JPS6284204A - 蒸気発生プラントの給水制御装置 - Google Patents

蒸気発生プラントの給水制御装置

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JPS6284204A
JPS6284204A JP22159685A JP22159685A JPS6284204A JP S6284204 A JPS6284204 A JP S6284204A JP 22159685 A JP22159685 A JP 22159685A JP 22159685 A JP22159685 A JP 22159685A JP S6284204 A JPS6284204 A JP S6284204A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、蒸気発生プラントの給水制御装置に係り、特
に沸騰水型原子カプラントに適用するのに好適な蒸気発
生プラントの給水制御装置に関する。
[従来の技術] 従来の沸騰水型原子カプラントの給水制御装置は、特開
昭57−197499号公報の16頁。
第1図に示されている。蒸気発生器の1種である沸騰水
型原子カプラントの原子炉圧力容器に給水を行〜う給水
制御装置は、原子炉圧力容器で発生した蒸気を利用した
蒸気タービンで駆動される50%容量の2台のタービン
駆動給水ポンプ(以後TD−RFPと略す)及び電動機
で駆動される容量25%の2台のモータ駆動給水ポンプ
(以後MD−RFPと略す)を制御する。MD−RFP
は、原子炉圧力容器で発生する蒸気を利用できない原子
炉起動、停止時用、あるいはTD−RFPを停止させた
場合の予備として用いられる。したがって通常運転時に
おいてはTD−RFP2台で運転される事となる。
給水制御器は、原子炉圧水容器内の水位(以下、原子炉
水位と?)う)1、給水流量及び主蒸気流量の値を取込
んで、原子炉圧力容器に供給される給水流量を制御し原
子炉水位を所定レベルに保つ。
TD−RFPから吐出される給水流量の調節は、TD−
RFPの駆動用タービンに供線する蒸気量を制御する蒸
気加減弁開度を、給水制御器から出力された駆動タービ
ン回転数要求信号に従って調整することによって行う。
一方、MD−RFPは定速回転の電動機で駆動されるた
め、MD−RFPの吐出側に設けられた給水調整弁の開
度を、給水制御装置から出力された弁開度要求信号10
及び11に従って制御する事により給水流量を調整する
異常が検出されて給水ポンプをトリップさせる必要が生
じた場合、給水ポンプトリップ装置によって給水ポンプ
がトリップされる。すなわちTD−RFPは、給水ポン
プトリップ装置によって蒸気加減弁(蒸気流量調節弁で
ある)の上流側に設けられた蒸気止め弁が急閉されるこ
とによりトリップする。またMO−RFPは、給水ポン
プトリップ装置によって駆動用電動機の遮断器を開く事
によりトリップされる。給水ポンプトリップの要因とし
ては、復水ポンプの停止、TD−RFP吸込吸込圧力源
子炉水位高等のプラント側の異常信号が挙げられる。こ
れらの信号のいずれかが出力されれば蒸気止め弁の制御
油が抜かれ蒸気止め弁が急閉する。この弁の閉鎖に伴い
駆動用タービンへの蒸気の供給が遮断され、TD−RF
Pが停止する。
次に、何らかの原因で給水ポンプがトリップした場合の
沸騰水型原子カプラント挙動を説明する。
(1)  T D −RF P 2台運転中にそのうち
の1台がトリップした場合 TD−RFP 1台がトリップするとポンプ駆動用ター
ビン蒸気止め弁の制御油圧低下を検出してTD−RFP
のトリップを判定し。
給水制御装置によりすみやかに2台のMD−RFPを自
動起動させる。万が−、MD−RFPが自動起動しなか
った場合には、原子炉水位がある設定値まで低下した段
階で炉心に冷却水を供給する再循環ポンプの速度を急低
下させる(以後再循環ボンプランバックと呼ぶ)ことに
よって原子炉出力を低下させて蒸気の発生を抑制する。
これにより、原子炉水位低下による原子炉のスクラムを
回避することができる。
(2)  TD−RFPI台運転中にそのポンプのトリ
ップが発生した場合 (1)項と同様に2台のMD−RFPが自動起動して原
子炉水位の低下を抑える。
