JPS6281357A - N−アルキル置換ヒドロキシルアンモニウムクロリド類 - Google Patents

N−アルキル置換ヒドロキシルアンモニウムクロリド類

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JPS6281357A
JPS6281357A JP61228504A JP22850486A JPS6281357A JP S6281357 A JPS6281357 A JP S6281357A JP 61228504 A JP61228504 A JP 61228504A JP 22850486 A JP22850486 A JP 22850486A JP S6281357 A JPS6281357 A JP S6281357A
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JP61228504A
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ロルフ・シヤレンバツハ
ヘルムート・バルトマン
アクセル・インゲンドー
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Bayer AG
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C239/00Compounds containing nitrogen-to-halogen bonds; Hydroxylamino compounds or ethers or esters thereof
    • C07C239/08Hydroxylamino compounds or their ethers or esters
    • C07C239/10Hydroxylamino compounds or their ethers or esters having nitrogen atoms of hydroxylamino groups further bound to carbon atoms of unsubstituted hydrocarbon radicals or of hydrocarbon radicals substituted by halogen atoms or by nitro or nitroso groups

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、ある種の7リールアルジミンを過カルボン陵
と反応させ、それにより生成されるオキサシリノンを加
水分解することによるN−フルキル置換したヒドロキシ
ルアンモニウムクロリドの製造方法、及び新規なN−フ
ルキル置換したヒドロキシルアンモニウムクロリドに関
する。 公知のN−フルキル置換したヒドロキシルアミンは有機
合成における重要な中間体である1例えばアール・ニス
・サングー(R,S、5ander)及びダブリュ・カ
ロ(W、 Karo)“有機官能基製造(Organi
c  F unctional  G roup  P
 reparations)”、アカデミツク・プレス
社(A cadeIIlic  P ress)、19
72.12/■第353頁参照1゜そのうちのいくつか
は生物学的性質をも有する[例えばエム・ティスラー(
M、 T 1sler)、M ath、 N atur
w。 R132,(1983)参照1゜例えばハダシジン(b
adacidin= N−ホルミル−N−ヒドロキシル
−グリシン)は、バクテリア腫瘍細胞並びに動物及び植
物組織の生成を抑制する[イー・ニー・カッ力(E、 
A、 Kaczka)、シー・オー・ギッターマン(C
、O、G ittermann)、イー−エル−デラニ
−(E、 L、 Delaney)及びケイ・7アルカ
ーズ(K 、 F alkers)、生化学(B 1o
cbeIllistry)、L・340(1962)参
照J。 無置換フェニル基又はニトロ基で置換された7エ二ル基
を含有するアリールアルジミンは、過酢酸を用いること
により、対応するオキサジリジンに変換できること、こ
れは蒸留に上り単離でき続いて水性メタ/−ル性の硫酸
