JPS6289561A - 鋳造機 - Google Patents

鋳造機

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Publication number
JPS6289561A
JPS6289561A JP22824685A JP22824685A JPS6289561A JP S6289561 A JPS6289561 A JP S6289561A JP 22824685 A JP22824685 A JP 22824685A JP 22824685 A JP22824685 A JP 22824685A JP S6289561 A JPS6289561 A JP S6289561A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
base
mold base
lower mold
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22824685A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryozo Fujita
藤田 良造
Koichi Tomimatsu
冨松 恒一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Seisakusho KK
Original Assignee
Isuzu Seisakusho KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Seisakusho KK filed Critical Isuzu Seisakusho KK
Priority to JP22824685A priority Critical patent/JPS6289561A/ja
Publication of JPS6289561A publication Critical patent/JPS6289561A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分腎) この発明は鋳造装置に関するものであり、詳しくは、定
置式の下型と昇降式の上型にて形成される形成室に対し
、下方に設けられた密閉状の湯溜より成形室内へ溶湯を
送り込む方式の鋳造装置に関するものである。
(従来技術) 従来、この種の鋳造装置として、例えば第4図に示すも
のがある。
第4図において、機枠Fは4木の支柱Pにより縦長状に
枠組されたものであり、この機枠Fの上方には水平状に
固定板51が固設されている。この固定板51の中央部
上面には昇降シリンダー52が縦設されている。この昇
降シリンダー52のロッドは前記固定板51を縦挿し垂
下状に上下動し得るとともに、そのロンド下端部には板
状の上型ベース54が固定されている。この上型ベース
54の下面には上型53が固定され、この上型53が前
記昇降シリンダー52にて上下動される場合は昇降シリ
ンダー52の周囲に設けられた案内杆55にガイドされ
て上下動される。即ち、案内杆55の下端部は前記上型
ベース54の上面に固設されているとともに、案内杆5
5は固定板51に縦設されたスリーブ55a内を上下方
向に摺動移動する。
図中56はハウジングであって、前記上型ベース54の
下面側に上型53を囲むように設けられ、円筒状に形成
されたものである。
図中57は下型ベースであって、機枠Fの中央部に水平
方向に機枠Fに固定きれている。この下型ベース57の
上面には下型58が上載されている。この下型58に対
して前記昇降シリンダー52により上型53が下降され
、両者が整合される。この場合前記ハウジング56の下
面が下型ベース57の上面に当接し、上型53と下型5
8を側方より密閉する。
図中59は保温炉であって、前記下型ベース57の下方
に設けられ、内部には溶湯を入れる湯溜が形成されてい
る。この保温炉59の下部には炉台車60が設けられ、
炉台車60の下方には走行輪61が設けられている。こ
の走行輪61は機枠Fの底面に設けられたレール62上
を走行することができる。即ち、このレール62上を走
行輪61が走行することにより保温炉59を機枠F外に
取り出すことができる。
図中63は固定台であって、機枠Fの底面中央部に設け
られリフト機構を備えたものであり、保温炉59が定位
置に置かれた場合、内部のリフト機構により保温炉59
を上方に押し上げ保温炉59の上方開口部を前記下型ベ
ース57に密閉状に密着させることができるものである
このように構成された従来の鋳造装置にあっては、保温
炉59内の圧力とハウジング56によって覆われる気密
