JPS6284028A - 膜流動化のための脂質混合物 - Google Patents

膜流動化のための脂質混合物

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JPS6284028A
JPS6284028A JP61175432A JP17543286A JPS6284028A JP S6284028 A JPS6284028 A JP S6284028A JP 61175432 A JP61175432 A JP 61175432A JP 17543286 A JP17543286 A JP 17543286A JP S6284028 A JPS6284028 A JP S6284028A
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lipid
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マイア・シヤイニッツキー
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    • A61K31/66Phosphorus compounds
    • A61K31/683Diesters of a phosphorus acid with two hydroxy compounds, e.g. phosphatidylinositols
    • A61K31/685Diesters of a phosphorus acid with two hydroxy compounds, e.g. phosphatidylinositols one of the hydroxy compounds having nitrogen atoms, e.g. phosphatidylserine, lecithin

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、生体膜流動性を増大する組成物、この組成物
の調製法、およびこの組成物を用いて、種々の疾患の治
療および予防に適用する方法に関するものである。
ヒトや哺乳動物の多くの疾患は、生体膜の流動性(これ
はマイクロ粘度の逆数、即ちμm1に当たる)の減少を
伴う。生体膜の流動性は、生体膜の構造および化学組成
によって決まるもので、特にコレステロール対リン脂質
のモル比(C/PL)、スピンゴメリン対レシチンのモ
ル比(S/L)およびホスホリピド・アシル鎖の不飽和
度とによって決まる(Shinitzkyand He
nkart、I旦」胚」L旦、+60:12H1979
) 1cooper+J、+su ramol、5tr
uct、、 8:413 (197B) ’)。
膜流動性を伴う多くの疾患では、その発病が脂質の組成
、或ル)は新陳代謝の変化と関係がある(Cooper
、 N、En 、J、Med、、 297  :370
1977))、  これ等変化は多くの場合、種々の組
成物における膜脂質のマイクロ粘度の増大(これはC/
PL或いはS/Lの増大に原因する)と、或いは、ホス
ホリピド・アシル鎖の不飽和度の減少と、或いはこれ等
三原囚の何らかの組合せと相関関係がある。脂質の過酸
化現象は、また細胞膜蛋白質の動力学に影響し、その結
果明白な生理機能にも影響を与える(Sagai an
d Ichinose、 Life Sei、 27:
73H1980))。
次に脂質の不均衡を伴った疾患についての文献を幾つか
列挙するが、これ等すべての疾患は、脂質処理を容易に
施し得る。
(1)加齢および老化(Yamamoto、 ■此■、
 3  :284(1968) ;Rivnay他、、
Mech、A e、Dev、、10ニア1(1979)
;Heron他、、Proc、Natl、Acad、 
Sci、USA、77:7463(1980)。
Araki and Rifkind、Life Sc
i、、26:2223(1980);H−ershkn
owi ty他、、 Pro ress in Bra
in R旦5earch、−Elsevier−Nor
th Ho1land(in press);Rons
er他、IAdvル1idRes、10:262(19
72)(2)薬物やアルコール耽溺による禁断症状(J
−onson他、、Mol、Pharmacol、、 
15ニア39(1979);Chinand Gold
steinSctence+ 196:684(197
9);Little−Heron他、、  Btoch
em、Pharmacol、、印刷中(1982))。
(3)高脂質血症疾患、例えば高血圧症、アテローム動
脈硬化症、胆石、硬変、および肥満症(トontena
y 他、、BiりJ咀シ1B徂恒工初且匹μリエ皿:6
60(1981);Cooper、N、、Un 1.J
、Med、、  297 :371(1977) HM
−iettinen他、、Lancet、 2 :83
5(1972))。