を用いて加水分解できること、及びアルカリを加えるこ
とにより対応するamのN−アルキル化ヒドロキシルア
ミンを得ることができることが公知である1例えば、ダ
ブリュ・ディー・エモンズ(W、 D 、  IE m
mons)、J、A、C,S、−η9−、573り・−
5754(1957)参照l。塩酸をかかるオキサノリ
ノンの加水分解に用いるのは、塩化物イオンとかかるオ
キサジリジンとの開で酸化還元反応が起こり、塩化物イ
オンは塩素に変換され及びオキサノリノンはアミンに変
換されるため、不可能である[loc、 cit、 *
第5741真脚注(5)参照1.更に、過酢酸は90%
濃度の過酸化水素水からその場で製造する[loc。 ciL、 +第5734頁左欄参照16かかる濃過酸化
水素水溶液の取扱いは安全性(特に大規模のバッチにお
いて)に関して極めて困難である。 N−アルキル置換したヒドロキシルアミンを中間体及r
J/又は生物活性物質として用いろためには、それらが
貯蔵時に安定な形で準備しておくことが有利である。一
般に、遊離のN−アルキル置換し、たヒドロキシルアミ
ンは貯蔵時の安定性に関して満足できるものではない、
これに対してN−アルキル置換したヒドロキシルアンモ
ニウム塩は概してかなり良好な貯蔵時安定性を有する。 しかしこれらは塩化物を除いてほとんど又は全く結晶化
しないため、その製造、単離及び取扱いが複雑である。 はじめに述べた通り、従米は無置換のフェニル基又はニ
トロ基で置換されたフェニル基を含有するオキサジリジ
ンを経てN−アルキル置換したヒドロキシルアンモニウ
ムクロリドを製造することは不可能であった。また公知
のN−アルキル置換したヒドロキシルアンモニウムクロ
リドの製造は不利である。というのは、ヒドロキシルア
ミンをフルキルクロリドと反応させる方法では遊離の七
ノー及びノーフルキルヒドロキシルアミン及1トリアル
キルヒドロキシルアンモニウムクロリドの混合物が得ら
れ[Houben −Weyl、第X/1巻第1100
頁、(1972)参照1、NaCNBH−を用いてオキ
シムヒドロキシルアミンに還元する方法では
【イー・ノ
ー・イー・ジャンデン(E、G、E。 J abBen)及びイーーz7−oソマンド(E、F
、Rosso@ando)、 5ynthetic  
 Coas+、  1 2,60 1(1982)参照
1、それ自体非常に選択的ではあるが、商価格であり、
この還元剤を比較的大量に得るのが困難であるため実験
室規模の反応にしか過さな゛いからである。 従って簡単かつ経済的なN−アルキル置換したヒドロキ
シルアンモニウムクロリドの製造方法に対する切迫した
要求が存在する。 今回、N−アルキル置換したヒドロキシル7ンモニウム
クロリドが、式 式中、 R,、R2及びR3は斤いに独立に水素、任意に置換さ
れていてもよい飽和アルキル、任意に置換されていても
よい飽和シクロアルキル及び/又は任意に置換されてい
てもよいアルキニルを表わし、及(7R,及びR2はそ
れらが結合しているC原子と一緒に任意に置換されてい
てもよい飽和シクロアルキル基を形成することもでき、
並びに R4及びRsは互いに独立に水素、任意に置換されてい
てもよい飽和アルキル、任意に置換されていてもよい飽
和ジクロフルキル、任意に置換されていてもよい飽和ア
ルコキシ及び/又は任意に置換されていてもよい飽和シ
クロアルコキシを表わし、少なくとも1つの基R1及V
R5は水素以外の意味を有する、の7リールアルノミン
を溶媒の存在下で過プロピオン酸と反応させ、次いで少
なくともプロピオン酸を分離し、続いて水性塩酸(aq
ueous  hydroehlorie  acid
)で加水分解することにより製造で終ることが見出され
た。 R+、Rz及び/又はR1が任意に置換されていてもよ
い飽和アルキルを表わすのであれば、例えば総炭素数1
〜15で、そのうちの()〜3個が第二級炭素原子であ
り、及び/又はそのうちの0〜3個が第三級R素原子で
ある、直鎖又は分枝の飽和フルキル基が適している。が
がる飽和アルキル基の適当な置換基は、例えば、飽和ジ
クロフルキル基、7リール基、アルキニル基及び/又は
ヘテロ原子例えばハロゲン、酸素、硫黄、窒素及V/又
はリン、を含有する基である。かかる飽和シクロアルキ
