JPS628800Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は上部の開口より内部に収納したテイ
シユーペーパーを取出すようにしたテイシユーペ
ーパーの箱に関するものである。

ポツプアツプ式テイシユーペーパーは、交互に
折重ねて箱に収納され、取出口より一枚づつ取り
出して使用できて至つて便利であるが、自動車内
等で使用する場合は、使用済の紙屑を捨てるため
別に屑籠を備える必要があり、屑籠の持込みを忘
れたときは紙屑の捨て場に困るものである。

この考案は、これ等の不便を解消するために提
案されたものであつて、箱体１を製作する工程中
に、別に柔軟な材料で作つた筒体４の下部を折曲
げてテイシユーペーパーを収容し、該筒体４の上
周縁部６を箱体１の内側上部に貼着して、上記箱
体１に収納したことを特徴とするものである。こ
の考案に係る箱に収納されたテイシユーペーパー
を自動車等に持込むとき、同時にその空箱を一個
持込めば、他の屑籠を持込む必要はなく、空箱の
上板２を切り取り、箱体１内に内装された筒体４
をその下部より箱体１外に引上げれば、筒体４は
箱体１と一体となつて袋状の屑入となり紙屑を収
容できるようにしたものである。一実施例を添付
図面につき説明すれば、箱体１の上板２の中央に
ミシン孔等により容易に開口できる取出口３を設
け、該取出口３より箱体１内に収納したテイシユ
ーペーパー７を取り出すようにしたテイシユーペ
ーパーの箱において、箱体１とは別に、紙、ビニ
ールの如き柔軟な材料で上記箱体１の内部に嵌装
する筒体４を作り、該筒体４の下部５を第２図に
示すように折曲げ箱状にして、テイシユーペーパ
ーを収容し、上記筒体４の上周縁部６を箱体１の
内側上部に貼着して箱体１内に内装したものであ
る。しかして、筒体４の上周縁部６を箱体１に貼
着するには箱体１の製作工程中に行なうものであ
るから、製作工程の如何により箱体１の側板８の
内面上部か、或いは、箱体１の上板２の内面周縁
に貼着するのであるが、上板２の内面周縁に貼着
する場合は、筒体４の上周縁部６を第２図に図示
した形状と異り内方に折曲げて貼着するを可とす
る。尚、上板２の周縁には第１図に図示したよう
にミシン孔９を施しておけば、上板２を周縁より
容易に除去することができる。

この考案に係る箱に収納したテイシユーペーパ
ーを自動車内等で使用する場合は空箱一個を同時
に持込み空箱の上板２を周縁のミシン孔９の所で
切り取り箱体１の内部に嵌装した筒体４の下部を
箱体１外に引き出し延長すれば筒体４は箱体１と
一体となつて袋状となり、屑入として使用される
ものであつて、その収容量は普通の空箱より多大
となる。故に使用してまるめられたテイツシユー
ペーパーは使用前のものより嵩高となるが、一箱
分の屑紙を充分に収容することができる。上記の
ようにしてテイシユーペーパーを使用し、箱体１
が空箱になれば、前述のように上板２を取り除き
箱内に折込んだ筒体４の下部５を引上げて袋状の
屑入に使用し、屑紙を充満した前の屑入は筒体４
の投入口部を輪ゴムその他の紐で縛つて車外に取
り出すものである。

この考案は、叙上のように自動車内等で使用す
るテイシユーペーパーの使用済の箱を屑入として
使用することにより別の屑籠などを車内に持込む
必要がなく、満杯となつた屑入は投入口部を縛つ
てそのまま車外に取り出し捨てることができる等
実用上極めて大きい効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の一実施例を示すもので、第１
図は、取出口を開口前の斜面図、第２図は、箱体
内に内装する箱状に折曲した筒体の斜面図、第３
図は、テイシユーペーパーを収容した箱の横断斜
面図、第４図は筒体を箱体外に引出し屑入として
使用する状態を示す斜面図である。 符号説明、１……箱体、２……箱体の上板、３
……取出口、４……筒体、５……筒体の下部、６
……筒体の上周縁部、７……テイシユーペーパ
ー、８……箱体の側板、９……上板のミシン孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 箱体１の上板２に、容易に開口できる取出口３
   を設け、箱体１内に収納したテイシユーペーパー
   を取り出すようにしたテイシユーペーパーの箱に
   おいて、紙、ビニールの如き柔軟な材料で上記箱
   体１の内部に嵌装する筒体４を形成し、該筒体４
   の下部５を折曲げて、テイシユーペーパーを収納
   するようにし、上記筒体４の上周縁部６を箱体１
   の内側上部に貼着して、上記箱体１内にテイシユ
   ーペーパー７を収納するようにしたテイシユーペ
   ーパーの箱。