JPS6281708A - 電解コンデンサ用アルミ箔の化成方法 - Google Patents
電解コンデンサ用アルミ箔の化成方法Info
- Publication number
- JPS6281708A JPS6281708A JP60222363A JP22236385A JPS6281708A JP S6281708 A JPS6281708 A JP S6281708A JP 60222363 A JP60222363 A JP 60222363A JP 22236385 A JP22236385 A JP 22236385A JP S6281708 A JPS6281708 A JP S6281708A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power supply
- aluminum foil
- liquid
- chemical
- temperature
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
この発明は給電電極を配した給電槽でアルミ箔に給電す
る電解コンデンサ用アルミ箔の化成方法に関する。
る電解コンデンサ用アルミ箔の化成方法に関する。
[発明の技術的背景とその問題点コ
従来エッヂングしたアルミ箔に化成皮膜を生成させる化
成装置の給電方法は銅などのコンタクトローラに接触さ
せて走行させるアルミ箔に、前記コンタクトローラに供
給した電流を給電していたが、コンタクト部のスパーク
や低電流しか給電できないなどの問題があった。このた
め第4図に示したように給電電極(1)を配した給!!
(2)を設け、給電電極(1)から給電液(3)を介し
てアルミ箔(4)に給電する液中給電方式が用いられて
いる。
成装置の給電方法は銅などのコンタクトローラに接触さ
せて走行させるアルミ箔に、前記コンタクトローラに供
給した電流を給電していたが、コンタクト部のスパーク
や低電流しか給電できないなどの問題があった。このた
め第4図に示したように給電電極(1)を配した給!!
(2)を設け、給電電極(1)から給電液(3)を介し
てアルミ箔(4)に給電する液中給電方式が用いられて
いる。
なお(5)は化成槽、(6)は化成液、(7)tよ化成
電極、(8)は電源である。
電極、(8)は電源である。
しかしながら液中給電方式で化成した場合には、給電槽
(2)においてアルミ箔(4)には陰極が課電されるの
で、逆電圧が印加された状態となりアルミ箔(4)表面
に発生した水素を吸収し、水素脆性を生じるため、アル
ミ箔(4)の強度が弱くなったり、容量が低下するなど
の問題があった。
(2)においてアルミ箔(4)には陰極が課電されるの
で、逆電圧が印加された状態となりアルミ箔(4)表面
に発生した水素を吸収し、水素脆性を生じるため、アル
ミ箔(4)の強度が弱くなったり、容量が低下するなど
の問題があった。
[発明の目的]
この発明は液中給電方式を使用した場合でも容置低下の
小さい電解コンデンサ用アルミ箔の化成方法を提供する
ことを目的としたものである。
小さい電解コンデンサ用アルミ箔の化成方法を提供する
ことを目的としたものである。
[発明の概要1
この発明になる電解コンデンサ用アルミ箔の化成方法は
電源の陽極に接続した給電電極と給電液を有する給電槽
の前記給電電極間を走行させてアルミ箔に化成皮膜を生
成させる電解コンデンサ用アルミ箔の化成方法において
、前記給電液の温度を40℃以下の室温に維持すること
を特徴とするものである。
電源の陽極に接続した給電電極と給電液を有する給電槽
の前記給電電極間を走行させてアルミ箔に化成皮膜を生
成させる電解コンデンサ用アルミ箔の化成方法において
、前記給電液の温度を40℃以下の室温に維持すること
を特徴とするものである。
[発明の実施例]
第4図に示した化成装置において、たとえば給電液(3
)を5重量%アジピン酸アンモニウム水溶液、硫酸アン
モニウム水溶液、またはリン酸アンモニウム水溶液とし
、化成液(6)を5f[%アジピン酸アンモニウム水溶
液を用い140v化成を行なったときの給電液温度と静
電容量との関係を第1図に示す。なお、給電液(3)に
硫酸アンモニウム水溶液、リン酸アンモニウム水溶液、
アジピン酸アンモニウム水溶液で化成液(6) 11度