ル基は例えば3〜12個のC原子を含有し得、かかる7
リール基は例えば6〜10個のC原子を含有し得、及び
かかるアルキニル基は例えば2〜6個のC原子を含有し
得る。適当なヘテロ原子含有基は、例えばフッ素、塩素
、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、C3〜C@−アルコキ
シ、C6−C+o7エ/キシ、カルボキシル、C+ −
Cs−アルコキシカルボニル、ニトロ、アミド、ニトリ
ル、メルカプト、スルホニル、ホスファイト及びホスフ
ェート基である。シクロアルキル基、71ノール基及び
アルキニル基、特に飽和ジクロフルキル基及びアリール
基は、適当ならばそれ自体更に置換基、例えばC6〜0
6−フルキル、フッ素、塩素、臭素、ヒドロキシル%C
1〜C6−アルコキシ、カルボキシル、C6〜C,−ア
ルコキシカルボニル、ニトロ、スルホニル及び/又はニ
トリル基、を有することができる。 R,、R,及び/又はR3が任意に置換されていてもよ
い飽和ジクロフルキルを表わすのであれば、環系に例え
ば3〜12個のCぶ子そして総数で、即ち任意に存在す
る置換基を含めて、例えば3〜15個のC原子を含有す
るシクロアルキル基がこれに適する。かかる飽和シクロ
アルキル基上の適当な置換基は、例えば飽和アルキル基
及び/又はヘテロ原子、例えばハロゲン、酸素、イオウ
及び/又は窒素原子、を含有する基である。かかる飽和
アルキル基は直鎖状又は分枝状であり得、例えば1〜6
個のC原子を含有する。かかるヘテロ原子含有基は、例
えばフッ素、塩素、臭素、ヨワ素、ヒドロキシル、Ct
+〜C6−アルコキシ、カルボキシル% C1〜C6−
アルコキシカルボニル、ニトロ、ニトリル及び/又はス
ルホニル基であり得る。 R1・l(2及び/叉はR,が任意に置換されてし1て
もよいフルキニルを表わすのであれば、例えば1〜6個
のC原子をもち、例えば1又は2個の三重結合を含有す
るアルキニル基、例えばエチニル、プロパルギル、1−
ブチニル及び2−ブチニル、が適する。ここでの適当な
置換基は例えばフッ素、塩素、臭素及び/又はC1〜C
6−フルキル基である。 R,及びR2が、それらが結合するC原子と一緒に、任
意に置換されていてもよい飽和シクロアルキル基を形成
するならば、これは例えば環系に3〜12個のC原子を
含有し且つ飽和の、直鎖Xは分枝の、例えば1〜6個の
C原子をもつフルキル基により及び/又はヘテロ原子、
例えばハロゲン、酸素、イオウ及び/又は窒素原子を含
有する基により任意に置換され得るシクロアルキル基で
あり得る。 R1及びR2は好適には同−又は異なっており各々飽和
無置換の1〜6個のC原子をもつ、直鎖又は分枝フルキ
ル基、例えばメチル、エチル、n −プロピル、i−プ
ロピル、n−ブチル、5ec−ブチル、tert−ブチ
ル、n−ペンチル、アミル、i−7ミル又はn−ヘキシ
ル、を表わす。 特に好適にはR3及びR2はメチルを表わす。 R,は好適には、飽和無置換の1〜6個のC原子をもつ
、直鎖若しくは分枝アルキル、ヒドロキシル基若しくは
任意に塩素置換されていてもよいフェニル基により置換
された1〜6個のC原子をもつ、直鎖若しくは分枝アル
キル、又は1〜6個のC原子及び1個の三重結合を含有
する無置換アルキニル基を表わす。 特に好適には、R1はメチル、エチル、エチニル、ヒド
ロキシメチレン又はp−クロロペンシルを表わす。 R1及び/又はR5が任意に置換されていてもよい飽和
フルキル及び任意に置換されていてもよい飽和シクロア
ルキルを表わすのであれば、適当な基及び置換基の例は
かかる型の基に対するR1、R2及VR1の説明におい
て上記したものである。 R、及び/又は[く5が任意に置換されていてもよ(1
飽和アルコキシ及び任意に置換されていてもよい飽和シ
クロアルコキシを表わすのであれば、これらの基の適当
なアルキル及びシクロアルキル部の例は1(、、R2及
び[(3の説明において上記した基及び置換基と同様で
ある。 基R1及びt’、が水素以外の意味を有するならば、こ
れらの21は好適には3−及び4−位に位置する。 好適には、R3は水素を表わし、[り、は3−又は4−
位に位置する上記の基のうちの1つを表わす。 特に好適にはR5は、それぞれ3−又は4−位で、直鎖
