JPS6278134A - 製鋼スラグの脱ガス法 - Google Patents
製鋼スラグの脱ガス法Info
- Publication number
- JPS6278134A JPS6278134A JP60214683A JP21468385A JPS6278134A JP S6278134 A JPS6278134 A JP S6278134A JP 60214683 A JP60214683 A JP 60214683A JP 21468385 A JP21468385 A JP 21468385A JP S6278134 A JPS6278134 A JP S6278134A
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- Japan
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- slag
- molten
- degassing
- gas
- molten slag
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Furnace Details (AREA)
- Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は製鋼スラグ(以下単にスラグという)中に含有
するガスを迅速に除去し、嵩比重の大きいスラグを得る
ための脱ガス法に関する。
するガスを迅速に除去し、嵩比重の大きいスラグを得る
ための脱ガス法に関する。
(従来の技術)
通常、電気炉等による製鋼時に生成する溶融スラグ中に
は比較的多量のガスが含有されているが、従来はこのガ
スを積極的に除去することなくガス気泡が生じたままで
冷却固化させるか、あるいは発生したガスを一部抜き取
る等の方法が行なわれている。
は比較的多量のガスが含有されているが、従来はこのガ
スを積極的に除去することなくガス気泡が生じたままで
冷却固化させるか、あるいは発生したガスを一部抜き取
る等の方法が行なわれている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかし、ガスが包含されている熔融スラグをそのまま取
鍋に出滓して冷却固化するときは、スラグの嵩比重が低
下して容積が嵩高となるため、スラグの取鍋を多く必要
とし、輸送その他の取扱いが不便であるほか、その取扱
いに要する費用も割高となるなどの欠点がある。又、従
来のスラグは大気中に放置しておくと速かに崩壊風化し
、生成した微粉により粉塵公害を惹き起す欠点がある。
鍋に出滓して冷却固化するときは、スラグの嵩比重が低
下して容積が嵩高となるため、スラグの取鍋を多く必要
とし、輸送その他の取扱いが不便であるほか、その取扱
いに要する費用も割高となるなどの欠点がある。又、従
来のスラグは大気中に放置しておくと速かに崩壊風化し
、生成した微粉により粉塵公害を惹き起す欠点がある。
本発明はかかる従来のスラグの欠点に着目してなされた
もので、溶融スラグに包含されるガスを迅速に除去する
ことにより、容積が小さく、微密で崩壊風化の殆どない
スラグを得ることを目的としてなされたものである。
もので、溶融スラグに包含されるガスを迅速に除去する
ことにより、容積が小さく、微密で崩壊風化の殆どない
スラグを得ることを目的としてなされたものである。
(問題点を解決するための手段)
すなわち、本発明は溶融製鋼スラグに、シリカ、酸化鉄
、アルミ灰、塩化ナトリウム及びフン化カルシウムから
なる配合組成物を添加することを特徴とする+M鋼スラ
グの脱ガス法である。
、アルミ灰、塩化ナトリウム及びフン化カルシウムから
なる配合組成物を添加することを特徴とする+M鋼スラ
グの脱ガス法である。
本発明において、溶融スラグの脱ガス剤とじて添加され
る配合組成物のうち、シリカ(S i 02 )として
は川砂や鋳物砂等を使用することができ、又、酸化鉄と
しては鉄鋼製品を製造する場合に、鋳造、圧延、鍛造等
の工程で発生するいわゆるスケールを使用することがで
きる。第1表に使用されるスケールの主な組成例を示し
た。
る配合組成物のうち、シリカ(S i 02 )として
は川砂や鋳物砂等を使用することができ、又、酸化鉄と
