JPS6279785A - 酵素固定用担体 - Google Patents

酵素固定用担体

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JPS6279785A
JPS6279785A JP22139085A JP22139085A JPS6279785A JP S6279785 A JPS6279785 A JP S6279785A JP 22139085 A JP22139085 A JP 22139085A JP 22139085 A JP22139085 A JP 22139085A JP S6279785 A JPS6279785 A JP S6279785A
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JP
Japan
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alumina
carrier
enzyme
foam
weight
Prior art date
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JP22139085A
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English (en)
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Koichi Yamada
興一 山田
Seiichi Hamano
浜野 誠一
Takao Tomomasa
敬雄 友政
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は、酵素を固定するに通した酵素固定用担体に関
するものであり、更に詳細には酵素握持能力に優れ、担
持酵素の活性発現率の高い酵素固定用担体に関するもの
である。
(従来の技術) 酵素はある種の化学反応に於いて触媒的作用を発現する
ことより種々の分野で利用されており、反応終了後反応
生成物よりの分離が容易で、更には再使用が可能なよう
に担体上に担持されて使用される場合が多い。例えば米
国特許出願第332807号を引用して特公昭58−1
9274号公報には酵素又はその基質のより大きいもの
と少なくとも同じ大きさでかつ、約1000人未満の平
均孔直径を有し、約4から200メソシユの平均粒子よ
りなる多孔質無機坦体に酵素を吸着させる方法、無機担
体にシランカップリング剤を結合させ、このシランカッ
プリング剤と酵素を共有結合させる方法(米国特許第3
519538号明細書)が教示されている。
しかし、前記方法においては酵素と担体との結合力(f
#素握持力)が弱く、後者の方法においては酵素と担体
の結合力は強いものの酵素の付着量が少ないという欠点
を有している。それ故後者の方法で、使用する担体とし
て前者の方法で特定された物性を有する担体を用い、担
体に対する酵素の付着量を改良することを試みた結果、
酵素の付着量の向上は見られたものの付着酵素量に見合
う活性の発現(以下、活性発現率という)がなく、活性
が著しく低いという欠点を有している。
(発明が解決しようとする問題点) かかる事情下に鑑み、本発明者らは酵素握持力、酵素付
着能力に優れ、付着酵素の活性発現率の高い酵素固定用
担体を見出すべく鋭意検討した結果、担体として特定の
物性を有するアルミナ成形体又はアルミナ含有成形体を
用い、これにシランカップリング剤を結合せしめる場合
には上記目的を満足する酵素固定用担体と成し得ること
を見出し、本発明を完成するに至った。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、半径1000〜10000Åの間の細孔の占
める容積が0,02〜1c+a/g、BET比表面積が
5〜50trr/gのアルミナ成形体又はアルミナ含有
成形体にシランカップリング剤を結合してなる酵素固定
用担体を提供するにある。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明に通用するアルミナ又はアルミナ含有担体として
は半径1000〜10000人の間の細孔の占める容積
が0.02〜1 cl / g 、好ましくは0.03
〜0.5cd/g、BET比表面積が5〜50m/g、
好ましくは10〜40m2/gの特性を有するものであ
る。半径1000〜10000人の間の細孔の占める容
積が0.02csA/gより少ない場合には活性発現率