又は分枝の飽和C1〜C6−アルキル基又は直鎖又は分
枝の飽和c、−C,−フルコキシ基、例えばメチル、メ
トキシ、エチル、エトキシ、ロープロピル、n−プロポ
キシ、i−プロピル、i−プロポキシ、n−ブチル、n
−ブトキシ、5CC−ブチル、5ee−ブトキシ、tc
rt−ブチル、tert−ブトキシ、n−ヘキシル又は
11−ヘキソキシ、を表わす。 さらに特に好適には、R1は4位にてメチル又はメトキ
シを表わす。 式(1)のアリールアルノミンは、式(II)R,−C
−Nl2         (II)R5 式中、 R1、R2及びR5は式(1)で特定した意味を有する
、 のアミンを式([[) 式中、 R4及びR1は式(1)で特定した意味を有する、の芳
香族アルデヒドと縮合させることによりそれ自身既知の
方法で容易に入手できる化合物である[例えば、グブリ
ュ・ディー・エモンズ(W、D。 E+ll1Ilons)及びエイ・ニス・パ〃ノ(A 
、S 、 P aRano)、Or[1anie  5
yntbesis+  Co11.第v巻、第191頁
馨照1゜ 本発明に従う方法で使用できる溶媒の例は、望ましくな
い副反応を起こさせないか又は非常に中程度にしか起こ
させずかつ反応条件下で液体状である、広範囲の種々の
無置換及び置換炭化水素である。例えば以下のらのを用
いることができる:脂肪族及び脂環式の6〜12個のC
原子をもつ炭化水素、例えばヘキサン、ヘプタン、オク
タン、2−エチル−ヘキサン、デカン、ドデカン、シク
ロヘキサン、メチルシクロペンタン及び石油エーテル、
更に芳香族炭化水素、例えばベンゼン、ニトロベンゼン
、トルエン、エチルベンゼン、クメン、ノイソプロビル
ベンゼン、キシレン及びクロロベンゼン、更にエーテル
及びエステルの如キ酸素含有炭化水素、例えばジエチル
エーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル
、テトラヒドロ7ラン、ノオキサン、エチレングリコー
ルジメチルエーテル、酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸プ
ロピル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル、更に1索化
炭化水素、例えば塩化メチレン、クロロホルム、四塩化
炭素、1−クロロエタン、1゜2−ジクロロエタン、1
,1−ジクロロエタン、。 1.1.2.2−テトラクロロエタン、1−クロロプロ
パン、2−クロロプロパン、1.3−ジクロロプロパン
、2.3−ジクロロプロパン、1.2゜3−トリクロロ
プロパン、1,1,2.3−テトラクロロプロパン、塩
化ブチル、1,2−ジクロロブタン、1,4−ジクロロ
ブタン、2,3−ジクロロブタン、1.3−ジクロロブ
タン、1.2.3.4−テトラクロロブタン、塩化te
rt−ブチル、塩化アミル、1,2−ジクロロペンタン
、1,5−ジクロロペンタン、1.2,3.4−テトラ
クロロベンクン、塩化シクロペンチル、1,2−ジクロ
ロシクロペンチルクロリド、塩化ヘキシル、1.2−ジ
クロロヘキサン、1.6−ジクロロヘキサン、1.2.
3.4−テトラクロロヘキサン、1.2.5 。 6−テトラクロロヘキサン、塩化シクロヘキシル、クロ
ロベンゼン、塩化ヘプチル、1.2−ノクロロへブタン
、1,2.3.4−テトラクロロへブタン、塩化シクロ
ヘプチル、塩化オクチル、1,2−ジクロロオクタン、
1,2,3.4−テトラクロロオクタン及び塩化シクロ
オクチル。 特に好適な溶媒は、塩素化炭化水素からは1−ノクロロ
プロパン及び四塩化炭素、芳香族炭化水素からはベンゼ
ン及びクロロベンゼン、脂肪族及び脂環式炭化水素から
はシクロヘキサン並びに酸素含有炭化水素からはプロピ
オン酸エチル及びエチレングリコールツメチルエーテル
である。 上記した種々の溶媒の溶媒混合物も使用できる。 上記有機溶媒のいずれかに溶解させた過プロピオン酸は
、例えば、過酸化水素水を硫酸の存在下でプロピオン酸
と反応させ続いて得られる過プロピオン酸を反応混合物
からの溶媒で抽出するドイツ公開明細君第2,262,
970号に記載の方法に従い製造することができる。適
当ならば、このようにして得られた過プロピオン酸溶液
