JPS6280251A - 耐リジング性に優れる加工用低炭素鋼板 - Google Patents

耐リジング性に優れる加工用低炭素鋼板

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JPS6280251A
JPS6280251A JP21999885A JP21999885A JPS6280251A JP S6280251 A JPS6280251 A JP S6280251A JP 21999885 A JP21999885 A JP 21999885A JP 21999885 A JP21999885 A JP 21999885A JP S6280251 A JPS6280251 A JP S6280251A
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JP
Japan
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less
steel
steel sheet
carbon steel
low
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Pending
Application number
JP21999885A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Sato
進 佐藤
Mitsumasa Kurosawa
黒沢 光正
Takashi Obara
隆史 小原
Kozo Sumiyama
角山 浩三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 自動車の車体の如きを主たる合金とし、プレス仕事のよ
うな工程にて成形される、加工用低炭素鋼板に関しこの
明細書においては、通常50mm程度以下の厚みにて連
続鋳造される藩鋳帯網又はこれを出発材として熱間圧延
ないしは温間圧延及び/又は冷間圧延を経て、製品とさ
れる鋼板における製品特性の充足に係わる開発研究の成
果を提案しようとするものである。
一般に自動車のパネルなどに使用される鋼板には材料特
性として高い延性、絞り性が要求される。
とくにプレス部品のうち最終製品の最外面に使用される
鋼板には優れた表面性状が重要とされる。
このような加工用鋼板の製造方法として従来は、溶鋼鋳
造−分塊圧延法又は連続鋳造法によって得られる200
mm板厚前後の鋼片を出発材としていた。
ところが最近溶鋼から直接50mm以下板厚の薄鋳帯鋼
を製造する技術が実用化されつつあり、この方法を用い
ると、これまで上記加工用鋼板を製造するのに必要とし
た大規模な熱間圧延設備のほとんどもしくは上部分を省
略でき、その経済的メリットは甚大である。
しかしながら、薄鋳帯鋼を素材とする場合、鋳込m織を
破壊または制御することが困難なので薄鋼板の材質面で
は不利であり、とくに低炭素鋼板では鋳込組織の粗大化
に起因するりジングが発生しやすくなる。
リジングは鋼板の結晶方位に関連し、プレスなど加工し
たときに生じる鋼板表面の凹凸欠陥としてあられれる。
(従来の技術) 特開昭59〜43824号、同43825号公報には、
連続鋳造による薄綱片ないしは板状鋼片を出発材とする
冷延鋼板の製造法が開示されているけれども、リジング
に関して何ら言及されていない。
(発明が解決しようとする問題点) 上記の目的は次の事項を必須とする新規合金設計により
有利に充足される。
C:0.1wt%以下 Si : 1.0wt%以下 Mn : 1.0wt%以下 P:0.15御t%以下 S : 0.0304%以下 N : 0.01wt%以下 Al :0.1 wt%以下 0.05wt%以下のNbと0.0080wt%以下の
Bとを、0.003(wtX)<Nb(wtX)+5 
・B(wtx)〈0.050(wtX)の関係に複合含
有し、残部不可避的不純物とFeの組成になる ことを特徴とする、耐リジング性に優れる加工用低炭素
鋼板。(第1発明) 1、:0.1wt%以下 Si : 1.0圓t%以下 Mn : 1.0讐t%以下 P : 0.15wt%以下 S : 0.030 wt%以下 N : 0.01wt%以下 へ7!:0.1wt%以下を含みかつ、0.05讐t%
以下のNbと、0.0080wt%以下のBとを0.0
03(wtX)<Nb(wtX)+5 ・B(wtX)
<0.050(wtX)の関係にて複合含有し、さらに
Mo、 Tiのうちから選んだ1種又は2種を0.05
wt%以下含有し、残部不可避不純物をFeの組成にな
る ことを特徴とする、耐リジング性に優れる加工用低炭素
鋼板。(第2発明) この発明の基礎になった研究の経緯から説明を進める。
表1に示す2種の化学組成I、IIからなる板厚25〜
34mm0薄鋳帯鋼を連続鋳造した後、熱間圧延機によ
り2.8〜3.2mm板厚の熱延鋼帯とした。このとき
の圧延仕上温度は780〜850℃に揃えた。
この熱延鋼帯は酸洗後冷間圧延機により0.7〜0.8
mm板厚の冷延鋼帯としひき続き連続焼鈍装置により焼
なましを行なった。ここに鋼種Iについては800〜8
30℃で、鋼種■は810〜850°Cでそれぞれ均熱
し、綱種■についてのみ350〜150sの過時効処理
を加えて冷却した。
その後の圧下率0.8〜1.0%での調質圧延後におけ
るリジング指数と全伸び(El)の、Nb及びB添加量
依存関係を第1図に示す。
いずれの鋼種においても両特性は(Nb(wtχ)+5
・B(wtχ))のパラメーターで整理すると類似した
挙動を示し、とくに(Nb(wtχ)+5・B(wtχ
))が0.003未満になるとりジングが発生し、0.