しては鉄鋼製品を製造する場合に、鋳造、圧延、鍛造等
の工程で発生するいわゆるスケールを使用することがで
きる。第1表に使用されるスケールの主な組成例を示し
た。
第 1 表 (&4t%)又、アル
ミ灰は金属アルミニウムの精錬時あるいはアルミ屑等か
ら金属アルミニウムを再生する際に、溶融アルミニウム
の表面に生成する物質で、第2表にその主な組成例を示
した。
ミ灰は金属アルミニウムの精錬時あるいはアルミ屑等か
ら金属アルミニウムを再生する際に、溶融アルミニウム
の表面に生成する物質で、第2表にその主な組成例を示
した。
第 2 表 (wt%)さらに、塩
化ナトリウム(NaC1としてはNaC1純度96〜9
7wt%程度の原塩でよく、又、フッ化カルシウム(C
aF2)としては、はたる石粉末を使用することができ
る。第3表に使用されるほたる石の主な組成例を示した
。
化ナトリウム(NaC1としてはNaC1純度96〜9
7wt%程度の原塩でよく、又、フッ化カルシウム(C
aF2)としては、はたる石粉末を使用することができ
る。第3表に使用されるほたる石の主な組成例を示した
。
第 3 表 (wt%)
又、これらの物質からなる脱ガス組成物の配合割合は第
4表に示される如くである。
4表に示される如くである。
第 4 表 (wt%)又、脱ガ
ス組成物の溶融スラグに対する添加割合は、溶融スラグ
1を当り約10−12kgである。
ス組成物の溶融スラグに対する添加割合は、溶融スラグ
1を当り約10−12kgである。
(作 用)
上記の脱ガス組成物のスラグに対する添加は、電気炉か
ら溶融スラグを取鍋に出滓する際に行なわれる。
ら溶融スラグを取鍋に出滓する際に行なわれる。
すなわち、先ず電気炉から取鍋にスラグが注入されると
、あたかももちが、焼かれた時のように表面が大きく膨
らむ。その時に、脱ガス組成物を表面に投入すると、ス
ラグ表面は1,400〜1 、550℃であった温度が
、塩ガス組成物がスラグ表面で拡散して1 、700〜
1 、800℃の高温に上昇する。それと同時にスラグ
表面に無数の失礼を生じさせつつ激しく反応してガスが
噴出放散し、次いでスラグの膨みは沈下する。続いて注
入されるスラグは又膨張を繰り返すので、その都度脱ガ
ス組成物を一定量投入する。
、あたかももちが、焼かれた時のように表面が大きく膨
らむ。その時に、脱ガス組成物を表面に投入すると、ス
ラグ表面は1,400〜1 、550℃であった温度が
、塩ガス組成物がスラグ表面で拡散して1 、700〜
1 、800℃の高温に上昇する。それと同時にスラグ
表面に無数の失礼を生じさせつつ激しく反応してガスが
噴出放散し、次いでスラグの膨みは沈下する。続いて注
入されるスラグは又膨張を繰り返すので、その都度脱ガ
ス組成物を一定量投入する。
このような溶融スラグに対する脱ガス組成物の投入によ
ってガスの噴出とスラグの沈下を1個の取鍋に対して出
滓が終了するまで数回繰り返すことにより、熔融スラグ
中のガスを迅速かつ完全に除去することができ、同時に
取鍋に出滓されたスラグは嵩比重の大きい微密なものと
することができる。第5表に従来のスラグの嵩比重と本
発明によって処理されたスラグの嵩比重を示した。
ってガスの噴出とスラグの沈下を1個の取鍋に対して出
滓が終了するまで数回繰り返すことにより、熔融スラグ
中のガスを迅速かつ完全に除去することができ、同時に
取鍋に出滓されたスラグは嵩比重の大きい微密なものと
することができる。第5表に従来のスラグの嵩比重と本
発明によって処理されたスラグの嵩比重を示した。
第 5 表
本発明により熔融スラグの脱ガスが迅速に達成される理
由は、溶融スラグの出滓時の温度が1,400〜1 、
550℃であるのに対し、脱ガス組成物が投入された溶
融スラグ温度は1 、700〜1,800℃の高温に上
昇するためである。このような溶融スラグの温度上昇は
、アルミ灰中の金属アルミニウム(M。
由は、溶融スラグの出滓時の温度が1,400〜1 、
550℃であるのに対し、脱ガス組成物が投入された溶
融スラグ温度は1 、700〜1,800℃の高温に上
昇するためである。このような溶融スラグの温度上昇は
、アルミ灰中の金属アルミニウム(M。
AN)とスケール中のF C203p F C304t
FeO等の間の次式のいわゆるチルミント反応2A7!
