JPH0781423B2 - 塔状プレストレストコンクリート構造物のpc鋼材の配置構造 - Google Patents

塔状プレストレストコンクリート構造物のpc鋼材の配置構造

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JPH0781423B2
JPH0781423B2 JP21873389A JP21873389A JPH0781423B2 JP H0781423 B2 JPH0781423 B2 JP H0781423B2 JP 21873389 A JP21873389 A JP 21873389A JP 21873389 A JP21873389 A JP 21873389A JP H0781423 B2 JPH0781423 B2 JP H0781423B2
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潤 野村
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Obayashi Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、塔状構造物の施工の際、これを構成する既
に構築された壁体の高さ方向に沿ってPC鋼材を張設する
ことによりプレストレスを導入させる塔状プレストレス
トコンクリート構造物のPC鋼材の配置構造に関する。
《従来の技術》 一般に、塔状構造物などにあっては、プレストレスの付
与のため、PC鋼材挿入用のシースを、壁体のコンクリー
ト打設前にまずその壁体型枠内に埋込み、その後シース
内にPC鋼材を挿入してこれを緊張させ、これにより壁体
すなわち塔状構造物にプレストレスを導入している。
《発明が解決しようとする課題》 ところで、壁体型枠内に埋込まれるシースは一定の長さ
で形成されており、これを壁体型枠内に埋設する際には
これらシースを壁体の高さに合せ継ぎ足していくことと
なるため、シースの埋込み作業が思いのほか煩雑であ
り、またシースの埋込みに際しては、シース内にコンク
リートのノロが浸入しないように、シース本体およびジ
ョイント部の止水を充分に行なう必要があり、作業性が
悪いという問題があった。
一方、シースを一直線に継ぎ足して埋込む作業は高い精
度と多大の注意を要すると共に、シースが一直線に継ぎ
足されずに波打ち状態で埋込まれた場合には、挿入され
て緊張されるPC鋼材がシース内側と摩擦し、緊張力の損
失を招くといった不都合があった。
この発明は、上記のような背景に鑑みてなされたもので
あり、施工を簡単にできると共に、緊張力の損失を防止
でき、これにより作業性の改善および工期短縮を図れる
塔状プレストレストコンクリート構造物のPC鋼材の配置
構造を提供することをその目的とする。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために、この発明は、塔状構造物を
構成すべく構築された壁体及びその基礎部に壁体の側部
に張り出して定着具を設け、定着具間に壁体の高さ方向
に沿ってPC鋼材を緊張定着させたことを特徴とする。
《作用》 本発明の作用について述べると、PC鋼材が既に構築され
た壁体の外側側部に高さ方向に沿って配設されることと
なり、従来のように壁体内にシース等を埋込む必要がな
いので、壁体のコンクリート打設作業を簡便化でき、こ
れにより作業性の改善,コストダウンおよび工期短縮を
図れる。またPC鋼材をシース内に挿通させないので、PC
鋼材とシース等との摩擦のおそれはなく、緊張力の損失
を防止できる。
《実施例》 以下、この発明の実施例を添付図面を参照しながら説明
する。
第1図は、本発明の好適な一実施例を示す塔状構造物の
断面図である。
この発明は、基本的には、塔状構造物1を構成すべく構
築された壁体10及びその基礎部11に該壁体10の側部に張
り出して定着具3を設け、定着具3間に壁体10の高さ方
向に沿ってPC鋼材2を緊張定着させて構成される。これ
により、PC鋼材2は壁体10の側部縦方向に緊架されるこ
ととなり、壁体10すなわち塔状構造物1の縦方向につい
てプレストレスが導入される。
なお、上側の定着具3の固定部位は、必ずしも壁体10の
頂部である必要はなく、第1図に示すように壁体10の途
中とするなど、プレストレスの導入を要する部位に応じ
て適宜設定される。
また図示例にあっては、PC鋼材2は壁体10を挟んで両側
に配設されているが、いずれかの側のみに配設しても良
い。
このような構造によれば、PC鋼材2が既に構築された壁
体10の外側側部に高さ方向に沿って配設されることとな
り、従来のように壁体内にシース等を埋込む必要がない
ので、壁体10のコンクリート打設作業を簡便化でき、こ
れにより作業性の改善、コストダウンおよび工期短縮を
図れる。
またPC鋼材2をシース内に挿通させないので、PC鋼材2
とシース等との摩擦のおそれはなく、緊張力の損失を防
止でき、充分な緊張力が得られる。これにより、従来と
同等な緊張力としても、損失防止の分だけPC鋼材2を大
幅に節減できることとなり、コスト低減を図れると共
に、工期短縮に寄与できる。
《発明の効果》 以上、実施例で詳細に説明したように、この発明によれ
ば、PC鋼材が既に構築された壁体の外側側部に高さ方向
に沿って配設されることとなり、従来のように壁体内に
シース等を埋込む必要がないので、壁体のコンクリート
打設作業を簡便化でき、これにより作業性の改善,コス
トダウンおよび工期短縮を図れる。またPC鋼材をシース
内に挿通させないので、PC鋼材とシース等との摩擦のお
それはなく、緊張力の損失を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す塔状構造物の断面図で
ある。 1……塔状構造物、2……PC鋼材 3……定着具、10……壁体 11……基礎部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塔状構造物を構成すべく構築された壁体及
    びその基礎部に該壁体の側部に張り出して定着具を設
    け、該定着具間に上記壁体の高さ方向に沿ってPC鋼材を
    緊張定着させたことを特徴とする塔状プレストレストコ
    ンクリート構造物のPC鋼材の配置構造。
JP21873389A 1989-08-28 1989-08-28 塔状プレストレストコンクリート構造物のpc鋼材の配置構造 Expired - Lifetime JPH0781423B2 (ja)

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