JPS627865Y2 - - Google Patents

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JPS627865Y2
JPS627865Y2 JP1980123026U JP12302680U JPS627865Y2 JP S627865 Y2 JPS627865 Y2 JP S627865Y2 JP 1980123026 U JP1980123026 U JP 1980123026U JP 12302680 U JP12302680 U JP 12302680U JP S627865 Y2 JPS627865 Y2 JP S627865Y2
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JP
Japan
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shim plate
shim
auxiliary
plate
main
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JP1980123026U
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JPS5744232U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、デイスクブレーキにおける鳴き防
止用シムに関するものである。
デイスクブレーキにおける鳴き(異音)の発生
を防止するため、従来からインナー側(ピストン
とインナー側ブレーキパツドの間)又はアウタ側
(キヤリパの腕とアウター側ブレーキパツドの
間)にステンレススチール等の金属板製シムを介
在させることが行なわれている。
上記のシムは、鳴き防止効果を高めるため、ゴ
ムコーテイングが施されるが、長距離を走行する
と、インナー側においては、ピストンとの接触部
位、アウター側においては、キヤリパの腕との接
触部位にのみ強い面圧が作用するためその部位の
ゴムコーテイングが剥離する現象いわゆるヘタリ
を生じ、鳴き防止効果が消失する問題がある。
一方、米国特許第3885651号明細書に示される
ように、ダンピングエレメントとピストンとの間
にカバーリングエレメントを介在するとダンピン
グエレメントに作用する単位面積当りの面圧を緩
らげることができるが、この明細書に示されるよ
うに、パツドのプレート、ダンピングエレメン
ト、カバーリングエレメントの3者を接着する
と、製作性に優れず、また、パツドのライニング
とダンピングエレメントの寿命が不一致となつた
場合、いずれか一方が寿命に至ると他方が使用可
能であつてもアツセンブリ全体の交換が必要にな
るので不経済である。さらに、ピストン側への制
動熱の流れも大きくなる。また、実開昭50−
118383号公報には、独立した2枚のシム板を設
け、これらをパツドのスライドピンによつて支持
したものが示されているが、この構造はスライド
ピンの無いタイプには適用することができない欠
点がある。
この考案は、上記の問題を解消した鳴き防止用
シムを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、この考案はゴム
コーテイング等のダンピング特性を有するコーテ
イングを施した主シム板1と、金属板でなる補助
シム板2との組合せから成るデイスクブレーキの
鳴き防止用シムにおいて、上記補助シム板2にキ
ヤリパシリンダのピストン9の内周に係合する複
数の切り起し片6を設けるとともに補助シム板2
の中央部に主シム板1の支持用スリツト8を設
け、主シム板1に上記支持用スリツト8に対応し
た切り起し片5を設け、その切り起し片5を補助
シム板2に挿入することにより主シム板1に補助
シム板2を重ね合せ、各切り起し片5、6を押圧
部材12側に突出させた構成としたものである。
以下、この考案の構成を添付図面の実施例に基
づいて説明する。
第1図は、インナー側に装着されるシムの実施
例であり、このシムは主シム板1の両面にこれと
同一形状の補助シム板2、2′をそれぞれ重ね合
せ、サンドイツチ状にしたものである。中央の主
シム板1は、従来単独に使用されているシムと同
様に、スチール板の両面にゴムコーテイング3を
施したものであり、その周縁近くに、一定の間隔
をおいて所要角度をもつた比較的短い3本のスリ
ツト4を設け、中央部に比較的長い2本の切起し
片5を平行に設けてある。補助シム板2、2′
は、両方とも同一構造のステンレススチール板で
なり、主シム板1における上記のスリツト4に適
合する切起し片6を設け、各切起し片6間にスリ
ツト7を設け、且つ中央部に前記の切起し片5に
適合する2本のスリツト8を平行に設けてある。
主シム板1と両補助シム板2、2′は、上記の切
起し片5、6をそれぞれ対応するスリツト8、
4、7に挿入することにより重ね合わされる。
上記のシムは、第2図に示すように、キヤリパ
シリンダのピストン9の開口部内周面に補助シム
板2、2′の切起し片6を挿入して係合すること
により取付けられる。この場合主シム板1のゴム
コーテイング3がヘタリを生ずるのは、主として
ピストンとの当接部であるため、ブレーキパツド
10側の補助シム板2′は、これを省略してもよ
いが、図示のように主シム板1の両側に補助シム
板2、2′を重ねた場合は、ブレーキパツド10
との当接面においても、ゴムコーテイング3を保
護することができるので一層望ましい。
なお、補助シム板2のスリツト8と主シム板5
の切起し片5は、主シム板1を補助シム板2、
2′で支持するために設けたものである。
以上はインナー側のシムに関する説明であり、
したがつてシムの形状はピストンの形状にあわせ
て円形になつているが、アウター側シムの場合の
形状は、ほゞアウター側ブレーキパツド裏板の外
形と同様に形成され、インナー側の場合と同様主
シム板1a及び補助シム板2a、2a′とから成
る。この場合、ブレーキパツド10側の補助シム
板2a′を省略してもよいことはインナー側の場合
と同様である。なお、補助シム板2aはキヤリパ
の腕11に係合されるため、上述の切起し片6は
不要の場合がある。
この考案は、以上述べたようにゴムコーテイン
グ等のダンピング特性を有するコーテイングを施
した主シム板と、、ステンレススチール等の金属
板でなる補助シム板との組合せからなり、双方の
シム板に対応して設けたスリツトと係合片を互い
に係合させて補助シム板を主シム板の少くとも片
面に重ね合せたので、主シムのゴムコーテイング
のヘタリが無く、したがつて、長期にわたつて、
鳴き防止効果を維持できる。また、主シム板と補
助シム板は単に重ねただけであるから、接着する
ものに比べて製作が容易であり、さらに、パツド
又はシムを個々に寿命に合わせて交換できるので
経済的でもあり、なおかつ主シム板と補助シム板
との間に若干の空気層が存在するので、ピストン
との圧接部分又はキヤリパの腕との圧接部分にお
いて発生する熱がゴムコーテイングに伝導するこ
とを防止する効果、即ち断熱効果も得られる。そ
のほか、ピストン側のシムを主シムを支持する補
助シム板をピストンで支持するのでピストン径と
同じ大きさにすることも可能になる。
また、補助シム板はこれに設けた切り起し片を
ピストン内周に係合することにより係合されると
ともに、主シム板はこれに設けた切り起し片を補
助シムのスリツトに挿入することによりそれぞれ
支持されるので、パツドのスライドピンを使用し
なくとも両シム板を支持することができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はインナー側シムの分解斜視図、第2図
は使用状態の断面図である。 1……主シム板、2……補助シム板、3……ゴ
ムコーテイング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ゴムコーテイング等のダンピング特性を有する
    コーテイングを施した主シム板1と、金属板でな
    る補助シム板2との組合せから成るデイスクブレ
    ーキの鳴き防止用シムにおいて、上記補助シム板
    2にキヤリパシリンダのピストン9の内周に係合
    する複数の切り起し片6を設けるとともに補助シ
    ム板2の中央部に主シム板1の支持用スリツト8
    を設け、主シム板1に上記支持用スリツト8に対
    応した切り起し片5を設け、その切り起し片5を
    補助シム板2に挿入することにより主シム板1に
    補助シム板2を重ね合せ、各切り起し片5、6を
    押圧部材12側に突出させたことを特徴とするデ
    イスクブレーキの鳴き防止用シム。
JP1980123026U 1980-08-27 1980-08-27 Expired JPS627865Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980123026U JPS627865Y2 (ja) 1980-08-27 1980-08-27

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JP1980123026U JPS627865Y2 (ja) 1980-08-27 1980-08-27

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Publication Number Publication Date
JPS5744232U JPS5744232U (ja) 1982-03-11
JPS627865Y2 true JPS627865Y2 (ja) 1987-02-24

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ID=29483618

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58187632U (ja) * 1982-06-08 1983-12-13 トキコ株式会社 デイスクブレーキ用摩擦パツド
JPS5932733U (ja) * 1982-08-27 1984-02-29 日信工業株式会社 デイスクブレ−キ装置
JPS59144236U (ja) * 1983-03-17 1984-09-27 トキコ株式会社 デイスクブレ−キ用摩擦パツド
JP3543381B2 (ja) * 1994-09-28 2004-07-14 住友電気工業株式会社 ディスクブレーキの鳴き防止装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50118383U (ja) * 1974-03-11 1975-09-27
JPS54183578U (ja) * 1978-06-19 1979-12-26

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JPS5744232U (ja) 1982-03-11

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