と異なるa度の水溶液または化成液(6)と異なる組成
の給電液を使用した場合はアルミ箔(4)が化成液(6
)に入る前にシャワーなどの水洗によって給電液(3)
を洗浄することが望ましい。このことは給電液(3)に
化成液(6)と異なる組成の水溶液を使用した場合には
化成i! (6)中に給電液(3)を持ち込んで化成液
(6)特性を変化させないようにするためである。この
結果から明らかなように給電液(3)温度が40℃を越
えると静電容量は急激に低下することが示され工いる。
)を5重量%アジピン酸アンモニウム水溶液、硫酸アン
モニウム水溶液、またはリン酸アンモニウム水溶液とし
、化成液(6)を5f[%アジピン酸アンモニウム水溶
液を用い140v化成を行なったときの給電液温度と静
電容量との関係を第1図に示す。なお、給電液(3)に
硫酸アンモニウム水溶液、リン酸アンモニウム水溶液、
アジピン酸アンモニウム水溶液で化成液(6) 11度
と異なるa度の水溶液または化成液(6)と異なる組成
の給電液を使用した場合はアルミ箔(4)が化成液(6
)に入る前にシャワーなどの水洗によって給電液(3)
を洗浄することが望ましい。このことは給電液(3)に
化成液(6)と異なる組成の水溶液を使用した場合には
化成i! (6)中に給電液(3)を持ち込んで化成液
(6)特性を変化させないようにするためである。この
結果から明らかなように給電液(3)温度が40℃を越
えると静電容量は急激に低下することが示され工いる。
また、第2図には前記と同じ条件で給電したときの給電
′ti(3)温度と、給電槽(2)を出た後のアルミ箔
(4)の重量増加との関係を示したものである。この第
2図からは給電液(3)温度が40℃を超えると、やは
り重量増加が激しく、前記第1図の静電容量の低下と正
反対の傾向を示しているが、静電容量の低下は水素を吸
収して生ずる重量増加と密接な関連があり、給電液温度
が40℃を超え高くなる程水素の吸収が激しく、該水素
の吸収によって静電容量は急激に低下するものである。
′ti(3)温度と、給電槽(2)を出た後のアルミ箔
(4)の重量増加との関係を示したものである。この第
2図からは給電液(3)温度が40℃を超えると、やは
り重量増加が激しく、前記第1図の静電容量の低下と正
反対の傾向を示しているが、静電容量の低下は水素を吸
収して生ずる重量増加と密接な関連があり、給電液温度
が40℃を超え高くなる程水素の吸収が激しく、該水素
の吸収によって静電容量は急激に低下するものである。
さらに第3図に給電液温度とアルミ箔の折曲強度との関
係を示す。すなわちアルミ箔(厚さ0.09M)を前記
実施例と同じ条件で給電し、給電槽(2)から出た後の
アルミ箔を10#幅に裁断して試料とし、該試料に50
0gの錘を下げ、まず45°傾けたのち垂直に戻し、次
いで反対側に45°傾けたのち垂直に戻し、これを1回
として計数した結果を示したものである。この結果も給
電液温度40℃を超えると急激な低下を示している。
係を示す。すなわちアルミ箔(厚さ0.09M)を前記
実施例と同じ条件で給電し、給電槽(2)から出た後の
アルミ箔を10#幅に裁断して試料とし、該試料に50
0gの錘を下げ、まず45°傾けたのち垂直に戻し、次
いで反対側に45°傾けたのち垂直に戻し、これを1回
として計数した結果を示したものである。この結果も給
電液温度40℃を超えると急激な低下を示している。
以上述べたように、この発明によれば、静電容量、重量
増加(水素吸収)、折曲強度とも給電液の温度が40℃
を超えると、特性劣化を生じることが明示されており、
その原因はアルミ箔の水素吸収によるものであり、この
水素吸収によって生ずる水素脆性によって機械的強度は
急激な低下を示している。よって、本発明は給電電極を
配した給電槽でアルミ箔に給電する液中給電方式を使用
する化成方法においては、給電液温度を40℃以下の室
温にすることにより静電容量、折曲強度を向上させるこ
とができる。
増加(水素吸収)、折曲強度とも給電液の温度が40℃
を超えると、特性劣化を生じることが明示されており、
その原因はアルミ箔の水素吸収によるものであり、この
水素吸収によって生ずる水素脆性によって機械的強度は
急激な低下を示している。よって、本発明は給電電極を
配した給電槽でアルミ箔に給電する液中給電方式を使用