(4)精子子育症(旦匹社り紅凰、刹紅257 (19
79) ;Davis、Proc、Soc、Ex 、B
iol、Med、、 152:257(1976))。
(5)免疫機能低下、例えば加齢、肥満症、および成る
種のアレルギー症(Rivnay他、、ル租拡1■より
ev、、 12:119(1980);Rivnay他
、、聾■」且副肛、。
刊ニアH1979))。
さて、脳の特異経路が手術による損傷または化学的病変
の結果として、シナプス膜のマイクロ粘度の増大するこ
とが報告されている(Heron他、。
Biochem、Pharmacol、、in pre
ss(1982))、この発見には、他の変性疾患や基
質的損傷、例えばアルツハイマー病、パーキンソン症候
群、晩期ジスキネジー、ハンチントンコレラ、振ヰん、
運動失調、てんかん、および成る種の精神遅滞等に適用
されるかも知れない(Borri他、、籾■蛙江y、1
7 : 172(1967) ;Hooghwinke
l他、、初り岨す一、 18:408(1968); 
Ueno他、、J、Neurol、Sci、 56:8
9(1982))、これ等すべての疾患は、原理的には
脂質処理によって治療可能であった。
さらに、成る種の精神障害、例えば録病、うつ病、およ
び精神分裂病は、脳におけるニュートフトランスミノタ
の折返し速度における化学的不均衡と関係している。ま
た、生物起源のアミン類(ドーパミン、ノルエピネフィ
リンおよびセロ1−ニン)が−次的に関係することを示
唆す証拠もある。
上記のトランスジッターの折返しと関係する受容体およ
び膜に結合する酵素は、膜流動性の変化によって変化す
るもので(llershkour i ty他、、扛■
ム: 7463(1980);Heron他、+in 
Rece tors and theirneurot
ransmitters、eds、Littauer他
、、John Wiley。
Lodon (1980) ;Heron他、、Eur
、J、Pharmacol、、 72 :361 (1
981)、それ故、また、脂質処理を施すべき疾患の範
晴に入る。
機能を脂質処理によって変えることは、インビトロでも
行ない得る。これはワクチン化に利用する目的からビー
ルス感染性を改変するのに適用される(Pal他、、B
iochemistr 、 20 : 530(198
1))。
および抗原性の改変にも適用される。(ShiniLz
ky and 5ouroujon、Proc、Nat
l、^cad、Sci、、USA+76:443B (
1979))、後者は組織の拒絶反応を低減させて臓器
移植を容易にするものである。
従来、これ等疾患は、しばしば、レシチン(ホスファチ
ジルコリン)を患者のダイエツトに高含量に含ませ、与
えることによって治療された。しかし、大抵の症例にお
いては、食事に含まれたレシチンの効果は、特に、脂質
の不均衡を伴う症状を軽減するのにも、また膜脂質流動
性を正常に回復させるためにも効果のないことが認めら
れている。レシチンをダイエツトに何段階かで含有せし
めて投与したが、膜流動性に幾らか効果が認められたが
、残念なことに、しばしば患者の胃に対し副作用をひき
起こした。
現在なお、この分野では、膜流動性の増大効果を有する
特異的な、特に活性な脂質混合物の開発が待望されてい
る。
本発明により提供される組成物は、基本的には、中性脂
質約7重量部および燐脂質約3重量部とからなり、中性
脂質はグリセリド類であり、燐脂質はフォスファチジル
コリンとフォスファチジルエタノールアミンとからなる
ことを基本としている。
本発明はまた、この組成物の調整法と、この組成物を用
いて生体膜の流動性を増大する方法と、この調製物を用
いて膜のコレステロール含量を低Mする方法と、並びに
膜脂質の不均衡により媒介される病状、膜脂質処理を受
は易い状態、或いは膜マイクロ粘度の増大から結果する
病状に対する治療または防止するための方法とを提供す
るものである。
本発明の新規な組成物は、生体膜の流動性を増大するの
に驚くべき効果を発揮する特殊の脂質配合物である。
フォスファチジルコリン(レシチン)は天然産の普通の
膜流動化剤である。しかしながら、フオスファチジルコ
リンは、血液中に導入されると、安定した二重層を形成
するか、血清リポ蛋白質と合体するか、或いはこれ等両
方により細胞膜流動性にゆっくりと効果を及ぼすもので
ある。結果として、フォスファチジルコリンを単独で血
流に導入すると、そのほとんどは、細胞膜流動性に影響
を及ぼすことになる以前に、肝臓によって分解されてし
まう。
しかしながら、フォスファチジルコリンが膜と血清との
間での脂質交換過程を容易にする構造として、ゆるく合
体している時には、フオスファチジルコリンによる膜流
動化率が著しく増大されることが発見された。この構造
の形成は、本発明による特殊の脂質組成物によって最適
に行なわれる。
本発明による組成物の有効性は、特別な理論に縛られる
ことなく次のように解すべきと思われる。