(3)  MD−RFPI台運転中にそのポンプのトリ
ップが発生した場合 停止中のMD−RFPが自動起動してトリップしたMD
−RFPが担っていた給水を補って原子炉水位の低下を
抑える。
[発明が解決しようとする問題点コ 発明者等が従来の給水制御装置の機能を詳細に検討した
結果、タービン制御装置の出力信号を入力して蒸気加減
弁を制御する油圧系統(例えばサーボ弁及びサーボモー
タ)に異常が生じた場合に。
タービン制御装置から出力された制御信号とは無関係に
蒸気加減弁(蒸気流量調節弁)が閉鎖する可能性がある
ことがわかった。このような場合には、駆動用蒸気ター
ビンへの供給蒸気が喪失しタービン回転数は急速に低下
する。
しかし、給水ポンプのトリップ信号は発生しないため(
蒸気止め弁は閉鎖されない)に、MD−RFPも自動起
動されることはない。その結果、第6−図に示す様に給
水ポンプ流量は低下し、全給水流量も低下するため原子
炉水位低により原子炉スクラムに至ることになる。第6
図の特性は、運転されている2台のTD−RFPのうち
1台のTD−RFPの蒸気供給量を調節する蒸気加減弁
が前述の如く閉鎖された場合のものである。
また、MD−RFP 1台運転中の場合にも、給水制御
装置から出力された制御信号を空気圧力に変換する電空
変換器等の故障により給水調整弁(給水流量調節弁)が
閉鎖し、MD−RFPの駆動用電動機遮断器が開しない
状態でM D −R,F Pの吐出流量が喪失する可能
性のあることも、前述の検討により判明した。この場合
も、MD−RFPトリップ信号が発生されないために、
もう1台のMD−RFPが自動起動することはなく、前
述のTD−RFPでの油圧系統の故障と同様に原子炉水
位低による原子炉スクラムに至る。なお、蒸気加減弁及
び給水調整弁は、流量調節弁である。
本発明は、給水ポンプ駆動中における流量調節弁の閉鎖
による蒸気発生器の運転停止を防止できる蒸気発生プラ
ントの給水制御装置を提供することを目的とする。
[問題を解決するための手段] 上記問題点は、TD−RFPに対しては、給水ポンプ駆
動用タービンの回転数を検出する手段を設け、その検出
手段から出力された回転数に異常がある場合にタービン
駆動の給水ポンプをトリップさせる制御手段を設けるこ
とによって解決される。TD−RFPの駆動用タービン
の回転数を検出することは、yjA動用タービンに連結
されるポンプの回転数を測定することに相当する。また
、MD−RFPに対しては、給水流量調節弁の開度を検
出する手段を設け、開度検出手段の出力された開度に異
常がある場合にMD−RFPをトリップさせる制御手段
を設けることによって解決できる6[作 用コ TD−RFPの駆動用タービンの回転数の異常を検出す
ることによってTD−RFPをトリップさせ、このトリ
ップによりMD−RFPが起動するので、蒸気発生器内
の水位の減少を抑制でき、蒸気発生器の運転停止を防止
できる。また、MD−RFPに対しては、給水流量調節
弁の開度の異常を検出することによってMD−RFPを
トリップさせ、このトリップにより待機状態にある他の
MD−RFPが起動するので、蒸気発生器内の水位を抑
制でき、蒸気発生器の運転停止を防止できる。
[実施例] 沸騰水型原子カプラントに適用した本発明の好適な一実
施例である蒸気発生プラントの給水制御装置を、第1図
及び第2図に基づいて以下に説明する。沸騰水型原子カ
プラントの原子炉圧力容器は、蒸気発生器である。
沸騰水型原子カプラントの通常運転時において、原子炉
圧力容器(蒸気発生器)■内の炉心2で加熱された冷却
水(給水)は、蒸気となる。この蒸気は、原子炉圧力容
器1から吐出され、主蒸気管2を通ってタービン(図示
せず)に送られる。タービンから排気された蒸気は、復
水器(図示せず)にて凝縮されて水になる。復水器から
吐出された凝縮水、すなわち原子炉の冷却水となる給水
は、給水配管3にて復水脱塩器(図示せず)、復水ポン
プ(図示せず)、及び低圧給水加熱器(図示せず)に供
給される。さらに、給水は、給水配管の分岐管3A及び
3Bに設けられた2台のT D −RFP4A及び4B
で加圧され、高圧給水加熱器で加熱され、原子炉圧力容
器1内に供給される。図示されていないが、低圧および
高圧給水加熱器には、主蒸気配管2の油気蒸気が給水の