が低く、他方1cIIl/gを越える場合には強度低下
による使用中の粉化が多くなり好ましくない。
又担体のBET比表面積が5m’/gより小さい場合に
は付着する酵素量が減少し、他方50n(/gを越える
場合には活性発現率が低下し、好ましくない。
酵素担体として使用するアルミナ成形体又はアルミナ含
有成形体の粒径は10〜200メツシュ、好ましくは2
0〜150メツシュのものが使用される。成形体の粒径
が200メソシユより小さくなると固液分離の場合の濾
過性が悪くなり、他方10メソシユより大きくなると活
性発現率が低下する傾向が見られる。
このような物性を有するアルミナ成形体或いはアルミナ
含有成形体の製造方法としては上記物性が得られる方法
であれば特にその手段を限定するものではないが、例え
ば遷移アルミナ又は遷移アルミナ含有物、水及び炭素数
10〜20の脂肪酸のソーダ、カリ又はアンモニウム塩
、炭素数10〜15のアルキル基を有するアルキルベン
ゼンスルフォン酸のソーダ、カリ又はアンモニウム塩、
炭素数10〜20の高級アルコール硫酸エステル塩及び
ポリオキシエチレン付加物の硫酸エステル塩からなるグ
ループから選ばれた少なくとも1種の起泡剤とを撹拌混
練して泡沫状物を造り、該泡沫状物、或いは泡沫状物か
ら泡沫を消失せしめた塊状物、又は顆粒状物を水中又は
水蒸気中でキュアーし、顆粒状のアルミナ、アルミナ含
有成形体を得る方法が挙げられる。
該方法において使用される原料遷移アルミナの粒子径は
遷移アルミナ、水及び起泡剤の使用割合、起泡剤の種類
等により変わるが、一般には約50μ以下、好ましくは
30μ以下の平均粒子径のものが用いられる。
遷移アルミナ含有物とは遷移アルミナと例えば水酸化ア
ルミニウム、α−アルミナ、シリカ、粘土、カオリン、
ゼオライト、コージェライト、マグネシア、チタニア、
ムライト、シリカアルミナ、無機質ファイバー等の約5
0μ以下、好ましくは30μ以下の大きさのものとの混
合物をいい、これらは遷移アルミナ100重量部に対し
て2000重量部以下、より適当には1’OO重量部以
下を混合して使用することができる。
遷移アルミナ又は遷移アルミナ含有物は水100重量部
に対して一般に10〜500重量部、好ましくは50〜
300重量部が用いられ、遷移アルミナ又は遷移アルミ
ナ含有物の添加割合が10重量部未満になると生産性が
低く経済的でなく、又500重量部を越すと混練が困難
となるので好ましくない。
起泡剤としては遷移アルミナ又は遷移アルミナ含有物の
存在下に泡沫を形成し、泡沫の発生により遷移アルミナ
又は遷移アルミナ含有物を顆粒状化し得るものが使用さ
れ、例えばラウリル酸、ミリスチン酸、バルミチン酸、
オレイン酸、リノール酸等炭素数10〜20の脂肪酸の
ソーダ、カリ又はアンモニウム塩、デシル、ドデシル、
トリデシル、テトラデシル等炭素数10〜15のアルキ
ル基を有するアルキルベンゼンスルフォン酸のソーダ、
カリ又はアンモニウム塩、ラウリルアルコール、セチル
アルコール、オレイルアルコール、バルミチルアルコー
ル、ステアリルアルコール等の炭素数10〜20の高級
アルコール硫酸エステル塩、ポリオキシエチレン付加物
の硫酸エステル塩等が挙げられる。起泡剤は一般に水1
00重量部に対して0.5〜25重量部、好ましくは1
.0〜10重量部用いられる。
起泡剤は水と各々別々に添加してもよいし、水に起泡剤
を熔かし、た形でも、或いは少量の酸、アルカリ、有機
溶剤、アルコール等の泡沫安定化剤を含ませた形で添加
してもよい。
上述した各成分は前記した使用割合下に泡沫が発生し、
遷移アルミナ又は遷移アルミナ含有物が泡沫に十分に分
散するまで撹拌混練される。撹拌混練方法としてはマイ
クロスピードミキサー、ホバートミキサー、攪住播漬機
、ガス吹込み、手動攪拌等原料を十分に混練し、泡沫を
発生せしめる通常の攪拌手段であればいかなるものでも
用いることができる。
撹拌混練温度は通常常温〜80’Cで、攪拌時間は用い
る攪拌手段により大きく依存するが、一般に数秒以上、
通常は30秒〜60分間程度行えばよい。
得られた泡沫状物は次いで水洗、水中に浸漬、水蒸気吹
込み等の方法により泡沫を消失せしめ、直接顆粒状アル
ミナ粒子を製造するか、或いは消泡剤を散布するか、ま
たはそのまま自然乾燥又は加熱乾燥等の方法により泡沫
状物の泡沫を消失せしめ、遷移アルミナまたは遷移アル
ミナ含有物の顆粒状物の集合した塊状物とし、次いで振
動機、手動加圧ミキサー等の公知の手段により解砕し、
顆粒状アルミナ粒子を製造する。顆粒状アルミナ粒子の
強度を向上せしめる目的で前記した顆粒状アルミナ粒子
