D1/de not_active Expired - Fee Related
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- 1987-02-05 DK DK060187A patent/DK156771C/da not_active IP Right Cessation
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EP0230474A4 (en) | 1987-10-01 |
WO1987000170A1 (en) | 1987-01-15 |
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EP0230474A1 (en) | 1987-08-05 |
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US4877803A (en) | 1989-10-31 |
DK60187D0 (da) | 1987-02-05 |
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