を、特に水、過酸化水素及び/又は硫酸分を減じるため
に、更に溶媒中にて精製することがでさる。 一般に、過プロピオン酸は有機溶媒中の溶液の形で使用
する。かがる過プロピオン酸溶液は、溶液に関して例え
ば1()〜30重喰型O過プロピオン酸を含有し得る。 式(1)のアリールアルノミンはそれ自体で又は上記の
1又はそれ以上の溶媒に同様に溶解させて用いることが
でき、その溶液の濃度は上記の如くに選」ζことができ
る。過プロピオン酸対弐四)のアリールアルノミンのモ
ル比は広い範囲内で変えることができる。例えば、この
モル比は0.1:1〜10:1であり得る。好適には、
0.5:1〜5:1のモル比を用いる。式(1)のアリ
ールアル7521モル当り0.8〜1.2モルの過プロ
ピオン酸のモル比を用いるのが特に有利である。 用いる過プロピオン酸の水分含量は、一般に、できる限
り低くあるべきである。例えば、2重酸%までの水分含
量の過プロピオン酸溶液が適する。 好適には1重量%未満の水を含有する過プロピオン酸溶
液を用いる。0.1重量%未満の水分含量が特に好適で
ある。 用いる過プロピオン酸の過酸化水素?¥酸もまた一般に
できる限り低くあるべきである。例えば過プロピオン酸
溶液に対して1重酸%までであることができる。0.5
重量%未満の含量で行なうのが有利であり、0.2重量
%未満の過酸化水素含量を有する過プロピオン酸溶液で
行なうのが特に有利である。 用いる過プロピオン酸の鉱酸含量もまたできる限り低く
あるべきである。501+p+o未満の鉱酸含量を有す
る過プロピオン酸溶液を用いて本発明に従う反応を行な
うのが有利である。10ppm未満の鉱酸含量が特に有
利である。 過プロピオン酸を用いての本発明に従う反応は、例えば
0〜100℃の範囲の温度で行なうことができる。ここ
で、20〜80℃にて行なうのが好適であり、25〜4
0°Cにて行なうのが特に好適である。特別の場合には
、温度はこれらの特定した値よりも高くても低くてもよ
い。 等温度条件下で、即ち全反応混合物にて−・定温度を維
持して行なう他に、本発明に従う過プロピオン酸との反
応は、一般に反応進行につれて上昇するいわゆる温度こ
う配の形成を伴いつつ行なうこともできる。しかしなが
ら、本反応は、反応進行につれて下がる温度こう配が形
成するように行なうこともできる。 本発明に従う過プロピオン酸との反応は好適には実際に
ははじめに式(1)の7リールアルジミンを入れ次いで
過プロピオン酸を溶媒中の溶液の形で加えることにより
行なう。ここで、反応温度は過プロピオン酸を加える前
又は後に調節することができる。2つの成分を室温にて
反応容器中に同時に入れ次いで反応温度をAffIiす
ることもできる。 本発明に従う過プロピオン酸との反応を行なった後に存
在する反応混合物は一般に、用いた育成溶媒、過プロピ
オン酸がら生じたプロピオン酸、生成したオキサノリジ
ン、並びに当てはまるならば未反応の式(1)のアリー
ルアルノミン及び/又は副生成物を含有する。 本発明に従う加水分解を行なうために反応混合物から生
成したオキサノリジンを単離する必要は全くない。単に
反応混合物からプロピオン酸の除去が必要であるにすぎ
ない。一般に、大部分は事実」二全てのプロピオン酸、
例えば存在するプロピオン酸の80〜100重景%、を
除去するのが有利である。一般に、少残留駄のプロピオ
ン酸は残りの過程を妨害しないか又は重大には妨害しな
い。 例えば、過プロピオン酸との反応後の反応混合物中に存
在する5重量%までのプロピオン酸は、一般に、認めら
れるべき不利なくして残存することができる。もちろん
、生成したオキサジリジンもまた、例えば蒸留により、
単離することができる。 過プロピオン酸との反応後に存在する反応混合物の処理
は、例えば蒸留により行なうことができる。これを行な
うことによりプロピオン酸のみ又は溶媒とプロピオン酸
又は連続した沸点をもつ全ての蒸発可能成分を留去する
ことができる。ここで、真空下でそして短かい滞留時間
及び低い熱負荷の蒸発を許容するエバポレータ(蒸発器
)を用いることにより蒸留を行なうのが有利である。 更に、かかる蒸留処理の前に、例えば水又はアルカリ水
溶液を用いて、抽出により反応混合物からプロピオン酸
