JPS6286025A - 形状記憶性ゴム弾性体及びその使用方法 - Google Patents
形状記憶性ゴム弾性体及びその使用方法Info
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- JPS6286025A JPS6286025A JP22753785A JP22753785A JPS6286025A JP S6286025 A JPS6286025 A JP S6286025A JP 22753785 A JP22753785 A JP 22753785A JP 22753785 A JP22753785 A JP 22753785A JP S6286025 A JPS6286025 A JP S6286025A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- shape
- temperature
- polymer
- glass transition
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- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は常温で変形を固定でき、融点以上に昇温させる
と加硫成形時の形状に復元させることのできる形状記憶
性ゴム弾性体に関するものである。
と加硫成形時の形状に復元させることのできる形状記憶
性ゴム弾性体に関するものである。
その主な利用分野は封止材、防振ゴム部材、ギブスなど
の医療用部材、フックなどの建築用固定材、玩具用部材
、電磁シールド用部材等であり、使用に際して弾性を適
当に維持しながら、加温により容易に成形体の当初の形
状に復元して目的を達する分野に用いられるものである
。
の医療用部材、フックなどの建築用固定材、玩具用部材
、電磁シールド用部材等であり、使用に際して弾性を適
当に維持しながら、加温により容易に成形体の当初の形
状に復元して目的を達する分野に用いられるものである
。
〈従来の技術〉
熱的変化に対して生じる収縮とか他の形状への変形を利
用する技術は、プラスチックの分野において、例えば架
橋ポリオレフィンチューブを冷延伸させて変形固定し、
加熱して原形に復元させる熱収縮性チューブが知られて
いる。また、形状記憶弾性体として、ガラス転移温度が
10℃以上で分子量が100万以上のノルボルネン系ポ
リマー(特開昭59−53528号)とか、ガラス転移
温度が室温以上の合成付加重合体(特開昭60−284
33号)が提案されている。
用する技術は、プラスチックの分野において、例えば架
橋ポリオレフィンチューブを冷延伸させて変形固定し、
加熱して原形に復元させる熱収縮性チューブが知られて
いる。また、形状記憶弾性体として、ガラス転移温度が
10℃以上で分子量が100万以上のノルボルネン系ポ
リマー(特開昭59−53528号)とか、ガラス転移
温度が室温以上の合成付加重合体(特開昭60−284
33号)が提案されている。
〈発明が解決しようとする問題点〉
しかし、ガラス転移温度が室温以上の形状記憶弾性体は
ガラス転移温度以下の温度で弾性が失われ1弾性が要求
される前記封止材等に適していない。また、脆化破損を
伴うため大きな変形で固定できず、高温でなければ原形
に復元できない重点がある。
ガラス転移温度以下の温度で弾性が失われ1弾性が要求
される前記封止材等に適していない。また、脆化破損を
伴うため大きな変形で固定できず、高温でなければ原形
に復元できない重点がある。
〈問題点を解決するだめの手段〉
そこで、本発明者らは、常温でゴム弾性を有したゴム成
形体に前記のような形状記tα性を与えるべく種々検討
して本発明の完成に至ったのである。
形体に前記のような形状記tα性を与えるべく種々検討
して本発明の完成に至ったのである。
その特徴とする点は、ガラス転移温度が一10℃以下、
融点が:35〜90℃、結晶化度が10〜50%である
ポリマー又はポリマーブレンド物のゴム加硫物からなる
形状記憶性ゴム弾性体である。
融点が:35〜90℃、結晶化度が10〜50%である
ポリマー又はポリマーブレンド物のゴム加硫物からなる
形状記憶性ゴム弾性体である。
ガラス転移点と結晶化及び融点については1周知である