即ち、水溶液(例えば血液)中でゆるく合体する脂質構
造が、本発明による組成物により形成され、これはイン
ビボでは十分安定に保持されて、膜コレステロールの転
位を容易にし、従って恐らく外来の燐脂質の細胞膜内・
\の侵入をも容易にする効果があり、これにより本発明
の組成物の有効性が発揮されると解釈される。
本発明による特殊な脂質組成物は、基本的には、中性脂
質(NL)および燐脂質(P L)とから7:3の重量
比でなり、燐脂質としてはフォスファチジルコリン(P
C)とフォスファチジルエタノールアミン(PE)とか
ら主としてなっている。
燐脂質は、フォスファチジルコリンを約2重量部とフォ
スファチジルエタノールアミンを1重量部との比で本発
明の脂質組成物中に配合するのが有利で、この場合、脂
質組成物は、中性脂質、フォスファチジルコリンおよび
フォスファチジルエタノールアミンの重量比を基本的に
7:2:1とするものである。
フォスファチジルエタノールアミンは、脂質二重層を不
安定にすることが認められた天然燐脂質で、安定なフォ
スファチジルコリン・リポソーム類を破壊し得る。しか
し、フォスファチジルコリンとフォスファチジルエタノ
ールアミン混合物の単独では、水溶液中で沈澱する傾向
のあることが認められており、従って両化合物ともイン
ビボで、膜流動化剤として特に有用ではない。
本発明者は、水溶液中で安定な乳液が、フォスファチジ
ルコリンと、フォスファチジルエタノールアミンと、お
よび基本的にグリセリドからなる中性脂質とからなる組
成物でもって形成され得ることが発見された。水溶液中
に形成される、これ等脂質からなる安定乳液は、カイロ
シフロン様アセンブリーで、そこには、グリセリド類が
疎水性キャリアとして働(もので、これ等グリセリド類
の表面には、フォスファチジルコリン分子およびフォス
ファチジルエタノールアミン分子とが無作意的に散布し
ている。第1図を参照。
本発明の特殊な脂質組成物は、水溶液(例えば血液)中
に上述のカイロミクロン様アセンブリを形成すること、
並びに膜コレステロール含量の低減および/または膜流
動性の増大に特に強力な作用剤であることが認められた
本発明による組成物に含まれる脂質成分には天然起源の
もの、例えば卵黄、大豆、植物性および動物性物資、或
いはそれ等の混合物が好ましく、特に卵黄から取出した
ものが極めて好ましい。
本発明の脂質混合物中に利用される中性脂質類は、基本
的にはグリセリド類からなっている。この脂質混合物の
中性脂質類は少量の非必須脂質不純物を含有するのが良
いが、この不純物は、中性脂質類の分離中もグリセリド
類に随性したままである。また、これ等不純物には、例
えば、コレステロールを2〜3重量%と、フォスファチ
ジルコリンやフォスファチジルエタノールアミン以外の
燐脂質を1〜2重量%と含むのが良い。グリセリド類に
は、モノグリセリド類、ジグリセリド類およびトリグリ
セリド類が含まれるが、しかし、トリグリセリド類が他
の種のグリセリド類より大量(重量として)含まれるの
が好ましく、グリセリド類含量の50%以上をトリグリ
セリド類とするのが特に好ましい。
本発明者は、かくして特に強力な脂質膜流動化剤の必須
成分として、中性脂質類と、および燐脂質としてのフォ
スファチジルコリンおよびフォスファチジルエタノール
アミンとが挙げられること、かつ中性脂it類と燐脂質
類との配合量比を7:3とした場合に生体膜を流動化す
るのに特に有効であることを発見した。
生体膜の流動性は、経口、静脈注射、或いは局所投与に
よって生体内で増大が認められる。他方、生体外では、
膜を本発明の組成物と接触させることによって膜の流動
性が増大される。膜を本発明の組成物と接触させた場合
、結果として、膜のコレステロールレベルは低下し、他
方膜のフォスファチジルコリンレベルは増大し、かくし
て、膜流動性の増大がもたらされる。後述する実施例で
実証されたように、本発明の特殊な脂質組成物は、生体
膜の流動性を相当にかつ迅速に増大する。さらに、この
特殊組成物は、生体内では比較的安定で、かくして生物
内での膜流動性を効果的に増大するのに有効である。
本発明の組成物は、哺乳動物、例えばヒトの場合、膜脂
質の不均衡により媒介される病状、膜脂質操作を受は易
い状態、或いは膜マイクロ粘度の増大から結果する病状
等の治療または防止のために、生体内にて使用するのに
敵している。米国特許第4.474.773号(ここで
は、参考のため挙げた)に開示されているように、上述
の病状ないし状態には、下記のものが含まれる。
a) 若年および老年の種りの症状(例えば精神機能お
よび性衝動の消失、細菌感染抵抗の低下、等)。
b)免疫系の機能傷害 C) アレルギー d)精神障害、例えば2極精神障害(躁うつ病)、精神
分裂症等。
e)精神遅滞 f)神経性障害、例えばアルツハイマー病、パーキンソ
ン症候群、晩期ジスキネジー、ハンチングトンコレラ、
振せん、運動失調、てんかん、等。
g)高脂質血症状態、例えば高血圧、アテローム性動脈
硬化症、胆石、硬変、肥満症等h) アルコールや他の
