JPS6284943A - 工作機械用コンクリ−ト構造物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はフライス盤やマシニングセンタ等の工作機械用
コンクリート構造物に係るものである。

（従来の技術） 工作機械の振動減衰性向上を目的として、ベッドやコラ
ム等にコンクリート構造が採用されつつある。しかし、
ｔがら案内面等の如き高精度、高剛性を必要とする部分
はコンクリートに置換することは難しく次のような千石
造方法が採用されている。

１）鋳鉄または鋼製の案内部材とコンクＩＪ　−ト製の
不休と金利々に製作し、接着剤によって接合する。

幻　案内面を含めた全体をコンクリートで製作し、樹脂
の貼付、塗布により案内面の精度を出す。

３）案内部材の背面に直接コンフリートラ注入して、コ
ンクリートの固化とともに、一体的に成型する。

なお前記第３の方法として本発明者等は異（て特願昭６
０−３２８１０号において案内部材の背面にリブを植立
してコンクリートとの密着性全図り、更にこの密着性を
強化するために、案内部材にアンカボルトヲ碇着し、更
にコンクリート部底面に設けた緊結プレートと案内部材
と？ボルトで緊結する方法を提案した。

（発明がＩＰ′ｆ決しょうとする問題点）前記第１の方
法では接着剤の硬化に伴ない収縮・変形・歪が生じ、寸
た製作が容易でない。

また第２の方法では案内面の形状に制限があジ、引張り
や高負荷のかかるものには使用できない。

更に第３の方法では、案内面のコンクリート部に対する
比率が高くなると、同コンクリート部に減衰性の悪い鋳
鉄部材が埋設されているので、コンクリートと鋳鉄との
接合面による減衰効果が高いのにもかかわらず、減衰性
能が低下する。また前記緊結プレーｈｉベッドの脚部材
として使用した場合、外乱がポル１１−通じて案内部材
に伝搬され易い。

（問題点を解決するための手段） 本発明はこの工うな問題点を解決するために提案された
もので、金属またはファインセラミックス製の案内部材
のプレート背面に、先端に水平リプを有する複数の垂直
リプを植立し、同各リブで画成された小部屋を貫通する
アンカー材を前記プレート背面に取付け、前記各小部屋
にはフェライト混入レジンを横裂するとともに、同小部
屋の背面にセメント系コンクリートヲ打設してなること
を特徴とする工作機緘用コンクリート構造物に係るもの
である。

（作用ン 本発明は前記したように構成されているので、案内部材
に加わる圧縮力は垂直リプ及びその先端の水平リプを介
して前記プレート背面のコンクリート部に伝達され、ま
た引張力は前記プレート背面に取付けられたアンカーボ
ルトヲ介して、更に剪断力は前記リブとアンカーボルト
とを介して夫々コンクリート部に伝達される。

更に前記案内部材の案内面に加わる振動は、プレート背
面に植立された先端に水平リプを有する垂直リブ群で画
成された小部屋内に横裂された減衰性能の高いフェライ
ト混入レジンによって吸収され、更に同小部屋背面に打
設されたコンクリート部で減衰される。

（発明の効果） この工うに本発明によれば案内部材に伝った振動が、案
内部材背面の先端に水平リブ全有する垂直リプ群で画成
さｎた小部屋内に横裂されたフェライト混入レジンに工
って吸収さｎたのち、更に前記小部屋背面のセメント系
コンクリートにＬつて減衰されるので、非常に高い減衰
性能が得られる。

なおフェライト混入レジンは減衰定数がセメント系コン
クリートの１０〜２０倍と高い反面、弾性系数が２゜Ｏ
−ｙ２００と小さく、精度を必要とする個所や、負荷の
大きい個所には単独で使用されないが、本発明によれば
前記フェライト混入レジンは案内部材背面にＧｉＪ記リ
ズすブよって画成された小部屋内に横裂さ７’ｔでいる
ので、力は少し負担するだけでよく、高減衰性能が十分
に活用されろ。