が、本麗発明の説明の必要上からその違いを明確にして
おく。ガラス転移とは、高温から温度を降下させた時、
総ての高分子物質に急激に起こる変化で、この温度以下
では硬化脆化を生じる。 ガラス転移点(Tg)以下で
は、ゴムらしい物性を示すために必要な分子鎖のセグメ
ントのミクロブラウン運動が停止すると考えられている
。これに対し、結晶化は適当な低温に暴露するとき多く
のゴムに生じる現象で、硬度やモジュラスの増大を伴な
う。ガラス転移との大きな違いは、硬くはなるが必ずし
も脆くはなく、ゴムらしい弾性を保持している点にある
。結晶化は比較的広い温度範囲で生じるが、それ以上の
温度では結晶が存在しない温度をその物質の融点(T
m )という。融点(T m )は、低分子物質では一
義的に決定されるが、ゴム材料のような高分子材料では
Tgよりは求め易いが明確に求めるのは困難であるとさ
れている。
が、本麗発明の説明の必要上からその違いを明確にして
おく。ガラス転移とは、高温から温度を降下させた時、
総ての高分子物質に急激に起こる変化で、この温度以下
では硬化脆化を生じる。 ガラス転移点(Tg)以下で
は、ゴムらしい物性を示すために必要な分子鎖のセグメ
ントのミクロブラウン運動が停止すると考えられている
。これに対し、結晶化は適当な低温に暴露するとき多く
のゴムに生じる現象で、硬度やモジュラスの増大を伴な
う。ガラス転移との大きな違いは、硬くはなるが必ずし
も脆くはなく、ゴムらしい弾性を保持している点にある
。結晶化は比較的広い温度範囲で生じるが、それ以上の
温度では結晶が存在しない温度をその物質の融点(T
m )という。融点(T m )は、低分子物質では一
義的に決定されるが、ゴム材料のような高分子材料では
Tgよりは求め易いが明確に求めるのは困難であるとさ
れている。
ゴムが加工されたり、使用される際は、溶媒が存在しな
い固体又は流動状態で、この時の基本特性として、ガラ
ス転移点と融点は重要である。本発明においても、これ
らの点が重要性を有しており。
い固体又は流動状態で、この時の基本特性として、ガラ
ス転移点と融点は重要である。本発明においても、これ
らの点が重要性を有しており。
前記のように規定されている。
ポリマー又はポリマーブレンド物の具体例として、50
vシ%以上の原料ポリマーは結晶化度20%以上のポリ
クロロプレンゴムが特に好ましい。また。
vシ%以上の原料ポリマーは結晶化度20%以上のポリ
クロロプレンゴムが特に好ましい。また。
ゴム加硫物は配合剤やドーピング等により導電性を有し
たものであると、通電発熱により原形に復元できる。
たものであると、通電発熱により原形に復元できる。
クロロプレンゴムは重合温1度を変えることにより、ト
ランス結合、シス結合、1.2−結合、3,4−結合と
ミクロ構造を異にする。重合温度が高いとトランス結合
が減少するのである。また、重合温度を変えることによ
り、結晶化度も変化する。重合温度が高いほど結晶の融
点が低くなり、常温での結晶化度は小さくなる。結晶化
度は周知のように密度測定により求められ、それによる
と、重合温度とポリマーの25℃における結晶化度の関
係は第1表の通りである。
ランス結合、シス結合、1.2−結合、3,4−結合と
ミクロ構造を異にする。重合温度が高いとトランス結合
が減少するのである。また、重合温度を変えることによ
り、結晶化度も変化する。重合温度が高いほど結晶の融
点が低くなり、常温での結晶化度は小さくなる。結晶化
度は周知のように密度測定により求められ、それによる
と、重合温度とポリマーの25℃における結晶化度の関
係は第1表の通りである。
第1表
以上から明らかなように、重合温度が低いとトランス結
合が増加し、その規則性から結晶化し易くなるのである
。
合が増加し、その規則性から結晶化し易くなるのである
。
上記のような、ガラス転移温度が一10℃以下で、ゴム
の結晶化が室温域で生じる結晶性のゴムの他の例として
は、クロロプレンゴムの他に1,2−ポリブタジェンゴ
ムのような結晶性のブタジェンゴムやブタジェン共重合
体、トランス−1,4,イソプレンゴム、ガタバッチャ
やバラタなどの天然ゴム、多硫化ゴム等を挙げることが
できる。ブタジェン共重合体のうち、SBR,NBRは
