JPS5819655B2 - メチルグリオキサ−ルの製造方法 - Google Patents
メチルグリオキサ−ルの製造方法Info
- Publication number
- JPS5819655B2 JPS5819655B2 JP11606579A JP11606579A JPS5819655B2 JP S5819655 B2 JPS5819655 B2 JP S5819655B2 JP 11606579 A JP11606579 A JP 11606579A JP 11606579 A JP11606579 A JP 11606579A JP S5819655 B2 JPS5819655 B2 JP S5819655B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- methylglyoxal
- selenium dioxide
- reaction
- acetone
- weight
- Prior art date
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- Expired
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、アセトンを二酸化セレンで酸化してメチルグ
リオキサールを製造する改良された方法に関するもので
ある。
リオキサールを製造する改良された方法に関するもので
ある。
メチルグリオキサールは、各種有機化合物の合成中間体
として非常に注目されている物質であり、医薬品等への
需要が増大しつつある。
として非常に注目されている物質であり、医薬品等への
需要が増大しつつある。
メチルグリオキサールの製造方法としては、プロピレン
グリコールの酸化的脱水素による方法(収率70係)(
%公昭53−10570号)や、アセトンを二酸化セレ
ンで還流下(55〜59°C)に3〜4時間反応する方
法(収率60fb)(J。
グリコールの酸化的脱水素による方法(収率70係)(
%公昭53−10570号)や、アセトンを二酸化セレ
ンで還流下(55〜59°C)に3〜4時間反応する方
法(収率60fb)(J。
Chem、Soc、、 l 875 、1932年)な
どが、知られているが、いずれの方法も二酸化セレンに
対するメチルグリオキサールの収率が低く、企業化する
には困難があった。
どが、知られているが、いずれの方法も二酸化セレンに
対するメチルグリオキサールの収率が低く、企業化する
には困難があった。
製造に使用された未反応アセトンは、蒸留等により安価
に回収され、再使用することができる。
に回収され、再使用することができる。
しかし、二酸化セレンは高価であり、再使用するには反
応で生成した金属セレンを硝酸酸化等により二酸化セレ
ンとする必要があり、高コストを必要とする。
応で生成した金属セレンを硝酸酸化等により二酸化セレ
ンとする必要があり、高コストを必要とする。
従って、企業化のためには、二酸化セレンに対するメチ
ルグリオキサールの収率の向上が重要となる。
ルグリオキサールの収率の向上が重要となる。
本発明者等は、鋭意研究の結果、アセトンの二酸化セレ
ンによる酸化によりメチルグリオキサールを製造する際
に、二酸化セレン100重量部に対してアセトン522
重量部以上を使用し、水の共存及び加圧下に反応温度7
0〜150℃及び反応時間2〜120分という高温短時
間の反応条件下に反応させたならば、二酸化セレンに対
して高収率でメチルグリオキサールが得られることを知
見し、本発明を完成するに至った。
ンによる酸化によりメチルグリオキサールを製造する際
に、二酸化セレン100重量部に対してアセトン522
重量部以上を使用し、水の共存及び加圧下に反応温度7
0〜150℃及び反応時間2〜120分という高温短時
間の反応条件下に反応させたならば、二酸化セレンに対
して高収率でメチルグリオキサールが得られることを知
見し、本発明を完成するに至った。
使用する二酸化セレンは、アセトンの水溶液に混合して
用いても良いし、或いは、あらかじめ水に溶かして亜セ
レン酸として用いても良い。
用いても良いし、或いは、あらかじめ水に溶かして亜セ
レン酸として用いても良い。
反応時に混入する水の量は、二酸化セレン100重量部
に対して1000重量部以下が好ましい。
に対して1000重量部以下が好ましい。
反応は、オートクレーブを利用するバッチ式及び反応管
を利用する連続式のいずれの方法でも良い。
を利用する連続式のいずれの方法でも良い。
以下に本発明の方法を実施例及び比較例に従って具体的
に説明する。
に説明する。
実施例 1
500CCのオートクレーブにアセトン62.79、二
酸化セレン10g及び水25gを仕込み、攪拌しながら
反応温度70℃、反応圧力1.4kg/fflで30分
反応したところ、二酸化セレンに対して86.8%の収
率でメチルグリオキサールが得られた。
酸化セレン10g及び水25gを仕込み、攪拌しながら
反応温度70℃、反応圧力1.4kg/fflで30分
反応したところ、二酸化セレンに対して86.8%の収
率でメチルグリオキサールが得られた。
実施例 2
100ccの耐圧連続反応管に、アセトン1567重量
部、二酸化セレン100重量部及び水250重量部の混
合液を、反応温度が90°C1反応圧力が3.1kg/
c11¥、反応管での滞留時間(反応時間)が30分に
なるように定量ポンプで供給したところ、収率91.6
f0でメチルグリオキサールが得られた。
部、二酸化セレン100重量部及び水250重量部の混
合液を、反応温度が90°C1反応圧力が3.1kg/
c11¥、反応管での滞留時間(反応時間)が30分に
なるように定量ポンプで供給したところ、収率91.6
f0でメチルグリオキサールが得られた。
実施例 3〜8
実施例1の方法6とよって、下表に示す条件で実施する
ことにより、下表に示す結果を得た。
ことにより、下表に示す結果を得た。
比較例 1〜3
実施例1の方法によって、下表に示す条件で実施するこ
とにより、下表に示す結果を得た。
とにより、下表に示す結果を得た。
Claims (1)
- 1 アセトンの二酸化セレンによる酸化によりメチルグ
リオキサールを製造する際に、二酸化セレン100重量
部に対してアセトン522重量部以上を使用し、水の共
存及び加圧下に反応温度70〜150℃及び反応時間2
〜120分の条件下で反応させることを特徴とするメチ
ルグリオキサールの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11606579A JPS5819655B2 (ja) | 1979-09-12 | 1979-09-12 | メチルグリオキサ−ルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11606579A JPS5819655B2 (ja) | 1979-09-12 | 1979-09-12 | メチルグリオキサ−ルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5640632A JPS5640632A (en) | 1981-04-16 |
JPS5819655B2 true JPS5819655B2 (ja) | 1983-04-19 |
Family
ID=14677830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11606579A Expired JPS5819655B2 (ja) | 1979-09-12 | 1979-09-12 | メチルグリオキサ−ルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5819655B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003321412A (ja) * | 2002-04-26 | 2003-11-11 | Musashino Chemical Laboratory Ltd | メチルグリオキサールの製造方法 |
-
1979
- 1979-09-12 JP JP11606579A patent/JPS5819655B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5640632A (en) | 1981-04-16 |
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