薬剤からの禁断症状i) アルコールや他の薬剤に対す
る耐容性。
本発明の組成物は、また老齢患者の正常な(但し若齢者
に比し弱い)免疫機能を強めるものである。
哺乳動物、例えばヒトの場合に、生体内に存在する膜の
インビボ治療のために、本発明の組成物を、生体膜の脂
質粒動性を増大するに十分な薬学的有効量にて投与され
て良い。
本発明の組成物は、薬学的に受容可能なキャリア、例え
ば食塩水中に懸濁した後、哺乳動物に非経口投与、例え
ば静脈注射または潅注によって、上述の病状または状態
の治療または防止のために、投与されて良い。本発明の
組成物は、哺乳動物に経口投与されて良く、この場合、
薬学的に受容れられる既知キャリアにおいて錠剤または
カプセルの形で投与されて良いのはもちろんであるが、
例えば食料物質のようなキャリア中に、例えばダイエツ
トの添加剤として経口投与されて良い。本発明の組成物
をダイエツトに添加して(即ち食物をキャリアとして)
投与する場合、この組成物の膜流動化能をできるだけ増
大するのには、ダイエツトに他の種の脂質を含まないこ
とが好ましい。該組成物を含むダイエツト補助剤の例に
はゼラチンカプセルや食品バーが挙げられる。なお、本
発明の組成物は、非脂質液中に溶解後に消費が行われる
ように、他と分離して詰めることが可能である。
本発明の組成物は、また乾燥皮膚、湿疹、その他の皮膚
病の治療に敵している。この場合、該組成物は、例えば
クリーム、軟膏、パッチなどのキャリアに混じて局所に
適用される。
生体膜の流動性は、生体外でも、膜を本発明の組成物と
接触させることによって増大させ得る。
生体外での膜処理の例には、精子子育症の治療、m織移
植の容易化、およびワクチン化に利用のためにビールス
感染性の改変等が含まれる。
本発明の実施の態様によれば、本発明による組成物は、
薬学的に受容できるキャリアおよび中性脂質類と燐脂質
類との7:3重量比部合物とからなり、中性脂質類は基
本的にはグリセリド類であり、燐脂質は基本的にフォス
ファチジルコリンとフォスファチジルエタノールアミン
とからなっている。MR脂質はフォスファチジルコリン
を約2重量部とフォスファチジルエタノールアミンを約
1重量部の比とするのが有効である。
本発明は、さらに生体膜からコレステロールを抽出し、
かつ膜流動性を増大するのに効果のある・組成物の調製
法に関するもので、これは、中性脂質類を約7重量部と
、燐脂質類を約3重量部とを混合することからなり、こ
の場合、中性脂質類は基本的にはグリセリド類であり、
そして燐脂質類は基本的にフォスファチジルコリンとフ
ォスファチジルエタノールアミンとからなっている。該
組成物の燐脂質類は、フォスファチジルコリンを約2重
量部と、フォスファチジルエタノールアミンを約1重量
部の成分比とするのが有利である。
フォスファチジルコリン、フォスファチジルエタノール
アミン、および中性脂質類(主にグリセリド類)は、市
場で購入でき、上述したように混合される。中性脂質類
は、また代、りに、天然物質(例えば卵黄)から、例え
ば後述する実施例1に従って調製することが可能である
次に、本発明を実施例についてさらに詳細に説明するが
、これ等実施例は限定的なものであることを意図するも
のではない。
フォスファチジルコリン(P C)およびフォスファチ
ジルエタノールアミン(PE)、これ等はいずれも雌に
わとりの卵黄から得られ、純度は99%以上で、Lip
id Products社(Nutfield ’、、
英国)から購入した。
卵黄からの中性脂質(NL)は次の方法で単離された。
1匹の雌にわとりからの卵黄(約20II11)を先ず
180m1lのインプロパツールと混合し、室温で1時
間放置後、200mj!のクロロホルムを添加して、さ
らに1時間混合した。生成した沈澱物を濾過により除去
し、全脂質抽出物を上澄液の蒸発によって回収した。次
いで脂質分を50m6の温エタノールに溶解し、11の
IMKcj!水溶液と、分液ロート内で混合した。中性
脂肪の上層を分離し、蒸溜水で2回洗滌した後、凍結乾
燥した。さらに薄層クロマトグラフィおよび化学分析と
によって、グリセリド類(はとんどトリグリセリド)が
90%以上、コレステロールが2−3%および燐脂質が
1−2%である結果が得られた。
このようにして調製した中性脂質を7重量部、購入した
ホスファチジルコリンを2重量部、および購入したホス
ファチジルエタノールアミンを1重量部とを混合して、
本発明の7 : 2 : 1mm切物調製した。
さらにまた、上述と同一の原料物質を用い、混合比の異
なる組成物を幾つか調製し、本発明の組成物との比較に
供した。この比較結果は、後続の実施例において説明す
る。
々のW  の ヒの 六 本発明の(7:2:1)組成物と、混合比の異なる他の
組成物との効果比較のために、これ等脂質含有組成物を
ヒトの赤血球およびリンパ球と反応させた。
これ等脂質含有組成物反応のすべておいて、ポリビニー
ルピロリドン<p v p、分子量: 40.000.
