JPS6281407A - 液晶ポリマ− - Google Patents

液晶ポリマ−

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JPS6281407A
JPS6281407A JP22166385A JP22166385A JPS6281407A JP S6281407 A JPS6281407 A JP S6281407A JP 22166385 A JP22166385 A JP 22166385A JP 22166385 A JP22166385 A JP 22166385A JP S6281407 A JPS6281407 A JP S6281407A
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JP
Japan
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group
liquid crystal
formula
polymer
crystal polymer
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Application number
JP22166385A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Uchida
内田 俊治
Kazuharu Morita
森田 和春
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Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ディジタル表示素子などのディスプレ仁電子
光学シャッター、電子光学絞り、光変調器、光通信光路
切換スイッチ、メモリー、液晶プリンタ・ヘッド、焦点
距離可変レンズなどの種々の電子光学デバイスとしてオ
プトエレクトロニクス分野で好適に使用することのでき
る液晶ボリマーに関し、詳しくは、たとえば電界の変化
に対する透過光量の変化の応答速度等の、外的因子に対
する応答速度が飛躍的に向上した液晶ポリマーに関する
[従来技術およびその問題点] 従来、ネマチック相、スメクチック相またはコレステリ
ック相を有する低分子量の液晶が数多く知られており、
それらは、その特異な光学的特性の故に種々の用途、な
かでもオプトエレクトロニクス分野においてディジタル
表示用ディスプレイ電子光学シャッターなどの各種電子
光学デバイスとして広く利用されている。これらの利用
分野では、通常、液晶物質は、u!I隔をミクロンオー
ダーに制御した2枚のガラス基板の間に入れて使用され
ている。
しかしながら、このような厳密な間隙の調整は大面積を
有する大型の基板および曲面の基板については実際」−
困難であり、その利用範囲に大きな制約があるという問
題点を有していた。
そこで、液晶を高分子化しフィルムなどに成形すること
によりこの問題を解決することが試みられている(J、
 Polym−Sci、 Polym、 Lett、、
 Ed。
13、 243(1975)、  Po1y+w、  
Bull、、  B  、  309(1982)など
)。
しかしながら、これらの液晶ポリマーにおいては、電界
などの外的因子の変化に対するその透過光量変化等の応
答速度が遅いという重大な欠点を有しており、液晶ディ
スプレイや各種電子光学機器や計測器などのオプトエレ
クトロニクス分野において未だ実用性がないという問題
がある。
また、特開昭55−21479号には、コレステリック
構造を有し、ネマチック構造を有する成分およびカイラ
ル(Cbiral ) 成分を包含するポリアクリル酸
エステル類またはポリメタクリル酸エステル類の液晶ポ
リマー相が開示されている。
この液晶ポリマー相は、2枚のガラス基板に密着した状
態で加熱して液晶化したり、基板上にフィルム化して固
定化後、加熱により液晶化する方式で用いることができ
ると、前記公開公報に示されているものの、(共)重合
によって得られた(コ)ポリマー自体は液晶としての性
質を示さず、ガラス転移温度(たとえば、60−120
℃)以1−で透明化温度(等方性液体化温度)未満の温
度範囲で加熱して液晶化しなければならないという欠点
を有している。さらに、その液晶ポリマー相は、−・度
ガラス転移温度以」−であって、透明化温度未満の温度
に加熱することにより液晶化した場合に、さらにガラス