する化成方法においては、給電液温度を40℃以下の室
温にすることにより静電容量、折曲強度を向上させるこ
とができる。
[発明の効果コ
この発明によれば、液中給電方式において給電液温度を
40℃以下の室温にすることにより、アルミ箔の水素吸
収を小さくし、よって静電容量、折曲強度を向上できる
効果を有する。
40℃以下の室温にすることにより、アルミ箔の水素吸
収を小さくし、よって静電容量、折曲強度を向上できる
効果を有する。
第1図〜第3図は本発明になる化成方法における給電液
温度と開時性の関係を示すもので第1図は静電容量を示
す曲線図、第2図は重量増加を示す曲線図、第3図は折
曲強度を示す曲線図、第4図は液中給電方式の化成装置
を示す断面図である。 (1)・・・・・・給電電極 (2)・・・・・・
給電槽(3)・・・・・・給電液 (4)・・・
・・・アルミ箔(5)・・・・・・化成槽 (6
)・・・・・・化成液(7)・・・・・・化成電極
(8)・・・・・・電源時 許 出 願 人 マルコン電子株式会社 晧改表混茨 (6C)
温度と開時性の関係を示すもので第1図は静電容量を示
す曲線図、第2図は重量増加を示す曲線図、第3図は折
曲強度を示す曲線図、第4図は液中給電方式の化成装置
を示す断面図である。 (1)・・・・・・給電電極 (2)・・・・・・
給電槽(3)・・・・・・給電液 (4)・・・
・・・アルミ箔(5)・・・・・・化成槽 (6
)・・・・・・化成液(7)・・・・・・化成電極
(8)・・・・・・電源時 許 出 願 人 マルコン電子株式会社 晧改表混茨 (6C)
Claims (1)
- (1)電源の陽極に接続した給電電極と給電液を有する
給電槽の前記給電電極間を走行させてアルミ箔に化成皮
膜を生成させる電解コンデンサ用アルミ箔の化成方法に
おいて、前記給電液の温度を40℃以下の室温に維持す
ることを特徴とする電解コンデンサ用アルミ箔の化成方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60222363A JPS6281708A (ja) | 1985-10-04 | 1985-10-04 | 電解コンデンサ用アルミ箔の化成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60222363A JPS6281708A (ja) | 1985-10-04 | 1985-10-04 | 電解コンデンサ用アルミ箔の化成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6281708A true JPS6281708A (ja) | 1987-04-15 |
JPH033371B2 JPH033371B2 (ja) | 1991-01-18 |
Family
ID=16781169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60222363A Granted JPS6281708A (ja) | 1985-10-04 | 1985-10-04 | 電解コンデンサ用アルミ箔の化成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6281708A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110016703A (zh) * | 2019-05-14 | 2019-07-16 | 四川立业电子有限公司 | 化成箔馈电液及高压化成箔的生产工艺 |
-
1985
- 1985-10-04 JP JP60222363A patent/JPS6281708A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110016703A (zh) * | 2019-05-14 | 2019-07-16 | 四川立业电子有限公司 | 化成箔馈电液及高压化成箔的生产工艺 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH033371B2 (ja) | 1991-01-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |