JPS6280282A - バレル研摩液組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、バレル研摩液組成物に関するものである０表
面処理工業における鉄および特殊合金等の表面研摩は、
製品自身の商品価値を左右する大きな役割を発揮してい
る。従来から、研摩方法としては。

■陽極溶解現象を利用し、炭素鋼、高炭素鋼、特殊鋼、
な銅、アルミ合金１８／８ステンレス、銀、金、ニッケ
ル、ニッケルクローム等合金、バネ鋼、高速度鋼や、プ
ラスチック等を光沢、超仕上、パリ取り効果をねらった
電解研摩、（の酸等化学薬品溶液に対する金属の溶解性
を利用し、マグネシウム、亜鉛、カドミウム、黄銅、銅
、アルミニウムおよびアルミ合金、ニッケル炭素鋼など
の光沢、平滑効果をねらった化学研摩。

鳳■研摩材、酸化アルミニウム、酸化鉄などを使用し、
はとんど人為によって光沢ある平滑面を得る羽布研摩、 ■酸またはアルカリおよび石鹸等界面活性剤を使用し、
研摩材を場合により、併用し、回転容器中等で金属表面
の研摩を行なうバレル研摩、などが知られ、金属、プラ
スチフク等の製品の目的、材質に応し単独もしくは重ね
使用されている。

多くの研摩方法の中でバレル研摩法は、人情加工性、省
力、省人化加工性に優れ、さらに表面研摩、平滑化、パ
リ取り効果、清浄化、場合により防錆、除錆等の効果を
有することから有用な研摩法と言え、さらには被研摩物
質も多彩なことで知られている。

バレル研摩法には１回転バレル研摩法には、振動バレル
研摩法、遠心バレル研摩法、　レシプロ研摩法等があり
、バレルと呼ばれる研摩槽に、被研摩物質、水、研摩材
（石）および研摩剤を装入し回転、振動、遠心旋回等の
運動を与え、被研摩物質の処理を行なう。

バレル研摩法の特徴として、 （１）研摩機の機種選定 （２）研摩材（石）の種類とサイズの選定があるが　さ
らに研摩剤の性能が重要な要素となっている。研摩剤の
具備すべき作用として （１）潤滑作用 （２）緩衝作用 （３）　７＋’ｉ浄作用 （４）硬水軟化作用 （５）防錆作用 等があり、被研摩物質の優れた研摩性と光沢性は以上の
作用の結果として多くの場合発揮される。

バレル研摩剤には、酸によるスケール除去を主目的とし
たり、アルカリによる清浄を主目的とした粗仕上げへレ
ル研厚があるが、これ等はあくまで前処理的性格で目的
の光沢性の付与には直接、作用しない。

光沢性付与における、へレル研摩剤には、従来、各種脂
肪酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、高級アルコー
ル硫酸エステル塩を主とするアニオン系界面活性剤が一
部、ホウａ塩、亜硝酸塩と併用され研摩剤として、従来
から使用されている。

しかしながら、従来の研摩剤において、その光沢性を付
与すべき具備条件からして、 潤滑作用および若干の緩衝作用はアニオン界面活性剤に
より、防錆作用は亜硝酸塩等を添力）すれば、効果を期
待できるが、緩衝作用、清浄作用および硬水軟化作用に
おいて、充分な効果を発揮することはでｙず、実用上、
改善すべき問題点を有している。

さらに、／ヘレル研摩の特徴である多彩な被研摩物質の
処理が、できるという特性を従来の研摩剤では、満足に
発揮することが不可能である。

木発明者は、これら問題点を解消すべく、鋭意研究の結
果、本発明に到達したものである。即ち、本発明は 鯖非イオン系界面活性剤の１種以上を１〜３０重ｒＩＶ
部、ｂ）オキシカルボン酸または、その塩を２〜２０重
量部、（リアミノポリカルボン酸または、その塩の１秤
量トを１−１５重州都、■アルカノールアミド型非イオ
ン系界面活性剤、粉末繊維素、水溶性または難水溶性高
分子物質から選択された化合物の１種以上を１０〜８０
重量部、および■ホウ耐塩、亜硝酸塩、芳香族カルボン
酸または。

その塩の１秤量にを２〜３０屯に部を含有することを特
徴とするバレル研摩液組成物を提供するものである。

本発明において、■非イオン界面活性剤、ｌΦオキシカ
ルホン酸またはそのＪｆｉおよび・■アミノカルシボン
酸またはその塩の組み合せにより清浄作用を発揮する。

また、・ψアミノポリカルシボン酸または、その塩及び
１６）オキシカルボン酸または、その塩の組み合せによ
り硬水軟化作用が発揮される。

次に、（Φアルカノールアミド型非イオン界面活性剤、
粉末繊！ａ素、水溶性または難水溶性高分子物質から選
らばれた化合物は緩衝作用および潤滑作用向上剤として
の作用効果を発揮をする。また、脂肪酸塩、アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩または高級アルコール硫酸エステル
塩と併用することにより、緩衝作用および潤滑作用を、
さらに向上することが可能である。

最後に、■ホウｆｆＩＩ＋ｌＩ！、亜硝酸塩または安息
香酸、桂皮Ｈ’Ｓ−の芳香族カルボン酸もしくは、それ
らの塩から選択された化合物は防錆作用を発揮する。

木発明へレル研摩液組成物は、心安により酸またはアル
カリと併用が可能で１、さらに発泡安定剤の高級アルコ
ール、ロジンまたは、その誘導体およびアルカンスルホ
ン酸塩を併用することもできる。