転移温度以下に冷却すると、液晶状態の際に外部因子に
よって誘導された配位構造すなわち情報が固定化5れる
ので、この液晶ポリマーはメモリー素子としても有効で
あることが前記公開公報に示されている。
しかしながら、一般にメモリー素子としての情報の固定
化は、液晶状態にある液晶物質において外部因子を高速
で保持または遮断することによって本質的に成し得るこ
とであるから、むしろ、室温において、電界、磁界、圧
力などの外的因子の変化に対して高い応答速度をもち、
液晶ディスプレイ、書き換え可能なメモリー素子として
作動しうる液晶ポリマーのほうが好ましく、その開発が
望まれていた。
[発明の目的1 本発明は、前記事情に基づいてなされたものである。
すなわち、本発明の目的はミクロンオーダーで制御した
2枚のガラス基板の間に入れて使用する従来の使用方式
だけでなく、フィルム化、塗膜化などの種々の成形を施
して使用でき、したがって、大型の基板1曲面の基板に
対しても有効に使用することができ、また、基板なしに
種々の形状で使用することができる液晶ポリマーであっ
て、かつ室温付近で電界などの外的制御因子の変化に対
する透過光量などの光学的特性の変化の応答速度が著し
く大きく、液晶ディスプレイ、電子シャッターなどのオ
プトエレクトロニクス分野に好適に使用できる、新規な
液晶ポリマーを提供することである。
本発明者は、前記目的を達成すべく種々のカイラルネマ
ティク液晶化合物類のアクリル酸エステルまたはメタク
リル酸エステルの重合体である種々のカイラルポリマー
の、液晶ポリマーとしての可能性およびその特性を鋭利
研究を重ねた結果、驚くべきことに特定のシップ塩基系
のカイラル液晶化合物群のアクリル酸エステルまたはメ
タクリル酸エステルの重合体であって特定の分子範囲に
あるものが、前記目的を満足する液晶ポリマーとなり得
ることを見出し、本発明に到達した。
[前記問題点を解決するための手段] 前記目的を達成するための本発明の要旨は、主鎖の構造
が、第1式、 ■ −(−CR2−C→− ・・・(1) (ここで、R1は水素原子またはメチル基、nは8〜2
0の整数、R2は次の第2式、 で示される不整炭素(本印)を有する基であり、ざらに
R3は炭素数1〜6のアルキル基、フェニル基またはシ
クロアルキル基であり、R4は炭素数1〜8のアルキル
基、フェニル基、アルキルアリール基、シクロアルキル
基、アルコキシ基またはハロゲン原子であり、かつR3
とR4は互いに異なる基であり、mは1〜3の整数であ
る。)で表わされる単位の繰り返しで示され、その平均
分子量が5,000〜40,000であることを特徴と
する液晶ポリマーである。
ここで、前記R3に関しては、その炭素数が6を超える
場合には、液晶ポリマーがスメクチック相を形成しない
場合があり好ましくない、前記R4が炭化水素基、アル
コキシ基である場合には、その炭素数が8を超える場合
には液晶ポリマーがスメクチック相を形成する場合にお
いても、液晶状態への転移温度が室温付近より高くなっ
たり、電界などの変化に対する液晶ポリマーの透過光量
の変化の応答速度が十分高くないという好ましくない効
果を生じる場合がある。
前記R3として、メチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基、アミル基、ヘキシル基、フェニル基、シクロヘ
キシル基、メチルシクロペンチル基などが挙げられる。
これらのうちメチル基が好ましい。
前記R4としては、エチル基、プロピル基、ブチル基、
アミル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、フェ
ニル基、ベンジル基、メチルフェニル基、ジメチルフェ
ニル基、エチルフェニル基、シクロヘキシル基、メチル
シクロペンチル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキ
シ基、ブトキシ基、フェノキシL  p−メチルフェノ
キシ基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子
などが挙げられる。これらの基あるいは原子のうち、エ
チル基、プロピル基、フェニル基、メトキシ基、塩素原
子が好ましく、なかでもエチル基、塩素原子は特に好ま
しい、ここでR3とR4とは互いに異なる基である必要
がある。なぜなら、本発明の液晶ポリマーはカイラルな
成分(前記R2)を側鎖にもつポリマーであることが必