室との圧力差により、保温炉59内の溶湯を上型53及
び下型58にて形成される形成室に鋳込むことができる
構造となっている。
このような圧力差を利用して溶湯を送り込む方式の鋳造
装置にあっては、上型53と下型58を密閉状とするた
めハウジング56の設置が不可欠となるが、このハウジ
ング56は上型ベース54の下面に固定された一体型の
ものか、又は上下方向に2分割された型式のものがあり
、後者のような2分割された形式のものにあっては、上
方部分が上型ベース54に固定され下方部分が下型ベー
ス57に固定される形式のものであった。このような一
体型のハウジング又は分割型のハウジングにおいては、
特に上型及び下型の型交換時にハウジング56が外周を
覆っているため型交換作業が困難であるという欠点があ
った。
即ち、型交換時には上型と下型を連結した後、昇降シリ
ンダー52で所定位置まで吊り上げ、そのをレールL上
を機枠F内に移動してくる移動台車りに積み替え、新た
な型と交換を行なうわけであるが、ハウジング56が存
在しているため下型58を下型ベース57に取付は取外
しする場合、及び上型53を上型ベース54に取付は取
外しする場合、ハウジング56が邪魔をして作業が困難
であるという問題点があった。又、型交換とは別にハウ
ジング56が存在するため上型53と下型58の整合状
態を確認することが極めて困難であり、下型周辺部の掃
除作業も困難であった。さらに、中子を必要とする型に
あっては中子の挿入作業がハウジング56があるため困
難性を伴う場合が多く、又塗型の作業においてもハウジ
ング56が邪魔になり作業性が悪いという問題点を有し
ていた。
(目的) 本発明は上記従来の問題点に鑑み、ハウジングの移動を
可能とした鋳造機を提供せんとするものであり、従来の
鋳造機における型交換作業、型の整合作業等を容易に行
ない得るようにせんとするものである。
(目的を達成するための手段) 本発明は上記目的を達成するため、その要旨を、機枠の
下方に設けられた湯溜とストークを介して連通され、該
湯溜を密閉する下型ベース上に乗載された下型と、機枠
の上方に縦設された昇降シリンダーと案内杆の両下端部
に固定され、該案内杆によりガイドされつつ該昇降シリ
ンダーにて該下型ベースと平行状に昇降される上型ベー
スの下面に固定された上型と、該上型と該下型の整合時
に該下型ベースと該上型ベース間に懸装され該上型と該
下型を側方より密閉状に覆う/Xウジングを有し、該ハ
ウジングと該上型ベースと該下型ベースにて形成される
気密室内の圧力と該湯溜内の圧力を調整することにより
、両者の圧力差により該湯溜内の溶湯をストークを介し
て該上型と該下型にて形成される形成室内に鋳込むよう
に構成された鋳造装置であって、該ハウジングの上端部
は上型ベースを側方より包み、かつ上型ベースの上面に
当接し得る形状に形成されているとともに、該ハウジン
グには該ハウジングを該上型とは別個独立に昇降し得る
ハウジング昇降装置が備えられていることを特徴とする
鋳造機とするものである。
(作用) ハウジングは上型と下型の整合時において、その下端を
下型ベースに当接し密着させることができるkともに、
その上端部は°上型ベースを側方より包み、かつその上
面に当接し得る形状となっているため、上型ベースの上
面に密着状に当接し、上型と下型を気密状に覆うことが
できる。然も、このハウジングには上型を昇降し得る昇
降シリンダーとは別個独立に作動するハウジング昇降装
置が設けられているため、必要に応じこのハウジング昇
降装置によりハウジングを上型ベースの上方位置に移動
させることができる。そのため、型交換作業時において
はハウジングを上型ベースの上方に移動させた後に、下
型を下型ベースから外し、下型を上型と連結して上方に
移動させ、所定位置においてきらに上型を上型ベースよ
り取り外すことができ、その作業が容易に行なえる。又
、上型と下型の整合関係を確認するような場合にも、ハ
ウジングをハウジング昇降装置によって上昇させること
により、確認作業が容易に行なわれる。同様に、中子の
挿入作業等もハウジングを上昇させることにより容易に
行なうことができる。
(発明の構成の詳細な説明) 本発明による鋳造装置は、機枠の下方に溶湯を封入した
湯溜を有し、この湯溜の上方に機枠に水平方向に設けら
れた下型ベースを設け、湯溜の上方開口部をこの下型ベ
ースにて密閉し得るように構成されている。この下型ベ
ースの上面には下型が上載固定されているとともに、前
記湯溜と下型とはストークを介して連通されていて、湯
溜内の溶湯が型内に押し上げられる構造となっている。
一方、機枠の上方には昇降シリンダーとその周囲に配設
された案内杆とがともに機枠に対し縦設されている。そ