結晶化を起こさないゴムとして知られているが、SBR
は高ブタジェン共重合物になると結晶化を起こすので。
の結晶化が室温域で生じる結晶性のゴムの他の例として
は、クロロプレンゴムの他に1,2−ポリブタジェンゴ
ムのような結晶性のブタジェンゴムやブタジェン共重合
体、トランス−1,4,イソプレンゴム、ガタバッチャ
やバラタなどの天然ゴム、多硫化ゴム等を挙げることが
できる。ブタジェン共重合体のうち、SBR,NBRは
結晶化を起こさないゴムとして知られているが、SBR
は高ブタジェン共重合物になると結晶化を起こすので。
前記結晶化度の範囲内に収めて使用することができる。
結晶化の速度はポリマーの種類、温度条件によって決ま
るが、例えば、接着剤としてのみ使用されている結晶性
ポリクロロプレンゴムの結晶化速度(t 0.5)は、
−5°Cにおいて概ね15分であり、20〜25%の結
晶化度を示すので都合が良い。
るが、例えば、接着剤としてのみ使用されている結晶性
ポリクロロプレンゴムの結晶化速度(t 0.5)は、
−5°Cにおいて概ね15分であり、20〜25%の結
晶化度を示すので都合が良い。
これらの結晶性ポリマーは単独で用いることもできるが
、要求されるゴムの性能を得るために他のポリマーとの
ブレンド、他の可塑剤を始めとする配合剤を配合して用
いることができる。通電によって発熱させて元の形状に
復元させる手法によリ、封止接続等の目的を達成する場
合には、例えば、グラファイトやカーボン等の心電性配
合剤の添加やドーピング等により導電性処理を行なうこ
とができる。
、要求されるゴムの性能を得るために他のポリマーとの
ブレンド、他の可塑剤を始めとする配合剤を配合して用
いることができる。通電によって発熱させて元の形状に
復元させる手法によリ、封止接続等の目的を達成する場
合には、例えば、グラファイトやカーボン等の心電性配
合剤の添加やドーピング等により導電性処理を行なうこ
とができる。
く作用〉
上記のようなガラス転移温度が一10°C以下、融点が
35〜90°C1結晶化度が10〜50%であるポリマ
ー又はポリマーブレンド物のゴム加硫物は、通常のゴム
の加硫成形により所定の形状に成形され、ガラス転移点
以上の温度で結晶化により変形を固定することができ、
常温で弾性を有しており、再度融点以上に加熱すること
により元の所定の形状に復元する 以下実施例によって本発明の詳細な説明する。
35〜90°C1結晶化度が10〜50%であるポリマ
ー又はポリマーブレンド物のゴム加硫物は、通常のゴム
の加硫成形により所定の形状に成形され、ガラス転移点
以上の温度で結晶化により変形を固定することができ、
常温で弾性を有しており、再度融点以上に加熱すること
により元の所定の形状に復元する 以下実施例によって本発明の詳細な説明する。
〈実施例1〉
第2表に示した配合のA−Hの各ゴム原料を通常の素練
り、混練り作業により均等に混合分散させた後、175
℃、13分間加硫成形してシート状加硫ゴムとした。
り、混練り作業により均等に混合分散させた後、175
℃、13分間加硫成形してシート状加硫ゴムとした。
このゴム弾性体の物性を測定した結果を第3表に示した
。結晶性クロロプレンゴムを例に用いた本発明の形状記
憶性ゴム弾性体は、低結晶性のクロロプレンゴムとほぼ
同等の耐熱性(120℃)を示している。また、圧縮永
久歪み(120℃)も同等の値を示している。引張り強
さと引裂き強さは、後者より優れるが結晶時と除晶時で
物性が大きく異なる。
。結晶性クロロプレンゴムを例に用いた本発明の形状記
憶性ゴム弾性体は、低結晶性のクロロプレンゴムとほぼ
同等の耐熱性(120℃)を示している。また、圧縮永
久歪み(120℃)も同等の値を示している。引張り強
さと引裂き強さは、後者より優れるが結晶時と除晶時で
物性が大きく異なる。
硬さくJISスプリングA)は、除晶時には約50〜6
0であるが、結晶化により約20〜30に硬化する。と
ころが、反撥弾性は若干低下するもののなお40%以上
の値を保持している。
0であるが、結晶化により約20〜30に硬化する。と
ころが、反撥弾性は若干低下するもののなお40%以上
の値を保持している。
ゲーマンねじり試験(結晶化→除晶)の結果この試験は
既知トルクのワイヤーで各温度においてゴム試験片を捩