加熱源として供給される。この油気蒸気は、各々給水加
熱器内で凝縮され、ドレンとして復水器に導かれる。
TD−RFP4A及び4Bは、タービン(図示せず)か
ら抽気管6Δ及び6Bで抽気された蒸気をタービン5A
及び5Bにそれぞれ供給することにより駆動される。こ
れらの抽気蒸気は、図示されていないが低圧給水加熱器
に排気される。TD−RFP−4A及び4Bの回転数制
御は、タービン5A及び5Bに供給する抽気蒸気の流量
を油気管6A及び6Bに設けられた蒸気加減弁7A及び
7Bの開閉により調節して行なわれる。給水配管3の分
岐管3C及び3Dに設けられるMD−RFP9A及び9
Bは、原子炉の通常運転時にはTD−RFP5A及び5
Bのバックアップ用として待機状態にある。MD−RF
P9Aは、原子炉の起動時および停止時に駆動される。
MD−RFP9Bは、MD−RFP9Aのバックアップ
としても用いられる。MD−RFP9A及び9Bにて供
給される給水の流量制御は1分岐管3C及び3Dに設け
られた給水調整弁(流量調整弁)IIA及び11Bにて
行なわれる。タービン蒸気加減弁7A及び7B及び給水
調整弁11A及びIIBによる給水流量の制御は、原子
炉圧力容器1内の水位を計る水位計12.給水、配管3
に設けられた給水流量計13及び主蒸気配管2に設けら
れた主蒸気流量計14の計測値を入力している給水制御
器15にて行なわれる。給水制御器15は、特開昭57
−197499号公報16頁、第1図に示すM−RFP
制御装M36、関数発生器49及びタービン速度コント
ローラ48にて構成される。上記公開公報では、モータ
駆動給水ポンプをM−RFPと称している。給水ポンプ
トリップ回路16は、トリップ判定回路17、TD−R
FPトリップ判定回路25及びMD−RFPトリップ判
定回路28を有している。給水ポンプトリップ回路16
の口・シックの詳細を第2図に示す、TD−RFPトリ
ップ判定回路25のロジックの詳細は、第3図に示す、
MD−RFPトリップ判定回路28のロジックは、第3
図に示すTD−RFPトリップ判定回路25のロジック
でrTD−RFPJをrMD−RPFJにかえたものに
等しい。
第2図及び第3図において、24.27及び26はオア
ゲート、35はアンドゲートを示している。
本実施例の給水制御装置は、水位計12、給水流量計1
3、主蒸気流量計14、給水制御器15゜給水ポンプト
リップ回路16、回転計29A、29B、開度検出器3
0A、30Bを有している。
回転計29A及び29Bが、タービン5A及び5Bの回
転軸に取付けられる。これらの回転計は、タービン5A
及び5Bの回転軸に連結されるTD−RFP4A及び4
Bの回転軸に取付けてもよい。
開度検出器30A及び30Bが、給水調整弁lIA及び
lIBに設けられる。
沸騰水型原子カプラントの起動時に、原子炉圧力容器l
内の炉心2に挿入されていた制御棒32が引抜かれ、原
子炉圧力容器1内の昇温、昇圧操作が行われる。原子炉
圧力容器1内への給水の供給は、給水配管3にて行われ
る。原子炉出力の上昇に伴って、MD−RFP2台運転
、TD−RFP1台運転及びTD−RFP2台運転へと
給水ポンプの運転が移行する。原子炉の通常運転時にお
いては、TD−RFP4A及び4Bが運転されている。
MD−RFP及びTO−RFPにおける給水流量の制御
は、給水制御器15にて行われる。
すなわち、給水制御器15は、水位計12、給水流量計
13及び主蒸気流量計14にてそれぞれ検出された原子
炉水位、給水流量及び蒸気流量の三つの信号を入力し、
これらの三つの信号のP、  I演算により作成される
TD−RFP4A及び4Bのタービン回転数要求信号S
t及びS2を出力する。蒸気加減弁7A及び7Bは、そ
れらのタービン回転数要求信号S1及びS2を入力する
ことによって要求信号S、及びS2に応じて弁開度が調
節される。このため、TD−RFP4A及び4Bから吐
出される給水流量が調節される。給水制御器15は、M
D−RFP9Aまたは9Bが駆動されている場合に、入
力した原子炉水位、給水流量及び蒸気流量のPI演算に
て得られる給水調整弁11A及びIIBの弁開度要求信
号S、及びSを出力する。給水調整弁11A及びIIB
は、入力した弁開度要求信号S、及びS4  に応じて
