JPS6281312A - 抗変異原性剤 - Google Patents

抗変異原性剤

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Publication number
JPS6281312A
JPS6281312A JP21916085A JP21916085A JPS6281312A JP S6281312 A JPS6281312 A JP S6281312A JP 21916085 A JP21916085 A JP 21916085A JP 21916085 A JP21916085 A JP 21916085A JP S6281312 A JPS6281312 A JP S6281312A
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JP
Japan
Prior art keywords
antimutagenic
mutagenicity
costunolide
effect
agent
Prior art date
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Pending
Application number
JP21916085A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Kuroda
黒田 美幸
Daisuke Yoshida
大輔 吉田
Hisashi Kodama
久 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Japan Tobacco Inc filed Critical Japan Tobacco Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コスツノライドを有効成分として含む抗変異
原性剤に関するものである。
生活環境中には数多くの発癌性物質が分布し、これが人
類の健康上問題になっている。いままでの報告によると
、発癌物質は各種加工食品、飲物等に幅広く分布し、た
とえ望ましくない上記食品等であっても、これを人間の
食品から除くのは非常に困帷である。このような状況に
対する対策としては、これら発癌物質を効率よく除去す
る吸着剤によってと9除き、当該食品の安全性の向上に
ついて検討されているが、一方食品の特殊性からそのよ
うな処理の不可能な場合も多く、その対策を考えること
は極めて重要である。本発明は1発癌物質の作用を体内
で停止あるいは減温させ、その危険性を防止あるいは予
防しようとするものである。
〔従来の技術〕
発癌物質が変異原性を示すことは周知の事実であり、こ
のような抗発癌物質の検出に、抗変異原性の手段を用い
て、効率よく研究を進めることができる。このような抗
変異原性の検出による変異原性の減温あるいは消滅を目
指す試みは、従来から多少行なわれており、例えば、コ
バルト、ケイ皮酸アルデヒド、クマリン、プロトアネモ
ニンなどが抗変異原物質として発表されている。(グロ
シーディング・オヴ・ジャパン・アカテミー、54巻、
234頁、1978年、ミューテンシうン・リサーチ、
107巻、219頁、1983年、ミューテンシーン・
リサーチ、117巻、135頁、1983年。
ミューテンシラン・リサーチ、116巻、317頁。
1983年)これら抗変異原物質は、一般に毒性が強く
、副作用を呈するという欠点があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
発明の目的は、正常細胞に対する毒ぜが極めて低く、突
然変異原性も示さない抗変異原性剤を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明者らは、天然物中の抗変異原物質の検索を広〈実
施していたところ、漢方薬の木香の抽出物が強い抗変異
原性作用を有することを見出し。
木香中の抗変異原性作用物質の追求を続けたところ、上
記のコスツノライドに極めて強力な抗変異原性剤ックす
ることを発見し、本発明を完成した。
以下に、本発明の抗変異原性剤について詳細に説明する
この発明の抗変異原性剤の有効成分は、で表わされるコ
スツノライド この発明の抗変異原性剤は、高い抗変異原注効果を有し
、正常細胞に対する毒性が極めて低く。
突然変異原性も示さない。従って、変異原性発現が疑わ
れる場合の抗変異原性の目的で、安全に使用することが
できる。
この発明の抗変異原性剤の成人1日当りの投与量は、変
異原物質摂取による予想される影響に応じ適宜定められ
るが、通常体重1−当り1〜100ダである。投与経路
は、経口、皮下注射、静脈注射9局所的投与などが好ま
しい。投与剤の形態は製薬上許容し得る賦形剤又は浴剤
との混和に工り。
常法で製剤した散剤、顆粒2錠剤、カプセル、注射液9
局所用剤など、どのようなものであってもよい。
〔作 用〕
コスツノライドの抗変異原性効果は、変異原物質によっ
て傷がついたデオキシリボ核酸(DNA)の傷を修復す
る酵素の活性を上昇させることによるものと考えられ、
この点において変異原性の成立過程にあるDNAに対し
て修復効果を発揮する。
このようなことが発癌性の発現の抑制に結びつくものと
考えられる。
(実施例1.) コスツノライドの製造 木香(8aussurea  1appa  clar
ke )乾燥根ll1iFをトルのジクロルメタンを加
え、攪拌し、しばらく放置後ろ過する。この操作をさら
にもう一回行なう。ジクロルメタン抽出物を40℃以下
で、溶媒を減圧濃縮した。得られた濃縮物を100mg
のベンゼンに溶解した。次に150gのシリカゲルをベ
ンゼンでスラリーして充填したカラム(内径5clll
X高さ85cm)に、抽出物のベンゼン溶液を添加し、
ベンゼンで溶出した。ジヒドロコスツスラクトンは、ベ
ンゼンで完全に溶出される。ジヒドロコスツスラクトン
を溶出した後のシリカゲルカラムラ、ベンゼン−酢酸エ
チル(20:l・V / V)で溶出し、溶出部を40
℃以下で、減圧濃縮し、5gのコスツノライドを得た。
(実施例2.) コスツノライドの抗変異原性効果 抗変異原性の検定は、買出らの方法(プロシーディング
・オヴ・ジャパン・アカデミ−154巻。
234頁、1978年)に従い、大腸菌(&cheri
chiacoli V7P2s、 uvrA−)を使用
して実施した。すなわち、12時間、37℃で振とり培
養した大腸菌培養液を、遠心分離により、菌体と培養液