して、上昇シリンダーと案内杆の両下端部には上型ベー
スが固定されている。従って、この上型ベースは上昇シ
リンダーの昇降動により案内杆にガイドされて前記下型
ベースと平行状に上下移動される。さらに、この上型ベ
ースの下面には上型が固定されている。
さらに本装置には、昇降シリンダーが下降し、上型と下
型とが整合された状態において、上型と下型を気密状に
覆うことのできる円筒状のハウジングが設けられている
。このハウジングの下端部は下型ベースに当接し密着さ
れるとともに、ハウジングの上端部は上型ベースを包み
込むように上型ベースの上面に当接し上型ベースに密着
される。従って、このハウジングによって覆われる下型
及び上型の内部は密閉状に覆蓋されることとなる。この
ような密閉状に覆蓋された状態において、ハウジングに
よって覆われる気密室内と前記密閉された湯溜内との圧
力を適宜手段により外部より調整することにより、圧力
差により湯溜内の溶湯を上型と下型にて形成される形成
室内に鋳込むことができるものである。
さらにハウジングにはハウジングを上下方向に移動し得
るハウジング昇降装置が設けられている。このハウジン
グ昇降装置は、下端部が前記ハウジングの上端部に固定
きれ上型ベースの上方に井桁状に組まれているとともに
、案内杆に嵌挿され上下方向に摺動される支持枠と、こ
の支持枠に下端部を固定し案内杆と平行状に縦設された
ハウジング開閉手段とにより構成されている。このハウ
ジング開閉手段は、油圧又は空気圧等により作動するシ
リンダーにより構成される場合の他、ラック装置を利用
したもの、上下方向に螺進退するネジ装置を利用したも
の等がある。
従って、ハウジング開閉手段を作動させることにより、
支持枠を介してハウジングを上下方向に移動させること
ができる。このハウジング開閉手段の作動は上型を上下
動し得る昇降シリンダーとは別個独立に作動し得るもの
であり、必要に応じハウジングを上方に移動させること
ができるものである。従って、型交換時等においてハウ
ジングが邪魔になり作業上支障がある場合には、ハウジ
ングを上方に待避させて型の交換作業及び掃除作業、中
子挿入作業等を容易に行なうことができる。
尚、ハウジング昇降装置が下降しハウジングが下型ベー
スに当接した状態にあっては、ハウジングの下端部を下
型ベース上に密着状に固定するためのクランプ装置が下
型ベース上に固設されている。従って、このクランプ装
置を作動させること、によりハウジングを下型ベースに
確実に密着させることができるとともに、ハウジングの
上端が上型ベースを押し下げることによる上型と下型の
密着状態をも確保することができるものである。
(発明の効果) ハウジングをハウジング昇降装置により自由に上下方向
に移動させることができるため、型交換時等においては
ハウジングを上方に待避きせることかでき、型交換作業
を従来に比し容易に行なうことができる。又、型の整合
状態も容易に点検することができ、同様に中子挿入作業
、塗型の塗布作業等がハウジングを待避させることによ
り容易に行なえる効果がある。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の鋳造装置の要部拡大断面図を示し、第
2図はハウジング部の拡大斜視図を示し、第3図はハウ
ジング部の平面図を示す。
図において、1は保温炉であって、鋳造装置を構成する
機枠Fの下方部に設けられたものであり、その内部には
湯溜2が形成され、この湯溜2内に溶湯を封入すること
ができるものである。湯溜2は断熱材等により周囲を保
護きれている。
図中3は保温炉1の湯溜2の上部開口部を上方より覆蓋
する炉蓋であって、その上面部が機枠Fに水平方向に固
定された下型ベース4に固定されている。従って、下方
より保温炉1を固定台63等により押し上げることによ
り、湯溜2の上部開口部は炉蓋3を介して下型ベース4
と密着し湯溜2内は密閉状に封止される。
図中5は前記下型ベース4の上面中央部に止め具6を介
して固定された下型である。
図中7はストークであって、前記炉蓋3の中央部及び下
型ベース4の中央部に縦押され、前記湯溜2内に下端部
を開口し上端部を前記下型5の型内に開口したものであ
り、湯溜2と下型5の型内とを連通させ湯溜2内の溶湯
を型内に流入させることができるものである。
ストーク7の上端部には口金8が固設キれ、口金8は下
型ベース4に固定されている。
次に、図中9は機枠Fの上方部に水平方向に固定された
固定板であって、この固定板9の中央部には昇降シリン
ダー10が縦設されている。即ち、昇降シリンダー10
のシリンダー10aの下端部が固定板9の上面に固設さ
れ、口・7ドは固定板9を縦挿しそのロッド下端部10
