JPS627786Y2 - - Google Patents

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JPS627786Y2
JPS627786Y2 JP19078981U JP19078981U JPS627786Y2 JP S627786 Y2 JPS627786 Y2 JP S627786Y2 JP 19078981 U JP19078981 U JP 19078981U JP 19078981 U JP19078981 U JP 19078981U JP S627786 Y2 JPS627786 Y2 JP S627786Y2
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slip
tread
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recess
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JP19078981U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は各種機械及び各種構造物などの歩廊や
作業床面などの油や水その他各種液体に濡れる部
分に使用される金属製踏板に関し、滑り防止機能
を高め、排液性を改善しながらも、安価に製造で
きるようにすることを目的とする。
各種機械類、プラント類、船舶又は海洋構造物
などに於いては、作業床面や歩廊などに第15図
に示すエキスパンドメタルや縞鋼板が従来から広
範に使用されている。
エキスパンドメタルの場合、図中前後方向へ滑
る虞れは全くないが、左右方向へは滑り易く、滑
り防止の観点から完全なものではない。しかも、
耐荷重強度が大きくなると網の目も大きくなるの
で、網の目から物が落ち易くなつて危険かつ不便
であるばかりでなく、その上で作業する者にとつ
て精神的な不安定感が増大するという問題があ
る。
縞鋼板の場合、その上面に水や油が溜り易い。
雨水・海水等が溜ると、滑り易くなるうえ錆を発
して耐久性を低下させるだけでなく、濡れた状態
の錆は特に滑り易く危険である。
また、縞鋼板は比較的高価なものなので、これ
に排液孔等を加工すれば高価な金属製踏板になつ
てしまう。
本考案は、上記の諸欠点に鑑みて提案されたも
のであり、金属平板製の踏板本体の上面の略全面
に亘つて滑り止め突部を設けるとともに、踏板本
体の略全面に亘つて適当間隔おきに排液用凹部を
下向きに突出させ、この凹部の底壁部分に排液孔
を明け、油や水などが該凹部に溢れることなく、
排液孔より確実に排液されるようにしたものであ
る。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は工作機械M及びその前面に配置した旋
回式交換台Tの平面図である。ワーク交換用パレ
ツトPを交換台T上で準備後、テーブル1上に固
設された補助テーブル1A上に移送してワークを
加工し、加工完了後再び交換台T上へ移送してワ
ークの交換を行なう。
工作機械M及び交換台Tの周辺には、加工中乃
至ワーク交換中に切削油が飛散して足場が悪くな
ることから、交換台Tの周辺には踏台を兼ねる滑
り止め作業台Sが敷き詰めてある。
第2図は上記滑り止め作業台Sの拡大断面図で
あつて、この滑り止め作業台Sのケーシング2は
金属薄板製であり、符号3は切削油回収槽、4は
切削油流動用の斜板であり、5は切粉などを受け
る金網であり、このケーシング2の上面には本願
考案に係る金属製踏板Fが付設される。
この金属製踏板Fは、第3図の斜視図に示すよ
うに、金属平板として例えば厚さ3.2mmの鋼板か
らなる踏板本体6の上面の略全面に亘つて滑り止
め突部7を上向きに突設するとともに、この踏板
本体6の略全面に亘つて切削油を流下させる為の
排液孔10が適当間隔おきに明けられている。
ここで、上記滑り止め突部7と排液孔10の詳
細構造について第4図乃至第7図に基づき説明す
る。
第4図は金属製踏板Fの部分拡大平面図であ
り、滑り止め突部7と排液孔10とは各々縦横に
略所定間隔おきに配設されるとともに、それらが
偏在することなく極力均一に交互に人り混つて分
散するように形成される。
第5図乃至第7図に示すように、滑り止め突部
7は踏板本体6の上面6a側への打ち抜き加工に
より明けられた滑り止め孔8の周壁部Eであつ
て、踏板本体6の上面6aから環状にそり上つた
部分からなる。この周壁部Eは打ち抜き加工と同
時に形成してもよく、打ち抜き加工後上面6a側
へ突き出し加工することにより形成してもよい。
この周壁部Eの稜縁9は鋭く角をなしているので
作業者の靴底が滑るのを確実に防止する。
そして、上記滑り止め突部7である周壁部Eは
この形状に限らず、第8図乃至第11図に示すよ
うな形状にしても、滑り止めの機能を何ら損うこ
とはない。
特に、第10図のものでは、周壁部Eの稜縁9
が鋭角状をなして上向いているので、最適な滑り
止めとなる。
排液孔10は踏板本体6の上面6aに切削油が
溜まるのを防ぐ為のものであるから、この排液孔
10の上面10aは少なくとも滑り止め突部7の
上面7aよりも低く位置させる必要がある。そこ
で、踏板本体6の予めプレス加工して踏板本体6
の下面6b側へ突出させた排液用凹部10Aを形
成し、この排液用凹部10Aの底壁部分11を上
面6a側へ打ち抜き加工して排液孔10を形成す
る。
上述のように打ち抜き加工により排液孔10を
形成する結果、排液孔10形成時に排液孔10の
周縁のうち上周縁12の部分が底壁部分11の上
面よりも約1〜2mm程度僅かにそり上がつてしま
うことになるので、このそり上つた上周縁12が
排液用凹部10Aの上周縁13よりも少なくとも
下方に位置するように、排液用凹部10Aの深さ
を設定する。
従つて、第7図の如く、排液用凹部10A内に
は切削油等が溜まるだけで、排液孔10から確実
に排出されるようになつている。
上記滑り止め突部7の滑り止め孔8と排液孔1
0のプレス打ち抜き加工は、踏板本体6を反転状
態にして下面6b側から上面6a側へ同時に若し
くは別個に打ち抜くことにより行なうのが望まし
く、仮に両孔8・10の打ち抜き方向を異ならせ
ると打ち抜き加工の金型が複雑化し、加工コスト