とにわけ、菌体をリン酸緩衝液で洗浄、菌体をリン酸緩
衝液に浮遊させ、 4 X 10’ cells /−
の濃度とする。
それに、発癌物質4−ニトロキノリン−1−オキシドを
4ダ/−の割合で加え、37℃、30分間振とうし、D
NAに傷を与える。その後、遠心分離洗浄して菌体を集
め、あらかじめ45℃に加温しておいた軟寒天2−に、
コスツノライド溶液(0,1〜2■)、DNAに傷のつ
いた変異大腸菌0、1 tt/ (菌数約2X10’個
)を加えて攪拌後、シャーレ中の寒天培地に注入して広
げた。
なお、4−ニトロキノリン−1−オキシドを加えないで
、上記同様に操作した場合についても同様、シャーレに
注入した。なお、抗変異原性物質は、一方で、菌の生育
を抑制する場合もあるので、菌の生育抑制のない状況で
の効果であることを確認するため、同様の操作で菌数を
希釈した場合(5X10”)についてもシャーレに注入
した。
これらを37℃で2日間培養後、寒天上に生じた変異コ
ロニー及び菌生育抑制検出用のシャーレのコロニーを計
数した。変異コロニーの減少割合の大きさによって、抗
変異原性0強さを表示した。
検定結果を第1表に示した。第ヤ表より明らかなように
、ブランクとして行なった4−ニトロキノリン−1−オ
キシド無処理の菌では、変異コロニーはほとんど検出さ
れていないが、一方、4−二トロキノリン−1−オキシ
ド処理菌では、コスノノライドの添加量の増加に比例し
て変異コロニー数が低下した。ゴスツノライド1■添加
で、無添加対照のわずか23チの変異コロニー数を示し
たにすぎない。すなわち、本条件下でプレート当り1ダ
のコスツノライドの添加で、顕著な抗変異原性効果が認
められた。
第1表 抗変異原性効果 毒性 (1)急性毒性試験 6週令のICR−JCL マウス及びウィスターJCL
ラットを用い、腹腔内及び経口投与により急性毒性を調
べた。コスツノライドをオリーブ油に溶かし、腹腔内は
注射にIす、経口的には経口ゾンデにより、強制投与し
た。投与後、7日飼育観察を続け、8白目に屠殺解剖し
、肉眼所見をとった。LD、o値は、リッチフィールド
・ウィルコックノン法により求めた。
解剖時の創見所見には、特に異常は認められなかった。
得られたLD、。値は、第2表に示した。
マウス・ラットのいずれにおいてもコスツノライドのL
D、。値は3g/に9以上であり、ルーミスの分類によ
るところの「微弱毒性」の範囁に属する安全性の高い物
質であると言える。
第2表 急性毒性試験(LD、。値) (2)変異原性試験 エームスの方法(ミューテン・リサーチ、113巻、1
73頁、1983年)に従って、サルモネラ・チフイム
リウム(Salmonella  typhimuri
um ) T A1535、TA1537.Ti2B、
TAloo の4菌株を用いて変異原性試験を行なった
予め45℃に加温しておいた軟寒天(0,05mMのヒ
スチジンとビオチンを含む)2−に、Sa1monel
la菌液0.IWt(2X10’菌数) 89m1x0
.5 m (ラット肝ホモシネ−) 9000g遠心上
清にニコチンアデニンジスクレオチドを加えたもの)又
はリン酸緩衝液0.5 m、コスツノライドのジメチル
スルホキサイド溶液0.1dを順次加え、攪拌後、寒天
プレート上に注入して拡げた。これを37℃で2日間放
置後、寒天プレート上に生じたコロニーを計測し、復帰
突然変異数とした。
結果を第3表に示す。S 9 mixの添加、無添加の
両条件下においてTA1535.TAt537.Ti2
B、TAlooのいずれの菌ユにおいても、コスツノラ
イドの突然変異原性は認められず、安全性の高い化合物
であることが示された。
第3表 変異原性試験 〔発明の効果〕 この発明の抗変異原性剤は、高い抗変異原性効果を有し
、正常細胞に対する毒性が極めて低く、突然変異原性も
示さない。従って、突然変異原性が疑われる場合の予防
効果を目的として長期間にわたって安全に使用すること
ができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式で示されるコスツノライドを有効成分とする抗変
    異原性剤 ▲数式、化学式、表等があります▼
JP21916085A 1985-10-03 1985-10-03 抗変異原性剤 Pending JPS6281312A (ja)

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JP21916085A JPS6281312A (ja) 1985-10-03 1985-10-03 抗変異原性剤

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JP21916085A JPS6281312A (ja) 1985-10-03 1985-10-03 抗変異原性剤

Publications (1)

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JPS6281312A true JPS6281312A (ja) 1987-04-14

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ID=16731138

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JP21916085A Pending JPS6281312A (ja) 1985-10-03 1985-10-03 抗変異原性剤

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JP (1) JPS6281312A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63270673A (ja) * 1987-04-30 1988-11-08 Nobuo Ikegawa 制癌剤とその製造方法
KR100321312B1 (ko) * 1999-04-22 2002-03-18 박호군 세스퀴테르펜 락톤 화합물 코스투놀라이드의 염증질환 치료제로서의 용도

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63270673A (ja) * 1987-04-30 1988-11-08 Nobuo Ikegawa 制癌剤とその製造方法
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