bに水平方向に上型ベース11が固設されている。この
上型ベース11は前記下型ベース4と平行状に設けられ
たものである。従って、上型ベース11は昇降シリンダ
ー10の出没動作により前記下型ベース4と平行状に上
下方向に移動される。この上型ベース11の下面には止
め具13を介して上型12が固設きれている。従って、
昇降シリンダー10が下降した状態においては前記下型
5に対し上型12が整合し両型によりその内部に成形室
14が形成される。この成形室14は前記したストーク
7により湯溜2と連通される。
図中15は前記昇降シリンダー10の周囲に4本縦設さ
れた案内杆であって、前記固定板9に縦設されたスリー
ブ16内を摺動して上下方向に移動し得るものである。
この案内杆15の下端部は前記上型ベース11に固定さ
れている。従って、上型ベース11はシリンダーのロッ
ド端10bと案内杆15の下端部とにより支持されてい
るわけである。
図中17は円筒状に形成されたハウジングであって、そ
の下端部に設けられた鍔部17bは外方に突設し、前記
下型ベース4の上面に密着状に当接されている。
一方、ハウジング17の上端部には内方に突設した鍔部
17aが形成され、この鍔部17aは前記上型ベース1
1の上面に当接している。そして、このハウジング17
は側方より前記上型12及び下型5を密閉状に覆うもの
であり、その内部に気密室23を形成している。ハウジ
ング17の中央部には外方に突設したリブ17cがリン
グ状に設けられハウジング17を補強している。
図中18はハウジング昇降装置であって、このハウジン
グ昇降装置18は、支持枠19とハウジング開閉シリン
ダー21とにより構成されている。即ち、支持枠19は
その下端部が前記ハウジング17の上方鍔部17aとボ
ルト等により固定されているとともに、上型ベース11
の上方において、第2図に示すように井桁状に枠組され
、支持枠19を構成する各板材の交差する部分、即ち、
前記案内杆15の縦設される位置には案内杆15を包囲
するスリーブ部20が設けられている。従って、支持枠
19はこのスリーブ部20を介して案内管15に沿って
摺動し上下方向に移動することができる。
次にハウジング開閉シリンダー21は前記固定板9に固
設されたシリンダーを一対有し、そのロッド下端には嵌
合部22が形成され、嵌合部22は前記支持枠19を構
成する板材に嵌合ピン等を介して連結されている。従っ
て、ハウジング開閉シリンダー21を作動することによ
り、前記支持枠19が上下方向に案内杆15にガイドさ
れて移動される。
図中24はクランプ装置であって、このクランプ装置2
4は、内部に空洞を有する案内路25と、外方に突出固
定されたクランプシリンダー26と、案内路25内をク
ランプシリンダー26のロッドにより移動し得る楔27
とにより構成されている。この案内路25の下面が前記
下型ベース4に固定され、クランプ装置24は下型ベー
ス4上に4個等間隔にハウジング17の周囲に配設され
ている。
一方、前記ハウジング17の下部鍔部17bの上面には
内方に上傾した楔状の当金28が固設されている。従っ
て、クランプ装置24のクランプシリンダー26を作動
きせることにより、楔27が案内路25にガイドされ移
動しこの当金28と係合する。楔27が当金28と係合
することにより楔状に形成きれているため、ハウジング
17は下型ベース4に強固に押し付けられ固定されるこ
ととなる。
図中29は前記湯溜2内に挿通開口された給排気管であ
り、図中30は前記気密室23内に挿通開口された給排
気管である。この給排気管29及び30は外部の図示し
ない圧力発生装置及び圧力制御装置に連通され、湯溜2
及び気密室23内に制御された圧力ガスを噴出させ又は
排気きせることができる。
図中31は上型ベース上面に設けられた溝部内にWMさ
れたシール部材であって、上型ヘース11の上面とハウ
ジング17の上部鍔部17aとの気密性を保持するため
のものである。
又、図中32は下型ベース4に設けられた溝部内に嵌入
されたシール部材であって、下型ベース4とハウジング
17の下部鍔部17bとの気密性を保持するためのもの
である。
さらに、図中33は保温炉1と炉扉3との間の気密性を
保持するシール部材である。
図中34は締具であって、上型ベース11の上面外縁に
ほぼ等間隔に適数個配設されたものであり、その回動端
は前記ハウジング17の上部鍔部17aの上面に係着し
、ポルト35を締め付けることによりハウジング17の
上部鍔部17aを上型ベース11に強固に固着させるこ
とができるものである。
このように構成された本例の鋳造装置において鋳込み作
業を行なう場合には、昇降シリンダー10を下降許せ下