弁開度を調節する。このため、MD−RFP9A及び9
Bから吐出された給水流量の調節がなされる。
このように給水流量の制御が給水制御器15により行わ
れることによって、原子炉水位が一定に制御される。
本実施例は、回転計29A及び29Bから出力されたタ
ービン回転数信号Sg  及びSF、、タービン回転数
要求信号S、及びS2、開度検出器30A及び30Bか
ら出力された弁開度信号S、及びSl、弁開度要求信号
S、及びS◆ を給水ポンプトリップ回路16に取込み
、トリップ判定回路17を給水ポンプトリップ回路16
に設けることによって、従来例では検出できなかった蒸
気加減弁=7A及び7Bを駆動する油圧系統(サーボ弁
)の故障による給水制御装置の異常を検出し、異常時に
給水ポンプトリップ信号を出力するものである。
トリップ判定回路17の機能を第2図に基づいて以下に
説明する。
TD−RFP4A及び4Bのタービン回転数は、入力し
たタービン回転数要求信号S1及びS2に遅れ回路18
にて簡単な遅れを持たせることにより、その応答を十分
、模擬できる。そこで、遅れ回路18より出力された各
タービン回転数と入力した回転数信号S9 及びS6と
の偏差を各TD−RFP毎に偏差判定部19にて求める
。異常判定部20は、偏差判定部19から出力された偏
差がある一定時間以上にわたってその規定を越えていた
場合に、その偏差に対応するTD−RFPを異常とみな
してTD−RFP )−リップ信号、すなわち蒸気止め
弁閉鎖信号Sq  (またはSl。)を該当するTD−
RFPの蒸気止め弁8A(または8B)に出力する。蒸
気止め弁8A(または8B)は、蒸気止め弁閉鎖信号S
9  (またはSl。)を入力することによって閉鎖さ
れ、タービン5A(または5B)への蒸気の供給を停止
する。このため、TD−RFP4A(または4B)がト
リップされる。
また、給水調整弁11A及びIIBの弁開度は、入力し
た弁開度要求信号S3及びSやに遅れ回路21にて遅れ
を持たせる事により応答を模擬できる。遅れ回路21よ
り出力された各弁開度と入力した弁開度信号S、7 及
びS、とのそれぞれの偏差を各給水調整弁11A及びI
IB毎に偏差判定部22にて求める。異常判定部23は
、偏差判定部22から出力された偏差がある一定時間以
上にわたってその規定を越えていた場合にその偏差に対
応する給水調節弁の上流にあるMD−RFPを異常・と
みなしてMD−RFPトリップ信号、すなわち遮断器開
信号S、、(またはS1□)を該当するMS−RFP9
A (または9B)の遮断器31A(または31B)に
出力する。遮断器31A(または31B)は、遮断器開
信号S、、  (またはS+i )を入力することによ
って開状態になり、モータ1OA(または10B)への
駆動電流の供給を停止する。このため、MD−RFP9
A (または9B)がトリップされる。
以上に示た本実施例の作用を、沸騰水型原子カプラント
の定格出力運転時で2台運転中のTD−RFPの1台(
例えばTD−RFP4A)に対応する蒸気加減弁7Aを
操作する油圧系統に異常が生じた場合を例にとって説明
する。
TD−RFP4Aのタービン5Aに供給する蒸気量を調
節する蒸気加減弁7Aの油圧系統の故障等により閉鎖し
た場合には、タービン5Aへの流入蒸気が喪失しタービ
ン5Aの回転数は減少する。
このタービン5Aの回転数減少によりTD−RFP4A
から吐出される給水流量が減少し原子炉圧力容器lへの
全給水流量が低下する。このため第4図に示す様に全蒸
気流量と全給水流量とのミスマツチにより原子炉水位は
低下しはじめる。
しかし実施例では、前述したように給水ポンプトリップ
回路16の機能により蒸気止め弁8Aが閉鎖される。給
水ポンプトリップ回路16から出力された蒸気止め弁閉
鎖信号S9が入力されると、蒸気止め弁8Aを開するた
めに蒸気止め弁8Aの操作を行なう油圧系統に加えられ
ている油圧が急激に低下するので、蒸気止め弁8Aは閉
鎖する。
蒸気止め弁8Aの油圧系統の油圧が図示されていない圧
力計にて検出され、図示されていない制御器が圧力計の
出力値が所定値以下に低下した場合に待機中の2台のM
D−RFP9A及び9Bの遮断器31A及び31Bを閉
する。これによりMD−RFP9A及び9Bが、自動起
動し、第4図に示すように低下した全給水流量は増価す