の製造過程中の物、即ち泡沫状物、泡沫を消失せしめた
塊状物又は生成顆粒状物を水中または水蒸気中でキュア
ーすることが推奨される。
水中または水蒸気(勿論他のガスとの混合物であっても
よい。)中キュアーとは泡沫状物、泡沫を消失せしめた
塊状物又は生成顆粒状物を通常40〜100℃、好まし
くは80〜100℃の水中又は40〜160℃、好まし
くは80〜150℃の水蒸気中に保持し、再水和させる
ことをいう。キュアーは一般に1分以上、好ましくは1
0分〜24時間上記雰囲気下に保持すればよい。
細孔容積を付与する方法としては原料の粒度分布を調整
する方法の他に遷移アルミナもしくは遷移アルミナ含有
物に可燃性物質を添加存在せしめ、得られ°た顆粒状物
を加熱し、可燃性物質を焼失させる方法が挙げられる。
このような可燃性物質としては活性炭、木屑、結晶セル
ロース、メチルセルロース、澱粉等を用いることができ
る。これら可燃性物質の添加量は原料遷移アルミナもし
くは遷移アルミナ含有物の粒径四分偏差値がXの場合、
添加量をYと置くと o7         +、’7 100(X−1)≧Y≧8  (X−1) −1,7(
但し右辺の値が負の時はY≧0とする。)となる範囲で
添加すればよい。具体的には原料としての遷移アルミナ
もしくは遷移アルミナ含有物の粒径分布は四分偏差値で
表して1.05〜3のものが好適に用いられるので、通
常これら100重置部に対し可燃性物質を2000重量
部以下、好ましくは400重量部以下、より好ましくは
100重量部以下の範囲で使用される。
得られた顆粒状担体は適当な温度で焼成される。
焼成温度は最終の酵素固定用担体として必要な細孔径及
び比表面積を与える温度が選ばれる。通常このような温
度は900〜1500℃、好ましくは1000〜140
0℃である。焼成温度が110°Cを越える場合には強
度保持のためS t −、M gの酸化物等を存在させ
ておくことが好ましい。
このようにして得たアルミナ又はアルミナ含有担体は粒
径分布がシャープで比較的大孔径の細孔を有し、比表面
積が広いにもかかわらず通常の粉砕等によって得られる
アルミナ又はアルミナ含有坦体に比較し、機械的強度に
著しく優れ、摩耗或いは粒子構成物の崩壊による反応系
内への異物の混入がないので、反応生成物を再精製する
必要がなく、酵素用担体として特に推奨し得るものであ
る。
このようにして得たアルミナ又はアルミナ含有担体は、
必要により水洗又は適当なpHの水溶液で洗浄後シラン
カップリング剤と結合させる。本発明に使用するシラン
カップリング剤及びその結合方法は公知の物、方法でよ
く、特に制限はないが例えばN−β(アミノエチル)γ
−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β (アミ
ノエチル)γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン
、TO−アミノプロピルトリエトキシシラン等の水又は
トルエン等の溶媒を用い、これに担体を含浸し結合せし
めればよい。
シランカップリング剤を担持したアルミナ担体若しくは
アルミナ含有担体をシランカップリング剤がアミノ基を
有する場合はグルタルアルデヒド、グリオキザール等の
二官能性試薬のアルデヒド基を介して、又例えばエポキ
シ基、メルカプト基を有する場合は直接酵素水溶液と反
応させて酵素を担体に固定化させる。
本発明に通用し得る酵素は特に限定されないが、アルカ
リンフォスフエイト、アルカリンプロテアーゼ、L−ア
ミノアシッドオキシダーゼ、アミノペプチダーゼ−M、
アミノアシラーゼ、了りルサルファターゼ、カルバミル
フォスフォキナーゼ、カタラーゼ、セルラーゼ、α−キ
モトリプシン、ディオキシリボヌクレアーゼ−■、フィ
シン、β−ガラクトシダーゼ、グルコアミラーゼ、グル
コースイソメラーゼ、グルコースオキシダーゼ、ヘキソ
キナーゼ、インベルターゼ、乳酸デヒドロゲナーゼ、ロ
イシンアミノペプチダーゼ、パパイン、ペプシン、ペル
オキシダーゼ、プロナーゼ、ステロイドエステラーゼ、
トリプシン、ウレアーゼ等が挙げられる。
本発明において何故半径1000〜10000人の間の
細孔の占める容積が0.02〜lad/gでかつ、BE
T比表面積が5〜b アルミナ成形体又はアルミナ含有成形体が活性発現率に
優れているか、その理由は詳らかではないが、酵素反応
における反応物の粒内拡散が速くなるため、酵素が有効
に働くためと推定される。
(実施例) 以下本発明を実施例に基づき更に詳細に説明するが、こ
こに記載する実施例は本発明の一実施態様例であり、本