須であり、前記R2がカイラルな基であるためにはR3
とR4とが互いに異なる必要があるからである。
R3とR4との組合せの仕方は、前記制限の範囲内であ
れば自由に選べるが、中でも、R3がメチル基であり、
かつR4がエチル基または塩素原子であるものが特に好
ましい。
前記mの好ましい範囲は、R3、特にR4の基の大きさ
およびnの値に依存するので必ずしも一様でないが、m
が1のものが好ましい。
前記nの好ましい範囲は、R3、とくにR4の大きさお
よび前記mの値に依存するので一概に規定できないが、
通常8〜12の整数であることが好ましく、8〜10の
整数であることが特に好ましい、たとえば、前記、R3
がメチル基で、R4がエチル基または塩素原子であり、
かつmが1であって、nが8〜lOの整数であるものは
、もっとも好ましいものである。
ところで、前記R2が不整炭素原子を含む場合であって
もポリマー中のR2の光学純度が0%。
すなわち、ラセミ体の場合には、該ポリマーはカイラル
とはならない。本発明では、ポリマー中のR2の光学純
度が高ければ良く、100%に近いもの程好ましい。通
常、該ポリマー中には光学対常体も含まれ得るが、その
含有量は、該ポリマーのキラリティーを発現し得る範囲
内で許容される。
本発明のカイラルポリマーである液晶ポリマーに関して
重要な点の1つは、該ポリマーの平均分子量が5,00
0〜100.0(10であることである。平均分子量が
5,000未満であると該ポリマーのフィルム、塗膜と
しての成形性に支障を生じる場合があるので好ましくな
く、一方、100,000を超えると前記応答速度が小
さいなどの好ましくない効果の現われることがある。平
均分子量の好ましい範囲は、前記、R2の種類、nの値
、R2の光学純度などに依存するので一概に規定できな
いが、通常、10,000〜3o、oooである。
以下に、本発明の液晶ポリマーの一般的な製造方法の例
を示す。
本発明の液晶ポリマーは、下式、 (ここでn、m、R+ 、R2、R3は前記のものであ
る。)で示されるモノマーを公知の方法で重合すること
により得ることができる。
重合方法として、熱ラジカル重合、開始剤を用いるラジ
カル重合、紫外線や放射線を用いる重合、ブチルリチウ
ムなどを開始剤とするアニオン重合などを採用すること
ができる。
前記ラジカル重合の開始剤として、各種のものが知られ
ているが、過酸化ベンゾイル(BPO)、過酢酸、過酸
化ウラロイル、アゾビスイソブチロニトリル(A I 
B N)などの中温型開始剤が好適に用いられる。
重合方式としては、塊状重合、スラリー重合、溶液重合
などの種々の方式が知られており、これらのいずれの方
式を用いてもよい。
重合温度は、重合方法とくに開始剤の種類に依存し一様
ではないが、通常、50〜90℃が適当である。
重合時間は重合温度など他の要因によって異なるが、通
常1〜20時間である。
分子量の調節は、公知の分子量調節剤の添加および/ま
たはモノマーに対する開始剤の濃度(通常5%以下)の
調節によって行なうことができる。
塊状重合方式においては、前記モノマーを開始剤とをよ
く混合し、その混合物を酸素の不存在下に2枚のガラス
基板の間に導入し、加熱することによって、液晶ポリマ
ーを基板間に密着した状態で直接に固定化することもで
きる スラリー重合、溶液重合方式の場合の溶媒としては、公
知の不活性溶媒を用いることができ、なかでもベンゼン
、トルエン、キシンなどの芳香族系の溶媒が好適に用い
られる。
重合によって得られた液晶ポリマーは公知の成膜法、た
とえばキャスティング法、Tダイ法、インフレーション
法、カレンダー法、延伸法などによってフィルムに成型
して用いることができる。
フィルム状の該液晶ポリマーは、2枚の通常のガラス基
板はもとより、大型のガラス基板、曲面状のガラス基板
などの間にはさんで液晶ディスプレイ、電子光学シャッ
ター、電子光学絞りなどの種々のオプトエレクトロニク
スの分野に利用することができる。また、適当な溶媒に
溶解したポリマー溶液をガラス基板面などの基板面に塗
付し、溶媒を蒸発させることによって、直接基板面上に
密着した状態でフィルム化することもできる。
前記液晶ポリマーは、ガラス状態→スメクチック相液晶
状態→等方性液状ポリマー相の相転移を示し、その転移
温度の測定から、スメクチック相液晶状態が、−10〜
130℃付近という比較的低温でかつ広い温度債域で実
現することが確認された。