捷た全体を高剛性に補剛されたフェライトレジンコンク
リートで製作した場合に比して安価である。

また案内面を耐摩擦性、耐熱性が優れ、精度が高いファ
インセラミックスより構成した場合、減衰性の悪さが問
題になるが、本発明によれば振動金小さく抑制できる。

（実施例） 以下本発明をフライス盤のベット°に適用した図示の実
施例について説明する。

（１）は金属、またはファインセラミックス製の案内部
材でそのプレート背面に複数の垂直リプ（２）が植立さ
れ、同各リブ（２）に工って囲繞された部分を閉蓋する
ような形で、前記各垂直リプ（２）の先端に水平リプ（
３）が設けられ、前記各リブ（２Ｈ３１によって案内部
材（１）の背面に独立した多数の小部屋が画成さｎる。

前記案内部材（１）の背面にはアンカーボルト（４）が
取付けられ、前記水平リプ（３）に設けられた同アンカ
ーボルト（４）よシ大径の開口（５）に貫挿され、アン
カーボルト（４）の先端にナツト（６）が螺装されてい
る。

更に前記開口（５）を介して小部屋内に振動減衰性能の
高いフェライト混入レジン（７）（例えば日本電気環境
エンジニアリング株式会社製造：フエライト制振材料Ｄ
Ｐ−００５：商品名）を横裂する。

前記７エライト混入レジン（７）が完全に固化したのち
、案内部材（１）の背面にセメント系コンクリート（８
１ｔ−注入し、同コンクリート（８）の硬化とともに前
記小部屋にコンクリート部分が一体化されたフライス盤
のベッドを構成する。

図示の実施例は前記したように構成されているので、案
内部材（１）にかかる圧縮力は垂直リプ（２）から水平
リブ（３）ヲ介してコンクリート（８１部に伝達される
。

また引張力はアンカーボルト（４）とナツト（６１トに
よｐ、剪断力は垂直リプ（２）とアンカーボルト（４）
　、！：ＶＣ工って夫々コンク’）　−ト（８）部に伝
達される。

また案内部材（１）に加わる振動は前記小部屋に横裂さ
れたフェライト混入レジン（７）で吸収さ′Ｉ’したの
ち、更にコンク！Ｊ　−ト（８１部で減衰される。

第２図及び第３図は本発明の他の実施例を示し、コンク
リート部（８）の底面に脚部兼用の緊結プレート（９）
全配設し、案内部材（１１に取付けられたボルトａＯ＋
で緊結し、同ボルト（１０１及び緊結プレー）（９）′
ｆｔ引張力に対して有効に作用せしめろ。

なお前記緊結プレート（９）に設けた中空部にもフェラ
イト混入レジン（７）　ｅ　横裂することによって外乱
が脚部を介して案内部材（１）に伝達するの全防止する
。

なおボルトａＣｊにアンカーボルトを兼用せしめ、前記
アンカーボルト（４）ｋ千鳥状に配設すると力が分散さ
ｊｌ、効果的である。

なお第２図及び第３図に示す実施例の製造に際しては、
水平リプ（３）付き垂直リプ（２）及びアンカーボルト
（４１を有する案内部材（１）全案内面が下になるよう
に天地逆さまにセットし、前記小部屋にフェライト混入
レジン（７）全注入し、その固化後背面のセメント系コ
ンクリート（８ｔｋ打設したのち、緊結プレート（９）
に注入口０１）及び空気抜き側音利用してその中空部に
フェライトレジン（７）全注入するものである。

以上本発明全実施例について説明しだが、本発明は勿論
このような実施例にだけ局限されろものではなく、本発
明の精神全逸脱しない範囲内で種々の設計の改変２施し
うるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明をフライス盤の−ぐラドに適用した一実
施例を示す縦断面図、第２図は本発明の他の実施例を示
す縦断面図、第３図はその平面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 金属またはファインセラミックス製の案内部材のプレー
   ト背面に、先端に水平リブを有する複数の垂直リブを植
   立し、同各リブで画成された小部屋を貫通するアンカー
   材を前記プレート背面に取付け、前記各小部屋にはフェ
   ライト混入レジンを填装するとともに、同小部屋の背面
   にセメント系コンクリートを打設してなることを特徴と
   する工作機械用コンクリート構造物。