り、その捩れ角からスティフネスを知るためのもので、
広くゴム材料の耐寒性を評価するのに使用されている。
既知トルクのワイヤーで各温度においてゴム試験片を捩
り、その捩れ角からスティフネスを知るためのもので、
広くゴム材料の耐寒性を評価するのに使用されている。
第1図に試験結果を図示した。見掛のガラス転移温度(
Tg)は図中の曲線の直線部分を温度軸に外挿すること
により求められる。耐寒性はこのガラス転移点及び比モ
ジュラスを示す温度で評価される。すなわち、室温時剤
さの2倍に剛くなる温度T2を示す温度付近までは室温
時剤さを維持し、ゴム状弾性体とみなすことができる。
Tg)は図中の曲線の直線部分を温度軸に外挿すること
により求められる。耐寒性はこのガラス転移点及び比モ
ジュラスを示す温度で評価される。すなわち、室温時剤
さの2倍に剛くなる温度T2を示す温度付近までは室温
時剤さを維持し、ゴム状弾性体とみなすことができる。
同じく5倍のTδ、同10倍のTIOの温度付近はわず
かな温度範囲で剛さが著しく変化し、皮革状態の範囲で
あり、T100では硬化が著しく見掛のガラス転移温度
とみなされている。但し1本明細書においてはTE01
をガラス転移点(Tg)と評価している。図中において
、結晶時の曲線が高温において除晶時の曲線と交わる点
Aをそのゴムの融点(T[g)とみなすことができる。
かな温度範囲で剛さが著しく変化し、皮革状態の範囲で
あり、T100では硬化が著しく見掛のガラス転移温度
とみなされている。但し1本明細書においてはTE01
をガラス転移点(Tg)と評価している。図中において
、結晶時の曲線が高温において除晶時の曲線と交わる点
Aをそのゴムの融点(T[g)とみなすことができる。
第1図から得られる知見から重要なことは、結晶時と除
晶時とにおいて、捩れ角(剛性率)は大きく変化するが
、ガラス転移点は大きく変化しないことである。また、
結晶時、除晶時のいずれもガラス転移温度以下に曝すこ
とにより瞬時にガラス転移を生ずるが、温度を如何に下
げようとも、結晶化は瞬時には進行しないことである。
晶時とにおいて、捩れ角(剛性率)は大きく変化するが
、ガラス転移点は大きく変化しないことである。また、
結晶時、除晶時のいずれもガラス転移温度以下に曝すこ
とにより瞬時にガラス転移を生ずるが、温度を如何に下
げようとも、結晶化は瞬時には進行しないことである。
このことからも、これらの現象は一般にいわれているよ
うに全く異なる機構により生ずることが立証される。
うに全く異なる機構により生ずることが立証される。
上記諸物性は配合により、さまざまに変更できることが
第3表よりわかる。配合により大きく性能が変わるので
、種々の目的に合わせて自由に設計することが可能であ
る。
第3表よりわかる。配合により大きく性能が変わるので
、種々の目的に合わせて自由に設計することが可能であ
る。
以下図面によって、本発明の形状記憶性ゴム弾性体の復
元のようすを示す。
元のようすを示す。
第2図(a)は実施例1の配合Aで得られた短冊状の形
状記憶性ゴム弾性体(1)をぜんまい状に捲回し、0°
Cで2時間放置して形状を固定したものである。この状
態でこの形状記憶性ゴム弾性体(1)は弾性を有してい
るので指で解いても捲回状態に戻る。 次に(b)に示
したように70℃の湯が入っているビーカー(2)中に
入れると、瞬時に(c)のように元の平坦な短冊状にな
り、形状記憶が立証されたのである。
状記憶性ゴム弾性体(1)をぜんまい状に捲回し、0°
Cで2時間放置して形状を固定したものである。この状
態でこの形状記憶性ゴム弾性体(1)は弾性を有してい
るので指で解いても捲回状態に戻る。 次に(b)に示
したように70℃の湯が入っているビーカー(2)中に
入れると、瞬時に(c)のように元の平坦な短冊状にな
り、形状記憶が立証されたのである。
〈実施例2〉
本発明の形状記憶性ゴム弾性体に導電性を付与させて、
形状記憶合金と同様な通電発熱による復元が可能かどう
かのテス(〜をするために、積層成形と二重押出成形に
よる二種類の通電発熱実験を行なった。
形状記憶合金と同様な通電発熱による復元が可能かどう
かのテス(〜をするために、積層成形と二重押出成形に
よる二種類の通電発熱実験を行なった。
本実施例に使用した配合を第4表に、ゴムの物性を第5