本発明の液晶ポリマーは、スメクチック相液晶が、成形
容易な典型的なポリマーの性質と結合しているので、イ
ンテグレーテッドオプティクス、オプトエレクトロニク
ス、情報記憶の分野に数多くの応用可能性がある。たと
えば、種々の形状のディジタル表示ディスプレイなどの
液晶ディスプレイ、電子光学シャッター、光通信用光路
切換スイッチなどの電子光学スイッチ、電子光学絞り、
メモリー素子、光変調器、液晶光プリンタヘッド、焦点
距離可変レンズなどの種々の電子光学デバイスとして使
用することができる。
なお、必要に応じて、前記ポリマー同志の混合、他のポ
リマーとの混合、安定剤、可塑剤などを含めた種々の無
機、有機および金属類の添加物の添加、当業界において
よく知られている数多くの処理法によって、通常のやり
方で、改善することができる。
前記モノマーは通常の化合物から通常の方法で作ること
ができる。該モノマーの合成は一般の有機合成と同様に
異なった化合物を出発原料として用いて、異なった単位
反応法を組み合せて1種々の工程で行なうことができる
。考えられる方法の一例を以下に示す。
前記七ツマ−を作るには、たとえば、下記の(式l)〜
(式5)、 CH2=CR+ C0OH(式1) Br (CH2)nBr     (式2)」 HO−←CR2)s−CHR4(式5)それら自体知ら
れた化合物を出発原料として用いることができる。前記
(式l)〜(式5)中のR+ 、R2、R3、Ra 、
n、mは前記と同様である、すなわち、(式l)の化合
物はアクリル酸またはメタクリル酸であり、(式2)の
化合物は、l、8−ジブロモオクタン、1.9−ジブロ
モノナン、1.10−ジブロモデカン、1.11−シフ
ロモウンデカン、l、20−ジブロモエイコサンなどの
直鎖状のα、ω−ジブロモアルカンである。(式3)の
化合物はバラヒドロキシベンズアルデヒドであり、(式
4)の化合物はp−ニトロベンゾイルクロリドである。
(式5)の化合物としては、たとえば、(R)−2−メ
チルブタノール、(S)−2−メチルブタノール、(R
)−4−メチルヘキサノール、(S)−4−メチルブタ
ノール、(R)−2−クロロプロパツール、(S)−2
−クロロプロパツール、(R)−2−フルオロプロパツ
ール、(S)−2−フルオロプロパツール、(R)−4
−クロロペンタノール、(S)−4−クロロペンタノー
ル、(R)−2−フェニルプロパツール、(S)−2−
フェニルプロパツール、(R)−2−フェニルブタノー
ル、(S)−2−フェニルブタノール、(R)−2−メ
トキシプロパツール、(S)−2−メトキシプロパツー
ルなどを挙げることができる。
前記(式1)〜(式5)の出発原料モノマーを合成する
方法としてたとえば以下の方法がある。
(式1)の化合物と(式2)の化合物とをジメチルホル
ムアミド溶液などの適当な溶液中で、テトラメチルアン
モニウムヒドロキシドなどの適当な塩基の存在下で室温
で脱ハロゲン化水素縮合し、下記の(式6)のエステル
体(A)とする。
CH2=CR+ Coo−+−CH2)nB r(弐6
) (式6)の化合物を分離後、これをp−ヒドロキシベン
ズアルデヒド[(式3)]、とを炭酸カリウムの存在下
、アセトンなどの不活性極性溶媒中でたとえば50℃付
近で反応させ、下記の(式7)のアルデヒド体(B)と
する。
C式7)のアルデヒド体(B)は、通常の精製方法、た
とえば、エタノールなどによる再結晶法によって精製す
ることができる。
一方、p−ニトロベンゾイルクロリドと(式5)のカイ
ラルな化合物とをピリジン中室温付近で反応させて脱塩
酸縮合し、下記の(弐8)のエステル体(C)とする。
該エステル体(C)を精製後、エタノール中、室温で、
たとえば塩化スズ、あるいは、金属スズまたは金属鉄と
希塩酸とによって還元し、下記の(式9)のアミノ体(
D)とする。
該アミン体(D)を通常の精製方法により精製後、これ
と前記アルデヒド体CB)とをp−1ルエンスルホン酸
の存在下に脱水縮合してシック塩基を形成し、前記モノ
マーを得る。該千ツマ−は通常の精製法たとえば、エタ
ノール等で再結晶することにより精製することができる
[発明の効果] 本発明によると、 (1)  −10−130℃付近という比較的低温域、
すなわち生活環境温度域を包括する温度域で容易にスメ
クチック相となることができ、(2)  前記スメクチ
ック相の状態において電界などの外的制御因子に対する
透過光量などの光学的性質の変化の応答速度が著しく大
きいというすぐれた特性、たとえば、10’V/m程度