発明を何等制限するものではない。
又、実施例中において活性発現率とは担体に固定化され
た酵素が示す活性を担体に固定化した酵素が可溶性酵素
として示す活性で除した値を%で示した。
〔試料の製造〕
試料−1 バイヤー法で得られたアルミナ三水和物を瞬間力焼して
得られた灼熱減量5重量%の遷移アルミナを平均粒径7
μに粉砕し、粉砕した遷移アルミナ100重量部に結晶
性セルロース5重量部及びシリカゲル粉末3重量部を加
え混合した後、この混合物(四分偏差値1.85)10
0重量部を分取し、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ
3%水溶液55重量部とをホバートミキサー中に入れ、
5分間攪拌発泡せしめた。
発泡物を密閉容器に移し、20時間静置後90℃の水中
に投入し1時間攪拌処理し、次いで濾過、水洗し、10
5℃の温度で20時間乾燥後乾燥物を解砕、篩別し、1
4〜42メツシュの顆粒状物を得た。
このようにして得た顆粒状物を電気炉中で温度1200
℃、1時間焼成し、嵩密度0.85g/cffl、耐摩
耗性0.6%、BET比表面積25rrf/g、250
人の細孔の容積0.40cJ/g、250〜1000人
の間の細孔の容積0.10 ctl/ g、1000〜
10000人の間の細孔の容積0.03cd/gの物性
を有する焼成アルミナを得た。
このようにして得た焼成アルミナ100gを5gのN−
β(アミノエチル)T−アミノプロピルトリメトキシシ
ランを含有する300gの水溶液中に浸漬し、シェカー
中で3Orpm、15時間攪拌した後濾過、真空脱気し
、酵素固定用担体を得た。(尚濾過後の溶液中にはN−
β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシ
ランは検出されなかった。) 試料−2 試料−1において結晶性セルロースを20重量部、ドデ
シルベンゼンスルホン酸ソーダ3%水溶液の量を58重
量部に変更した以外は全く同様にし−ご酵素固定用担体
を得た。シラン化処理前の焼成アルミナの物性を第1表
に示す。
試料−3 試料−1において結晶性セルロースを110重量部、ド
デシルベンゼンスルホン酸ソーダ3%水溶液の量を71
M量部に変更した以外は全く同様にして酵素固定用担体
を得た。シラン化処理前の焼成アルミナの物性を第1表
に示す。
試料−4 試料−1において結晶性セルロースを用いず、ドデシル
ベンゼンスルホン酸ソーダ3%水溶液の量を53重量部
に変更した以外は全く同様にして酵素固定用担体を得た
。シラン化処理前の焼成アルミナの物性を第1表に示す
試料−5 試料−1における電気炉での焼成温度を600℃に変更
した以外は全く同様にして酵素固定用担体を得た。シラ
ン化処理前の焼成アルミナの物性を第1表に示す。
試料−6 試料−1における電気炉での焼成温度を1600°Cに
変更した以外は全く同様にして酵素固定用担体を得た。
シラン化処理前の焼成アルミナの物性を第1表に示す。
試料−7 市販の平均粒径24メツシュの粉砕活性アルミナ(商品
名F−1、アルコア社製)100i!1部を10%5i
O9のシリカゾル溶液中に10分間含浸した後乾燥し、
電気炉中で1200℃、1時間焼成した。このようにし
て得た成形体は第1表に示す物性を有していた。この成
形体を試料−1と同一の方法でシランカップリング処理
した。攪拌時担体の摩耗が激しかったため真空脱気に先
立って濾過、水洗を行った。
試料−8 試料−1において105℃、20時間乾燥後の乾燥物を
粉砕、篩別し、200〜250メツシュの顆粒状物とし
た以外試料−1と全く同様にして酵素固定用担体を得た
。シラン化処理前の焼成アルミナの物性を第1表に示す
試料−9 バイヤー法で得られたアルミナ三水和物を瞬間力焼して
得られた灼熱減量5重量%の遷移アルミナを平均粒径7
μに粉砕し、粉砕した遷移アルミナ100重量部に活性
炭粉末7重量部及びシリカゲル粉末3重量部を加え混合
した。これを転勤式皿型造粒機に供給し、水を散布しな
から造粒、篩別して4〜9メツシュの造粒物を得た後8
0℃で1時間密閉処理し、更に90℃の水中に投入し、
1時間処理し、次いで濾過し、105℃で20時間乾燥
した。このようにして得たアルミナ成形体は第1表に示
す物性を有していた。
父上記方法で得たアルミナ成形体を試料−1と同様の処
理を行い、酵素固定用担体を得た。
実施例1 上記方法で得た試料1〜9の酵素固定化用担体100重
量部を5重量部のN−β(アミノエチル)T−アミノプ
ロピルトリメトキシシランを300重量部の水で希釈し
た溶液で処理した後乾燥した。