+F C203− 21?e+Al1203 +反応熱 2 A j! + 3 / 4 F e 304−9/
4Fe +Al2O3+反応熱 2A6+3FeO→ 3Fe+A7!203+反応熱 と同時に、CaF2とNaCj!間の次式の置換反Ca
F2 +2NaCff→ 2 N a F + Ca Cl 2 +反応熱が溶融
スラグとの接触により瞬時的に進行し、これらの反応に
よって発生する多大の反応熱の付加により、溶融スラグ
の温度上昇が急速に行なわれるためと考えられる。
FeO等の間の次式のいわゆるチルミント反応2A7!
+F C203− 21?e+Al1203 +反応熱 2 A j! + 3 / 4 F e 304−9/
4Fe +Al2O3+反応熱 2A6+3FeO→ 3Fe+A7!203+反応熱 と同時に、CaF2とNaCj!間の次式の置換反Ca
F2 +2NaCff→ 2 N a F + Ca Cl 2 +反応熱が溶融
スラグとの接触により瞬時的に進行し、これらの反応に
よって発生する多大の反応熱の付加により、溶融スラグ
の温度上昇が急速に行なわれるためと考えられる。
又、はたる石(CaF2)はスラグの融剤として、その
流動性を高める作用をも有しており、砂(Si02)の
添加も溶融スラグの流動性を向上させると共に、スラグ
中の遊離生石灰(Cab)と反応して安定なr−2Ca
O・SiC2を生成させ、スラグの崩壊風化を防止する
作用を有する。
流動性を高める作用をも有しており、砂(Si02)の
添加も溶融スラグの流動性を向上させると共に、スラグ
中の遊離生石灰(Cab)と反応して安定なr−2Ca
O・SiC2を生成させ、スラグの崩壊風化を防止する
作用を有する。
(発明の効果)
以上詳細に説明したように、本発明によれば取鍋に出滓
される溶融スラグの脱ガスが瞬時にほぼ完全に行なわれ
るため、冷却固化時のスラグは嵩比重が大きく容積が小
となり組織も微密となる。
される溶融スラグの脱ガスが瞬時にほぼ完全に行なわれ
るため、冷却固化時のスラグは嵩比重が大きく容積が小
となり組織も微密となる。
従って、従来1チャージ当り3個必要とした取鍋が、本
発明によれば2個に節減することが可能となり、又、取
扱いも便利でスラグ処理費を大幅に低減することができ
る。
発明によれば2個に節減することが可能となり、又、取
扱いも便利でスラグ処理費を大幅に低減することができ
る。
又、本発明によって得られるスラグは崩壊風化が防止さ
れ、大気中に放置した場合にも粉塵公害等を起すことが
ない。さらに本発明に使用される配合組成物は大部分産
業廃棄物として処理される物質を活用できるから、極め
て安価なコストで実施することができる等の利点かえら
れる。
れ、大気中に放置した場合にも粉塵公害等を起すことが
ない。さらに本発明に使用される配合組成物は大部分産
業廃棄物として処理される物質を活用できるから、極め
て安価なコストで実施することができる等の利点かえら
れる。
Claims (1)
- 溶融製鋼スラグにシリカ、酸化鉄、アルミ灰、塩化ナト
リウム及びフッ化カルシウムからなる配合組成物を添加
することを特徴とする製鋼スラグの脱ガス法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60214683A JPS6278134A (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 製鋼スラグの脱ガス法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60214683A JPS6278134A (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 製鋼スラグの脱ガス法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6278134A true JPS6278134A (ja) | 1987-04-10 |
JPH0231019B2 JPH0231019B2 (ja) | 1990-07-11 |
Family
ID=16659851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60214683A Granted JPS6278134A (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 製鋼スラグの脱ガス法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6278134A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4992819A (en) * | 1989-10-31 | 1991-02-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Focus detecting device having a plurality of detecting areas and camera provided with the same |
JP2009502712A (ja) * | 2005-07-29 | 2009-01-29 | タータ スチール リミテッド | 塩基性酸素炉スラグを建設材料に転化するための方法 |
-
1985
- 1985-09-30 JP JP60214683A patent/JPS6278134A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4992819A (en) * | 1989-10-31 | 1991-02-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Focus detecting device having a plurality of detecting areas and camera provided with the same |
JP2009502712A (ja) * | 2005-07-29 | 2009-01-29 | タータ スチール リミテッド | 塩基性酸素炉スラグを建設材料に転化するための方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0231019B2 (ja) | 1990-07-11 |
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