が高価になる。
尚、上記踏板本体6は鋼板に限らず、アルミニ
ウム板、その他のプレス打ち抜き加工可能な金属
板であればよい。
また、滑り止め突部7は必らずしも滑り止め孔
8の周壁部Eで形成する必要はなく、金属板をプ
レス加工により下面側から上面側へ膨出させた突
起(第12図参照)でもよく、金属板の圧延時に
その上面に突出させた中実状の突起(第13図参
照)や突条でもよい。
また、第14図に示すように、滑り止め孔8の
周壁部Eを円錐台状に押し込むとともに、排液用
凹部10Aの傾斜部10bも円錐台状に成形する
と、金属製踏板をコンパクトに積層できるように
なる。
更に、滑り止め孔8の形状は円形に限らず、各
種の形状をとり得る。
上記実施例は、本願考案の金属製踏板Fを工作
機械Mの交換台Tの周辺の滑り止め作業台Sの踏
板に適用した場合を示すものであるが、この金属
製踏板Fはこの他に海洋構造物、船舶、陸上プラ
ント及びその他の各種構造物に付設する永久的又
は仮設的な足場や歩廊の踏板として使用すること
が出来る。
本考案は、上記のように構成されるので、次の
効果を奏する。
1 踏板本体の略全面に亘つて適当間隔おきに排
液用凹部を設け、この凹部の底壁部分に排液孔
を明け、この排液孔の上周縁を排液用凹部の上
周縁よりも低く位置させるから、踏板の上面の
油・水などは排液用凹部に流入し、そこから溢
れることなく、排液孔から確実に排出される。
これにより、金属製踏板の上面に溜まる油や
水又は雨水・海水が溜つて発生した錆で滑り易
くなることもなくなり、滑り止め機能及び耐久
性が大幅に向上する。
2 この金属製踏板は安価な金属平板を素材とす
るので、プレス加工とプレス打ち抜き加工とに
よつて、一連の連続的工程で滑り止め突部と排
液用凹部と排液孔とを加工することができ、こ
の場合には、金型も簡単なもので済み、極めて
安価に金属製踏板を製造することができる。
3 踏板本体の上面の略全面に亘つて設ける滑り
止め突部を踏板上面の上面側への打ち抜き加工
により形成した滑り止め孔の周壁部で形成する
場合には、この周壁部の環状の稜縁が鋭く角立
つているので、滑り止め機能が万全なものとな
る。
しかも、この滑り止め孔は上記排液孔の打ち
抜き加工の際に、これと同方向へ打ち抜き加工
により形成し得るので、金属製踏板を極めて低
コストで製造することが出来る。
また、滑り止め孔の周縁部を踏板本体の上面
よりそり上げると、その部分がスチフナ的に作
用して踏板の曲げ剛性が向上するので、それだ
け板厚を薄くすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は工作機
械及び交換台及び滑り止め作業台の平面図、第2
図は滑り止め作業台の要部拡大縦断正面図、第3
図は要部斜視図、第4図は要部部分平面図、第5
図は第4図−線断面図、第6図は第4図−
線断面図、第7図は第6図部拡大図、第8図
乃至第12図は各々変形例の第7図A部相当図、
第13図は別変形例の第6図相当図、第14図は
従来例としてのエキスパンドメタルの平面図であ
る。 6……踏板本体、6a……6の上面、7……滑
り止め突部、8……滑り止め孔、10A……排液
用凹部、10……排液孔、11……10Aの底壁
部分、12……10の上周縁、13……10Aの
上周縁、E……8の周壁部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 金属平板製の踏板本体6の略全面に亘つて滑
    り止め突部7を上向きに突出させ、踏板本体6
    の略全面に亘つて適当間隔おきに排液用凹部1
    0Aを下向きに突出させ、各排液用凹部10A
    の底壁部分11に各排液孔10を明け、排液孔
    10の上周縁12を排液用凹部10Aの上周縁
    13よりも低く位置させた事を特徴とする金属
    製踏板。 2 踏板本体6からその上面6a側へ滑り止め孔
    8の周壁部Eを突出させ、この周壁部Eの上周
    縁で前記滑り止め突部7を形成したことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
    金属製踏板。 3 滑り止め孔8が円形であることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第2項に記載の金属製
    踏板。
JP19078981U 1981-12-21 1981-12-21 金属製踏板 Granted JPS5895437U (ja)

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JP19078981U JPS5895437U (ja) 1981-12-21 1981-12-21 金属製踏板

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JP19078981U JPS5895437U (ja) 1981-12-21 1981-12-21 金属製踏板

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Publication Number Publication Date
JPS5895437U JPS5895437U (ja) 1983-06-28
JPS627786Y2 true JPS627786Y2 (ja) 1987-02-23

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JP19078981U Granted JPS5895437U (ja) 1981-12-21 1981-12-21 金属製踏板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6143669B2 (ja) * 2013-12-28 2017-06-07 中尾技研工業株式会社 グレーチング用孔開き突起付き主部材

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JPS5895437U (ja) 1983-06-28

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