05%を越えると著しいElの劣化がみられることが明
らかになった。
以上の基礎研究に基づきさらに研究を重ねた結果以下の
ように薄鋳鋼帯の鋼組成を限定することにより耐リジン
グ性と加工性に優れる低炭素薄鋼板が製造できることが
わかったのである。
(作 用) ・C,N:これら侵入型固溶元素は過剰に含有すると延
性、絞り性の劣化をもたらす。Cは0.1wt%以下、
Nは0.01wt%以下とする必要がある。
・Si+Mn+P  :これら置換型固溶元素はC,H
に比較すると、延性、絞り性への悪影響は小さく、目的
とする強度レベルに応して含有させることが可能である
が、Si、Mnは1.0wt%、Pは0.15wt%が
材質上の限度である。
・SO3は熱間ぜい化をもたらす元素であるのでO,,
030wt%以下にする必要がある。
・AN :A1は鋼中脱酸に有効であるが、O,1wt
χを超えると介在物による表面性状の劣化が顕著になる
ので、0.1wt%以下にする必要がある。
・Nb、B:この両成分元素がこの発明でとくに重要で
あり、これらのNb(wtfχ)+5・B(wtχ)の
パラメーターが0.003〜0.050%の範囲内にす
ることで、この発明に従う耐リジング性と加工性に優れ
た低炭素鋼薄板の製造が可能であって、Nb及びBのう
ちいずれか一方の単独では目指す効果を遂げることがで
きず、それというのはNb−B複合添加によって、薄鋳
帯鋼の凝固時ないしは相変態時の結晶粒および集合組織
の変化に関与していると考えられるからである。ここに
Nbは0.05賀t%以下、またBは0.0080wt
%以下でないと弊害を生じるために、上限がそれぞれ規
定される。
・Mo、 Ti :これら元素もNb、Bと共存する場
合に、材質とくに耐リジング性と絞り性に良い効果をも
たらすので何れも0 、05w t%以下の含有は有効
である。しかし0.05wt%をこえる添加はその効果
が飽和するのみならず、コスト上昇をもたらす。
以上のべたところの他に一般に鋼中にはCr+Ni+C
u。
Ca、Remなどの混入することもあるがこれら元素は
それぞれ1%以下であれば何ら影響のないことが確認さ
れている。
以上の要件が満たされた薄鋳帯鋼であれば、薄鋳帯の製
造機の種類、方法によらず目的とする薄鋼板が製造でき
、ここに薄鋳帯鋼を直接そのまま製品鋼板とすることも
可能であるが、鋼板形状、表面性状および材質の調整を
目的とする圧延および焼鈍などのプロセスがより有効で
ある。
(実施例) 表2にこの発明に従う実施例として薄鋳帯鋼の鋼成分(
比較帯鋼も含む)を示し表3にて、その後の工程の条件
と製品の特性をまとめて示す。
何れの薄鋳帯鋼もベルトキャスタ一方式の連続鋳造機に
より板厚7〜40mmに鋳造した。
これらのうち帯鋼Gについては薄鋳帯鋼のままで製品鋼
板にし、他は熱間圧延のみ又はさらに冷間圧延−焼鈍処
理を施′したものであるが、この発明に従う薄鋳帯鋼D
−Gはいずれも耐リジング性および加工性に優れている
ことがわかる。
なお、引張特性のうち下値以外の成績は圧延方向から様
取してJIS S号試験片により求めた値であり、ys
は降伏応力、TSは引張強さ、Elは全伸びを示す。
下は圧延方向に対しO’、45°、90°の3方向のラ
ンクフォード値の平均を示す。
またリジング性は圧延方向から切り出したJIS S号
試験片を用い、15%の引張子ひずみを付加したものに
ついて、表面の凹凸を目視法にて1 (良)〜5(劣)
の評価した。なおこの評価は従来の製造方法による低炭
素鋼板ではりジングが事実1現われなかったので基準が
確立していない。従って、この発明では従来ステンレス
鋼についての目視法による指数評価基準をそのまま準用
した。評価1.2は事実上問題のないリジング性を示す
(発明の効果) この発明の加工用低炭素薄鋼板は溶融亜鉛、電気めっき
などあらゆる表面処理鋼板の原板としても用いることが
できるのはもちろんであって、薄鋳帯鋼又はこれを出発
素材とする熱延鋼帯及び冷延鋼帯の凝固履歴に伴って特
有なプレス加工後におけるリジング発生を有利に回避す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はりジング指数と伸びに及ぼすNb及びBの複合
添加の影古を示す効果線図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、C:0.1wt%以下 Si:1.0wt%以下 Mn:1.0wt%以下 P:0.15wt%以下 S:0.030wt%以下 N:0.01wt%以下 Al:0.1wt%以下 0.05wt%以下のNbと0.0080wt%以下の
    Bとを、 0.003(wt%)<Nb(wt%)+5・B(wt
    %)<0.050(wt%) の関係に複合含有し、残部不可避的不純物とFeの組成
    になる ことを特徴とする、耐リジング性に優れる加工用低炭素
    鋼板。 2、C:0.1wt%以下 Si:1.0wt%以下 Mn:1.0wt%以下 P:0.15wt%以下 S:0.030wt%以下 N:0.01wt%以下 Al:0.1wt%以下を含みかつ、 0.05wt%以下のNbと、0.0080wt%以下
    のBとを 0.003(wt%)<Nb(wt%)+5・B(wt
    %)<0.050(wt%)の関係にて複合含有し、さ
    らにMo、Tiのうちから選んだ1種又は2種を0.0
    5wt%以下含有し、残部不可避不純物をFeの組成に
    なる ことを特徴とする、耐リジング性に優れる加工用低炭素
    鋼板。
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