表に示した。導電性を持たせたゴム(に)も非導電性の
ゴム(J)もいずれも耐熱性(120℃)、耐油性(#
1油120℃)を有している。
表に示した。導電性を持たせたゴム(に)も非導電性の
ゴム(J)もいずれも耐熱性(120℃)、耐油性(#
1油120℃)を有している。
−積層成形−
第3図(a)は実施例1の配合Aによって得られた形状
記憶性ゴム弾性体(1)のシート2枚の間に、実施例2
の配合Kによって得られた導電性の形状記憶性ゴム弾性
体(3)を両端に電極(4) (4)を取付けてサンド
インチ状に挟んでいる様子を示している。 これらは積
層圧着し175℃で10分間一体成形した。次にこれを
(b)のように湾曲させて、室温で24時間放置した。
記憶性ゴム弾性体(1)のシート2枚の間に、実施例2
の配合Kによって得られた導電性の形状記憶性ゴム弾性
体(3)を両端に電極(4) (4)を取付けてサンド
インチ状に挟んでいる様子を示している。 これらは積
層圧着し175℃で10分間一体成形した。次にこれを
(b)のように湾曲させて、室温で24時間放置した。
放置後の積層形状記憶性ゴム弾性体は伸張しても直ちに
図のように戻る。更に、この形状記憶性ゴム弾性体に2
4V、4分間通電したところ、昇温しで元の偏平なシー
ト状に復元した。
図のように戻る。更に、この形状記憶性ゴム弾性体に2
4V、4分間通電したところ、昇温しで元の偏平なシー
ト状に復元した。
一二重押出成形一
第4表に示した非導電性ゴム(J)と導電性ゴム第
4 表 第 5 表 (K)を1閏製し、 これを第4図(a)のように内層
が導電性ゴム(K)で外層が非電導性ゴム(J)となる
よう二重押出し成形し、蒸気圧8kg/caX15分で
蒸気加硫を行なった。この棒状形状記憶性ゴム弾性体(
5)を第4図(b)のように湾曲させて、0℃、2時間
放置し、変形を固定した。この弾性体は両端から引いて
伸しても、放すと直ちに図のような湾曲形状に戻る。と
ころが、端部の電極により通ff1(24V、 2分)
して、70℃以上になると除晶してほぼ(a)の形状の
元の棒状に復元した。
4 表 第 5 表 (K)を1閏製し、 これを第4図(a)のように内層
が導電性ゴム(K)で外層が非電導性ゴム(J)となる
よう二重押出し成形し、蒸気圧8kg/caX15分で
蒸気加硫を行なった。この棒状形状記憶性ゴム弾性体(
5)を第4図(b)のように湾曲させて、0℃、2時間
放置し、変形を固定した。この弾性体は両端から引いて
伸しても、放すと直ちに図のような湾曲形状に戻る。と
ころが、端部の電極により通ff1(24V、 2分)
して、70℃以上になると除晶してほぼ(a)の形状の
元の棒状に復元した。
第5図は本発明品を封止材(8)として使用している様
子を示している。第5図(a)にみられるような封止材
(8)を711、 −”−1/2に圧縮して(b)のよ
うな封止材とし、 フランジのような当接部材(6)(
6)間に生じた隙間(7)部分へ挿入し。
子を示している。第5図(a)にみられるような封止材
(8)を711、 −”−1/2に圧縮して(b)のよ
うな封止材とし、 フランジのような当接部材(6)(
6)間に生じた隙間(7)部分へ挿入し。
90°Cに加熱した。加熱によって直ちに(a)に示し
たような形状に復元しようとして、(C)にみられるよ
うに隙間の完全な封止が可能であった。
たような形状に復元しようとして、(C)にみられるよ
うに隙間の完全な封止が可能であった。
以上詳述したような本発明の形状記憶性ゴム弾性体は、
可逆性フックなど建築用固定材、電気制御防振ゴム、形
状記憶ストッパーなど防振ゴム部材、人口筋肉、ギブス
など医療用部材、封止材、自動車用衝撃吸収部材、玩具
用部材等さまざまな分野で広範囲な用途に用いることが
できる。
可逆性フックなど建築用固定材、電気制御防振ゴム、形
状記憶ストッパーなど防振ゴム部材、人口筋肉、ギブス
など医療用部材、封止材、自動車用衝撃吸収部材、玩具
用部材等さまざまな分野で広範囲な用途に用いることが
できる。
〈発明の効果〉
本発明の形状記憶性ゴム弾性体は、下記のような特徴を
備えている。
備えている。
■大きな変形で固定出来る。
■通常のゴム弾性体と全く同様に加工出来る。
■常温(−10〜30℃)で変形が固定できる。