次いでこの乾燥物100重量部を水洗して微粉を除いた
後グルタルアルデヒド1%i’8?&(50ミリモル、
pH6,0のリン酸緩衝液)200重量部に室温で1時
間浸漬した後精製水で十分水洗した。
その後グルコースオキシラーゼ1%溶液(50ミリモル
、pH7,0のリン酸緩衝液)100重量部に前記担体
を浸漬し、40℃にて12時間静置した後精製水で十分
水洗し、酵素固定化触媒を得た。
担体への酵素固定化量を第2表に示す。
次いで担体5gと水50m1を容器に入れ、振蕩巾6c
m、140ストローク/分で15分間振蒸させた後No
2濾紙(東洋濾紙層)で濾過し、濾過時間及び200メ
ソシユの篩で濾別し、濾液と濾過物を別々に800℃の
温度で焼成し、焼成後の濾液残査(aグラム)と濾過物
(bグラム)から次式によりダスト発生量を求めた。
a/ (a+b)xloo  (%) これらの結果をも第2表に示す。なお、活性はグルコー
スを基質とし、1分間に1μモルのグルコースを酸化さ
せる量を1単位とした。
第    2    表 実施例2 実施例1と同様にしてグルタルアルデヒドで活性化した
担体30g(湿重量)をカラムに充愼した。その後市販
のグルコアミラーゼであるグルクザイム(大野製薬製)
を1%となるように50ミリモル、pH7のリン酸緩衝
液に溶解した酵素液3 Q m lを、そのカラムに通
液した。4℃にて17時間循環通液し、酵素蛋白を反応
させた後、300ミリモルの塩化ナトリウムを含む50
ミリモル、pH7のリン酸緩衝液300mlにて洗浄を
行い、固定化酵素を取得した。
担体湿重量1g当たり5.2 m gの蛋白質が固定化
でき、グルコアミラーゼ活性は5.4単位であった。な
お、活性発現率は9%であった。
活性は0.5%可溶性澱粉10mlを基質とし、30分
間に10mgのグルコースを生成させる量を1単位とし
た。
実施例3 実施例1のグルタルアルデヒドに代えてグリオキザール
を用い、同様の方法にて活性化担体を得た。酵素液とし
てアミノアシラーゼ(大野製薬製)を2%となるように
50ミリモル、pH7のリン酸緩衝液に溶解し7たもの
を用い、実施例2と同様にして酵素を固定化した。
担体湿重量1g当たり6.2 m gの蛋白質が固定化
でき、又アミノアシラーゼ活性は81単位であった。活
性発現率は27%であった。なお、1単位とは、アセチ
ル−DL−メチオニンを基質とし、30分間に1μモル
のし一メチオニンを生成させる活性である。
(発明の効果) 以上詳述した本発明の酵素固定用担体は酵素把持能力、
酵素付着量に優れるのみならず、担持酵素の活性発現率
が著しく優れるものであり、工業的に頗る価値のある発
明である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)半径1000〜10000Åの間の細孔の占める容
    積が0.02〜1cm^3/g、BET比表面積が5〜
    50m^2/gのアルミナ成形体又はアルミナ含有成形
    体にシランカップリング剤を結合してなる酵素固定用担
    体。 2)アルミナ成形体又はアルミナ含有成形体が遷移アル
    ミナ又は遷移アルミナ含有物、水及び炭素数10〜20
    の脂肪酸のソーダ、カリ又はアンモニウム塩、炭素数1
    0〜15のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルフ
    ォン酸のソーダ、カリ又はアンモニウム塩、炭素数10
    〜20の高級アルコール硫酸エステル塩及びポリオキシ
    エチレン付加物の硫酸エステル塩からなるグループから
    選ばれた少なくとも1種の起泡剤とを撹拌混練して泡沫
    状物を造り、該泡沫状物から泡沫を消失せしめることに
    より得た物である特許請求の範囲第1項記載の酵素固定
    用担体。 3)アルミナ成形体又はアルミナ含有成形体の平均粒径
    が10〜200メッシュである特許請求の範囲第1項記
    載の酵素固定用担体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008532514A (ja) * 2005-03-08 2008-08-21 エージェンシー フォー サイエンス,テクノロジー アンド リサーチ 固定化酵素
CN102676493A (zh) * 2011-03-31 2012-09-19 南京工业大学 一种含猪胰脂肪酶的介孔生物材料及其制备方法

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