本発明バレル研摩液組成物は多彩な被研摩物質の全てに
わたり、優れた処理性を示し、大量加Ｔ、省力、省人化
、加工性を可能にならしめ、表面研摩、平滑効果、パリ
取り効果、清浄効果、防錆効果を有し優れた光沢を発現
できるものである。　次に本発明組成物の各構成成分に
ついて、さらに具体的に説明する。　■非イオン系界面
活性剤としては、ポリオキシアル午ルエーテル型、ポリ
オキシアルキルフェニールエーテル型、ポリオキシエチ
レン脂肪酸エステル型、ソルビタン脂肪酸エステル型、
ショ糖脂肪酸エステル型、グリセリン脂肪酸エステル型
等から選択される。

配合量は１〜３０重量部、より好ましくは２〜２０重量
部であり、１重量部未満では、清浄性が劣り、また光沢
性が発現しない。また、３０重量部を越えると、同じく
光沢性が発現しない。

（ｂ＋オキシカルボン酸または、その塩としては、クエ
ン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸、グリコール酸、グルコ
ン酸等または、それらの塩等から彦根される。

配合ζ；：は２〜２０重量部、より好ましくは５〜１５
重量部であり、２重に部未満では、清浄性、硬水軟化性
が劣り、光沢性が発現しない。また、２０重量部を越え
ると同しく光沢性が発現しない。

＋ｇ）アミノポリカルボン酸または、その塩としては、
エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸
、ニトリロ三酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸
等または、それらの塩等から選択される。

配合量は１〜１５重？部、より好ましくは２〜１０重量
部であり、１重量部未満では、清浄性、硬水軟化性が劣
り、光沢性が発現しない。また、１５重量部を越えると
同じく光沢性が発現しない。

■アルカノールアミド型非イオン系界面活性剤、粉末繊
維素、水溶性または難水溶性高分子物質から選択された
化合物の配合量は１０〜８０重量部、より好ましくは２
０〜７０重量部であり、１０重量部未満では、潤滑性、
緩衝性が劣り、光沢性か発現しない。また、８０ｉｉ量
部を越えると、光沢性が発現しない。

・のホウ酸塩、亜硝酸塩、芳香族カルボン酸としての安
息香酸、桂皮酸または、それら塩の配合量は２〜３０重
量部、より好ましくは５〜２５重量部であり、２重量部
未満では、特に金属研摩材（スチールホール）や、被研
摩物質に錆が発生し、光沢性が発現しない。また、３０
重量部を越えると光沢性が発現しない。

また、必要により、本発明バレル研摩液組成物に、脂肪
酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸、高級アルコール硫
酸エステル塩等の潤滑主性能物質、または酸、アルカリ
、さらには発泡安定剤としての高級アルコール、ロジン
、または、その誘導体、およびアルカンスルホン酸塩を
併用しても何等さしつかえない。

前述の通り、各構成成分■〜■を前記配合割合において
構成された本発明バレル研摩液組成物は、潤滑作用、緩
衝作用、清浄作用、硬水軟化作用、防錆作用等が円滑に
発現され、光沢性をはじめとする、／へり取り性、平滑
性、清浄性、防錆性等のすべての効果が発揮され、バレ
ル研庁法の特徴である均一な大量加工性、省力、省人化
、加工性に優れ、かつ、多彩な被研摩物質の加工が可能
となる。

以下に本発明を実施例により具体的に説明する。

実施例１ 表−１に示した研摩剤組成物を用いて、下記試験法に基
づき各種金属の光沢性の発現比較試験を行なった。その
結果を表−２に示した。

研摩方法［機コ　　・・命・高速遠心／ヘレルアルミ被
研摩物　　　　　　　　ニウム、アルミダイガ［テスト
ピース］　　　　　スト、亜鉛ダイカスト真ちゅう、ス
テンレス 、鉄 研摩材［石］　　　・・・・高純度溶融酸化アルミニウ
ム・シリカ製ｊ吹小 切削および鏡面仕上用 研摩材［石］ 研斤液組成物　　・・・・表−１に示した研摩側添加量
２０　ｇ／　１ 前処理　　　　　・・・・アルカリ洗浄剤で脱脂後、５
％硝酸にて表面 活性化処理 評価方法　　　　・・Φ・比較配合品を指ａｌＯＯとし
た時の相対比較 として肉眼判定した。

遠心バレル３０分処理 後の評価 表−２に示す通り１本発明組成物は、アルミニウム、ア
ルミダイガスト、亜鉛ダイガスト、真ちゅう、ステンレ
ス、鉄に対して優れた潤滑作用、緩衝作用、清炸作用、
硬水軟化作用、防錆作用を発揮し、その総合作用として
光沢性を著しく発現することが確認され、きわめて実用
性の高いものである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （ａ）非イオン系界面活性剤の１種以上を１〜３０重量
   部、（ｂ）オキシカルボン酸または、その塩を２〜２０
   重量部、（ｃ）アミノポリカルボン酸または、その塩の
   １種以上を１〜１５重量部、（ｄ）アルカノールアミド
   型非イオン系界面活性剤、粉末繊維素、水溶性または難
   水溶性高分子物質から選択された化合物の１種以上を１
   ０〜８０重量部、および（ｅ）ホウ酸塩、亜硝酸塩、芳
   香族カルボン酸または、その塩の１種以上を２〜３０重
   量部を含有することを特徴とするバレル研摩液組成物。