■100℃以下(概ね35〜90℃)の低温で形状が復
元出来るので、現場施工も簡単である。
元出来るので、現場施工も簡単である。
■変形固定時も形状復元時も大きな強度を有する。
■変形固定時も弾性を有している。
■耐オゾン性に優れている。
〈図面の簡単な説明〉
第1図はゲーマンねじり試験結果を示すグラフである。
第2図(a)は本発明の形状記憶性ゴム弾性体をゼンマ
イ状に形状保持させた様子を示す斜視図、(b)は湯中
へ投入している様子を示す斜視図、(c)は復元の様子
を示す斜視図である。第3図(a)は形状記憶性ゴム弾
性体の積層体を作成している様子を示す斜視図であり、
(b)は通電の様子を示す斜視図である。第4図(a)
は本発明品を明の形状記憶性ゴム弾性体を封止材として
用いている様子を示す斜視図である。
イ状に形状保持させた様子を示す斜視図、(b)は湯中
へ投入している様子を示す斜視図、(c)は復元の様子
を示す斜視図である。第3図(a)は形状記憶性ゴム弾
性体の積層体を作成している様子を示す斜視図であり、
(b)は通電の様子を示す斜視図である。第4図(a)
は本発明品を明の形状記憶性ゴム弾性体を封止材として
用いている様子を示す斜視図である。
(1)(3)(5)形状記憶性ゴム弾性体(2)ビーカ
ー(4)@極 (6)当接部材(7)隙間
(8)封止材(J)非電導性ゴム (K)導電性
ゴム以上 出願人 倉敷化工株式会社 代理人 森 廣 三 部 第4回 第5図
ー(4)@極 (6)当接部材(7)隙間
(8)封止材(J)非電導性ゴム (K)導電性
ゴム以上 出願人 倉敷化工株式会社 代理人 森 廣 三 部 第4回 第5図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ガラス転移温度が−10℃以下、融点が35〜90
℃、結晶化度が10〜50%であるポリマー又はポリマ
ーブレンド物のゴム加硫物からなる形状記憶性ゴム弾性
体。 2 ポリマー又はポリマーブレンド物の50wt%以上
の原料ポリマーが結晶化度20%以上のポリクロロプレ
ンゴムである特許請求の範囲第1項記載の形状記憶性ゴ
ム弾性体。 3 ゴム加硫物は配合剤やドーピング等により導電性を
有してなる特許請求の範囲第1項記載の形状記憶性ゴム
弾性体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60227537A JPH0696642B2 (ja) | 1985-10-12 | 1985-10-12 | 形状記憶性ゴム弾性体及びその使用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60227537A JPH0696642B2 (ja) | 1985-10-12 | 1985-10-12 | 形状記憶性ゴム弾性体及びその使用方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6286025A true JPS6286025A (ja) | 1987-04-20 |
JPH0696642B2 JPH0696642B2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=16862455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60227537A Expired - Lifetime JPH0696642B2 (ja) | 1985-10-12 | 1985-10-12 | 形状記憶性ゴム弾性体及びその使用方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0696642B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02124978A (ja) * | 1988-11-04 | 1990-05-14 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 弾性記憶ポリマー粉体材料及びその使用方法 |
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