を除去するのが有利である。プロピオン酸は、このよう
にして得られたプロピオン酸水溶液又はプロピオン酸ア
ルカリ金属塩溶液から、適当ならば強酸で酸性にした後
、適当な溶媒で抽出することにより再び回収することが
でき、そして適当ならば過プロピオン酸の製造に用いる
ことができる。プロピオン酸のみを反応混合物から除去
すべきであるならば、これをかかる抽出により行なうこ
とができる。 このようにして、一般に、生成したオキサノリノン及び
そのニトロン(N 1Lron)異性体から実質的に成
り、可能ならば尚有機溶媒及び/又は残留プロピオン酸
を含有する生成物が得られる。二つの異性体成分の比は
反応条件、例えば温度及V滞留時間、処理中の熱負荷並
びに用いるアリールアルジミンに依存する。この生成物
は、これらの化合物及V/又は適当ならば尚存在する更
なる化合物又は溶媒を更に単離することな(本発明に従
う加水分解に用いることができる。 この加水分解を塩酸を用いて行なうことが本発明に従う
方法の重要な特徴である。それにより対応するヒドロキ
シルアンモニウムクロリドが結晶状の取り扱いやすい化
合物として非常に高収率で生成する。この加水分解は種
々の温度で、例えば0〜100℃にて、行ならことがで
きる。この加水分解は高温よりも低温にてゆっくりと進
行するので、好適には20〜80°Cにて、特に30〜
60°Cにて行なう。場合により、上記温度より高い又
は低い温度で行なうことが有利であり得る。これは特に
加水分解を水の他の1又はそれ以」−の有機溶媒の存在
下で行なう場合である。 この加水分解に用いる水性塩酸は非常に種々の濃度をも
ち得る。例えば1〜37重量%の濃度が適している。3
〜37重量%、特に5〜37重量%、の濃度が好適であ
る。塩酸の量は存在するオキサノリジンに関して例えば
5〜200重量%であり得る。この量は好適には30〜
120重量%である。 加水分解はまた更なる溶媒の存在rで行なうこともでき
る。これにはオキサシリノンが可溶で水と混和可能な溶
媒が特に適している。もちろん、該溶媒は用いる反応条
件下で安定であるべきである。例えば、水混和性のエー
テル類、アルコール類、ケトン類及びエステル類、例え
ばテトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコー
ルツメチルエーテル、メタノール、エタノール、エチレ
ングリコール、アセトン、ギ酸メチル、エチレングリコ
ールメチルエーテルそノアセテート及び酢酸メチルが適
しでいろ。ジオキサン、エチレングリコールジノチルエ
ーテル、メタノール及びエタノールが好適であり、メタ
ノールが特に好適である。 加水分解の反応時間は広い限度内で変化できる。 一般に、30〜100分の反応時間が適する。 所望のヒドロキシルアンモニウムクロリドの他に、式(
III)の芳香族アルデヒドが加水分解中に生成され、
それから使用する式(1)のアリールアルジミンが得ら
れる。このアルデヒドは、所望ならば加水分解混合物に
おいて第二相を生成し得る有機溶媒を用いて、適当なら
ば更に水を加えた後、加水分解混合物から抽出すること
ができる。適当な抽出媒体の例は、ジエチルエーテル、
塩化/チレン、クロロホルム、酢酸エチル、四塩化炭素
、メチルイソブチルケトン、ベンゼン及びトルエンであ
る。該アルデヒドはこの溶媒相から溶媒を除去すること
により回収することができ、そして適当ならば式(1)
の化合物の製造に戻すことができろ。 有機相を分離した後、次いで所望のヒドロキシルアンモ
ニウムクロリドが溶解する水相が残る。 所望の生成物は一般に濃縮により最も容易に結晶化する
ことができ、次いで例えば濾過又は全ての揮発成分の蒸
発により単離することができる。 生成した式(I[[)の芳香族アルデヒドを抽出により
加水分解混合物から分離しないならば、所望のヒドロキ
シルアンモニウムクロリドもまた一般に加水分解混合物
から適当な方法で直接単離することもできる。 本発明に従う方法は、式(IV) 式中、 R1、R2及IR,は式(+)にて特定した意味を有す
る、 のヒドロキシルアンモニウムクロリドの良好な収率及び
簡単な取扱いでの製造を可能にする。ダブリュ・テ°イ
ー・エモンズ、J、A、C,S、79−、5739〜5