の電界に対して、透過光量の変化が1秒程度という速い
応答を示すことができ、 (3)  フィルム状、塗膜状、レンズ状、繊維状など
の程々の形状の成形品として使用することができ、した
がって、従来の低分子化合物液晶に比較して、その利用
範囲は著しく広範囲なものとなる。すなわち、従来の使
用方式に加えて、大型および曲面状のガラス基板などの
種々の形状の基板に密着して使用することができ、さら
に、基板を用いることなく、種々の形状に加工して使用
することができ、 (4)  前記(1)〜(3)のすぐれた特性が結合し
ているので、インテグレーテドeオプティックス、オプ
トエレクトロニクスおよび情報記憶の分野に数多く応用
を可使とすることができる、実用上きわめて有用な液晶
ポリマーを提供することができる。
[実施例] 次に本発明の実施例および比較例を示す。
(実施例) モノマーの製造例 アクリル酸9.13 g (0,13m o 41) 
、  1 、10−ジブロモデカン3LOg (0,1
3n o文)および(CH3) 4 NOH・5 H2
025,4g (0,14m o Jl )をジメチル
ホルムアミド200mu中、室温で5時間反応させ、反
応生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、エ
ステル体(A)12.5g (収率33%)を得た。次
にこのエステル体(A) 2.32g (8,Omm 
o Jl)とp−ヒドロキシヘンズアルデヒド1.17
 g (9,8mm o n)とを炭酸カリウム3.+
18g (29m m o文)の存在下、アセトン30
mJl中、50℃で12時間反応させた後、反応生成物
をエタノールにより再結晶して、アルデヒド体(B)(
収率44%、融点60.2〜81.2℃)を得た。一方
、p−ニトロベンゾイルクロライド13.7 g (7
3,9mm o文)と(R)−(−)−2−クロロ−1
−プロパツール5.18g (el、5 mm o n
)とをピリジン60 m l中、室温で17時間反応さ
せた後、反応生成物をカラムクロマトグラフィーにより
精製し、エステル体(C)[収率97%、融点45.7
〜46.7℃、[α] D =−23,4° (クロロ
ホルム)]を得た。次にエステル体(C)  5.0g
(20,5mm o文)と塩化スズ23.2 g (8
1m m o n )とを、室温でエタノール65mJ
L中、2時間反応させ、反応生成物をカラムクロマトグ
ラフイーにより生成し、アミノ体(D)[収率93%、
融点58.2〜58.1℃、[α]D=−23,6°(
クロロホルム)]を得た。さらにアルデヒド体(B) 
1.4 g (5,4mm o Jl)とアミノ体(D
) 1.2 g (5,4mm o 文)とp−トルエ
ンスルホン酸10mgとをトルエン2OmJl中で1時
間還流した後、反応生成物をエタノールで再結晶してモ
ノマー(E)を得た[収率34%[α]D=−10,0
’ (クロロホルム)]。モノマー(E)は、次式、 で示されることが1元素分析、NMR,IR1旋光計に
より確かめられた。このモノマー(E)は、以下の相転
移を示す。
5θ’0  55℃   48℃   32℃Cry−
−−今 I sa −一一一+N Z  −一一一一十
S rmA −一一一+ Cry(ここで、Cryは結
晶状態、Isoは等方性液相状態、Nlはネマチック相
液晶状態、SmAはスメクチックA相液晶状態を表わす
。) 液晶ポリマーの製造例(重合工程) 前記モノマー (E) 400 m g (0,78+
+noJl)をトルエン中で、アゾビスイソブチロニト
リル2.5mgを重合開始剤として、60℃で16時間
、重合した0重合反応生成物を高速液体クロマトグラフ
ィーにより分取精製し、収率53%で次式に示すポリマ
ー(F)を得た。
一←CH2−CH→− ■ 該ポリマー(F)の数平均分子量Mmは18,000(
GPC,PS換算)であった、該ポリマー(F)は以下
の相転移を示す。
一2℃   126℃ g     8層      Iga (ここで、gはガラス状態、S腸はスメクチック液晶状
態、Isoは等方性液状ポリマー状態を表わす。) 該ポリマー(F)を溶融プレス法でフィルム成形し、電
界に対するその透過光量の変化の応答速度を測定した結
果、応答時間1.2秒という著しく速い応答速度を示し
た。結果は第1表にまとめて示す。
なお、応答測度の測定は以下の方法で行なった。応答速
度: 20 mmX 10 mmのITO基板2枚の間