る。これに従い原子炉水位は、低下が収まって上昇を始
め、通常の原子炉水位まで復起する。原子炉のスクラム
は回避される。
前述だように油圧系統の故障により蒸気加減弁が閉鎖さ
れた時だけでなく、蒸気加減弁の開度が増大している途
中で弁体のかじりによりまたは油圧系統の異常により蒸
気加減弁の開度の増加が停止された時にも蒸気止め弁が
閉鎖され、TD−RFPがトリップされる。すなわち、
タービン5A(または5B)の回転数が極めて低くてタ
ービン回転数要求信号S、(またはS2)との偏差が規
定値を一定時間以上にわたって超えるので、蒸気止め弁
が閉鎖される。
さらに、本実施例の給水制御装置は、以下の機能を有し
ている。すなわち、蒸気止め弁閉鎖信号または遮断器開
信号が出力された状態であって原子炉水位がレベルH,
よりも低下した場合には原子炉の再循環ポンプ33をラ
ンバックさせることができる。レベルH、iは、正常な
原子炉水位のレベルと原子炉をスクラムさせる必要のあ
る原子炉水位のレベルとの間に設定されたレベルである
TD−RFP (またはMD−RFP)がトリップした
状態で原子炉水位がレベルI!、よりも低下することは
、待機中のMD−RFPの起動がなされなかったことを
意味する。
このような給水制御装置の機能を具体的に説明する。前
述したように蒸気止め弁閉鎖信号S に基づいて蒸気止
め弁8Aが閉鎖されたとする。給水制御器15は、蒸気
止め弁閉鎖信号S 及びS及び遮断器開信号Sl+  
及びSll  を入力できるようになっている。これら
の信号89〜S u に少なくとも1つ(例えば信号s
q  )を入力した時、給水制御器15は、入力した子
位計12の出力信号(JM子炉水位信号)のレベルがレ
ベルH1よりも低下したか否かをレベル判定部(図示せ
ず)にて判定する。水位計12の出力信号がレベルH0
よりも低下している場合には、ランバック要求信号S1
、を出力する。再循環流量制御表@34は、ランバック
要求信号ski を入力することによって再循環ポンプ
33をランバックさせる。再循環ポンプ33の回転数は
ランバックによって急激に低下し、炉心2に供給される
冷却水流量が急激に減少する。これにより、原子炉出力
が低下して蒸気の発生量が減少するので、原子炉水位の
低下が防止される。本実施実質例では、TD−RFPま
たはMD−RFPがトリップした状態で原子炉水位がレ
ベルHよりも低下した場合であっても、原子炉スクラム
に至ることが防止される。
本実施例は、レベル判定部を給水制御器15内に設けて
給水制御器15からランバック要求信号S11 を出力
しているが、別の制御器によりレベル判定及びランバッ
ク要求信号SI、の出力を行ってもよい。
従来の給水制御装置においては、蒸気加減弁7A及び7
Bの少なくとも一方の操作用の油圧系統が故障してその
蒸気加減弁が例えば全開状態になったとしても、蒸気止
め弁の操作用の油圧系統が所定値以下に低下しないので
、トリップ判定回路17の機能のない従来の給水ポンプ
トリップ回路で蒸気止め弁を閉鎖、すなわちTD−RF
Pをトリップさせることができない。
前述した実施例は、タービンの回転数または給水調整弁
の弁開度の異常状態に基づいてTD−RFPまたはMD
−RFPをトリップするものであるが、前述の回転数ま
たは弁開度以外の状態量の異常状態に基づいてTD−R
FPをトリップさせることも可能である。
例えば、蒸気加減弁7A及び7Bに給水調整弁11A及
びIIBと同様に開度検出器を設け、これらの開度検出
器の出力信号(弁開度信号)を回転数の代りにトリップ
判定回路17の偏差判定部19に入力して遅れ回路18
の出力と弁開度信号との偏差を求め、この偏差が一定時
間以上にわたってその規定値を越えていた場合に蒸気止
め弁閉鎖信号Sq  (またはS、。)を出力する。以
後の動作は第1図の実施例と同じである。本実施例の上
記以外の部分の構成は、第1図の実施例と同じである。
本実施例でも、第1図の実施例と同様に再循環ポンプ3
3のランバック機能を有し、第1図の実施例と同様な効
果が得られる。
本発明の他の実施例を説明する。本実施例は、第1図の
蒸気加減弁7Aまたは7Bより下流側のそれぞれの抽気
管6Aまたは6Bの部分に、特に蒸気加減弁7Aとター
ビン5Aとの間の油気管6Aの部分(抽気管6Bについ
ても同じ部分)に圧力計を各々設けたものである。この
圧力計の出力であ−る抽気蒸気圧信号及び水位計12の
出力である原子炉水位信号が給水ポンプトリップ回路1
6のトリップ判定回路17に入力される。本実施例に用
いられるトリップ判定回路17は、第2図に示すのと遅
れ回路18及び偏差判定部19がなくしかも異常判定部
20の判定機能が違う点で異っているが他の部分は同じ
である。前述の抽気蒸気圧信号及び原子炉水位信号は、
異常判定部20に入力される。異常判定部20は、原子
炉水位信号のレベルがレベルH2よりも低下していると
ともに抽気蒸気圧信号が所定レベルよりも低下している
ことをもって抽気蒸気圧信号に異常が生じていると判断
し、蒸気止め弁閉鎖信号Sq 、 S16 を出力する
。以後の動作は、第1図の実施例と同じである。なお、
レベルH2は、正常な原子炉水位レベルとレベルH3と
の間でレベルH1寄りに設定されている。本実施例の他
の構成は第1図の実施例と同じであり、本実施例の効果
も第1図の実施例と同じである。
前述の油気蒸気圧信号を出力する圧力計の代りに流量計
を、その圧力計と同じ位置で油気管6A及び6Bに取付
けてもよい。これらの流量計は、油気蒸気流量を検出し
て油気蒸気流量信号を出力する。本実施例では、油気蒸
気流量信号を抽気蒸気圧信号の代りに異常判定部20に
入力する。異常判定部20は、原子炉水位信号がレベル
11□よりも低くてしかも油気蒸気流量信号が所定レベ
ルよりも低いことをもって油気蒸気流量信号が異常であ
ると判断し、蒸気止め弁閉鎖信号S1. S、。
を出力する。以後の動作は油気蒸気圧信号を用いた実施
例と同じである。本実施例の効果及び他の植成は抽気蒸
気圧信号を用いた実施例と同じである。
さらに、油気蒸気圧信号の実施例で、抽気蒸気圧信号の
代りに蒸気加減弁7A及び7Bを開閉操作を行う各々の
油圧系統の油圧信号を用いてもなんら機能的に変りはな
い。これらの油圧信号は、各々の油圧・系統に圧力計を
設けることによって検出できる。異常判定部20は、原
子炉水位信号とともに油圧信号が所定レベルより低くな
った時に、蒸気止め弁閉鎖信号S9.S、を出力する。
以」二述べた各実施例の異常判定部20及び23は、流
量調節弁(例えば蒸気加減弁7A及び7B、及び給水調
節弁11A及び11B)の開度の異常減少の有無を判定
する部分である。このような異常判定部を有する各実施
例の給水ポンプトリップ回路15は、流量調節弁開度の
異常減少が生じた場合にTD−RFPまたはM D −
RF P te lヘリツブさせる制御手段である。
以上述べた各実施例は、沸騰水型原子カプラントに適用
したものである。しかし、本発明は、他の蒸気発生プラ
ント、例えば加圧木型原子カプラント及び火力プラント
にも適用できる。すなわち。
加圧木型原子カプラント及び火力ブラン1−では、第1
図の実施例において原子炉圧力容器1が蒸気発生器及び
ボイラに代わるだけであって給水系統は同じである。こ
のため、これらの蒸気発生プラントにおいては、第1図
の水位計12から出ツノされる信号が蒸気発生器水位4
8号及びボイラ水位信号に、再循環流量制御装置34が
、加圧木型原子カプラントにおいては制御棒駆動装置制
御装置及びポイズン濃度制御装置に火力ブラン1へにお
いてもガバナ制御装置になる。本発明を蒸気発生プラン
トに適用した場合でも、第1図の実施例と同し効果が得
られる。
[発明の効果] 本発明によれば、給水ポンプの駆動中において流量調節
弁開度の異常減少が生じても、その流量調節弁に対応し
ている給水ポンプをトリップすることができ、待機中の
他の給水ポンプのすみやかな起動を実施できる。従って
、給水ポンプ駆動中において流量調節弁開度の異常減少
が生じても蒸気発生器内の水位の著しい低下による蒸気
発生器の運転停止が回避できる。これにより、蒸気発生
プラントの稼動率が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図11本発明の一実施例の概略図、第2図は第1図
の給水ポンプトリップ回路の詳細なインターロックを示
す説明図、第3図は第2図のTD−RFP)−リップ判
定回路のインターロックを示す説明図、第4図は第1図
でタービン駆動給水ポンプに異常が生じた場合のプラン
ト挙動図、第5図は従来技術でタービン駆動給水ポンプ
に異常が生じた場合のプラント挙動図である。 1・・・原子炉圧力容器、2・・・給水配管、4A、4
B・・・タービン駆動給水ポンプ、5A、5B・・・タ
ービン、6A、6B・・・抽気管、7A、7B・・・蒸
気加減弁、8A、8B・・・蒸気止め弁、9A、9B・
・・モータ駆動給水ポンプ、lIA、ILB・・・給水
調節弁、12・・・水位計、13・・・給水流量計、1
4・・・主蒸気流置針、15・・・給水制御器、16・
・・給水ポンプトリップ回路、17・・トリップ判定回
路、19.22・・・偏差判定部1.20.23・・・
異常判定部、29A、29B・・・回転計、3OA、3
0B・・・開度検出器、31A、31B・・・遮断器。 窮1m 第20    16 @4図 メ50

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、蒸気発生器復水器、前記復水器から前記蒸気発生器
    に給水を導く給水配管と、前記給水配管に設けられたタ
    ービン駆動給水ポンプと、前記タービン駆動給水ポンプ
    と並列に前記給水配管に設けられたモータ駆動給水ポン
    プとを有する蒸気発生プラントの給水制御装置において
    、前記タービン駆動給水ポンプの駆動用タービンの回転
    数を検出する手段と、前記回転数検出手段から出力され
    た回転数信号に異常がある場合に前記タービン駆動給水
    ポンプをトリップさせる制御手段とを備えたことを特徴
    とする蒸気発生プラントの給水制御装置。 2、前記回転数信号の異常は、前記回転数検出手段から
    出力された回転数信号と前記駆動用タービンの速度要求
    信号との偏差が所定時間を越えて偏差規定値を上回った
    場合である特許請求の範囲第1項記載の蒸気発生プラン
    トの給水制御装置。 3、蒸気発生器、復水器、前記復水器から前記蒸気発生
    器に給水を導く給水配管と、前記給水配管に設けられた
    タービン駆動給水ポンプと、前記タービン駆動給水ポン
    プと並列に前記給水配管に設けられたモータ駆動給水ポ
    ンプと、前記モータ駆動給水ポンプの吐出側で前記ター
    ビン駆動給水ポンプと並列に前記給水配管に設けられた
    流量調整弁とを有する蒸気発生プラントの給水制御装置
    において、前記流量調整弁の開度を検出する手段と、前
    記開度検出手段から出力された開度信号に異常がある場
    合に前記モータ駆動給水ポンプをトリップさせる制御手
    段とを備えたことを特徴とする蒸気発生プラントの給水
    制御装置。 4、前記開度信号の異常は、前記開度検出手段から出力
    された開度信号と前記流量調整弁の開度要求信号との偏
    差が所定時間を越えて偏差規定値を上回った場合である
    特許請求の範囲第3項記載の蒸気発生プラントの給水制
    御装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5572705A (en) * 1978-11-25 1980-05-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd Liquid fuel combustion apparatus
JPS60174404A (ja) * 1984-02-17 1985-09-07 株式会社日立製作所 原子炉給水制御装置

Patent Citations (2)

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JPS5572705A (en) * 1978-11-25 1980-05-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd Liquid fuel combustion apparatus
JPS60174404A (ja) * 1984-02-17 1985-09-07 株式会社日立製作所 原子炉給水制御装置

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