754(1957)の方法と着しく異なり、加水分解に
用いる塩酸が酸化されず、従って、対応するヒドロキシ
ルアンモニウム硫酸塩及びヒドロキシルアンモニウム硫
酸水素塩と異なり、よく結晶化する式(IV)のヒドロ
キシルアンモニウムクロリドを容易に製造し且つ単離す
ることができることは特に驚くべきことである。用いる
過プロピオン酸は、有機溶媒中の溶液として用いること
ができ、高濃度過酸化水素からその場で過酢酸を製造す
る公知の方法よりずっと少ない安全手段しか必要ないと
いう利、αを有する。 式(IV)のヒドロキシルアンモニウムクロリドは、貯
蔵に対して安定で、しかも貯蔵に対して安定性の少ない
対応するヒドロキシルアミンを、適当ならば簡単な塩基
との処理により、遊離することのできる化合物である。 本発明は更に式(V) 式中、 R6及びR7は互いに独立に水素、任意に置換されてい
てもよい飽和フルキル基、任意に置換されていてもよい
飽和シクロアルキル基及び/又は任意に置換されていて
もよいアルキニル基を表わし、及びR6及びR7はそれ
らが結合するC原子と一緒に任意に置換されていてもよ
い飽和シクロアルキル基をも形成し得、並びに R,は任意に置換されていてもよいアルキニル基を表わ
す、 の新規なN−フルキル−置換したヒドロキシル7ンモニ
ウムクロリドに関する。 R6及びR2は、互いに独立に、好適には無置換のC1
〜C6−フルキルを表わす。特に好適にはR6及びR2
はメチルを表わす。 R6は好適には無置換の1個の三重結合をもつCI〜C
@フルキニル、例えばエチニル、プロパルギル、i−ブ
チニル、2−−y+ニル又は1−へキシニルを表わす。 待に好適にはR8はエチニルを表わす。 式(V)の新規化合物は上記の如くして製造できる1本
化合物は、ヒドロキシルアンモニウムクロリド又はヒド
ロキシルアミンの典型的反応における中間生成物として
用いるときに新規化合物の製造を可能とする従来未知の
ヒドロキシルアンモニウムクロリドを提供することによ
り、該技術を進歩させる。 何らの限定をすることなく、以下の実施例により本発明
を例証rる。 実施例 実施例1 1818(0,95モル)のl’J −tert−ブチ
ル−1】−メトキシフェニル−イミンを、25°Cにて
攪拌しつつ、17重量%の過プロピオン酸、()、1重
量%未満の水、0.2重量%未満の過酸化水素及び10
ppmの鉱酸を含有する503号の過プロピオン酸ベン
ゼン溶液と混合した。添加は一滴ずつ2時間かけてtr
なった。次いで反応混合物を25℃にて更に2時間攪拌
し、続いて希水酸化ナトリウム溶液で洗浄し、存在する
ほぼ全てのベンゼンが蒸発するまで体積を減少させた。 使用したイミンに対応するオキサノリノン及び使用した
イミンに対応するニトロン(nitron)を81:1
9の¥IM比で含有する189gの残留物が残った。こ
れは(両方の酸化生成物−緒に対し)理論の96.4%
の収率に相当する。 このようにして得られた残留物1(’)4.5s(0゜
5モル)を500m1!のメタ/−ルに溶がした。、1
00IIlj! ノHcl水(37iTj、M%濃度)
を温度fr140℃を越えないよう(こし、攪拌しっつ
trh FL rこ。60分後、fJL合物を水で希釈
し、ジエチルエーテルと振とうした。水相を濃縮し、油
ポンプ真空にて乾燥した。使用した酸化生成物(オキサ
ノリノン+ニトロン)に対して91%の収率に相当する
、578の無色の結晶tert−ブチルヒトaキシルア
ンモニウムクロリド(融点175〜180°C)が得ら
れた。 実施例2〜6 対応するモル量の池の7リールアルノミンを用いたこと
を除いて実施例1と同様の手順を行なった。出発の7リ
ールフルノミン、得られるヒドロキシルアンモニウムク
ロリド及び池の詳細は第1表からみることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 式中、 R_1、R_2及びR_3は互いに独立に水素、任意に
    置換されていてもよい飽和アルキル、任意に置換されて
    いてもよい飽和シクロアルキル及び/又は任意に置換さ
    れていてもよいアルキニルを表わし、及びR_1及びR
    _2はそれらが結合しているC原子と一緒に任意に置換
    されていてもよい飽和シクロアルキル基を形成すること