に測定用ポリマーフィルムをはさみ、スペーサーで厚さ
を25pmに調整し、直流電場E= 1.2 X 10
6V/m 〜2.5 X 106 V/mをかけて、そ
の透過光量の変化(O→90%)の応答時間を測定した
また相転移温度の測定、および液晶相など相の確認はそ
れぞれDSCおよび偏光顕微鏡により行なった。
(実施例2〜4) 実施例1において、(R)−(−)−2−クロロ−1−
プロパツールに代えて、(R) −(−)−2−メチル
−1−ブタノールを用いて行なったほかは実施例1と同
様の方法で実施した。結果は第1表にまとめて示す。
(比較例1.2) 実施例1と類似の方法によって、以下のモノマー、 CH2=CH(CH3)Coo−(CH2)bを合成し
、実施例1においてモノマー(E)に代えてそれぞれの
上記千ツマ−を用いて重合を行なったほかは、実施例1
と同様の方法で実施した。得られたポリマーの構造およ
び結果は第1表にまとめて示した。なお、第1表中和転
移の欄のnはネマチック相を表わす。
手続補正書 昭和61年7月 4日 2 発明の名称 液晶ポリマー 3 補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所     東京都千代田区丸の白玉丁目1番1号名
称     出光興産株式会社 代表者    出光 閉弁 4 代理人 住所     東京都新宿区西新宿6丁目3番2号唐川
ビル2階 8 補正の内容 (1)  明細書の第2ページ第6行に記載のr40,
0OOJをrloo、000 Jに補正する。
(2)  明細書の第18ページ下から5行目に記載の
「これを」を「これと」に補正する。
(3)  明細書の第24ページ第1行に記載の「ネマ
チック」を「カイラルネマチック」に補正する。
(4)  明細書の第24ページ下から5行目に記載の
rMaJをrMnJの補正する。
(5)  明細書の第25ページ最下行に記載のr (
R)Jをr (S)Jに補正する。
(6)  明細書の第28ページに記載の第1表を別紙
のとおり補正する。
手続補正書 昭和61年7月 5日 (昭和60年特許願第221663号)2 発明の名称 液晶ポリマー 3 補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所     東京都千代田区丸の白玉丁目1番1号名
称     出光興産株式会社 代表者    出光 閉弁 4 代理人 住所     東京都新宿区西新宿6丁目3番2号唐川
ビル2N 6 補正により増加する発明の数   O8補正の内容 (1)  手続補正書の「補正の内容」の(4)の記載
を次のとおり補正する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)主鎖の構造が、第1式、 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・(1) (ここで、R_1は水素原子またはメチル基、nは8〜
    20の整数、R_2は次の第2式、 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・(2) で示される不整炭素(*印)を有する基であり、さらに
    R_3は炭素数1〜6のアルキル基、フェニル基または
    シクロアルキル基であり、R_4は炭素数1〜8のアル
    キル基、フェニル基、アルキルアリール基、シクロアル
    キル基、アルコキシ基またはハロゲン原子であり、かつ
    R_3とR_4は互いに異なる基であり、mは1〜3の
    整数である。)で表わされる単位の繰り返しで示され、
    その平均分子量が5,000〜40,000であること
    を特徴とする液晶ポリマー。
  2. (2)前記R_1が水素原子である前記特許請求の範囲
    第1項に記載の液晶ポリマー。
  3. (3)前記R_3がメチル基であり、R_4がエチルま
    たは塩素原子であり、かつmが1である前記特許請求の
    範囲第2項に記載の液晶ポリマー。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011162291A1 (ja) * 2010-06-22 2011-12-29 富士フイルム株式会社 重合性組成物、高分子、及びフィルム

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