 Sigma社製)を疏水性のキャリアとして用いた。
またPVP溶媒として、P V P3.5%:牛血清ア
ルブミン1%、およびグルコース0.5%を含む燐酸塩
緩衝食塩水(pH7,4)  (P B S)が用いら
れた。3H−水化硼素ナトリュウム(20Ci/mmo
l)および3H−コレステロール(40Ci/mmol
)はAmersham社から購入された。
各脂質は、エタノールの1:100希釈液によりPVP
溶媒へ導入し、他方、対照としてのPVP溶媒には1%
エタノールを含有せしめた。
ヒトの赤血球およびリンパ球は2、標準Ficoll−
Hypaque沈降法(例えば、Boyum % A、
+5can、J、clin。
Invest、 、 21:177:89  [196
8]を参照)によって、新鮮ヘパリン加血液から単離し
た。次いで、PBSで2回洗滌し、各々を、0.5mg
/mβ脂質を含有するPVP溶媒当り、赤血球の場合は
5X10’個、リンパ球の場合は3X106個含まれる
ようにして、各反応液を、ゆるく栓をしたガラスビン中
に入れて、37℃で攪拌しながら保温した。反応した赤
血球またはリンパ球は、PBSで1回洗滌され、次いで
0.25M CaBrで、さらに再びPBSで洗滌され
た。0.25M CaBrでの洗滌では、これ等細胞に
微量接着している脂質の除去されるのが認められたが、
これは3H−NL、’H−PCおよび3H−PEをそれ
ぞれ含有する脂質組成物の場合でも実証された。
細胞に対する3H−コレステロールの標識は、10μl
me、3H−コレステロールを含むPVP溶媒との保温
が、上述の条件の下で行われ、ついで膜コレステロール
の約1%増大が達成されるまで続行した。
1.6−ジフェニール・1,3.5−ヘキサイトリン(
DPE)をプローブとして用いた、定常状態螢光デポラ
リゼーション標準法を、膜流動性の測定に用いた。(例
えば、5hinitzky+M、、Barenholz
 Y、、Biochim、Bio h s。
歓旦、 515 :367−394 [1978] 、
および5hinitzky、M、 ;Yuli、   
1.、  Chem、  h  s、Li  ids、
  30:261−282  [1982コ ) 。
最終希釈が1:200の赤血球膜または無傷のリンパ球
(2X106/m氾);濃度のPBS液がD P Iで
標識され、螢光ボラリゼーション度(P)を、既知の方
法(Shinitzky、M、+Inbar、M、、B
iochim、Bio his。
紅圏、433:133−49  [1976]で測定し
た。膜脂質のマイクロ粘度を大約表示するのに、実験的
に求めたスケール[2P/ (0,46−P) ]を用
いた。
非浸透性の試薬2.4.6−ドリニトロベンゼンスルホ
ン酸(TNBS)が、脂質アセンブリの外表面における
PEの利用性を測定するのに用いられた。
PBS液中の脂質組成物(0,5mg/m 1 )が、
0.1χトリトンx−iooが存在する場合と、存在し
ない場合とで、5分間音波破砕された。この洗剤は、脂
質アセンブリの破壊のために、浸透性の混合ミセルを形
成するのに適用された。100mg/+mff TNB
 S (無色のナトリュウム塩、Re5earch O
rganics Inc、製)水溶液10μlを各組成
物1mlに添加し、他の1mlサンプル(比較物として
役立つ)中には10μlの水が添加された。室温で2時
間保温後、TNBS標識されたサンプルの、波数420
 nmでの光学密度を、トリトンX−100の存在する
場合と、存在しない場合とにおいて、参照サンプルとの
比較で、3回繰返しテストにより、測定された。0.O
PBSlo、0゜triton比はTNBS標識のため
に利用されるPEのフラクションとしたものである。
種々のNL−PC−PE組成物の膜流動化力価がヒトの
赤血球およびリンパ球それぞれについてテストを行った
。これ等組成物は、すべて0.5tag/la 1用い
られ、燐脂質PC,PE (2/1)およびNLとから
なり、但し、NLの含有量は段階的に増大した。
両種細胞のそれぞれについて得られた結果は、第2図お
よび第3図に示される。
第2図は、種々のNL−PC−PE組成物(0,5mg
/m l )と共に、35℃で18時間保温後における
ヒトの赤血球膜(5・10?球/m1)の流動化の結果
を示す。これは、10名からの膜サンプルについて得ら
れたDPH螢光ボラリゼーション度(P)の平均値およ
び標準偏差値が示されている。同一の条件下()でPC
のみで得られた結果は、比較のために示したものである
第3図は、NL−PC−PE組成物、或いはpc() 
 (0,5mg/n+ 1 )を用い、37℃で3時間
は保温後に、ヒトのリンパ球1t!(3・106細胞/
 m l )の流動化を示す。結果は第2図に示した通
りである。
第2図および第3図に示したように、赤血球およびり゛
ンパ球の膜流動化は互いに非常に類似しており、かつN
L−PC−PE(7: 2 : 1)組成物(組成物7
27)は最も強力な膜流動化剤である。
種々の脂質組成物の他にはフォ〜スファチジルコリン単
独を、実施例1にて調製した(7 : 2 : 1)組
成物と、マウス胸腺の血漿膜からコレステロールの抽出
率に対する効果について比較を行なった。2 H−コレ
ステロールを外部溶媒との交換によって細胞血漿膜へ混
入した。脂質を含む溶媒と共に保温による放射能計数の
減少率を測定した。その結果を第4図に示す。
対照実験(脂質との反応は行なわない。第4図の上側パ
ネル)では、3H−コレステロールの低減率が、対照媒
体との交換率−これがベースラインとして取られるべき
である。−を表示する。これ等の結果は、3回繰返しテ
ストの平均値および標準偏差値で示した。
第4図は、本発明の(7: 2 : 1)組成物がテス
ト組成物の細胞膜からの過剰コレステロールの抽出率に
最も有効である。
実施例■と同様の方法にて、(7:2:1)組成物の流
動効果を、フォスファチジルコリン単独のそれと、ヒト
のリンパ球を用いて比較した。第5図は、ヒトリンパ球
を(7: 2 : 1)組成物(0,5mg/m l 
)と共に室温で、種々の時間保温して、PCと比較で、
上記細胞の流動化の増大結果が示されている。対照溶媒
を用いての結果も一緒に示しである。
第5図に示すように、(7: 2 : 1)組成物は、
室温でさえ、比較的短時間の保温期間内にその効果を媒
介し、かつPC単独の場合と較べて著しく強力である。
実施例■と同様にして、膜内に3H−コレステロールを
有するヒトの末梢血液リンパ球を、種々のNL−PC−
PE組成物と共に37℃で保温した。pc−PEの(2
:1)混合物を、PLの段階的増大量と混合して、テス
トを行い比較した。細胞ボピュレーシランについての放
射能を保温開始時と3時間保温後と測定し、その結果を
、それから時間における1分当りのカウントの比として
表示される。
第6図に示されるように、(7: 2 : 1)組成物
が、すべての他のテスト組成物と較べて、コレステロー
ル抽出にとって最も強力である。
若い(3−5ケ月令)ラットおよび老(22−24ケ月
令)ラットの免疫能に対する(7:2:1)組成物ダイ
エツトの影響を対照物を用いて検査した。
ダイエツトはPurina chow”±(7: 2 
: l)組成物4−6重量%からなり、1ケ月にわたっ
て投与した。
肺臓細胞の細胞分裂刺激を、ConAを有する個々のラ
ットについて決定された。ラットから取出した肺臓細胞
の細胞分裂応答について、3H−チミジン摂取のCon
A刺激によって、インビトロで検査した。
この結果は、個々のラットについて、3回繰返しテスト
の平均値および標準偏差値でもって第7図に示した。
第7図に示されるように、標準ダイエツトを与えられた
老ラットから取出した肺臓細胞は、若いう・7トからの
肺臓細胞と比較して、細胞分裂刺激に対する応答がかな
り低い。老ラフ)(7:2:1)組成物ダイエツトを与
えた場合、肺臓細胞の応答は、若いラットに見られると
同じレベルまでに5倍に増大された。若いラットから取
出した肺細胞は、(7:2:1)組成物ダイエツトによ
って僅かしか活性化されなかった。同様な結果はアウス
およびラットから取出したリンパ節細胞についても得ら
れた。
(7:2:1)組成物ダイエツトによる免疫能の全体回
復テストを、病原菌感染からの老ラットの生残りの増大
によって行った。感染病に対処する老ラットの平均能力
は(7:2:1)組成物ダイエツトによって著しく増大
し、若いラットのそれに類似のレベルに達した。
この免疫学的試験には、年齢が75才以上の、免疫抑制
されたが、基質的疾病は示さず、免疫抑制薬を投与され
ていない人達を対象とした。末梢血液リンパ球の細胞分
裂応答能の試験は、基本となる免疫能を十分に判定する
ために、試験に入る前の3週間以内に三回以上、各被験
者について行った。(7:2:1)組成物を10−15
g添加されたダイエツトを毎朝、数週間にわたり摂取し
、末梢血液リンパ球の細胞分裂に対する応答試験を数日
毎に行った。
(7:2:1)組成物ダイエツトの摂取を停止して、7
日後に細胞分裂刺激に対する影響について測定した。3
名の被験者について得られた典型的な結果を第8〜第1
0図に示したが、これ等はPH3刺激に対する末梢血液
リンパ球の反応性に関しての被験者が(7:2:1)組
成物ダイエツト摂取期間の前中後それぞれについての結
果を説明している。第8〜10図に示すように(7:2
:1)組成物ダイエツト摂取の数日後に、細胞分裂に応
じた有意な増大が観察された。3週間後には、若いラッ
トの場合に認められた典型的なレベルに達した。(7:
2:1)組成物ダイエツトの摂取停止後、リンパ球応答
能は、最初の基本レベルの近くにまで低下した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の組成物が水溶液に分散した時に形成
されるカイロミクロン様粒子アセンブリの概略拡大図で
あり、第2図は、ヒトの赤血球膜の膜流動化に対する種
々の脂質混合物の影響を示すグラフ図であり、第3図は
ヒトのリンパ球膜の膜流動化に対する種々の脂質混合物
の影響を示すグラフ図であり、第4図は、マウス胸腺細
胞を用いて種々の脂質混合物のコレステロール除去実験
の結果を示したグラフ図であり、第5図は、フォスファ
チジルコリンのヒトリンパ球膜の流動化に対する影響を
本発明の組成物と比較して示したグラフ図であり、第6
図はヒトリンパ球からのコレステロール除去に対する種
々の脂質混合物の影響を示すグラフ図であり、第7面は
ラット免疫応答能に対する、本発明の組成物を含むダイ
エツトの効果を示すグラフ図であり、第8図は、第1ヒ
ト被験者の免疫応答能に対する、本発明の組成物を含む
ダイエツトの効果を示すグラフ図であり、第9図は、第
2ヒト被験者の免疫及応答能に対する、本発明の組成物
を含むダイエツトの効果を示すグラフ図であり、および
第10図は、第3ヒト被験者の免疫応答能に対する、本
発明の組成物を含むダイエツトの効果を示すグラフ図で
ある。

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)約7重量部の中性脂質と、約3重量部のリン脂質
    とから主としてなり、前記中性脂質が主としてグリセリ
    ドからなり、かつ前記リン脂質が主としてホスファチジ
    ルコリンおよびホスファチジルエタノールアミンからな
    っている組成物。
  2. (2)前記リン脂質が、約2重量部のホスファチジルコ
    リンおよび約1重量部のホスファチジルエタノールアミ
    ンの比率で存在している特許請求の範囲第1項記載の組
    成物。
  3. (3)前記リン脂質および前記中性脂質が天然資源から
    誘導される特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  4. (4)前記リン脂質および前記中性脂質が天然資源から
    誘導される特許請求の範囲第2項記載の組成物。
  5. (5)前記天然資源が卵黄、大豆もしくはそれらの混合
    物である特許請求の範囲第3項記載の組成物。
  6. (6)前記天然資源が卵黄、大豆もしくはそれらの混合
    物である特許請求の範囲第4項記載の組成物。
  7. (7)前記天然資源が卵黄である特許請求の範囲第3項
    記載の組成物。
  8. (8)前記天然資源が卵黄である特許請求の範囲第4項
    記載の組成物。
  9. (9)前記グリセリドがトリグリセリドからなる特許請
    求の範囲第1項記載の組成物。
  10. (10)前記グリセリドがトリグリセリドからなる特許
    請求の範囲第2項記載の組成物。
  11. (11)前記グリセリド中、トリグリセリドが他のタイ
    プのグリセリドよりも多い量で存在する特許請求の範囲
    第1項記載の組成物。
  12. (12)前記グリセリド中のトリグリセリドが他のタイ
    プのグリセリドよりも多い量で存在する特許請求の範囲
    第2項記載の組成物。
  13. (13)前記グリセリドの50%以上がトリグリセリド
    である特許請求の範囲第11項記載の組成物。
  14. (14)前記グリセリドの50%以上がトリグリセリド
    である特許請求の範囲第12項記載の組成物。
  15. (15)前記中性脂質が卵黄の一成分からなり、前記一
    成分が約90重量%のグリセリドと、約2から約3重量
    %のコレステロールと、約1から約2重量%のリン脂と
    からなっている特許請求の範囲第5項記載の組成物。
  16. (16)前記中性脂質が卵黄の一成分からなり、前記一
    成分が約90重量%のグリセリドと、約2から約3重量
    %のコレステロールと、約1から約2重量%のリン脂と
    からなっている特許請求の範囲第6項記載の組成物。
  17. (17)前記グリセリドの50%以上がトリグリセリド
    である特許請求の範囲第15項記載の組成物。
  18. (18)前記グリセリドの50%以上がトリグリセリド
    である特許請求の範囲第16項記載の組成物。
  19. (19)特許請求の範囲第1項記載の組成物を生物学的
    膜に接触させての膜の流動性を増大させる方法。
  20. (20)特許請求の範囲第2項記載の組成物を生物学的
    膜に接触させてこの膜の流動性を増大させる方法。
  21. (21)特許請求の範囲第1項記載の組成物を生物学的
    膜に接触させてこの膜の流動性を増大させる方法。
  22. (22)特許請求の範囲第2項記載の組成物を生物学的
    膜に接触させてこの膜の流動性を増大させる方法。
  23. (23)温血動物中に存在する生物学的膜の流動性を増
    大させる方法であって、温血動物に、特許請求の範囲第
    1項記載の組成物を、前記生物学的膜の脂質流動性を増
    大させるのに充分な薬学的有効量で投与することからな
    る方法。
  24. (24)温血動物中に存在する生物学的膜の流動性を増
    大させる方法であって、温血動物に、特許請求の範囲第
    2項記載の組成物を、前記生物学的膜の脂質流動性を増
    大させるのに充分な薬学的有効量で投与することからな
    る方法。
  25. (25)前記組成物が前記温血動物に、膜脂質不均衡に
    よって仲介される状態、膜脂質処置に対して従順な状態
    、もしくは膜の微量粘度の増大から生じる状態の治療も
    しくは予防のために投与される特許請求の範囲第23項
    記載の方法。
  26. (26)前記組成物が前記温血動物に、膜脂質不均衡に
    よって仲介される状態、膜脂質処置に対して従順な状態
    、もしくは膜の微量粘度の増大から生じる状態の治療も
    しくは予防のために投与される特許請求の範囲第24項
    記載の方法。
  27. (27)前記状態が、 a)老化および老衰の種々の症状(たとえ ば精神機能およびリビドの減退、細菌汚 染に対する易損性の増大など)、 b)免疫系の機能障害、 c)アレルギー d)両極作用障害(躁うつ)および精神分 裂病などのような精神障害、 e)遅鈍、 f)アルツハイメル病、パーキンソン症候 群、晩発性運動障害、ハンチングトン舞 踏病、振せん、運動失調症、てんかんな どのような神経障害、 g)高血圧症、アテローム性動脈硬化症、 胆石、硬度および肥満症などのような過 脂質状態、 h)アルコールその他の薬剤からの禁断症、i)アルコ
    ールその他の薬剤に対する耐性、j)湿疹、乾燥皮ふな
    どのような皮ふ障害、である特許請求の範囲第25項記
    載の方法。
  28. (28)前記状態が、 a)老化および老衰の種々の症状(たとえ ば精神機能およびリビドの減退、細菌汚 染に対する易損性の増大など) b)免疫系の機能障害、 c)アレルギー、 d)両極作用障害(躁うつ)および精神分 裂病などのような精神障害、 e)遅鈍、 f)アルツハイメル病、パーキンソン症候 群、晩発性運動障害、ハンチングトン舞 踏病、振せん、運動失調症、てんかんな どのような神経障害、 g)高血圧症、アテローム性動脈硬化症、 胆石、硬変および肥満症などのような過 脂質状態、 h)アルコールその他の薬剤からの禁断症、i)アルコ
    ールその他の薬剤に対する耐性、j)湿疹、乾燥皮ふな
    どのような皮ふ障害、である特許請求の範囲第26項記
    載の方法。
  29. (29)前記方法が前記組成物の経口投与を含む特許請
    求の範囲第23項記載の方法。
  30. (30)前記方法が前記組成物の経口投与を含む特許請
    求の範囲第24項記載の方法。
  31. (31)前記方法が前記組成物の経口投与を含む特許請
    求の範囲第25項記載の方法。
  32. (32)前記方法が前記組成物の経口投与を含む特許請
    求の範囲第26項記載の方法。
  33. (33)前記方法が前記組成物の経口投与を含む特許請
    求の範囲第27項記載の方法。
  34. (34)前記方法が前記組成物の経口投与を含む特許請
    求の範囲第28項記載の方法。
  35. (35)前記組成物が、薬学的に受容できるキャリア中
    で非経口的に投与される特許請求の範囲第23項記載の
    方法。
  36. (36)前記組成物が、薬学的に受容できるキャリア中
    で非経口的に投与される特許請求の範囲第24項記載の
    方法。
  37. (37)前記組成物が、薬学的に受容できるキャリア中
    で非経口的に投与される特許請求の範囲第25項記載の
    方法。
  38. (38)前記組成物が、薬学的に受容できるキャリア中
    で非経口的に投与される特許請求の範囲第26項記載の
    方法。
  39. (39)前記組成物が、薬学的に受容できるキャリア中
    で非経口的に投与される特許請求の範囲第27項記載の
    方法。
  40. (40)前記組成物が、薬学的に受容できるキャリア中
    で非経口的に投与される特許請求の範囲第28項記載の
    方法。
  41. (41)前記組成物が、薬学的に受容できるキャリア中
    で局所的に投与される特許請求の範囲第27項記載の方
    法。
  42. (42)前記組成物が、薬学的に受容できるキャリア中
    で局所的に投与される特許請求の範囲第28項記載の方
    法。
  43. (43)前記生物学的膜を前記組成物に接触させて、男
    子不妊症を治療し、組織移植を容易にし、あるいは接種
    に使用するためにウィルス感染性を変調させる特許請求
    の範囲第19項記載の方法。
  44. (44)前記生物学的膜を前記組成物に接触させて、男
    子不妊症を治療し、組織移植を容易にし、あるいは接種
    に使用するためにウィルス感染性を変調させる特許請求
    の範囲第20項記載の方法。
  45. (45)薬学的に受容できるキャリアと、約7重量部の
    中性脂質と、約3重量部のリン脂質とからなり、このリ
    ン脂質がホスファチジルコリンとホスファチジルエタノ
    ールアミンとから主としてなり、かつ前記中性脂質が主
    としてグリセリドからなっている特許請求の範囲第1項
    記載の組成物。
  46. (46)薬学的に受容できるキャリアと、約7重量部の
    中性脂質と、約2重量部のホスファチジルコリンと、約
    1重量部のホスファチジルエタノールアミンとからなり
    、前記中性脂質が主としてグリセリドからなっている特
    許請求の範囲第2項記載の組成物。
  47. (47)生物学的膜の流動性を増大させるのに有効な組
    成物を製造する方法であって、約7重量部の中性質と約
    3重量部のリン脂質とを混合する工程を備え、前記リン
    脂質がホスファチジルコリンおよびホスファチジルエタ
    ノールアミンから主としてなり、かつ前記中性脂質が主
    としてグリセリドからなっている方法。
  48. (48)約7重量部の中性脂質と、約2重量部のホスフ
    ァチジルコリンと、約1重量部のホスファチジルエタノ
    ールアミンとを混合する工程を備え、前記中性脂質が主
    としてグリセリドからなっている特許請求の範囲第47
    項記載の方法。
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