型5に対し上型12を整合きせた後、ハウジング開閉シ
リンダー21を下降許せハウジング17を下型ベース4
に当接きせるとともに、クランプシリンダー26を作動
許せハウジング17の下端鍔部17bを下型ベース4に
密着きせ、坊らに締具34を締め付けてハウジング17
の上部鍔部17aを上型ベース11の上面に固定させる
。その状態において、ハウジング17により形成される
気密室23と上型12及び下型5によって形成される形
成室14とは、上型12及び下型5に設けられた微細な
気孔を介し連通された状態にある。この状態で給排気管
29及び30を介し外部ガス圧調節装置により、給排気
管29には給排気管30よりも高い圧力のガスを噴出き
せる。そうすることにより、湯溜2内の内圧は気密室2
3の内圧より高められるため、その圧力差により湯溜2
内の溶湯はストーク7を介し成形室14に鋳込まれる。
成形室14に鋳込まれた溶湯が凝固した後においては、
クランプシリンダー26を作動させクランプを解除した
後、昇降シリンダー10を作動させることにより、昇降
シリンダー10の上昇とともに上型12は上昇し、ハウ
ジング17も共に上昇を開始する。即ち、この昇降シリ
ンダー10が上昇状態にある場合には、ハウジング開閉
シリンダー21は内圧が解放された状態にあり自由に上
下運動ができるものである。
上型12が所定位置に達した後に、第4図に示す移送台
車りが機枠F内に移送され、上型12内の鋳物を機枠F
外に移送する。その後、昇降シリンダー10が下降して
次の工程が開始され、同じように湯溜2内に高い内圧が
かけられることによりストーク7を介して溶湯が成形室
14内に鋳込まれる。このように通常の鋳込み作業にお
いては、上型12の上下動にしたがってハウジング17
も上下動を行なう。
次に、定期的に行なわれる上型12及び下型5の型交換
作業時においては、先ず、締具34のボルトが緩められ
解除される。そのことによりハウジング17及び支持枠
19は上型ベース11と離反されることになり、クラン
プシリンダー26によりクランプ装置24のクランプが
解除されている場合には、ハウジング開閉シリンダー2
1を作動させることにより、ハウジング17は支持枠1
9と共に案内杆15にガイドされて上方に移動すること
ができる。即ち、ハウジング17の下部鍔部17bが上
型ベース11より上方まで移動された状態においては、
気密室23は開放され下型5及び上型12は容易に外部
より手が届く位置に開放される。その状態において止具
6を解除し、上型12の側面に突設された係合金具36
と下型5の側面に突設された係合金具37を適宜連結部
材によって連結し、上型12と下型5を一体化させる。
その後に、昇降シリンダー10を上部に移動させ所定位
置において上型12の止具13を解除して、上型12及
び下型5を一体化させたもとで機外に移送台車り等によ
り移送排出する。
新しい鋳型を取り付ける場合には、逆に止具13により
上型12と下型5を上型ベース11に取り付け、さらに
昇降シリンダー10を下降させて下型5を止具6により
下型ベース4に固定させる。その後、上型12と下型5
とを開放して分離させる。このように型の交換作業にお
いては、止具6及び13を緩める等して作業をする必要
があり、その場合にハウジング17を邪魔にならない上
方にハウジング開閉シリンダー21にて待避させること
ができるため、型の交換作業を障害なく行なうことがで
きるものである。
同様に下型5と上型12との整合状態を点検する場合と
か、型内部を補修する必要がある場合等には、ハウジン
グ17の存在が作業性を阻害するものであるが、作業性
を損なわない上方に待避させることができるため、その
ような作業を円滑に行なうことができる。
一方、通常の鋳込み作業時においては、締具34により
ハウジング17は上型ベース11に固定されるため、ハ
ウジング17は上型ベース11の上昇とともに上昇し、
昇降シリンダー10の昇降作動のみにおいて作業を行な
うことができ、昇降シリンダー10の昇降動作とクラン
プシリンダー26の作動をタイミング設定することによ
りハウジング17の気密を容易に確保し得、作業能率が
向上する。
なお、本例においては締具34はボルトを用いたものを
示したが、レバー等により複数の締具34がワンタッチ
で締若できる構造のものとすることもできる。
きらに、ハウジング開閉シリンダー21の作動を昇降シ
リンダー10の作動と連係させ、鋳込み時にはハウジン
グ開閉シリンダー21がハウジング17を下方向に押し
付けるように作動させることにより締具34をなくする
こともできる。
又、本例にあっては固定板9は機枠の上方に固定した形
式のものを示したが、固定板9.昇降シリンダー10.