    もでき、並びに R_4及びR_5は互いに独立に水素、任意に置換され
    ていてもよい飽和アルキル、任意に置換されていてもよ
    い飽和シクロアルキル、任意に置換されていてもよい飽
    和アルコキシ及び/又は任意に置換されていてもよい飽
    和シクロアルコキシを表わし、少なくとも1つの基R_
    4及びR_5は水素以外の意味を有する、のアリールア
    ルジミンを溶媒の存在下で過プロピオン酸と反応させ、
    次いで少なくともプロピオン酸を分離し、続いて水性塩
    酸で加水分解することを特徴とする、N−アルキル置換
    したヒドロキシルアンモニウムクロリドの製造方法。 2、式( I )中、R_1及びR_2が同一又は異なっ
    ており、各々1〜6個のC原子をもつ飽和無置換の、直
    鎖又は分枝アルキル基を表わし、R_3が1〜6個のC
    原子をもつ飽和無置換の、直鎖又は分枝アルキル基、ヒ
    ドロキシル基により若しくは任意に塩素で置換されてい
    てもよいフェニル基により置換された1〜6個のC原子
    をもつ直鎖又は分枝アルキル基又は1〜6個のC原子及
    び1個の三重結合を含有する無置換アルキニル基を表わ
    し、R_4が水素を表わし、並びにR_5が3位又は4
    位の直鎖若しくは分枝の飽和C_1〜C_6−アルキル
    基又は直鎖若しくは分枝の飽和C_1〜C_6−アルコ
    キシ基を表わす、アリールアルジミンを用いることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 3、過プロピオン酸を有機溶媒中の溶液の形で使用する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1及び2項のいずれ
    かに記載の方法。 4、過プロピオン酸溶液が10〜30重量%の過プロピ
    オン酸、2重量%未満の水、1重量%未満の過酸化水素
    及び50ppm未満の鉱酸を含有することを特徴とする
    特許請求の範囲第3項記載の方法。 5、過プロピオン酸との反応後に存在する混合物からプ
    ロピオン酸のみを除去することを特徴とする特許請求の
    範囲第1〜4項のいずれかに記載の方法。 6、過プロピオン酸との反応及び塩酸での加水分解を互
    いに独立に0〜100℃にて行なうことを特徴とする特
    許請求の範囲第1〜5項のいずれかに記載の方法。 7、加水分解を、それぞれ生ずるオキサジリジンが溶解
    し且つ水と混和する溶媒の存在下で行なうことを特徴と
    する特許請求の範囲第1〜6項のいずれかに記載の方法
    。 8、加水分解を30〜100分の反応時間の間に行なう
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1〜7項のいずれか
    に記載の方法。 9、式(V) ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、 R_6及びR_7は互いに独立に水素、任意に置換され
    ていてもよい飽和アルキル基、任意に置換されていても
    よい飽和シクロアルキル基及び/又は任意に置換されて
    いてもよいアルキニル基を表わし、及びR_6及びR_
    7はそれらが結合するC原子と一緒に任意に置換されて
    いてもよい飽和シクロアルキル基をも形成し得、並びに R_8は任意に置換されていてもよいアルキニル基を表
    わす、 の新規なN−アルキル−置換したヒドロキシルアンモニ
    ウムクロリド。 10、式(V)中、R_6及びR_7がメチル基を表わ
    し、並びにR_8がエチニルを表わすことを特徴とする
    特許請求の範囲第9項記載の新規なN−アルキル−置換
    したヒドロキシルアンモニウムクロリド。
JP61228504A 1985-10-04 1986-09-29 N−アルキル置換ヒドロキシルアンモニウムクロリド類 Pending JPS6281357A (ja)

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