案内杆15.上型12.ハウジング17が一体となって
機枠Fの外方にレール等により待避移動し得る上型走行
式の鋳造装置について、本例のハウジング昇降装置18
を適用することも可能である。その場合には、型交換作
業等の能率がきらに向上するものと考えられる。
きらに、下型ベース4が可動式の鋳造装置について本例
のハウジング昇降装置18を適用することも同様に可能
である このように本例装置においては、ハウジング昇降装置1
8を設はハウジング17を必要に応じ上方へ待避し得る
構造としたため、型交換時等においてはハウジング17
を邪魔にならない位置に待避許せ、型交換を容易に行な
わせることができる。しかも、ハウジング昇降装置18
は従来の案内杆15を利用して上下動させる構造である
ため、構造が簡単であり装置全体が軽量、単純化し得る
ものである。さらに、クランプ装置24と組み合わせる
ことによりハウジング17の気密性をさらに良好なもの
とし得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示し、第1図は本
例装置の要部拡大断面図、第2図はハウジング部の拡大
斜視図、第3図はハウジング部の平面図である。第4図
は従来装置の全体説明図を示す。 F・・・機枠      2・・・湯溜3・・・炉M 
      4・・・下部ベース5・・・下型    
  7・・・ストーク9・・・固定板    10・・
・昇降シリンダー11・・・上型ベース  12・・・
上型14・・・成形室    15・・・案内杆17・
・・ハウジング  17a・・・上部鍔部17b・・・
下部鍔部 18・・・ハウジング昇降装置 19・・・支持枠20
・・・スリーブ 21・・・ハウジング開閉シリンダー 22・・・嵌合部    23・・・気密室24・・・
クランプ装置 特許出願人      株式会社五十鈴製作所代理人 
  弁理士  清  水  義  久:′、°八 ¥と
、8 5・・・f望 図面その1 第1図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)機枠の下方に設けられた湯溜とストークを介して
    連通され、該湯溜を密閉する下型ベース上に乗載された
    下型と、機枠の上方に縦設された昇降シリンダーと案内
    杆の両下端部に固定され、該案内杆によりガイドされつ
    つ該昇降シリンダーにて該下型ベースと平行状に昇降さ
    れる上型ベースの下面に固定された上型と、該上型と該
    下型の整合時に該下型ベースと該上型ベース間に懸装さ
    れ該上型と該下型を側方より密閉状に覆うハウジングを
    有し、該ハウジングと該上型ベースと該下型ベースにて
    形成される気密室内の圧力と該湯溜内の圧力を調整する
    ことにより、両者の圧力差により該湯溜内の溶湯をスト
    ークを介して該上型と該下型にて形成される形成室内に
    鋳込むように構成された鋳造装置であって、該ハウジン
    グの上端部は上型ベースを側方より包み、かつ上型ベー
    スの上面に当接し得る形状に形成されているとともに、
    該ハウジングには該ハウジングを該上型とは別個独立に
    昇降し得るハウジング昇降装置が備えられていることを
    特徴とする鋳造機。
  2. (2)ハウジング昇降装置は、上型ベースの上方にあっ
    て案内杆に上下移動可能に係合され、かつ下端部がハウ
    ジングの上端部に固定された支持枠と、該支持枠の上方
    にあって該支持枠を昇降し得るように該支持枠に下端部
    を固定し、かつ該案内杆と平行状に縦設されたハウジン
    グ開閉手段とにより構成される特許請求の範囲第1項記
    載の鋳造機。
  3. (3)ハウジング昇降装置が下降し、ハウジングが下型
    ベースに当接した状態にあって、該ハウジングの下端部
    を該下型ベース上に密着状に固定するクランプ装置を備
    えた特許請求の範囲第1項記載の鋳造機。
JP22824685A 1985-10-14 1985-10-14 鋳造機 Pending JPS6289561A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108213343A (zh) * 2018-03-01 2018-06-29 重庆市荣昌区金益铸业有限公司 一种金属铸造的机械安装支座

Cited By (2)

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CN108213343A (zh) * 2018-03-01 2018-06-29 重庆市荣昌区金益铸业有限公司 一种金属铸造的机械安装支座
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